全31件 (31件中 1-31件目)
1

雪割草全8点のこの秋の手入れが終了しました。内3点で株分けを行い、この秋は8品種11鉢が無事に夏越ししたことになります。 雪割草群の締めくくりとなったのが画像の「秀麗」です。特別に高価で美しいという訳でもありませんが、紫の花弁に形よく揃った白シベがよく映えるのですが、これに淡い紫が滲むのが惜しまれる1品です。購入から3年半経ち、株立ちは1鉢に収めるには大き過ぎる様になってしまいました。分割の余地があればそろそろ株分けしたいところです。 掘り上げてみると、塊茎は既に分かれているのですが、根がこんがらがっていて押しても引いてもビクともしません。で、いつもの様に竹串でヒゲ根を1本1本解しにかかります。3,40分もかかったでしょうか。解しを完了した頃には根はすっかり乾いてしまい、気の毒な姿になっていました。そんな手際の悪さもありましたが、特段のダメージもなく株分けを済ませました。各々を3.5号ポットに植え付け(こちら)、本年の雪割草全点の植替えを終了しました。何かのついでに神社を訪れることがあれば、その際、豊作祈願のお参りをすることにします。
2021年10月31日
コメント(0)

雪割草の秋の手入れ6番手は、紫花淡紫シベ二段咲の品でした。識別のため我が家では”無銘2”と名付けて運用しています。最後の植替えから2年半ほど経過していますが、用土はさ程疲労してはいません。ただ、株立ちが大型化して一見して窮屈そうで、この際条件が揃えば分割してしまおう、ということでまずは株を掘り上げました。 ”条件が揃えば・・・”というのは、株の結合が緩むか、明確に分離されている状態を差します。結果は株はキッチリ分離していて、株分けの条件は成立しましたが、根が甚だしく絡み合っており、少々の引っ張りではビクともしません。で、いつもの通り竹串でヒゲ根を1本1本引き剥がすという手順を踏むことになりました。30分近くを費やして何とか分離した様子がこちらです。左の個体には冬芽が2個付いていますが、まだ塊茎部は固く結合していて、今年はこのままにせざるを得ませんでした。 元の3.5号ポットをきれいに洗浄し、更にもう1個、同じ仕様のポットを用意して植え付けに掛かります。用土はいつもの配合比で混ぜたものに、適量の化成肥料を梳き込んだものです。こちらがその様子ですが、冬芽の発育は良好で、花付きは豊作が期待できます。
2021年10月30日
コメント(0)

今回は雪割草手入れ4番手、紫花千重咲品をご紹介。我が家での識別のため、「無銘①」と呼んでいます。最後の植替えから2年半経ったかと思います。用土に目立った疲労はなさそうですが、少しでもいい環境を提供するために植え替えることにしました。 経年劣化もなく、株はごく簡単に掘り上げできました。根にも特段気になるところもなく、冬芽はこれまで手入れしてきた雪割草の中では一番発達していました。株には改めて手を入れる必要もないため、元の3.5号陶鉢をきれいに洗浄して、新たな用土で植え戻しました。こちらがAfter画像で、円内に冬芽の様子を添えました。この冬芽のサイズなら、来春の花付きはかなり期待できそうです。
2021年10月29日
コメント(0)

長かった休眠が明けて、ユキワリイチゲが動き始めました。記録の上では、昨年と比べて10日早い始動・・・ということになりますが、実際には昨年始動に気付いたのは、葉を大きく展開した頃だったので、実質的には殆ど差はないと考えるのが妥当かもしれません。 一般的な春咲きの山野草と比べて、この品種はかなり変わった振舞いを見せます。多くの春咲き品種では、寒が緩むのを待って芽出しを始め、その後花芽やツボミを送り出しますが、ユキワリイチゲは秋も深まるこの時期に葉を出し始め、寒さを栄養源にするかの様に葉を充実させます。そして年が明ける頃花芽を生成します。更に1ヶ月、寒が底を打つ頃に花を咲かせる、といった具合です。この時期は我が家の保有品は殆どが休眠のさ中にあり、最も閑散とした時期であることから、隙間を埋めてくれる実に有難い存在でもあります。
2021年10月28日
コメント(0)

