仏像見学を後回し にして、我々はとりあえずそのピピッタパン見学を先にすることに。
その園内のピピッタパン(博物館)・・・あまりにも美しい建物に我々は心を奪われたものの、 あまりの静けさと人のいなさに愕然とする。
ええ、 嫌な予感 はしてました。確実性はなかったけど。
入り口の従業員?みたいな人はガードマンと事務員の2人しかいないし、そのガードマンは 絶対に人は良さそうなおっさんなんだけど、口を開けて床を見たままフリーズしている し・・・。それでもきょろきょろしながら博物館の建物に入っていくと、フリーズしていたガードマンがゾンビみたいに飛び跳ねて起き上がり、そんな日本人二人に問いかけてきた。
「どっ、どうしたんげすか?なんでげすか?」
いや、だって、だって、そういう場所でしょ?ここ。
「てぃにー、ぴぴったぱん、ちゃいまいか?」(ここ博物館じゃないのですか?)
と訪ねると、ガードマン、 はへ?という表情で首を傾げ つつ「そうでげすけど・・・」と入り口にいたおばちゃんに目を走らせる。
おばちゃん、事務仕事中。一応入場料が書いてあるから払おうとすると・・・ちょっとびっくりしながら、しかも噴き出しながら
「あ、いいよ、いいよ。入んなさい」
って。 えー?ただでいいんだぁ、へえ。
この時点でなんとなく、鳥肌、じゃなかった、なんか感じるものがあって、入っていいものかと悩んだが、 「せっかくだし」と商店街を歩いているおばちゃんみたいに言いながらとりあえず入ってみる。
え?
入ってみてビックリ。予想はしてたけど、 人っ子ひとりいなければ、電気もエアコンもついていない。ど、どういうこと?
聞こえてくるのは 鳥のさえずりのみ 。えーっ
びびりながら散策してみる。ちょっと外に出てみると、こんなに素敵な回廊があって、奥は事務所なのかかなり立派なオフィスがあり、社員?職員?らしき姿も。
呆然と中庭を歩いていると、そんな人々が窓越しにこちらをものめずらしげに見ている。
いや、あの、博物館見物に来たんでげすよ、皆さん。来館者なんか見飽きたでしょう?
「 気がつきたくなかったけど、いや、気がついちゃったけど、もしかして営業してない のかね(忍笑)。」
「あのガードマンとおばちゃん、入っていいって言ったよね?なんでだろう。」
「うん、言った。」
あまりにも人がいないので建物の中に入る気が失せかけたが、勇気を出して再度入ってみる。ピピッタパンはどこから入るのだ?まさかあの広い空間がピピッタパン?
おどおどしている我々の目の前に、なんだか スペイシーな壁画と、ハリボテながら荘厳なデザイン、でもちゃっちすぎる入り口がぽっつかりと口を開けていた。
学芸会かよ !!!!!!!!!!??????
ま、まさか、ここがピピッタパンの入り口でげすか? なんだか・・・エセ宗教っぽい雰囲気なんだけど!
しかも奥は まっ暗!
昨年極度のストレスで閉所恐怖症が悪化。もともと暗所恐怖症のあたし。しばらくはプラネタリウムも映画館も入れないんじゃないかと諦めていたくらい。だから・・・
「あのう、入りたくないかも」とおずおずと告げる。
「そうかー。でもせっかくだからちょっと見てみようよ。 目をつぶってていいから。手を引っ張ってあげるよ 」
うーん、 これが男子だったら、すごくいいシチュエーション。 恋が生まれたかもしれない。 でも残念ながらJちゃんはオナゴ。ちぇっ。 でもとりあえず、甘える。
震えながらこのハリボテの中に入ってみると、通路が狭い上に蛇行していて、先が全く見えない。
「まさか お化け屋敷みたいに、なんか「うわあー!」とか出てこない よね」
「・・・でも ここ博物館だよね? 」
「・・・一応なんか展示してあるよ」
真っ暗闇の中でなんとか展示物を捕らえると、イラストで何かを表現してあり、タイ語で何か書いてあるだけ、っていうものが エンエンと続いているようで、仏像とかわかりやすいオブジェは一切無し。
「・・・真っ暗でイラストも見えないし、全部額に入った何かが並んでいるだけだね。出ようか。」
「おまけに暑いね」・・・ええ、エアコン効いてませんから。
・・・確実に閉館してるよね。
推測だけで言えば、この公園ができたとき、 沢山来る観光客を見越してはではでしくぎょうぎょうしい博物館を作った のであろう。しかし 客が来なくて閉館したんじゃなかろうか。
うなだれて外に出ると、ガードマンさんが、うむうむ、と頷きながら微笑みを浮かべていた。
「ピットレーオチャイマイ?」(閉まっていたんですか?)
彼と事務員の女は満面の笑顔 で 「かっぽむ!」(はいでげす)
と元気一杯に応えてくれた。
あほか(大爆笑)!先に言えっての。
二人は腰抜けになりながら、暑い館内から脱出。暇で死にそうになっている運ちゃんの元へ行き「閉まってたよー!」と泣き言を漏らすと、 無表情な運ちゃんは、まったく表情を変えず日本語で「ソウデスカ」と言っただけで慰めの言葉もなかった。
えええっ?つっ、冷たい! もしかして、知ってた(脱力)?
気を取り直して炎天下の公園を散歩しつつ、どこからでも見える巨大仏像方面へ。
つっ、つづく・・・
応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です.
新年にふさわしい画像をどうぞ。妄想広が… 2010年01月04日 コメント(10)
仏様でかーい!プッタモントンへの遠足 2009年12月27日 コメント(10)
PR
カテゴリ
フリーページ
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着