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10月31日今日から二日間越後の山にクライミングに出かけた。初日の今日は負欠スラブと飯士山登山だ。4時起床、5時20分に自宅を出て東京駅から新幹線で越後湯沢へ。メンバーと顔合わせして車で飯士山登山口まで行く。 青空と白い岩壁、紅い紅葉が美しい負欠スラブ遠景今日は爽やかな晴天だったが昨日は雨だったようで、登山道はしっとりと濡れた落ち葉に覆われ、更に予想もしない急坂ではないか。これには驚いた。別に越後の山を侮ってきた訳ではないが最初こそ落ち葉を踏みしめて歩く快適な秋の山道だったが、徐々に勾配がきつくなってきた。やっと負欠スラブ基部まで到着したものの、濡れ濡れに濡れていてとてもじゃないが昇れるようには見えない。 スラブ基部 濡れて光っているこれは無理というガイドの判断で一旦下り、ルートを変えて陽が当たって乾いているスラブまで登っていった。そこでスラブにトラバースしてクライミング開始。スラブそのものは易しく、乾いた白い岩と紅葉の対比が美しく快適に昇れた。ぐんぐん昇って負欠岩の根元に到着。この岩の基部を右から巻くと鞍部があるのでそこから負欠岩のてっぺんに昇った。一見、難しそうだったが実際に昇ってみると普通でてっぺんからの眺望がすばらしく、思わず全員が「おお。素晴らしい」などの歓声を上げたのだった。 負欠スラブを快適に昇る 負欠岩基部 負欠岩をクライミングする私 同 山頂にててっぺんの眺望を楽しんだ後は再び山道に戻って飯士山の山頂を目指した。所が本当にこれが一般道なの?というほど急峻で悪路だった。私たちは一応クライミングの経験がある者ばかりだが、一般道だから普通のハイカーも来る。かなりビビるのではないか。それともこれが越後の山の標準なのか。頑張って飯士山頂まで登り、一休みして下山。 山頂付近の綾なす紅葉 東北ともまた異なる色合い 同行した三人娘これが実にハードだった。ほとんどの道脇にトラロープが設置してあって、それにつかまらなければ危険で下れないような悪路というよりもうこれはバリエーションルートそのものだった。忍耐力を発揮してとにかく滑らないこと、転倒しないこと、怪我しないことだけを頭において慎重に安全第一で下った。下山ルートは悪路ということを除けば紅葉が見事で負欠岩も角度を変えてカッコよく見える眺めはよい道ではあった。 下山ルートから見る負欠岩 紅葉の海の中にすっくりと立ってカッコ良い。やっとのことで下山した。予想以上に時間を要してみんな疲れてしまった。今夜の宿に着いた時はもう真っ暗になっていた。
2020年10月31日
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東北ツアーの最終日、新幹線新青森駅で「朝の八甲田」というチーズケーキを自分へのご褒美に買っていくといいですよとツアーリーダーに勧められた。男性ですら買うのだから美味しいに違いないと買ってきた。要冷凍で持ち帰り、旅行後の事後処理のあたふたでずっと冷凍庫に入れっぱなしになっていた。それを思い出して、昨晩一晩解凍して今日食べてみた。 このチーズケーキは青森・八戸の洋菓子店アルパジョンが作っていて、雑誌などのメディアで多数取り上げられ、4日間で35万個の売り上げを記録した伝説のチーズケーキだという。 濃厚チーズの味わいと、クリーミーな滑らかさ。ものすごく美味しく、チーズが柔らかく舌ざわりがよくて絶品だった。チーズケーキなのに繊細なスフレのような食感でしつこくないのもよい。余りの美味しさに歯止めが利かなくなって一人で3個も食べてしまい、2個を娘にあげた。グルメで味にうるさい娘も美味しいと喜んで食べてくれたので安堵した。
2020年10月30日
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10月29日旅の疲れも落ち着いた所で土産をもって都内の娘宅に行った。コロナで往来を控えていたため、娘宅に行くのは数カ月ぶりで、前回いつ訪ねたか記憶がない。運よく丁度、家族全員が家にいた。孫たちも相変わらず元気だったが、末娘の咲ちゃんの成長が著しく、もう伝い歩きをしていた。そして何より可愛くて純粋無垢だ。肌が透き通るように綺麗でムチムチの弾力だ。最初、私を見て人見知りして泣いていたが、しばらくすると慣れてきて笑ったり顔をじっと見たりしてくれるようになった。父親ににている。 可愛い! もう伝い歩きしている 結ちゃんも随分成長して身長が伸びた 翔 くん 難しい顔をして画面を見ている元気な孫たちからエネルギーをもらって帰宅した。
2020年10月29日
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昨日が息子の誕生日だったのだが、1日遅れて今日は娘から息子に色々なプレゼントがあった。洋服のセンスが全くなく衣類に無頓着な息子のためにセンスのよい娘が何着か衣類をプレゼント、次に三人で人気のある焼き肉店に繰り出した。夫も誘ったがダイエットしているということで不参加だった。娘が大散財して高価な肉を食べきれないほどオーダーした。こんな高級肉など私は食べたことがないので、最初は「美味しい、美味しい」と食べていたが、最後にはお腹が満杯になりかなり苦しかった。岩手県の前沢牛ということだったが、この間、岩手県に行ったばかりだけど、そんな肉など全く出なかった。 肉の部位や名前も聞いたが覚えていられない。 これだけわかる シャトーブリアン 一点豪華主義の娘のおかげで美味しい肉をご馳走になったが、翌日はウンチが緩くなり、何度も何度もトイレに行かねばならなかった。