秋の手入れ、雪割草シリーズ(?)の3番手は、「桃珊瑚」です。桃花白シベ二段の品ですが、昨年の夏越しに失敗し、三途の川を渡りかけていましたが、すんでの所で息を吹き返し現在に至っています。昨年とは様変わりで、多少の手負いはありますが、葉っぱも残って小さいながら冬芽も蓄えてます。今回はこれを植え替え、2年ぶりの花付きを狙います。 この品種は最後の植替えから2年半ほどなので、根が回ることもなく株は簡単に抜き上げできました。抜き上げ前に3芽存在することは確認していましたが、うち1芽は完全に親離れしていました。ただ、戸建てに移すほど大きくもないことから、元のポットで親株と少し離して植付けることにしました。こちらがその様子ですが、新しい環境に馴染んだ頃を見計らって有機肥料を散布することにします。
2021年10月27日
コメント(0)

原種ネリネ(無銘)でも花芽が顔を出しました。昨年と比べて5日遅れの始動です。一足早く始動した類似種の「Rosea」と比べると4日遅れということになります。この2品種は、花芽始動の順序がそのまま開花の順序となる確率が高く、こちらの開花は11月下旬の後半となりそうです。 この品を植え付けたプランタは、球根の成長に伴う用土のせり上がりが顕著な上に、表土に着生したコケも厚みを増して、表土はプランタの端面を超えてしまっています。見た目に”美しい”とは言い難い有様で、遠くない時期に植え替えが必要なことは明白なのですが、さて、それをいつ実行するかが問題です。花後の実施が開花への影響がない点で最良ですが、その頃には葉っぱが伸び切って扱いが面倒だし、時期は大寒の頃になってしまい怠惰なワタクシには越えられない壁になります。それに対して、今植え替えを行えば寒さの壁はありませんが、植え替えのストレスはツボミの成長に何某かの影響を及ぼすことが避けられません。植替えをいつにするか、悩ましい宿題です。
2021年10月26日
コメント(0)

用土量1~3Lの大邸宅(ポット)を欲しがる品種の手入れが一巡し、残るは雪割草やサクラソウなどの小型のポットで慎ましく生きている品種だけになりました(一部大型ポットで団体生活させているサクラソウがありますが・・・)。そんな中で、雪割草の一番手として取り上げた「初鏡」を紹介します。 この品種、昨年の今頃は夏場の強い日射を浴びて葉焼けを来し、丸坊主状態でした。今年は梅雨入りの頃から日差しに縁のない場所に移動させていましたが、自動潅水の水量が過ぎた様で、軽度ですが根腐れを起こし葉を最盛時の半分ほどに減らしてしまいました。これを3年ぶりに用土を一新し、勢いを回復させることを目指します。 用土を排出し株を掘り上げてみると、株分けが進み2個体に分離していました。分離独立した方は完全に葉を失っていましたが、小規模ながら冬芽を用意しており、上手く行けばこちらも花を付けるかもしれません。親株の方は元の3.5号ポットに、分離独立株は新たに用意した3号ポットに、それぞれ新たな用土で植え付けました。こちらがその様子で、いずれも多くは望めませんが花も一応見られるのでは・・・などと、甘い期待を寄せています。
2021年10月25日
コメント(0)

