今日、何読んだ?

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2025.11.16
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カテゴリ: 中山七里

テロリストの家【電子書籍】[ 中山七里 ]

 さすが七里だ。
 物語性の高さ筆力の確かさに私は、まず感心してしまう。
 薬丸と七里を交互に読んでいると、 この2人を七里を七祖薬丸を八祖と呼びたくなる。
 これからもこの2人の超高品質な作品を読み続けることになるだろうから、 七祖八祖は、決まりだ。
 さて本作であるが、 表題の通りの作品だ。
 ただその家は、 警視庁公安部に勤務する警察官の家だった。
 大学院卒の息子がイスラム国の私兵に応募したらしく公安部に逮捕されてしまう。
 七里の取材源は、 どうやら公安部と私は、踏んだ。

 ともかく物語性 は、 高品質であり叙トリにいたらぬフェアさも認められ幣原が公安部において第一線から外される伏線も見事に回収される。
 その上当該家庭における人間模様の機微も自分の身に置き換えると、 妙な既視感に襲われる。
 最終盤幣原の公安部員としての矜持が示されるが、 それは、 以前のそれと大きく変質していた。
 その辺が本作の大きなツボ。
 そこを理解せずして本作を理解することは、 できない 。
 ところで本件の真犯人であるが、 これは、 読み師として全部みろっとめろっとお見通し状態だった。
 そして七里の、テ、である最終一ひねりは、 私は、 迂闊にもはまってしまった。
 あ! その、テ、が残っていたと。(9/6記)





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最終更新日  2025.11.16 05:00:06
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