2020年10月28日
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東北ツアーから帰宅して、押し花の日程を考えてみたら日時がほとんどないことが判明した。次回は新しい題材に入り、古民家をつくる材料を押しておかねばならない。気持ちが焦ってしまい、退勤後、スーパーに直行して民家に使えそうな野菜を探した。全くイメージが湧かないまま、里芋、ナス、レンコン、キノコなどを買い、自宅でピーラーで皮をむき、その皮を通常の花と同じように押した。 ナス ゴボウ 里芋 キノコとレンコン押し花というより押し野菜だ。民家らしく使えればよいが少し、
2020年10月27日
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今日は朝からすっきり晴れてこの秋一番の気持ちのよい一日だった。今日は息子の誕生日だ。満44歳になる。この子を産んで44年が過ぎたことになり、長くて短い年月に思える。この子は産まれた時から色白で女の子だと言われる可愛い子だった。現在は年相応にお腹も出ているが、親ばかではあるが人柄はとても良い。良すぎてこの生き馬の目を抜く世の中を無事生き抜いていけるかどうかを心配している。特にモラル度と倫理観が高く、一体誰に似てこんな清廉潔白な子になったのだろうと思うことすらある。だから社会に適合しないような行動をしていると息子から厳しく指摘される。例えば運転ルールやマスク・手洗い・ウうがいなど。私が登山などで出かける時は時間の許す限り駅まで送ってくれるし、帰宅する時はアルコールを飲まないで待っていて迎えに来てくれる。高齢になるとこれがすごく有難い。家族でささやかなお祝いをした。 願わくば健康で幸せな人生を送ってほしい。
2020年10月26日
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東北ツアーに参加したのは女性11名男性1名、平均年齢71歳、最高齢81歳男性、次が80歳女性で60歳から下の年齢の人はいなかった。81歳の男性が唯一の男子で76歳の奥様と一緒だった。このご夫婦にまず驚いた。見るからに高齢という風体なのだが登り始めると全く遅れを取らずひょうひょうと登っていく。驚嘆した。しかし5日目の秋田駒ケ岳を登って乳頭温泉に下るバスの中で男性が「朝からおしっこが出ず苦しい」と訴え、ツアーリーダーが俊敏に対応して救急車で都市部の病院へ搬送。事なきを得たがドクターから「もうお帰りになったほうがいいでしょう」と言われて6日目にご夫婦で帰京された。高齢だとどこにどんな病気が潜んでいるかわからないし、何が起きても不思議でないことを実感した。登山中からずっと苦しかっただろうに全くその振りを見せず、下山してから初めて訴えたその我慢強さにも皆から称賛の声が上がっていた。もう一つ驚嘆したのは全日程いつも同室だった80歳の女性Nさんだ。彼女も一見高齢で痩せていて大丈夫なの?という風体だったが、日々親しんでいろいろ聞くとアイスダンス!!を習っているという。もう絶句だ。それに身じまいがよくて小ぎれいにしていて老醜を感じさせない。登山ウエアのセンスもよい。そして10時間の岩木山こそ登らなかったがそれ以外の6座は何事もなくさらっと登っている。73歳の私だって楽でたまらないという訳ではない今回のツアーを80歳でこともなげにこなしていることに心から敬意を表した。そして体が柔らかい。とても80歳とは思えない体の柔らかさにも驚いた。ヨガのスキのポーズや踊り子のポーズ、猿王のポーズなど私も最近だんだん完成ポーズが取りにくくなっているのだが、それを何事もなくちゃらっとするのである。アイスダンスで様々な筋トレやストレッチをしてきた成果だろう。何でもできないことや辛いことは年のせいにして逃げている私は猛省した。私も頑張ろうという気になった。80歳までできている人がいるのだから。このツアーはとても刺激になる良い旅になった。 八幡平にてNさんと 高村光太郎「おとめの像」前にてNさんと
2020年10月25日
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無事旅が終わった所で全8日を振り返ってみた。日時 登頂した山 所要時間 宿泊温泉10/14 栗駒山(1627m) 約4時間 須川高原温泉10/15 早池峰山(1917m) 約5時間半 松川温泉10/16 岩手山(2038m) 約10時間 藤七温泉10/17 八幡平(1613m) 約4時間半 国見温泉10/18 秋田駒ケ岳(1637m) 約5時間 乳頭温泉10/19 移動日 十和田湖・奥入瀬渓流・蔦沼 酸ヶ湯温泉10/20 八甲田山(1585m) 約5時間 嶽温泉10/21 岩手山(1625m) 約4時間 帰宅最も登山らしかったのは岩手山でこれは真面目に登ったが、あとは休憩時間いれても6時間位だったので、これはいつもの高尾・陣馬縦走程度だと侮り、タラタラ登ってしまった。