今回紹介するのは、ホウチャクソウ「肩紅花」の植替えです。最後の植替えから4年ほどかと思うのですが、正確なところは分かりません。この春の花付きはすこぶる悪く1輪か2輪だったと記憶しています。植替え間隔が長くなり、用土の疲労に加えて甚だしい過密が原因だろうと考えています。で、今回の植替えで個体の密度を劇的に下げ、来春には汚名返上を果たしたいものです。 植替え間隔の伸びは必然的に根の回り込みを招きます。このポットでも予想を裏切ることはありませんでした。3~40分がかりで絡み合った根を解し、個体ごとに分離した様子がこちらです。植え替えた際には3~4株だったものが30株近くまで爆増していました。この一群から冬芽が大きいもの9個体を選抜して植え付けることにしました。 途中の手順は省略しますが、下画像の様に2つのポットに分植しました。これで不作の要因として挙げた用土疲労と過密は片付いた訳で、来春には全力で豊作を実現して貰いたい・・・というのが本音ですが、いきなり半年後に、というのは虫が良過ぎかも ...
2021年10月24日
コメント(0)

リンドウが開花しました。昨年と比べて10日早い開花です。10日の差となれば誤差の範囲とは言い難い幅ですが、時期的に生死に関わる様な問題はないことから、特段の対応が必要とは思っていません。 開花早々ですが、花弁はかなり疲労して、形に崩れが認められます。原因は今週の初めぐらいから、日中は花弁が半開き状態まで進むものの完全には開かず、夕方近くなると閉じてしまうというサイクルを繰り返していたからだと思っています。こちらがその様子ですが、この半開き状態では”開花”とは認め難く、上画像の状態に達するまで開花認定を見送っていました。実質的には開花に近い状態になって4~5日経過している訳で、”お疲れ”もやむなしと言えます。
2021年10月23日
コメント(0)

原種ネリネの「Rosea」に花芽が立ち上がりました。奇しくも昨年とピタっと同じ日に立ち上がったことになります。この品は助走期間(花芽始動から開花まで)が長めで、昨年の場合も5週間ほどかかり、開花したのは11/26でした。こうした助走期間は大きく変動することはないので、今年の開花は11月第4週あたりになろうかと思います。 この品を植え付けたプランタも長らく植え替えを行っていません。記憶はあやふやですが軽く4年は経っているかと思います。表土は着生したコケの幼生でどす黒く変色しています。草丈の低い草花なら花の撮影に当り、変色した表土が写り込むなど実害があるため、用土更新に背中を押されることもありますが、この品の仲間では開花位置が遥か上空であるため、用土劣化が更新の動機となることもありません。甚だ怠惰な話になってしまいましたが、今年の花後には植替えが回避できません。
2021年10月22日
コメント(0)

イカリソウの「楊貴妃」をこの場で取り上げるのは3回目になるかと思います。春の時点で5鉢あった「楊貴妃」の内、1鉢は花を咲かせずに終わってしまいました。それがこの個体だったかどうかは失念してしまいましたが、過密と用土の疲労が原因だろうと理解しています。ということでこの秋の手入れではイカリソウ全点の植替えを目指しています。 早速株を掘り上げます。こちらが掘り上げたままの様子ですが、根が回り切って、少々振り回しても用土はこぼれません。ことほど左様に鉢内の状態は深刻だった・・・ということになります。この「根っこ玉」を崩して、適度に株を分割し、元のポットに植え戻す訳ですが、最も手間を取られたのが「根っこ玉」崩しでした。根を解し、株を3分割するのに都合40分ほどかかってしまいました。 分割した内の1つを選んで植え戻しにかかります。元の3.5号陶鉢をきれいに洗浄し、新しい用土に適量の肥料を混ぜて植え付けます。根と根の隙間に空洞ができない様、注意深く用土を充填して作業を終えた様子がこちらです。今回は根の解しと株分けで、少々荒業を使ったこともあって、リカバリーに多少時間を要するかもしれません。最悪来春は作落ちするかも・・・という点を織り込んで、春を待つことにします。
2021年10月21日
コメント(0)

