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赤花糸葉ヤマシャクヤクが開花して、はや1ヶ月半が経過しました。一時は10株を超える陣容を誇っていましたが、今では2株のみとなってしまい、絶滅寸前という有様です。そんな事情もあって何とか種子を確保したい、ということで、自家受粉も試していました。 それから1ヶ月半、鞘も完熟色となり(画像左)、実際に採種してみました。画像右が中身を取り出した様子です。種子が小さ過ぎて、老眼が進んだ我が目では正確な姿は判別できませんが、どうにもシワだらけで、ちゃんと受粉できたか疑わしさが否めません。とはいうものの、品種の陣容立て直しには、こんな種子でも頼らざるを得ません。ダメ元覚悟で、今日にも蒔いてみるつもりです。
2021年05月31日
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春先の芽出し直後には甚だしく混雑していたのに、この頃株立ちがやけに寂しくなった自生種のホウチャクソウを、地中の様子見のついでに植え替えることにしました。花の時期を控えた4月上旬には、ポット内は”押し競饅頭”状態だったのに、今では上画像の様な寂しさです。 株を掘り上げてみると残存株のいずれもが甚だしい根腐れを起こしていました。こちらがその様子ですが、根の半分が腐敗して黒変しています。花後に急速に数を減らした原因は、どうやら根腐れにより次々と枯死してしまった、というのが真相の様です。この状態からの健康状態の回復は厳しいかもしれませんが、応急処置として栽培環境は改善しなくてはいけません。残存株の半分を、元のポットに新しい用土で植え付け、残る半分を露地に植え付けました。半々に分けたのは、気休め程度にリスクを分散させたつもりです。ポットは風通しの良い日影に移し、用土を乾き気味に管理しながら健康状態を見守ることにします。
2021年05月30日
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昨年秋には小庭が使用できず、結果として多くの花鉢で秋の植え替えを見送ってしまいました。このホウチャクソウ「肩紅花」もそうした手入れ見送りの該当品で、個体数は増え放題に増えて、上画像の様にジャングル化してしまいました。この反動で各個体の草丈は、通常の1/2~1/3しかなく、この春の花付きも貧相な成績でした。で、この時期の実行には疑問もありますが、全面的な植え替えを行い、密度の適正化を図ることにしました。 住居は元の5号陶鉢です。一旦全てを掘り上げて、根の状態で選別し、3株ほどを植え戻しました(下画像)。続いて二次選別を行い、3株を選んで露地に植え付けました。こちらがその様子ですが、ポットで激増した様に増えられると、困ったことになるかもしれません。ある意味で、悪魔を野に放つ様な行為になるかもしれませんが、推移を見守るつつブレーキを踏むことにします。
2021年05月29日
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種蒔きネタをもう一題。上画像は正体がはっきりしていないスミレの種子です。花が終ってかなり経過したらしい花壇で、完熟して今にも弾けそうになっていたものを1鞘失敬して来たものです。この春、初めてスミレの仲間からヒゴスミレ(肥後菫)を調達しましたが、これはそれに続く2品目ということになります。という風に書き進めると、既に発芽して順調に生育している様な物言いになりますが、上手く行くかどうかはこれからの面倒見次第であることは疑いのないところです。 下画像が種蒔きを済ませた様子です。仮に半数が発芽したとして、それだけで盆前には”超過密”に陥ることは間違いありません。ま、その時はその時で、改めて身の振り方を考えるとして、まずは発芽を待つことにします。無事に発芽し、花が咲く様になれば、通販カタログやWeb図鑑で詳細な品種名を調べることにします。
2021年05月28日
