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アイルランド タラモア・デュー Tullamore Dew タラモア・デュー・カンパニー Tullamore Dew Company モルト グレーン アルコール分40% 輸入:サントリーアライド株式会社 購入価格:1246円(1780円の在庫整理30%引き)香りは緑茶、線香、ミント、黒糖、メープルシロップ?烏龍茶?香りはウィスキーというよりも、お茶っぽい感じが強い。味もアイリッシュウィスキーはブッシュミルズ、ブラックブッシュ、ジェムソン(Barにて)しか飲んでないが、このタラモア・デューは大分飲み易い。【ストレート】ソフトな口当たりで、飲んでて万人向けな雰囲気。甘い口当たりから余韻にも甘味が伸びてきて、大人しくも伸びやかな味わい。後から苦味が強く出る傾向に有るが、この辺は飲み手の好みによって印象が変わる部分。【ロック】香りは薄れてる。味も薄く弱くなっただけで、美味くなってはいない。氷の水が合わなかったのはあると思う。【水割り】 ・酒1:水0.1香りがフワリと拡がるが、苦味が強まる感じで、【ストレート】時の味と比べると ちょっと荒れる。ウィスキーに飲み慣れてる人なら大した変化ではないが、当初の甘味が削られる。苦味が強まる分、甘味も強調されてる様で、なかなか綺麗な味を保つ。 ・酒1:水1香りがノッペリした感じに。味も苦味が強まり、落ち着きが無くなる。これはイマイチ。 ・酒1:水3~4以上香りが飴っぽい平たい香りに変わったが、味が薄ら甘いクリアーな味になった。より万人向けのウィスキー水割りに近づくが、甘味のクリアー感も増しており、結構良い感じ。トゥワイスアップ(酒1:水1)よりも軽やかさがずっと良い。オススメは【ストレート】か【酒1:水3~4以上】。この酒に関してはソーダで割って、ハイボールにするのも悪くない。何と言っても、甘味の出方がソフトなのが一番良い。カナディアンウィスキーにも通じる。ブッシュミルズは苦味が強めでもそこそこ美味いと思えたが、ジェムソンはただ辛いだけであまり美味しくなかった。これまでの経験でアイリッシュ・ウィスキーはクセが強いものと思ってたが、自分で注意して飲んでみると結構アッサリ傾向で飲み易いみたい。多分、かつてBarで飲んだジェムソンが強く変質してて錯覚してたのだろう。 ここでソーダ割り。(サッポロの「おいしい炭酸水」を使用) ・酒1:ソーダ水3~4以上 あら、香りが消し飛んだ。 味は水割り【酒1:水3~4】の延長線上。 味は正直で良かった。静かな香りに飲み易い味わいで、なかなか万人向け。滑らかな口通りで、甘味の出方がクリアー。初心者にとっては、むしろ長所の香りが邪魔になりそうな雰囲気すらある。値段相応。1300円台なら上出来。でも1700円台ならアイリッシュファンじゃない限り、何か別の安スコッチとかを買った方がオススメ。★楽天検索 タラモア デュー★楽天扱い30件以上。1390円~2426円 平均1700円前後1500円以下でも買えるのなら結構悪くないね。ジェムソンやブッシュミルズよりもオススメ。
2012/04/30
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2010年12月に飲んで2本目。 ボルドー コート・ド・ブール シャトー・マルティナ(マルチナット)2005《2本目》 Chateau Martinat マルソー・ドンズ Marsaux Donze メルロー60% カベルネソーヴィニヨン20% マルベック20% 樽熟成12ヶ月(新樽率40%) アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1980円色はやや濃いどどめ色。香りはアンズ、ブラックベリー、革、プラム、カカオ、カラメル、枯れ葉、コーヒー(良質なハワイコナ?)、バニラ?味は渋味と苦味。余韻に甘味と甘味を伴う薄い苦味。香りがフワリと立ち上る。味も全体がすごい優しい感じになってる。飲み頃どピークだな。口当たりは一瞬単調にも感じるのだが、余韻の甘い伸びが包み込み、香り同様に起伏がフワリと膨らんでいく。渋味が落ちてるのは分かるけど、でもまだメインを張る存在感を無くしてない。むしろ渋味を支えるために、渋味以外の要素が総動員し、それが綺麗なバランスを作り上げてる。