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難病も自分の力で治した!体験者が語る「もう1人の自分」のすごい力!「反射性交感神経萎縮症」というのは、治療法の分かっていない病気です。Kさんが見せてくれた4回の手術の跡は、彼女の苦しみを物語るに充分なものでした。四六時中、神経をジワジワと責めてくる痛みに耐え、発作時の激痛に耐えながら、彼女は主婦業ばかりでなく、公務員としての仕事も立派に勤めていました。交感神経は副交感神経と合わせて、自律神経系と呼ばれます。自律神経とは、呼吸、循環、消化といった生命の維持に深くかかわる臓器に、脳からの指令を伝達する神経です。交感神経と副交感神経は、それぞれの臓器に対して、まったくの逆の指令を行います。たとえば、交感神経が、ある臓器の働きを促進する指令を伝えるとすれば、副交感神経は抑制する指令を伝えるといった具合です。このように非常に大切な機能を持つものですから、たとえ、耐えがたい痛みがあるにしても、切除するというのは、ずいぶん乱暴な話に思えます。鈴木その子先生は、鈴木式の実践方法を細かく指導して彼女を帰しました。原因も分かっていない病気ではありましたが先生はその効果には、ひそかに自信を持っていました。というのも、鈴木式の食事法は、カラダの中で日夜働いている「もう1人の自分」を元気にする食事だからです。その結果、肥満の人はやせ、やせすぎの人は太り、カラダの不調を訴える人は、その悩みから解放されるのです。どんな症状であっても、基本は「もう1人の自分」を、正常に働かせてあげること――、それが間違っていなかったことを教えてくれたのは、彼女の次のお手紙でした。喜びに溢れたKさんからのお便り「鈴木先生、昨年は本当にありがとうございました。先生のおかげで、忘れられない年となりました。11月24日から鈴木式(現SONOKO式)と補助食品を始めて、1ヶ月が過ぎました。とても驚くことが起こりましたので、ご報告したく筆を執りました。麻酔の注射の効き目が3日と持たないでいた私が、もう2週間注射をしていないのです。2週間前は、第9交響曲の演奏会の日でした。そのころには、体調は絶好調、痛みも我慢できないほどではありませんでしたが、午前中病院に行き、いつもの量の注射をしていただきました。そのとき、お医者さまは私を見るなり、『Kさん、ご飯食べているの?こんなにやせちゃって』と言うのです。以前、痛みがひどいときに、食欲も落ち、食べても下痢をしてしまい、眠ることもできず、5キロもやせたことがあったのです。やつれたと言ったほうがいいかもしれません。そのことを、覚えていらしたのです。『点滴しなくてもいいの?でも今日は顔色もいいし、元気だね』不思議そうな顔をしました。『先生、奇跡が起きたかもしれませんよ』と私が言うと、『本当にそうかも知れないね。Kさんが、このところ注射に来ないけど、 大丈夫かなって皆で話してたところなんだよ』そして、その夜の演奏会は、私のとってまさに『歓喜の歌』となりました。今までは、体重をすくなくとも50キロ前後にしておかなければ、ちゃんとお腹から声がでませんでした。それが鈴木式の食事のおかげで、47キロでも、まったく疲れずに、声の艶も伸びも、今までよりずっとよいのです。私には採点の辛い娘が『声が変わったわね』と言ったほどです。11月には、出演をあきらめようかというほど体調が悪かったのに、自分でも信じられません」Kさんは公務員です。ご趣味で合唱をおやりになっていて、年末恒例のベートベンの交響曲第九番『歓喜の歌』をお歌いになったのです。「軽くなったと喜んでいた右手の痺れは、いつのまにかまったく消え、秋になると右手にいつも手袋をして、職場場でもそのスタイルが定番になっていた私が、もう12月も末だというのに手袋をしてません。それを見た同僚たちが、『あれっ、最近手袋していないね』と言うのです。そういえば、氷のようだった右手が温かくて、麻痺で曲がってしまっていた小指が、なんと真っ直ぐに伸びているのです。驚くほど疲れなくなり、痛みも我慢できて、注射をしないでいられるということは、前の状態からみたら奇跡に近い状態です」その後、痛みは残っているものの、四六時中痛んでいたときに比べれば、痛くない時間のほうが長く、ひっきりなしだった電撃痛の発作も、忘れたころに軽いものがちょっとある程度。Kさんはすっかり元気を取り戻しています。もしも、あのまま手術を受けていたら、仮に成功したとしても、何が彼女の体に起きていたか分かりません。痛みだけを取る、そのために大切な交感神経を取ってしまうなど、本末転倒(ほんまつてんとう)だとは思いませんか。考えてみて下さい。わずか1ヶ月です。体の本来の機能を働かせることさえできれば、ほんの数日で、あなたの体は健康に向かって歩きはじめます。あなたの体は健康になりたがっているのです。それを、邪魔しているのは、間違った食事の常識であり、さまざまな薬漬けの食品なのです。時のダイエット・鈴木式の極意より抜擢
2009年10月25日
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ダイエット=食べないこと、と考えてはいませんか?「いまダイエット中だから」といって、食事をとらない人を見かけますが、まるで自殺行為にも等しいことなのです。でもわたしもそうでしたがみんな、よくわかっていないで軽い気持ちでしていることだと思います。食事を抜く、極度の低カロリー食にするということは、自分のすべての活動のエネルギー源を絶つということ。人間はじっとしていても、カラダの中では、“もう1人の自分”が生きるために、活発な活動をしているのです。そのためのエネルギーまで奪っては、生きてはいけません。そこで“もう1人の自分”は、まず、自分の肉体を食べ、しまいには脳みそを食べ、臓器までも食べてしまうのです。食べ物、とくに糖質のものが入ってこないと、皮下脂肪からはブドウ糖は取れにくいので、かわりにタンパク質が失われていくのです。つまり、食べないでいると、人間の体は、体の中のタンパク質を食べてブドウ糖を作ろうとするのです。そのため拒食症で亡くなった方の腎臓は、正常な人の3分の1くらいだっという報告があります。拒食症というのは、ダイエットの過程で、極度の摂食障害に陥った症状ですが、その怖いところは、あなたの生命を維持している、“もう1人の自分”を破壊してしまうことです。お腹が減ったら、食べ物を食べたくなる、このごく自然な欲求も、実は、“もう1人の自分”の仕事。そして、食べ物からいろいろな栄養を分別して、カラダの各器官に送り、さらに、汚れた水分、老廃物やカスを便として排出するのも、すべてもう1人の自分の仕事。もちろんその仕事にもエネルギーが必要なのです。脳は、体重の2パーセントくらいの大きさですが、消費するエネルギーは18パーセントという大食漢です。それは、1個のカラダの複雑な機能を、コントロールするために使われています。ダイエットによって、カロリーが足りなくなると、やがてエネルギー不足からその脳の機能に変調が起こり、コントロールできなくなる、これが拒食症の原因です。もちろん、それ以前に、脳はさまざまな異常を訴えるサインを送ります。貧血不眠無生理肌あれ抜け毛などなど。これらの諸症状はまさに赤信号なのです。そしてその次の段階から拒食が始まり、並行して過食も起こってきます。そうなるともう自分の意志ではコントロールできません。異常をきたした、“もう1人の自分”には、空腹や満腹のコントロールができず、ドカ喰い、食べ吐きという凄惨な行為を命じるようになるのです。もともと美しくなりたいと始めたはずのダイエットが、もっとも醜い姿に変えてしまうのです。そうなったら、どんな名医も、高価な薬も役に立ちません。食生活がもたらした異状は、食生活でしか治らないのです。
2009年07月25日