昨日は紅花ヒゴスミレの近況について、クドクドと書き並べましたが、それから半日も経たずに”事件”が起きてしまいました。昨日の投稿の中で、ピーナッツの長さ、太さを半分にした程度のツボミ2個の開花が迫っている旨書き込みましたが、そのツボミの内の1個が、開花のステップをすっ飛ばして、いきなり種子を実らせてしまいました。上の画像がその様子です。種子は既に完熟状態で、この後2時間ほどの間に半分ほどの種子がサヤのばね性で飛ばされて、どこかに消えてしまいました。 繁殖力の強い品種では開花のステップを飛ばして種子を結ぶことも珍しくありません。このスミレもそうしたカテゴリーに属します。他には、我が家の保有品の中では白花タンポポにこの傾向が見られ、寒の時期に発生したツボミが一度も開花しないまま綿帽子を広げることが珍しくありません。 そうした”珍事件”の裏で、同じ紅花ヒゴスミレで開花するものもありました。この株は春に開花し種子を実らせた子世代の個体で、シュンランのポットに寄生したものです。この個体で開花の準備が進んでいることには全く気付いていませんでしたが、ポットに水遣りをしていて花の存在気づいたものです。発芽から僅か5ヶ月で花を咲かせるという早熟ぶりです。こうした2つの事例から導き出されるのは、この品種は我が家のガーデニング環境には馴染まないほど、強い繁殖力を有している様です。
2021年10月20日
コメント(0)

時期を大きく外してツボミを付けた紅花ヒゴスミレがゴールまであと一息というところまで漕ぎ着けました。ツボミの大きさはピーナッツの長さ、太さを半分に縮小したものをご想像ください。このサイズのものが2個、他に米粒大のものが3個姿を見せています(中心の個体から右下45度の日影の個体など)。そこにとんだ事態がやって来ました。昨日をピークとする急な冷え込みです。寒気に巻かれて”やる気”を失わない様、取り敢えず屋内に緊急避難させましたが、効果があるかどうか ...。 とは言え、このまま初冬になだれ込むとも思えず、せめてサクラが咲く頃の気温まで押し戻して貰いたいものです。この願いが通じるかどうかは別にして、開花まで行けるか挫折するか、勝負は向う1週間ぐらいか、と思っています。
2021年10月19日
コメント(0)

一般的にヒガンバナの仲間は遺伝子構造の制約から種子を結ばない、というのが定説となっています。この10数年、身近に植えて観察して来た限りでは、花が終って2週間もしない内に、花茎は黄変・倒伏してしまいます。これでは仮に種子を結んだとしても、成熟する時間がなく、植物の基本性能として種子を実らせる意思はハナからなさそうです。 そのリコリスの一部の品種で、花後すぐに花軸を刈り払い束ねてプチ花壇の隅に置いていたところ、水も栄養分も供給がないにも関わらず、少数ですが実が成長し、種子が黒く完熟状態まで成長するものが現れました。昨年の事です。その際は種子を採り蒔きしたのですが、発芽することはありませんでした。 そして今年、「山の根ゴールド」の花が終り大半の花軸が黄変・倒伏した後も、3本の花軸が青みを維持すると共に、種子を収容する筈の鞘が大きく膨らみ始めました。それから1ヶ月半が過ぎ、花軸の根元付近が黄変し始めたのを見て、その鞘を回収してみました。そして鞘を割って中身を取り出した様子が上の画像です。容器の直径は7㎝です。昨年のケースでは成長初期の段階で水や栄養分の供給が絶たれたのに対して、今年の種子はごく普通に養分の供給を受けながら育っています。これで種子としての基本性能、つまり発芽するという機能が働くかどうか確認する意味でタネを蒔いてみました。こちらがその様子ですが、この冬から来年の春にかけて、この種蒔きポットに大注目です。
2021年10月18日
コメント(0)

遅れていたリコリスの「真夏のクリスマス」が、やっと出葉を始めました。昨年と比べて1週間遅れの出葉ですが、ま、この花の仲間ではこの程度の早いの遅いのは気に病む必要はありません。それより、これで光合成によるデンプン生成が可能となり、自身の肥培が進む条件が整った訳で、まずは「メデタシ」としておきます。 その他の品種は?というと、「さつま美人」、「山の根ゴールド」、「アルビフローラ」はまだ気配なしです。最も進んでいるのが在来型のヒガンバナで、花が咲いている段階で葉を出し始めていただけあって、現在の進行状況はこんな状態です。
2021年10月17日
コメント(0)