これこそブールの良質ワインと断言出来る美味さ。あえて欠点を挙げるなら、やはり苦味の出方とタイミングか。2010年10月時にもちょっと書いたが、苦味の出方にややバラつきがあるのが難点。この苦味も弱った渋味と余韻の甘味を支える必要な要素なので邪険には出来ないが、こいつもこいつで香りの影響で引きが強まる時が有る。ほとんど慣れの問題とも言えるが、この辺は相変わらず ある程度人を選ぶ部分。「コート・ド・ブールの特徴の良い部分を集めて作った様な秀作ワイン」の評価は揺るがない。黒果実に甘苦い香りが合わさり、味のイメージとも綺麗に一致し、余韻も味を上手く底上げ。無駄に思えるモノがほとんど無く、90分以上の時間経過でも変化無し。 ん?、抜栓150分程の経過で味も香りも弱体化を始めて来た。 どちらかと言えば 香りよりも味の弱り方の方が顕著かな。 でもグラスの中で落ち着かせてから、ゆっくり飲めば問題無い程度。 澱もボトルに張り付く程度には出てきてる。料理は・・・特に必要無いかも。単独で立派にやっていける。何か選ぶにしても、バターロールに半切りスライスチーズでも挟んで齧ってればそれで十分。肉に拘るなら、コンビーフのスライスを軽く炙って醤油をかけ、おろしニンニクか 粒マスタードでも添えれば良し。あまり凝った物と合わせようとすると、ワインのバランスを崩すかもしれない。値段以上。2800円前後狙える。やはり2005年ボルドーは別格。個人的なボルドー赤2000年代ヴィンテージランキング(同レベルのワイン、という前提で)2007< 2001 ≦ 2008 ≦ 2004 < 2002 ≦ 2009 ≦ 2006 ≦ 2003 ≦(越えられない壁)≦ 2000 <2005★楽天検索 シャトー マルティナ★楽天扱い約7件 2180円~3150円 平均2600円前後流石に2005年ヴィンテージは市場に無いな。竹澤の2003年ヴィンテージは買ってみたくなる。KITAZAWAの2004年ヴィンテージが3000円オーバーは適正コスパから離れ気味と思う。
2012/04/27
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アルゼンチン メンドーサ クロッタ・マルベック2010 Crotta Malbec ボデガス・イ・ヴィニャドス・クロッタ Bodegas Y Vinedos Crotta マルベック100% アルコール分14% 輸入:富士貿易株式会社 購入価格:478円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、プルーン、プラム、ビスケット、カカオ、バニラ?味は軽い渋味と甘味。余韻に甘味と薄い苦味。ああ、結構美味い。香りは正統派なアルゼンチン・マルベックだが、味が意外と軽やかで飲み易い。ガブ飲みワインの味レベルだが、適度な軽さと飲み易さ重視の流れで、マルベックにしては万人向け。品種の割りには渋味が強過ぎず、カラメルっぽい甘味が余韻まで素直に通る。そして余韻の苦味が流れる甘味をソフトに受け止め、ダレるのを防ぐ。ガブ飲みワインとしては万人向けの雰囲気。酸は有って無い様なもので、起伏が単調で飽き易い。甘味の質もキャンディーみたいで安っぽいのが残念だが、流石にそこは値段なりか。味のコクという点ではやや物足りなさも無くはないが、その分飲み易さの長所が光る。カリフォルニア系(カルロ・ロッシみたいな)安ワインを、もう少し深い香りにしたイメージ。ワンコイン以下のガブ飲みワインの割りには いくらか飲み応えが有って、カルロ・ロッシよりもワンランク上。料理は何か煮込んだ感じの料理が良いかも。良くも悪くも渋味より甘味が目立つ味なので、アブラがノりつつも甘味の共通点が有る料理に向いてる。煮込みハンバーグ や 中華系で肉団子の甘酢あんかけ とか。値段以上。上手くいけば700円位は狙えるレベル。ワンコイン以下なら上出来。★楽天検索 クロッタ マルベック★楽天扱い約2件 ヒロヤショップで500円(売り切れ) 酒のいしかわで598円ワンコイン以下なら十分アリ。630円を超えたらコスパは普通。
2012/04/24