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今朝は子どもがデニーズのオニオングラタンスープが食べたいというので朝から外食。というのも父の代わりに母を仕事場(6時50分~7時30分)に送っていったのでお腹が空いて早く食べたかったのもあったから。でもデニーズの調味料は無添加のものを使ってます。私は単品でご飯、味噌汁、納豆、焼き海苔納豆には辛しは入れず無添加の醤油を使いました。怪しいのは味噌汁(だしの素、味噌、油揚げ)だけです。でも徹底的に添加物を抜くことはむずかしいことだし、徹底的にやるからには徹底的に添加物を入れないようにしないとクリーンな体の中にちょっとでも添加物が入ると体調が一気に崩れてしまいます。(経験済み)だからどうせ徹底的に出来ないなら気をつける程度で妥協してます。自分の都合のいいように解釈してるけどストレスを溜めるよりはマシかな!?神経質になりすぎて友達無くすのもイヤだし!?病気にならないで健康であとは少しずつでもいいから自分の適性体重になってくれればいいから。(年だから急激にやせたり、やつれるとシワが…)10のうち5位は守ってますけどね…それに5をやっただけの効果はありますし。台所が自分の自由に使えるようになったらその時は10やってみたい!もう1人の自分は脂肪と添加物が嫌い食べるとは単に食欲を満たすことと思ってませんか。なぜ食べなければならないのか。生まれてから命終える時まで、毎日3回ずつ食べ続けていくのは何のためか。食べることが生きるために欠かせないからです。食べることでエネルギーを入れ続けなくては、片時も生きていけないのです。ではやせようとして食べなかったら、体の中はどうなってしまうのか。必要なエネギルーの供給が減ります。緊急事態に備えて可能な限り本来の働きを縮小させて、命を必死に守ってくれます。食べないダイエットで生理が止まり、冷え性、便秘、不眠など、体の不調に悩まされるのは、こうした体の働きです。つまり、やせようとして食べないのは、あらゆる可能性を自分でストップさせることだと知ってください。鈴木その子式ダイエット法は、何より正しく決められたとおりに食べることが絶対条件です。きちんと食事をとった体はイキイキと本来の働きをし、ぜい肉をため込まない美しい体を作ってくれるのです。もちろん、骨も血も肌も髪も内臓も、すべて自分の力で作るのです。そうです、やせる体は自分で作るのです。日々の食事において大切なのは、「もう1人の自分」に正しいエネルギーを送ること。「もう1人の自分」を動かず唯一のエネルギーはブドウ糖であり、ブドウ糖を最も効率よく体に取り入れる食品が、ご飯に代表される炭水化物です。鈴木式が、主食であるご飯を中心に食べる意味はここにあります。「もう1人の自分」を働かせるために、今欠かせないことは食材中の恐ろしい添加物を除くことです。鈴木その子は、今の食材の添加物の多さを考え、先人の知恵を基に、ゆでてさらしてアクを抜くという下ごしらえから考えを深め、すべての食材を水にさらし、あるいはゆでるなど、徹底した調理方法を用いています。栄養が抜ける心配は無用です。それ以上に添加物のない食事は「もう1人の自分」が安心して自分の仕事ができる、すなわち健康にやせられることを、多くの人の結果が教えてくれてます。
2009年05月31日
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「化学」を科学と分けるため、「バケ物」と呼ぶのをご存知の方も多いでしょう。それは文字どおり化け方の学問です。自然界、とくに有機的な物質以外のものへの潜在的な拒否反応がほとんどに方にもあるのではないでしょうか。とくに、“もう1人の自分”の拒否反応は、私たちの比ではありません。なぜなら、いくら私たち人間の大脳が進化しても、もう1人の自分は太古の、人類創成期のままに現在に至っているからです。現代人は高い教育によって、知識としてそれらの化学物質の存在を知ることができます。しかし、もう1人の自分は、この新たに人間が作り出した新奇な物質を知るよしもないのです。脳は生まれたそのときから、変わらずにブドウ糖をエネルギー源にしてきように、人体が栄養にできる物質は、自然界に存在する有機的なものに限られているのです。いわば、もう1人の自分は原始人というわけです。もちろん、進んだ化学物質はその安全性が確認され、使用が認可されています。しかし、それはたんに急性毒性がないというだけの保証です。長期間、多種類・複合的に使用した結果はまだ出ていないのです。人々の健康への危険性は、食そのものの安全性より、大量の食品を生産、供給するためという目前の大目的を優先させているシステムにあります。その証拠に現在の先進国の農業、漁業畜産業は化学物質なしては成り立たないところまできています。さらには、利便性の追求からうまれた加工食品、インスタント食品、調理済食品にいたっては、防腐剤を加え、見栄えをよくするための薬なども入れられ、添加物抜きでは製品にならないのが現実です。近年、こうした物を食べつづけた結果ではないかと思われるさまざまな異状や変調が人体に現われ、その因果関係が問題視され、人々も警戒するようになりましたが、まだまだ本当の意味の認識が徹底されていないのが現状です。もっとも、私たちが想像するよりはるかに“もう1人の自分”の化け物に対する抵抗力は強いのですが、それにも限界があります。
2009年04月24日
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もう1人の自分がやってくれている仕事は、どれも死活を握るほど重要なものばかりですが、その中に食事をとり、それをエネルギーに代えるという大きな役割があります。人間は食べなければ肉体を維持できません。そのために私たちの脳の中に「食べたいという欲求」を起こさせる部分があります。それが食欲中枢と呼ばれているところです。でも、食べたいという欲求が止まられければ、際限なく食べてばかりになってしまいます。そこで、必要な量を食べれば「もうこれ以上食べられない」というストップのサインを出す役割も食欲中枢にはあります。つまり、満腹を通り越して食べ過ぎてしまわないように、コントロールしてくれる役割です。頭の中でせっせと働いている姿を想像してみてください。いったん食物がからだの中に入ると、私たちのからだにその食物を消化し、分解し、そして必要な栄養を吸収して、不要なものを排泄するという仕事が課せられています。こんなふうに、食べたものをからだの中で加工して、エネルギー源に変えたり、骨や血液や肉などの部品を交換したり、からだをつくったり、不要になったカスを体外に捨てるといった機能のことを、代謝機能といいます。いわば、体内の製造・廃棄処分工場といったものです。
2009年04月23日
