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台地の上の幹線道路沿いに植えられた松は、もともと防風林の役割を果たしていた。松そのものが、確か私の住む市の樹木とされていたはずだ。子どもの頃、道の様子は確かに今とはずいぶん違ったけれど、まっすぐな道路の脇に続く緑が、記憶の隅に残っている。けれども・・・。もうここ何年も、その緑の中に幾本も茶色く立ち枯れてしまった松が混ざる。強い風で倒れてしまったものもあるようで、とぎれとぎれの緑が痛々しい。松くい虫による被害、と聞いている。今日その道路を車で通ると、枯れてしまった松がすべて伐採され、その太い幹がたくさん、たくさん横たえられていた。通りすがりにちらりと見えるその姿は、松特有のがっさりした木肌は見られず、触ればくずれそうな、もろく白い内部がさらされていた。ほんとに松くい虫なのだろうか?どちらにしてもこんな惨状になる前に、打つ手はなかったのか。行動も起こしてない、私ごときが言えることでもないだろうけど、仮にも「市の樹木」であるのに・・・。帰り道、ポツリポツリと残された松の間に、これまたポツリポツリと松の若木が、植えられていることに気がついた。そうか、こういう対策しかもうとりようがないということか。枯れてしまった松は、もうもどらないのだ。ということが、ひしひしと伝わるような光景だった。それにしても、あんなひょろひょろとした若木が、記憶に残る豊かな緑になるのは、いつのことだろう。
Feb 29, 2008
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居間から玄関へと続くドア、さらに玄関ドアのすりガラスをも透かして、外からぼんやりした黄色の気配が目に入る。初めてそれに気がついた年、不思議に思って外に出てみると、庭のアカシアの花のせい、とわかって驚くやら嬉しいやら。今年もそんな季節がやってきた。とはいえ、その年によって咲き方は異なるようで、一気に満開までたどり着く年もあれば、日の当たり方によって順番に、まだらに咲きほころぶ年もある。今年はどうやら後者にあたり、春を足踏みするかのようなゆるやかな開花。玄関ドアを透かして見える位置は、日当たりが良いらしく、はやいうちから、そのにぎやかな黄色を楽しませてくれる。まずは幾枝かを折り取り、室内にも春の気配を分けてもらう。外にある本体は、このところの強風のせいで、素人カメラマンの私には、とらえることができない。もう少し、うららかになったらフレームにおさめることにしよう。
Feb 28, 2008
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少しばかり楽をしようと、スーパーで買った鍋物用の肉団子。このところ産地表示につい目がいってしまうけれど、その肉団子が国産品であることは確認していた。けれども二人分の鍋では少しばかりその量が多くて、残した分を冷蔵庫にしまう。翌日、これからの献立にその肉団子をどう利用するかを考えるつもりで、あらためて消費期限を確認する。足がはやければ、今日の夕飯かお弁当にでも使わなきゃ・・、ぼんやりそんなことを考えて、パッケージを手に取る。21という数字が目に飛び込んできた。え?21日って?買った日よりも前じゃない!おおいに焦ってよくよく見直すと、2008.3.21げ・・・。安堵と恐怖が同時きたような感覚に、胸がザワつく。期限切れの肉を食べたのでなかったという安堵。肉を使った生ものだといういのに、一ヶ月以上も腐らない食品という恐怖。もうすでに夕べの肉団子は、体に摂りこんでしまった。しかも、結構おいしいよね。なんて言いながら。残った肉団子だって、捨てるのはあまりにも潔癖にすぎる(と思う)。腹をくくって、とりあえずお弁当とお昼のおかずとして調理し、そのまま胃に送り込んでしまった。おかげさまで夫婦ともども特に体調を崩すこともなく、今日に至っている。でも・・・。どうなの?これって・・・。加工食品、こわいよう。
Feb 27, 2008
