ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2019/12/08
XML
テーマ: 京都。(6232)
カテゴリ: 京都案内
2019年 12月8日(日)】

 金戒光明寺の「秋の特別公開」最終日でした。京都の最低気温は3.7度と低く、朝は室内でも6℃という気温でしたが、最高気温は10.6度と10度を超え、室内の気温も12度とカイロなしでしたが。凍えることはありませんでした。外も風がなかったため、寒さをあまり感じず、陽が射せばポカポカと暖かいくらいでした。暖房がいっさいない山門も今日はそれほど寒くなったようです。ただ、時々雨が降り、傘を差すこともありました。庭園のモミジは、日陰が多いためか、まだまだキレイでした。最終日の日曜日ということもあり、多くの訪問者でした。

 大方丈は以前少し触れましたが、今日はより詳しい案内です。

 御影堂の東に大方丈があります。御影堂拝観後、大方丈拝観です。大方丈は昭和9年(1934)に焼失し、昭和11年(1936)に再建されました。京都大学武田五一教授の設計です。

 正面の「白河禅房」の扁額は閑院宮載仁(かんいんのみやことひと)親王の御染筆です。閑院宮載仁親王は日本赤十字社総裁、元帥陸軍大将も務められました。

 西側上段の間は、「謁見の間」とも呼ばれ、幕末京都守護職松平容保公に後の新選組の近藤勇、土方歳三、芹沢鴨らが拝謁した部屋を再現したものです。

 中央の部屋は仏間で、恵心僧都作の本尊阿弥陀如来像が安置されます。その左右には観音菩薩と毘沙門天、他には信空上人(当山2世)、親鸞上人そば喰いの坐像が安置されます。

 東側の「虎の間」「松の間」の襖はすべて金襖で、「虎の間」には、久保田金遷(きんせん)氏筆の虎図、「松の間」には今尾景祥筆の松図が描かれています。昭和9年に焼失するまでは、それぞれの父親である久保田米遷(べいせん)筆、今尾景年筆の襖絵が入っていましたが、焼失したので、それぞれの子息に描いていただいたものです。「虎の間」は大方丈の玄関に近い部屋で、応接にも使われる部屋で、待つ客人を退屈させないために、いくつかの工夫が凝らされています。それらは解説しないと、なかなか分からないので、特別拝観時はここだけはガイドによる案内があります。



仏間
・法然上人立像図
・法然上人涅槃図・一枚起請文
・法然上人朱色二十五条袈裟図
・法然上人立像図(宝瓶の御影)
・法然上人立像図(六字名号)
・法然上人坐像図
・法然上人一枚起請文付坐像図
・若冲 群鶏図屏風 一曲
・若冲 宝珠に槌図
・處冲 掛軸 四幅(處冲は若冲の弟子)


・法然上人涅槃図

廊下
・茶所の釜


 このあとの拝観順路は庭に下りて紅葉を楽しみ、再び大方丈に戻り、新清和殿に進んで、出口にというルートなっています。特別拝観期間中は、新清和殿でご朱印授与となり、売店も設えられます。

 今日が最終日ですが、紅葉を楽しむことができましたし、朝から夕で紅葉が進行するというのも目の当たりにすることができました。山門からの素晴らしいパノラマも楽しみました。


 写真は阿弥陀堂と納骨堂です。


阿弥陀堂




納骨堂




山門そばの紅葉






よろしかったらぽちっとおねがいします。

にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ
にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020/10/28 09:02:35 AM
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ワルディー・ヨーリョ

ワルディー・ヨーリョ

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: