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今年、レンゲショウマは大量のツボミを付けましたが、その内開花したのは半分ほどに留まりました。原因ははっきりしませんが、ツボミの発育状態には大きなバラツキがあって、育ちが遅れたものは殆ど開花まで漕ぎ着けられずに干乾びてしまいました。株立ちが大きくなり過ぎて、ポットでの栽培では十分な養分が賄えないのかも、などと漠然と想像してはいますが、確かな裏付けがある訳ではありません。開花率の劣化との因果関係は横に置いて、株立ちの小型化は必要という観点から、3個あるポットの内、1個を先行して手直しすることにしました。 上がBefore画像ですが、株を掘り上げてみるとポット一杯の根っこ玉状態に陥っていました。「無駄に多い」様に見えるヒゲ根を梳き落とし、株立ちがほぼ半減する大きさに分割した状態が円内です。根の切断面に腐敗防止用のコート剤を塗布した上で、元の6号プラ鉢に新しい用土で植え付けた様子が下の画像です。暫くは日差しの届かない場所で養生させることにします。尚、分割した残りの半分は露地に植付け、万一のアクシデントに備えて温存するつもりです。
2021年08月31日
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あと1月ほどで休眠から覚める八重咲スイセンです。梅雨以降は一度も草取りをしていない為、プランタ表面は草茫々・・・と言われかねない有様です。加えて表土は疲労の極みで白化してしまいました。今回はこの草取りと白化した表土を更新して、晴れやかに休眠明けを迎えられる様、プランタを整えることにしました。 雑草のうち、8割はカタバミでした。昨年から年を跨いだり、春先に発芽した個体は草丈4~6cmに達していて、新たな種子を実らせています。この夏発芽した比較的新しいものは、今は草丈1~2cmですが秋が深まる頃には4~5cmに達し、種子を実らせる恐れがあります。これらを根こそぎ抜き上げて、一切の緑を排除してしまいます。続いて白化した表土は着生したコケと共に1cmほど剥ぎ取り、新たな用土を補った上で表面を均しました。下がその様子で、後は新年度に向けて、住人の芽出しを待つばかりです。
2021年08月30日
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一昨日、昨日と2回に亘り、ラン科2品種のバルブ撤収について紹介しました。この作業に当たって、例年何個か取り残しが発生してしまい、最終的に乾燥死させてしまうアクシデントが起きていました。で、今年は培地の素材が幾分乾燥したところで、念のため取り残しがないか捜索してみました。すると、・・・・・出るわ、出るわ。2品種で合計4個のバルブの取り残しが見つかりました。 上画像の上段、緑色のバルブはサワランのバルブです。大きさはコメ粒大で、これなら見逃すのも無理ないサイズなのですが、問題は下段の3個です。グリンピース大のバルブを取り残すなど、あり得ない大失策です。お恥ずかしい限りですが、こうして回収したバルブは、各々の品種ごとのパッケージに追加して低温保存に入りました。
2021年08月29日
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昨日取り上げたサワランに続いて、サギソウの「銀河」も撤収することにしました。昨年のこの品種の撤収は8/17でした。「銀河」が頑張った結果なのか、管理人が怠けた結果なのかといった点については深入りしないことにします。 画像の円内がバルブを掘り上げた様子です。この小さな画像でバルブをカウントすることはできないかと思いますが、結論を言うと、大小合わせて12個あります。春先に植え付けた時には9個(年越し球3個、新規調達6個)だったので、3割余り増えたことになります。これを水を含ませた上で、やや硬めに絞ったミズゴケに包み、ポリ容器に収めた様子がこちらです。昨日はこのまま8~10℃に設定した冷蔵庫に収容しました。10月頃に一度開封して、繋がったままにしたヒゲ根を取り除くことにします。
2021年08月28日
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サワランの地上部はすっかり姿を消して、地下のバルブに残された仕事は休眠に入ることだけになってしまいました。と言っても、現下の暑苦しい状況では深い眠りなど保証される筈もなく、過去には8月に地上部が姿を消して10月に植え替えようと掘り返すまでの2ヶ月の間にバルブが消滅していた、というミステリー(!?)も経験しました。で、ここ数年は地上部が消えたら、速やかにバルブを掘り出して8~10℃の冷温庫で保管しています。 円内が掘り上げたバルブの様子ですが、昨年の撤収時と比べて1個減少していました。春の芽出し直後に早々と1株、葉を枯らせてしまいましたが、どうやらこの個体が三途の川を渡ってしまった様です。掘り上げたバルブを軽く湿らせたミズゴケで包み、ポリ容器に収容した様子がこちらです。この後、冷温庫に収容して「一丁上がり」としましたが、9月初め頃までに同様の作業が2件ほど控えています。