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日曜日、この市で催されるマラソン大会に夫が出場した。今年で3度目の出場で、自分なりの目標目指して、3ヶ月ほどを結構熱心に調整を続けていたのだ。私は都合があって応援に行けなかったため、できれば満足のいく結果となるよう祈っていた。この大会には、姉の所の真ん中の息子(K)も出場していた。夫は、5kmにエントリー、Kは小五で3kmにエントリー。けれど、当日の会場は、広い競技場と大勢の人並みで、(何しろ八千人余りの選手とその応援がいるのだから)行き会うことはかなわず、携帯電話でお互いの結果を報告しあったそうだ。レースが終わり、姉の電話に連絡を入れるとKが電話口に出る。夫-お、お前どうだったんだ?K -うーん、僕ダメだったよ、全然ダメ。千人ちょっとの中の 千番台だもん・・。(かなり落ち込んだトーン)夫-そうか、残念だったなぁ。K -おじさんは?どうだったんだよ?夫-俺?八百人くらい走った中の、92番。K -え、そうなの?ふーん、すごいじゃん。(声の調子は変わらず)後で、夫にこの会話を聞かされて、Kには悪いのだけど吹き出してしてしまった。なにしろ、Kは姉の子どもの中でもとくにわんぱくで、家にじっとなどしていられないタチなのだ。学校のマラソンでも、先頭とまではいかなくても、そこそこのグループが、自分の位置であることを認識していたようだ。だから、もっと自分はいい順位を取るつもりでいたに違いない。意気揚々と臨んだのにもかかわらず、その自信がぺしゃんこに・・・。私のようなスポーツ音痴には、ちょっと味わえない気持ちなのだけど、笑いつつも、気の毒になってしまった。ところで、彼らの中で私の夫というのは、干支でいうと丑年っぽいらしい。(実際には、戌ですが)つまり、俊敏というイメージではないのだ。Kにしてみてら、そんなおじさんが結構な順位をおさめていることも、軽い驚きだったようだ。夫にしてみると、この結果はまあまあ満足。ということらしい。目標タイムに8秒足りなかったことが、大満足までには至らない理由なんだって。翌朝姉から電話が入り、私達がとっている新聞の一面に、Kが写っていると人に聞いたので、見てもらいたい、と言われた。(姉達の新聞は、マラソン大会を主催した新聞社ではないため現物がない)写真を見ると、ずいぶんたくさんのランナーが写っている。どれがKかなんてわかりゃしないよ、と返事をしようとした瞬間!見つけてしまいました。人目でKとわかるほどの大きさ、しかもなぜかカメラ目線で最高の笑顔。姉にはそれを伝え、近々この紙面そのものを渡してあげることを約束する。スタート直後、こんなリラックスした笑顔だなんて・・・、ある意味肝はすわっているのだろうけどねぇ。勝負前の緊張感は微塵も感じられない、ということは読み取れる。ま、まだまだ若いんだから、来年も再来年もがんばればいいんだよ。とにかくも一生懸命走ったランナーのみなさま、おつかれさまでした。
Feb 26, 2008
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お昼ごはんを食べていると、電話が鳴った。受話器を取ると、思いがけない人物から。おどろいていると、どうやら夫の携帯にかけるつもりが、自宅にかけてしまったらしい。以前勤めていた会社の後輩である彼は、夫を慕ってくれ、たまに我が家に遊びにも来てくれていた。けれども、私生活でさまざまな苦労を背負ってしまい、その気まずさからか、しばらく周りとの連絡までも絶っていたようだった。(その原因が何であるかは、他人の私が口出しするレベルのものではない。)それでも、しばらく前からたまに夫とはやり取りがあったようで、元気でいるらしいことは承知していた。といっても私にしてみれば、直接声を聞くのは本当に久しぶりのことで、元気にしてるのかを、つい問いかけてしまう。すると彼は、「はい、えぇ、開き直って生きてますよ。なんとか。」なんとなく人を食ったようなこんな言い方も、彼らしくて思わず笑ってしまう。もともと、夫にかけるつもり電話だったようなのでそれを促し、またこちらにも寄るように声をかけて受話器を置く。開き直って生きてる、か。なんとなく自暴自棄な印象に聞こえなくもないけれど、それよりはどことなく、あっけらかんと陽性の意思に感じた。どんなにしたって、生きていくしかないものね。
Feb 25, 2008
