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明日から4月。流石に暖かくなった。先のことはわからないが、もう冷え込みというのも少なくなるだろう。裏起毛の下着もそろそろおさらばか。「さあ、畑にでも出ようか」という気になるのは、やはりそれなりに暖かくなってからだが、同時に動き出すのが虫や鳥や、畑に穴をあけていく輩たち。現在取り憑いているのはカラスノエンドウだが、いずれ作物に移ってくるのは明らか。ユーモラスなお尻ではあるが。これからはこいつらとの戦いが始まる。それに菌類。こっちは目に見えないので余計に始末が悪い。
2024年03月31日
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紅麹の製造はグンゼから事業を継承したということが新聞にあった。製造手順書をそのままマニュアル化し、技術職もグンゼから受け入れて工場を運転していたという。いわゆるM&Aの手法で事業をしてきたのだと思われる。私が小林製薬の名前を知ったのは、子供の時のTVで「頭痛薬 ハッキリ」のCMだった。その後、熱さまシートとか糸ようじとか、スキマ商品のようなアイテムで活躍していた気がする。「ちょっとケッタイなもんで商売する」と思っていたものだ。しかし、微生物の取り扱いについてはどうもあまり歴史がないようである。私の地元には醤油会社があるが、今の工場が子供の頃からあって、今も同じところで創業している。また、高いところから見ると屋根瓦が真っ黒に煤けている。「醤油屋はああならなければ一人前でない」と聞かされたものだ。今回、大阪市と和歌山県の工場が立ち入り検査を受けたようだが、詳しい事情はわからないものの、工場に「菌が棲みつく」までには相当の年月が必要である。同じような話は灘の酒造メーカーでも聞いたことがある。微生物というのは面白いもので、先に繁殖した菌が他の菌が生育できないような状態を作り、独占が進む。しかしその中でも次第に性質が変わって、急に特定の酵素が弱くなったりすることがある。学生時代にも同僚がそんな目に会って、卒業論文に困っていた。もとの菌株は冷凍室で保存していたので、そこからもう一度培養をして間に合わせたのだが、品質管理の一環としても生産物のチェックは常に行っている。今回のような「未知のピーク」がもしクロマトで検出されたら次の工程に進むのを止めなければならない。その辺りの管理・認識が甘かったのだろう。事故が起きたのがどちらの工場の生産物だったかは知る由もないが、仮に新工場であったなら余計に生産物のチェックを慎重にするべきだった。微生物汚染は確実に古い工場よりも弱い状態にある。例えば青黴などによる汚染のリスクも上がる。手順書は常に現場に合わせて更新を続けねばならないものだ。
2024年03月30日
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製品と原料の一部から検出されたとする「未知の成分」については、会社側は「構造までは見えてきた」としつつ、成分の特定には至っていないと説明した。 ところが、会見途中、同社が28日に厚生労働省に対し、「未知の成分」は青カビから発生する「プベルル酸」の可能性が高いと報告していたことが、厚労省の発表で明らかになった。会見ではこの点に質問が集中。同社は「プベルル酸が直接的に腎障害、腎疾患を引き起こしているという仮説もまだ立てていない。毒性のメカニズムすら検証ができていない状態で、混乱させたくなかった」と弁明に追われている。以上朝日新聞デジタルから引用ーーーーーーーーーーーー私もこのプベルル酸と言うのは初めて聞いたので検索してみたが、ほとんど引っかかるのは今日のニュースばかり。構造式がわかったが、生物学的特性についての記述はほぼなかった。50年前に手に入れた化学大辞典にも記載はあったが、物理化学的特性のみの記述だった。炭素7つが環状になり、メチル基や水酸基がいくつかついているので、若干の水溶性はあるかも知れないが、あまり溶けなさそうな感じである。着色料として使うなら水溶部分だけとっているから、量的にも少ないしあまり影響はないだろうと考える。しかし菌体を摂取するときには否応なく体内に入るので、何らかの影響があるかも知れない。毒性のデータ待ちというところか。いち技術屋としては、この朝日新聞の記述はやや酷だと思った。報道としては隠したような解釈をするかも知れないが、生物に対する影響が曖昧なままで物質名を発表する方がよほど問題である。高速液クロからマススペクトルを得て成分の特定をするのはさほど難しいとは思われないし、仮にも製薬会社のことだ。物質名が出たらそれが一人歩きしてしまうのは目に見えている。むしろ厚生労働省の発表の方が軽率と感じる。プベルル酸は青カビが産生するものだが、これが仮に汚染によるものだとすれば、微生物を扱う工場としてはかなり恥ずかしいことだ。「麹」は作っているものにとっては結構汚い。埃のような胞子が飛んでいるから、呼吸して痰として吐き出すくらいのもので、鼻水も同じだが、真っ黄である。あまり「麹は体に良さそう」などと思わない方がいいし、黄麹菌だといってもアスペルギルス・フラバスは、猛毒かつ発がん性もあるアフラトキシンを作る。有用なものが多いアスペルギルス属だが、油断してはいけない。今回の「紅麹」は、モナスカス属なので黄麹菌と混同するようなネーミングにも問題があるかも知れない。
