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先月、今月は、例年ほどではないとはいえ、外食が多くなり、外でワインというケースもまずまず増えました。〆はYさんの半世紀の誕生会。Iさんが持ってきた、アラン・ロベールの85。泡が残った極上の白ワインの風情。酸の美味しさが際立っていました。Yさんのお店で、最近売れた値段を聞いてびっくり。往年の30倍以上。近年のルロワとか、古酒になった頃には、家が買える値段くらいになるかも、ですね。この集まりのみなさんの50歳の誕生会には、ヴィンテージワインを探して持参するようにしていたのですが、71は玉もなければ、値段も凄いことになっていて。。。で、バローロとバルバレスコを飲み比べで持参してみました。50年経つとわかりました。世評が言うところの、バルバレスコのほうが酒質が強いということが。家で飲んだワインは、114本。いちばん多い時の半分くらいになったでしょうか。ワインに飽きたと思いながらも、けっこう飲んでいました。ちなみに某スポーツのラバーは、今年も買いまくりました。そしてラケットに関心が傾き、スペシャルエディションや国内未発売のものに手を出したり。ワインと比較して、今の自分が面白がれる理由は、使いこなせる、こなせないがあるからかもそしれません。まあかつての趣味のあれこれのように、ある瞬間ピークアウトするのでしょうが、今はまだワインに夢中になった初期から中期に移った時のような心持ちです。そして今は、コレを飲みながら書いています。昨日は、マールでグラスを洗って飲んでみたのですが、最初は香りの強さが気になりました。ところが、30分ほど置いて香りが控えめのなったら、かなりいい感じに。素のままと飲み比べると、明らかにマールでドーピングしたほうがワンランク上の味わいになっていました。そして本日、ボトル半分に大さじ1ほどのマールを加えて20時間ほど経過したものを飲んでいるのですが、素直に旨いです! マールは小さじ1くらいのほうがよいかもですが、レジョナルが正体不明の村名になったくらいの違いはあるようです。ピノ+グルナッシュよりは、やって悔いのないワインへの違反行為だと思いました。抜栓してみて、平板だと感じたワインの救済措置として使えるかも、です。ちなみにジャドの18のブルゴーニュ・ルージュは、ヴィンテージもあってか例年よりよい出来だったように思えます。次回は、さらにペラいワインで試してみようかと思います。来年は。。。たぶん白なら並シャブリ、マコン、リーズナブルなレジョナル、アルザスの混醸、ロワールのソーヴィニヨンとシュナン、モーゼルのリースリングあたり。赤ならキャンティおよびトスカーナの混醸、ローヌから南仏のグルナッシュほか、ロワールのカベフラ、ガメイ、ピノ、リーズナブルボルドー、そしてACブル。日常で飲むなら、価格的にこのあたりになりそうです。まあこんな実験を本日しているのが証左なのでしょうが、いま一番、そしてこの先どんどんコスパが悪くなっていくのは、満足のいく味のピノ・ノワールになりそうです^^
2021年12月31日
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前回の投稿は、9末でした。。。 ワインを混ぜたりはその後も2回ほどおこなったのですが、あまり良き結果とならず、立ち消え。。。 ワインは飲んでいますが、週2回ほどになっている状況です。 2日連続でワイン会があったので、ひさびさにアップします。 まずはル・ブルギニオンでシェフにワインお任せの会。年1回ですが、予定より10か月遅れたたので、お店応援の意味も込めて、予算を倍にしてみました。そうしたら贅沢なラインナップに。 まずはP2から。02でした。 同じヴィンテージならノーマルを熟成させたほうが美味しいという玄人が多いのですが(サーブのソムリエさんも同意見でした)、同時に飲み比べたことはないので、よくわかりません。 ただドンペリの持つ、ある種の野趣をそぎ落とした洗練さがあるようには感じます。無垢木より大理石のフローリングが似合いそうな味わい。 ソゼは、最近悪名を轟かせた?PTコレクション。ですが個人的にはツーストラップものは外さない品質の気がします。 モンラッシェの2011年。 ご想像の通り?、最初は固く閉じこもっていましたが、食事の終わりには全開! ミルキーさと透徹したミネラルの同居は、明らかにモンラッシェでした。 赤の1本目は、ブシャール時代のラ・ロマネ1997年。 最初は、村名レベルの余韻の短さ。香りは紛れもなくVRのすみれ系なのですが、味わいはブシャールのイエスの幼子にそっくりに感じました。 ところがこのワインも食事終わり頃に、突然に落雁系の甘みが顔を出し、香りの要素も複雑に。 ただなかなかGCのレベルまでは到達しなかった感があります。 そして冒頭のDRCのロマネ・サンヴィヴァン1990年に続く訳ですが、直近のロマネと比すると、香りと余韻の違いが歴然でした。香りはVR系の花とスパイスが顕著で、余韻の酸が綺麗な印象。ただ、ややタンニンが出張っている印象。 家に帰ってPK本を見たら、このワインのインプレッションが載っていて、まさにその通りの味わいでした。パーカーの文章には土、シナモン、クローブ、甘い果実、堅いタンニンという単語が。まさにその通り! ただ1999-2015という飲み頃予想は、いつも思いますが、やっぱり早過ぎ? 92点という評点に納得。RSVらしい美味しさはありますが、球体感はなく、当然現在の値段にははるかに及ばない味わいだと思います。ただDRC香だけは素晴らしく、シェフは昔のDRCの香りがすると言っていました。今の香りというのが、まったくわかりませんが……。 評点的にはコレが92点とすると、一般的にはP2が95-96点、ソゼが94-95点、ロマネが89-90点といったところでしょうか。当日いちばんおいしく感じたのは、モンラッシェでした。 そして翌日、ワインマニアTさんのお宅でワイン会。キスラーを持参したのですが、そこまで辿り着けず、彼のコレクションをひたすらご馳走に! オベールの白、2009年から。 太い味わいのシャルドネですが、これはこれで旨い!です。オベールの白は、キスラーのようにアフターにミネラルの代打に苦みを配するのではなく、塩味があるのが素晴らしいです。確か同じワインをまだ1本持っていたような気が……。 次が、デュジャックのコンボットの2011年。ちょっと前のモダンブルゴーニュの美味。軽やかで、良き鉄錆のニュアンスのある酸の伸びがいい感じでした。 この後の2本がマニアらしさ全開でした。 ルロワの1998年のグラン・オーディネール。Tさん曰く、白キャップだけど自社畑のはずだと。 澱が落ち切らず飲んでしまいましたが、DRCとは違うルロワの香りと自然派のニュアンス。 さらに2013年のコトー・ブルギニオン。 これは小さいながも球体感のある味わい! 98でも感じましたが、酸の美味しさがさらにレベルアップ。 このクラスも今や凄い値段だそうですが、ワインの格に惑わされなければ、むしろ安いのかもしれない。そんな気持ちになった、ルロワの2本でした! ワインの値段は所詮、需要と供給。そこをかいくぐってコスパの良いものを見つけたいものです。 モーゼルのシュペートレーゼで締めていただきました。モーゼルのリースリングの酸は、とても好ましい! 甘口だとそれをさらに感じます。 Tさん、ブルゴーニュはいちばん下のクラスとネゴシアンものしか、もう買わないと言っていました。私もそれに倣おうかと思いました。
2021年12月06日
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