今回取り上げるのはヤマシャクヤクです。調達して1年半・・・ということは2回の花の季節があったのですが、1度も花は見せていません。生育環境が他と比べて劣るということはない筈、と自負してはいるのですが、これも自己判定です。 ということで、生育環境を今より少しでもいい方向に変えて行く、ということで、まだ1年半しか経っていませんが植え替えることにしました。で、まずは株の掘り上げです。1年半では根が回ることもなく、ごく簡単に抜き上げ出来ました。ヒゲ根は健康色がこぼれ出す様に真っ白でした。これで、この春花を付けなかった原因を書き出せなどと言われたとしても、白紙回答以外に手立てはありません。ということで早々に植え戻しに取り掛かります。 これまでは5号陶鉢でしたが、新居は同じ5号のプラ鉢です。若干深さが増すので収容できる用土量も増えます。新しい用土に緩効性、即効性両方の化成肥料を適量梳き込み植え付けた様子がこちらです。で、この鉢に向けて贈る言葉 ・・・ 次の春には汚名返上頼むヨ。ガンバ !!
2021年10月16日
コメント(0)

植替えの度に思い立っては見送って来た”株分け”に今年もトライしました。過去には何度も同じ場面に遭遇しましたが、この品種の特異体質の様なものを理解していなかった昔は別にして、実行に踏み切れたことはまだありません。”特異体質の様なもの”とは、冬芽を持たない塊根は必ず腐敗・枯死する、というものです。 そうした事情を背景に地中の塊根を掘り上げました。塊根は「一寸先も見えない地中で、よくもまあ、こんなに器用に絡み合えたもんだ」という風な溜息混じりの愚痴が漏れるほどに、複雑に絡み合っていました。それでも、何とか冬芽と塊根がセットで切り離せるポイントを見付け、切り離した状態がこちらです。 双方の塊根の切り口に消毒・防腐剤を塗布して、新しい用土で植え付けを済ませました。大きい方が6号、小さい方が5号のプラ鉢です。5号ポットとなったのは、単純に6号が弾切れしただけで、他の意味はありません。塊根とヒゲ根のサイズから判断して1年程度は凌げるだろう・・・というのが本音で、無事に定着すれば来秋も植替えは不可避です。
2021年10月15日
コメント(0)

白花タンポポのツボミは3番手まで顔を揃えてきました。その内の1番、2番はタンポポでは滅多に現れない「一軸二花」でした。これを気付いたのは一昨日のことです。 1日経って、昨日覗いてみると、二花の内の片方に賊が侵入しているではありませんか。それもツボミの先端に穴を開けて、上半身をツボミの中に入り込んで貪り食っているではありませんか(円内)。瞬間湯沸器モードで怒りが走り、即刻”キ●チョール一吹きの刑”に処してしまいました。 この様な喰われ方では、最早”花”として真っ当に開花することは期待できません。初めての”一軸二花”も実現せずに終わってしまった様です。いと悔し・・・・
2021年10月14日
コメント(0)

今回紹介するのは白花重弁ヤマシャクヤクの株分けと植え替えです。最後の植え替えから3年ほど経っていると思いますが、用土の問題だけではなく、多数に枝分かれしてしまい、どれも開花を期待できるサイズまで肥大化できていない、というのが最大の問題です。今回は、これを最低2分割し、無事に定着できたら春の芽吹きを見て最良の幹を残し、後は剪定してしまうつもりです。 まずは枯れてしまった葉と葉柄を取り払い、その後株の掘り上げに取り掛かります。こちらが掘り上げた様子ですが、ヒゲ根はきれいに維持されている様で、これを掻き分けて切断場所を見付けるのは甚だしく骨が折れる仕事でした。1時間ほどの時間を費やして、何とか”一撃必殺”で2分割に成功し、それぞれを6号プラ鉢に植え付けた様子がこちらです。この先、まずは定着することが最大の関心事で、春の芽吹きの時までプレミアムシートに相当する場所をこの2鉢に割り当て、分割のダメージから立ち上がって貰うことにします。
2021年10月13日
コメント(0)