2024年03月29日
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孫3号が広報の表紙になった。ミスなんとかではなく春会式の稚児行列だ。(いや、これこそミスかも)事前に娘には「広報に使っていいか?」の許可どりがあったらしいが、こう言うものへの出演は初めてで女房と「なかなか可愛いな」とバカぶりを発揮している。元気に育ってほしい。
2024年03月28日
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市内でも早い桜が咲き始めた。枝垂れ桜が早くに花をつける。ソメイヨシノはまだこれから。春の長雨がやっと一段落してよく晴れ上がった。青い空にピンクの花が映える。神戸からやってきて低山に登るカップルが登山口を探していたので案内をするおまけもついた。
2024年03月27日
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どうも男の考えることは古今東西、女か賭けか酒に集約するようで、何とも嘆かわしい。金に不自由していると聞けば、「飲む、打つ、かう」のどれかと考えてしまう。過去に私が代表をしていた時に会計係に公金を使い込まれた時は「女」だった。気がついてすぐに取り戻したが、危ないところだった。「爽やか」を絵に描いたような男、大谷翔平も足元から煙が上がり、少々煤けた感もあるが、気の毒と言うほかない。7億近い金を口座から失ったなど、一般人にはちょっと想像がつかないが、女房に口座を管理されているのと心理的に大きな差はないだろう。実際、女房が急死したら、どこに何があるかまで私に知識はない。保険関係でも何が使え、請求できるかよく把握していない。金婚式まであと4年ばかりだが、その間に「何とはなしの信頼関係でまあまあやってきている。少しばかり資産の単位が違うが、ここで資産を持ち逃げされるようなものではないかと思う。「なんちゅうことするんや!」と腹を立てるだろう。日ハム時代からの付き合いで、エンゼルスに移籍してからも「女房役」として付き合ってきたのだから、並の信頼感ではないと思う。大谷選手の英語読解力は知らないが、銀行の契約書を隅から隅まで読んだかといえば、自分を考えればかなり横着をするだろうと思う。「金より野球」なのかも知れない。そこに付け込まれた可能性は考えられる。かつて、西鉄の池永投手の八百長事件も永久追放の処分になり、結局処分は解けたが、時間は戻ってこない。早いところ解決して、豪快なホームランを見せてもらいたいものだ。
2024年03月26日
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バッテリ容量が20%ほどになると「充電してください」というメッセージが出るのは慣れっこだが、「充電しないで」というメッセージが出たのは初めて見た。「ライトニング端子で液体が検出されました」「充電すると故障の原因になります」などとある。とりあえずは言うことを聞き、一晩ほったらかして朝になり、ケーブルを繋いだら無事充電が始まった。2時間ほどで80%を超えたのでそのまま持ち出した。問題なく使える。さて、改めてこのメッセージを調べてみると、「紙などをつっこんで水気を取ろうとしてはいけない」「ドライヤーなどで熱風にさらしてはいけない」いかにもやりそうなことが並んでいた。それにしても、雨に濡らしたわけでもないし、水に落としたわけでもない。どこから「液体」が入ったのだろう。コンピュータが液体と認識するには多分導電性の何かに違いない。ひょっとして画面を見ていて、眠くなってよだれでも垂らしたのだろうか。だとしたら何とも情けない話だ。それを覚えていないのも結構情けないかも知れない。おまけに、充電するなのメッセージが出た時に、「強行する」と言うボタンもあったのにはちょっと驚いた。そのくらい焦っている事情のある時はその限りにあらず、と言うことだろうか。妙に融通のきくスマホである。
2024年03月25日