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脳の大部分をしめる大脳には、精神、知能をはじめ、運動、知覚、聴覚、言語、視覚などの中枢がぎっしりと詰め込まれています。小脳には、運動や平衡感覚などの中枢が、そして脳の一番奥にある脳幹には、生きていく上に極めて重要な呼吸や心臓の中枢と自律神経や内分泌の中枢があります。自律神経は、自分の意思とは関係なく体のさまざまな働きをしてくれるもので、心臓の働きを高める交感神経と心臓の働きを抑える副交感神経という、互いに逆の働きをする二種類から成っています。胃腸、膀胱、子宮などの内臓は、この二つの自律神経のバランスでうまく調節されています。これだけ重要な働きをする“脳”の栄養はいったい何か?それはぶどう糖だけなのです。ぶどう糖は炭水化物、つまりご飯から作られるぶどう糖を最も多く作り出すのは炭水化物であり、その炭水化物の王様と言われているのは“米”です。ご飯を食べてぶどう糖が脳に供給されると、脳や自律神経が正常に働き出すので、タンパク質は細胞や血に、カルシウムは骨になります。ということは、タンパク質やカルシウムをたくさんとっても、ぶどう糖が充分にないと脳や自律神経は正常に働いてくれないので、せっかくとったタンパク質やカルシウムを無駄にしないためには、ぶどう糖、つまりご飯を食べることが大切なのです。最近は、子どもの骨がもろいとか、中年以上の人に骨粗鬆症という骨のもろくなる病気が多いなどと言われていますが、これはただ単にカルシウムのとり方が少ないからというものではありません。骨を体内で作る機能が正常に働いていないからなのです。主食であるご飯をきちんと食べないで、牛乳やバター、チーズなどの乳製品や小魚など、カルシウムを含む食品をいくらたくさん食べても、脳の働きが悪いので、カルシウムとしての働きができないため、骨がもろくなってしまうのです。ご飯を朝・昼・夕、三食きちんと食べれば脳が正常に働いて、体内の機能が順調になりますから、肥満の人はスマートになり、やせすぎの人はふくよかになるといった具合に、理想的な体を作ってくれるのです。また血液を作る命令をするのも脳であり、排便もすべて脳のコントロールによるのですから、貧血や冷え性、便秘、あるいは糖尿病などで苦しんでいる人たちも、ご飯を食べて脳にぶどう糖を供給することで、健康をとりもどすことができるのです。
2009年04月15日
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今日は自分専用の炊飯器でご飯を炊きました!話は変わって上の子が昨夜、頭が痛いといって帰ってきました。この上の子は家族と一緒にご飯を食べずに(夜勤なので時間帯がずれるせいもあるかも)コンビニ弁当など添加物だらけの食事をしてます…今朝、熱がでて38.8度「おかゆ食べる?」って聞いたら「食べる」っていうからよかった~もう1人の自分も病気にならないと大好物のブドウ糖が入ってこないなんて可哀想すぎる…私も鈴木式もどきにする前はよく、頭が痛くなっていたっけ(添加物)人間を真の意味で健康に保つのに必要なのが、ブドウ糖という糖質なのです。このブドウ糖にいちばんなりやすいものは、私たち日本人にとってはデンプン、つまり、お米のご飯です。日本人は何万年ものあいだ、お米を主食としました。もちろん、麦やイモ、豆なども食べてきましたが、やはり主食として断固たる地位を保っているのはお米でしょう。このお米に含まれるデンプンが、体内でブドウ糖に変わり、脳のエネルギーとなって、私たちの体を動かし、支えてきました。ご飯こそが「もう1人の自分」の大好物なのです。
2009年04月09日
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それぞれが自分の中にもうひとりの自分がいることに気づいていない気づかぬまま存在すらしらぬままそれぞれは生きているとても悲しいことその意思をもたない、もうひとりの自分があなたの中で一生懸命今も、そして一生、働いていることになぜ気づいてやらないのだろうそれに気づけば肥満も、成人病もあなたの中に育つはずはないのだから
2009年02月25日
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食欲をコントロールする神経回路と代謝機能を正常に働かせるためには、食べものの選び方、食べ方はもちろん大切ですが、もっと大事なことは神経を安定させることです。鈴木式(SONOKO式)食事をはじめても、ドカ食い、拒食がなぜしばらくは続くのだろうか、多角的にデータを集めました。いろいろ分析してみたところ、つぎの五つの共通点が見つかりました。一、寝つきが悪い二、熟睡できない(目覚めもよくない)三、いつもイライラしている(落ちつきがない)四、集中力に欠けている五、便秘がちであるドカ食いや、拒食あるいは、いくら鈴木式でダイエットを行ってもやせない人は、この五つのうち三つ以上該当項目があるはずです。この五つの項目は、すべて神経が安定していないために起こってしまう現象であると思います。そしてなぜ神経が安定しないのか。それは「もう1人の自分」がいることに気づいていないからではないか。四六時中、口から食べものが入ってくれば、もう1人の自分は休むひまもなく、消化、吸収から排泄まで、それこそ突貫工事で働かされるわけですから、眠りたくても神経は眠るほうに集中できません。また、空腹すぎるとどうでしょう。いつもイライラして、落ちつきもなくなります。当然、気もそぞろ。勉強や仕事にも集中できない状態になるのです。便秘で悩む人たちの多くは、ドカ食い、拒食の人にかぎらず不規則な食事や添加物の含まれた食品をとったり、油ものの多い食べ物を好んで食べている人に多いようです。便秘=イライラ、集中力がなくなり、したがって寝つきもよくありません。熟睡もできないので、目覚めもすっきりしないという悪循環に陥ってしまうというわけです。これらは、すべてもう1人の自分の存在を忘れて、というか気づかずにいるからなのです。もう1人のけなげに働く自分を安心させ、喜ばせてあげようとする気持ちをもてば、前述の五つの欠点は解消できるはずです。※もう1人の自分=脳と自律神経
2009年02月22日
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食欲中枢の役割は二つあります。一つは、食べたいという欲求を起させること。もう一つは、必要な量を食べれば、もうこれ以上食べられないというストップのサインを出すことです。この二つの役割のうち、必要以上にエネルギー源を摂りすぎてしまわないように、食欲を抑えるサインを出す点に注目してください。つまり、満腹を通りこして、食べ過ぎてしまわないようにコントロールしてくれる役割です。食べ過ぎると、からだの中にはいった食物を消化・分解・吸収・排泄までの一貫した仕事をこなす、もう1人の自分は一生懸命に働いて、クタクタに疲れ果ててしまいます。それでも休まず一連の作業に専念します。そういう状態が朝、昼、夜と続いたらどうなるでしょうか。正常に働かなくなるのは当然です。皆さんも、勉強や仕事を休みなく、半ば強制的にさせられたらどうなりますか。思考力も体力もボロボロにこわれてしまうでしょう。もう1人の自分は、働くだけ働かされるわけですから、一度調子がくずれると、なかなか修復が困難です。拒食やドカ食いが治らない人の多くは、食欲中枢と代謝機能という、もう1人の自分をいじめすぎたために、コントロールタワーである脳からの指令(神経回路)が正常に働かなくなってしまったのです。それでは、どうすれば正常に戻すことができるかです。その手助けとなるのが、じつは「香り」なのです。
2009年02月21日
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SONOKO式食事は、一言でいえば無添加、ノンオイルでからだに負担をかけない安全な食事です。そして、ご飯(白米)を中心に食べることを提唱してきました。ご飯はもう1人の自分にも指令を出す脳の働きを正常に、しかも活発にするために、もっとも適した食べ物なのです。私たちが生きているのは、すべて脳の指令によります。その脳にも栄養が必要です。脳が必要とする栄養はブドウ糖だけです。ブドウ糖をもっとも多くつくり出すのが炭水化物で、その代表的なものが白米です。ご飯を食べて、体内でブドウ糖がつくられ、それが脳に運ばれて、初めて大脳も小脳も脳幹も正常に働き出すのです。からだをコントロールしている脳への栄養が足りないと、体内のいろいろな機能がストライキを起こして、きちんと働かなくなります。そのうちもっとも怖いのは、食欲コントロールが利かなくなってしまうことです。そうなると、体内の代謝機能もすっかり調子が悪くなってしまいます。まず、代謝機能について説明します。代謝機能というのは、食べたものをからだの中で加工して、エネルギー源に変えたり、骨や血液や肉などの部品を交換したり、からだをつくったり、不要になったカスを対外に捨てる(排泄)といった機能のことです。いわば体内の製造・廃棄工場といったものです。その工場全体がストライキを起すと、便秘になったり、低血圧や貧血になったりして、あげくは肌の色も悪くなるといったことになります。そればかりか、太ることはあってもやせないという状態に陥ってしまいます。つまり、代謝機能を狂わせてしまう食品を多く摂り続けていると、食欲中枢も正常に働かなくなるのです。代謝機能と食欲中枢を正常にするためには、脳や自律神経、内臓の働きを悪くする食品や添加物食品をとらないことが必要です。