画像は黄花イカリソウ「アンバークィ-ン」ですが、植え替えできずに3年が経過してしまいました。3年分の用土の劣化に加えて、6.5号の陶鉢には割れ目から水がこぼれるほどのクラックが入ってしまい、遠からず破断しかねない様相を呈しています。この2つの要因から、今年は植え替えを避けることはできません。 この品は冬場も葉を茂らせたまま過ごす常緑タイプです。そんな理由で株の掘り上げに際しても茎を掴んで引き抜くなどという乱暴な技は使えません。という風に、かなり緊張感をもって取り掛かったのですが、抜き上げは拍子抜けするほど簡単でした。とはいい乍ら、3年分の歳月は十分に根の回り込みを来しており、この後の作業に十分なブレーキをかけてくれましたが、何とかそれもこなして株の分割にかかりました。 結論を先にいうと、都合6つみ分割しました。1個当たりの現状の株数は3芽✕1個、2芽✕2個、1芽✕3個ですが、来春の新芽の時期には様変わりする筈です。何はともあれ、これらを植付けた様子がこちらです。右の黒いプラ鉢は1芽の個体を植付けていますが、これは里子向けに用意したものです。
2021年10月12日
コメント(0)

今回はイカリソウ「楊貴妃」の株分けと植え替えです。このポットは最後の植え替えから3年ほど経ちますが、ポット内は多数の花茎が立ち上がり、”足の踏み場もない”という形容が成立しそうな状態です。4鉢ある「楊貴妃」の1つで、最も過密化したポットでもあります。今回はこれを適切なサイズに分割し、それぞれ個別の新居にリハウスさせます。 まずはポットから株を掘り上げます。こちらが掘り上げたままの様子ですが、甚だしく根が回ってしまい、鉢底石まで抱き込んでしまっていました。網の目の様に絡んだ根を、竹串で解すのですが、この作業には予想外に時間を取られてしまいました。続いて、何とか塊茎のくびれを見付けて3つに分割しました。これらを同じ3.5号陶鉢に、新たな用土で植え付けた様子がこちら。肥料は用土に化成肥料を適量梳き込んだだけですが、半月ほど様子を見て、発酵有機肥料を補充する予定です。尚、これらが全て無事に定着すれば、単一品種で6鉢になります。そんなに多数は必要ないので、その場合は里子として提供することになります。この品種は”キレイ”、”カワイイ”という評判で、声をかければすぐに引受先は決まるかと思います。
2021年10月11日
コメント(0)

今回紹介するのはフクジュソウ「福寿海」の植え替えです。このポットは最後の植え替えから2年ですが、他と比べても用土の劣化が進んでおり、赤玉土は粉末化しかかっています。もう1年我慢させれば、用土は酷いことになりそうで、今年植え替えることにしました。 根の回り込みは起きていませんでした。2年目だから当然と言えば当然ですが、お陰で株の掘り上げは簡単でした。いつもならここでその様子を紹介する場面ですが、今回撮影せずに次のステップに進んでしまったため、実画像での紹介はパスします。冬芽は3点準備中で、昨年より1芽増えました。順調に行けば、来春は花の数は5割増となる訳で、嬉しい変化です。ポットは従来の5号深型プラ鉢から6.5号陶鉢に変えました。こちらが作業を終えた様子ですが、ポットは長年に亘って使い回して来たため、釉薬に細かいクラックが入ってしまいました。但し、ポットとしての強度には問題はなさそうです。
2021年10月10日
コメント(0)