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使ってしまいがちな言葉、というものがあるようで、(それは、単語であったり言い回しであったり)この数ヶ月の間、私はブログの中で少なくとも3回は「兆し」という言葉を、タイトルに入れてしまっている。そう感じるできごとがあるから、という見方もあるけれど、あまたある日本語なのだから、他の言葉で伝えることだってできるはずだ。ところで数年前、夫は仕事の都合で台湾への出張に頻繁に出かけていた。あちらでは結構な日本ブームで、ホテルのテレビでは日本のドラマやアニメが、数多く放映されていたそうだ。吹き替えはなく、出演者の音声が日本語のまま流れ、画面の下に中国語の字幕が、映し出される方式。それを見ていた夫は、日本語って豊かだなあ、と改めて思わされたらしい。(同時に若干のホームシック?)例えば別れの挨拶ひとつにしても、さよなら、またね、じゃあ、あばよ、元気でね、失礼します・・・。状況、人物の性別や年齢によって、いくつもの言い回しが飛び交う。でも、それに対する中国語の字幕は、「再見」のみ。その登場人物の様子を見ていれば、大体の雰囲気はわかるものの、それらの日本語は、「再見」2文字だけでは、伝えきれない力を持つ。異国の地で、そんなことを感じたんだそうだ。辞書を引いてみると(新選国語辞典/小学館より)・兆し物事のおころうするしるし。兆候。・兆すなにごとかおころうとする。もよおす。「萌す」草木の芽が出はじめる。めぐむ。とある。ふむ。つけてしまったタイトルを変えるつもりはないけれど、これからつけるタイトルは、きちんと伝える力を持っているか、考えることにしよう。2日続けて言葉が気になってしまった。
Feb 24, 2008
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このところ、大食い大会の状況がテレビでよく放映されている。あまり度重なると、さすがに食傷気味だけれど、見事な食べっぷりに、思わず引き込まれてしまうことも確かだ。少し前の日曜日、そんな番組を見てるいると、夫はくすりと笑い、「日本人てさ、こんな極限の食べ物レースでもたいていの人は、最初に皿が出てくるときに必ず、いただきますって言うか手を合わせるよね。」と言う。おぉ、そういえばそうかもしれない。特に海外からの大食い選手がいるときは、よくわかる。スタートのゴングが鳴ると、むしゃぶりつくように食べ始める外国の選手の脇で、「いただきまーす!」と声を張り上げたり、パンと両手を合わせる日本人のなんと多いことか。なんだか宗教をも超えた日本人のこの習慣。よくもわるくも、律儀なのかもしれない。でもこの習慣、食べ物が口に入るまでの過程を思えば、決して悪いものではないと思う。そうそう、食べ終わった後には、ごちそうさまも忘れずに。
Feb 23, 2008
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昨日の夕食のメニュー。付け合せに切干大根を煮付け、大根サラダをこしらえる。はっ!!!大根ばっかりじゃん・・・。気がついたけれど、もう遅い。まあ、いいや。大根を食べ過ぎて、病気になることもないでしょう。そのまま、食卓へ並べてしまう。だってほら、同じ大根でも器も味付けも全く違うのだから、存在を知らない外国の人なら気がつかないよ。なにしろ日本人のはずの夫ですら、食材がダブっていることなど、一言も言わずに食べてしまったもの。大根ばんざーい。
Feb 22, 2008
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アカシアの黄色の小花が咲き乱れたその下に、花からこぼれた花粉が、山のように降り積もっている。思わず手ですくい取って、意味もなく辺りに振りまいてみる。すくい続けていると、その金色にも似た山の中から、真っ赤に紅葉した大ぶりの葉っぱが、いく枚も出てきた。手にとって空高く舞い上げると、花曇りの空をバックにひらひらと舞い降りる。そんな夢を見てしまいました。アカシアの花の頃に、紅葉した葉っぱを見ることはできません。ましてや花粉が山のように降り積もる、などということは起こりえないのですから。でも、あのかわいい黄色と、鮮やかな赤色はとてもとてもきれいだったな。