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長い間欠員のままになっているコマクサ(駒草)を先だって補充したのですが、既に花は終わっていました。本番は来年の春、ということにして、定植も済ませてフォローに当たっているのですが、ここに来て種子が成熟したのを確認し、採取したのが上の画像です。採取するだけでは親株に対して失礼だ、ということでこれを蒔いてみることにしました。 下が播種を済ませた様子です。漏れ伝わって来る情報によると、コマクサの発芽はもの凄く時間がかかると聞いています。1年で発芽するのは稀で、軽く2年ぐらいは待たされるものだそうです。それほど待たされては途中で蒔いたことを忘れてしまいそうですが、2年間(で済むかどうか・・・)付き添ってみることにします。
2021年05月27日
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アムールナデシコ(Dianthus amurensis )が咲き始めました。昨年と比べて4日早い開花ですが、ま、この程度なら誤差の範囲内ということにしておきます。尚、初日の開花数は2輪でしたが、1日遅れで開花を目論んで(?)いるツボミが10点ほどあり、この品種も”いきなり満開”を狙っている様子です。 この品種は2つのポットに分植しているのですが、こちらは暖かかった3月に、寒の戻りに備えて屋根のある場所に移動していました。その効果もあったのか、大量の側芽が生き残り、相当量の花が期待できそうです。これに対して、もう1つのポットは特段の優遇をせず、ずっと青空を仰ぎ見る場所で過ごさせた結果、側芽のボリュームは半分程度に留まっています。現時点で数日以内に開花しそうなツボミもなく、作柄は相当見劣りすることになりそうです。今になって振り返ると、待遇に差をつけ過ぎたか、などと反省しています。
2021年05月26日
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レンゲショウマ(蓮華升麻)のツボミが姿を現しました。この状態から開花まで、ザックリ言って50日余りかかります。乱暴な予想になりますが、この実績を当てはめれば、今年は7月中旬開花・・・となります。但し、その前に越えなくてはならない大きな難関が待ち構えてています。 その難関というのは”食害”で、毎年少なからぬ量のツボミが盗賊どもの腹に消えています。よく出る毛虫やバッタ、イナゴなどは、花のツボミに食指を伸ばすことはなく、専ら葉っぱを喰っていますが、ナメクジだけは高所に登ってツボミや開花した花を襲撃することがあります。犯行は夜間のことなので、現場を押さえた訳ではありませんが、特有の痕跡からヤツ等の犯行と断定しています。ツボミの方は開花までの助走期間の後半は、最外周の萼片を硬化させて防衛していますが、前半は萼片も柔らかで、賊どもには喰い頃と映るのかもしれません。今年は梅雨入りが早かったことで、既にナメクジの活動が活発化しているのが確認されており、被害の拡大が懸念されます。
2021年05月25日
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露地のシモツケソウ(下野草)が咲き始めました。昨年と比べて11日早い開花ですが、これには裏があって、昨年が記録的に遅かったというのが現実です。一昨年から遡って5年間の開花日を平均すると、5/25ぐらいになり、誤差の範囲と見做して良さそうです。 昨年は開花が遅かったことに加えて、花茎の本数も10数本という具合に記録的な不作でした。それが今年は45本ほどまで回復しており、安堵しているところです。昨年の不作の原因は、暖かさに誘われて、通常より早く芽を出したものが、不意の寒の戻りで凍傷を負い、多数が再起不能となった、というのが真相かもしれません。今年は日本サクラソウの「鹿島」がこの轍にはまり、前年比8割減の作柄になってしまいました。ところで、上画像の状態から花房全体が咲き揃うまで8日前後かかります。ということで、今年は6月冒頭から1週間ほどが見頃になるかと思います。
2021年05月24日
