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2025.11.21
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カテゴリ: 禅宗

道元「典座教訓」 禅の食事と心 ビギナーズ 日本の思想【電子書籍】[ 道元 ]

 道元禅というより道元禅師のポリシーに触れると、いい加減でよろしいなどということにならない。
 息が詰まる。
 今回は、典座教訓だ。
 すなわち道元禅師が宋の国にわたった際老僧が一生懸命椎茸干しをしているのを見て考えが変わったことの教訓だ。
 だが、与えられた仕事を、無心になって色々細やかに気配りをし、打ち込んでいけば、先徳と肩を並べられる。
 いや、それ以上のことは、必ずなし得ることができよう。
 それはただ一つ。道心があれば、必ず通じる。
 そのことが体解できないということは、妄想妄念が、野原を思いのまんま走る馬のように、樹々を飛び交う野猿と同じで、煩悩、妄想のおもむくまま、主観だけで、その時々の、きまぐれな思いつきだからである。
 猿や馬でも、一歩引き下がり我が身を省みれば、宇宙のはかない現象などに、心は動かされることなどない。
 わずか、三センチ足らずの茎や葉であっても、一丈六尺の御仏と見なし、一丈六尺の御仏を真心込めて調理するのである。
 そのことが人々の心を潤わせ、ほっとさせるのである。

 典座は、その料理にあたって何事もおろそかにしない。
 上記文章の馬と猿のたとえは、正に自分事である。

 道元禅師は、これを忘れなさいとおっしゃっている。
 その道元禅師の自己に対する厳しさは、なくなるにあたって残した遺偈にも明らかだ。
遺偈  五十四年、第一天を照らす 箇の跳を打して、大千を触破す 咦 渾身覓る無く、活きな 
  がら黄泉におつ
訳「私の人生はひたすら第一天、すなわち仏法を求め照らし続けてきた。
  この命、この場から跳び上がって、この迷いの三千大世界をぶち破ろう。
  ああ。
  全身求めるものは何もない。
  この人生で見続けてきた仏法を見続けてあの世に行こう」

 すさまじい生きざまである。
 とてもまねできない。(9/9記)





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最終更新日  2025.11.21 05:00:07
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