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高齢者には自動車の保険料も高くなるようだが、NMPではないけれども、保険会社を変わることにして、4万円前半で契約した。6万円オーバーはあまりに厳しい。ちょうど車検も重なり、痛い出費になる。それでも田舎暮らしに自動車は必需品。人様に迷惑をかけない限りは乗り続けたい。幸いゴールド免許で過ごしているが、今年は多分高齢者講習を受けることになるだろう。そこからは何もなくてもブルーになるからまた料率アップか?支払いが増えて保険会社が赤字になるとそれを理由に料率アップになるのなら、こんな上手い話はない。尤も「赤字だから引き受けない」と言われても困るが、公認カルテルのようにも見える。思えば「大衆車」という言葉が生まれてから60年くらいになろうか。団塊の世代は自家用車の世代でもあった。それが都会という公共交通の発達したところに集中していったから、自動車周辺の業界も潤ったことだろう。これから人口減少の中で、自動運転も現実になってくるだろう。どこかでコストを負担しなければならないが、「日本の幸福感は45位などというニュースを見ると、税金が国民の要求と違うところで使われているからではないかと考えてしまう。車を持たずに済んだら、確かに負担は減る。雨に濡れずに移動できれば、それで済むわけではあるのだが、自動車は時間を買っているようなもんだ。歳と共に行動半径が減るかと言えば、今のところそうでもない。病院に行く回数だけは確実に増えている。
2024年03月24日
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小林製薬は色々とおもしろいものを作る会社だが、サプリメントを摂取した人が腎障害を起こしたので「使用しないように」というお詫びのメッセージを出した。紅麹菌はモナスカス属とよばれ、赤い色素を産生する。この色素は健康にも良いという触れ込みでこの商品ができたのだろうと思うが、特定のロットで腎障害が出たと聞く。「シトリニン」という物質が混入したのではないかという可能性が考えられ、まだ特定できていない成分が検出されたという報道だ。シトリニンはベンゼン環2個にメチル基がたくさんついている、水溶性が高そうだがあまり食べる気にはならないような構造式だ。元々青黴(ペニシリウム)が作るものらしい。特定のロットで中毒を起こした原因としては、モナスカスが変異を起こしたか、青黴の汚染が考えられる。原因究明は今後に待つとして、麹菌を使っていた者としては、こういう伝統的なものは「昔から無事だったから」と使われていることがほとんどで、事実事故が起きていないので今後も全く問題がないと「推定」のもとに生産がされている。しかし全く変異の心配がないかというとそれは未知だ。同業の者としては何とも「運が悪かった」としか言いようがないのだが、早い解明が望まれる。
2024年03月23日
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近ごろ頻繁に[temu]と言う通販サイトの広告が流される。Facebookしかり、smartnewsしかり。大幅な割引/安売りを売りにしている。興味を示してクリックするとルーレットが出てきて、9割引などと「大当たり」がでる。カメラのマウントのコンバータをAmazonで3500円くらいで買ったのが400円ほどに根付けされている。このくらいなら仮に空振りに終わっても良いかと思い、2個注文したら、5000円を越えた。400円で売るのは1個だけだそうだ。当面これだけでいいやとレジに進もうとしたら「1400円以上の注文が必要」とのメッセージ。小物をいくつか加えてこの条件もクリアしたが、どうも品数が多すぎて目星をあらかじめ絞りにくいし、よほど整理してから買い物を始めないと要らないものを買いそうだ。安いには安いので、まあ品質に問題がなければ問題はないと思うが、まあ届くのを待とう。banggoodもWishも結構怪しんだが、問題なく動いている。追記 2024/03/24勧誘メールが次々届く。「あなたが当選しました。750円で3品買えます!」とか「2時間限定!」というような商法。かなり古典的で、子供の頃を思い出す。
2024年03月21日
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朝から西寄りの寒い風が吹いていたと思ったら、陽が差してきた。これなら温かくなるだろうと出掛けたら、11時ごろから急に曇りだし、みぞれ混じりの雨になった。更に午後になると、10mぐらいだろうか、かなり強い風になり、陽が差す中で雨が降ると言う何とも奇妙な天気になった。日本の南岸を進む低気圧の影響だろうが、今日の彼岸の中日は慌ただしい事になった。一方で、西宮の甲子園で開かれているセンバツを見ると、選手の足もとからくっきりと影が伸びている。同じ兵庫県でもえらい違いだ。球児にはこの天気は気の毒なので、甲子園で良かったねと言うところ。冷たい雨風ではたまったものではない。昨日からみかん(八朔)の剪定を始めたが、今日は雨を理由に昼寝を決め込む。大枝を切るので、かなりのゴミが出るが、明日の仕事になりそうだ。