2021年08月27日
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日本シュンランの混栽ポットに寄生発芽した紅ヒゴスミレです。発芽初期の頃には何かの雑草だろう、などと、抜き上げて除草する頃合いを探っていたのですが、大きくなるに連れ今年仕入れたあれ、つまり紅ヒゴスミレの特徴を呈する様になりました。 スミレの仲間の種子は、”三つ又”の比較的固い鞘に収まって成長します。完熟した時点で、ゴマ粒よりやや小さい種子は、鞘が弾けて飛散します。この個体はたまたま他品種のポットに着地し、発芽したものの様ですが、運悪く地面に落ちた個体は、電動バリカンによる芝刈りなどで反復して刈払われているに違いありません。いくつかの幸運に恵まれたこの個体は、親株の万一のアクシデントに備える意味で、このまま温存することにしました。ポットの密度には相当な余裕があり、秋が深まる頃まではこのまま過ごさせることにしました。尚、成長のペースから推測して、来春には花を付けそうな印象です。
2021年08月26日
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いつも通り小庭を巡回していて、赤花ダイモンジソウの鉢植えが坊主になりかけているのに気付きました。盗賊第4波です。持ち主に見つかっても特段身を隠すでもなく、平然と喰いに掛かっています。大きさは体を直線に伸ばした状態で4cmに届くかどうかというサイズです。体が小さい割に、全身に配した棘の束が強烈で、不気味さは際立ちます。いつも通りキ●チョールを一吹きして1件は落着しました。 その時点では賊の名称は分かりませんでしたが、部屋に戻って、いつもお世話になっている毛虫サイトで調べてみるとナシケンモン(梨剣紋蛾)の幼虫であることが分かりました。この日見付けたのはこの1匹だけでしたが、卵を1個だけ産み付けて飛び去ったとは考え難く、暫くは小庭巡回に際して、緊張感を欠くことができません。
2021年08月25日
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リコリス白花品と黄花品の昨日夕方現在の様子です。この内、白花品の「真夏のクリスマス」の草丈は我慢の限界内なのですが、黄花品の「山の根ゴールド」は、驚きを通り越して最早呆れる他はありません。3日前にもこの件を紹介しましたが、その時点では未開花のツボミの先までの最長寸は90cmでした。個体は別物になりますが、開花状態で遂に1mを超えるものが出てしまいました。 左隣の白花品「真夏の・・・」が可愛く見えてしまいますが、これでも最長寸は65cmあります。開花時期が1ヶ月以上違うので並べて比較することはできませんが、仮に山野のヒガンバナとの比較が実現すれば、頭一つ抜けることは間違いありません。その「真夏の・・・」が可愛く見えてしまうほど「山の根G」は桁違いの「困った」ちゃんと言えます。
2021年08月24日
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自宅の「真夏のクリスマス」が開花したということは、野に還した同じ品種も同程度に準備が進んでいる筈だ、ということで、現場に行ってみました。一昨日のことです。現地の花の様子は、我が家より若干遅れている様ですが、間もなく開花しそうな膨らみ具合でした。上画像がその様子ですが、周囲は藪が伸び放題に伸びて、リコリスを覆い隠しそうな勢いです。画像右側が道路なのですが、特にこちら側の藪が深く1mに届こうかという有様です。これではせっかく頑張って咲いてみても、誰の目にも触れることなく朽ち果てて行くことになり、寂しい限りです。 ということで、道路を行き来する人から見える様に藪を刈り払うことにしました。道路からもしっかり見える様に花の周囲の雑草や木の枝を刈り払いました。広さは畳1枚ほどです。刈り払いをを済ませ、道路側から眺めた様子が下画像です。円内は藪の刈払いから1日経って再訪してみたら開花していて、それを重畳したものです。場所が場所だけに肥料分は殆どなさそうで、草丈は45cmほどしかありませんが、ワタクシから見ればこれが正常な草丈というもので、実に好ましく感じられました。
2021年08月23日
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白花リコリスの「真夏のクリスマス」が開花しました。昨年と比べて5日遅れの開花ですが、ま、この程度なら目くじらを立てる必要もないでしょう。昨日夕方時点で22芽が顔を見せていましたが、分布範囲と空白域の比率から推測して40芽まではいって貰いたいと思っています。果たして思惑通りいくかどうか・・・ この品種の「困った」ちゃんについては、昨日紹介した「山の根・・・」より幾分控えめです。昨日夕方時点では、1番花を咲かせた個体が最長寸で、62cmでした。用意したツボミが全て咲き進む頃までは丈は伸び続けるので、70cm越えは避けられそうにありません。
