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オート・コート・ド・ニュイの2018年、入手しやすい3つの造り手のものを続けざまに飲んでみました。オーレリアン・ヴェルデ。後背地とはいえ、例年以上にぶどうが熟したニュアンス。果実味と酸のバランスもよく、評価もよさそうな味わいですが、個人的には果実味に赤紫系を強く感じ、どこかニュージー系の新世界とも通じる味わいに思えました。ベルトー。こちらは一転、純で小粒な赤系果実のニュアンス。ヴィンテージによってはオリエンタルスパイスのニュアンスが果実香を邪魔することもあるのですが、そのような要素もなく、上々の仕上がりに思えました。年によって味わいの傾向がある造り手のような気がするのですが、チャーミングで素敵なブルゴーニュの味わい。余韻はストンと落ちますが、さして不満を覚えません。ユドロ・バイエ。前の2本より3割ほどお高いのですが、それを思って飲んでいるせいか、要素はいちばん多く感じました。果実味は赤系に黒も混じったよう。とはいえ新世界感はなく、ブルのピノの味わい。ただいちばん濃縮感があって、それがどこか鈍重なイメージにもつながりました。残した翌日のほうが美味しいので、コレはHCNですが、多少の瓶熟で味わいが向上する気がしました。1本選ぶなら、やはりベルトーでしょうか。他の2本だと、美味しいけど他の地域でも代替できそうな味の構成要素なので。
2021年03月30日
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チャイナの翌日、出張で京都へ。岡崎にある自然派ワインショップが経営するお店で夕食。分厚いワインリスト。ほぼフランスとイタリア。ビオ系といっても昔からの正統派も多く、ギョーム・セロスもいくつもオンリストされていました(でも後で聞いたら、残りは1本だけだったようです^^)。値付けも適正の範囲に思えました。レアものはむしろ安いくらい。仕事仲間が白しか飲まない人だったので、たくさんリストされていたシュレールが飲みたくなって、リースリングのHの2000年を。おそらくシュレールは、リースリングの石油香を好まないのだと思います。他の年、他のキュヴェもそうですが、シュレールのリースリングの特徴は豊富で素晴らしい酸。食中酒として申し分ありませんでした。ただ惜しむらくは料理も自然派を意識しているのか、全般的に野菜の火の通し方が浅く、たとえばえんどう豆ですらやや堅く仕上げていて、旬のおいいしさを引き出しきれていない印象。まああくまで個人的な嗜好ですが、つぶしながらバターやクリーム味で食べるほうがワインとは合う気がしました。締めで好みを言ってグラスを所望したら、ゴビーとレオン・バレルが! まさに今の嗜好とドンピシャな美酒でした。このあたりをグラスで飲めるのは、とても嬉しいです。
2021年03月29日
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こんなご時世なので、短時間で密を避けて、青山のチャイナで。テーマは「中華に合うカジュアル」。4人で5本。Iさんは、2つのハウスシャンパーニュ?のうちのひとつを。サヴァールではなく、デュフールのほう。味わいは、ビストロ系ではなく洗練系です。私は冒頭の2本を。話題のベティッグとラミーの12年。ブラインドでどっちがブルでどっちが新世界が聞いたら、みなさんベティッグの方が酸が強いのでブルゴーニュだと。ベティッグはシャブリと思った方もいたのですが、酸とミネラルは確かに上物でした。本家のエラスリスとは、まったく味筋は違いますね。でもミネラルは石灰系とは違いますし、新世界にありがちな苦みがあります。でも本当にかすかなので、まあおよそチリとは思えないシャルドネ。一方のラミーは、リリース直後のタイトさはなくなっているものの、ラヴノーばりの還元香がしばらく続きました。ですが、時間が経つほどにほどけてきて、終盤は締まり系のコート・ド・ボーヌの味わいに。ワイン屋のYさんは珍しく、デュシュンのロゼ。飲んでみたくて、他店で買ったそうです。赤に近い色調のロゼ。いま好みの品種系なので、ことさら美味しく感じました。軽く煮詰めた野いちごのニュアンス。Sさんは、パカレのポマール1erの12年を。シャンランは何回が飲みましたが、この畑は初めて。毎度思うことですが、パカレは美味しく熟成しますね。気のせいかもしれませんが、村や畑の違いも出てくるように思えます。Iさんはロック?とまず思ったようですが、そちらの味わいが綺麗になじんだニュアンス。これは褒め言葉のつもりですが、「不完全なルロワ」的な味わい。その方向で、これだけの味わいが出せるのは、流石な気がしました。