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もらいもの 岩手県 陸前高田市 酔仙・春いちしぼり・純米生原酒 酔仙酒造株式会社 岩手産米(精米歩合70%) 2012年3月製造 日本酒度 -6 アルコール分 17.5度 参考価格:1300円前後(720ml)香りはそれほど出ない。蒸し米そのままの香りって感じ。結構まろやかな口当たり。この辺は日本酒度がマイナス6表記なので想定内。原酒らしいアルコール度の高さがボリューム感を出す。余韻に出る弱めの酸味と苦味が良いアクセントになってる。ただ、さほど甘味の主張が強いわけでもなく、場合によっては希薄な味に感じる事もある。甘味は有るには有るが、何か甲類焼酎っぽいイメージ。冷や で飲んでるのがいけないのかな? ★熱燗にしてみた(湯呑みに150ml程注いで電子レンジで70秒)★ 熱燗にするともう少し甘味が明確になるな。 非辛口日本酒だから元々燗酒向きなのだろう。これはこれで、冷やの状態が悪い訳ではない。余計な味が極力 省かれたスッキリした方向の味わい。しかし大本はスッキリ系だと思うのだが、甘口傾向の酒故に なおさら酒っぽさがボヤけた印象に感じられてしまう。甘口のはずなのに、甘味がハッキリ出ないのが難点。でもこれは 好み と 甘口日本酒に不慣れな自分の問題も結構有りそう。ツマミは生魚とかよりも温製の料理向き。つくね とか 天婦羅とかに向いてる。良くも悪くも味の出方が鈍いので、歯応えが有りつつアブラのノッたツマミが良い。弱めの甘味を引き立てるのなら、塩味よりも 麹の効いた口直し系のツマミが良い働きをしそう。(糠漬けとか金山寺味噌とか)値段相応。しぼりたて原酒が4合瓶1300円なら、まあこんなもんかな、といったところ。ただし、辛口よりも甘口日本酒が好きな人向け。★楽天検索 酔仙 春いちしぼり★楽天では良伝酒屋のみ。 四合瓶720mlが1312円 一升瓶1800mlが2625円(売り切れ)可も無く不可も無く。気が向いたらどうぞのレベル。
2012/04/21
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コート・デュ・ローヌ コート・デュ・ローヌ・ヴィエイユ・ヴィーニュ1999 Cotes du Rhone Vieilles Vignes ドメーヌ・ド・ラ・ピネデュ ジョルジュ・ピエール・クーロン Domaine de La Pinede Georges-Pierre Coulon グルナッシュ主体、シラー、サンソー、割合不明 アルコール分13% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:1260円色は透き通ったどどめ色。香りはアンズ、革、プルーン、杉、青パパイヤ、ナツメグ、冷めたコーヒー、プラム?クローヴ?味は酸味と薄い甘味。余韻に苦味と苦味を伴う酸味。色や香りは良い熟成感。意外と(?)胡椒の香りはせず、味は少々酸が立つ。渋味は抜け切り、サラリとした飲み口。年代相応に綺麗に熟成しており、「甘くないリキュール」に近いイメージに。酸味が目立つが、渋味の抜けたこのボディの中では納得の出方。余韻の苦味がややしつこく感じる部分も有るが、値段を考えれば腹も立たない。香りは熟成ローヌにそこそこ心得が有れば理解し易いところだが、杉やコーヒーっぽいニュアンスが青臭さに近い印象も出してくる。中級者以上向けの味わいで、初心者が飲んで美味いという味ではないだろう。出来ればもう少し甘味が感じられれば、万人向けの綺麗なバランスになったと思う。じっくり飲めるし、飲もうと思えばガブ飲みも可能なニュートラルな位置。酸の出方と香りの内容に人を選ぶ要素が有ったのが難点だが、そこはまあ値段なり。99年ヴィンテージのACローヌが1300円切ってこの内容なら、自分には十分楽しめた。正直、料理には合わない感じで、単独向け。合わせても鶏肉ブツ切りの塩胡椒炒め位だろう。(タンニンが抜けてるから、アブラのノッたツマミに向かない)あまり濃厚なモノだとワインの味が崩れるし、ワインの酸味を活かさず殺さずの曖昧なラインを狙えるものを推奨。これはこれで値段以上。状態は良かったし、この位の熟成ローヌが1200円台なら上出来。澱が細かくて飲むのにいくらか気を使うが(7日前後は縦置き推奨)、1500円前後までならリピートも悪くないと思える。ただし、そう思えるのは熟成ローヌに心得や興味の有る人だけかもしれない。
