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オーシャンズ11から13までの3部作をご覧になった方、多いと思います。面白い映画でしたよね。ジョージ・クルーニー演じるダニー・オーシャンが中心となった犯罪スペシャリスト達の活躍劇。最初10人だった仲間がだんだん増えるたびに数字が上がっていって、13で打ち止めでした。その続編というわけではないのかもしれませんが、今度はダニーの妹デビーが仲間を集め女盗賊団で宝石を狙います。ダニーは死んだことになってました。デビー(サンドラ・ブロック)は刑務所から仮出所するやいなや、鮮やかな手口で化粧品をパチり詐欺まがいの行為で高級ホテルのスイートに居を構えます。堂々とした態度にあの美貌ですから皆んなオーラに圧倒されて言いなりになってる感じでしたね。親友のルー(ケイト・ブランシェット)もゴージャスな女性です。そして頭の切れる犯罪仲間。 デビーには刑務所にいる間にずっと温めてきた作戦がありました。毎年5月最初の月曜日にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されるファッションの祭典『メットガラ』で1億5千万ドルの宝石を盗み出す計画です。作戦に必要なエキスパート達をまずはスカウト。内部事情を知るために主催者側に潜入しイベントプランナーとして活躍するタミー、本物そっくりの贋作を作る宝石職人アミータ、凄腕スリのコンスタンス、天才ハッカーのナインボール、そしてファッションデザイナーのローズ。ここにリーダーのデビーと右腕のルーが加わって7人。あと一人は誰?ナインボールの妹がちらっと出てくるんですがまだ子供だし、知恵を貸してくれるだけで犯罪当日には全くタッチしてないんです。最期の一人は見てのお楽しみということで。最初は綺麗なお姉さん達が集まって宝石一つ盗むだけかと割と期待せずに見はじめたんですが、ちゃんと隠し球がいくつも用意されてましたよ。練りに練った計画でもその通りにうまくいかないのが世の常。ハラハラ、ドキドキもちゃんと用意されています。ファッション業界のことには疎い私ですが、メットガラ素敵でした。VOUGUEが主催してるんですね。毎年ドレスにテーマが与えられて、2018年はカトリックがテーマだったそうです。『オーシャンズ8』(原題:Ocean's Eight)は、2018年のアメリカ映画です。監督・脚本はゲイリー・ロス、製作にオーシャンズ・シリーズの監督だったスティーブン・ソダーバーグと主演だったジョージ・クルーニーが名前を連ねていました。公式サイトはこちらです。
2018/10/31
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ポーランドのエルブロンクで行われたバルチック・カップの結果です。2018年10月13日(土)夕方、ポーランドに着いて会場の下見に行ったらワールド・オープン・スタンダードの準決勝をやっていました。出場組数54組、日本人選手はいません。結果は以下の通り。1. Evaldas Sodeika - Ieva Zukauskaite(リトアニア)312. Alexey Glukhov - Anastasia Glazunova(ロシア)103. Madis Abel - Aleksandra Galkina(エストニア)14. Edgars Linis - Eliza Ancane(ラトビア)235. Tomas Fainsil - Violetta Posmetnaya(ドイツ)96. Michal Zacharewicz - Katarzyna Czyzyk(ポーランド)42『ソデイカが出てる!』と大将が騒いでいたんですが、私にはどれがそのイカさんなのか分かりませんでした。国名の後ろに背番号書いておきますので目の良い方は優勝のソデイカを探してみてくださいね。参加者54組の中にドイツ人が一組しかいないのがちょっとびっくりでした。どの大会にも大勢参加してるドイツ人が隣の国なのに少ないのはひょっとすると戦争の後遺症のようなわだかまりがまだ残っているせいなのでしょうか。こちらは同時開催のラテン、ユースの決勝ジャイブです。2018年10月14日(日)に同会場で行われたワールド・オープン・ラテンには49組が参加していました。私たちも試合でしたが2次予選で敗退してしまったので客席でしばらくアダルトの試合を観戦しました。こちら決勝メンバーです。1. Jakub Lipowski - Diandra-Aniela Illes(ポーランド)2. Mikhail Koptev - Alexandra Atamantseva(ロシア)3. Maxim Elfimov - Evgenia Churikova(ロシア)4. Egor Petrov - Anna Argun(ロシア)5. Artyom Liaskovsky - Ksenia Zaputriaeva(イスラエル)6. Mstislav Kazakov - Alena Kazakova(ロシア) 5位に入ったイスラエルの選手アーチョム、アントワープでもご紹介しましたが身体能力がハンパないんです。女性もすごいんですけどその凄さが霞むくらい男性がすごい。大将が名前の読み方、アーチョムで良いのか本人に聞いたそうです。彼の大ファンだというと、『サンキュー。グッドラック。』とちょっと照れながら応えてくれたとのこと。アダルト・ラテンの方もドイツの選手が少ないです。半分くらいポーランドの選手でした。今回は1ヶ月前に突然決まった試合だからかもしれませんね。とても真似できないけどいい目の保養になりました。
2018/10/30
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下町ロケットや陸王、半沢直樹など数々の面白い作品をこの世に送り出している池井戸潤さんが原作ですから面白くないはずがありません。2018年6月に公開された映画を見ました。テレビドラマ化された作品が多い中、映画化されたのはこれが初だそうです。運送会社のトラックが走行中にタイヤが外れる事故を起こし、歩道を歩いていた親子連れを直撃します。母親は命を落とし子供も怪我を負って、原因は整備不良ということで会社が責を負うことに。父親の後を継いで会社を経営していた赤松徳郎(長瀬智也)はこの事件で会社倒産の危機に見舞われます。 池井戸作品はいつも絶対的なピンチからの起死回生が見所ですよね。今回もそれを期待して心の底では大丈夫と思っていたんですが、ハラハラさせられる事態がたたみかけるように襲ってくるんです。遺族からは恨まれるし、警察からは責められるし、銀行からは見放され、従業員との信頼関係も揺らいで行きます。しかし赤松社長は諦めませんでした。整備を担当した従業員を信じ、過去の類似の事例を調べ上げ、これが単なる整備不良の突発事故ではなく、トラックを製造した巨大企業のリコール隠しではないかと調査を進め対決していくんですよ。面白い映画でした。 現在TBSで下町ロケットの続編が放映されていて、そっちも毎週山あり谷ありで面白いですよね。空飛ぶタイヤもテレビドラマがあったそうで、そちらは見逃してしまったんで映画が見られて良かったです。映画『空飛ぶタイヤ』は本木克英監督作品。公式サイトはこちらです。
2018/10/29
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ホワイトハウス前で拳銃持った裸の日本人が騒いで現地の警官に見つかったら?即、射殺されるかも...。今日ご紹介するのは2010年に数々のアニメ部門作品賞を受賞した面白い作品なんですが、主人公の登場の仕方がこれだったんですね。でも即射殺は免れました。ついでにトラブってた日本人の女の子も助けました。東のエデンて、ジェームス・ディーン主演のエデンの東をもじったタイトルなんでしょうかね。作者がすごく映画好きなのだろうというのは所々に垣間見られました。 政界にも財界にも影響力を持ったある大金持ち(ミスター・アウトサイド)が、12人のセレソンと呼ばれる人材を勝手に選抜し、世直しを計るんです。100億の電子マネーと、電話するだけでその金を使ってほとんどのことをやってのけるコンシェルジュが与えられます。12人には携帯の履歴として各人がどんなことにお金を使ったかがわかるようになっているんですが、それぞれ職業も年齢もバラバラで面識はありません。そして、途中で逃げ出したり資金を使い切っても成果をあげられなかったり私利私欲のためにこれを使い続けると、見張り役のセレソンの一人に殺されることになっています。『この国を正しい方向へ導く』ことに最初の一人が成功したら残りのセレソンは消されるとのこと。100億もらって世直しって、何をします?額が多すぎて小市民には何していいか分からないですよね。逆に国家予算として何兆円も使ってどうにもならないことを100億でやってのけたら大したものです。一人のセレソンは日本にミサイル攻撃を仕掛けます。幸い犠牲者が出なかったことからこの事件は『うかつな月曜日』事件と呼ばれていました。また一人のセレソンは高齢者の医療対策に、別の一人は性犯罪者の撲滅にそれぞれが自分の立場でこの国をなんとか変えていこうと試みます。主人公の滝沢 朗(たきざわ あきら)もセレソンの一人でしたが、訳あって自らの記憶を消していました。大学の卒業旅行でアメリカに来ていた森美 咲(もりみ さき)とホワイトハウス前で出会い、帰国して彼女が所属する起業サークル『東のエデン』のメンバーとも知り合います。セレソンの中には過激な輩もいるんですよ。滝沢はそれに対抗する側ですね。この世直しゲームの行方はいかに。ミスター・アウトサイドの正体は?『東のエデン』は、2009年にフジテレビで放送されたテレビアニメです。原作・監督は神山健治、全11話からなっています。『3月のライオン』で有名な漫画家・羽海野チカがキャラクターデザインを務めているのも魅力の一つです。ヒロインの咲ちゃんが、『3月のライオン』のヒナちゃんに似てます。みんなガラ系をいじってるのが高々10年前だったんですね。 オープニングの曲がオアシスの『FALLING DOWN』で、そこからググッと引き込まれてしまいました。めったにないことですが、面白かったので2回見ました。そしてこれも稀なことですが、大将も面白かったみたいで全部見てました。劇場版で続きがあるようなのでそちらもチェックしてみようと思います。
2018/10/28