Feb 21, 2008
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居間から庭を見ていると、枯れ枝のような筋にぽつんと白いものが目についた。あの位置からすると・・・、ざっと庭の植物のラインナップを思い浮かべる。もしや、と思い当たることがあって、急いで庭に降りる。やっぱり!どこかから種が飛んできて庭に根付いた雪柳が、たった一輪だけ咲いている。密集して咲くそれは、真っ白なシャワーのように見事だけれど、一つ一つはとても小さな花。小指の爪ほどもない。生えてきたときに、葉の様子から雪柳だろうと見当をつけたものの、それから2年ほどは夏に葉が繁るだけで、春はその筋のような枝しか見ることはなかった。見誤りかと、あきらめかけていた矢先のうれしいできごと。枝そのものは、私の膝ほどにしか成長していないから、大きなシャワーにはならないけれど、じょうろからの控えめシャワーぐらいにはなってくれるかな。花と認めた瞬間思わず、「咲いてくれたじゃん♪」と普通の声で口に出していた。通りすがりの人に、ちょっとだけこちらを振り向かれてしまった。まあ、春になりつつあるのでお許しください。
Feb 20, 2008
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居間で使っている、ミニコンポの調子が悪い。CDを入れ替えようとすると、新たに入れたCDを認識せずに、何度もトレイが出てきてしまう。その後、運よくなにかのタイミングで読み込んでくれるまで、果てしなく出したり入れたり・・・。うぇぇん。車に乗せているCDチェンジャーの調子も悪い。10枚CDを入れることができて、次々再生していくはずなのに、9枚目のCDばかりをピックアップしてしまう。強制的に他のCDを選んでも、再生してくれるかどうかは運次第。気に入ったCDを入れているのだから、9枚目の曲が流れれば聴きはするけど、さすがに飽きが・・・。うぇぇん。どちらも夫がばらしてみたけれど、さすがに今回はどうにもならないみたい。ミニコンポは、買って数年しかたっていない。・・・修理に出すことにします。CDチェンジャーの方は、前の車から載せ換えたため10年以上使っている。さすがにもう、買い換えてもばちは当たらないかなあ。このところ音楽を聴く環境が多岐に渡りすぎていて、どう選んでよいものやら・・・。悩みどころです。ふぅ。
Feb 19, 2008
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・・・近所の小学生(2年生)が、庭を近道代わりに横切っていく・・・。1、2度ならともかく、結構な回数やらかしている。私が庭にいるときなどは絶対に通らないので、どうやらやっちゃいけないこと、という認識はある様子。一度は注意しなきゃ、と思っているのだけど、そんなに広くない我が家の庭のことで、気づいてから行ったのでは、すでに道路に出ていってしまう。(こういうのは、その現場を押さえないと効果なしだもの)まあ、通ってみたくなる庭といえば聞こえは良いし、実際彼が、鼻歌まじりで通り過ぎていくときがあるため、あんまり目くじら立てることでもないかもしれないけど・・・。いやいや、やっぱりいけません。家々には境界線が必要であり、そこを越えるときのルールはやはり存在するのです。しょうがない。ここはひとつ、近所のお小言おばさんに徹することにします。ぐるりのこと/梨木果歩
Feb 18, 2008
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予報ではなにも言っていなかったのに、午後になったら雪が舞ってきた。この辺りでは、やっぱり「降る」ではなく「舞う」がふさわしい。咲き始めたアカシアの丸い黄色の花も、白い雪に紛れてしまう。とはいえ、強い風に飛ばされてきた雪片は、積もることなく消えていく。もしも積もったら・・・、見慣れている近所の光景もどんな風になるのだろう?なんて、雪に弱いこの地域に積もりでもしたら、大変なことはわかっているのに、つい想像が膨らんでしまう。雪は景色の一部としてアクセントになるくらいが、ここではちょうどいいのかもね。