2012/04/17
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3年前にOWL1925さん(現:南喜一朗さん)から「4年後位に飲むともっと不思議な美味しさのワインになると思います」とコメントをいただき、3年目だけど保管してた2本の内の1本を飲んでみた。正直、「えっ・・・もう3年経ってるの?」という事実に心拍数が上がる思いなんだがw。 コート・デュ・ローヌ ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴォークリューズ VdP de Vaucluse ドメーヌ・デ・トゥール・ヴォークリューズ・ブラン2004《2本目》 Domaine Des Tours Vaucluse Blanc エマニュエル・レイノー Emmanuel Reynaud クレレット100%(?) アルコール度12% 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:1584円色はやや黄色がかった濃い金色。香りはカラメル、百合、メロン、グレープフルーツ、ミント、シンナー?煙? 抜栓60分でキャラメル、レモン、シンナー、ミント、バニラ、シナモン、砂糖?洋梨?味は甘味と苦味。余韻に軽い苦味と苦味を伴う甘味。ああ、いかにもな熟成感が出てる。大人しい味わいで、フルーティーさを残す甘い香りに ジワリと甘苦い味覚を寄せる。でもヒネる一歩手前位だな。個人的には来年と言わず 今飲んで良かったのかも。既に酸が抜けてて甘味と苦味のフラットな起伏だが、香りで甘味が強調されてる。香りが強く出過ぎてないので、味のニュートラルな雰囲気を崩す事はない。苦味の出方はシャブリを古酒化させた時の様な、ソフトだが余韻に長く留まる高級感が有る。 抜栓15分位で甘味が強まった気がする。 ちょっとヌベっとした印象になって、バランスが安っぽくなった。 抜栓35分位で苦味が増してきて、先ほど強まった甘味との釣り合いが取れてきた。 抜栓直後よりも大味な感じもするが、それなりに良い感じに持ち直してる。 抜栓60分弱で香りのシンナーっぽい香りが強まり、 甘くないドイツワインみたいな雰囲気に。 レモンの様な香りも出てきて、酸味に近いニュアンスも出始める。 ジワ~ッと出る様な味の大人しさが、今は面白い。 抜栓75分でポルトガルのホワイトポートに近い感じになった。 これはこれで不味くはないし、甘ったるくもないんだが、 ポートワインの水割りの様な平坦さが気になる様に。 レモン的な香りによる酸のイメージが底を支えてくれるが、 それだけだと少々弱い。この辺りが限界か。総合的にはやっぱり良い白ワイン。およそ すぐ飲んで良し、5年は寝かせても問題無し、古酒化させても結構イケる。ヒネたワインは苦手な自分だが、これに関しては(これ位なら) そんなに悪くないかも、と思える。その辺は これまでの経験で慣れてきただけな気もするがw、たまに飲む分には面白い味だった。料理は魚貝系じゃないな。裂き蒸し鶏にドレッシングか塩胡椒の、素朴な味付けのツマミが良い。ワインの甘味が強まってるので、下手に濃厚なものよりも、淡白でアッサリしたツマミの方が向いてる。言っちゃあなんだが、値段相応。3年前に飲んだ時の方が独特のミネラル感と不思議な香りを素直に楽しめる感じだった。(2000円レベルに肉薄すると思えた)完全に好みの問題なのだが、3年前と比べると、現在の2004年の味は中級者~上級者向けの人を選ぶ感じ。1500円前後でこの味と寿命は十二分に賞賛なのだから まぁ些細な点ではある。新しいヴィンテージの買っとけば何も問題無い。★楽天検索 トゥール ヴォークリューズ ブラン★楽天扱い約6件 819円~1984円 平均1800円前後現在、2007年ヴィンテージが割田屋の1890円のみ。この価格だとまあまあ標準かな!? 好きな人なら納得出来ると思うが。1500円前後で買えればこその良好コスパだったので、現在は何とも言えない価格状況。
2012/04/14