2021年03月24日
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昔からPP絶賛のジョブロの2009年。キング・オブ・コストパフォーマンス。 パーカーは、コート・ド・ニュイのGCと同等と書いていますが、それは言い過ぎにしても、ブラインドでシャロネーズとはまずわからない。。。 09はたぶん近づきやすいのでしょうが、それでも初日はわずかなタンニンの強さが気になります。ただし果実味の出方、香りの要素はニュイ。 2日目は、モレの村名~下位1級と言われたら納得しそうな味わい。ブルゴーニュ系のカシス、プルーンに小粒ベリー。 パーカーはこちらの1級より、セリエ・エ・モワンヌのほうを、どのヴィンテージでもわずかに高めの評価をしていました。たぶんそれは正しいのでしょう。 今回のこのワイン、保存が悪かったのかコルクが乾いていて抜けず、デキャンタに茶こしを通して移しました。その半分をペリエの小瓶に残して翌日に飲んだのですが、そちらが初日と比べてかなり美味しく感じました。 新しいビンテージを飲むなら、キャラフェで充分に空気に触れさせたほうがいいかもしれません。 こちらはシャソルネのサン・ロマン。10年ですが、真っ黄色。 過酸化と思っていたら、意外なほどの酸に守られていて、バランスが保たれていました。レスカのような酸味です。 コサールの白は、ビオ系の中でも独特の味わいな気がします。赤は寝かせて旨くなると思いますが、白は若めを開けて、この酸を愛でるほうが好みかもしれません。
2021年03月12日
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チリのエラスリスのシャルドネのラインナップ。 エステート、マックス・レゼルバ、アコンカグア・コスタ、ラ・ピザラ。 ブルゴーニュで言えば、さしずめレジョナル、村名、一級、GCといったところでしょうか。 師匠である山本昭彦さんがエラスリスの当主の、ブルゴーニュ品種だけの個人プロジェクトであるベテッィグの、特にシャルドネを激賞したので、あちらはネットから姿を消してしまいました。ベテッィグのほうは3ラインナップですが、私はかろうじてミドルレンジを1本だけ入手できただけです。 元々師匠は、チリではエラスリスの評価が特別に高いので、本家のブルゴーニュ品種も試し、ベテッィグと比較したくなったわけです。 ピノのほうのマックス・レゼルバは、一度ネット購入の数合わせで入手し、飲んだことがあったのですが、デイリーの新世界のピノで、初めて冷涼感が感じられた味わいでした。 このシャルドネシリーズのお値段ですが、だいぶ昔のブルゴーニュ価格。現行ブルのまずまずの造り手と比較すると、レジョナルクラスで1/3、村名クラスで1/4、一級クラスで1/5、GCクラスで1/3くらいでしょうか。 真ん中が相対的にさらに安いのはおそらく、品質以上にマーケティングなのでしょう。新世界、トップキュヴェはやや高めでも需要がありそうですが、ミドルは価格競争の世界でしょうから。 その推測からミドルがいちばんお買い得で、トップは何しろ今のブルゴーニュが高騰しているので、ずいぶん安く感じられるのではと思います。 エステートは、値段を考えればよきできた味わいです。ひたすら白桃と白い花のニュアンス。ボーヌというよりマコン的で、それもややシャバイ酒質のネゴシアンものを思わせます。 マックス・レゼルバ、写真を撮り忘れて瓶を捨てちゃいましたが、明らかにランクアップ。塩味と軽いミネラル感が加わり、ちょっとシャブリらしいニュアンスも。ただ果実味は太く、温度が上がるとややダレた印象に。 アコンカグア・コスタは、前銘柄よりも塩味、ミネラルの質が上がり、果実味と酸も少し締まった印象に。大きめのグラスで飲んでも、味わいがバラけません。 ただし、やはり少々優等生的な味わいで、積極的にリピートをしたくなるまでではなかったです。 その上のラ・ピザラはこれより3倍強の価格で、自分のデイリーの範疇外なので、そのうち誰かと飲んでみようと思います。1本だけあるベテッィグと一緒に。またラ・ピザラはピノも買ったので、同時に開けるのも面白いかもしれません。 おそらくこのラインナップは、なるべく万人受けしそうな味わいに調整されているのでしょう。そしておそらくベテッィグのほうは、当主の好みが投影された味に仕立てているような気がします。 正統ブルゴーニュ愛好家の方であれば、飲んだ3本であれば、かろうじてアコンカグアが許容範囲。でも評価は高くない。と予測します^^
2021年03月05日
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