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「大地」の第三部を読みおえた。大地は第一部、第二部、第三部とあるが、実質別の小説と見た方がよい。そして第三部が最も近代的な意味では小説らしい。ずっとむかしこれを読んだ時には面白いとは思わなかった。主人公に感情移入できなかったからである。でも、今読み返して十分に面白いと思うのは、「感情移入型」の読書を卒業したからなのかもしれない。それにしても第三部の主人公は…中国人男性なのだが、性的なものへの怖れや知的で優柔不断なところなどは、女性である作者の分身だとしか思えない。淵とメアリーの関係は、そのまま男女を変えて作者の体験なのではないか。まあ、そのあたり文学研究者はどういっているか知らないし、一読者の勝手な想像なのかもしれないが。この作品が発表されたのは1931年。人種差別、人種による違和感はいまよりもずっと強かった時代だ。こんな時代にあって「同じ人間」としての中国人を描いた小説が米国でベストセラーになったことは、大衆レベルで中国に対する同情心を引き起こしたのではないか。実際、日本が中国をその後侵略していく中で、米国は「日本帝国主義と戦う」蒋介石政権を支援していくのだから。もちろん小説「大地」がその理由ではないにしても、中国を支援していく政策を支持していく上での土壌作りの一因くらいにはなったのかもしれない。
2018年02月28日
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テレビニュースは相変わらず狂ったようにオリンピック報道をやっている。冬季五輪で最高のメダルと言っても、競技数も増えているし、日本のメダル獲得数も国別では十何位でべつにそうそう騒ぐほどのものでは…まあ、メダルをたくさん取ってもそれがなあにという気もするし、カーリングってそもそも五輪種目として異質なのでは。ああいうのは娯楽としてやっていればよい。オリンピックなどよりも、本当に社会を、世の中を変えてゆく可能性があるのは裁量労働制の導入なのではないか。これこそ大きく扱うべきニュースだと思う。ブラック企業がさらに蔓延することで、ますます貧困や格差拡大がすすむのではと危惧しているし、それだけにもっと報道でも取り上げ、検討をしなければならないと思う。とはいえ今の政権下では、裁量労働制も強行採決されていくだろう。そういえば、共謀罪が強行採決された日もテレビニュースではほとんど取り上げられなかった。あの日のニュースは第一がパンダの赤ちゃん、第二が中学生棋士が何を食べたか。ここまでくると、テレビ報道もちゃんと仕事しろよといいたくなる。本当にどうなっているのだろう。
2018年02月27日
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今日も今日とて寒風の吹く街頭にマイク持ちがんばっているおじいちゃん清く正しきその信念憲法九条守り抜くじいちゃんのすぐ横この僕は今日もティッシュを配ってる寝に帰るのはネットカフェ明日も不安な食と職がんばっているおじいちゃんなんでこっちを見ないのか憲法九条守りぬく憲法九条守りぬく
2018年02月26日
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「大地」の第三部を読んでいる。第一部はドキュメンタリー風、第二部は冒険小説風、これらに比べ、第三部はいちばん近代小説らしい。主人公の米国留学、そしてアメリカ女性との交流のあたりは、男女逆にして作者の体験が入っているのではないか。そう思ってみると主人公の性的なものに対する怖れや嫌悪も男性のものというよりも女性の感覚に近いように思う。精神的には引かれながらも、「異人種」の肉体を嫌悪し、そのために男女の関係にはなることはなく、主人公(中国人男性)は、相手は同じ人種でなければならないと思う。これはよく考えると「人種差別」のようにも聞こえるが、実際にこんな感覚はあるのかもしれない。実際に人種のるつぼともいわれる多民族多人種社会でも現実の結婚となると同人種同士が多く、実際にはサラダボールでけっしてるつぼにはならないという話もある。知的で、信仰に対しては懐疑的で、熱烈な信仰を持つ両親とはその点で相いれず、中国人男性に精神的には引かれるが肉体的には反発する…この米国人女性メアリーには作者の実像がどのくらい投影されているのだろうか。作中にでてくる唯一の白人女性であり作者と無関係だとはとても思えないのだが。それにしても、あの戦前の時代に、米国人女性が中国人男性を主人公にした小説を書いたというのは驚きである。特に近代小説風の第三部で、主人公をはじめとする中国人の登場人物がそれなりも輪郭をもってえがかれているのが面白い。近代化し、急速に社会が変わっていく中で、それぞれの生き方を模索していく女性たちの姿が興味深い。まだ読了していないが、読了したら再び感想を書いてみよう。