2009年02月21日
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先日、友達に会った時にこう言ってました。ご飯食にしてから健康診断でいつも毎年、要検査等でひっかかっていたのが今回は正常値になっていたそうです。もちろん彼女は私みたいに自分の体をいじめていなかったので早く痩せてキレイに若返りました。ちなみに私は8ヶ月でマイナス3キロです。微妙ですよね~でも血液量、骨の密度、筋肉などはあきらかに増えてきているのでその上でのマイナス3キロですから!病気の成り立ちを考えていくなら、その回復は、エネルギー補給が不可欠なのだという1点に集約されていることが身をもってよくわかりました。思えばこうした1億総成人病になったというのも、戦後“主食を副食に、副食を主食に”などと誤ったことを説いた栄養学者がいたからです。そして、食事のことは、すべてカロリー計算で解決できると思い込んでしまったことの愚かしさ…。もういい加減、こんなまやかしの戦後栄養学常識から脱出しなくてはいけないのです。今もうすでに、何らかの成人病にかかっている人ならもちろんのこと、まだ大丈夫そうという人でも、いつもより疲れやすくなったな、と思った説きには要注意。自律神経失調症の何らかの症状が出る可能性は、非常に大きいのです。とにかく、放っておいたのでは危険。いち早く食事のチェックをして、エネルギーは万全かどうかを確認する必要があります。自分の体は、いつも自分自身でチェックをし、その健康法は、俗説に惑わされずに自分でしっかり考えることです。とにかく主食はご飯です。日本人は米!おやつにはイモがおすすめ!(でも会社でもらうお菓子食べちゃってるけど本当はよくないんですよね!)パンや麺類では自律神経は正常に働けないということが自分の体験でよーくわかりました。今では麺類を外で食べてもやたらしょっぱく感じてもう受けつけなくなりました。それでもむしょうに食べたくなる時は、他の人のを少しもらってご飯のおかずとして少量食べてます。
2009年02月01日
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どうしてアトピーが増加しているのでしょうか。いろいろな説がいわれています。1つは住居の密閉度が増して、抗原(アレルギー発症のきっかけとなるもの)となるダニが繁殖しやすくなっていることです。同じように抗原となるハウスダストも、室内に充満しやすくなっています。また、自動車の排ガスなど大気汚染も抗原になっているといわれてますし、スギなどの植物因子も問題になっています。ほかにも、肉類を過剰に摂取するとアレルギーを促進するようになる、ということがいわれています。卵、牛乳もしばしばアレルギーの原因として指摘されています。もう1つ、重要な危険因子があります。それは農薬や食品添加物です。これらの中に混入されている不純物が、抗原となって体内に侵入し、アレルギーを引き起こすのです。つまり、食生活の欧米化による高脂肪・高タンパク食、手軽さを売り物にした加工食品や農薬まみれの農産物の氾濫といった、現代ではあたりまえの食生活が、アトピー患者を増やす結果をもたらしているのです。だとするなら、アトピーを治そうと思ったら、高脂肪・高タンパク質の食品、農薬や添加物に汚染された食品をとらないようにつとめる、つまり、今の食生活そのものを根本的に改めることこそが必要だといえるでしょう。同時に、アトピーになりやすい体は、免疫力が落ちていることも事実です。少々のアレルギーが進入してきても、免疫力が強ければすぐさま退治してしまい、アトピーの症状にまでは発展しないものです。ところが、誤った食生活は免疫力を落とし、異物が体内でのさばるのを防げない体にしてしまいます。免疫力の低下によって体の防御機構は弱まっているうえに、襲いかかってくる危険因子は増える一方。これではアトピーを抑えることはできません。ではどうしたらよいか。防御機構を強化して、なおかつ危険因子を体内に取り込まないことです。しかもこの両者は別のことではなくて、一体のものであり、そのポイントは結局のところ次の3点に要約されます。1.脳と自律神経・内臓の働きを活発にする。2.食欲中枢を正常に働かせる。3.体の代謝機能をアップさせる。そのためには、食べ過ぎず、必要充分なエネルギー源を補給することです。ご飯を中心としたSONOKO式(鈴木式)を実行したら、アトピーは治り、肌のみずみずしさを取り戻したという報告がじつに数多いのです。食べて治す。太ってしまってやせたい、いつも体調が悪い、眠れない、アトピーで苦しんでいる、成人病で困っている、花粉症でつらい、便秘が治らない…等SONOKO式を実行した多くの方々がやせるのはもちろん、拒食でやせ細り、生理のなくなった子は、しっかり生理のある体に立ち直っていったのです。そのうえ、各種の体調不良の悩みも、大半は消えていきました。それだけではありません。医者からびっくりされるほど、血糖値やホルモンの数値、肝臓の数値が正常に戻っていった方が大勢います。眠れない、ホルモンの分泌が悪い、やせてもドカ食いで死にそうな毎日、便秘、冷え性、低血圧…。こういう状況に陥っていたら、それはもう1人の自分がしっかり働いていないから、いや働けないから、そうなっているのです。
2009年01月12日
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ガンはなぜ発生するのでしょう。人間の体はおよそ60兆個の細胞でできており、じつはそのすべてにガン遺伝子が存在しています。通常は眠ったままの状態にあるため、べつだん問題はありません。ところが、せっかくの“寝た子”を揺すって目覚めさせるものがあります。それが発ガン物質です。目覚めたガン遺伝子は活動を始め、細胞膜を変化させて細胞分裂を促し、猛烈な勢いで細胞のガン化を進めます。早期ガンと発見され治療の対象となるのは、ガン細胞が10億個ほどに増殖してからです。また、ガン細胞が10万個とか数10万個まで増えても、体の抵抗力や免疫力が健全なら、増殖を抑えることが可能です。さらに発ガン物質が入ってきても、これを解毒し、排除する力を、本来、私たちの体は持っています。ところが、これらの機能が弱り、ガン細胞の増殖を抑えることができなければ、ガン細胞はみるみる太りつづけていくことにもなるわけです。ガンにならないためには、発ガン物質を遠ざけるのがいちばんでしょう。でも、これはなかなかむずかしいことです。というのも、何が発ガン物質なのか、突き止められていないものも多いからです。それに、例えば焼き魚のコゲには、ニトロソアミンと呼ばれる発ガン物質が含まれているといわれますが、焼き魚のコゲを食べた人が必ずガンにかかるわけではありません。できるだけ発ガン物質を取り込まないようにすることも大事だけど、それと同時に、仮に発ガン物質が入ってきても、すみやかに排除する力を自分の中に蓄えることも大切だといえます。ガンを防ぐのも「もう1人の自分」そこで大切なのが、「もう1人の自分」の働きです。生きるためだけに働いている「もう1人の自分」―自律神経は、ガンを防ぐうえでも非常に重要な役割を果たしているのです。自律神経が弱ってくれば代謝の力は衰え、外敵が容易に侵入しやすくなるのは当然のこと。ですから、自律神経の働きに異常をきたさない食事がどうしても欠かせないのです。また、食べたものが長く体内に滞留するのも危険です。私たちが食べたものの中で、最初に胃から腸に入って吸収されるのは、糖質です。次にタンパク質、最後が脂肪です。ですからたくさんの脂肪とタンパク質を含む食事は、胃の中に長く滞留する食事であり、言い換えれば、ガンにかかりやすい食事だということになります。しかも、脂肪は燃えカスとして過酸化脂質を残留させ、タンパク質は窒素酸化物を体内にまき散らします。これら自体は発ガン物質ではないにしても、発ガンを助け、促進する役割を果たしていることは、充分考えられることなのです。ぜひ指摘しておきたいのは、本来人間の体というのは、ガン細胞のような、異質の生命体を増殖させるような働きはないはずだということです。それが起きてしまっているのは、体をコントロールすべき脳と自律神経が、どこかに、欠陥を生じさせているといわざるをえません。