この春、たくさんの花を咲かせて管理人を嬉しがらせてくれた濃色シコクカッコソウ(四国鞨鼓草)です。この品は植替え間隔が比較的短く、まだ2年しか経っていませんが、来年も嬉しがりたい、という下心もあって、今まで以上に良好な生活環境を提供する目的で植え替えることにしました。 まずは株を掘り上げます。経過年数2年ではポット内で根が回ることもなく、自分から出て来たかのようにスルリと抜き上げることができました。本尊の株の他に、本尊から分離した若株が確認できました。こちらがその様子ですが、長女、次女はともかく、3女は体格が固まり切っておらず、この植替えのストレスを克服できるか微妙です。本尊株はこれまでの5号陶鉢から6号に変更して植え替えを完了しました。続いて新規の3株です。この子たちは別の5号陶鉢に植え付けましたが、三女の健康状態が微妙で、当面は目を離すことができません。
2021年10月09日
コメント(0)

白花タンポポの新年度1番乗りのツボミが顔を出しました。今の時点では、かなり想像力で補わなくてはそれとは理解し難い顔立ちですが、紛いもなく白花タンポポのツボミです。今の大きさは大豆粒ほど、といったところです。開花は、これも希望的観測になりますが11月早々ぐらいになるかと思います。それまでに秋の手入れとしてのポットの植え替えを済ませたいと思っているのですが、何分にも量が多く、思惑通りコトが進むかどうか ・・・
2021年10月08日
コメント(0)

今回は最後の植え替えから3,4年が経過したホウチャクソウ(宝鐸草)の植え替えです。まずはポットから株の掘り上げからスタートです。こちらがポットから株を用土ごと抜き上げた様子です。通常植え替え時には1つのポットに3~4株を植え付けているのですが、今回掘り上げてみると30株を超えるまで増加していました。年毎にほぼ倍々ゲームで増殖していた様子が窺えます。この過密が原因で花付きの著しい劣化を来していた様です。 続いてこの30株ほどの中から冬芽が大きく、根の張り具合が良好な個体を5点選抜しました。これをきれいに洗浄した元の6号ポットに新しい用土で植え戻します。この数年は十分な肥料も施していなかった点を反省し、緩効性と即効性の化成肥料に発酵有機肥料も加えて梳き込みました。こちらが植え戻しを終えた様子ですが、ポットは内部も外観もしつこいくらいに洗浄したので、同じポットとは思えないぐらいきれいになっています。尚、残った20株を超える個体は里子として受け入れ先を探すことにしますが、何分にも量が多く、行き先探しは難航しそうです。
2021年10月07日
コメント(0)

今回取り上げるのはマムシグサ(蝮草)です。最後の植え替えから4~5年は経過してしまい、今年は先送りできない状況に陥っています。 まずはポット内に収まっている筈の”芋”の掘り上げです。用土は小粒の赤玉土と鹿沼土でしたが、長期の使用で一部は粒が潰れて微粒化、粉末化していました。用土に硬化はなく、ポットを逆さにして底部を軽く叩いただけで、一気に排出してしまいました。中に納まっていた芋はゴルフボール大で、このサイズで春にはキチンと仏炎苞を開いて見せたのは立派でした。掘り上げた芋は、元のポット(6号)を綺麗に洗浄して、用土も新しいものにして、緩効性、即効性それぞれの化成肥料を適量混ぜた常用の用土で植え付けました。その様子がこちら。現状の芋のサイズでは、仏炎苞もそれなりの中途半端から抜け出せないので、2年ほどで「大きな大きな焼おにぎり」ぐらいに育つ様、生活環境(肥料と用土)を整えていくことにします。
2021年10月06日
コメント(0)