Feb 17, 2008
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実家に寄ったとき、姉の末っ子が学校から帰ってランドセルを降ろすなり、「はぁー、暑いよう。」と、言っていた。その日はなかなか冬らしい日で、私にとっては寒くてならない日だった。いくらイマドキの服装が防寒性にすぐれているとはいえ、暑いだなんて・・・。母に聞くと、彼女はいつでも駆け足で家に戻ってくるらしい。駆け足?私が子どもの頃、冬の寒い日はとても惨めな気持ちで、肩をすくめてとぼとぼ下校していた。手足もかじかんで、駆け出そうだなんて元気は持ち合わせていなかった。ところで、私のしもやけは再発してしまったもよう、しかも左手の人差し指と小指まで。当然、子どもの頃もしもやけには泣かされていた。今姪っ子を見ている限り、しもやけなどどこふく風といった様子で、冷たいカルピスを、ごくごくと飲んでいる(うぅ、見ているだけで寒くなる)。きっと寒さへの耐性というのは、子どもの頃に決まってしまうものなのだろう。私は3月生まれ、彼女は2月生まれ、そんなことも関係しているのかもしれない。
Feb 16, 2008
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安くても気に入っているのであれば、どんな食器でもよい。という感覚で、食器類を購入していた。もちろん、それでもいいのだけれど・・・。結婚当初に買ったものの中には、慌てて安易に決めてしまったものが少なくない。直径10cmほどの小皿。おひたしや、お刺身の醤油皿に使おうと買ったものだ。1枚100円で、スーパーのワゴンで売られているのを見たときは、すごく気に入っていたのに、このところどうにも色目が気に入らない。小ぶりのティースプーンとフォーク。新婚当時、友達を呼ぶだろうからと、5本ずつ買った。そのときは、平凡なデザインがいいだろうと思ったものの、ティースプーンとフォークでの優雅な集まりなどほとんどない。基本的に飲めや、騒げやの無礼講なものばかりで、出番すらない。今になってみると、自分達で使うのも、そのいかにも大衆的なデザインに気落ちしてしまう。(気になるのは私だけなんだけど)他にもまだ数点、そんなものが食器棚にある。食器というのは、毎日顔をあわせるもの、ということにはしばらくたって気がついた。それから、気に入った食器ほどよく使い、寿命が短くなりがちということにも・・・。小皿もスプーンもしぶとそう・・・。とりあえず食器を買うときは、一度その場を離れてからもう一度見て、いい、と思わなければ手を出さない、ということを学習しました。
Feb 15, 2008
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夏が終わり、少しずつ風が涼しくなった頃、ベランダに1匹のみつばちがいた。水がたまったバケツに落ちてしまい、抜け出そうともがいている。下手に手を出してチクリと刺されてるのもイヤだけど、そのまま見過ごすのも薄情な気がして、メモ用紙の端で掬って外にだしてやった。日の当たる場所にいれば、元気になって飛んでいくだろうと思っていたのに、洗濯物を干し終えても、よろよろとはいずるばかり。それを見ているうちに、・みつばち1匹が一生のうちに集める蜜は、ティースプーン1杯程度。・巣の中に貯めた蜜を食料として、越冬する。少し前にテレビ番組で見た情報が、むくむくとよみがえった。同時に、子どもじみた同情心までわき起こり、台所の蜂蜜を取りに行ってしまう。ほんの一滴、みつばちの前に蜂蜜をたらすと、よろめきながら近づいていく。そしてしばらく、その口先を蜜につけていると、まさにぶーんという感じで飛んでいってしまった。蜂蜜は滋養にいいとは聞くけれど、本当だったんだなあ。飛んでいった先の空を見ながら、ぼんやりとそんなことを思う。ほんの数年前の事だと記憶しているのだけど、助けたみつばちの恩返しが、あったかどうかはわかりません。彼らがせっせと集めた蜂蜜を、瓶で買うような人間に、恩などあるわけもないか。
Feb 14, 2008
