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「神のご計画の全体16 2017年5月28日 神を信じる人生と神を信じない人生」インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しました。2013年11月14日放映「主のことばを聞く」 説教要約 875 摂理と運命 説教要約 876 三つの現実 「神のご計画の全体16 神を信じる人生と神を信じない人生」 甲斐慎一郎 ヨハネ一章1~5節 一、神を信じない人生――進化論を信じる 1.初めに物理法則ありき(過去) ホーキング博士は、「宇宙は神によって創られたのではなく、物理法則によって自然に作られるのだ」と述べています(『ホーキング、宇宙と人間を語る』258頁、エクスナレッジ、2011年)。しかし「物理法則」があっても「情報」がなければ、何も生まれません。昔は、テレビもスマホも飛行機もありませんでした。なぜなら、それらを製造する設計図、すなわち情報がなかったからです。ましてテレビやスマホよりも何千倍、何万倍も複雑な動植物は、設計図すなわち遺伝情報(DNA)がなければ、何万年、何億年も時間が経過しても生まれることはありません。 2.苛酷な運命にもてあそばれる(現在) 「初めに物理法則ありき」というのは、初めに盲目的なエネルギー(物理法則)があり、それが機械的・自動的にすべてのものを造ったということを意味します。それは人格(知性・感情・意志)を持ち、すべての情報を持っておられる全知の神が全能の力で、すべてのものを創造されたことを信じないことです。それは何の計画性も目的も持たない盲目的なエネルギー(物理法則)がすべてのものを造ることですから、人間の力では、いかんともすることができない盲目的な力が決定した苛酷な運命にもてあそばれることになります。 3.絶望に満ちた人生(未来) 「神を失った世界では、醜く悲惨で不合理な人生が、そのままの素顔をあらわにする。しかもその不幸な生涯を終えた人間は、死とともに永遠の闇の世界に消えて行く。このように人生は非合理に満ちたものであるがゆえに、それは『運命』なのである」(ある宗教学者)。苛酷な運命にもてあそばれる人生は、絶望に満ちた、悲惨なものです。 二、神を信じる人生――創造論を信じる 1.初めに情報(ことば)ありき(由来) 情報学者のヴェルナー・ギット博士は、「初めにことばありき」(ヨハネ1章1節)というヨハネのことばを用いて「初めに情報ありき」という本を出版しています。すなわち「ことば」は情報にほかなりません。聖書は、「家はそれぞれだれかが建てるのですが、すべてのものを造られた方は、神です」と記しています(ヘブル3章4節)。 「ヒトの遺伝情報を読んでいて、不思議な気侍ちにさせられることが少なくありません。これだけ精巧な生命の設計図を、いったいだれがどのようにして書いたのか。もし何の目的もなく自然にできあがったのだとしたら、これだけ意味のある情報にはなりえない。まさに奇跡というしかなく、人間業をはるかに超えている。そうなると、どうしても人間を超えた存在を想定しないわけにはいかない。そういう存在を私は『偉大なる何者か』という意味で十年くらい前からサムシング・グレートと呼んできました」(村上和雄『生命の暗号』198頁、サンマーク出版、1997年)。 2.愛にあふれた摂理に導かれる(今) 聖書は、「あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました」(創世記50章20節)、「神を愛する人々、すなわち神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださる」(ローマ8章28節)と教えています。これが神の摂理です。「摂理とは、神が世界と人間のために、その知恵と聖なる意志によって、これら世界と人間の存在と持続のために必要なすべてのものをあらかじめ知って備え、配慮してくださること」です(『キリスト教大辞典』教文館、649頁、1963年)。 3.希望に満ちあふれた人生(将来) 聖書は、「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。……それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ」と教えています(エレミヤ29章11節)。愛にあふれた摂理に導かれる人生は、希望に満ちあふれているのです。 甲斐慎一郎の著書→説教集