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10月13日(土)にマイアミでシニア I ラテン世界選手権が開催されました。2年連続同じ場所で世界選手権をやるというのは珍しいパターンです。ちょうど私たちがスペインからポーランドに移動している2週間前の土曜日でしたが、キンタローたちどうなっただろうねと話題に上がりました。シニア I ラテン世界選手権の出場組数39組。キンタローたちは残念ながら決勝に残れず8位でしたね。名越組はもっと不調で15位の成績でした。 世界選手権なのに参加者少ないです。去年も40組でしたからやっぱりアメリカ開催だと敬遠されるヨーロッパの選手が多いのかもしれません。今年のジャーマンオープンのシニア I ラテンは55組参加してましたし、一昨年スペインで開催された時はもっと多かったです。 決勝の結果はこちら。1. Georgy Osadchy - Tatiana Nikolaeva(ロシア)2. Simon Sorin Dumitru - Constantinescu Florentina(ルーマニア)3. Andreas Hoffmann - Isabel Krueger(ドイツ)4. Yevgen Dmytrenko - Mery Lenz(アルゼンチン)5. Stephane Guijarro - Jennifer Meunier(フランス)6. Duarte Sousa - Elisabete Pera(ポーランド) 優勝したのは今年1月にタチアナとカップルを組んで連戦連勝のゲオルギーです。1978年生まれの40歳!!タチアナは50歳超えてますからシニアIIラテンにも出られるってことです。いつ参入してくるんだろう。シニア I で優勝ならシニア II でも優勝でしょうね。(シニアのカテゴリー区分の説明はこちら) 2位のルーマニアの選手は翌日行われたシニア I スタンダードの世界選手権でも5位に入賞している10ダンサーです。去年11月にハンガリーで行われた10ダンス世界選手権でも2位の成績。去年のマイアミにも参加していて、その時はキンタローより下の8位だった選手です。大躍進ですね。 3位のドイツの選手は常連で、2010年からシニア I ラテンの世界選手権に出場しています。ずっと入賞し続け、決勝を逃したのは1度だけ。ファイナルを維持するのってすごく大変だと思います。みんな必死に決勝入り狙ってきますからね。しかもこのカップルはすでにシニア IIの年代ですのでそっちに出てもいいんですけど若いグループで勝てるなら自分たちもそうするだろうなとは思います。 4位だったアルゼンチンの選手は今年からシニア戦参戦の選手で、シニア戦よりもアダルトの試合に積極的に参加されている若い選手のようです。翌日のスタンダードの方も15位と健闘してます。サンバとかルンバとかラテンアメリカンなんですけど、南米の選手ってあまり見かけないんですよ。戦いの場の中心がヨーロッパだからでしょうね。 5位のフランスの選手は去年のマイアミでも5位、今年のジャーマンオープンでは8位だった選手です。一昨年、私たちが飛行機のストで参加できなかったビルバオの世界選手権での26位からグーンと急成長。 6位のポーランドの選手は翌日のスタンダードでは18位だった10ダンサー。去年マイアミでは14位、10ダンスでは9位でした。スタンダードが去年の55位から素晴らしく成長したんですね。ラテンも念願の決勝いりです。 去年優勝したイタリアの選手はどうしちゃったんでしょうか。3月にイタリアの試合に出て以来出場してないようです。去年準優勝のスペインの選手も9月で戦歴が終わっています。なんかあったんでしょうね。去年4位のイタリアの選手は今年14位と振るいませんでした。6位だったフィンランドの選手も今年の3月から試合に出ていません。 2018年10月14日(日)に同じくマイアミで開催されたシニア I スタンダード世界選手権の結果はこちらです。1. Fabian Wendt - Anne Steinmann(ドイツ)2. Corentin Normand - Laura Lozingue(フランス)3. Nedelcu Silviu Adrian - Nedelcu Nicoleta(ルーマニア)4. Ignazio Grignani - Ilaria Gianfranchi(イタリア)5. Simon Sorin Dumitru - Constantinescu Florentina(ルーマニア)6. Ronald Pux - Sabine Pux(オーストリア) 出場組数53組でした。日本からも3組参加されてます。優勝のドイツの選手は去年までアダルトのグランドスラムに参加されてた選手です。今年からシニア I に参戦で、ジャーマンオープンでは2位でした。 2位のフランスの選手も今年からシニア I に参戦で、ジャーマンオープンでは4位だった選手。シニア I になったばかりの30代前半の選手が上位を占めた感じです。去年ハンガリーで開催された世界選手権で優勝したハンガリーの選手はそれを期に試合に出ていません。その時2位だったロシアの選手はことしのジャーマンで優勝していますがマイアミの世界選手権には参戦しませんでした。30代はいろいろありますからね。 どの年代も仕事や家庭の事情、怪我、カップル解消などいろいろありますけど、シニア I 世代は出産が一つのキーポイントになる場合が多いようです。キンタローや名越組はどうするんでしょうか。金スマ社交ダンス企画の今後が気になりますね。
2018/10/27
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<東尋坊>東尋坊(とうじんぼう)というのはお坊さんの名前だそうですね。暴れん坊で厄介者だった東尋坊をこの崖に誘い出し、酒を飲ませて突き落としたとかいう話です。平安時代のサスペンス劇場、東尋坊殺人事件です。福井県の観光名所の一つで、国の天然記念物そして日本の名勝にも指定されているそうです。地質的には遠い昔の火山活動でマグマが上がってきたのが冷えて固まる時にできた柱状の安山岩。柱状節理と呼ぶそうです。映画『未知との遭遇』でUFOがやってきた場所にあった岩もこれ系でした。 まず全景を見てみようと思ってタワーに登ってみました。昭和の香りがする古い建物で1階がお土産売り場になってます。展望料は一人400円。上に行ったら誰もいませんでした。大将がすぐに降りようとするので、400円分の元を取ってないだろうと引き止めます。コイン入れるタイプの望遠鏡が延々と同じアナウンスを繰り返して、それがガランとした展望室に響き渡っていました。崖に通じる道の両サイドにはお土産などを売るお店がびっしり。観光バスのコースになってるみたいで、ガイドさんについて歩く集団をいくつか見かけました。船に乗って海から崖を眺める30分コースの遊覧船があったんですが、車を返す時間が迫っていたので岩場をちょっと歩いて戻りました。トンビが上でずっとピーピー鳴いてるんです。イカ焼きでも買ったらかすめ取られそう。北陸自動車道を小松空港に向かう途中、堪え難い眠気が襲ってきたんです。時差ボケなのか寝不足なのか、運転してた大将も、横に乗ってた私も、そのまま夢の中に引きずり込まれそうになって命からがら尼御前SAに車を止めて15分ほど爆睡しました。コーヒーやらレッドブルやらを飲んで強制的に目を見開き、ラストスパートでレンタカーを時間ギリギリに返却。空港でご飯を食べました。まずはビール。念願だった名物ソースかつ丼。そして高級魚のどぐろの御膳。東京行きの飛行機は満席でしたね。ビルバオでご一緒だった東京のSさんたちとは偶然ですが永平寺でも東尋坊でもお会いして、飛行機も一緒でした。思考パターンが似てるのかな? 福井観光、数時間ですが楽しく回れました。大将は子どもの頃、毎年夏休みに家族で水晶浜の民宿に泊まっていたそうですので福井は楽しい思い出の地のようです。私は富山の大会の時に京都から車で通過したことしかなくて、福井に何があるのか全くイメージがありませんでした。 永平寺も丸岡城も東尋坊も『ああ、これ福井だったんだ。』というものを知らないヤツで、珍しさも相まって長々と書いてしまいました。(いつものことですね)最後までお付き合い下さった皆様、どうも有難うございます。福井の地ビール、飲みそこなったなあ。 (おわり)
2018/10/26
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<丸岡城>数日前、TVでこの城はなんでしょうというクイズをやっていました。福井県坂井市にある日本最古の現存天守閣、丸岡城です。見所を説明してくれる5分ほどのビデオを見て、城を建てたのは一向一揆対策だったことを知りました。織田信長の命で柴田勝豊(勝家の甥)によって建てられた丸岡城は、そこから戦国時代の荒波を乗り越えなんども城主が変わっていきます。石垣は野面積み(のづらづみ)という方式で自然石をそのまま積み上げただけなせいか製作当初はよく崩れたんだそうです。城と向かい合うようにお静の慰霊碑が立っていて、説明を読んで驚きました。お静さんは石垣を安定させるために人柱として入った女性で、その代わりに自分の息子を侍に取り立てて欲しいと願い出たのだそうです。 城は無事に完成しましたが戦乱の世ですから城主がすぐに変わって、結局お静の子供は侍になれなかったんですね。そのせいかどうかは分かりませんが、毎年堀の水があふれて近隣に被害が出るので村人たちは『お静の涙雨だ』と噂しました。お城の下にお静さんの骨がまだ埋まってるんでしょうか。入場料は丸岡城と丸岡歴史民俗資料館、一筆啓上日本一短い手紙の館の三つがセットで一人450円でした。城に入るとすぐに堀があった頃の城下町のジオラマがあるんです。『ここに忍者3人、くノ一2人、扉の空いているトイレ一つ。どこにあるか分かりますか?』こういうの、ついハマるんですよ。必死に探しました。 壁をよじ登ってるくノ一、屋根を走ってる忍者….。ここで1日終わるかと思いました。せっかくですから上にも登らないとね。傾斜角65度とか言ってたかな。この階段、鎧着て登れたんでしょうかね。縄を伝って、ほぼ山登りな感じでした。天守閣からの眺めはこんな感じです。堀は埋められて学校やら民家になっています。ちなみに丸岡城は日本最古とはいえ1948年の福井地震で倒壊していて、その材料をそのまま使って復元されたものだそうです。活断層が動いたのが原因とのことでしたが、マグニチュード7.1で2011年の東日本大震災、1995年の阪神大震災に次いで戦後3番目に多い犠牲者3769人が亡くなったとのこと。震源地がここ坂井市だったそうです。丸岡城を含めこの辺り一帯は大変な被害に見舞われたのでしょう。今年6月ちょうど発生から70年とのことで追悼行事なども行われたようです。素晴らしい復興を遂げて、地震の痕跡は見当たりませんでした。歴史資料館にも入ってみました。刀の柄や兜などのサムライ道具や乗り心地悪そうな当時のおかごなどが展示されています。一筆啓上日本一短い手紙の館は時間の関係で入ってないんですが、気がつけば3時過ぎでお昼ご飯も食べてませんでした。そこでおみやげ屋さんに寄って気になっていた羽二重餅というのを買って食べてみたんです。柔らかな食感に優しい甘さ。あっと言う間に完食でした。みなさんもいかが? (つづく)
2018/10/25
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<永平寺>ゆく年くる年で毎年見ているお寺ですが、訪れるのは初めてです。噂に聞く厳しい修行のお寺、曹洞宗の大本山永平寺。試合の翌日、2018年10月22日(月)に訪れました。麓の方に400円の駐車場が多いのですが、さらに車で登ると入り口のすぐそばのお店で『うちでおみやげ千円以上購入いただくと無料』という駐車場があります。永平寺は道元禅師(どうげんぜんじ)が1224年に開かれたお寺です。地図の左下の現在地と示された場所からすぐのところに参拝入り口があります。拝観料は自動販売機で購入、一人500円。スリッパに履き替えて中に入ると、若い黒装束のお坊さんから建物の概要と注意事項についての説明がありました。修行僧を写真に撮ってはいけないそうです。雲水(修行僧)の皆さんは起きて半畳寝て一畳のスペースが与えられ、修行の場である僧堂と浴室と東司(トイレ)は三黙道場という私語禁止の場所になっているとのこと。こちらは傘松閣(さんしょうかく)、156畳の大広間で天井画は昭和初期の著名な画家たちの手による美しい花鳥図になっています。建物は回廊で繋がっていて、お掃除が行き届いていました。雲水の皆さんが毎朝磨き上げておられるんでしょうね。こちらが七つある建物(七堂伽藍)の中心にある仏殿です。この仏殿は、三菱の創業者である岩崎弥太郎氏からの寄贈だそうです。本尊の祀られた中央の欄間にはお釈迦様が三千年に一度しか咲かない花を摘み取ったという逸話が掘られているとのこと。禅の教えってちょっとひねりがあって『そのココロは』を聞かないと意味不明な場合が多いです。この逸話は、お釈迦様が弟子たちに『三千年に一度しか咲かない花も、他の花もすべて平等だ』ということを解いたものだそうです。床が石で、冬はとんでもなく冷たくなるので足腰を痛める修行僧が多かったとのこと。今は畳のちょっとした椅子のようなものが置かれています。こちらが本堂に当たる法堂(はっとう)。七堂伽藍の最も高いところにあります。標高が260mとおっしゃってたと思うんですが、庭の眺めも素敵でした。ここで朝のお勤めなどの法要が行われているそうです。庭の水瓶はもしもの火事に備えたものとのことでしたが、これで足ります?階段を一番下まで降りて山門にやってきました。修行僧が一生に2回しか通らないという永平寺最古の建物。両サイドに四天王が睨みを利かせ、厳しい修行に耐える覚悟のあるもののみが入門時にこの門をくぐり、永平寺を去る時に再びこの門をくぐるそうです。門から中を望むと中雀門が見えます。この奥が仏殿です。山門の外には鐘楼があります。これがゆく年くる年で出て来る鐘でしょうかね。ご〜〜ん。今年も残すところあと僅かになりました。出る前におみやげを色々買いました。ダンスでいい成績が取れるように自分達には『勝ち守り』、母たちにはいつまでも元気で歩けるように『足腰健康お守り』。そしてこれからの私たち『自分を超える挑戦』を後押ししてもらうTシャツ。これ、かっこいいですよね。着て走ったら自己ベストでそう。大将が『いつまでもナマケモノになりなさいTシャツ着てるからダメなんじゃないの』っていうんです。もうTシャツの季節じゃないんで来年着ようと思います。(つづく)
