味噌汁やカレーなどの煮込み料理以外、基本的に私の料理は、加熱中の食材に調味料を加えることはしません。
肉じゃがも、食材を蒸した後に、しょうゆをかけます。
そのほうが加熱でしょうゆの香りや風味が失われることなく、ちゃんと残るので、驚くほどおいしい肉じゃがになります。
しょうゆや味噌は加熱に弱く、塩は食材の水分を奪うので、料理によっては、最後に入れるほうが合理的です。
後がけだと可食部にのみかければいいので、調味料を使う量が最小限で済み、塩分の取り過ぎを防げるメリットも。
食材に味をしみ込ませるほうがおいしいという概念がありますが、私は後がけのほうが圧倒的においしいと思います。だまされたと思って、ぜひやってみてください。
ロジカルクッキングの提唱者である水島弘史さんいわく、「おいしいとは塩分が食材の総量の0・6~0・8%である」。
私はそれにならって、塩を加える場合は材料の総重量の0・6%を基本にしていて、塩分を含む食材を使う場合は、それ以下にしています。
味噌としょうゆは含有される食塩相当量が違うので、しょうゆは食材の3・5%、味噌は食材の5%が目安です。
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