2021年08月22日
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1番花開花から2日が経過した「山の根ゴールド」エリアの全景です。比較的開花の進んだ3本を切り取って町の集会所(正しくは 福祉センター)に届けた後なので、開花率は低そうに見えますが、公平に判定して三分咲きといったところです。それはそれとして、今年も「困った」ちゃんが大暴れです。 その「困った」ちゃんというのが伸び放題に伸びた花軸の丈です。画像円内に示した様に、最高の個体は90cmに届きそうです。田んぼや堤防の土手に自生するものなら30~50cmというのが平均的かと思うのですが、我が家の一群はザッと2倍です。昭和前期型の平均的身長の老人には跨いで通り越すことはできません。理由は花壇を整地した際、大量に梳き込んだ腐葉土や発酵牛糞です。当時はこの様に作物が巨大化することは想像もしていませんでした。1年でも早く、こうした肥料分を消費し尽くすことを祈るばかりです。
2021年08月21日
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白花タンポポが休眠明けを迎え、新年度向けの新芽を出し始めました。3月から4月の最盛期を経て、梅雨入りした頃には次第に精彩を欠く様になり、いつの間にか姿を消していました。それから2ヶ月余り、完全に姿を消していました。この長さなら、しっかりと休養できたに違いありません。 さて、この先の白花タンポポの生活サイクルをザッと紹介すると、2ヶ月ほどかけて葉っぱの充実に注力します。10月下旬から11月上旬にかけて、新年度の1番花を咲かせることになります。その後は気温の低下に伴い開花の頻度はグンと下がりますが、2月下旬頃から徐々に勢いづき、3~4月の最盛期に突入するというのがこの品種の生活のサイクルです。
2021年08月20日
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リコリスの黄花品、「山の根ゴールド」が開花しました。昨年と比べて実に18日も早い開花です。桁違いに早い・・・とはいうものの、春先と違ってヘタをすると凍死に繋がる様な時期でもなく、ただ季節感が付いて行けないというだけなので、特段問題視するものではありません。敢えて原因を推測すれば、この1週間ほど秋雨前線で日差しから遠ざかり、気温が低めに推移したことで、リコリスが出番を見誤ったかも、などと他愛もないことを妄想しています。 昨日現在15芽が姿を見せていますが、この15芽の分布と専有面積から割り出すと、これと同数程度は遅れて芽を出すと見ています。その後続部隊の芽出しがいつになるかはハッキリしません。パラパラと散発的に芽を出してくれれば長く楽しめるのですが、いくら何でもそんなに都合よくはね~~
2021年08月19日
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リコリスの3番手、「真夏のクリスマス」も始動しました。昨年と比べて4日遅れの始動です。先行した「山の根ゴールド」始動の段階で品種誤認があって一騒動起こしてしまいましたが、今度は間違いはないと思います。 昨年までは先頭切って咲くのはこの品種でした。言ってみれば1番乗りは指定席でしたが、今年は環境様変わりで指定席から陥落してしまいました。まず第1に数年に一度しか咲かない≪超早ピンク≫の当り年となったこと、次に例年2番手に甘んじている「山の根ゴールド」が2週間も早く始動したことで椅子取りゲームからあぶれることになりました。≪超早ピンク≫は居住環境が劇的に改善されたことから、もしかすると「真夏・・・」はもう”指定席”には戻れないかもしれません。
2021年08月18日
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シーズンの幕の閉め時が近付きつつあるというのに、ここに来てトキソウが続々と新芽を出し始めました。この1週間ほどの間に顔を出したものだけで、5芽を数えます(画像の矢印の個体)。この現象が、地下のバルブの生命力が噴きこぼれる状態まで高まり、その余力で新芽を動かした・・・というのなら何も問題はないのですが、そうした余力もないのに単純にはしゃぎ過ぎでこうなったのであれば、冬越しや来春の芽出しに大きな影響を及ぼし兼ねません。何かと不安を掻き立てられる現象に、やきもきさせられている昨今です。
2021年08月17日
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一昨日、この場でリコリス2番手が動き始めた件につき紹介しました。その時点では品種の特定ができていませんでしたが、白花の「真夏のクリスマス」の可能性が高い、ということで一先ず話を閉じました。それから2日経った訳ですが、結論は180度ひっくり返って黄花の「山の根ゴールド」だった、ということに落ち着いてしまいました。いやはやお恥ずかしい次第で・・・・ 結論に至った経過は、昨日になって大量に花芽が顔を出し始め、その数は合計13芽に達してしまいました。いくら何でも、これほど大量に別品種を混入させてはいないぞ、ということで、これは「山の根G」以外ではあり得ない、ということになった次第です。ツボミの色は今でも、これが黄色に変わるのか、という範囲から踏み出していませんが、あと2,3日もすれば濃い黄色の花弁を開くことになります。
2021年08月16日
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小庭の中でも最も目に付きにくい位置にあるムサシアブミですが、ふと気が付けば葉っぱの半分ほどを喰われて骨組みだけになっていました。雨のそぼ降る中での捜索になってしまいましたが、実行犯を見つけることはできませんでした。場所的には3週間ほど前のルリタテハ大量発生現場に極めて近いのですが、その残党の犯行とすれば、もうとっくに羽化して飛び去った筈です。つまり半月ほど食害に気付かずに過ごしたわけで、お粗末この上ない姿を露呈したことになります。 食害で葉の下まで見通せる様になって気付いたことですが、今年は大量に実を結んでいました。これらが完熟するのは秋も深まった頃になります。今回の様に葉を失ったことが、種子の成熟に影響するかどうかはハッキリしませんが、運よく完熟する様なことになれば、しっかり採取して近傍の森にバラ蒔いてやろうと思います。
2021年08月15日
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リコリスの2番手が動き始めました。品種は多分「真夏のクリスマス」だろうと思います。甚だ頼りない物言いで恐縮ですが、花芽が顔を出したエリアは「山の根ゴールド」ですが、ツボミの色合いが白過ぎることから、「山の根G」に紛れ込んだ「真夏の・・・」ではないかと疑っている有様で、いささかグレーな表現にならざるを得ません。こうした品種問題も2日か3日も経てばハッキリとする筈です。 仮にこれが「真夏の・・・」なら前年に比べて1日遅れ、「山の根G」だったら前年に比べて19日早い始動ということになります。この比較から推測すれば「真夏の・・・」の可能性が幾分高そうな雰囲気ですが、結果は早ければ日曜にも報告します。尚、品種はどちらにせよ、次の水曜を挟む前後1日には開花するかと思います。
2021年08月14日
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アムールナデシコも花はすっかり終わって、残るは遅く咲いたものの種子を完熟させバラ撒くだけ、という段階に入りました。と言っても我が家では当座の後継は充足しており、新たな株は必要としていません。ということで、茫々と伸びた花茎は、この際刈り払って、余計なスタミナの消耗は避けようということにしました。 こちらが五分刈りに近い姿まで花茎を刈り払った状態です。こうして一旦は丸坊主にしたのですが、この先、茎が背伸びを止めるまで、まだ3ヶ月ほど残っています。切り詰めた茎から脇芽が立ち上がって、この脇芽が数cmほどに伸びてしまいます。伸びた茎や葉は、大人の拳ほどの塊まで成長してしまいます。できればこれも止めたいところですが、こればかりは手立てがありません。
2021年08月13日
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先日の台風9号は、我が家にとっては鬼門とも言える西を通るコースを辿りました。このコースを通られると、我が家では風向きは正面から吹き抜ける形となり、ポットや機材が吹き飛ばされる被害が起きがちになります。9号の風当りもかなり激しいものでしたが、通過後巡回した限りでは特段の飛散事故は発生しておらず、ひとまずはほっとしていました。 通過後2日目となる昨日の巡回で、紅ヒゴスミレの地上部が、ごっそり無くなっているのに気付きました(上画像)。慌てて小庭を探し回ると、吹き千切られてすっかり干乾びた茎本体が見つかりました。どうやら風に揉まれている内に茎が疲労破断してしまった様で、台風前には高さ15cm直径20cmほどまで生い茂っていた茎は9割以上が消えてしまいました。 残った株を何とか救済し、長期に亘って保護できる環境を整えてやらなければいけません。これまでは「たかがスミレ」と軽く見て、小さな3号ポットに植えていましたが、この際一回り大きな5号ポット引越しさせることにしました。3号ポットから掘り上げた株は根が回り切って”根っこ玉”状態(円内)になっていましたが、これを解して新居に移した様子がこちらです。時期的には最も気温が上がる期間ですが、幸い・・・というか、向う1週間ほどは梅雨並みの天候が続きそうで、植え替えのダメージはかなり和らぐ筈・・・と見ています。
2021年08月12日
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1週間ほど前、赤花ヤマシャクヤクの種子の1つが完熟した件について紹介しました。その時点でまだ完熟に至ってなかった、残りの2サヤも完熟しサヤが割れました。いずれも受粉の成功率は低率で、一方が2個、もう一方が1個という具合で、前回と合わせて合計4個の種子を確保しました。 採取・即播種・・・というのが発芽率極大化の鉄則だそうで、本品も速攻で種蒔きを行うことにしました。用意したポットは3号の塩ビポットで、常用の2号と比べれば、培地の表面積は約2倍になります。こちらが作業を終えた様子ですが、万事がいい方に転がった場合でも、2年程度は押し競饅頭は避けられるかと思います。
2021年08月11日
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オキナグサの発芽が始まって2週間が経過しました。昨日時点で発芽した個体数は23芽が確認できました。概算で8割弱の発芽率で、かなりの好成績と言ってよかろうと思います。その内ザっと2/3の個体で本葉を出しており、既に”押し競饅頭”が始まっている様です。このクソ熱い(失礼!! )時期に、根も十分に発達していない若芽を植え替えるのは、そのまま死の宣告に繋がりかねず、かと言ってこのままでは成長の鈍化を来してしまい、2年後開花の目論見に狂いが生じかねません。”困った”君の活動範囲が広がりつつあります。
2021年08月10日
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一昨日紹介した濃色シコクカッコソウの種子を蒔いてみました。選んだポットはいつもの2号種蒔きポットが在庫切れのため、今回は3号陶鉢を使用しました。これなら用土の量も増加するので、乾燥への耐性も向上するかと思います。とは言っても、何分にもゴミ粒の様な頼りない見てくれの代物なので、必ず発芽すると言い切る自信はありませんが、来春暖かくなる頃を楽しみに待つことにします。
2021年08月09日
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芝生のネジバナの束の間の休眠が明け、2021年度に向けて新芽を出し始めました。昨年は大規模修繕の工事で確認できませんでしたが、一昨年と比べると2週間早い芽出しの始まりです。まだ先代の亡骸の始末もできていませんが、季節は着実に進んでいる様です。 ところで、夏場の一番暑い時期に一斉に青葉を消す2~3週間のこの時期を、ワタクシとしては”休眠”と呼んでいるのですが、ネジバナにしてみれば「冗談じゃない!! 」などとお怒りかもしれません。「眠るどころか、地中は大忙しだわ。年間を通じて一番大事な世代交代の段取りだけでそれだけの時間はかかるんじゃ」などと、怒り心頭の境地かもしれません。
2021年08月08日
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多分暑さのためだろうと思うのですが、濃色シコクカッコソウが勢いを失いつつあります。同時に種子の完熟に疑いを差し挟む余地もないほど、花房も黄変してしまいました。種子を採るなら今・・・ということで、採取に取り掛かりました。 こちらがその様子ですが、一見して「ゴミか?」という様な、微小な粒ばかりが出て来ました。とは言いながらそのゴミ粒も、よく見ると極微で薄っぺらな本物のゴミと、それより幾分大きく僅かながら厚みを感じさせるものに分類できます。各々を分離するのは困難そうですが、まとめて播種すれば自ずと結果は出るはずです。この後、外出したため播種まではできませんでしたが、できるだけ早く実施するつもりです。
2021年08月07日
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昨年作りかけたコケポットが、冬の間に取り散らかして行方も分からなくなってしまい、今回改めて作り直すことにしました。方法は「植付け」でもなく、「種蒔き」でもありません。無理矢理言えば「葉撒き」でしょうか。適当な大きさのポットに、適当な深さまで微粒の赤玉土を充填したものに、スナゴケの成長点、つまりコケの先端から5mmほどを刈り取ってバラ撒く・・・という簡単な作業です。用土表面に置いているだけなので、水遣りや風が当たる度に動いてしまいますが、最終的に一定の位置で安定し、そこからコケの成長が始まる筈です。最終的にはポットの端面から幾らかはみ出す様に、ドーム型を形成して欲しいのですが、そんなに都合よく育ってくれるかどうか ....