2024年03月20日
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梅よりもぎっしりと花が咲く。本来ならこれが実るはずだが、1cmほどの実にはなるが、多くが落果する。だいだい色の梅干しのような実になるのはなかなか少ない。あんずは自家受粉しないので、散り初めになった梅の花粉を枝ごと振り回して授粉使用とするが、事はそううまくは運ばない。梅はあんずよりも早く花をつける。くたびれてきた頃にあんずの花が咲き始める。なかなかうまくタイミングが合わない。
2024年03月19日
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これは菜の花ではなく、蕪の花。ちょうどアブがやってきている。今日になって気温は低めだが、暖かい昼間だ。大根にしろ、蕪にしろ、種が小さくてどうしてもたくさん蒔いてしまう。挙げ句食べきれなくて、食べられなくなるまで育ててしまう。蕪の花も若いうちは茹でて食べられるが、こうなると硬くて食べられない。早く食べればいいのだが、皮をむいて汁の具にするのも結構面倒なものだ。大根はもう少し長く食べられるが、まもなく花芽が出る事だろう。3月はみかんの剪定、遅めのじゃがいも植え付け、元肥入れとする事は多いのだが、ぐうたらでなかなか作業は進まない。この蕪の花も、耕耘機ですき込んでしまう事になるだろう。区画整理で農地として使うのは今年が最後になりそうだ。
2024年03月18日
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ブラザーのプリンタは少し使って行くうち、ずいぶん進化したものだと思った。こわれたCanonとの比較になってしまうが、初回の動作で、読み取り調整用のテストパターンを印刷し、それをスキャンする事で光学的な誤差を調整するらしい。また、USBの接続とwifiによるLAN環境の混在が可能で、わが家で言えばmac、iphone、windowsがプリンタ2台を共有できる。今回買ったのはA4が限界だが、A3のかかるプリンタも全部から動かせる事になった。また初めての両面印刷機になった。製品登録では特定のサイトでプリンタの情報を読み取って、機番もシリアル番号もすっ飛んで行った。自分で入力するサイトしか知らなかったが、こういう時代なのかと驚いた次第。しかし、これではインクが無くなったとか、何処から買っていつ交換したか、それは純正品か互換かなどもばれそうだ。ある意味監視下に置かれたようでちょっと気分は複雑。囲い込みは当然だけれども。
2024年03月17日
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数日前から、powerbookにつないでいるコミュニケーション用のハブから時計のような音が聞こえてくる。机の上はまことに乱雑で、どこかに時計でも置いていたかなと思うほどだったが、確かにハブからだ。このハブはUSB-Cの電源入力と出力、USB-Aが3つ、KBase-TとHDMIのポートを持っている。ごく標準的なものだ。OSを14.4にするとハブが動かなくなった、と言う話も聞くが、私のところではそうでもない。この音はpowerbookに電力を供給するコネクタを外すと止まる。再接続でまた音がする。ふと電池の残量を見ると54%、充電もしていない。これは明らかにおかしい。ほとんど電力線はつなぎっぱなしだからだ。ハブへの電力線を引き抜いたら、音は止まった。再接続でまた音がする。powerbookのUSB-Cは2本あるので、もう一方につないだら、音が止まった。もとに戻したが、音はしなくなった。それからは静かなままである。いったいなんだったのだろう?謎だ。実害はないが、気味が悪い。
2024年03月16日
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Canon製のプリンタが紙送りが出来なくなったので物色していたが、女房は「コピー機としてカラーが使えるやつが良い」と主張する。私の方はモノクロで十分だ、と思うがゆずる事にした。先日までネットで15000円ほどしていたブラザーの機械がいきなり1000円下がったので、これにしようか、ということで横並びの価格だったのだが、「ネット発注、店頭受け取り」と言うのが見つかった。ちょうど近所にチェーン店があり、そこに現品もあるらしい。これなら早いかな、と思って朝注文したら昼前に「お渡しできます」と電話があった。期末が近い所為か2000円のクーポンがついていると言う。クーポン分を即引きで、予想外に安く買えた。