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暖かな冬が原因で、庭のバラにはいまだにつぼみがついたまま。このまま春になるまでほうっておけば、すべて咲いてしまうかもしれない。けれども、冬の間にきちんと枝を整理しなければ、樹が弱ってしまう。かわいそうな気もするけれど、人間の髪や爪と同じと割り切って大胆に枝を落としてしまう。もちろん、つぼみのついた枝はお部屋用。花の最盛期には、次の花芽を考えて短めに切ることが多いから、あまりのびやかには飾れない。たまにはこんな活け方もいいか、とは思うけれど、みずみずしい感じにはなりませんね。(左のつぼみは少々元気がないし)後は室内の暖かさで、つぼみが開いてくれることを願うばかり。
Feb 13, 2008
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どうやら明日は、寒くなるらしい。冬なのだからしょうがないし、地球的には正しいこと。けれども、家の周りをびゅうびゅうと、いかにも寒そうな風が吹きすさぶのを聞くと、とっても惨めな気持ちになってしまう。前にも書いたけど、これに空腹が加わると情けなさは最高潮に達する。子どもの頃はなにも言わなくても、夕ごはんにありつけたんだけどなあ。今、ごはんが炊けたとお釜がメロディを奏でたところ。やれやれ早いところ、おかずを作ってお腹を満たさなきゃ。もちろん体が温まる野菜スープは必須です。愛について/スガシカオ
Feb 12, 2008
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使い古した眼鏡(度数は合ってる)、二重にはいた靴下にレッグウォーマー、フード付きの真っ赤なカーディガン、チェックのフレアスカート(ふくらはぎ丈)、腰の辺りを、安全ピンで留めただけのフリースのひざ掛け。・・・あまり人様に見られたくない、冬の自宅での姿。でも、ゴミ出しくらいだとこのままの格好で家から出てしまう。あー、おばさん化はこうして始まっていくんだなあ。なんて、年齢からいったらすでにおばさんだもんね。
Feb 11, 2008
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基本的に、ジュースはあまり飲まない。特に冬場は、体が冷えてしまうから。けれどたまたま夫がコーラを買い、飲んでいるのを見ていたら、久しぶりに飲みたくなってしまった。「一口ちょうだい。」とせがんでコップを受け取る。一口と言ったのに、口にしたら一気に三口くらい飲んでしまった。「なんだよ、一口どころじゃないじゃないか。」と、文句を言われて調理台に置かれた缶をよくよく見ると、250mlの細身の缶。「ごめんごめん。量が少ないヤツだったんだね。」と言いながら思ったのだけど、子どもの頃の缶ジュースは、大抵この細身の缶だった。そしてその量が、飲みきるのにちょうどよかったような記憶がある。いつから、あの350mlのデブ缶になったんだろう?私には細身の缶がちょうど良かったけれど、もっとたくさん飲みたい、という要求があっての、デブ缶登場だったにちがいない。でもね。ジュースなんて、カロリーも糖分も高いんだから、ちょっと物足りないぐらいが、体にやさしかったんだと思うよ。お楽しみはちょっとだけ、が一番。
Feb 10, 2008
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夫の飲み会が一昨日、昨日と二晩連続であった。昨日は金曜ということもあり、私は実家の夕食に混ぜてもらうことにする。実家に着き食卓を見ると、直径40cm、深さ20cmほどもある巨大なアルミ鍋が、どかんと真ん中に置かれている。もしや・・・、と鍋をのぞくとそこには大量のおでんが・・・。食べたい分、自分で取って食べてね。と言ってくれる母と姉。えーとですね。実は、水、木曜日で我が家の献立がおでんでした・・・。(木曜日も一人の夕食で、前日の残りモノですませたため)でも、食べさせてもらう立場でそんなこと言えません。わー、おいしい、寒いときの、ご馳走だねー、と話を合わせておく。そして実際、自分が作ったおでんより数段おいしかった。聞けばどうやら、前の晩からゆで卵を仕込み、他の種物も、かなりの時間をかけてことことと煮込んだらしい。姉の子ども達も、かなりの勢いで食べまくっていた。そりゃあ、自分だっておいしいものを食べたい、と思って調理するわけだけれど、こういう献立は、母のを食べてしまうと、かなわないと感じてしまう。やっぱりキャリアと、込められている愛情の深さが違うのね。ご馳走様でした。さすがに今晩は、肉っぽいものが恋しいなあ。