しかし毎日1座づつ登るということで日程は結構ハードでタイトだった。その日の山を下山した後、翌日登る山の登山口近くの温泉まで移動して宿泊。当日朝、登山口まで移動せねばならないので時間的に余裕がなかった。天気は全8日のうち、1日が雪、あとは晴れで最高のコンディションだった。強風に悩まされたのが早池峰山で後は予想よりはるかに風は吹かず超ラッキーだった。今回、ゴーツートラベルのクーポン券をもらっていたが使う場所と時間があまりなくて結局、最後の新青森駅構内で買う羽目になり、少し心残りではあった。しかし毎日登山ができるものだろうかと危惧していたが、ツアーに入れば有無を言わさず移動して登ることになり、効率よく登山ができて、東北の100名山5座、200名山2座に登れて嬉しい。
2020年10月24日
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10月21日ツアー8日目。東北の山と温泉を巡る山旅も最終日を迎えた。今日の山は青森の名峰岩木山(1625m)だ。この山は独特の山容をしているし、周囲に山波がない独立峰なので岩手山や八甲田山などあちこちからよく見えてきた。 岩木山遠謀 独特の山容 嶽温泉からの岩木山朝8時、バスに乗って「天空へと続く69のカーブ」で有名な津軽岩木スカイラインを昇って岩木山八合目まで移動して登山開始。 八合目からの岩木山今日もフィナーレに相応しい文句のつけようのない晴天、津軽晴れに恵まれた。急登を1時間半ほどで日本百名山、青森県最高峰岩木山(1625m)に到着した。 急登にあえぐけどすぐ山頂に到着 鐘のある山頂山頂は360度の大展望が待っていた。岩手山の山頂と同じくこれまで登ってきた全ての山を見ることができ、みんなで山座同定した。更に平野と海の展望が最高に素晴らしく、解放感に満たされた。 広大な平野部には黄金の波が はるか地平の先には北海道が見えた!!思えば遠くまできたものだ 眼下に広がる紅葉の海山頂の端に岩木山神社奥宮が鎮座ましましていたのでお参りする。鳥居の朱色が剥げているがしっかりゆるぎなく建っている。 これで東北の百名山5座、200名山2座に登頂できた。一日位は風雨で登れないこともあるだろうと思っていたが、予想以上の晴天に恵まれ、完登できてとても嬉しい。ミッションコンプリートだ。今日は最終日なので下山したら、それぞれ新幹線新青森駅や青森空港で解散になる。乗車時間もあるのであまりのんびりはできず、再び嶽温泉に下山した。
2020年10月23日
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10月20日酸ヶ湯温泉旅館で満ち足りた夜を過ごした翌日は八甲田山(1585m)に登頂した。この山は八甲田山雪中行軍遭難事件をもとにした新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」や高倉 健、北大路欣也主演の映画「八甲田山」でよく知られている山である。強風がすさまじいので晴天でも途中で撤退することもあると聞いてそれなりの覚悟はしていた。朝、7時55分、バスで八甲田ロープウエイ山麓駅まで行き、始発に乗って山頂公園まで上がって登山開始。朝方は雲が湧き、ガスがかかったりもしていたが、徐々に晴れてきた。田茂谷ヤチ湿原を通り、アオモリトドマツの樹林帯を越えて最高峰八甲田大岳に登った。 八甲田ロープウエイ 紅葉の樹林帯を昇る 八甲田連山 右が最高峰八甲田大岳 八甲田大岳 湿原の中は木道歩き 大岳避難小屋 この空の青さ!! 冬季用入口とシャベルが上部に 雪の深さがわかる脅されていた風も予想ほど吹かず、順調に山頂まで登れて安堵した。とはいえ山頂はやはり風が冷たいので写真を撮ったらすぐに縦走にかかった。仙人岱の湿原を通り下山したが、紅葉がことのほか美しかった。しかし連日、見事な紅葉を見続けてきてそのありがたみが薄れ、美しいのが普通、当たり前になっている感があった。 紅葉のトレイルを下る最後は八甲田山神社に下山し、最後の宿・嶽温泉に向かった。 八甲田神社 紅葉の向こうに八甲田大岳
2020年10月22日
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ブナの森に癒されて蔦沼をハイキングした後は酸ヶ湯温泉まで移動し、酸ヶ湯温泉旅館に泊まった。この温泉はこれまで泊まった山奥深くのひなびた温泉とは異なってとても個性的だった。文化の香りも少し漂っていた。一番有名なのは千人風呂だろう。 酸ヶ湯温泉旅館外観 千人風呂入口 館内に張られているヒバ千人風呂のポスター千人風呂は混浴なのでしばし迷ったが、ここに来て千人風呂に入らなかったら後悔する、話のタネに入ってみようと思い、入ってみた。入口は男女別だが中に入ると同じ場所に着く。何といっても広い。こんな広いお風呂を見たことがない。これなら千人が入れるかも。しかし居るのは私と同世代のシニア女性ばかり、男性の姿は見当たらなかった。まだ人も少なくて十分泳げそうなスペースだった。温度は適温で長く浸かれそうだったが、ほどほどで出た。次にこの温泉旅館が他の温泉と大きく違うのは文化面だ。館内には郷土の産んだ大版画家棟方志功の作品が沢山ディスプレイされ、三浦敬一郎さんや雄一郎さんの紹介もあった。 棟方志功の作品館内を巡って様々な作品を見て回った。毎日の登山で干からびた情操面が少し潤った気がした。また、この宿に来て初めて美味しいものを食べた気がした。これまでの宿もそれなりに工夫されてはいたが、何しろ山間部の鄙びたエリアだったので山菜、煮物がメインで肉やお刺身の姿は見なかったのでここの食事は嬉しかった。 夕食 この旅で初めて食べる洋風朝食部屋の作りもこれまでとは少し違っていたし、湯治棟もあった。大規模なすごい旅館だったが満足できた。