2009年01月08日
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カロリーを使った分だけお腹が空くのが正常な食欲中枢の働きです。カロリーの消費量が減れば食欲も減ります。食べ盛りの時は山ほど食べていても、年とともに以前の量が入らなくなったり、嗜好も油っこい物からさっぱりした物に変化するはずです。運動した日はうんとお腹が空くけど、運動しなかった日は食欲が湧かない。スポーツをやめたら普通の人並みの食事になる。出産・授乳が終わると平常な食欲に戻る。年を取ると油っこい食品は受けつけなくなり、しかもブドウ糖が作りやすい甘い物が好きになる。(なるべく内臓負担の少ない形でブドウ糖を摂取することを体が要求するため)この一連の、必要なカロリーを摂取し、不必要なカロリーは入れないように働いてくれる食欲中枢の仕組みを見るたびに、人間の体って本当によくできていると思います。食欲中枢が正常な人は、無理に我慢するなどという苦労も知らずに一生スマートなままでいられます。でも不幸にして、この食欲中枢が麻痺してしまった場合も悲観することはありません。正しい食生活で正常な働きを戻すことができるのですから。基本は、食欲中枢の働きを狂わせないこと。ブドウ糖を必要なだけ摂取し、食品添加物がなるべく体内に入らないよう気をつけましょう。脂肪・タンパク質が必要量をオーバーしないように。摂り過ぎた栄養は内臓を衰えさせ、神経機能を麻痺させる原因にもなります。俗にいう中年太りまた、ある年代に達したら太ってきたという人。これは子ども時代から続けてきた食生活のツケが溜まっているということです。昭和40年以降の生まれのほとんどは、幼少年期に加工食品、高カロリー食、主食抜きの洗礼を受けています。それでも食べたものからしっかりエネルギー源を作る力があり、余分な栄養素・食品添加物等を体の中に溜めずに、掃除、排泄できるうちはいいのです。何を食べても太らないし、健康でしょう。でも、酷使しすぎた内臓は衰えるもの早いということを忘れてはいけません。自分の体の掃除・排泄能力を超えて体に入ってくるさまざまな異物は、チリのように体に溜まっていきます。この時期に乱してしまった生体バランスは、後になって肥満・不健康・老化が早いといった形で現われます。ある年代に達してから、食生活は変わっていないのに太ってきた人は、カロリーの摂り過ぎだ、運動不足だとみな原因を現在に求めますが本当の原因は過去の食生活にあるのです。長い間、悪条件の下で黙々と働いていた体が、もうこれ以上の労働に耐えられないと、音を上げているのです。たいして食べていないのに太ってきたと思ったら、それが食生活の切りかえの合図です。人間、老化とともに代謝機能が鈍るのは止むをえません。でも、体が以前ほどカロリーを欲していないのに若い頃のままの嗜好、勢いで食べ続けるのは食欲中枢が麻痺しているということです。また、老化と呼ぶには余りにも若過ぎる状態で代謝が衰えるのは、体に負担をかけ過ぎたということ。たった1つしかない自分の体をもっと大事にしましょう。
2008年11月29日
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女性は30歳を過ぎたころから、女性ホルモンの働きが減ってきます。そして更年期障害といわれる症状(顔がほてったり、肩がこったり、不安感におそわれるなど)が出てきます。東洋医学でいう悪血(血の流れの停滞)です。またそれが、男性と同じく内臓に脂肪が増え始め、中年太りのはじまりとなります。ホルモンバランスが崩れ悪血(おけつ)になると、脂肪代謝が昂進して太りやすくなり、太ると悪血になりやすく、悪血になると太るという悪循環になるのです。また、ホルモンの乱れは、生理不順や情緒不安定の原因にもなります。イライラしてくると、食欲中枢が刺激され、過食やヤケ食いを引き起こすことにもなります。悪血体質の改善には「よもぎ」よもぎには、悪血をとる作用と脂肪の分解・排泄を促す効果があります。韓国では痩せるお茶として、よもぎ茶が常飲されています。悪血とは、冷えやホルモンバランスの崩れなどから、体内の血が濁ったり、めぐりが悪くなった状態をいいます。悪血になると、肥満の原因になるばかりでなく、月経不順や、なんとなく体調がすぐれないなどの症状も現われてきます。よもぎに含まれているクロロフィルという物質には、ガン予防、浄血、造血、殺菌・制菌、末梢血管拡張作用、新陳代謝促進、抗アレルギー、脱臭…などさまざまな有効作用があります。道端に生えているよもぎは目を奪うような美しさもなく、一見平凡な緑色の草にしかすぎませんが、実は健康と美容に役立つ優れた効用を持っているのです。●飲みやすいそのまま飲むのはもちろん、お茶などに混ぜても、おいしくいただけます。●利用が簡単おかずにふりかけたり、混ぜるなど、さまざまな料理に使えます。●毎日続けられる利用が簡単だから長く続けられます。長く飲むことで体質改善が期待できます。もちろん、国内産の安全なものを選んでください。
2008年11月01日
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頭痛やイライラ。若いあなたもプレ更年期?最近、頭痛が続く、ちょっとしたことでイライラしちゃう。そんな不調は、もしかすると、「プレ更年期」なのかもしれません。「プレ更年期」の予防・改善にかかわるのは女性ホルモン。女性ホルモンのメカニズムや、それにかかわる栄養素や成分についてもご紹介します。若くても油断できない「プレ更年期」 頭痛やイライラなどの不調の原因が「プレ更年期」の可能性も。 「更年期」とは、閉経の前後10年くらいで、個人差はありますが、だいたい40代後半~50代前半の時期が平均的といえるでしょう。加齢からくる卵巣機能が低下して女性ホルモンの分泌が減り、「更年期障害」と言われる、のぼせや、頭痛、だるさ、疲れやすいなど心身に不快な症状が現れます。また近年男性の更年期障害があることも知られ、社会的にも理解がひろまりつつあります最近では、この「更年期」の前に当たる30代後半~40代前半を「プレ更年期」と呼ばれています。「更年期」は突然くるものではなく、少しずつカラダも更年期へシフトしていく、その変わり目が「プレ更年期」なのです。「プレ更年期」の原因は、ストレスによる女性ホルモンの乱れ現代人は不規則な生活や、食生活の乱れ、ストレスの増加を抱え、「プレ更年期」の頃、さらに早い場合は20歳代でも更年期障害に似た症状が出る人もいるそうです。特に20歳代から30歳前半である場合には、加齢からくる卵巣機能の衰えというよりは、心のストレスや栄養不足などの原因からホルモンバランスが崩れることが主な原因です。「プレ更年期」の年代は、バリバリ仕事をこなす人もいれば、ちょうど育児で忙しく、またそれらを両立させている人もいるでしょうから、心身ともにストレスが多い年齢です。