2017.05.27
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「神のご計画の全体15 2017年5月21日 創造を信じる生き方と進化を信じる生き方」インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しました。2013年11月5日放映「神のことばである聖書」 説教要約 970 ミッシング・リンクとオーパーツ(1) 説教要約 971 ミッシング・リンクとオーパーツ(2) 「神のご計画の全体15 創造を信じる生き方と進化を信じる生き方」 甲斐慎一郎 創世記1章 26、27節 創造論と進化論は、生物学または生化学において科学的に正しいかどうかという問題に止まらず、人にとって最も大切な生き方の問題であることを聖書は教えています。 一、進化(論)を信じる生き方 進化論者は、生物の進化について次のように説明しています。 「自然選択説は、進化を説明するうえでの根幹をなす理論で、厳しい自然環境が、生物に無目的に起きる突然変異を選別し、進化に方向性を与えるという説です。日本では時間の流れで自然と淘汰されていくという意味の『自然淘汰』が一般的です」。 生物が進化する要素は「時間の流れ」と「偶然と必然」と「自然選択」です。すなわち 1.何もしなくても(自然に)時間の経過とともに下等な生物が高等な生物に進化する。 2.偶然と必然によって下等な生物が高等な生物に進化する。 3.環境によりよく適応したものが生き残る適者生存により、強い者が生き残り、弱い者が死に絶えて生物は進化する。 しかし現実の動物は、弱い草食動物が80パーセントを占め、強い肉食動物は、20パーセントしか存在していません。もし進化論が本当なら、弱い草食動物は死に絶えて、強い肉食動物しか存在しないはずですが、現実の動物は、そのようにはなっていません。 これを人の生き方に当てはめるなら、1.人は、時間の経過とともに成長する2.人は、偶然と必然によって成長する3.人は、適者生存により強い者が生き残り、弱い者が死に絶える しかし現実の人間は、 1,時間が経過すれば、成長し、向上するどころか、何もしなければ(真理を求めず、神の救いを信じなければ)、時間の経過とともに退歩します。 2,偶然にしても必然にしても、人間は罪深いので、何もしなければ(真理を求めず、神の救いを信じなければ)、堕落します。 3.適者生存の世界では、人を蹴落としてでも、自分が勝つこと、自分が得になることのみするのです。 「進化(論)を信じる生き方」は、何と浅ましく、怠慢で、罪深い生き方でしょうか。 二、創造(論)を信じる生き方 聖書は、人間の創造について、次のようなことを教えています。 1.人は、どのように創造され、何のために創造されたのか (1)神は「われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。……神はこのように、人をご自身のかたちに創造された」(創世記1章26、27節、第二版)。 (2)「わたしの栄光のために、わたしがこれを創造し、これを形造り、これを創造した」(イザヤ43章7節)。 2.人は、どのように生きればよいのか (1)「人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。……あなたがたが多くの実を結」ぶなら、「わたしの父は栄光をお受けになる」(ヨハネ15章5、8節)。 (2)神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心(原語は思い)の一新によって自分を変えなさい」(ローマ12章2節)。 3.人は、どのような人間になるのか (1)「生きるにも死ぬにも私の身によって、キリストがあがめられる」(ピリピ1章20節)。 (2)「私たちはみな……鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます」(第二コリント三章18節)。 「創造(論)を信じる生き方」は、何と高尚で、すばらしいものでしょうか。このような生き方は「だれでもキリストのうちにあるならその人は新しく造られた者です」(第二コリント5章17節)と、キリストによる「人間の新しい創造」によってのみ可能です。 甲斐慎一郎の著書→説教集
2017.05.20