持って帰って、設定をしようとすると、USBのコネクタがない。セットアップの紙を見ても何も書いていない。iphoneからの接続は難なくできた。macからもあっという間に開通。今までスキャナをネットで使えなかったのも解決できた。古いmacはさすがにドライバが設定されていない。データ共有からHPのプリンタに出せるくらいのものだ。さて、windowsだが、セットアッププログラムがUSB接続を要求する。しかし何しろ接続端子がない。「このプリンタは無線専用か?」もう少し詳しいマニュアルをダウンロードしたら、なんとスキャナの原稿面の下にあると言う。カバーを持ち上げたらその下にあった。何とかセットアップしたものの、頭が古い。「コネクタは外から見える」のは今では常識ではなくなっていた。そんなアホな・・・と8ビット時代の生き残りは思う。
2024年03月15日
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能登地震で見直されたのが地域の井戸水だと言う。水道設備がずたずたになり、食事用の水は完全復帰まで相当の時間がかかるらしいが、生活用の水の量も馬鹿にならないので、こちらには井戸水を使う事が出来る。井戸水と言えば「冬温かく、夏冷たい」と言うのが昔の相場だった。洗濯にも、スイカを冷やすのも井戸だった。酒どころでは仕込みの水として使う事も多い。灘の宮水は有名だ。ただ、家では開放の井戸も多く、農業用には釣瓶も珍しくなかった。祖父と畑に出かけて、谷に水を流すのに足を突っ込んで「気持ちええわ〜」とはしゃいでいたものである。わが家にも打ち込み式の井戸があり、トイレ・風呂と洗濯、庭の水やりに使っている。夏に孫が来れば子供用のプールを膨らませて遊ぶ。水道代のストレスがないのは嬉しい。下水処理料は定額だ。トイレと食事の分は下水に流すが、洗濯は風呂の残り湯を使い、すすぎ水は畑の水やりにも使う。出来るだけ節水しているつもりだが、日照りの時の地下水は畑の運用に欠かせない。地下水は20度。ほぼ一定だ。昔は水冷のクーラーもあった。井戸水なしでは考えられなかった装置だ。事実上温度管理は出来なかったが、懐かしい思い出だ。電気さえあればほぼ制限なく使える。災害対応にはできればなりたくないが、その時には「水あるよ」と声を上げるつもりだ。ろ過装置があれば食事にも使えるな。
2024年03月14日
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商業ロケットとして注目されていたカイロスは初回の打ち上げに失敗した。初号機に衛星を載せていたのはH3とおなじだが、どちらもやや勇み足の気がする。日本最初の人工衛星である「おおすみ」も、ラムダ4Sと言う新しいロケットシステムで5回目にやっと成功した。それに衛星部分は「もえがら」と当時呼ばれたものである。こういう新しいシステムは失敗を重ねて完成するものなので、今回の失敗はまあ想定内と言えよう。ラムダロケットだって、カッパシリーズの上位として作られたのだし、カッパでは何度か失敗もあった。固体式ロケットは制御が難しい。推力の調整など困難なはずだ。まずはロケットの信頼性を確立してからペイロードを載せるのが順当と思うが。まあこのご時世、実験にも多額のコストがかかるのだろうから、出来るだけ回数を押さえたいのは分かるが・・・アメリカだって、初の人工衛星、バンガードを軌道に乗せるまで、ロケットの爆発など日常茶飯事の事だった。報道で子供の頃に、発射台で中折れしたロケットがあった。カイロスの予算がどれほどのものかは知る由もないが、心折れる事なく頑張って欲しいものだ。
2024年03月13日
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東日本大震災から13年。まだ現役だった頃だが、兵庫県に住む私はほとんど影響がなかった。電子顕微鏡室を出たら、「東北で大地震があったってよ」と聞かされた。電子顕微鏡室は暗室同然で、まあ孤立状態みたいなものだ。ニュースでは津波の情報、それも映像が流れて、真っ黒な水に家やら自動車やらが巻き込まれてぶつかりながら川をさかのぼって行く様子を見て、これは大変な事になったなと思った。幸か不幸か、関東地方には親戚も特に親しい人もいない。どう見ても傍観者だが、ただ驚いた。阪神の時には家も揺れ、怖かったが、津波の被害は少なかったと思う。神戸では大きな火災が起きたが、水の被害はなかったのでそれよりはマシだったかも知れない。何もかもがぐじゃぐじゃになったのが東日本だった。船がビルの上にあったり、信じられないような光景だった。原発事故が起きたのは翌日だったと思う。メルトダウンと言う言葉はゲームの世界では知っていたが、それが現実に起きるとは思わなかった。当時X線回折装置も使っていたが、被爆バッジを取り扱っている会社が「暫く営業が出来ない」と言ってきたり、原料が入ってこないと言うような会社の生産にかかわる自体になったのはすぐ後だった。避難のスケールが大きく、当事者のコミュニティも壊された。「ともかく逃げろ」がれきと放射能から逃れる人たちはこの上なく痛めつけられた事だろう。亡くなった人はもちろん、生き残った人にも、気の毒としか言いようがない。わが家の近所に、福島の人と縁があり、義理のお母さんがたまたま来ていたと言う人が住んでいるが、1週間も滞在する羽目になったと言う事を後日聞いた。それから5年後のこの日、弟が大腸がんで亡くなった。3/11は何かと思いのある日になった。