強いストレスが続くと自律神経のバランスが乱れ、女性ホルモンの分泌にも影響することがあります。また不規則な生活リズムで、睡眠不足にが続いていたり、忙しくて食事ができない、あるいは極端なダイエットをして栄養が足りていない場合も、女性ホルモンがアンパランスとなり、更年期障害と呼ばれる症状が現れたりすることがあります。女性ホルモンの働き 大きなストレスが、女性ホルモンのバランスを崩して、「プレ更年期」の原因になることも。 更年期障害などにかかわる女性ホルモンとは、どのような働きをするのでしょうか。女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。このうち、エストロゲンの分泌が減ると、更年期障害の原因となります。また男性の更年期障害の原因も、テストステロンという男性ホルモンの減少によるもので、男性の場合は個人差が大きく、また徐々に70歳くらいまでかけて減っていくために、男性の更年期障害があるというこが知られなかったのだと言われています。女性ホルモンのエストロゲンは、女性の生理機能だけでなく、骨量を維持したり、血中のコレステロールの上昇を抑えたりする働きもあります。ですから、エストロゲンの分泌が減ると、更年期障害がつらいというだけでなく、骨粗鬆症になりやすくなったり、生活習慣病のリスクも高くなってしまうのです。女性ホルモンのバランスを保つこうしたストレスが原因の場合は、ストレスの原因を解決しなければなりませんが、ストレスからくる食欲減退、ダイエットによる栄養不足が原因の「プレ更年期」の症状ならば、自分の意識しだいで、女性ホルモンのバランスを保ち、「プレ更年期」を予防・改善するのに役立ちます。■ 栄養バランスのとれた食事をする1日3食バランスのとれた食事をすること。特に若い人は極端なダイエットを続けすぎて栄養が偏り、自律神経や女性ホルモンのバランスが崩れて無月経になってしまうこともあります。■ 過労やストレスを避けるカラダは、自律神経でコントロールされているのですが、自律神経を司る視床下部は、ホルモンの分泌もしています。生活が不規則になったり、ストレスが大きいと、自律神経のバランスも崩れやすくなり、ホルモンの分泌にも大きく影響します。食事はもちろん睡眠・休息など、できるだけ規則正しい生活リズムになるように、またストレスをうまく避けてリフレッシュする術を知っておきましょう。そのままにしておくと、無月経になったり、不妊症になりやすいなど、様々な問題を引き起こしますので、早めの対応や治療が必要です。最近では、ホルモン療法や漢方薬などの薬物療法、またカウンセリングなど、対処法にも幅が広がってきています。ホルモンそのものは、食べ物で補えるものではありませんが、食事が偏れば、カラダがうまく機能しなくなりますから、食事は大切です。女性ホルモンにかかわる栄養素や成分 セージは、古くから更年期障害や、生理痛を緩和するのに利用されてきました。 ■ ビタミンE血行を促す働きの他、月経周期や、子宮収縮に関係するホルモンの代謝を調節する働きがあります。ビタミンEは、アーモンドやナッツ類、アボカド、ウナギ、タラコなどに豊富に含まれています。■ ビタミンB6エストロゲンの代謝に働きます。ピスタチオ、マグロ、カツオ、ニンニクなどに多く含まれています。■イソフラボン大豆の胚芽に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似たはたらきをすることでよく知られています。1日に摂りたい大豆イソフラボンの量は30~50mgとされ、豆腐なら半丁、豆乳1カップ、納豆60g程度。サプリメントなどの濃縮されたものをとる時は注意が必要です。■ コレステロールコレステロールは、脂質に含まれ、またコレステロールの値が高いと生活習慣病につながるということで避けがちですが、ホルモンの原料となります。コレステロールが不足すると、神経障害や免疫力の低下にもつながりますから、極端なダイエットで脂肪酸の摂取がへっている場合は、適度な摂取も必要です。ただし、必要なコレステロールはほとんど体内で合成され、必要な分だけを食べものから補充し、食事からの摂取が増えれば体内での合成量は減り、うまく調節されていますから、普通に食事をしている場合は、意識的に摂取することは必要ないでしょう。他にも、ビタミンCやビタミンAなどのストレスへの抵抗力を高めるビタミンや、様々な酵素の働きを助けるミネラルなども不可欠ですから、幅広い食品からまんべんなく栄養をとるようにしましょう。ストレス緩和のためのアラマテラピーも活用またハーブのセージは、エストロゲンと類似の作用があるため、更年期障害や生理痛の緩和に役立つと言われ、またカモミールやサフランなども、カラダを温めイライラを鎮める働きがあると言われています。ただし、ハーブ関連商品の中でも、ホルモンバランスを整えるサプリメントや健康食品による健康被害事例もありますので、注意をしてください。
2008年10月20日
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たとえば、あなたが「ダイエットしよう」と思い立ったとします。女性として生まれたからには、より美しくありたい、と思うのは当然のこと。また健康や将来に備えて肥満を解決しようと思い立つ方もいると思います。肥満は、立派なカラダの異常なのですから。しかし、やせさせてくれるのは、意思のない“もう1人のあなた”だということなのです。“もう1人の自分”だけが体の脂肪を消してくれるのです。中国茶を飲む事でも、カロリー半分の薬を飲む事でもなく、肥満細胞を小さく作り変えてくれる“もう1人の自分”の働きだけが、やせさせてくれるのです。心臓を動かし、血液を作り、そして流す。体温を保ち、呼吸をし、髪や爪を作り、便や尿、汗や生理を起こす、そしてやせさせてくれる。――これ以上の仕事を“もう1人のあなた”はしてくれています。それは、あなたの意思を決定づけている“大脳”を、1とすれば、その9倍もの仕事をしている勘定になるのです。その意味でいえば、あなたの主は、むしろ“もう1人の自分”。それが本当の自分自身、あなたの“生命”なのかもしれません。SONOKO式以外のダイエット法は、すべて本質を見極めていないので、例外なく“もう1人の自分”をダメにしてしまいます。ただやせることのみをテーマにした方法は仮に一時的にその目的を達したにせよ、必ず大きな後遺症を残します。たとえば節食や低カロリー食で、なぜやせるのかを考えてみればわかります。脳や細胞を働かせているエネルギー(カロリー)を制限すると脳はエネルギー不足を補うために、特にブドウ糖を作るために、皮下脂肪ではなく、体を構成している体タンパクを食べてしまいます。エサがなくなるとタコが自分の足を食べるように。その結果がやつれることによる体重減少なのです。この恐ろしい現象がカラダにいいはずありません。やがて、脳のメカニズムが破壊され、すべての生体機能に異常が現われるのです。女性に多い数々の症状は、みなこの後遺症といえるのです。間違ったダイエットによって引き起こされる「カラダの異常」・食べ物のことで頭がいっぱいになる・冷え性・イライラ・精神的に不安定になる・下っ腹がポッコリでる・便秘・集中力がなくなる・めまい、立ちくらみ・不眠・むくみ・肩こり・爪が弱くなる・疲労・倦怠感・頭痛・無生理・低血圧・尿の出が悪くなる・高血圧・ホルモン異常・高脂血症・原因不明の湿疹・吹き出物・痔・神経痛・口内炎・口舌炎などの腫瘍・不整脈・アトピー性皮膚炎・円形脱毛症・痛風・アレルギー性鼻炎・物忘れがひどく、行動がおっくうになる・肥満などなどまだありますが書ききれません。幸いにして、この“もう1人の自分”はぜいたくを言いません。その願いはただ一つ、毎日毎日の食生活の中で、キチン、キチンと必要なだけのエネルギーを与えてもらうことだけです。脳と自律神経にとってのエネルギー源、それはブドウ糖です。ブドウ糖だけが“もう1人の自分”を動かす力なのです。私たち日本人にとって、もっともブドウ糖になりやすい食品はデンプン、つまりお米のご飯です。まずご飯中心の食事で“もう1人の自分”に元気に働いてもらうことと、もうひとつ大切なことは、“もう1人の自分”が困るような添加物やダイオキシンなどの有害物質を体内に入れないようにすることです。
