お久しぶりです。いつの間にか秋らしくなりました。
この季節、華道展やイベントのお手伝いなどで多忙な
日々を送っていますが、今しか出来ないことと思って、
楽しみながらしています。その都度作品をUPしますね。
ところで今月半ばに 「貴婦人と一角獣展」 に行って来ました。
パリのフランス国立クリュニー中世美術館所蔵のタピスリーで
6面有ります。なんと1500年頃に制作されたものなんですよ。
何度かパリを訪れた時、見てみたかったのですが機会無くて。
でもこうして日本で、しかも大阪で鑑賞する事が出来るなんて。
幸せ。勿論全品日本初来日です。とても楽しみにしていました。
中世ヨーロッパ美術の最高傑作と云われるタピスリーですが、
保存状態が素晴らしく良くて、千花模様(ミルフルール)と赤や
藍の色彩がとても鮮やかで、とても驚きました。沢山の草花や
動物を見る事が出来ます。そして3つの三日月の紋章も素敵。
描いても大変な緻密さですが、織られているのが、もっと驚き。
私はよくガイドブックなどで紹介されている、数面しか知らなくて
全部で6面の大作で、そのうちの5面は「触覚」「味覚」「嗅覚」
「味覚」「視覚」といった五感を表している事を初めて知りました。
残る1面は「我が唯一の望み」とあるのですが、これが何を意味
するのか謎だそうです。私は「若さ」だと思いました。どんな宝石
よりも何よりも、若さに勝るものはありません。買えないですしね。
日本語でたっぷりと楽しみました。この「貴婦人と一角獣展」は、
10月20日(日)まで、 大阪・国立国際美術館 にて開催されて
います。ぜひ奇跡のタピスリーを楽しんで頂きたいと思います。
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