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ボルドー シャトー・コント・セギュール2009 chateau comte segur カーヴ・ド・リュゴン アラン・ベルノン U.D.P Lugon Alain Bernon メルロー93% カベルネソーヴィニヨン7% コンクリートヴァット発酵 アルコール分13.5% 輸入:有限会社 東京実業貿易 購入価格:780円色はやや透き通った濃い紫。香りはカシス、アンズ、プルーン、髪の毛、革、シナモン、クローヴ?イチゴジャム?味は薄く渋味を伴う甘味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と甘味を伴う薄い渋味。薄いなー。香りはそんなに悪くないんだけど、右岸ボルドー的な要素の中にあって、ジャムっぽい甘い香りが異質。味もこんな安ボルドーに濃さや重さを期待してた訳ではないんだけど、飲んでて何も残らない。とりあえず、飲み易さはまあまあ。渋味が出そうでいて、意外と控えめ。甘味も明快で、これはこれで万人向けの雰囲気も出す。でもこのワインの場合、渋味よりも甘味の方が強めに感じてしまう。その甘味の出方も、砂糖の入ったお茶の様で妙に不自然。所謂1000円ボルドーなら、飲み易さの中にもボルドーワイン的渋味をきちんと据えて、ワインらしさを主張するものだが。口当たりからは確かに渋味なんだけど、後から来る太い甘味感の上に渋味が乗っかってしまい、苦味が逃げ道を塞いでいく感じ。香りのクローヴやジャムっぽい感じがこの傾向を助長する。安ボルドーというよりは、安スペインみたいな感じ!?渋味を軸に味を流し、そこに香りと果実味を乗せて、余韻を苦味で押し流しつつ抑えてく構成。文章で書くと大した違いは無さそうに見えるが、飲むと明らかに普通の安ボルドーより果実味がうるさい。万人向けの味わいではあったが、自分にはボルドーとしてあまり良いバランスとは思えない。料理は肉料理向けだが、その肉料理を選ぶ。オイスターソースを使ったりする中華料理になら、そこそこ合いそう。普通のステーキやハンバーグよりも、レトルトのハンバーグやミートボールのややジャンクな味にハマるはず。値段相応。色々言ってみたが、まあこれで780円なら特に言う事は無い。ただ、安いなりにもボルドーワインを期待すると 違和感が強い。400ml残しで次の日(抜栓約18時間後)香りはカシス、プルーン、炭、ブラックベリー、革?緑茶?味は渋味と苦味。余韻に苦味と渋味。ジャム系の香りが抜けた事で甘味が大幅に抑えられた。少々青臭いニュアンスも有るが、ボルドーを名乗るなら 2日目の方がそれっぽい。初日の 万人向けの飲み易さ、という点では何とも言えない変化だが、自分にはこちらの方が理解し易い。味は単調で起伏も無し。「(安ボルドーを)分かってる人向け」の飲み易さは、まあ それなり。まさに安ボルドー好きでないと、あまり意味の無い味のワインに。値段相応は変わらず。780円だから許せるが、やはり900円以上出すのはちょっと抵抗が有るレベル。★楽天検索 コント セギュール★楽天扱い約4件 888円~1239円 平均1000円前後うん、これに1000円出すなら別のワインを買う。スペイン か チリでもっと美味しいのが飲めるはず。2009年ボルドーは2003年に劣る。
2012/04/10
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イタリア トスカーナ州 モンタルチーノ IGTトスカーナ ブルスコ・デイ・バルビ2007《2本目》 Brusco dei Barbi ファットリア・デイ・バルビ Fattoria dei Barbi サンジョヴェーゼ100% ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成 アルコール度13.5% 輸入:日欧商事株式会社 購入価格:1880円色はやや濃い赤紫。香りはカカオ、カシス、ブラックベリー、プルーン、インク、胡椒、セージ、シナモン、カラメル、アーモンド、ビーフジャーキー?味は渋味と軽い苦味。余韻に苦味を伴う酸味と薄い甘味。去年5月に飲んだ時の香りのコーヒーっぽさは ほぼ消えたっぽいが、それでもまだ香りの幅はなかなかの拡がり。味のコーヒーっぽさは、まだ そこそこは残してる。コーヒーっぽい苦味が軽くなった分、多少渋味が目立つ様に感じられてきた。苦味が弱ったことで減った厚み分は渋味感でバランスを取り、全体ではまだ違和感は軽微。そして生き残った香りが、揺らぎ気味の味を支えてくれる。