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「神のご計画の全体10 2017年5月14日 創造の6日間」 インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しました。2013年10月3日放映「三つの選択」 説教要約 1039 生命の設計図であるDNA 説教要約 1040 宇宙の設計図である神の数式「神のご計画の全体10 創造の6日間」 甲斐慎一郎 創世記一章 聖書は、神は6日間で天地万物を創造されたと教えています(創世記1章)。 一、創造の6日間 1.第1日は、光です 私たちは「光」と言うと、「可視光線」のことだけ考えますが、モーセが創世記を書いた頃は、「電磁波」などという言葉はなく、そのようなものは、全く知りませんでした。しかし現代は、音波、電波、光波(赤外線、可視光線、紫外線)x線、γ線、宇宙線などの総称を「電磁波」と言います。 神が第1日に造られたのは、「電磁波」です。まず電磁波を造らなければ、大空と水、地と植物、太陽と月と星、魚と鳥、そして陸の動物と人間を創造することはできません。 地球の周囲は磁力線が取り囲み、太陽風など生物を滅ぼすものから守っています。人は、五感では何も知ることはできないので、感覚を神経インパルス(電気現象)に変換し、信号化して脳に送り、知覚(知識)に変換していますが、この神経インパルスが電磁波です。 2.第2日は、大空と水です 神が第2日に造られたのは、大空と水です。大空と水がなければ、土壌は造られず、植物も動物も生きることはできません。さらに「大気や土壌、海洋、湖沼、河川、森林など、あらゆる領域を形成し、維持している」のは微生物です(P・G・フォーコウスキー、N・マネー)。大空と水の中に無数の微生物が造られ、人間の腸の中にいる無数の微生物が「腸内フローラ(細菌)」です。 3.第3日は、地と植物です 神が第三日に造られたのは、地と植物です。植物には土壌が必要であり、さらに大空と水がなければ、生きられません。「植物は、光のエネルギーと水と二酸化炭素を利用して光合成を行い、デンプンや糖を作ります。さらに窒素や各種ミネラルを組み合わせて、タンパク質や脂肪などを作り出すのです」。 4.第4日は、太陽と月と星です 神が第4日に造られたのは、太陽と月と星です。魚と鳥は、大空と水、土壌と植物があっても、それだけでは生きられません。その大空に気流、また水には海流がなければ、魚と鳥は、生きることができません。その大空に気流、また水に海流を起こさせるものは、地球の自転と公転また地軸の傾き、そして太陽と月と星の引力です。月の引力によって、満潮と干潮があり、それがなければ、魚は生きることができないのです。 5.第5日は、魚と鳥です 神が第5日に造られたのは、魚と鳥です。第4日に太陽と月と星が造られたので、大空に気流、また水には海流が生まれ、魚と鳥が生きられる環境が整ったのです。 6.第6日は、陸の動物と人間です 神が第6日に造られたのは、陸の動物と人間です。陸の動物と人間は、第1日の電磁波、第2日の大空と水、その中に微生物、第3日の地と植物、第4日の太陽と月と星、第5日の魚と鳥がなければ、生きることはできません。陸の動物と人間が生きるために必要なすべての条件や環境が整ったので、神は、第6日に陸の動物と人間を造られたのです。 二、序正しい宇宙を創造された神 聖書は「神は混乱の神でなく、秩序の神だからです」と記しています(第一コリント14章33節、詳訳聖書)。この宇宙を造られた神は、秩序の神です。神は、形がなく、むなしく、やみがあったという混沌とした状態(2節)から秩序正しい宇宙を創造されました。 「この世の神(悪魔)が不信者の思いをくらませ」「福音におおい」を掛け(第二コリント4章4、3節)とあるように秩序のある世界(コスモス)を混沌とした状態(カオス)にして、「福音の光を輝かせないようにしているの」が悪魔です(第二コリント4章3節)。 これに対して混沌とした状態(カオス)を秩序のある世界(コスモス)に変え、おおいを取って(換言すれば啓示の光によって)「キリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせ」ているのが神です(第二コリント4章3節)。 甲斐慎一郎の著書→説教集
2017.05.13