2021年08月06日
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赤花ヤマシャクヤクの種子が完熟の領域に入った模様です。3個のサヤの内の1つが割れて、黒く完熟した種子が飛び出してきました。このサヤでは受粉したのは1個だけだった様で、その他は成長の段階にに入ることもなく終わってしまった様ですが、規則正しく並んだ赤い行列は中々きれいです。余計なお世話言われそうですが、もしこれらの内、半分ほどが受粉してしまったらサヤの中はパニックだろうな・・・などと、ついつい馬鹿なことを想像してしまいます。 さて完熟した種子は一旦採取して、残る2サヤも完熟するのを待って種蒔きすることにします。無事に発芽したとして花が咲くのは早くて7年後、それまで待てるかどうかは微妙ですが、待つことももガーデニングの醍醐味かもしれません。
2021年08月05日
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梅雨明けの頃から1枚、また1枚という風に葉が枯れ始め、その後症状が次第に進行して、半月ほどでスカスカになってしまったダイモンジソウの「紅小輪」です。最盛期には葉が重なる様に繁茂し、根元の様子を覗うのも困難でしたが、いまはどの角度からでも根元が見通せるほどです。こんな状態で今年の花は大丈夫か、などと心配になってしまいますが、それまでにまだ3ヶ月有ります。速やかに正気に返れば十分にリカバリーできる日数が残っており、それに向けて準備に当たってみます。 一昨年のことですが、同じダイモンジソウの「瀬戸翠」が、ちょうど今頃、賊の食害に遭い丸坊主になるという事件がありました。花はもうダメだろうと諦めていたのですが、3ヶ月の間に新葉を出し、加えて花芽まで出して花の時期に間に合わせたことがありました。その時の奇跡に近い復活劇の再現を期して、今回の「紅小輪」も身の周りを小奇麗にしてリカバリーを待ちます。赤変した葉や葉柄を切り払い、枯れてしまった株の残骸も少々手荒にはなりましたが除去して風の通りを良くして作業を終えました。こちらがその様子です。これならきっと復活する....するに違いない....したらいいな~。確信がある訳ではありませんが、時間がクスリと思ってじっと待つことにします。
2021年08月04日
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一旦発生すると甚大な食害を被るタイプの賊・その3が現れました。今回は加害現場ではなく、この虫にとっては果てしない程広い芝生(実は4坪弱)を横断して、新たな食い物を求めて一人旅をしているところを職質(ウソつけ!! )の上、身柄を拘束したものです。我が領地内での移動なのか、他からの侵入なのかはっきりしませんが、被害が広がる前に事件を収束できたのは幸いでした。 体長約5cm、太さ1cm弱といったところで、もし何かに辿り着けば相当激しく食い漁ることだろうと推測します。念のためいつものWeb図鑑で当たってみるとカラスアゲハの幼虫であることが分かりました。カラスアゲハと言えば、ワタクシとしては大ファンなのですが、お子さんを我が家に送り込むことには断じて同意できません。他を当たってチョーダイ。
2021年08月03日
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10日ほど前、白花シャコバサボテンで用土の保水力強化目的に植え替えを行った件について紹介しました。その結果の報告ですが、茎の色つやが急速に好転し、シンナリしていた株も全体がシャキッとして、措置の効果は覿面でした。 その変更前と同じ用土で植え付けている、同じシャコバサボテンの赤花品の方は、当然と言えば当然ですがシンナリしたままで、重症の枝は枯れ落ちて表土に横たわっています。ということで先行した白花品と同じ処置を、こちら赤花品にも施すことにしました。こちらが、作業を済ませた様子ですが、前回と同等と見做して、お盆の頃には機嫌を直してシャキッとしてくれるのではないかと期待しています。
2021年08月02日
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リコリス群の中で当年最初の品種が開花しました。特段の銘を有するものではありませんが、桁外れの早咲きであることから、我が家では《超早ピンク》と命名して区別しています。花付きは甚だ悪く、栽培し始めて12~3年になりますが、今回で2回目の開花という寂しさです。前回の開花は2017/8/13で、この時の花軸は1芽だけでしたが、今回は2芽に増加しています。4年間の年功の現われ・・・と言えなくもありませんが、株数は5芽を数えており、来年は3~4芽に増えて貰いたいというのが本音です。何はともあれ、今年もリコリスが咲く時期がやって来た訳で、今月の後半には皆勤賞該当のグループが咲き始めます。
2021年08月01日
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