香りで何とか保ててる味なので、何かの具合で香りが落ち込むと、連動して味も落ちる。香りが止まると、ちょい渋ちょい苦のガブ飲みボルドーに近い雰囲気に。余韻の酸味が、かろうじて そこに陥るのを防いでいる。 抜栓30分程で香りが一気に弱体化。 一度こうなったら、もうガブ飲みワインレベル。 流石に値段なりに、飲み方次第では余韻のサポートが上手く働く事もあるが、 悪く言えばコクの無いトマトジュースを飲んでる様なイメージになる時も。これは完全にピークを越えたな。香りや味に、ここから伸びるイメージを非常にし辛い。香りはともかく、味がほぼ平坦な方向に傾きつつある。元々2~3年程度の熟成しか想定してないつくりらしいので(テクニカルシートダウンロード)、作り手のイメージ通りの出来だったのだと思えば納得。本来リリース直後から楽しむべきワインが ここまで持ち堪えたのだから、そこは賞賛して良いトコか。値段相応。前回は2500円クラスにも感じられたが、今回は1800円台相応。時間経過後は経年相応の1300円台レベル。★楽天検索 ブルスコ バルビ★楽天扱い4件 1890円~2289円 平均2000円前後保管次第ではまだ期待も出来なくもないが、2007年ヴィンテージはボチボチ下り坂。2007年以前のヴィンテージは2000円未満で、2009年以後のは2000円以上になってるので、まぁそういう事か。
2012/04/06
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イタリア フリウリ=べネツィア・ジュリア州 IGTヴェネツィア・ジュリア IGT Venezia Giulia ピノグリージョ2007 PinotGrigio ヴィニェティ・ラパイス Vigneti Rapais ピノグリージョ(ピノグリ)100% ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク(?)で澱とともに熟成8ヶ月 アルコール分13% 輸入:株式会社オーレ ジャパン 参考価格:1400円前後(?)色はやや薄い金色。香りはライム、カリン、蜂蜜、ミント、スイカ、レモンエッセンス?味は苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味。苦味基調のニュートラルな味。香りは思ったよりも幅を感じる。でもちょっとアッサリし過ぎかな~!?確かに、飲んでてイヤな感じはしない。苦味がメインの味構成で酸をほとんど感じないのだが、この品種は「そういうもの」と理解が生まれてきてるので、別段悪くはない。しつこい苦味ではないので、この苦味によって ほんのりと薄い甘味感が上手に活かされてる。品種の特徴を活かしつつ、それをワインの美味さに持っていけてるのは流石。だが、ピノグリージョと(ピノグリージョの特徴を)知らずに飲んでも、ただの水っぽい白ワインとしか思われないかもしれない。いくらか香りが有るのが救いだが、味自体は特徴が弱いな。香りで支える様な味でもないし、その香りも言う程主張が強いわけでもない。これまでのピノグリ経験が無ければ、ただの1000円位のワインの延長としか思えなかったかも。白ワインとしては、良くも悪くもアッサリスッキリ。ワインの苦味が苦手な自分でも、苦味に嫌らしさを感じないので、これはこれで完成度は高い。自分以上に苦味が気になる人でも、多分ツマミ一つで解決出来る。食中の水代わりのグラスワインなら、動ける範囲で それなりに よく働いてくれる感じ。料理は何でもイケる。良くも悪くも個性が無いので、料理も選ばない。あまり濃厚な方向に行かなければ大体OKで、それでも揚げ物やピッツァのチーズ位なら問題無い程度。色々思うところは有ったが、とりあえず値段相応。「ピノグリージョ」という点に付加価値を感じられれば、1400円位なら 悪くない。ただ、特に「ピノグリージョのワイン」を飲みたいのでなければ、あえてこれを選ぶ理由は感じないな。軽めのあっさり白ワインならソアーヴェでもいいじゃん、って思っちゃう(ソアーヴェほどガブ飲み向けではないが)。個人的にはロエロ地区のアルネイスワインを、役割でも香りの好みでも優先して選ぶ。
2012/04/02
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