2024年03月12日
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この頃としては、「追い炊き」ができる風呂は少数派かも知れない。ホテルのように水栓と湯栓があって、調整しながら給湯・・と言うのが多数派かも。しかしわが家は「古民家」にふさわしく?プロパンガスで湯を沸かし、適温になるようにして給湯している。太陽熱温水器からの回路は別にあり、この時期には天気さえ良ければ50度近い湯が得られる。ガス代はタダ!それはさておき,熱交換器に水を通しつつ、外部からガス火があたる訳で、風呂から回せば追い炊き、井戸水を通せば足し湯となるのだが、風呂の湯は次第に汚れて行くので、熱交換器の内側に溜まった汚れの掃除が必要になってくる。市販の洗浄剤もあるが、これは1回100gくらいで400−600円くらいかかる。主成分は過炭酸ソーダ(酸素系漂白剤)で、これなら1kg400円くらいで買える。もっぱらこちらを使うが、水には溶けにくいので湯を沸かしてから使う。追い炊きするとこの通り。何とも汚い写真で恐縮だが、ここまで汚れていた。白いのは入浴剤の成分、二酸化チタンだと思われる。あとは皮脂、垢などに微生物が生えたと思われる。給湯器を使えばこんなにはならないはずだが、あるものは使わねば・・・尤も、乾燥してしまえば5gにもならないだろう。ほこりみたいなもんだ。もちろん、掃除の後は湯が輝いている。
2024年03月11日
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5年ほど前に4-5000円で買った記憶があるキャノンのプリンタ(複合機)だが、紙を食わなくなってしまった。女房が料理レシピのコピー取りで良く使っていたのだが、どうも動きがおかしい。安物なので、ネットワークに対応していない。スキャンをする時には線の繋ぎ変えが必要だ。今はNAS経由で一度取ったデータはどのパソコンででも利用できるが、出来ればどのパソコンからでもスキャンできるように使いたいし、女房はプリンタ単体でコピーが出来る方が良いに決まっている。思い切って買い替えるかな?それにしてもキャノンもエプソンもプリンタはなぜか寿命が短い。HPのプリンタは忘れるほど使えるのだが。次のはどうしようかな。レーザーも安いし、ブラザーでも使ってみるか。
2024年03月10日
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月1の山歩き。自閉君をつれて加西市の古法華自然公園に行ってきた。加西市はむかしから五百羅漢で有名なところだが、ここにも似たような石仏がたくさんある。このあたりはまだ石仏らしいが、こうなるともはや仏頭と言う方が良いかも知れない。なんでこんなにたくさんあるのかと思うが、このあたり、柔らかい凝灰岩が産出するので、素人・玄人問わずに作品が並ぶらしい。ちなみにこんなのもある。涅槃像と思われるが、立像の手にあるのは「間に合わなかった薬」ではないかと思われる。素人が掘ったのではないかと思われるものには「平成2年」とか彫ってあったので、結構新しいものと思われる。こんなのがあちこちにある信仰の山。そういえば宮本武蔵の決闘で有名な一乗寺も遠くない場所にある。また、最古の歴史書の1つ、「播磨風土記」もここで出たらしい。往復6KMの山道は久しぶりにきつかったが、春はちかい。ツツジの芽が膨らんできた。
2024年03月09日
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能登地震の起きたすぐ後に愛媛県での地震があった時、とっさに思ったのが「伊方原発は?」幸い、何もなく過ぎたようだが、伊方町は四国の尻尾みたいに見える、付け根に位置する。能登半島とは比較にならないほど狭い佐多岬半島だ。四国は南海プレートが動くと高知県側に大津波が起きる想定で太平洋側ばかりが話題になるが、震源の位置によってはこの尻尾のところに災害が来ることも十分に考えられる。もちろん大分県とも近いところだから大分県も無傷では済まないだろう。能登地震で、避難の想定外だったのは地割れによる陸路の遮断、海岸の隆起による港の無効化だった。