Feb 9, 2008
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ぼんやりミスついでに、就寝時に首にハンカチを巻くのを忘れた。冬の夜は、喉が空気にさらされて風邪をひきやすい。首へのハンカチは、必須アイテムだというのに。出先からもどったときは、石けんでの手洗いと、うがい薬を使ってのうがいが欠かせない。風邪予防の基本行動だ。なのにうっかり、うがいをし忘れた。昼間、ついホットカーペットの上で昼寝をしてしまった。不自然に背中が温められ、しまった、と起きてから、かえって背中がゾクゾクする。昨日はこのぼんやりミスが原因で(と思われる)、夕方から喉まで痛くなってきた。これで風邪ひきになるなんて情けなさすぎる、と、夕べは柚子と蜂蜜でホット柚子を飲み、うがいを繰り返し、そして、首にきっちりハンカチを巻いて早めに床につきました。今朝、喉の痛みはすっかりひき、寒気もおさまった。早めのナントカも効くのだろうけど、自分の体の治癒力もまだまだ捨てたもんじゃない。なんて、ほんとは予防を忘れないことが一番肝心。
Feb 8, 2008
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洗濯物が、そろそろできあがる頃合と洗面所に行くと、ありゃりゃ、洗濯機の蓋が開けっ放し。そうなると、安全装置が働いて脱水をしてくれない。まったくもう、と自分の失敗なので文句も言えず、残りの工程をセットしなおす。次にセーター類を洗い終え(今度は、無事に終了)物干しにかけていく。よし終わった!とやりきったつもりで、出かける支度をして買物に行く。帰り道、あれ?洗濯バサミでセーターとめたっけ?とふいに思い返し、帰宅してから慌ててベランダを見ると、あ~、3枚中2枚が落下・・・。これまた、文句の言いようもなく、生乾きのセーターを振ってほこりを払う。夫が帰ってきて、今日おやつ入ってなかったよぅ。と恨み節を聞かされる。そういえば今朝、入れとくよと言っておきながら入れ忘れていた。ごめんごめん。なんだかぼんやりミス連発だなあ。いつもの事といえば、いつもの事なんだけど・・・。ま、立春も過ぎたことだし、春のせいってことにしておこう。
Feb 7, 2008
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人生初の編み物作品が、できました。マフラーです。毛糸は、カーディガンからほどいたものを草木染で仕上げたいくつかの糸色と、元の糸色を組み合わせたもの。いかがでしょう?ピーナツの皮、シロツメクサ、ローズマリー、ヒイラギナンテン、アカシア(種のさや)身近な素材から色が生まれるのは、不思議だけれど楽しい。とにかくも、染まった毛糸が形になったことが、なによりもうれしくて。実家の母と姉も、「やったじゃん。」と言ってくれた。そのとき、母が姪っ子の首にこれを巻いたとき・・・、とても、かわいかった上に、すごく嬉しそうな顔をされてしまった。どうしよう、自分用に編んだんだけどな・・・。かわいさ加減で言えば、私などより数段似合っている。(少し叔母ばか入ってますが)うーん、もうひとつ編んであげようかな。なにしろ冬の寒い日は、もう少し続きそうだから。
Feb 6, 2008
