行動主義心理学研究者であるデイヴィッド・プレマック(Devid Premack)が提唱した、特定の行動を強化するための原理が「プレマックの原理」です。習慣化された行動の前に、新たな行動をセットするとそれを実行しやすくなるという法則です。たとえば、読書嫌いでゲーム好きの人は、「読書が終わったらゲームをする」という条件を自らに課すことによって、読書時間が増えます。あるいは、仕事だと「職場についてから5分整理整頓したら、仕事のメールをチェックできる」など。
また、読書でもそうです。車を買おうと思ったら、「車の選び方」という本を読むのではなく、まったく反対の内容を主張している「車を買ってはいけません」という本も読むのです。すると、「車を買う」とだけ考えていたときに気づかなかったリスクが見えてくるので、より満足度の高い車の購入方法がわかるようになります。
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