2018/10/24
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<祝勝会>よる7時に福井駅駅ビルの1階にある八兆屋というお店で集合しました。茨城選手団の団長TKさんが知り合いの福井の方に聞いて選んだお店とのことです。実は昨日こっそり下見に来たんですが、その時も混んでてこの日もすでに満席でした。まずはビールで乾杯し、前菜のロースト牛タン、青菜とキノコのおひたし、マリネサーモンとカボチャのマッシュをいただきます。お造りのはまち、真鯛、甘エビ。非常に感動したんですが、甘エビが本当に甘〜いんです。さすが日本海は違いますね。揚げ物は海老しんじょうとレンコン鶏つくねの挟み揚げ。銀杏が秋を感じさせます。蒸し物はトマトとモッッツァレラチーズのカプレーゼ茶碗蒸し。茶碗蒸しは大好物なのでいろんなのを食べてますが、このイタリアンな茶碗蒸しは初めて。モッッツァレラチーズを茶碗蒸しから掘り出した時の驚き、それにトマトが甘みと酸味を加えて感動的に美味かったです。焼き物は和豚もちぶたのオーブン焼き。食事のシメは秋茄子入りとろろそばでした。そしてデザートのそば茶プリン、いちじくの赤ワイン漬け。みなさんいろんな地酒を次々頼まれて会話とともに楽しんでおられました。地ビールは置いてなくてちょっと残念でしたが、食事が美味しかったので全く気になりませんでしたよ。とりあえず生を3杯お代わりしました。コースの他に単品で名物のへしこ炙りと厚揚げのねぎ味噌焼きもいただきました。福井を堪能した気分です。大阪から福井に来られた人が多いのか、ホテルの近所に『ソースカツ』や『たこ焼き』のお店が多かったんです。ちょっとお腹いっぱいでこれ以上は無理だったんですが、ホワイティさんはシメの後にさらにソースカツ丼がっつりいかれてました。美味しそうでしたね。素晴らしい食欲にも感服。(つづく)
2018/10/23
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<個人戦>団体戦の他に、ラテン・スタンダードのA級からD級までの一般戦と、シニアII、シニアIIIスタンダードのA級戦がありました。少年A, Bといういわゆる子供枠以外の選手は個人戦にエントリーすることを義務付けられていましたので、ラテンA級戦に出場しました。団体戦でラテンなのに個人戦でスタンダードだと装備が2倍になって荷物が増える のでね。 各県選りすぐりの代表選手が出場するA級戦ですから相当レベルが高くて、いつもなかなか勝たせてもらえません。ラテンは県別戦が終わった午後から始まりました。午前中のスタンダードではA級戦で茨城エースのホワイティさんが準決勝、シニアIIスタンダードでTKさんが4位と健闘されています。 ラテンA級戦には茨城チームのラテンエースと私たちの二組が参加でした。出場組数27組です。1次予選は3ヒートに分かれてサンバ、チャチャ、ルンバ、パソの4種目で戦いました。この日は唐草REDのドレスで参戦。もみの木ドレスはしばらく封印です。大将はこの赤いドレスが『ゆるい踊りがよりゆるく見える』から嫌いらしいんですが、私は赤だとテンション上がるし裾が広がってる分ウエストが目の錯覚でくびれて見えたりするから好きなんです。京都のおさよさんには『ちょっと太って見えるな』と言われてしまいましたが、太って見えるんじゃなくて太ったんですよ。ははは 2次予選はジャイブが加わって5種目になります。2ヒートに分かれて踊りました。残念ながらここで敗退で準決勝には進めませんでしたが、昼ごはん食べ損ねて大将は血糖値ギリギリだったそうですのでひっくり返る前にやめといてよかったということにしときましょう。支給されたお弁当は勿体無いのでそのままホテルに持って帰って食べました。美味しかったです。茨城チームのラテンエースが決勝に残って準優勝という素晴らしい成績でした。団体戦でいい成績を取れたのも、彼らと、そして高校生以下の枠でがんばってくれた子供達のおかげです。また来年も参加してくれたら嬉しいです。ちなみにエースはシニア I の代表選にも来年から参戦されるそうです。シニア I ラテンのグランプリで決勝に残れる若手選手が茨城にすでに二組いてこれで三組になりますから、いよいよ私たちので出る幕は無くなりそうです。試合の後、子供たちは親御さんに付き添われて早々に帰路につかれましたので、この日も宿泊の大人四組が茨城県連盟の会長さんを交えて祝勝会を行いました。その様子はまた後ほど。(つづく)
2018/10/22
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<都道府県対抗戦>第26回都道府県対抗全国ダンススポーツ大会 in 福井、北は北海道から南は鹿児島まで各県の代表選手が集う年に一度の全国大会がありました。会場は福井駅から1キロほどの福井市体育館です。ホテルから会場に向かう駅前の道が通行止になっていて、後から知った話ですがこの日駅前大通りで自衛隊のパレードがあったそうなんです。 沿道に28000人もの市民が詰め掛けたそうで、ゆっくり来られた選手はもろ交通規制に引っかかって大変だったようです。こんなすごいイベントにかぶることもあるんですね。競技中に体育館の上を戦闘機が轟音を響かせて通過してみんな何事かと首をすくめていました。県別対抗戦の前に映画やドラマでおなじみの『チア ダン』のデモがありました。部活から全米制覇するまでの軌跡を描いた実話です。【新品】【CD】映画チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜 オリジナル☆サウンドトラック (オリジナル・サウンドトラック)モデルとなった福井商業高等学校の『JETS』の演舞を見られるなんてラッキー。彼女たちは8連覇とかで今年カーネギーホールに招待されてるんだそうです。すごいですよね。動画はSNSにあげないでとおっしゃってましたので写真だけ。さて、メインイベントの都道府県対抗戦です。選抜される県代表選手の年齢層が去年から国体に準じた形になりました。サンバ、チャチャ、ワルツ、クイックステップを担当する高校生以下の選手が必要になったんです。ただし同性カップルも可とのこと。種目も4種目だったのが5種目になって、ヴェニーズとジャイブが年齢オープン、スローフォックスとパソが18歳以上、タンゴとルンバがシニアII以上という年齢枠で戦います。ビルバオ参加の3カップルはそれぞれの県代表に選ばれていてシニアII枠で踊ります。 茨城チームのメンバーは初対面の人ばっかりでした。特に子供たちと付き添いの親御さんたち。以前のように前夜祭での顔合わせもなく、ホテルも福井への来方もバラバラで大会当日現地集合なので、知り合いはDCBのTKさんとホワイティさんのみです。チーム編成の方式が一組で2種目まで出場可となったことでラテンとスタンダードをかけもつ人もいるせいか、これまでラテンとスタンダードの予選を交互に行なっていたのがまずラテンのみで決勝までやってからスタンダード予選開始という方式に変わりました。茨城ラテンチームは高校生以下の二組は両方とも女子同士です。パソとジャイブを担当してくれるのが今回初参加のエースで、私たちはルンバを担当。 これまでなかったことですが、予選が終わってジャッジ12名のスコア表が貼り出されたんです。スコアの悪かった選手が責任感じますからこれまでは一切張り出されなかったんですけどね。でも張り出されたのはこれ一回だけで、すぐに回収されてしまいそれ以降張り出されることはありませんでした。ラテンの最終成績は以下の通りです。優勝 東京、2位 千葉、3位 茨城、4位 富山、5位 神奈川、6位 愛知、7位 北海道、8位 大阪、9位 静岡、10位 兵庫、11位 和歌山、12位 滋賀、13位 岩手、14位 京都、15位 鹿児島、16位 福井、17位 奈良茨城ラテン3位!スタンダードは高校生以下のワルツ担当が女子同士、クイック担当が男女でした。高校生以下といっても小学生や中学生のカップルが多くて、体力や体格の差が激しいんですね。初参加の子供達、これからの成長を期待できそうです。どうかやめないで。エースのホワイティさんたちがヴェニーズとスローフォックストロットを、TKさんがタンゴを担当してこちらは11位の成績でした。スタンダードの結果は以下の通りです。優勝 東京、2位 神奈川、3位 奈良、4位 愛知、5位 千葉、6位 富山、7位 静岡、8位 北海道、9位 京都A、10位 大阪、11位 茨城、12位 兵庫、13位 宮城、14位 大分、15位 福井、16位 岐阜、リダンス 滋賀、鹿児島、岩手、和歌山、京都B総合結果は以下の通り。優勝 東京2位 神奈川3位 千葉4位 愛知5位 富山6位 茨城7位 北海道8位 静岡9位 大阪10位 奈良11位 兵庫12位 京都A13位 滋賀14位 和歌山15位 宮城16位 福井茨城は総合6位とギリギリ入賞できたので選手一人ずつに千円の報奨金が出ました。来年は茨城国体です。県連盟の会長さんの話では、2019年11月17日(日)に県別戦が開催される予定とのこと。各県の皆さんどうぞ奮ってご参加くださいね。私たちもまた代表になれるように頑張ります。(つづく)
2018/10/21
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<初めての福井>2018年9月29日から10月9日まで『福井しあわせ元気国体』が開催されました。競技ダンスも国体参加を目標に毎年その開催県で内閣総理大臣杯争奪の都道府県対抗戦を開催していて、今年で第26回を迎えます。福井は『ちはやふる』のアラタ君の故郷。まだ観光したことがない県なのでとても楽しみにしていました。試合前日の夕方、羽田から小松空港に向けて出発、そこから福井までレンタカーの予定です。帰国して3日目にしてまた空港なので、まだ先週からの旅が続いているかのような感覚に襲われます。 出発まで時間があったので搭乗口のそばのANAの売店でフラフラしているとお得な割引券が当たると言うスピードくじの箱を差し出されました。50円引き券ゲット。特に何も買うつもりはなかったんですが、割引券もったいないからクッキー買いました。これって、客の購買意欲を引き出すいい作戦ですね。羽田空港第2ターミナルビルは2020年に向けて国際線受け入れの拡張工事中です。都心の上空からの景色は建物ばかりですね。約1時間ほどで小松空港に到着。うちから羽田までより速いわ。福井は恐竜の化石が多く発掘されていて、フクイサウルスとか福井と名のつく学名がいくつか発表されています。時間があったらゆっくり博物館も回ってみたいですね。空港からレンタカーで高速を走り、約1時間で福井駅近くのホテルに到着しました。夕食は隣のイタリアンレストランで軽く済ませます。お通しはアジの南蛮漬け。本日のオススメと黒板にあったスズキのカルパッチョ。同じく店のオススメ料理、牛すじのトマト煮込み。福井は『へしこ』というサバなどを塩漬けにしてさらに発酵させた保存食が有名らしいんです。へしこと越前水菜のスパゲティというのを食べてみました。 へしこは塩辛いんですが、それが水菜で緩和されていい塩加減でしたね。食事の後、福井駅の方に歩いて行ってみました。国体に向けて整備したのか駅ビルはとっても綺麗で市電やバスも走っています。福井駅には動く恐竜もいました。 駅には立ち飲みできるカウンターがありました。福井では『〜しようよ』というのを『〜さ』と言うようなんですね。アラタ君も千早にカルタしようと言うのを『やろっさ。』と言ってました。店名の『飲もっさ』は『飲もうよ』ってことでしょうね。地酒がメインで地ビールはないみたいでしたので、まだ開いていた酒屋さんで福井のではありませんが地ビールを買ってホテルに戻りました。アメリカの地ビール、今年のユニバーサルグランプリの後に飲んだビールです。(つづく)