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上画像は春の活動期を終え、完全に休眠に入ってしまったキクザキイチゲ(菊咲一華)です。最後に花を見て、既に7~8年が経過してしまいました。この春もこの伝統(!?)を死守する様に作落ちを継続してしまいました。 かってはこの品も、他の草花と同じ様に秋に植え替えなどの手入れを行っていたのですが、実はこの秋の作業が花に致命的な損傷を与えていたことが判明しました。この品種は秋口には既に次の春に向けて花芽の準備を始めている様です。植替えで用土から掘り出したり、埋め戻したりという作業が、この花芽を潰していたらしい、ということで4~5年前から植替えは春に行うことにしています。最後の植え替えから2年経ち、今年は植替えの周期ということで、梅雨の晴れ間を利用して作業にかかりました。 地中の塊根を傷付けない様に、竹串で用土を崩しながら慎重に掘り上げます。こちらが掘り上げた塊根の全体像です。これだけの陣容でも、花を咲かせようとしないのには、相当のストレスの蓄積があるのかもしれません。前回までは常用の園芸用土だけで植え付けていましたが、今回は少しでも自然界の生育環境に近付ける意味で、用土の嵩の20%相当の粉砕した腐葉土を混ぜて使いました。もちろん化成肥料(即効性、緩効性)も併用しています。下画像が植替えを済ませた様子です。次のシーズンには何らかの変化が起きることを祈りつつ作業を終えました。
2021年05月23日
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この5年ほど作落ちが続いている白花重弁ヤマシャクヤクですが、原因は株の生育不良ではないかと思う様になりました。幹の分化がこれに追い打ちをかけている様で、養分を食い合って益々成長を阻害している様です。剪定の適期や方法にうとく、ズルズルと措置が遅れています。上画像はそうした劣等生の一つで、2芽が牽制し合う様にこじんまりとして、太る気配が見えません。ということで、時期は甚だ悪そうですが実験の意味を込めて、あわよくば株分け、悪くとも片方を切除することにしました。 根の周りを掘り下げてみると、地中は健康そうな白いヒゲ根が縦横に走っていました。2芽の分岐点付近は少しくびれていて、これなら分割もできそうです。ヒゲ根の分量のバランスが取れていて、これなら・・・ということで株分けを実行することにしました。その内のヒゲ根が幾分多そうな方は元のポットで埋め戻し、残る一つを秋までの仮住まいの3.5号プラ鉢に植え付けました(下画像)。この状態で強い日差しは毒になりそうで、秋まで屋内で養生させることにします。
2021年05月22日
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濃色シコクカッコソウ(四国鞨鼓草)で6本立ち上がった花軸の内、2本は受粉していた様で実を太らせ始めました。他の4本は受粉に失敗したらしく、早々と枯れて姿を消してしまいました。現在は株立ちも充実していて、後継だの全滅への危惧といった懸案事項はありませんが、一時は顔から血の気が引く思いをしたこともありました。ということで、今年はこの種子が成熟するのを待って、採取し種蒔きをすることにしました。完熟までにはまだ1ヶ月ほどは必要かと思いますが、培地を整えてその時を待つことにします。
2021年05月21日
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いつもより早いかな?・・という印象ですが、リコリス群が就労期間を終え、休眠期間に入りました。既に葉っぱは枯れて、ほぼ全量が地面に横たわってしまいました。このまま放置しても半月もすれば全てが土に返るのですが、その半月の腐敗過程がたまらなく汚いので、雨の止み間に乗じて一気に片付けることにしました。 作業の内容は横たわった枯葉の根元を園芸バサミで切り離し、火ばさみで摘まんで撤去するだけです。片付けた葉殻は1か所にまとめておけば堆肥になるのですが、今年はそれも止めて燃えるゴミとして処分することにしました。下がAfter画像で、かなりスッキリしました。4つの区画に分かれていますが、手前から順に「真夏のクリスマス」(白花)、「さつま美人」(ピンク花)、「山の根ゴールド」(黄花)、「アルビ・フローラ」(白花)を植え付けています。このエリアの品種はいずれも早咲きで、8月下旬から咲き始めます。
2021年05月20日
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青花ホタルブクロの1番花が開花して1日、いきなり花のピーク期が来てしまいました。今年の開花見通しは画像の株だけで8割ほどを占める見込みで、この株が峠を越せば、事実上この品種の幕は下りることになります。つまり画像に写っているツボミ4個を使い切り次第「ジ・エンド」ということになり、後になって振り返ると「今年の青花はあっさり終わったなあ」ということになりそうです。 天気が良ければレフ板も取り出して、「あーでもない、こうでもない」という風に大騒動の撮影風景が繰り広げられるのですが、雨ではレフ版は無用の長物です。透明のビニール傘に隠れる様にカメラを向けるのが精一杯の敬意の表明というところで、この先1週間は状況の好転は期待薄です。
2021年05月19日
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青花ホタルブクロが開花しました。昨年と比べて8日早い開花ですが、ことしに限っては”問題なし”としておきます。3月、4月には3週間ほどの早咲きが乱発状態だったため、1週間前後早いだの遅いは、やっと落ち着いて来たと思いたくなる心境です。 さて、本題の青花ホタルブクロですが、昨日この地方も梅雨入りが宣言され、いきなりの雨となりました。これを喜んだのが盗賊の一派閥であるナメクジです。いつもなら夜間だけに行動するところを、日中も群れて闊歩する有様です。最初に開花した筈の個体は花弁と花柄を深く喰われて、敢え無く落花してしまいました。画像の花は2番手で、少し上の方で咲いたため命拾いした様です。今年は梅雨入りが早かったため、この花の花期の全域がこうした賊どもに狙われることになり、怯えながら咲き続けることになります。
2021年05月18日
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昨日リクルートして来た赤花セッコクの「雷山」を早速定植です。用意した新居は3.5号陶鉢です。流通用プラ鉢からの抜き上げは、株元を掴んで軽く引っ張ると簡単に抜けました。培地はミズゴケ100%でしたが、新居ではこのミズゴケに加えて微粒赤玉土と粉砕ミズゴケを混合した用土も併用します。 途中は省略しますが、引越しを済ませた様子が上の画像です。植え替えていて気が付いたのですが、丈が1cmあるかないかの子株がいくつか見つかりました。いきなり画像の株のサイズに成長することはないでしょうが、いずれはこのサイズに追いつき、賑わいに参戦することになります。そうなる前に・・・と言っても秋になるかと思いますが、株立ちを2~3分割したいと思っています。その内の1つは赤花品と白花品を混植したいものです。
2021年05月17日
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所用で姫路まで出掛けたついでに、ちょっと遠回りして山野草店に立ち寄って来ました。残念ながら本命のトキソウはまだ入荷しておらず、代替品としてセッコク(石斛)の赤花品、「雷山」を調達して来ました。立ち並ぶ花茎を眺め回しても今年の花の形跡はないので、運が良ければこれから花が見られるかもしれません。できるだけ早く定植して、その時期を待つことにします。 この手の品種としては白花品を栽培したことがありますが、水遣りに失敗して枯らせてしまいました。その欠員補充として、この品を迎えたことになりますが、赤花だけでは面白味に欠けるので、そう遠くない時期に白花品も再度リクルートしようと考えています。
2021年05月16日
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昨年夏から今年の冬を冷温庫で低温保存していた大花エンレイソウでしたが、冷却機構の不調で庫内温度が上昇してしまい、春先2月に取り出した時には30cmを超えるほどに芽が伸びていました。これではリスタートは期待はできそうにない、ということでほぼ諦める一方で、万に一つの奇跡に賭けて通常と同じ用土と肥料でポットに埋めていました。暖かくなっても3ヶ月は何の変化も見せませんでしたが、昨日巡回していてポットの中央に芽が出ているのを見つけました。殆ど諦めていた品種だけに感激はひとしおです。 とは言っても、1年で2回の芽出しをして、スタミナは底を突いている筈です。この先、自身を太らせるには、精一杯の光合成で養分を作り出す外はありません。同時並行で来年に向けての養分も蓄えなくてはならず、病み上がりのこの個体には荷は重過ぎる様にも見えます。しかも北方系、高山系のこの品種に、ここ神戸の気候は厳し過ぎます。等々、生き延びられる可能性は、針の穴に箸を通す様なものですが、最大限の便宜を供与してサポートするつもりです。
2021年05月15日
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八重咲ユキノシタから1日遅れて、ユキノシタ(雪ノ下)も開花しました。前年実績と比べると3日遅れですが、ま、この程度は誤差の範囲としておきます。八重咲ユキノシタの方は花の出来栄えに甚だしい乱れが出てしまいましたが、こちら本家ユキノシタは出来栄え、出来高いずれも標準的な水準です。入れ替わり立ち代わりで咲き続け、今月一杯は楽しめそうです。蛇足ですが、この花が終盤を迎える頃には、派手さで群を抜くシモツケソウが出番を迎えます。
2021年05月14日
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昨日、八重咲ユキノシタの1番花が開花しました。このページの趣旨に照らせば、そちらを取り上げるべきなのですが、期待に反して今年の花の出来栄えはよろしくありませんでした。花弁は委縮しており、一部は先端を巻き込んでいるものもあって、とても人様の前に出せる状態ではありません。ということで、今回はタイトルは放棄して大きく脱線しようと思います。 昨日は種蒔きから7年ほど経った不肖のシャクヤクの開花を紹介しました。更に1日経って2番花も開花し、今年の花が咲き揃いました。それが上画像で、そこそこ豪華な眺めです。この品種の仲間は、花は比較的短命で萎れてしまいます。先行して咲いた個体(左側)は、多分今日の午後にはグッタリお疲れ状態に陥ってしまうだろうと予想しています。ということで両方とも綺麗なうちに記念写真を、ということで写したものを急遽登場させました。以上、脱線御免。
2021年05月13日
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銘、品種区分など何も分からないシャクヤク(芍薬)が初花を咲かせました。花の差し渡し径は凡そ8cmほどで、半月ほど前に開花した赤花ヤマシャクヤクより一回り大きい印象です。赤花ヤマシャクヤクの方は拍子抜けするほど淡い”赤”でしたが、こちらはしっかりした濃度があります。生い立ちは”分からない”まみれで、「祖父が大切にしていた」ことが記憶に残っているだけで、園芸種なのか自生種山採り(70年以上も昔のことなので、時効ということで・・・)なのかも分かっていません。 配色や八重、千重など多弁の派手さはありませんが、ヤマシャクヤクの様な素朴さは、ワタクシ好みです。タネを蒔いて初花開花まで7年ほどが経過してしまいました。長い長い我慢・辛抱の積み上げになってしまいましたが、待った甲斐はありました。とは言っても、余命に限りがあって「別の品種でもう一度・・・」という訳にはいかないかもしれません。
2021年05月12日
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10年ほど前、実が生る「月下美人」というのを栽培したことがありました。これに実を生らせるには、近縁の異なる品種が必要だそうで、今回取り上げる「満月美人」とのセット商品を購入しました。ところが肝心の「月下美人」の方は数年で逝ってしまい、残された「満月美人」も水遣りの不手際で芳しくない生育状況に陥ってしまいました。 相方を失って、実を採るという目的は実現不可能となってしまいましたが、せめて花ぐらいは咲かせてみよう、ということで、株の再生からやり直すことにしました。新株は差し芽で再生することにします。画像がその様子で、1ヶ月ほどで発根するかと思います。開花適齢まで2~3年はかかるかと思いますが、今度は水遣りには細心の注意を払い、結果を残すつもりで取り組んでみます。
2021年05月11日
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春の山野草も一巡して、この先は初夏から夏の花に切り替わっていきます。我が家ではこの辺りから品揃えが手薄になり、開花ペースは良くて週1、最悪では月2~3程度にダダ下がりします。上画像は春から初夏への変わり目を彩るシャクヤクの無銘品ですが、そう言い切ってしまうのは少々キケンかもしれません。何しろ種蒔きから7年、今年初花を咲かせるものなので、正確な花期が何時なのかも把握していないからです。何はともあれ、今年の花は今週中には開花するのではないかと見ているのですが、果して予想通りに推移してくれるかどうか ....