どこにも動けないし、救援も入りにくいという、東日本の震災とは異なる状態になった。そして過疎というマンパワーの絶対的不足だった。志賀原発も大事にはならなかったが、変圧器のオイルが漏れたという話もある。昔であればPCBを使っていたものである。「原子力は二酸化炭素を出さない」とPRの二言目には出てくるけれど、これは怪しいものだと思っている。建屋の分厚いコンクリート、燃料の濃縮ウランを考えただけでもその製造段階で大いに二酸化炭素を吐き出しているはずだ。さらに資材の運搬や廃棄についても。ここは正直、未知の分野だろう。デブリの始末さえ、いまだに取りかかれない状態では、反論できまい。カーボンニュートラルなら、究極は薪に行き着くだろう。これは自分で二酸化炭素を吸収し、植物体を形成し、燃焼でまた吐き出すからトントンと言えるだろう。水力も作る時には二酸化炭素を出すが、以後は雨次第だ。まだマシかと思う。波力、風力もなんとかマシな部類になるだろうが、流行りの太陽光は怪しいもんだと思う。シリコンの生成段階でかなりの電力を使っていそう。その発電能力を永久に維持できるかとなればせいぜい20年という。排気や再生に使うエネルギーを20年の間に作れるのかとなると甚だ疑問だ。後始末となると、原発は全く未知の領域を含み、使用済みの核燃料処理は確立さえしていない。ガラス封入で何万年単位で・・などとささやかれても、大きな地震は明日来るかもしれない。「想定外」では済まない汚染をもたらすのである。どこまでも安全というなら、過疎の地域を札びらで叩かずとも、東京の真ん中につくれば良いではないか。原子力発電がサステイナブルだとはとても思えない。大分地裁の判決はほぼ四国電力の意向を追認したように見えるが、「何がおきるかわからいなものには手を出さないほうがいい」とは言える。
2024年03月08日
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肩の痛みで腕が上がらなくなったことは書いたが、薬(ロキソプロフェン、レパビミド)をもらって急性期は脱したが、またシクシクと痛み出した。一番痛いのは朝起きた時だ。まあ「痛い」にも色々レベルがあって、どうやら動き出せば痛みも感じなくなっていく。だが、「ちょっと耐えがたい」時にどうしようかな、と女房に言ったら、「胃腸薬が効くらしいよ。お医者さんで聞いた」という。彼女も確かに痛くなくなったそうだ。なんで効くのかは医者もよくわからないという。ちょうどそれらしいものが手持ちで見つかった。半信半疑で飲んでみたら、確かに楽になる。関節に溜まっているというリン酸カルシウム(骨や歯の成分でもあるが)に、どう作用するのかわからないが、重症でなければこれでも済みそう。疫学的効果というのは一面気味悪くもあるが、効けば良かろうと言う神経の持ち主でもある。納得いくまでやらない時もあるけれど、時と場合によりけりか。先の同窓会で、内科医をやっている奴は、「これで効かなきゃアレをやってみるか」と言う気楽さがあると言ってたな・・・
2024年03月07日
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9時の指定で通勤ラッシュのど真ん中、病院に行ってきた。普段より10分ばかり余計にかかったが、雨の中まあ時間通りに病院に入れた。耳鼻咽喉科の診察を受ける。行きつけの病院からの紹介で、前立腺がんでお世話になった病院だ。声帯に異常があるのではないか、という見立てで、確かに声帯の筋肉の端っこが白くなっていたから「癌かも?」と疑っていた。入るなり、「これは実際に見る方が早そうですね」鼻の穴から麻酔を噴霧し、ファイバースコープを入れるが、これは非常に細く、胃を診る時よりもはるかに楽だ。ムズムズとはするけれど、まあ耐えられる。「問題なさそうですね」今日の写真を見せてもらうと、白い部分は小さくなっていた。「胃酸が上がってくることはありませんか?」「時々あります」「それが原因かも知れません。食事の後、すぐに横になったり、ベルトをきつく締め上げたりしないようにしてください。コーヒーも控えめで」いやはや、普段の生活を見透かされている気分になった。昼飯の後はほとんど昼寝している。30分ほどだが、実にすっきりと起きられる。リタイヤの特権というべきかも知れない。特にこの時期、頭寒足熱ではないが、足元が温まると余計に眠くなる。「念の為に経過観察にしましょう。5月に泌尿器の受診がありますね。同じ日に予約をとっておきますから、採血のあとこちらに来てください」これは助かる。採血しても検査結果が出ないと診察はできないから、だいたい2時間近く待たされるのだ。その間にやってもらえればいい。泌尿器科よりは待ち人数も少なそう。声帯の手術は出来ればしたくなかった。施術後5日は発声してはいけないそうだし、コーラスにも影響が出るかも知れない。まずは一安心。まあ、これからそうならない保証はないが。