2018/10/20
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<ラインクルーズ>デュッセルドルフは、ライン川の東岸に沿って広がる大都市の一つで、ドイツの中で日本人が多い街としても知られています。6年前にライン下りしたとき、そのまま船に乗っていたらここにたどり着いていた場所。天気もいいし、川を眺めながら飲むビールは最高でしょう。どの店も趣向を凝らした飾り付けで観光客を呼んでいます。やっぱり飲むなら船の上がいいでしょうね。大将お得意の『ボクの船へようこそ。』ですよ。大きな船と小さな船がありました。どちらを選びますか?大きな船は10ユーロで1時間コース、小さな船は14ユーロで45分コース。私たちは小さな船を選びました。なぜなら小さな船は『飲み放題』だったからです!デュッセルドルフ・タワーは天を突き刺す知り合いの詩人のドイツ人(デュッセルドルフ在住・ただし30年前)が書いた詩の一節です。本当にそんな感じですね。ところで気になるビールのラインナップは?まずはデュッセルドルフといえばこれというアルトビールと爽やかな船上の風に似合うヴァイツェンをいただきました。飲みそうな客ばっかりで船員さんは大変そう。ビールに夢中になっている間、ドイツ語と英語で観光案内のアナウンスが流れていました。1970年代あたりから日本人ビジネスマンがどっさり訪れて日本人街を形成したらしいですね。皆さんなかなかの高級住宅街にお住いのようで、私も昔この街で1週間ほど滞在したんですが店で納豆とかうなぎとか売ってましたよ。納豆パックひとつ800円もしてビビって買うのやめたんですけどね。長〜い船上ホテルも停泊していました。これに泊まって街々を巡りながら何日もかけてライン川を下る旅も素敵でしょうね。45分で結局2杯ずつしか飲みませんでしたが十分満喫しました。この日の夕方デュッセルドルフ空港から日本に向けて帰国の途についたんですが実は空港で一悶着あったんです。早割で格安に購入していたビルバオまでの往復便を、今回帰りのビルバオからデュッセルドルフ間に乗らないでいきなりデュッセルドルフから日本への飛行機に乗ろうとしたから。ANAのスタッフさんの神対応でなんとかねじ込んでくれたんですが本来は乗り継ぎ便に乗らないと全部キャンセルになってしまうらしいです。世界選手権のかけもちなんて滅多に起こることじゃないし、今回のようなパターンはもうないとは思いますが次回はちゃんとキャンセルして買い直していこうと思います。いつも長い旅行記にお付き合い下さいまして、どうもありがとうございました。(おわり)
2018/10/19
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<デュッセルドルフ旧市街>遠征旅行の最終日はドイツのデュッセルドルフ旧市街を観光しました。空港そばのホテルに荷物を預け、電車でデュッセルドルフ中央駅に向かいます。とりあえず自販機で1回券を購入したんですが、地下鉄に乗り換えるときにドイツ国鉄(S-バン)と地下鉄(U-バーン)両方乗り放題の1日券を買ったほうが得だということに気づきました。自販機で買おうと思ったら選択肢が出てこないので、中央駅でブースを構えていた職員さんに聞いてみたんです。自販機に一緒に来てくれていろいろ試したんですが結局これでは買えないということが分かってサービスカウンターへ行けと言われました。みどりの窓口みたいなところです。そこで購入したのがこの紙っぺら。2人分の一日乗り放題券です。検札の人は一度も回ってこなかったし改札もないのでタダ乗りしてる人も多い気がしますが、捕まると罰金が半端ないので買っておいたほうが無難です。地下鉄に乗り換えて旧市街にやってきました。屋根の上には片翼の天使。ポーランドでも気になったんですが、この花カボチャと一緒に大安売りしてます。日本の正月の葉牡丹みたいな、ハロウィーンと関係ある花なんでしょうか。美術館で道を聞いて旧市街地の中心にあるマルクト広場にやってきました。これはヨハン ヴィルヘルム2世の騎馬像、デュッセルドルフの象徴だそうです。10月16日は火曜日で平日だったんですけど何を求めて集まってるのか、旧市街は観光客でいっぱい。自分たちもその中の一人なんですけどね。旧市街のメインストリートにやってきました。ケーニヒスアレー(Konigsallee)は、王様の小道という意味で長さ800メートルのマロニエの並木道。1801年に作られたデュッセルドルフの目抜き通りで両サイドには高級ブランド店や老舗百貨店が並んでいます。世界でも屈指の優雅な並木道として有名なんだそうですよ。銀座4丁目で待ち合わせみたいなイメージなんでしょうか。(つづく)
2018/10/18
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<ポーランド → ドイツ>エルブロンクからグダニスク空港までの道路沿いはほとんどが牧草地か畑でした。ほうれん草もここで作っているみたいです。山はありません。ホテルの部屋もそうでしたが窓から見る夜景は薄暗くて電力不足を感じましたね。風力発電がメインなんでしょうか。ポーランドのテレビで少林サッカーやってたんですが、吹き替えじゃなくて通訳が入ってるんです。女性のセリフも同じ男性がポーランド語棒読みって感じなんですね。ちょっとびっくりでした。 空港に続く道はずっと工事中で、走っているのもトラックばかりです。タクシーのフロントガラスに小石が跳ねて亀裂が入り、運転手さんなんども首振ってがっくりしてましたよ。ベンツのタクシーでした。道路が空いていたので出発3時間前にグダニスク空港に到着しました。ポーランドのトイレマーク、日本みたいに棒立ちの人形ではなく男女共ポージングしてるんですよ。お土産のほとんどは町のスーパーで買って来たので、残ったポーランド通貨を使い切るつもりで空港で食事しました。ポーランドからは初めて乗るスカンジナビア航空の格安航空機で、経由地はコペンハーゲンです。18:30発、セスナみたいな小さな飛行機でした。今度はビジネスじゃなくてエコノミーだったので食事はでません。手荷物も乗り切らなくて、ちょっと大きめのキャスター付きを持っている人はみんな機内に持ち込めずに預けることになっていたようです。手荷物には一つにつき2000円くらいの追加料金がかかっていたので事情がよく分かってなかった大将は係員になんで持ち込めないんだと食い下がってました。コペンハーゲンは初上陸です。フランクフルトばりに大きな空港でした。到着がゲートAのはじの方だったので、そこからデュッセルドルフ行きの乗り継ぎゲートBまでえらく歩きましたよ。お店もいっぱいあってゆっくり見たい気持ちはあったんですが、とにかく次のゲートまで行かなくちゃと足早に通過。 やっと着いて搭乗をぼんやり待っていると、なんか放送が入ったのを聞き逃したようでした。親切なビジネスマン風の人がデュッセルドルフ行きのゲートがCに変更になったと教えてくれたんです。フェ〜。また遠いのか?行ってみたらH&Mの真下という変わったロケーションにゲートがありました。絶対アナウンスを聞き逃してる人ほかにもいるだろうと思ってたら、やっぱり2人いましたね。なんども名前呼ばれてましたけどついに現れませんでした。ドイツ到着は20:20ごろです。大将はマクドでバーガーを買い、私はスーパーでハムとビールを買ってすぐ隣のマルティムホテルに落ち着きました。今回の旅は移動が多くて面白いけど疲れます。(つづく)
2018/10/17
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<エルブロンク>エルブロンク(Elbląg)はバルト海に面したポーランド北部の都市です。第2次世界大戦で壊滅的な被害を受け、1989年から本格的な旧市街の復元が始まってまだ一部作業は続いているようでした。これが私たちが宿泊していたホテルエルブロンク。プールやスパ、ディスコなども備えた4つ星ホテルで、試合前日の夜は結婚式の披露宴を盛大にやってました。角を曲がると2晩連続でご晩飯を食べに行ったレストランがあります。それにしてもいい天気。ポーランドでは雲を一つも見ませんでした。こちら1319年に最初に建てられたという市の門(Brama Targowa)です。町を守ったパン屋の英雄が銅像になってるんですが、詳しい経緯はわかりません。スコップ持ってるから落とし穴でも掘ったんでしょうかね。町の観光名所がマップで紹介されてます。最寄りの7番に行ってみました。13世紀に建てられたドミニコ教会が戦後1961年に美術館として再建されたそうです。庭にはいろんなアート作品が展示されていました。こちらはいろんな言語で『飛べ!』と書いてある石板。そばに変わったキノコが生えています。旧市街も再建されて間もない様子でピカピカ。ひときわ高いのが13世紀のゴシック様式で戦後復元された聖ミコワヤ教会です。上まで366段の階段があるらしいのですが、月曜は一般公開してなくて入れませんでした。登るの大好きな大将はわくわくしてたみたいですが、私は内心ホッとしましたよ。この教会、朝6時半にすざまじい音で鐘鳴らすので7時の目覚ましより早く毎朝目覚めてました。そういえば先先代のローマ教皇、ヨハネ・パウロ2世はポーランド人でしたね。スーパーにでっかいロウソクがたくさん売られていて何に使うんだろうって不思議だったんですが、像の下にいっぱいお供えされてました。なるほど、こうやって使うのか。博物館も開館日は水・金・日だけらしいです。綺麗な建物に引越し中でした。街の中心を流れるエルブロンク川では多くの釣り人が糸を垂れていました。橋のたもとにポーランドでは珍しいペプシの自販機がありましたけど鍵かかってます。平日買う人いないのかな。そろそろ歩き疲れてきたところで橋の上にパブ発見。ちょっと入ってビールでも。ポーランドは物価が安いんですよ。生ビール1杯300円しないんです。しかもストロー付き。壁に昔のこの辺りの写真がありました。店を出て対岸に渡り教会を望む風景。きれいです。町でよくこの花を見かけたんですが、これなんでしょうね。ハロウィーンが近いということで、玄関先にパンプキン飾ってるお家も多かったです。エルブロンク半日観光はこれで終了。2時半に空港に向かうタクシーに乗りました。(つづく)
2018/10/16
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<ポーランド料理>試合の後、前日と同じ近所のレストランで打ち上げをしました。昨日は席がなくて狭いテラス席だったので、今回はホテルのフロントから予約を入れてもらって中の広いテーブルでゆったりと食事です。まずはビールで乾杯。Tyskie(ティスキエ)はポーランドで最も有名なビールブランドだそうです。創業1629年Tyskie Browary Książęceはポーランド最古のビール醸造所とのこと。ポーランドはビール大国のドイツとチェコに挟まれて隠れたビール大国なんですって。このピルスナータイプの他にヴァイツェンも飲みましたが美味しかったですよ。焼きサケに野菜、それに黒いご飯みたいなものが添えられています。店員さんはライスと言ってましたが、食感はもち麦をイカスミとオリーブオイルで炒めた感じでプリプリでした。ステーキはお肉の質が良くて、日本のようにサシが入ってはいないのでとろける感じではありませんがしっかりとした赤身で柔らかかったです。豚肉のベーコン巻きは前日も食べて美味しかった料理です。たっぷりの野菜がついていてランチ並みの料金です。ポーランドって物価安い。だから通貨がユーロになれないのかな、こちらもこの店お勧め料理。ほうれん草がたっぷり詰まった水餃子といった感じの料理です。ピエロギ(pierogi)というらしい。餃子より少し大きめで、皮がもちもち。ほうれん草の他に肉やマッシュルームなどを詰めたりするようで、ポーランドの国民食なんだそうです。試合前日もこれ頼んで、みんなで分けて食べたんですが4個くらいでお腹いっぱいになりましたよ。 店内広かったんですがポーランド人のお客さんより競技会帰りのダンサーの方が多くて、ドイツ、フィンランド、イタリアと次々選手団が打ち上げにやってくるんです。髪が決まってるし国名入りの揃いのジャージ着てたりするのですぐ分かります。日本チームは入り口に近い席で盛り上がっていたので誰か入ってくるたびに健闘を讃えあう感じだったんですね。 各国チーム宴もたけなわ。店の中でサッカーのネーションズリーグの試合をTV中継してたんです。ポーランド対イタリア。イタリアがゴールした時にイタリアチームがすごい盛り上がっちゃって、オイオイここポーランドだけど大丈夫?って感じでした。 (つづく)