2020年10月21日
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十和田湖と奥入瀬渓流を楽しんだ後は蔦温泉まで移動して蔦沼を巡った。これがとっても素晴らしいハイキングだった。蔦温泉は小さく素朴な温泉で宿の前の道からブナの森に入って沼を巡った。誰もいなくて静かで木の香りがして次々と出てくる沼は美しく、とにかく癒された。 ブナの森が広がって 鏡沼 透明度が半端ない 大きな朴の葉っぱでおどける友人 月沼 ブナの森をしみじみと歩きますほとんどがなだらかな道で少し登ったら少し下るという風で足にも腰にも優しく、森林浴でもあった。 小さく美しく自然のままの沼が次々に登場してくる ここは1時間半位のハイキングで少しづつ日暮れに差し掛かってきて明るい陽の光は望めなかったものの、貴重な癒しの時間になった。ガシガシ登るばかりでなく、たまにはこのような豊かな自然の恩恵の中に漂っているのが心地よいと実感させられた。
2020年10月20日
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10月19日今日もいい天気だ。本日は移動日で秋田県から秋田・青森の両県にまたがる景勝地十和田湖と奥入瀬渓流を観光し、その奥にある蔦温泉周辺の蔦沼をハイキングして青森県に入った。宿を8時に出発し、3時間かかって十和田湖へ到着。まず遊覧船に乗って美しい藍色の湖面と湖上から眺める紅葉を楽しんだ。遊覧船に乗るなんて何十年かぶりなのですごくワクワクした。それに今日は登山がないのも肩の荷を軽くした。 十和田湖をゆく遊覧船 湖畔の紅葉が鮮や 船上から眺めるっ紅葉の浮島 高村光太郎作「乙女の像」前でかっての乙女二人十和田湖でのんびりし、このツアー最初で最後の自由ランチでチャーシュー麵を食べたらほんの少し移動して奥入瀬渓流を訪ねた。噂に聞く美しい渓流だったが、奥入瀬川に沿って滝や岩壁がたくさんあったのは予想外で驚いたし、昇れそうで興味深くみた。 奥入瀬の清流 八段の滝 滝を見て興奮する私 白糸の滝 冬には氷瀑になる 昇れそうな岩場もある 風格ある巨木
2020年10月19日
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10月18日ツアー5日目、今日の山は秋田駒ケ岳である。昨日は雪だったが、今日はすっきりと晴れた気持ちのよい日だった。専用バスで朝8時に出発、秋田駒ケ岳登山口まで1時間。日曜日で紅葉真っ盛りの晴天とあって、登山口は人でいっぱいだった。身支度して登山開始。クマザサの茂る快適なトレイルをぐんぐん登っていくと眼下に田沢湖が広がり、解放感に満たされた。山から見る海、湖、ダム湖など水のある風景は私を心の奥から癒してくれる。 秋田駒ケ岳は男岳、女岳、男女岳(おなめだけ)等から成る 田沢湖右手に田沢湖や紅葉の谷、左手に男女岳を見ながら小一時間登ると山上の湖・阿弥陀湖に到着。男女岳に登る人の姿がよく見える。 阿弥陀湖 男女岳への道阿弥陀湖脇にある避難小屋でランチして男女岳に登頂。男岳は夫、女岳は妻、男女岳はお妾さん、更に子岳(子ども)があり、最高峰はお妾さんなのだが、低い火口内にある女岳は時々、嫉妬で火を噴く(噴火)というこの山の興味深い構成を聞いた。 秋田駒ケ岳山頂 1637m山頂の眺めを楽しんだ後は急峻な下りを経てムーミン谷へ下った。確かに鮮やかな緑が広がる谷があって、日本離れしている。ムーミンがいてもおかしくない。花の時期が最高らしい。 ムーミン谷 鏡沼 水草が漂って美しい更に木道を延々と歩いて火山礫の道をトラバースして下った。このあたりの紅葉は例えようもない美しさだった。特にブナの紅葉がトンネルになっていて実に豊かな森で至福を感じる道だった。 山の斜面を埋め尽くす紅葉 ブナの紅葉のトンネル 紅葉の中に国見温泉
2020年10月18日
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10月17日ツアー4日目。朝、窓の外を見ると雪がどんどん降っていたのでびっく仰天。まだ10月半ば過ぎでもう雪!!という衝撃が走った。消える様子もなくしっかり降り積もっている。出発時間を1時間遅くして八幡平登山口へ。雪が降ったのでアスピーテラインは閉鎖され、これ以後車は入ってくることができず、私たちは八幡平を独り占めすることになった。登山口から雪道を登って稜線へ出、八幡湖を眼下に見下ろしながらしばらく登ると山頂(1613m)に到着。八幡平そのものが平で起伏が少ない山なのでこの先はずっと気楽なハイキングだった。ツアー中、最も楽な行程だったが、雪が降って変化をつけてくれた。九州から参加した人は大喜びだった。 雪景色の森 寒々しい八幡湖 八幡平山頂山頂下の避難小屋で一休みした後は八幡沼の木道を歩き、オオシラビソの森の中を源太森(1595m)へ進んで雪景色を楽しんだ。 雪の木道歩きも楽しい あちこちに池塘が点在する 紅葉も美しい はるか遠くに岩木山雪が降るという予想外の天気ではあったが、登山に支障なく楽しい1日だった。