2018年02月23日
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明治大学リバティタワーに行ってきた。一部の女子大を除き、キャンパスの散策は自由だというところは知っていたが、それでも建物の中となるとそうはいかないのではないかと思っていた。だから明治大学のリバティタワーもあるということは知っていたが、出入り自由というのは知らなかった。実際、誰にも呼び止められなかったし、守衛らしき人も見かけない。それでも人けが少ないのは、入れるということが知られてないのではないか。実際はこうして授業料も試験もなしに「入れる」大学はけっこうあるようだ。目的は展望である。ホールからの展望もできるが、サロンがあって、そこではコーヒー一杯の注文もできる。おちついて展望を楽しみたいので、サロンの窓際の席をとる。ちなみにコーヒーの値段はお替り自由で540円。六本木ヒルズの展望が、今はどうか知らないが、1,000円以上とっていたのとは大きな違いだ。眼下には皇居の緑の中に宮殿の屋根が見え、さらに手前には武道館の屋根、そのさらに道を隔てた向かいには靖国神社の緑地と屋根が見える。皇居の向こうには東京タワーがみえ、その右には渋谷、さらに新宿の高層ビル群がみえる。代々木のドコモタワーや市ヶ谷の防衛省のアンテナ塔も目を引く。渋谷の方角をさらに見ると、三軒茶屋のキャロットタワーが霞んで見える。空の方には大山の影がみえるような気がするが、それは本当に気のせいかもしれない。「今日は春休み中ですいているのですよ」とサロンの店員さんは言っていたが、今の時期でもなければこんなにゆったりと座っていられなかったかもしれない。コーヒーを飲みながら眼下に広がる大都会の展望…本当によかった。
2018年02月22日
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お相撲やオリンピックばかりを大報道しているマスコミも裁量労働制のデータの誤りについては報道している。長時間労働を減らすという名目で導入されようとしている裁量労働制だがその根拠自体が揺らいでいるというわけだ。しかし、報道がデータの誤りばかりに焦点を当てるのはちょっと違うのではないのではないかと思う。なぜなら本当に検証すべきは裁量労働制の背景となった労働時間のデータというよりも、裁量労働制そのものなのだから。行政の分野には様々なものがあり、何が重要で何が重要でないということは一概にはいえない。それでも、しいてあげるとすれば労働行政とか雇用政策というものが一番重要なのではないか。福祉の問題、教育の問題、治安の問題もつきつめていけば雇用の問題に行きつく。また、労働行政や雇用政策は、どういう社会を作るかということとも密接に関連する。派遣業法の規制緩和など労働法制の改革(改悪)で大量の非正規労働者が生まれたのはそんなに古い話ではない。裁量労働制の拡大が、もし今以上のブラック労働の蔓延をまねくのだとしたら、過労死や過労による健康被害の悲劇だけでなく、ブラック労働に耐えきれなくなった人々が不安定就労や失業に向かう可能性も高い。データの誤りだけではなく、裁量労働制の導入の是非についても、もっと検証が必要だと思う。総理のいう「世界一企業が活動しやすい国」はもしかしたら「世界一人間を安く使い倒せる国」という意味かもしれず、「人手不足」は「低賃金低待遇でも働く人間の不足」という意味かもしれないのだから。
2018年02月21日
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男子フィギュアスケートを見た。日本勢の金銀には驚いたが、かつてはこんな競技で日本が強くなるなんて想像もできなかった。すごく上手い日本人女子選手がいても、ヨーロッパの「美人選手」とならぶと、芸術点で差がつくといわれ、はなはだしきは彼女の競技人生は芸術点との戦いだなんて評した人もいた。よく考えてみるとふざけた話なのだけれど…。さらに驚いたのは日本勢以外の外国選手にもアジア系がめだったことだ。移民国家でアジア系が多くなり、しかも成功している比率が高いという話もあるので、金のかかる競技にアジア系がでてきても不思議ではないが、他の競技でのアジア系の存在感は高くない。もしかしたらこの種目自体、骨格も太く筋肉の付きやすい欧米系よりもアジア系に向いているのかもしれない。スポーツの種目によっては小柄で器用な選手に向いているものもあり、日本勢が強かったりするのだが、その先は二通りあるように思う。一つはルール変更で利点を生かしにくくなっていくか、もう一つは他のアジア勢が本格強化にのりだしてくるか。