2018/10/15
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<世界選手権シニアIIラテン>バルチック・カップの日がやってきました。1ヶ月前に開催が決まったシニアIIラテン世界選手権は、参加者が50組と過去最低でした。去年優勝のスペインのフェルナンデスなんて背広着てビルバオの大会委員してましたし、すでに予定が入ってて来られない選手は多かったと思います。私たちも先にシニアIIIラテンへの出場を決めていたので、シニアIIは今年は出場できないだろうと思っていたんです。『たまたま日程が近かったら出られるけど、それはまさかないだろうね。』と言っていたまさかが起こったんですよね。しかも移動日1日を挟んでこれしかない日程で開催が決まったので正直驚きました。今日も快晴です。日本人で2つの世界選手権をはしごするのは私たちだけでしたが、アメリカの選手もせっかく来たんだからと言うことで、同じようにはしごして同じホテルに宿泊していました。シニアIIIラテン参加は日本から4組。背番号は黒い布製で、終わったら受付に返してくれと言われました。シニア I ラテンも昨日アメリカで世界選手権でしたからオープン戦参加者が12組と少なく、メロンチョコさんたちはここにも参加すると言うことで別料金160ズウォチを支払って白い背番号をもらってました。私たちは去年ビルバオでオープン戦と世界選手権掛け持ちして大変な思いをしたので今回は世界選手権のみ出場です。爪が剥がれかかってる右足の親指はバンドエイドできっちり巻いて、その上から赤いマニキア塗ってみたんですが、血が出てるみたいに見えるとメロンママさんにダメ出しされてしまいました。とりあえずそれで1次予選に臨みます。審判はベラルーシ、イタリア、エストニア、スペイン、リトアニア、フランス、ウクライナ、オーストリア、スロバキア、マルタ、ポーランドの11人。28組がそのまま通過で、下位22組がリダンス(敗者復活)でした。私たちを含め2組がリダンス組になってしまい、すぐにもう一度踊ることに。2ヒートに分かれて踊ったんですが、最初のサンバのリバースロールのあたりで大変なことが起こったんです。もみの木ドレスで出場していて、なんとドレスのパンツを止めていたホックがパチパチパチッと全部外れてノーパン状態に。もちろん下に普通のパンツは履いてますから本当のノーパンじゃないんですが強烈に焦りました。去年も同じドレスで肩がはだけて胸が見えそうになった事件が勃発したんでしばらく封印してたんですが、長野で直してもらったので今年も着てみたんですよね。幸い曲の終わりの方だったのと次のチャチャが連続して踊るヒートではなかったので1曲の間にフロアの袖に引っ込んでボタン留めましたが、その様子をジュニアの子達に見られて思いっきり笑われてました。でも恥ずかしいとかそういうレベルじゃないんですね。1分半したら自分の出番なんですから必死です。 去年より太ったのが原因でしょうかね。残り4種目も気が気じゃありませんでしたよ。あとで見たら裾も破けて重りとして入れてた鎖がはみ出してました。このドレスやっぱりダメだな。かろうじて敗者復活できて2次予選に臨めましたが、ここで終わり。30位の成績でした。3次予選に進んだのはメロンチョコさんたちだけでみんなで応援しましたが、彼らもシニアIとの掛け持ちで相当消耗していたようで準決勝には進めず24位でした。優勝は一昨年までのチャンピオンだったフィンランドのティモたち。フェルナンデス不在でラッキーでしたかね。2位はタチアナの元リーダー、ロシアのマカレンコ夫妻、3位スペイン、4位スロバキア、5位ポーランド、6位フランスでした。イタリアの選手に24位以内の選手に対する報奨金はこの試合ではでないということを聞いたんです。去年も一昨年ももらえたのにとその選手はぼやいていましたが、そんなものもらえると知らなかった日本選手団にとっては『なにそれ?』という反応で、シニアIIIでも経験済みの私たちが皆さんにご説明しときました。夜7時からのパレードは特に出し物もなくあっさりしたのもので、日本の旗を持ってくれてた子供達と一緒に写真撮ったりして同じホテルの3組でタクシーをシェアして帰って来ました。その3組で昨日行ったレストランに行って打ち上げ。もう一組は違うホテルで家族も来られていたので参加されませんでした。(つづく)
2018/10/14
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<スペイン → ポーランド>10時ごろホテルを出てタクシーでビルバオ空港に向かいました。KLMでオランダ経由、ポーランドへ向かいます。ビジネスクラス初体験です。KLMの格安航空機はスカイ・ホッパーという名の小型機で、中央の通路を挟んで両側に2席ずつシートが並んでいます。その前から2列目までがちょっと料金高めのビジネスクラスらしいんですよ。多分あとから急遽予約したのでここしか席が空いてなかったんでしょう。預けた荷物にもプライオリティが付いていましたし優先搭乗も微妙に偉くなった気分を味わえました。離陸してすぐに起伏の多いスペインの農地が眼下に広がります。だんだん畑ですね。HGB(ホテルグランドビルバオ)の思い出は、毎朝食べたトルティーヤの味とダックの甘くチープな香りでした。 ダックの形をした石鹸だと思うんですが、ロビーをはじめいろんなところに置いてあってホテル中その香りに包まれていたんです。ビルバオとダック、何か関連があるんでしょうか。ビジネスクラスの座席は見た目は一緒ですがサービスが違いました。乗ってすぐに水が出てきたんです。そんなの知らないから乗り込む前にペットボトルの水買ってしまいましたよ。さらにサーモンかサラミの選択ができるサンドイッチのランチボックス。空港でお昼食べなくてよかった。コーヒーは紙コップじゃなくてデルフト焼きの陶器のマグでした。14:00ごろ、オランダのスキポール空港に到着。ヨーロッパは寒いかと思ってヒートテックやらダウンやら、寒さ対策万全で来たんですが全然寒くないんです。スペインなんて連日25度以上の夏日だったし、オランダも絶対20度以上はある様子。15:20オランダ発の飛行機でポーランド・グダニスク空港に向かいます。オランダの整然と区画整理された農地はスペインと対照的で面白いですね。ところでこの飛行機でもまたビジネスクラスだったんです。もうお腹空いてなかったけど勿体ないからまたランチボックス頂きました。今度はサンドイッチじゃなくて焼いたサーモンとサラダです。デザートもレモンムースからティラミスに変わってました。17:00グダニスク空港着。ポーランドはユーロ圏なんですがズウォチとか言う通貨なんです。日本でもスペインでも両替の選択肢になくて、この空港でキャッシングしました。ほとんどカードで大丈夫のようなのでキャッシングマシンで最小額の600ズウォチ(約18000円)だけ変換。宿泊するホテルを通じてタクシーを予約していて、到着ロビーに名前書いた札持ってドライバーが待機してるはずだったんですが、いないんです。15分ほど待っても来ないので大将が外を見に行ったら、札持った赤ひげのポッチャリさんが走って来たとか。来る途中に黒ブタが飛び出して前を走ってた車が避けようと対向車線にはみ出し、そこへ対向車が突っ込んで来て大事故になったと言うんです。若干嘘っぽい響きでしたが、まあ彼は無事でよかったねと言うことで車に乗り込みます。 快晴の空には白い爪痕のような生まれたての月がうっすらと浮かび、遥か上空を渡り鳥の編隊が三つ夕日に向かって飛んでいました。運転手さんはアイルランド人だそうで、流暢な英語を話します。私たちがダンスの試合で来たと言うと『ダーツ』と勘違いして、自分もパブでよく暇つぶしにダーツするとか言ってましたね。ダンスはあまり得意じゃないようです。ホテルまで約1時間で220ズウォチ、カードで払いました。もうすっかり日が暮れていましたが、先にホテルに宿泊していたメロンチョコさんたちと四人でトラムに乗って会場に行きました。小銭が全然なかったんですが、一人3ズウォチ、メロンチョコさんに立て替えてもらいました。これが試合会場。生バンドの演奏でスタンダードのオープン戦が行われていました。明日はここで試合です。会場の前のスーパーでバナナなどを買ってお金を崩し、帰りもトラムに乗って帰って来ました。すでに10時を回っていましたがホテルのレストランでは盛大な結婚披露宴が続いています。私たちは近所のレストランに繰り出してポーランド料理をがっつりいただき、ちょこっとポーランドビールも味見して英気を養いました。12時ごろホテルに帰って明日のタクシーを予約。ディスコではまだパーティが続いていました。(つづく)
2018/10/13
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<世界選手権シニアIIIラテン>イスパニアデー(スペインの建国記念日)の今日、ビルバオは快晴でした。会場までタクシーで7ユーロ、すでに午前中からジュニアラテンやシニアスタンダードの一般戦が行われています。12時ごろからフロアが解放されて、午後の競技の選手たちが一斉に練習を始めます。私たちもそれに混じって5種目連続で練習したんですが、張り切りすぎて汗だくになってしまいました。3階まであるスタンド席にまばらな観客。多分夕方からのメイン競技になるともっとお客さんも増えてくるんでしょう。大会プログラムのようなものはないので、タイムテーブルは会場に張り出されている紙やスマホなどで各自チェックします。今年初開催のシニアIIIラテン世界選手権は出場組数84組でした。地元スペインやドイツ、イタリアあたりの選手が多い中、遠くアメリカやカナダからも何組か参加されてましたし、一番遠い日本からも3組が参加しています。審判はスペイン、オーストリア、ポーランド、オランダ、イタリア、イスラエル、ラトビア、ベラルーシ、フランス、ドイツ、リトアニアから各1名ずつの11名。背番号はA5サイズの紙なので汗で破けないように手練れた選手たちはカバーするビニール袋を持参しています。もちろんうちも持って行きました。1次予選は9ヒートで、日本人選手は番号続きでしたがシャッフルだったので同じヒートで潰し合うことはありません。ちなみに私たちはサンバ、チャチャ、ルンバ、パソ、ジャイブがそれぞれ9・4・9・2・9ヒートで踊るように電光掲示板に表示されていました。出そびれると自己責任で0点になってしまうので、みんな出るヒートを呪文のように繰り返したり、手にペンで書いたりしてます。パソドブレは第3ハイライトまでありました。大将はこれまで着たことのない胸の大きく開いた黒の石なし衣装。こんなのどこで買ったっけ?私は赤の唐草REDでした。5種目踊り終わって控え室に引き上げる途中、観客の女性にスペイン語でとてもいい踊りだった的なことを熱烈に言われたんですが、よくわからないのでとりあえずグラシアス(ありがとう)だけ返事しときました。日本選手団3組は無事1次予選を突破してリダンスを免れました。40位以下の成績の選手が敗者復活戦に臨んでいる間に、アルファ米の五目ご飯とドライカレーでランチタイム。この後恒例のパレードがありました。