2020年10月17日
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10月16日ツアー3日目、今日は東北の最高峰岩手山に登頂しました。この山は標高2038m、所要時間約10時間でツアー中、最も難度の高い山です。この山さえ登ればあとはどうにでもなるという気持ちで真面目に登りました。4時起床5時出発、専用バスで馬返し登山口(630m)へ移動し、登山開始。登山口から眺める岩手山は大きくどっしりして安定感があり、山麓から紅葉が美しい。今日の晴天がすごく嬉しい。柳沢コースの急峻な道を一歩一歩登る。次第に火山独特の火山弾や火山礫の道になり、とても歩きにくく真剣に前をみて登ることに集中した。 あえぎながら登る急峻な道 やっと山頂の外輪山が見える 八合目の避難小屋 大規模でとても立派七合目の鉾立(1730m)から傾斜が緩くなり、八合目の避難小屋でひと休み。水場があり、既に氷がしっかり張っていた。そこから更に登り、九合目の不動平を経て外輪山の一端に出ると火山礫の中に石仏が数えきれないほど沢山鎮座していて感動した。江戸時代頃のものらしい。風化して苔むしているが様々な姿が浮き彫りになって見えて心打たれた。石仏に励まされながら遂に日本百名山、岩手県最高峰岩手山の薬師岳(2038m)に到着。 外輪山の縁に石仏が沢山並んでいる 岩手山山頂山頂からの眺望はまさに360度でこの上なく素晴らしかった。東北の名峰を一つ一つ確かめ、山座同定した。栗駒山以外のすべての山が見えた。火山なので爆裂口も生々しく赤茶色が広がり、眼下には見事な紅葉の海が広がっていた。山にいる幸せを存分に味わった。至福の時だった。 紅葉の海 爆裂口しばし山頂で絶景を楽しんだ後は馬返しルートを取って下山した。下山は登りと同じくかなり大変だった。最初は火山弾の道を注意深く下り、火山礫が積もる道になると歩いてられなくてジグザグと斜めに進路をとってスロージョギングみたいに走った。要するに富士山の下りと同じだ。その後も樹林帯の中を長く長く下らねばならずマジ、楽な山ではなかった。溶岩流が堆積した場所を見ながらやっと下山口に到着した時はホントにほっとした。5時近くになっていたが、今日一日中一片の雲もかからず完全な姿を見せてくれた岩木山は夕暮れの美しい色をまとって美しかった。 溶岩流がここまで流れてきたという地点 夕暮れの岩手山
2020年10月16日
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10月15日東北ツアー2日目は早池峰山(1917m)です。専用バスで小田越えへ移動し登山開始。 小田越え登山口 携帯トイレ回収ボックスオオシラビソの森を進むと30分ほどで森林限界となり、蛇紋岩の岩塊斜面が続く高山帯となります。山全体が蛇紋岩で大きな岩があちこちに飛び出ていてとても歩き肉気に道です。その上、すごい強風で寒さに身を震わせながらも一歩一歩登っていきます。途中の長い鉄の梯子が二か所あり、注意深く登りました。 ] オオシラビソの葉と実 長い梯子を慎重に昇ります剣が峰分岐から日本100名山早池峰山頂に到着。信仰の山らしく祠や盾などが置かれていました。 早池峰山山頂 小さな祠 剱や鉾が並ぶ岩早池峰山は環境に配慮した山で通常のトイレはなく、山頂避難小屋のトイレは携帯トイレ持参者用になっています。ここで携帯トイレを使用してトイレを済ませ、自分で背負って下山します。 避難小屋上から見た紅葉も素晴らしいものでした。しかし昨日日本一の紅葉を先に見てしまったため、その有難みは少し薄れて当たり前になっている感もありました。 紅葉を見ながら
2020年10月15日
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10月14日今日から8日間の予定で東北の名山と温泉を巡る山旅に出発しました。登る山は栗駒山・早池峰山・岩手山・八幡平・秋田駒ケ岳・八甲田山・岩木山の7名山、温泉は須川温泉・松川温泉・藤七温泉・国見温泉・乳頭温泉・酸ヶ湯温泉・嶽温泉です。山に登らない一日は十和田湖と蔦六沼を訪ねます。初日の今日は栗駒山です。紅葉🍁の絨毯と言われ日本一とも言われる見事な紅葉でした。
2020年10月14日
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10月13日、昨日の乾徳山登攀から一夜明けた今日は押し花教室だった。早朝から登攀して帰宅時間も遅かったので疲れが残っているだろう、朝からイマイチ体がシャキシャキ動かなかった。でも頑張って新しい押し花も押して準備してきた訳だから自分を𠮟咤激励して出かけた。今日の作業は岸辺の手前に綺麗な花をレイアウトし、額絵にしたてることだった。以前のようにものすごく細かい作業ではなかったのでどうにかこなした。とはいえ細かい作業ではないもののセンスが問われる作業で、美的センスの持ち合わせがない私は自問自答しながらの制作だった。会心の作というまでにはならないが、一応完成したので非常にほっとした。原画 額絵に仕立てる 手前細部 水に映る家 この部分は気に入っている。使用した花 白樺の幹、アジアンタム大・小 苔、ジニア、ユーリオプスデージー、アメジストセージ、シロタエギク、野草、撫子、千日紅など