2021年05月10日
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ここ数年、シャコバサボテンで作落ちが頻発しており、その原因が株の老化ではないか、と見当を付け、その若返りを目的として株の更新を進めています。1ヶ月ほど前には赤花品の差し芽と定植を行い、現在順調に(多分・・・)成長しつつあります。今回は第2幕で、白花品を更新します。 差し芽実施に先立って、対象として選んだ枝(葉?)を摘み取り、陰干ししていました。10日ほど経過して、水分はすっかり使い果たし、一部の個体は発根を始めていました。今回はこれを培地に植え付けそのまま定植とします。いつもの配合比の用土にサボテンやラン用の用土を1/3ほど混ぜたものです。ポットは6号プラ鉢です。差し芽を済ませた様子が上画像で、今後は毎年この作業を行い、2年経った個体は更新することにしようと考えています。
2021年05月09日
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ニワゼキショウの1番花開花から3日が経過しました。昨日の朝には開花数も増加して合計10輪が開いていましたが、昼頃から雨が降り始めると画像の様に花弁を閉じて閉店休業体制に入ってしまいました。”晴耕雨読”ではありませんが、晴れたら働き、降ったら寝る・・・という風な、奔放な(適当に怠ける・・・という意味で)生活スタイルを身につけた様です。さもありなん。この品種の様に上に向かって花弁を開く花が、雨に日に花を開いていたら花粉が水浸しになってしまいます。結果、受粉もできなくなり、ひいては子孫へのつなぎ役となる種子も結べなくなってしまいます。適当に怠けている様に見えて、実は最も安全な生存方法を身に付けたのかもしれません。
2021年05月08日
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3月末から4月頭にかけて、日本サクラソウの「南京小桜」と信じて開花を待っていたポットで、それとは似ても似つかぬ顔立の花が咲いて驚かされた”事件”がありました。こちらがその新顔ですが、いずれも「南京小桜」に負けない魅力を備えています。で、この先、これら2点を新種に準じて扱い、ポットも別にして管理するつもりで目印を付けていました(上画像)。花の時期も完全に終わったのを機に、そろそろ新居に引越しさせようということで、作業に取り掛かりました。用意した新居は3.5号陶鉢です。 株の掘り上げに当たっては、塊根やヒゲ根にダメージを与えない様に細心の注意を払います。竹串で用土を崩しながら、ターゲットを掘り出します。いつもの赤玉土と鹿沼土を半々に混ぜた用土で新居に植え付けた様子が下画像です。緩効性、即効性の化成肥料も適量施し「一丁上がり」としましたが、今回起こった変異が定着するかどうか、来年の花期が楽しみです。因みに両者はこの先、「不詳①」、「不詳②」と呼んで管理して行きます。
2021年05月07日
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2個1セットで調達したウチョウランの内、遅れていた2番手が開花しました。1番手(円内)から2週間遅れた勘定になります。この遅れが花にとっては幸運だった様で、花弁や萼弁の低温障害は軽微で、アップで観察しても気にならない程度に留まっています。 商品として品種や銘についての説明は何もなく、これらは同一品種として扱われたものと推測できますが、舌弁の模様に代表される”顔立ち”はかなり違って見えます。この先、この顔立ちの違いは同一品種内の個性差として扱いますが、両者を識別する上での必要性から、先行開花品を「1番」、今回開花したものを「2番」と仮命名して管理して行くことにします。
2021年05月06日
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芝生のニワゼキショウ(庭石菖)が咲き始めました。昨年より19日早い開花です。普通なら警戒が必要な日数幅ですが、今年はこんな異常早咲きや遅咲きが続出し、今年に関してはこれで良しとして見過ごすことにしています。 それはそれとして、この品種は甚だしく生命力、繁殖力が強く、うっかりしていると芝生の主の座がこの品種に取って代わられかねない状況を招いてしまいます。そこで対策として花が萎れ始めたら、直ちに摘花して種子を結ぶのを防止しているのですが、旅行などで数日家を空けると、種子を結びばら撒いてしまうこともあります。こうし芽吹いた新株は年に2、3回、重箱の隅をつつく様に探し出して駆除しています。この時の標的はこのニワゼキショウとカタバミです。カタバミは未だにイタチごっこですが、ニワゼキショウは上手く管理できていて、個体数は1株だけに抑え込んでいます。
2021年05月05日