2018年02月20日
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森友学園への国有地売却については、新たな音声資料がでたり、財務省からなかったはずの文書がでてきたりと、様々な動きがある。それなのにこうした国会での動きについて、テレビニュース、特にNHKニュースがとりあげないのはなぜなのだろうか。また、森友学園といえば、元校長も夫人とともに長期間勾留されている。学園については大規模な家宅捜索が行われ、いまさら証拠隠滅はないだろうし、逃亡のおそれがあるとも思えない。詐欺にしても、国家相手の「補助金詐取」が詐欺罪になるのかどうかはともかくとして、その詐取されたとされる金額はすでに返還しているという。60過ぎの人間を夫婦そろって長期間勾留することが必要だとも思えず、口封じではないか。元校長の思想信条には全く共感するものではないが、こうした人権侵害が白昼堂々と行われていることには強い疑問を感じるし、野党も人権侵害という視点からもっととりあげてもよいのではないか。まさか思想信条を共にしないからどうでもよいというわけでもあるまい。そしてマスコミも…いやマスコミについては「権力の監視」とか「社会の木鐸」などという役割はとうに過去のことになっているので、いまさら言ってもしかたないのかもしれないけど。
2018年02月17日
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高層ビルのひしめく東京であるが展望のできるところは意外に少ない。六本木ヒルズのように料金をとるところもあるが、やはり無料の方がありがたい。そんな無料の展望スペースを思いつくままにあげてみると、新宿住友三角ビル、都庁、ガーデンプレイス、キャロットタワーなどだが、文京区役所のあるシビックセンターにも展望ロビーがあるという。この方面の展望も見てみたいし…と思い立って行ってみた。展望会はレストランがメーンで、それ以外の展望スペースは意外に狭い。なんかついでに作ったという感じで、広いスペースに椅子などもあってというイメージとは違う。ゆっくり展望を楽しみたければレストランに入れということなのかもしれないけど、そこはもちろんタダじゃない。別に高額ではないのかもしれないけど、本格的な食事メニューばかりで、重たすぎる。どうせならコーヒー一杯で入れる喫茶店の方がありがたいのだけれども。とまあ、そんなわけで、レストラン以外の部分での展望を楽しむことにする。まず西側。新宿高層ビル群の向こうに丹沢の山々が見える。そのうしろにかすかに見えるのは箱根の二子山だろうか。丹沢の端の大山の山容は非常に目立つ。もっと空気が澄んでいれば富士山が見えるのだが、寒さが緩んだせいか霞んでいて見えない。こんなところにも春が近づいているのを感じる。丹沢から秩父連山を追い、さらに北に目を転じると池袋の高層ビルが目につく。ひときわ高いのはもちろんサンシャインだ。新宿と池袋の間にはあまり大きな町がないのは、こうした高層ビルから俯瞰するとよくわかる。さらに東をみると、スカイツリーがあり、すぐそこは後楽園遊園地の観覧車やジェットコースターが見える。そういえば何年か前にジェットコースターの事故があったが、まさかそれ以来運転していないのだろうか。観覧車は回っていたが、ジェットコースターが動いている様子はなかった。それにしてもこうした展望スペース、知る人は知っていて結構人気があるらしい。なかには写真をとっている外国人や数人でガイドの説明を聞いている集団までい
2018年02月16日
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今朝の新聞に奨学金破産の記事が掲載されていた。奨学金が返せず破産する人が増えており、中には保証人になった親や親族までも巻き込まれることもあるという。奨学金といっても、日本の場合、有利子であり、実質ローンというべきものであることは周知の事実だ。そのかわり成績も問わず担保も取らず、利子ももちろん市中の金融よりも安い。こうした記事を読んで、だから日本の教育政策は貧困だ、給付型の奨学金をもっと増やせということを考える人もいるのかもしれないが、私の考えは違う。奨学金を借りる、返せなくなる、自己破産する…という流れを考えたとき、いったい何が問題なのだろうか。無担保で市中の金融よりも安い利子で借りることのできる金融があれば、借りたいという人がいるのは当然だろう。こうした奨学金という名の金融を利用して大学に進学する。そして卒業したが、収入が低く当初予定したように返済することができない。どう考えても、問題はここではないか。自己破産は結果であり、仮に奨学金を返す必要がなかったとしても、低収入という事態は変わらないのだから…。給付型の奨学金を増やしたり、あるいは今の奨学金を無利子化したとしても、潤うのはそれによって学生を集めやすくなる大学だけであるように思う。卒業しても低収入という実態はなんら変わらない。