オーストリア、カナダ、エストニア、フィンランド、フランス、イタリア、日本、ドイツ、ラトビア、ポーランド、ロシア、スロバキア、スイス、アメリカ、スペイン。各国のプレートを持った選手団がアルファベット順に入場してフロアを行進します。 1次予選が終わった時に知り合いのアメリカの選手がチェカーに呼ばれていて、何があったのかと思っていたら、整列の後に読み上げる選手宣誓文の英語版を読む係を要請されていたようです。内容はドーピングしないで正々堂々戦いますといったようなもので、スペイン語バージョンを優勝候補筆頭のマニエルたち、英語バージョンをアメリカの選手たちが担当していました。今年もビルバオの民族舞踊が披露されて、これで3回見たことになりました。2次予選が終わってフロアを出たところで、今度は地元新聞か何かの取材の人らしいメモを持った女性にハイテンションで話しかけられました。なんか質問されてることは分かったんですが、一つだけ覚えていったスペイン語『最高の時をすごせました』(メロ・デ・パッサード・ムイビエン)をここで使うべきじゃないだろうと思ったんです。まだ2次予選だし。スペイン語は話せませんと英語でいうと残念そうに去って行かれました。私も残念です。Yo tambien lo siento.選手控え室に戻り、靴を脱いでビックリ。なんと右足の親指の爪が真ん中あたりで横に割れてめくれかかってるじゃありませんか。こんなところでナマ爪剥がしたら踊るどころか痛くて歩けなくなります。応急的に絆創膏でぐるぐる巻きにして最終予選に臨みました。 後で聞いた話ですが大将も足がつって大変なことになっていたらしく、漢方薬飲んだりマッサージしたり必死のパッチだったそうです。やっぱり世界戦となると普段以上に変に力が入ってしまうのかもしれませんね。3次予選は24組から12組に絞られます。怪我が気になって実力出せなかったとかいうことは全くないんですが、残念ながら日本勢は3組ともここで敗退してしまいました。大変惜しくて、あと1点で準決勝だったんです。13位でした。パソドブレの新しいルーチンでジャンプが入ったんですが、バレー部だった大将が得意の助走付きバックアタックかましてリズムにあってなかったのかもなんて笑いましたけど後の祭り。胸の開いてないコスチュームに着替えてウケが悪くなったのかもとかいろいろ後付けで準決に残れなかった理由をこじつけますが、なにしろこの1点は悔しかったですね。優勝はスペインのレジェンド、マニエルたちでした。1位から3位までがスペインの選手でしたね。4位と5位がドイツ、6位がフランスの選手。2次予選の段階までは決勝で5位6位だった選手よりポイント高かったので、運が良ければ決勝にも残れていたのかもしれないといい方に解釈して今後につなげたいと思います。24位以内に入ると大会事務局から報奨金が出るという話は割と最近知って、1万円くらいもらえるそうなんですが自己申告が必要らしくこれまで一度ももらったことはありませんでした。シニアIIIラテンは今年始まったばかりでまだランキングも出ていないのでこの大会では出ないそうです。 帰りは関西から参加のO組と一緒に歩いて帰りました。彼らは来る時も歩きだったそうで、スーツケース押しながら坂道登るのが大変だったと言ってました。打ち上げは私たちが昨日食べたレストランに四人で行くことにします。もうひと組は家族も一緒で食事は予約してあるとおっしゃってたので別行動。O組は明日の一般戦にも出場とのことでしたので食事会は早めに切り上げて、記念すべきシニアIIIラテンの第一回世界選手権の日は終わりました。(つづく)
2018/10/12
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<ビルバオ>朝8時、ようやく空が明るくなって来ました。ヨーロッパは広いのに全部同じ時間帯に設定しているのか、西に行くほど昼の時間帯が後ろにシフトしています。ゆっくりと朝食をとってから翌日の試合会場を下見に行きました。ホテルと会場はGoogleマップで見ると直線距離1キロほどで近いんですが、間に川が流れていて高低差がすごいんです。この景色どこかで見たことあると思ったら、御茶ノ水駅の下を流れる神田川と聖橋に似てましたね。ホテルから川沿いに石畳の下り坂が続きます。下まで降りると最近整備されたらしい川沿いの遊歩道があって、散歩やジョギングを楽しんでいる人たちを見かけました。橋を渡ると今度は上りで、かなりキツイです。当初の予定ではホテルから徒歩で試合に行こうと思っていましたが、この坂を荷物持って上がるのはきつすぎるので明日はタクシーで行くことにしました。風がものすごく強くて歩いて行く間につけまつげが吹っ飛びそうだし。こちらが大会会場のビルバオアリーナ。中は準備中で入れませんでしたが、去年までに比べると格段にいい会場です。帰りは別ルートを試してみました。橋の間から見える白い建物がホテルです。近そうで遠いんですよ。まるでサンマリノだ。夜ご飯は早めにホテルのレストランに行きました。早めといっても営業開始が夜8時からなんです。明日10月12日はコロンブスがアメリカ大陸を発見した日だとかいう祝日なので、今日は夜通し大騒ぎな感じなんでしょうね。レストランにフランスの選手がいて挨拶しました。彼らはヨーロッパ中を回って試合に出まくってる様子。先週も、来週も再来週もずっと試合だと言ってましたね。すごい体力だ。こちらカレー風味の魚介サラダ。量が多いので二人で分けました。美味しかったです。メイン料理は大将はいつもそうなんですがステーキです。私はレストランおすすめの魚料理を頼みました。プリプリした白身魚で美味しかったんですが、後で調べたらメルルーサという深海魚でした。試合前は禁酒だとか誰か言ってたような気がしましたが、ビルバオ地ビールが飲めるというので飲んでみることに。味はアンバーエールでしたね。めちゃめちゃうまいって訳でもなかったし1本でやめときました。(つづく)
2018/10/11
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<出発>世界選手権に向けて日本選手団出発というと、揃いのジャケットを着た一団が搭乗ゲートへ粛々と進む図を想像してしまいますが、競技ダンスに関しては全く違います。飛行機もホテルもカップルごとに予約するので出発日も出発地もバラバラ。さすがに個々人で現地集合というパターンは聞いたことがありませんが、それも可能です。今年スペインのビルバオで開催されるシニアIIIラテン世界選手権に参加する3組もそれぞれが別行動で現地集合でした。旅費も自己負担なので試合のついでに観光したければすればいいし、超豪華なホテルで宿泊することもできます。強化選手になると一律24万円だったか補助が出るんですが、足が出るのは必至。私たちは去年も一昨年もビルバオに来てこれで3回目なので、今年は最短日程にしました。昼過ぎ出発のANAで経由地ミュンヘンまで映画4本見て二度食事が出ました。これが結構きついんです。狭いエコノミー席でじっと座って飛行時間は約12時間。体が固まるので時々立って後ろのスペースで足踏みしたり腿上げしたりしていたら、休憩中のCAさんにご旅行ですかと声をかけられました。JAPANジャージの大将は、かわいいCAさんに今回の旅の内容を嬉々として語ります。到着直前に、そのCAさんが応援メッセージを添えて飛行機の風船と飴をくれました。ミュンヘン到着は夕方5時ごろで、日本との時差は7時間です。ここでユーロ圏への入国審査を受けます。金属は何もつけていなかったのにボディチェックでふくらはぎに反応が出て、なんか隠してるんじゃないかと呼ばれました。触ってもあるのは鉄のような脚だけですよ〜。乗り継ぎの飛行機を2時間ほど待つ間にミュンヘンで日が暮れて行きました。トイレの便器の冷たさにヨーロッパを感じます。ウォシュレットが恋しい。ビルバオへは小型の格安航空機で、軽食のチーズサンドイッチが出ました。夜10時ごろビルバオ空港に到着。そこからタクシーで26ユーロ、ホテルグランドビルバオに到着です。去年までの会場とは違う場所なのでホテルもその近くにしました。テレビをつけるとアルプスの少女ハイジをやってたんです。ハイジがフランクフルトのクララの家に滞在している時にの話。 スペイン語吹き替えの声優がイマイチでしたね。声が可愛くないの。やっぱり日本のアニメのクオリティは高いと思いました。コーヒーマシンが部屋についてるなんてなかなかいいホテルですね。これは日本でもあまりないでしょう。ゆっくりバスタブに浸かって、ようやく横になって寝たのは夜中の1時ごろ。日本では朝の8時ですから徹夜明けの感じです。長い一日でした。(つづく)
2018/10/10
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オリンピックやワールドカップは四年に一度のスポーツの祭典ですが、世界一を決める世界選手権は多くのスポーツ競技で毎年行われています。ボクシングや柔道などの格闘技は体格による不公平をなくすために、体重で区切ってそれぞれの区分で世界一が存在しますね。水泳や陸上競技は種目別に距離や高さやスピードを競い、これもそれぞれのカテゴリーで世界一がいるわけです。スポーツ以外でもチェスや囲碁、ゲームなど様々な分野で競技が行われ世界一を選出しています。つまり世界一の人って結構たくさんいるんですね。 でも競技人口何万人とか何百万人とかの中のトップですから、並大抵の努力でなれるものではありません。天才だって多分相当練習すると思います。アマチュアの競技ダンスの世界では、年齢別にカテゴリーが分かれていてそれぞれの世界選手権が開催されます。2018年の例で見ると以下の通り。カッコ内は開催国です。4月21日 U-21 10ダンス(ロシア)4月28日 ジュニアII 10ダンス(モルドバ)5月18日 シニアIIIスタンダード(チェコ)5月19日 U-21 ラテン(グルジア)5月20日 シニアIIスタンダード(チェコ)7月14日 シニアIVスタンダード(日本)9月22日 ショーダンス スタンダード ラテン(スロバキア)9月22日 ユース スタンダード(ハンガリー)10月6日 ラテン(チェコ)10月12日 シニアIIIラテン(スペイン)← 私たちが出る試合10月13日 ジュニアIIラテン(スペイン)10月13日 シニアIラテン(アメリカ)← キンタローたちが出る試合10月14日 シニアIスタンダード(アメリカ)10月14日 シニアIIラテン(ポーランド)← 私たちが出る試合10月20日 U-21 スタンダード(ルーマニア)11月3日 ジュニアII スタンダード(ルーマニア)11月3日 シニアII 10ダンス(ポーランド)11月4日 シニアI 10ダンス(ポーランド)11月10日 10ダンス(ポーランド)11月17日 スタンダード(オーストリア)11月24日 フォーメーションスタンダード(ハンガリー)12月2日 フォーメーションラテン(中国)12月8日 ユース10ダンス(スペイン)12月15日 ユースラテン(ラトビア) これら全部が世界選手権ですので社交ダンスだけでもこの数だけ世界一がいるということになります。この中でアダルトの世界選手権(水色)が種目別の本当の世界一を決める試合で、各国の選抜されたトップ選手が出場して競い合います。日本ではグランプリの上位選手が選ばれていますね。年齢制限なしですから13歳でも70歳でもグランプリで優勝すれば出られますが、大体は10代後半から20代くらいの身体能力が一番発揮できる年代の選手が選ばれています。年齢別の方もそれぞれのカテゴリーで全日本選手権があって、そこで選ばれた代表が参加することになっていますが、選抜方法は全世界共通というわけではなく国によって多種多様のようです。よく質問されるのが『キンタローとロペスってうまいの?日本一なんでしょ?』ということ。グランプリ大阪で優勝したのはシニアIラテンという年齢別の全日本選手権であってアダルトの全日本チャンピオンとは別です。三笠宮杯の結果でも分かるように、年齢無制限の試合だとまだ彼らの上に何組もいます。キンタローたちは私たちと比べるとずっと上手ですが、日本にもまだまだ上には上がいるってことですね。競技を取り仕切っている団体WDSFの年齢区分は以下の通りです。