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「神のこ計画の全体9 2017年5月7日 被造物が証明している神の存在」 インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しました。2013年9月23日放映「三つの声」 説教要約 861 これ以上、単純化できない複雑さ、その1説教要約 862 これ以上、単純化できない複雑さ、その2「神のこ計画の全体9 被造物が証明している神の存在」 甲斐慎一郎 ローマ人への手紙、1章19、20節 一、創造主なる神と神が造られた被造物 自然科学を研究するなら、自然法則が秩序正しく、理路整然としていて、目的と計画性があることがわかり、その背後に「知的な計画者」が存在していることをはっきりと示しています。「デザインのあるところには、デザイナーがいる」という言葉のとおりです。 「ヒトの遺伝情報(DNA)を読んでいて、不思議な気侍ちにさせられることが少なくありません。これだけ精巧な生命の設計図を、いったいだれがどのようにして書いたのか。もし何の目的もなく自然にできあがったのだとしたら、これだけ意味のある情報にはなりえない。まさに奇跡というしかなく、人間わざをはるかに越えている。そうなると、どうしても人間を越えた存在を想定しないわけにはいかない。そういう存在を私は、『偉大なる何者か』という意味で10年くらい前から『サムシング・グレート』と呼んできました」(村上和雄著、生命の暗号、198頁)。 二、神の存在を証言している聖書の記録 ノーベル物理学賞を受けたアインシュタインは「宗教のない科学は凶器であり、科学のない宗教は狂信である」と言いました。科学的な証拠のない宗教は、狂信であり迷信です。 確かに無知・無力な人間には、全知全能の神の存在を科学的に証明することなどできません。しかし全知全能の神は、ご自身の存在を科学的に証明しておられます。「神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性(神の全知全能)は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるので」す(19、20節)。 三、神の存在を証明している自然界 1.コウモリとイルカの形態と生活 古来の進化論の系統樹は、単細胞生物→無脊椎動物→脊椎動物→魚類→両生類→爬虫類→鳥類→哺乳類(最新の系統樹は複雑で不可解です)の順ですが、哺乳類が頂上にあることに変わりはありません。 コウモリとイルカは、哺乳類なのに、その形態と生活がコウモリは鳥類、イルカは魚類に戻ったのは、なぜでしょうか。しかもコウモリは、現在の飛行機が雲の中でも夜でも安全に飛ぶことができるレーダー(電波探知測定器)による計器飛行をしているように口から超音波を発するレーダー飛行をしています。イルカは、現在の船が海中や海底にあるものを超音波を発するソナー(超音波探信機)で見て航海しているように口から超音波を発するソナー遊泳をしています。これは進化論の自然淘汰で説明することは不可能で、創造論が教えている、それぞれのゲノム(遺伝情報全体)すなわちコウモリゲノムまたイルカゲノムによってしか説明することはできません。 2.生物を生かす水の固有の性質 水は、摂氏四度で、密度が最も高く、凍ると体積が増え、水に浮くので、川や海は、表面から凍り、海中の生物は生きていくことができます。もし水が他の液体のように、温度が下がれば下がるほど、密度が高くなるなら、氷は海底に沈み、次々と氷が海底で重なって、海底から海上まで氷に覆われ、地球上の生物は死に絶えてしまうでしょう。また水には、毛細管現象があり、細い管を地球の重力に逆らって上っていくので、植物は根から水分を吸い上げて生きていくことができます。 水は、摂氏百度になると水蒸気になり、上昇して雲になりますが、上空で冷えると、雨として地上に降ります。その時、空気中の炭酸や塵などを吸着して地上の土に染み込ませて肥沃な土壌にするだけでなく、雨水は海水ではなく真水なので、地上の動物は、それを飲み、植物は、それを吸収して生きていくことができます。このように水は、動物や植物などの生物が生命を維持するために計算し尽くされた固有の性質をもっているのです。 神の存在は、「全知全能の知的な計画者」である神が創造された「被造物によって知られ、はっきりと認められ」、「神が明らかにされた」、すなわち証明されたので、私たちに「弁解の余地はないのです」(19、20節)。 甲斐慎一郎の著書→説教集
2017.05.06
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