2018年02月14日
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映画「君の名は」を見た。地上波で放送されたものを録画しておいたのだが、一人で見るのもなんだかなあとそのままにしておいたものである。ようやくともに視る人がいたので、話のタネとばかりに視たわけである。あの「前前前世から…」という曲が有名なので、生まれ変わりをテーマにしたものかと思っていたが違った。韓ドラ好きの小生としてはすぐにそのジャンルに連想がとぶのだが、「イルマーレ」や「ナイン」のようなタイムパラドックスものというのが近いのかもしれない。過去は変えられる、そして過去を変えることで、現在も未来も変わってくる…これもそうやって「過去を変える」ことをテーマにした物語なのかもしれない。ただ、年齢のせいなのかもしれないが、正直、あまりはまれなかった。以下、ネタバレ一番、大きな違和感は変えるべき「過去」が隕石の衝突ということだ。こうした隕石の衝突で何百人もの人々が犠牲になるような惨事は歴史上ほとんどない。ましてや同じ地域に大きな隕石が落ちるという確率は零といってもよい。隕石湖のある地域が再び隕石の落下によって壊滅的な被害を受ける、なんてことはありえない。だからもし、そんなありえない惨事が起きたら強烈に記憶されるはずなのだが、映画の中では、絵を頼りに訪れて初めて惨事を知ったように描かれているのが不自然だ。発想の背景には東日本大震災があり、かえって「津波」を物語に入れることには抵抗があったのかもしれないけど、隕石となると非現実的すぎる。ただ、アニメの映像は素晴らしく、これだけは見る価値がある。あちこちのサイトでアニメの風景のモデルになった場所を探す試みがあるようだが、舞台の多くは東京の、それも新宿などの都心部になっている。東京やその周辺に住む多くの人々にとって、身近な聖地巡りの材料を提供したことも、この映画のヒットの要因なのかもしれない・
2018年02月13日
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世の人々の意識の変化は激しく、特に男女の性別についての考え方など、子供の頃に比べても隔世の感がある。昔は普通に聞かれた「おんなのくせに…」、「女だてらに…」、「女の細腕」という言葉は。ほとんど死語なのではないのだろうか。少なくとも生でそういう言葉を聞いたという経験は最近ない。様々な世界で活躍する女性は珍しくないし、そういえば「女性初の何とか」というニュースも最近ではみない。ニュース価値がなくなったということなのだろう。そんな社会変化の一端なのだろうか。女性代議士が年配の男性秘書に暴行暴言を加えるという一昔前なら信じられない事件も起きているくらいだ。そんな風に性別についての認識は激変しているのだが、一方で、意外に変わっていない部分がある。たとえば自分の子供にこんな縁談があったらどう思うだろうか。縁談の相手と言うのは… コンテストに入賞するくらいの美しい容姿 語学は堪能で楽器演奏も得意 有名大学卒 現在はアルバイトのような職業で収入は低いこれが息子だったら、まあ、息子本人に専業主婦を養える程度の収入があることが前提なのだが、才色兼備の花嫁さんがやってくると手放しで歓迎する。実際、こんな風にして「玉の輿」に乗った女性も世間には多いだろう。でも、娘だったら話は全然別になる。いくら顔がよくても、それなりの収入の見込める定職がないと結婚は許さないということになるのではないか。娘の方に収入や資産があったりすれば、それ目当てではないかとかんぐりもする…これは普通の親の感覚だろう。今では専業主婦ならぬ専業主夫というのがいても、あまり驚かない時代である。ただそれも、夫が才能で勝負する自由業だったり、作家修行中とか国家試験受験準備中とかいった夫の生活を妻が支えているといったものだったりで、最初から人生観としてそれを選ぶというのは多くないだろう。こうした男女の差異は今後どうなっていくのだろうか。他のものと同様に何十年もすればあとかたもなくなってゆくのだろうか。そんな時代になれば、容姿端麗な息子を玉の輿にのせるために全身全霊を傾ける親なんてものもでてくるのかもしれない。
2018年02月11日