長期間植え替えを行っていない、つまり冷遇されている品種の代表格、レンゲショウマ(蓮華升麻)です。3つのポットに植え付けているのですが、その中でもこのポットは最も植替え間隔が開いてしまった個体でもあります。もう5年は経っており、今年は先送りできない状況に追い込まれています。 株を掘り上げてみると塊茎は甚だしく巨大化しており、元のままポットに植え戻すことはできません。何とか塊茎のくびれを見出し、分割した様子がこちらです。くびれ位置の偏りもあって、分割後のサイズにアンバランスが生じましたが、来春の花芽の元となる冬芽の比率も、概ね体積比に近い配分になっています。今回は左の大きい方をポットに植え戻すことにしました。常用の用土に緩効性肥料や即効性の化成肥料を適量梳き込んで植え戻した様子がこちらです。この体制で来春の花の季節を待つことになります。尚、選択から漏れた右の塊茎は、一旦露地に植え付けました。ポットの個体に不測の事態が生じた場合の交代要員として待機させるものです。
2021年10月05日
コメント(0)

今回紹介するのは数年に1回あるかないかのレアケースの植替えです。画像は我が家の野草園の一角ですが、ここに植え付けているカキラン(矢印を付した6個体)は周囲の他の品種との相性が悪いのか、この3年花を咲かせるのを忘れています。相性問題というのが当たっているかどうかを確かめる目的で、露地ものをポットに戻してみることにしました。 こちらが右上に写った2個体を掘り上げた様子ですが、ポットから露地に植え替えた時と比べて大きな変化は感じられません。来年に向けての冬芽は既に準備されており、やる気はまだ残っている様です。これを6.5号陶鉢に植え付けて作業は終えました。早ければ来春、遅くとも再来年までに花を見せてくれれば、栽培方法を再転換・・・という流れになるのですが、さて、どんなことになるやら ....
2021年10月04日
コメント(0)

我が家で保有するリコリスの中で最晩生に当たる黄花品、《ジャイアント・イエロー》が開花しました。昨年と比べて14日早い開花です。《ジャイアント・イエロー》というのは我が家だけで通じる仮名称で、花の差し渡し径を始め、が体が他と比べて図抜けて大きいことに起因しています。1番花は個々の花が斜め上方に傾いているため、全開しても20cmに届くかどうか微妙です。 昨日時点で花芽は4本が立ち上がっています。今年は株数(=球根数)が20株を越えたことから、花芽10本以上を期待していたのですが、未達に終わりそうな雰囲気が日に日に濃厚になりつつあります(涙)。
2021年10月03日
コメント(0)

一昨日、ヤマシャクヤクの植え替えについて紹介しました。その作業を行った際、塊茎を1つ折損していました。大きさは大人の小指ほどです。過去の経験ではこうして折損した塊茎は救済不可能で、植え付けても芽を出すことはありませんでした。 とはいうものの、このまま”燃えるゴミ”に直行させるのも忍びない話なので、殆ど可能性はないと承知の上で植え付けることにしました。これが事実上の”埋葬”になる可能性を否定できないのが辛いところですが、何かの間違いで芽が出たらいいな・・・などと、祈る気持ちで作業を進めました。
2021年10月02日
コメント(0)

この春花を付けなかったイカリソウです。タイミングとしては昨年植替えが必要でしたが、建屋の大規模修繕に伴う制約で見送ってしまいました。それを根に持っての作落ちではないのでしょうが、この秋は植替えは必須です。ということで、来春こそ・・・という催促の意味も込めて用土を更新し、生活環境を改善することにしました。 株を掘り上げてみると2年半の放置プレーに的確に反応して根はかなり回って、根っこ玉に近い状態を呈していました。これを竹串でしごいて、網の目状の根の絡み合いを幾分かは解しました。表土付近では来春に向けて小豆粒大の冬芽が準備されており(円内)、これなら来年の花付きは間違いなかろうと期待は膨らみます。新居はこれまでより僅かに大きめの陶鉢を用意しましたが、このサイズ差(0.5号相当)は誤差の様なものです。新しい用土に適量の化成肥料、有機肥料を梳き込んで植え付けた様子がこちらです。尚、時期的に大量の葉っぱはもう必要なかろうということで、概ね半量を狩り払い身軽にしてしまいました。来年は頼むよっ!!
2021年10月01日
コメント(0)
全31件 (31件中 1-31件目)
1