2020年10月13日
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10月12日、昨日の夜、石和温泉に前泊して、今日は乾徳山中央稜と第一岩壁を登攀した。朝5時半にホテルを出発し、約1時間で乾徳山の道満尾根登山口である大平牧場に到着。牧場という名前ではあるが牛は飼ってなく、駐車場になっている。身支度を整えて歩き始める。取り付き地点まで普通の登山で、落ち葉の道を登っていく。秋の山は落ち着いてとても風情があって大好きだ。富士山が完璧な姿を見せてくれて心が洗われた。1時間半ほど登ったところで扇平に到着。一休み。マユミの実が真っ赤に色づいて綺麗だった。 朝の富士山 まさに秀麗富士 扇平のマユミの実そしてここからは岩が多い道が始まる。一般道でこんな岩場がでてくるからみんなビビるし、道は渋滞してしまう。私たちはどんどん進んで一般道から少し崖に出た所から懸垂下降を2回繰り返し、更にガラガラの道をトラバースしてやっと中央稜の取り付きに到着。アプローチ核心のような悪い道のりだった。 狭いチムニーを懸垂下降 旗立岩中央稜第一ピッチ旗立岩中央稜は全3ピッチ、第1ピッチが核心で2.3ピッチは岩稜昇りだった。ダイナミックな岩稜の稜線が連続し、とても面白く楽しかった。岩の背後にはダケカンバの黄色が広がり、とても美しかった。 黄葉をバックに中央稜の登攀中央稜を登攀後、少し移動して第一岩稜を登攀した。ここは1ピッチしかなく終了点は乾徳山山頂でつつましい祠があった。標高は2000mを越えている。 乾徳山山頂にて午後になると雲が出たりガスったりはしたが、大きく天気が崩れることはなく、程よい風が吹いて快適な登攀ができて気持ち良かった。その後は再び道満尾根を下って大平牧場へ下山した。おじさんが「お帰り」と声をかけてくれた。
2020年10月12日
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10月11日わたしの住む地方では台風は強い雨や風をもたらすことなく東の海に抜けていった。伊豆諸島の方面はすごい被害があったようで気の毒である。今朝は台風通過後、まだ小雨がぱらついてはいたが、運動不足になってしまっているのでウォーキングに出た。住宅・草花・樹木に被害はなく、街はいつもと同じだった。有難いことだ。 シュウメイギクは優雅に 風雨で金木犀も地面に カリンの実が目立つ 鶏頭の花は力強く ススキやブタクサが風であおられて 柿の実も食べごろ これは何の実? 公園の木も色づき始めて 紫式部の実も色濃く
2020年10月11日
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10月10日台風接近で朝から1日雨が降り続いている。夫の薬を取りに病院へ行くと大混雑。やっとのことで薬を頂き、次は雨続きで乾かない衣類を持ってコインランドリーに行ったらここは更に大混雑。洗濯物を持った若い皆さんであふれていた。何とか乾かして帰宅。次は押し花の確認をした。一応どれも乾燥状態はよく仕上がってはいたが、紫系の色がくすんでしまっているのはなぜだろう。ちょっと残念。この素材を使って次回の風景を仕上げたい。 アメシストセージ キバナコスモス ? コスモス 千日紅
2020年10月10日
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10月9日今日はとても寒くてフリースを着こみ、その上に上着を重ねて出勤した。職場では思いもよらないことが起こっていた。私は公立中学校で相談員をしているのだが、8日の日に丁度折り合わせた教頭に「実は雑誌に載ったんですよ」と例の酢ニンニクの記事を見せた。その時はその場の話題で楽しく過ぎていたのだが、一日おいて今日、出勤してみたらなんとその記事が堂々と昨日の日報に全文掲載されているではないか。つまり全教職員に周知されたということだ。驚いた!!。教頭の配慮だ。私の登山歴などほとんどの教職員は知らないから刺激になったかもしれない。それで今日はその話題で多くの皆さんに声をかけてもらった。女性職員は自分も作ってみるというので、ニンニクの種類や酢の種類などについて話もした。気恥ずかしくもあったが、健康についての明るい話題作りができてよかったような気もした。
2020年10月09日
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この7月、私の住む街・習志野市に隕石が落下し、話題を呼んだ。最近その習志野隕石にちなんだ饅頭・習志野いん石饅頭ができたと聞き、早速買って食べてみた。説明文を記載した小さな用紙が入っていて、その文は以下の通り。2020年7月2日午前2時32分習志野市に隕石が落下しました。破片はすぐに見つかった方が灰色、もう一つは中庭で雨に濡れて急激に錆びて赤褐色になりました。そして調査を担当した国立科学博物館によって「習志野隕石」と命名されました。まんじゅうは灰色の方はゴマ入り、赤褐色の方は梅しそ、大気圏突入の際の焦げは焼き目で表現してみました。遠い宇宙からのメッセージに思いを馳せ、どうそお召し上がりください。 御菓子司 梅むら早速食べてみた。あんこがたっぷり入っているが普通の饅頭だ。梅しそが入っている赤褐色の方はほのかに梅の香りがして上品だった。小さな饅頭なのでパクリと食べられるが無添加なので本日中しか持たない。2個セットで300円。お茶に丁度良い。 習志野いん石まんじゅう ナラシドいん石まんじゅう(ナラシドは本市のキャラクター)