ジュニアI(片方が12-13歳、もう片方が13歳以下の男女)ジュニアII(片方が14-15歳、もう片方が15歳以下の男女)ユース(片方が16-18歳、もう片方が18歳以下の男女)U-21(21歳以下の男女)アダルト(年齢制限なし)シニア I (35歳以上と30歳以上の男女)シニア II (45歳以上と40歳以上の男女)シニア III(55歳以上と50歳以上の男女)シニア IV(65歳以上と60歳以上の男女) 種目別の競技区分は以下の通り。<複数組が同時に踊って競う競技>スタンダード(ワルツ、タンゴ、ヴェニーズワルツ、スローフォックストロット、クイックステップの5種目)ラテン(チャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソ・ドブレ、ジャイブの5種目)10ダンス(スタンダード、ラテンを合わせた10種目)<1組ずつで踊る競技>ショーダンス(カップル)フォーメーション(グループ)今年、私たちは4つのカテゴリーで代表に選んでいただいていますが、普通の社会人ですからそんなに仕事も休めないし旅費も自腹ですので2つだけ参加させてもらうことにして、シニアIとシニアIIの10ダンス世界選手権は辞退させていただきました。仕事の都合とか家庭の事情とか色々ありますから、日本代表になっても全員が行くわけではないんです。アマ・ラテンの文字通りの世界一を決めるアダルトの世界選手権が10月6日にチェコのオストラヴァで開催されました。88組出場で、結果は以下の通り。1. Armen Tsaturyan - Svetlana Gudyno(ロシア)2. Marius-Andrei Balan - Khrystyna Moshenska(ドイツ)3. Timur Imametdinov - Nina Bezzubova(ドイツ)4. Andrey Gusev - Vera Bondareva(ロシア)5. Charles-Guillaume Schmitt - Elena Salikhova(フランス)6. Andrea Silvestri - Varadi Martina(ハンガリー)こちら優勝のオナーダンスです。日本代表の2組は残念ながら1次予選敗退と振るわずでしたが、あんなに上手い人たちでもその結果かという年齢制限なしの世界レベルの高さを実感しますね。明日、シニアIIIとシニアIIラテンの世界選手権に向けて私達も出発します。アダルトに比べるとぐっとレベルは下がりますが、同年代の世界の選手と戦うのは楽しみです。シニアIIIラテンには3組、シニアIIラテンには4組が代表として日本から参加します。どうぞ日本選手団に遠い空から暖かいエールをお願い致します。
2018/10/09
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ボストン美術館に展示されているモネの名画『散歩、日傘をさす女性』。警備が厳重ですからそれを盗み出すなんて不可能に思えますが、その不可能のさらに上をいく物語です。レイ(ジョン・トラボルタ)の唯一の願いは一刻も早く刑務所から出ることでした。一人息子のウィルがガンで余命わずかだったから。裏組織の大物キーガンに頼んで手を回してもらって出所しますが、みかえりにとんでもない仕事を押し付けられます。モネの名画の贋作を作成して本物とすりかえろというものです。レイは天才的な贋作師だったんですね。一方、せっかく出所したものの息子のウィルとはギクシャクした関係が続いていました。なんとか歩み寄りたいレイは『どんな願いでも3つ叶えてやる』とウィルに約束します。 1つ目の願いは警察に踏み込まれて中断しますが、一緒に逃げる過程でウィルは頼もしい父親に対して信頼を取り戻すんです。2つ目の願いは何年も会っていないドラッグ中毒の母親に会いたいというもので、これもかなり困難なルートから居所を突き止め幸せな一日を演出することができました。3つ目の願いはレイの大仕事、モネの贋作づくりと名画窃盗を手伝いたいというもの。息子を危険な目に合わせたくないレイは拒否しますが、約束は約束です。一緒にアトリエで過ごす時間は宝でした。そしてレイの製作した『散歩、日傘をさす女性』は本物と見紛う素晴らしい出来栄えです。レイの父親ジョゼフと親子3代で挑む絵画強奪計画。コメディの要素は全くないシリアスなクライムサスペンスなんですが、そこに人情が絡んでただのハードボイルドではない温かな丸みが見える映画でした。92分と短くて、映画というよりちょっと長めのドラマみたいです。この絵、友達から誕生日プレゼントにもらって玄関脇に飾ってあるんですがとても優しい絵で好きです。 『ザ・フォージャー 天才贋作画家 最後のミッション』(原題:The Forger)は、2014年のアメリカ映画。フィリップ・マーティン監督映画です。
2018/10/08
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高校部活もの、バドミントンです。スポーツ系アニメは色々ありますが、そういえばバドミントンは見たことがなかったです。ネットを挟んで競技はしたことがないのでスピード感はよくわかりませんが、桃田選手の活躍などで最近バドミントン盛り上がってますよね。多分相当な動体視力がないとスマッシュなんて気がつけば羽が床に落ちてたという感じなんでしょう。子供の頃おもちゃのラケットで遊んで楽しかったことはよく覚えてます。外でやってたから風が吹くと魔球みたいになるんですよね。 主人公は高校一年の羽咲綾乃(はねさき あやの)。名前からしていかにもって感じですが、最初に登場した時は幼馴染の藤沢エレナにくっついて行動する優柔不断なイメージでした。エレナがテニス部の見学に行くというので一緒についていった綾乃。 ところがその姿を見て動揺を隠せない人物がいたんですね。バドミントン部の主将、高校三年の荒垣なぎさです。去年の全日本ジュニア選手権で戦ってボロ負けした相手、それが綾乃だったんです。綾乃の母・羽咲有千夏(うちか)は全日本女子シングル10連覇のバドミントン選手でした。幼い頃から母と遊びながら打ち合っていた綾乃はすごい才能を秘めていたんですね。 ある日母親が急に家を出て海外に拠点を移し、そこで若い選手を育てていることを知って自分がバドミントンをやる意味を見失っていました。自分には才能がなくて見捨てられたと思ってしまったんでしょう。そんな綾乃がバドミントン部の新コーチにスカウトされて再びバドミントンに向き合うことになります。一方、綾乃に負けて以来スランプに陥っていたなぎさも新コーチの元で活路を見出し、揃ってインターハイ予選へ出場します。なぎさちゃんは真っ直ぐなスポーツ女子ですね。膝の痛みを抱えつつ決勝へと駒を進めていきました。綾乃ちゃんは二面性を持つようで、時々不気味な表情が出現します。ただ可愛い楽しいアニメよりは少しダークな面もあったほうが面白いですね。なぎさちゃんは巨乳ですし着替えシーンとか結構きわどい描写も多いので、男子的にはそっちも見てて楽しいかもしれません。原作は『good!アフタヌーン』(講談社)連載の濱田浩輔作品です。12話まで見ましたが、この先インターハイへと続いて行くものと思われます。公式サイトはこちらです。
2018/10/07
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今日、83年の歴史を閉じた築地市場。私は魚市場には直接縁のない生活を送ってきましたのでそれほどの思い入れはありませんが、大将は京都の魚市場で高校時代に氷屋のバイトをしていたと言っていました。ずっと築地市場で仕事をされてきた皆さんにとっては感慨深い一日だったでしょうね。お魚といえば海。ニュースでは塩害による発火で海沿いの電車にダイヤの乱れが出ていると言っていました。台風24号の意外な爪痕ですね。今日三連休初日は各地で様々なイベントが開催されています。近所の公園ではラーメンフェスタをやっていて、多くの人で賑わっていたようです。 夜は日本三大花火の一つ、土浦の花火大会でした。ダンス練習されていた方々も5時にはみんな帰ってしまって、貸切状態に。音楽勝手に変えてパソとかジャイブとかじっくり練習させてもらえました。6時に始まった花火大会、練習場の駐車場から見えていたのですが、7時半過ぎに家に戻ってベランダから見ようと思ったら音が止んでしまったんです。台風25号の影響なのか風か強かったので中止になったのかなと言っていたんですが、風に流された花火で観客10人がやけどを負うという事故があったとニュースで言っていました。季節外れの夏日で例年なら毛布持って防寒着きてみる花火大会が、今年は半袖で行けるねなんて言ってたんですけど何があるかわかりませんね。 何があるかわからないというと、昨日の夜8時頃、家の電話が鳴ったんです。前日が父の命日だったので母からかなと思って電話に出たら思いがけない人からでした。『I am calling from Bilbao, Spain.』英語です。しかもスペインから。来週、世界選手権シニアIIIラテンが開催されるところです。宿泊するホテルからの予約確認の電話でした。そんな電話がかかってきたのはこれが初めてですね。 あとで考えてみたら、ポーランドのシニアIIラテン世界選手権に出ることに決めて5泊だったのを3泊にネットで変更したのでその確認だったのかも。でもいきなりスペインから電話なんて予想してなかったのでビックリでした。皆さんにとって今日はどんな一日でしたか?明日も台風の影響で暑い日になりそうです。
2018/10/06
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金スマでジャーマンオープンの様子が放送されてました。来週マイアミで開催の世界選手権に向けてこの半年着々と世界ランキングを上げて来たキンタロー&ロペス。毎年8月にドイツで開催されるジャーマンオープンは、ジュニアからシニアまで多くのカテゴリーの試合が同時開催されます。キンタローたちが出ているのはこの中のシニア I ラテンという35歳以上と30歳以上のカップルが出場できるカテゴリーです。もちろん年齢制限なしのもっと凄い試合もありますし、PD(プロ)の試合もあります。 今回の遠征は会場にたどり着くまでにいろいろあったようですね。台風13号の接近で日本を発つ飛行機が欠航。ドイツでも嵐で列車が遅れ大会会場に着くまでが大変。飛行機や列車での長時間移動と時差ぼけで到着してすぐの海外戦はだいたい足元が安定しません。それに加えてリフトで失格の危機。必殺大蛇のポーズで足が浮いていたとチェッカーから厳しい指摘でした。コーチ不在で自分たちで急遽修正を加えます。普通は海外遠征にコーチがついてきてくれることはないのでこれはテレビ番組の特典だと思います。中にはチームで参加しているところもあって試合直前まで廊下でコーチングされてる選手もいますけどね。サンバの新技ロペスドリル、合気道の座技に似ていました。キンタローの赤と金のドレスいいですね。一種目ごとの得点結果で一喜一憂されてましたが、通常は試合会場では分からないんです。番組を面白く見せるために試合後のHPで公開されたデータを使ったんでしょう。昨年は最終予選敗退だった自分たちを超えられるかとロペスは言ってましたが、踊りもスタイルも客観的に見て相当進歩してます。出場メンバーが違うので単純には比べられませんが7月の大会で見たときはキンタロー激やせでダンサー体型だったし踊りも相当良くなってる印象でした。日本人初、アジア人初と言われていました名越ペア、決勝進出すばらしいですね。おめでとうございます。それにしてもタチアナ。優勝したロシアのゲオルギーペアのパートナー、あいかわらず凄いです。アクロバットのチャンピオンだったとか解説でおっしゃってましたけど、それってなんでしょうね。ショーダンスのことかな。ドレス3回も変えてきてました。 試合に向けたキンタローたちの千葉での合宿は競技選手としては羨ましい限りでしたね。ものまね芸人だから私たちを真似しなさいと一緒に同じ振り付けを踊ってくれる山本先生たち。自分たちのダンスのビジョンを持てという山本喜洋先生のアドバイスは私たちにも必要なことだなと思いました。何を見せたいのか、自分たちの売りは何か。すぐに思いつきません。 英美先生の言葉も胸に刺さりましたね。半年間上手くなることだけを考えて苦しんできた努力は身体に染み付いているはず。もうここまできたら『こうしなきゃ』などというのは全部忘れて身についたものを出せばいい。結果準決勝12位という名越ペアと大きく水をあけられた形で終わりましたが、ナニが足りないのかということで英美先生が韓国に連れて行ってくれてました。テクニックに頼る踊りではなく、それらの武器を使いこなせるダンサーになって欲しい。音楽にのることを楽しむ、それがダンスの本来の姿ですもんね。サマンサ先生がコーチに『クラブに行け』って言われたとおっしゃってたのを思い出しました。詰め込んだテクニックにがんじがらめになるワナに、上手くなる過程で誰もが一度はハマるのかもしれません。来週の世界選手権も楽しみですね。