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日本サクラソウの「青葉の笛」が咲いていた頃、正常品(緑の絞り模様有り)と非正常品(絞り模様無し=単純白花)をマーキングして区別していました。今年、”正常品”と認定できたのは、開花数が少なかったせいもあって僅かに1個体だけでした(上画像中央やや左の個体)。右に傾いたのは絞りのない単純白花品です。その他の個体は、今年の花期にはどちらとも判定が付かなかったものです。まずは”正常品”を分けて管理するために、別のポットに移植することにしました。非正常品と未判定品は、現状のポットで来年まで過ごして貰います。 ターゲットの個体は、塊根の周りの用土を竹串で崩しながら、極力ヒゲ根を傷めない様に注意しながら掘り上げます。掘り進めていて、今年花を付けた塊根から新芽が分岐しているのが確認できました。大きなアクシデントがなければ、秋までに少なくとも2株に増える筈です。転居先として用意したポットは3.5号の陶鉢です。いつもの配合比の用土に緩効性、即効性の肥料を適量まぜたもので植え付け、「一丁上がり」としました。既に日差しは夏場に近い強さになっています。新しい用土に馴染むまで、暫く日影の屋内で過ごさせることにします。
2021年05月04日
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ウチョウラン(羽蝶蘭)が見頃です。この品の1番花が開花したのは4/21でした。生憎1番花はツボミの時期に軽い凍傷を負い、花弁、萼弁のあちこちが茶色く変色してしまい、この場での紹介を自粛してしまいました。今咲いている個体も、つぶさに見ると少なからず変色部分が散見されますが、少し離れれば苦にならない程度の障害なので、改めて取り上げることにしました。 この品の経過を整理してみると、HCの園芸コーナーでリクルートしたのが1月下旬でした。即日定植しましたが、寒の底で屋外に出す訳にもいかず、比較的室温が上がり難い洗面所に置いていたところ、2/8には芽を出し始めてしまいました。益々屋外への移動は難しくなりツボミが発生した後の4月に入って屋外に出しました。ぬくぬくと室内で育てたのが裏目に出た様で、短期間でツボミが黄変する障害が出始めてしまい、これが開花後も目立つことになってしまいました。こんな具合で今年は花を台無しにしてしまいましたが、次のシーズンにはもう少し上手く咲かせる様工夫してみます。
2021年05月03日
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昨年の夏から今年の冬を低温(夏:14℃/冬:10℃)の冷温庫で過ごした白花トキソウを、定住先のポットに植え戻したのが3月始めでした。以来2ヶ月近くが経過したというのに一向に芽を出す様子を見せませんでした。定植した時点で既に命は尽きていたのか、と半ば諦めかけていた先月29日、待望の芽が出ているのを発見しました。その時の感激は、言葉では言い尽くせないほどのものでした。HCレベルの市場では滅多にお目に掛かれない代物であり、全滅でもしようものなら、この先、何時遭えるか見当もつきません。 何はともあれ、最初の難関、芽出しは達成できました。次は株の生育ですが、暑さに弱い高山/深山系の品種でもあり、厚遇する意味でも”激暑”の今の置き場所は早めに退去させなくてはいけません。気温の上がり難い場所は見当を付けましたが、そこには自動潅水がないため、新たにシステムを作り上げることにしました、最後が花はどうなるか・・・ですが、花期を1ヶ月後に控えてこの体形では、今年の花は絶望です。今年はリハビリの年として、ひたすら体造りに専念させることにします。
2021年05月02日
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青花ホタルブクロ(蛍袋)もツボミを膨らませ始めました。昨年この状態になったのは5/13だったので、今年は2週間ほど早い動きということになります。この状態から開花まで大雑把にいって12~4日かかります。昨日紹介したシモツケソウより先に開花してしまいそうです。 それはそれとして、2日前に紹介した赤花ヤマシャクヤクが、早くも寿命を迎えてしまいました。こちらが昨日朝、つまり開花から3日目の様子ですが、既に花弁は萎れてぐったりしていました。見頃は開花当日と翌日の2日だけという短命ぶりです。2月、3月の気温の上がっていない頃に咲く花は、1週間から10日も持つものが多いのと比べて、大きな違いです。1株で複数の花が付く品種は寿命の短さはさほど気になりませんが、このヤマシャクヤクの様に1株に1輪のみしか花を付けないものでは、儚さが際立ちます。
2021年05月01日
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