2008年09月16日
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近年、青少年が起こす悲しい事件が目立ちます。しかも 「 どうしてそういう展開になってしまうの... 」 と思わずにはいられないとても不可解なものが多くなっています。こうした青少年に限らず大人でも、いつも落ち着かない、集中力が続かない、なぜか理由無くイライラするちょっとしたことが気に障る...という人は多いでしょう。こうしたさまざまな "ストレス刺激" に耐えられず問題を起こしてしまう...実は、こうした気質の要因には 「 現代の食事 」 が大きく関わっている、と指摘する専門家が年々世界中で多くなっています。◆ ストレスとはストレスとは、精神的・肉体的に負担となる刺激や状況をいい、それに対する反応や強さは、遺伝的性質や生育環境とも絡んでいるといわれます。こうしたストレス刺激はまず、脳の視床下部という部分に伝達されます。すると " そのストレス " は、交感神経と副交感神経と呼ばれる自律神経によって精密にコントロールされ、生体バランスを維持しようとします。◆ ストレスに弱くなった現代人一言でいうなら "ストレスに弱い" とは、「自律神経のバランス維持能力の低下」ということ。言い換えれば、交感神経と副交感神経のバランスが崩れるために、自律神経がスムースに働かない、ということなのです。では、ストレスは現代人だけが感じるものなのでしょうか?そんなことはありません。充分な食事がいつ手に入るかわからない冷暖房設備などなく、暑さ寒さにさらされる医者にもかかれず病気に苦しむ::時代は違っても " ストレス刺激 " はいつも存在しています。それでも、現代にみられるような "不可解な事件" は今ほど多くはなかったのです。このことは、現代人が総じて "ストレスに弱くなった" ことの1つの証明になるといわれています。特に体の小さい幼児・青少年にその傾向が顕著だというのです。◆ "貧しい" 青少年の食事内容問題を起こした青少年の食事に関する資料では、その多くがまともな食事内容ではないことに驚かされます。朝: 食べない昼: 惣菜パン、清涼飲料水夜: コンビニで買ったお弁当、清涼飲料水他に、スナック菓子、カップラーメンや炭酸飲料水を絶えずなんとなく飲食する...だいたいがこのような感じです。ですが、これはまだ良い方でほとんどが「お腹が空いた時に好きなものを食べる」というのです。いつでも、どこでも、何でも食べることのできる私たちの環境の悪い面の最たるもの、と言えるでしょう。◆ ストレスに耐える力私たちは誰でも " ストレスに耐える力 " という機能を備えています。ストレス度合いはさまざまでも、私たちの周りにはあらゆるストレス刺激は存在します。でも、そのひとつひとつにいちいち "ストレス" を感じて生きていくことはできません。もし、"ストレス耐性機能" が無ければ、私たちは何十年も生きてはいられないのです。では、この "ストレス耐性" を強くするためにはどうすればよいでしょう。言い換えれば "イライラしたり落ち込んだりする度合いを少なくする" にはどうすればよいか、ということです。「自律神経のバランス維持能力の低下が、ストレス耐性に影響する」とわかっているのですから、答えはおのずとわかります。そう 「 自律神経を整える 」 。これがストレスに打ち勝つ唯一の方法なのです。先にも述べた通り、自律神経は脳でコントロールされています。脳にフルに活動してもらうよう、充分なエネルギーを与えなければなりません。その脳への栄養は、私達が摂取する食べ物からでしか補給できません。ですから、私たちの日々の食事はとても重要なのです。ストレートに言えば、食事内容が "脳の性質" を決めてしまうということなのです。「 正しい食事 」、これこそが健やかに生きる基本だということをもう一度意識して考えてほしいと思うのです。
2008年09月03日
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自律神経は、脳からの命令を受けて、骨や血液を作り、老廃物を捨て、髪の毛、爪を生やし成長させ、心臓、肝臓、腎臓を働かせ、食べ物の消化吸収、毛細血管にいたるまでの血管の清掃など、私たちが寝てる間も起きている間も休みなく働いて、生きるために必要な働きをし、その人の健康を維持してくれています。どんなに栄養価の高いものを取っても、きちんと自律神経が働いてくれなければ、何の意味ナッシング。食べたものはまずちゃんと消化・吸収され、肝臓で処理され、全身の細胞に運ばれていって、ようやく「栄養」となります。そのすべての工程をコントロールし、実行しているのが自律神経であり、その正常な働きが大前提としてあるのです。「ホメオスタシス」一般に「生体の恒常性」などと訳されますが、いわば、体が本来持っている“自然の治癒力”というべきものです。私たちの体は、環境の変化によって、体温が変化したり、食後の血糖値が上昇したりと、常に危険にさらされていますが、ふだんは病気になることもなく、健康に生活しています。それは、本来持っている体の内部の力「ホメオスタシス」が、常に体を正常に保とうと働いていてくれるからなのです。この「ホメオスシタス」の主役こそ、自律神経なのです。(ホルモンも働いています)つまり、「もう1人の自分」が私たちを生まれてから死の瞬間まで守ってくれている、というわけです。ところが自律神経は意識と関係なく働いていますから、日常はなかなかその存在を自覚することができません。このため、ついつい自律神経の存在を忘れ、「カルシウムが骨を作る」「レバーが血液を作る」という錯覚に陥ってしまうのです。あなたの体の中で、意識とは関係なしに、ただ生きるだめだけに働いている「もう1人の自分」。その存在を忘れてはいけません。
2008年07月25日
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そのわけをお話しましょう。人間の体を作り、体温を維持し、手足を動かしているのは、タンパク質や脂肪、カルシウムや鉄分、そのほかのビタミン、ミネラルなどの栄養素ではなく、本当は「私」なのです。でも「私が骨を作る」とは言いません。私の中の私、「もう1人の私」がやっているからなんです。「もう1人の私」とは誰か。意識とは関係なく働いている自律神経―それが、もう1人の私、もう1人の自分の正体です。私たちの脳の大部分を占めるのは、大脳皮質と呼ばれるところです。ここは神経細胞がびっしりと並び合っていて、私たちの行動や記憶、思考などを司(つかさど)っています。さらに、脳のいちばん深いところには、脳幹というのがあります。生きていくうえで極めて重要な呼吸中枢、体温調節中枢などはここにあります。そして自律神経の中枢もここにあります。私たちの神経系は、大別すると2つあります。1つが随意神経系、もう1つが自律神経です。自分の意思、自分の考え、自分の思惑で動く神経が随意神経。これに対して自律神経は、自分の考えとは関係なく、ただ一生懸命、生きるためだけに働いてくれる神経です。だから不随意神経とも言います。別名、植物神経とも言います。人生は楽しいことばかりではありません。「あぁ、もう嫌だ、死にたい」と思う事もあるでしょう。そんなとき、心臓に「止まれ!」と言って、もし本当に止まってしまったら大変です。そうなっては困るので、意思とは関係なく働く自律神経が、夜も昼も、オギャーと生まれてから死を迎える瞬間まで、一時も休むことなく一生懸命に心臓を動かしています。