2020年10月08日
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立山カルデラ砂防博物館で貴重な学習をした後、立山駅前からバスに乗って称名の滝入り口に向かった。乗客は私含めて4人だった。途中で悪城の壁というすごい壁を見た。地形や岩石的にすごい価値のある壁と説明がしてあったが、緑に覆われていて壁の迫力はイマイチだった。 15分ほど乗ると称名の滝入り口に到着。そこからはアスファルト道を徒歩30分ほどで滝に着いた。世界的クライマー佐藤祐介さんが厳冬期にこの滝を登攀した記録を読みながら、ずっと実物の滝を見たいと思い続けていた。今回やっと願いがかなった。滝は4段に分かれていて350m、日本一の落差を誇る滝である。増水期の5月頃にはこの右にハンノキ滝という更に長い滝が出現するらしく、二つの滝が流れ落ちている写真はすごく魅力的だった。ぜひその時期にも訪ねてみたい。 近くに咲いているダイモンジ草存分に滝を見て再び滝入り口バス停まで歩いて、バスに乗り、地鉄立山駅に出て更に富山地方鉄道に乗ってJR富山駅に出た。地鉄の沿線は立山・剱のガイドさんたちが沢山住んでいる岩峅寺や有峰口などを通り、黄金の稲穂が頭を下げる豊穣の秋の風景が続いてとても豊かな気分に浸れた。 富山地方鉄道のプレート レトロ感で素敵 マスずしJR富山駅は立派な駅だった。家族や職場にお土産を買い、新幹線の中でマス寿司を食べながら帰京した。充実した山旅が無事完了した。
2020年10月07日
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10月1日山旅の最終日を迎えた。今日はどうしようかと随分迷ったが、結局富山県側に下山して称名の滝を見、更に富山県美術館を見ようと決めた。朝、外を見ると小雨が降っている。今日剱に昇る皆さんは早発を止めてみんなステイして寛ろぎモードになっている。私はそうのんびりもしてられないので朝食を食べ、支度して7時に一人剣沢小屋を後にした。雨の中でも鮮やかな紅葉を眺めながら、剱御前小屋まで小一時間、じっくり登っていった。途中、剣沢キャンプ場の山岳警備隊に立ち寄り、親しくして下さったTさんに挨拶した。剱御前小屋からはひたすら下るだけ。こちらの雷鳥沢も紅葉で彩られていて素晴らしかった。下るのがもったいなかった。雷鳥沢のテントサイトはさすがに平日で人は少なかった。雷鳥沢から室堂に昇る坂道で剣沢小屋の3代目当主新平さんとばったり出会った。とても嬉しかった。奥歯の治療で小屋を離れていたのだが、治療が終わり小屋に戻っている途中だった。 剣沢小屋3代目当主 新平さんと 雷鳥沢の紅葉室堂から高原バスに乗って弥陀ヶ原を過ぎ、美女平まで下り、そこからはケーブルカーで富山地方鉄道の立山駅まで行った。立山からバスに乗って称名の滝に行くのだが、時間がたっぷりあったのでまず駅から近い富山県立山カルデラ砂防博物館に入場した。 富山県立山カルデラ砂防博物館 外観 企画展資料時間つぶしに何の期待もせず入ったこの博物館がすごかった。2020年度企画展「立山の驚異」~火の山・氷の山・水の山~の展示があり、すごく高度で緻密な内容だった。特に感銘を受けたのは砂防事業についてだった。自然をコントロールして安全に共生するために砂防事業が研究され、それはついに世界のSabou Wark と呼ばれるレベルになり、世界各国から注目されて、海外にもその技術が貢献しているという。こんな地味な砂防が海外で役にたっていることに感動した。とても立派な展示を見せてもらって啓発された。それも70歳以上無料で。 展示の一例 砂防ダムの模型ここで地形や称名廊下・称名の滝などについて学習して、いよいよ称名の滝を見にいった。
2020年10月06日
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9月5日イマイチすっきりしない天気だった。立山剱に入っている間は浮世とは全く別世界で日常生活を忘れて過ごしていた。しかし下山してみると日常が押し寄せてくる。その一つが押し花だ。2週間に一度のレッスンではあるが、来週は仕上げなので画面にふさわしい押し花を準備しておかねばならない。所が今週の日・月と山梨の山でマルチし帰宅した次の火曜日が押し花教室になっている。更に翌日の水曜日からは東北ツアーで出発する。なので今押しておかねば駄目だと覚悟して、今日は花集めと押し花に真剣に取り組んだ。まず花集めなのだが、自宅にある花で使えそうなのはアメジストセージと千日紅だけ。キバナコスモスと古来のコスモス、金木犀、撫子などを頂いてきた。湿ってしまったマットを電子レンジで乾燥させ、花和紙を敷いて何種類も押した。花びらが小さい金木犀や愕が長い撫子はとても押しにくく、整った形に押せないのが悩みの種だ。でもむりやり押した。 キバナコスモス 古来のコスモス 金木犀 5㎜位の小さな花 もう花くず状態 マットを全て重ねてまとめ、この上に重しを乗せる一応準備した花は曲がりなりにもすべて押して終了した。明日からはマット交換だ。最短でも押しあがるまでに3日はかかるので計画的にならざるをえない。終わってほっとした。