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「今日さあ、Yちゃんに『いつもなにかお菓子食べてますよね』って言われちゃったよ。」と帰宅した夫が言う。Yちゃんとは、夫の職場の女の子で、3時の休憩や残業前にお菓子を食べる夫が、いつも気になっていたらしい。実は、お菓子は私が持たせているのだ。良いか悪いかはともかくとして、定時で帰ることはほとんどないため、夕食は大抵9時を回ってしまう。長い時間、すきっ腹を抱えているのは、精神衛生上もよろしくないし、胃にも負担がかかるだろうから、という妻のあたたかーい配慮なのです。(勤めていたときに、自分が同じ状況だったというのもあるけれど)まあ、私の配慮はともかくとして、それに対してなんと答えたのかを聞くと、「俺、食いしん坊だからさ、って言っておいた。」あははははっ!大笑いしてしまいました。そう言われたら、納得するしかないものね。もし、カミさんに持たされてるなんて答えたら、冷やかされるか、シラけるかのどちらかだ。ナイスリアクション、と言っておきましょう。それに確かに、食いしん坊というこうことも間違いではない。袋入りのお菓子を持たせ、こちらは一週間分のつもりなのに、数日で「食べちゃった。」だって?太らすために持たせているんじゃないんだよ。分かっているのかなあ。
Feb 5, 2008
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立春の今日、庭のアカシアがほんのちょっぴりほころんでいた。年によって咲く時期がずいぶんと異なり、3月ぐらいが見ごろの時もあれば、2月の中旬に満開となってしまうときもある。この先の気温にもよるけれど、今年は大分早いといってよいと思う。去年の咲き始め、我が家の前を通った近所のおばさんが、この花が咲くのを楽しみにしている、と褒めてくれたことがあった。その言葉に気をよくした私は、多めに咲いてる枝を選んで渡してあげた。どちらにしろ、花の時期が終われば剪定して、どんどん枝をはらってしまうのだ。たくさんの人に、楽しんでもらった方がいいかと思って・・・。それからひと月ほどたった頃、朝7:00前にドアチャイムが鳴らされた。何事かと、インターホンをとるとどうやら近所の方、ということだけはわかり、とりあえず、玄関ドアを開けた。すると、アカシアを分けてあげたおばさんが、見事なラッパ水仙を抱えている。今度はウチのが咲いたからと、たくさんのそれを私に手渡ししてくれるのだ。驚きと、喜びが混ざって大慌てでお礼を言う。束ねたそのままがとてもきれいだったので、手を加えずに活けてみました。なかなか見応えがあると思いませんか?そのおばさんのお庭には、家の縁を囲むようにたくさんのラッパ水仙が、植えられていて、見事に春を演出していた。他にも、季節に合わせてあやめ、菊、と楽しめるのだ。私のようななんちゃってではなく、とても細やかにお世話をされているに違いない。さて、まずは今年のアカシアは、いつが見ごろとなるかしら。
Feb 4, 2008
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明日は雪、という予報が出された。今年に入って3度目の雪予報。けれども、今までの2回はことごとくはずれている。三度目の正直となるのか、それとも二度あることは三度ある、となるのか。おそらく後者であると予想します。寒がりな私なのだから、暖かい地域であることは、感謝しなければなりません。おかげさまで、人差し指にこしらえたしもやけは完治した模様。グーパー運動の効果もあったかもしれない。
Feb 2, 2008
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信号待ちの交差点、自分の進行方向でなにやら工事中のもよう。手信号で、車の流れを調整しているのが目に入る。けれどどうしても、対向車線からの車ばかりが優先されているように見えてしまう。一人で運転していると、外に聞こえないことをいいことに、こういった場合、けっこう乱暴な口調で悪態をついています。車内で独り言も、あまり見てくれのよろしくないものだけれど、それに加えて悪態・・・・。サイアクですね。用事を済ませた帰り道、違う道を通ることにした。先ほどのあまりに態度の悪い自分を反省し、穏やかな気持ちでの運転を心がける。そして、右折の対向車に道を譲ったり、わき道からの車の進入を優先してあげたり・・・。少しは罪滅ぼしになったでしょうか。吠えるわりには、肝っ玉の小さい人間なんです。
Feb 1, 2008
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