2008年07月25日
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☆*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°人類の食の歴史は、数万年もの年月を経ています。しかし、栄養学といのはせいぜい数十年から100年の歴史しかありません。その栄養学が生み出した最大の誤りが、じつは「主語のない文章」を綴るばかりの栄養学に負うところが大きいといえるでしょう。「○○には栄養があるから体によい」と栄養重視説を説く栄養学は、栄養に対する過剰な期待感を生み、たくさんの誤解やウソを蔓延(まんえん)させてしまいました。たとえば「カルシウムが骨を作る」というのは、もはや常識となってますから、皆さんは、せっせとカルシウムを食事に取り入れようとします。わざわざカルシウム含有量の多い食材を選んで買ってきたり、牛乳は高カルシウムだからと毎日欠かさず飲んだりします。すべてカルシウムという栄養素を重視した結果としての行為です。でも、考えてみてください。昔の人は、こういう栄養素が必要だからと考えて食べていましたか?むしろ、カルシウムも鉄分も知らずにいて、それでも骨は丈夫だったし貧血にもなりませんでした。昔も昔、ずっと昔、山奥に住む人たちのことを考えてみましょう。この人たちはカルシウムについて知らなかったばかりか、牛乳を飲む習慣もなく、雪に閉ざされる冬はカルシウム豊富な野菜も取れないし、小魚さえ手に入れることができませんでした。そういう人たちが、骨の丈夫な赤ちゃんを産み、カルシウムいっぱいのお乳を出し、元気に育てていました。カルシウム入りの牛乳や小魚、野菜をたくさん取って、骨の丈夫な赤ちゃんを産み育てていたわけではないのです。大正時代に、当時の内務省が行った「農村保健衛生実態調査報告書」とういう資料が残っています。その中である農家の1日の食事が紹介されています。朝食=米、味噌、大根漬け、ナス漬け昼食=米、味噌、魚の塩漬け夕食=米、味噌、大根漬け現代の私たちからみれば「なんて貧しい食事だろう」と思えるかもしれません。しかし、この家族は特に貧しいというわけでもなく、当時としてはごく、平均的な農村の食事だったといいます。「これではビタミンが足りない」「ミネラルが足りない」「タンパク質も脂肪も足りない」―きっとそう思えるでしょう。今、厚生省は“必要な栄養素をバランスよく取るために”として“1日30品目の食品を取ろう”と一生懸命奨励していますが、それと比べれば、1日わずか5品目というのは、たしかに不充分です。大正時代の食事と今の食事を一緒に見ることはできません。でもこういう食事をしてたから、当時の人たちは骨が弱く、グニャグニャだったでしょうか。そんなことはありません。機械も発達していないわけですから、農家の仕事は重労働です。今の人より、よっぽど骨太だったにちがいありません。子どもだってたくさんいて、赤ちゃんを10人産んだなんてあたりまえ。それでも母親は、カルシウムたっぷりのお乳を出していました。牛乳も飲まなかったし、野菜も足りていないはずなのに…いったいなぜでしょうか。
2008年07月25日
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そもそも、本来、野生の動物には肥満がないのに、人間だけがどうして肥満になるのでしょう。その背景には人間の“頭のよさ”が生んだ錯覚があります。それは、言ってみれば「主語のない文章が肥満を作った」ということです。どんな文章にも、必ず主語があります。それは日本語でも英語でもフランス語でも同じです。食べ物でも同じです。「小麦粉がパンを作る」とは言わないし、「味噌が味噌汁を作る」ともいいません。「私が小麦粉でパンを作る」のであり、「私が味噌で味噌汁を作る」のです。当たり前ダのクラッカー。ところがどうでしょう。こと、体のことになると主語が抜けてしまいます。「私」というものがありません。「カルシウムが骨を作る」「レバーは血液になる」「タンパク質が筋肉を作る」そう信じている人が多いのではありませんか?ここには「私」すなわち主語がありません。カルシウムが骨を作るのではないのです。レバーが血液を作るのでもないし、タンパク質が筋肉を作るのでもありませんたしかに、体を作るには、タンパク質が必要だし、骨を作るにはカルシウムが必要です。レバーには、血液を作るのに大切な鉄分が多く含まれているのも事実です。「それならば、こうした食品をたくさん取ればよいではないか」そう思うところに錯覚が生まれます。これが大きな間違いです。カルシウムもレバーもタンパク質も、主語には絶対になりえないのです。皆さんは、自分の体の中でしていることを忘れて、すべてを主語のない文章に置き換えてしまいました。もっと胸を張って答えましょう。骨も、血も、肉も、私が作っていますと…A子さんの骨はA子さんが作らなくてはならず、B子さんの骨はB子さんにしか作ることはできません。そして、骨を作るためには、骨の成分や作り方を正しく把握し、自律神経に適切な指示を与えていかなければなりません。
2008年07月25日
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排便のメカニズムとは朝起きて水を飲んだり食事をしたりすると、それが刺激となって胃から結腸にかけて神経の反応が起こります。すると結腸に溜まっていたカスなどが直腸へ移動し、「便を出したい」という感覚が脳に伝えられます。これが便意で、トイレに行くと排便反射が起こり、肛門のカツヤク筋が開いて排便にいたるのです。こうした作用は、繊維質のものが入ったから行われるのではありません。すべて脳と自律神経の働きです。その証拠に、病気で点滴を受けている人にもきちんと排便はあります。それだけではありません。生まれたばかりの赤ちゃんも便をしなければなりません。赤ちゃんの食事は母乳です。その母乳の中には、繊維質など入っていません。それでも、ちゃんと、便をするのです。大人が便秘をすると、何故、繊維質、繊維質と騒ぐのでしょうか。繊維質とは、食べ物のカスです。便は、食べ物のカスばかりではありません。血液や腸内醗酵物、粘膜、細胞の死骸、それに消化液の残骸や老廃物などの不要なものなのです。排便は、それら不要なものを体の外に出すシステムなのです。そして、それをきちんと行うのは、やはり「もう1人の自分」であることを忘れてはいけません。ですから、エネルギー不足になって脳と自律神経の働きが低下すると、真っ先に便秘になります。誤ったダイエットに便秘がつきものなのも、これでお分かりでしょう。「食事を減らす」「ご飯を食べない」といったダイエットでは、エネルギーは不足し、脳の排泄関係の働きも思うように行かなくなってしまうのです。過度のストレスも、脳と神経にダメージを与え、便秘を引き起こします。繊維質でもだめだからと、便秘薬などを常用すれば、もう最悪です。薬剤による刺激で無理やり便意をもよおさせているのですから、常用するうちに、正常な神経はどこかへ行ってしまい、薬がなければ排便できない体になってしまいます。これでは本当の便秘解消とはいえません。朝、起きたときに昆布水を飲むのを薦めていますが、これは、夜の神経と昼の神経がまだはっきり区別できない起き抜けに、冷たく冷やして飲むことで腸を刺激してあげるため。その刺激により、脳が働くきっかけを作ってあげることができます。もちろん3度の主食をしっかり取るのが基本であるのは変わりありません。写真は23、24日と箱根に行った時に駒ケ岳展望台から芦ノ湖を撮影したもの。雲の中で寒い位でした。
2008年07月24日
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