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国会では連日森友学園の値引きについての論戦が行われており、財務省からは新しい文書、そしてさる議員からは音声資料もでてきている。元校長夫妻は相変わらず勾留されたまま。いろいろな見解があるかもしれないが、少なくとも国会でどんな議論がなされているかはもっと報道されてもよいのでは…。少なくともお相撲さんの理事長選よりはずっと報道価値があると思う。国会での論戦、政府の検討している施策の内容、そして政局。こうしたニュースが最近減っているように思うのは気のせいなのだろうか。昨日は冬季五輪の開会式。開会式といえば、最近はその国の歴史をショーにして紹介するものが多く、中国は古代から連綿と続く文明。英国は産業革命、イタリアはルネッサンスなどが表現されていた。さて、韓国はどうするのだろう…と興味深々だったが、神話をテーマにしたショーの次は、未来の科学技術大国の夢へと続く。こういうのもまたよい。オリンピックはソチやリオにしろ、今回の平昌にしろ、間に合うのかどうかと言われながらも、その時になると毎回それなりのものになるのはたいしたものだ。競技は正直あまり興味がないのだが、開会式は毎回楽しみだ。そしてまた、この開会式は政治ショーとしての色彩をおびることがある。今回もそうだろう。北朝鮮をとりまく緊張が高まる中で統一旗のもとでの南北共同の行進、聖火点灯での南北二選手によるリレー…融和ムードがこれでもかというくらいに演出されていた。それにしても…と思う。統一旗をふりながら、韓国人は統一を望んでなどいない。南北の経済格差を考えると統一の負担は旧西ドイツの比ではないし、北の圧政を考えると、統一後の社会の混乱も想像がつかない。旧東ドイツは監視国家だったかもしれないが、収容所や公開処刑はなかった。そしてまた、この冬季五輪の映像は北朝鮮の普通の人々の目には届いていないだろう。
2018年02月10日
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裁量労働制もそうなのだが、政府の政策の中には国民生活に大きな影響を与えるものが多い。そうしたものを報道し、議論の材料を提供することもマスコミの役割というものだろう。裁量労働制をはじめ、カジノ、共謀罪、憲法改正案などの方が、相撲界の理事長選挙やパンダの赤ちゃんよりもどうみても重要だろう。それに政策以外でももりかけの問題もある。国会で新事実がでてきているのに、報道は旬を過ぎたとばかりに異様に少ない。国から金を詐取したという容疑で籠池夫妻が何か月も勾留されているが、夫妻は問題の金額はすでに返還しており、この勾留自体人権侵害の疑惑もあるのだが、この報道もない。なにか、マスコミの報道の重心がずれているような…そんな気がしてならない。昨日は皇族の女性の結婚延期の発表があった。正直…やはりという感がする。これについてはマスコミ報道は制約があるのだろうし、プライバシーもあるので無責任な報道はできないのは仕方ない。それよりも、この時期に発表したというのは、それがかくれるような大きなニュースがあるということを知っていたかもしれないし、もしかしたら行方不明幼児が記憶喪失男性と同一人物だったのかなと期待していたのだが、それはどうも違ったようだ。人は他人の不幸なニュースを好むなんてことがいわれるが、その不幸を乗り越えて前向きに生きていくような人間ドラマも好まれる。障碍者をテーマにすると「感動ポルノ」だという批判もあるのだが、今回も、行方不明幼児が無事に見つかって、その後の人生を意義深く生きていくようなニュースを、本当は見たかった。
2018年02月07日
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残業代を払わなくてもよい「裁量労働制」は高度プロフェッショナルが対象とされていたのだが、いつのまにか契約社員も対象となるらしい。https://this.kiji.is/333447181561136225総理がよく言う「世界一企業が活動しやすい国」というのは、世界一安く人間をこき使える国ということなのかもしれない。こうした政策は人々の暮らしに直結する。それに去年強行採決された共謀罪やカジノ、また、国会で論戦となっており、新事実も出ているもりかけ問題…こうしたものこそきちんと報道すべきなのではないか。相撲界の理事長選挙や中学生棋士、パンダのあかちゃんばかりを延々と報道するマスコミってすごく変だと思う…。
2018年02月07日