2024年03月05日
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コンサートのDVDを団員に配ったら、運転しながら聴きたいという声が出る。さて、どうやって対応しようか。DVDから音を抜き出せるか?再生するCDドライブあるいはプレーヤーは何だろう。近頃はiTunesなどをはじめ、圧縮型のプレイヤーが多く、どんなマシンで動くかは実機で試すしかない。できるだけ古い機械で動かせるようにしよう、というふうな疑問やら仕様やら。まず音を抜き出すのは、動画の標準アプリのQuicktimeでできた。Quicktimeは動画の黎明期からあるアプリで、初めはごく小さな、30mmと40mmくらいのウインドウの中でちまちまと動いていたが、今やフルスクリーンの動画が動く。分解脳もいい。「このファイルの音だけを切り出す」コマンドだけで難なく動くが、出力の形式がコンピュータ向けで、CDプレイヤーの装置では動かない。ファイル形式を変換するのには「audacity」というアプリがあるのでこれを使った。オーディオCDを作るのにどんな符号系でも読み書きできる機能を持っている。そうやってできたCDをburnerで焼く。入り切らなくて2枚に分けたが、これも圧縮を回避するためだ。圧縮ファイルに対応するのはプレーヤーで動かないものが多い。技術の進歩だが、迷惑行為でもある。さて、外観の装丁、これは明日になるが、面倒な課題だ。
2024年03月04日
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畑はこの雑草があちこちに見られる。玉ねぎのところが特に好きなのか、苗が埋まっているようなところさえある。何重にも蓮華が重なっているように見えるのでこの名があるらしいが、春の七草の「ほとけのざ」とは違うという。繁殖力が強く、丈夫な根を張るので、「根こそぎ」引くと、タマネギも浮いてしまう。これもまずいと思い、調べてみたら、「刈れば良い」のだそうだ。この草は不味くて食べられないらしい。地上部を刈れば、根は死んでしまうという。ホクホクとした土はそのまま残るので、問題ないらしい。いい土のところに生えるのだそうだ。みみずもたくさんいる我が家の畑は特上と言えそうだが、使う人間が手抜きで困る。農学部の卒業生としてはあるまじき態度だが、農芸化学というのはあまり収量とか生き物の循環みたいなことをやらず、質的な変化、例えば発酵による生成とか土壌の特性の違いの原因を探るみたいな研究とかが多かった。野菜を作ったことのないものが耕うん機を使ったり、畝立て作業をしていて、今になって「農業とは命を繋ぐもの」なんてもっともらしい事を吐くのである。人間、食べる事なしに生きてはいけないが、自分でやってみて、はじめて食品の不当な?安さに気づく。「高くて困る」と、ニュースでは必ず流しているが、その泥臭い作業をわかって言ってんのか、と思うこともある。輸入が止まったらたちまち食料の取り合いになるだろう。海外も含め、安く食べられるということは誰かを犠牲にしているという事だ。戦争で領土拡大というのも、結局は食料の取り合いということかも知れない。少々趣旨が外れたが、ホトケノザはハサミでちょんぎることにした。こいつに囲まれると湿度が上がり、暖かくなるとベト病が出やすくなる。3月はちょうどそのシーズンだ。緑肥としては使えそう。晴れたのをいいことに女房と2人で作業。水菜は早くも花が咲きはじめた。怠け者の農家は困ったものだ。
2024年03月02日
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政治倫理審議会というが、何ひとつ収穫らしいものはなかった。首相がまず「取り組まない」お手本を見せ、歴代の会計責任者はシラを切り通すという相変わらずのパターン。一方で、「審議会を開いたんだから」能登地震をネタにして予算案は強行採決という。この倫理観のなさには呆れる他ない。「倫理ってなんだっけ?」と思う次第。公金に対してかくも無神経でいられるものだろうか。「秘書が、秘書が」は長らく聞いてきたセリフだが、部下の不祥事で上役が責任をとるのは私が知る社会では当たり前のこと。それがどうも通用しそうにない国権の最高機関、それでいいのかと思う。外圧で兵器を買わされ、学力評価は低く、ごく少数の富裕層がほとんどの資産を持つというこの国、行く先が本当に心配だ。分断の時代?今の日本、民主主義を標榜するが、実態は封建社会ではないか?政治の世襲がその象徴だ。倫理に欠ける議員にこの上公金を使う自由を持たせたらどうなるのか。法律でしか縛れないのにこの体たらくでは・・
2024年03月01日
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