2020年10月05日
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立山剱の山旅で4日留守にしていた。帰宅してみると庭のアメジストセージがものすごい勢いで咲いていた。この花は紫色が綺麗なので一株買って数年前に東側の陽当たりのよい場所に植えたのだが、その繁殖ぶりがすさまじかった。隣にバラを植えていたのでバラのために肥料をやるのだがその養分をほとんどこのセージが独占しているのではないかと思うほど、薔薇はあまり咲かずセージばかりが繁殖している。更に横幅3mほども伸び、フェンスの前に1mほどはみ出していて、通行人の邪魔になるのも気が引ける。でも花の咲く時期まで伐採しないでおこうと今日まで生かしてきた。こんなに盛大に花をつけてくれたのであと少し咲かせておこう。
2020年10月04日
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今回の立山・剱の山旅では剣沢小屋に二連泊した。剱岳登頂後はすぐ雷鳥沢に下山してもよいし、若い時はそうしていた。しかし今回は自分を過信しないこと、頑張らねばならない行程は組まないことをメインに日程を組んだのでこうなった。それに剣沢小屋はとても好きで登山者にとって心地よい小屋なのですぐ立ち去りたくなかったこともある。そして実際予想以上の楽しさだった。まずスタッフの対応が丁寧で親切、登山者が大切にされているということを実感させてくれる。そして食堂や部屋もコロナ時代に対応して感染防止策は万全だ。更に多くのガイドさんたちがお客さんを連れて泊まるので新しい出会いがあることも嬉しい。今回は地元立山ガイド組合のMさん、Sさんに加えて、小屋番のK2登頂者田口さん、真由子さん関連でFBで友達になっていた若いガイドのSさん、その友達のTさん、山岳警備隊のTさん、棚橋ガイド、そのお客さんの服部マコさん(舞踊家・女優!!)など沢山の皆さんと過ごせてこの上ない楽しさを味わった。下界でこんな気持ちよく楽しいことはほとんどない。 若さ・楽しさが弾けて 1日目の夕食 ビーフシチュー!! 2日目の夕食 トン汁が超美味しかった 全員同一方向向きで仕切りのある食事風景歯科治療で不在だった当主新平さんにも奥様にも下山中にお会いでき、更に喜びが増えたのだった。 雷鳥沢と室堂の間でお会いした新平さん
2020年10月03日
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剱岳からの眺めを楽しみ、ゆったりと時間を取って山頂で寛いだ後、下山にかかった。登りもしんどいが注意深く上を向いて登ればよい。心臓は楽だが下りの方が危険度が多い。滑落しないよう慎重に一歩一歩下っていった。ダイナミックな形をした岩壁が連続して登場し、とても楽しかった。周囲の絶景に気を取られて足元がおろそかにならないよう用心した。 そうこうして下っているうちにカニの横ばいになり、長い鎖を慎重に確実にたどって下る。 ぐんぐん高度を下げ、眼下に剣沢が見事に俯瞰できる。すごく大きな圏谷だ。 剣沢俯瞰 怖そうだが実際はそうでもないどんどん下ってしまうのがもったいないような天気と景色だった。途中でイワツメクサが可憐に咲いていて喜びを感じる。剣沢の紅葉も昨日より更に鮮やかになって山肌に広がっていた。 イワツメクサ 剣沢の紅葉ガイドのMさんと楽しく話ながら剣沢小屋に到着。朝6時出発午後2時到着で8時間の行程だった。若い時より少し遅いが安全に楽しめて満足した一日だった。
2020年10月02日
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9月30日三日目の今日は剣岳に登頂した。3泊4日の今回の山旅、剱も自分一人で登るつもりでいたが、岳友が八ヶ岳で滑落死するというハプニングがあり、八ヶ岳より更に危険度が高い剱なので大事をとってこの日だけ地元ガイドMさんを依頼してあった。前夜Mさんと顔合わせし、打ち合わせしてコミュニケーションを取った。一般ルートなので焦る必要はなく、今日もしっかり朝食を食べてゆっくり6時過ぎに出発した。何度も登った道だったが今日は晴天で湿度は低く、風もなく最高のコンディションに恵まれた。何もかも素晴らしかった。 朝の空と雲海 池塘には氷が張っていた 草紅葉には霜が降りて 前剱付近 本峰が迫ってくる 前剱の門 カニの縦ばい前剱を過ぎると一段と本格的な岩場が連続してくる。カニの縦ばいを慎重に登り、更に岩場を詰めると山頂に到着した。数名の登山者がいたが、山頂は空いていた。 剣岳山頂 雪渓のない長次郎谷と八峰 あの素敵なテント場が雪がないとこんなに平凡な台地!! 熊の岩晴天で最高の眺望に恵まれた。たまにはこんな素晴らしい日もある。
2020年10月01日
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