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韓国ドラマ「ピノキオ」を視た。ピノキオ症候群という嘘をつけない病気を持つヒロインと家族同様にそだった青年との恋愛ものなのだが、ヒロインを財閥御曹司の青年が恋し、青年には可愛い同僚が積極的にモーションをかけるという韓国ドラマではよくある展開である。ただ、このドラマで目新しいのは、報道被害とマスコミの内幕を扱っていることだろう。韓国ドラマでは権力の腐敗不正をテーマにしたものが多い。権力によって歪められる捜査や裁判を扱ったものでは「サイン」、「福寿草」があるが、これは権力と癒着したマスコミによって報道がゆがめられることがストーリーの柱になっている。ある事故の原因が権力者にとって都合の悪いものであるとき、報道は何をやるか。事故の真因とは無関係な者を悪者にしたてあげ、世間の怒りの矛先をそこにむける。ドラマでは「無理な突入を命じた」消防士や「手抜きをした」警察官が報道の犠牲になる。そして世間の怒りに火をつけたら、それを煽る報道をする。ドラマでは警察官が子供の誕生祝を盛大にやったことを批判する。こうして世間の目をそらしているうちに、オリンピックでの自国選手の活躍など他の話題をもりあげ、関心が薄れたことにひっそりと事故原因を報道する。また、都合の悪い報道を隠すために、世間が関心を持つネタを大々的にぶつけることもある。悪役の財閥総帥が警察に出頭するときに、そのニュースを隠すために、かねて噂のあった芸能人の麻薬使用を検挙させ、大報道する。こういう話をみながら、日本でも似たようなことがあるのではないかと考えた。日本でも、さして大物とも思えない芸能人の覚せい剤や引退を、一般ニュースも含めて大報道したこともあった。今だって、相撲界のごたごた、パンダの赤ちゃん、中学生棋士…こうした話が大報道されている。こんなのは芸能ニュースやゴシップ雑誌でやるのはよいのだが、テレビの一般ニュース枠で長い時間をとってやることではないだろう。他になんか隠したいニュースがあるのかもしれない。
2018年02月05日
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月蝕を見た。晴れていた上にさほど寒くもないのがうれしい。赤い月をみながら思う。月からみたらどんな風景なのだろうか。輝く地面と暗黒に星が浮かぶ空が月の昼間の光景なのだが、光源の太陽が覆い隠されると、見る間に地表に影が走る。けれども完全には暗くならない…そんな光景なのだろうか。あの赤い色に地面が覆われるとしたら、神秘的なのだが、赤く見えるのは、夕日が赤いのと同じで、地球からみるからなのだろうね、きっと。昨日は、テレビの記憶喪失者の身元が、かつて神隠しにあった子供ではないかと話題になっていた。その行方不明事件はわずか40秒ほどの間に子供が消えたというので、報道でもとりあげられたので覚えている。子供の写真と本人の写真を比べると、眉や目元が似ており、成長した姿といっても違和感がない。その一方では、また別の人の酷似している卒業アルバムもでてきている。さて、真相はどうなのだろうか。それにしてもネットはすごい。かつては、巷でささやかれ、そのうち消えてしまうような話が全国規模で拡散していく。行方不明の子供との風貌の類似を指摘したのもネットだったという。同様に昨今話題の入試ミスなども、ネットがなければ、ささやかれるのは予備校の中だけで、大学は予備校の指摘を受けても無視していればそれですんだ。現代ではネットがあるので、HPなどで情報が拡散されれば、当の受験生の目にも触れ、黙っているわけにはゆかなくなる。かつてはマスコミがとりあげなければ、それはやがては消えていく雑音だったのだが、ネット時代はそうはいかない。
2018年02月03日
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国会でのエンゲル係数の上昇についての質問に対し、「エンゲル係数の上昇は食への消費が拡大し景気が上昇したということ」という珍答弁をしている。これって中学生の公民程度の知識もないことを示す珍答弁だと思うのだが、マスコミは報道しないだろう。あいかわらず相撲界の内部でどうとかこうとか…だし、週刊誌も芸能人や政治家の不倫をとりあげるだけだし。そもそも当事者の夫や妻も騒いでないのに、それを世間が叩くのってどうなんだろう。どうでもよいと思うのだけれども。http://www.asyura2.com/18/senkyo239/msg/298.html食の消費が金額として拡大しているのであれば、景気回復といえるのかもしれないけど、そうではなく、エンゲル係数は家計の中の食費の割合をいう。結局のところ食べるのにせいいっぱいという状況がすすんでいるだけで、示すのは国民の全体としての窮乏化だろう。家計が苦しくなれば、自分もそうだが、まっさきに削るのは教養娯楽費である。趣味の学校をやめ、本の購入を止める。世の中全体で出版は不況産業と言われているし、本を買う人が減れば、古書を売る人も減る。中古本の店も苦しいという。それにしても、エンゲル係数の意味も理解していない人が一国の総理だなんて…本当に大丈夫なのだろうか。こういう人がいくら「しっかりと緊張感をもって」やっていても不安…。
2018年02月02日
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