2018/10/05
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『野口英世は土下座していた。』先週、練習帰りの車の中でラジオからこんな言葉が流れてきたので思わず耳をそばだてました。小学校の頃に読んだ世界の伝記シリーズ『野口英世』には書かれてなかったことです。誰に土下座してたのか?6歳年上の血脇守之助という知人が彼の将来を大いに期待してアメリカ留学の資金を工面してくれたんだそうですよ。今の金額にして600万円ほど。ところが壮行会とか言って女上げて飲めや歌えのどんちゃん騒ぎでアメリカ行く前に全部使っちゃったそうなんです。野口先生、やりますよね。お札にもなってましたけど、金に糸目をつけなかった人だったんでしょうか。はっきり言ってダメ男です。さすがに呆れて言葉を失った血脇先生ですが、土下座して詫びる野口にほだされて、また資金を工面してあげたんだとか。調べてみたらそれだけじゃないんです。婚約持参金として受け取ったお金を持ち逃げというか踏み倒すというか、何年も日本に帰ってこないで結局そのお金も血脇先生が肩代わりして返したそうなんですよ。お札にするなら野口先生じゃなくて血脇先生にしたほうがよかった気さえします。この方、東京歯科大学の創設者の一人だそうです。伝記に書かれていた野口英世像は立派でしたよね。貧しい家庭に生まれ手に大火傷を負ったことでいじめにもあった中、苦学して医者となり多くの人を救う細菌学者にもなって世界で活躍。ノーベル賞候補にもなんども名前の上がった偉い先生でした。わたくし子供の頃、野口英世記念館にも行っちゃいましたよ。こんなに立派な日本人がいたんだなあ。自分も勉強して将来は医者になろう、学者になろうとこの伝記を読んで思った方も多かったと思います。今年ノーベル賞受賞の本庶先生もその一人だったとおっしゃってましたね。実は万年借金まみれの女好き酒好きというこのギャップ。一般人には理解できない放蕩ぶりですがこれでもなんとかなってしまうものなんですね。野口先生の逸話は他にも色々ありすぎてとても書ききれませんが、偉人の裏の顔って面白いです。もちろん真面目に生きてる偉人だってたくさんいると思いますけど。
2018/10/04
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1970年代に空前の大ヒットだったアニメがリメイクされて2013年にTV放映されました。さらば地球よ 旅立つ船は宇宙戦艦 ヤマト歌は知ってたんですがアニメは見たことがなかったので物語りを知らなかったんです。全26話一気に見て、これまで謎だったイスカンダルってなんだろうとか、地球に戻ってこれたのかなとかいう疑問が全部解決しました。昔のバージョンを見ていたという大将によるとかなり変わっているところがあるそうです。映像は格段に進歩してるでしょうね。宇宙空間の戦闘シーンもリアルです。 今更お話しするまでもないかもしれませんが、事の起こりは宇宙人ガミラスの地球襲撃です。汚染された地表を避けて人類は地下都市へと追いやられ、滅亡の危機に瀕していました。科学技術の圧倒的な差になすすべもなかった人類に、別の星イスカンダルから救済の手が差し伸べられます。イスカンダルにはコスモリバースシステムという地球を蘇らせるすごい技術があるらしいんですが、それをイスカンダルまで取りに来いというんですね。 16万8千光年離れた大マゼラン星雲内にある星らしいんですが正確な場所は分かってないんです。超高速飛行(ワープ)できる波動エンジンを地球まで持ってきてくれた使者が火星で死んでしまうんですよ。 波動エンジンじゃなくてコスモリバースシステムを持ってきてくれればいいじゃないかと思いますよね。そうすればはるばる行かなくていいわけですし。まあそれには深い理由があるんですよ。それは見てのお楽しみです。 イスカンダル人はロシア美人の星みたいでした。ガミラスはなんとなくナチスドイツ風でしたね。 宇宙戦艦ヤマトがイスカンダルに向かう間、ひっきりなしにガミラスの攻撃はあるは、内部クーデターはあるはもう大変な騒ぎでしたよ。『今日はいい日だった。』なんていう日があっても物語として面白くないではないかと大将は言いますが、一年中この騒ぎじゃ身がもたない気がします。24話でやっとイスカンダルに到着するんですが、帰りは速かったですね。残りの2話で帰ってきました。余談ですが、練習場に向かう道沿いに大将が学生時代によく通っていたという小さな食堂があるんです。その名も『ヤマト』。窓がでっかくて客の入りが外から丸見えで、お店が終わると掃除しやすいようにテーブルの上に椅子が全部載せてあります。店主はきっとこのアニメのファンじゃないかと思いますね。もう代替わりしたみたいですが。大将がその前を通るたびに歌うんですよ。中華食堂 ヤーマートー餃子がうまいらしい。
2018/10/03
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今年のノーベル賞医学生理学賞を本庶佑(ほんじょ たすく)京大特別教授が受賞され、テレビではそのニュースで持ちきりです。三年前NHKの番組でPD-1のことを知って、こんな夢のような治療法が見つかったのになぜもっと普及しないのだろうとずっと疑問に思っていました。苦しい放射線治療や外科手術をしないで、自分が持ってる免疫細胞の力でガン細胞をやっつけられるんですよ。夢のような話ですよね。この理論をもとに小野薬品工業が開発したオプジーボという薬は日本でもメラノーマ(悪性黒色腫)に対して2014年に保険適用になり、2015年には肺がんの一部にも適用になりました。それ以外のがん患者にとってみても、保険きかなくてもいいから治るなら試してみたいと思うのではないでしょうか。しかし周りを見回すと、この治療を受けて助かったというガン経験者にまだ会ったことがありません。なぜなのか。理由の一つは副作用だそうです。免疫細胞のブレーキを外すということはガン細胞をやっつけるだけでなく、健康な細胞まで攻撃してしまう可能性があるのかもしれませんね。副作用で死亡した症例がいくつもあるそうなので、10人に1人とその確率は低いとはいえ試すなら命懸けになるってことなんでしょう。逆にこの治療法で末期ガンから完治された症例もあるようですので、手の施しようがない場合の希望の光になっているようです。二つ目の理由は、効かないこともあるということ。免疫細胞が『こいつはワルだ』と見分けられないガンもあるようです。ガン細胞の増殖が速すぎて免疫細胞の反撃が追いつかないケースもあるらしい。三つ目の理由は費用です。とんでもなく高額らしいです。数年前は年間3000万円以上かかるとか聞いたことがあります。保険適用範囲を広げると国の医療費も破綻する可能性がありますね。これまでなんども値下げが繰り返されてきましたが、それでもまだ現段階で1000万円くらいはかかるようです。命には変えられないですからそれで助かればお金なんて惜しくないかもしれません。でも助からない可能性もあるんですよね。自分のような小市民では一世一代の大博打みたいな決断を迫られるわけです。そんなわけで経験値の高い放射線治療や外科手術を勧められる方が未だに多いのでしょう。圧倒的に成功例が多いですから痛いけど確実で、今のところ助かる可能性も高そうですもんね。 今回のノーベル賞効果で免疫治療が大きく取り上げられて、試してみようという方が続出し、オプジーボの価格はさらに下がっていくかもしれません。それにもっと画期的な新薬が開発されるかもしれませんね。 iPS細胞もそうですけどノーベル賞級の素晴らしい発見が一般の医療にあまねく普及するにはさらにいろんな研究を重ねる必要があるんですね。副作用を起こさない薬の開発にはまだ幾つのもハードルがありそうです。自分が生きている間にガンで死ぬ人がいない時代が来るといいなあと思います。
2018/10/02
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銀座の裏通りにあるシネスイッチ銀座の単館上映で、40週連続上映という記録を樹立し27万人を動員した名作映画です。『サルサ!』という映画をここで見たのを覚えていますが、とても小さな映画館なんです。それで27万人てどんだけ並んだんでしょうね。日本公開は1989年だそうです。私がこの映画を初めて見たのはもっと後のことで、テレビの洋画劇場か何かだったと思います。誰もが絶賛する作品ですのでご存知の方も多いかと思いますが、最近久しぶりにテレビで見て、こんな映画だったっけと結構ストーリーを忘れてることに気付かされました。シチリア島の小さな村、映画が大好きな10歳の少年トトと上映技師のアルフレードの心温まる物語です。 戦争で父親を亡くしたトトは母親と幼い妹と三人で暮らしています。テレビもビデオも普及していない小さな村の唯一の娯楽は映画だったんです。トトは機転のきく子供でいつも上映室に忍び込んでは技師のアルフレードに怒られていました。映画は教会の神父さんの校閲が入って、キスシーンとかが全部カットされてたんですね。その切れっ端のフィルムをトトはアルフレードの目を盗んで見たりして喜んでいました。二人は次第に仲良しになって、トトは映写機の使い方を教えてもらいます。ある日フィルムに火がついて大火事になり、トトは必死にアルフレードを映写室から助け出します。村の唯一の娯楽は奪われ、アルフレードは視力を失いました。そこで宝くじか何かに当たって羽振りのよかった村人の一人が出資して映画館『ニューシネマパラダイス』が誕生するんです。トトはアルフレードに代わって映画技師になりますが、彼とはずっと友達でした。やがて青年になり美しいエレナに恋をしたトト。しかし兵役に出ている間に彼女とは音信不通になり映写室にも別の男が座っていました。 アルフレードが途方にくれたトトにこの村を出るようにと諭すんですね。そして二度と戻ってくるなと。ローマに出て映画監督として成功したトトは30年の年月を経て村に帰ります。アルフレードが亡くなったという知らせを受けて。『ニュー・シネマ・パラダイス』(原題:Nuovo Cinema Paradiso)は、1988年公開のイタリア映画です。監督はジュゼッペ・トルナトーレ。エンニオ・モリコーネ作曲のテーマ曲も有名なんですが、どうしたわけか大将がえらく気に入って、ここのところずっと車に乗るとこればっかりかけるんですよ。 アベマリアの次はこれか…。いろんな人がカバーしてて歌が入ってるのもあり、ヨーヨーマのチェロあり、トランペット演奏あり、アレンジは違うんですが基本同じメロディなのでいい曲なんですけど飽きるんですね。 栃木の大会の行き帰りも3時間ずっとこれで眠くなるし大変でした。早くブーム去れと思ってたら偶然テレビでこの映画をやってるじゃありませんか。『僕の引き寄せる力は大したもんなんだよ。』大将は自分の手柄みたいに言ってました。ストーリーの方は久しぶりでしたけど音楽は耳にタコできてたので新鮮さゼロでしたね。もしまだご覧になってない方がいらっしゃいましたら不朽の名作ですのでぜひご覧下さい。見たのは2時間版で、3時間完全版はまだ見てません。いつか見るかな。
2018/10/01
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