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スペイン レ・オー・ド・シャンブスタン・カベルネソーヴィニヨン2011 Les Hauts de Chamboustin CabernrtSauvignon マルキ・ド・シャンブスタン Marquis de Chamboustin スペイン産カベルネソーヴィニヨン100% フランスで醸造、ペットボトルに瓶詰め アルコール分13% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:980円(1500ml)色は濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、プラム、インク、革、土、豚レバー?味は渋味と苦味を伴う甘味。余韻に甘味と苦味。先日のメルローほど香りや甘味がうるさくないね。このカベルネも飲み易さ重視のタイプだが、こっちの方が渋味のコクが明確。余韻も苦味が上手く渋味を際立たせて、赤ワインの存在感を感じる。ガブ飲みはできるし、料理の口直し的な役割で飲んでも良い。好みで言えば、メルローよりもこのカベルネの方が好きな味。品種による特徴の違いが出ているのか、やはりカベルネの方がメルローより渋味がしっかり出てくれる。 抜栓90分程で香りも味も出力が弱ってくる。 元々そんなに強い香りでも無かったから、大した変化ではない。 味は渋味と甘味が研がれてきたのか、少々苦味が目立ってきた感じ。 この辺はスペインの安ワインの経験が有れば、想定内の出方。飲み易さで言えばメルローがわずかに上、でもワインらしさで言えばこちらのカベルネが上。チリやラングドックの渋味にのみ走ったカベルネワインと比べれば ずっと万人向けで、半端な安ボルドーよりも味の分かり易さと料理との相性の幅に秀でていると思う。料理はビーフシチューとかミートソーススパゲッティーとか。トマトと赤ワインと肉の組み合わせの料理が最適。意外とチーズには合わなそう。値段相応。スペインの葡萄をフランス風にアレンジした雰囲気のワインと思えば大成功。750mlボトルで680円~730円位でも納得出来る味。ペットボトル入でもこの位の味なら充分納得。約600ml強残しで冷蔵庫保存し、次の日(開栓約20時間経過)。ボトルが結露しない位まで温度が上がってから注ぐ。味も香りも昨夜の時間経過後と大差無し。だが、全体的に薄ら酸が伴う印象もあり、味わいにはもう少し幅が出てきた様に思う。苦味の出方や混じり方に関しては、初日よりもスペインらしさを感じられる。初日との違いの差が少ないのも、このカベルネソーヴィニヨンのボトルだな。余韻の甘味に焼けた餡の様なしつこいニュアンスを感じるが、この位なら渋味と苦味とのバランスを取るのに丁度良い位。口内にはしつこく残りがちだが、そこはツマミで解決出来るレベル。軽く冷やしてガブ飲みするのなら2日目の味の方が向いてる感じ。メルローボトルと違って、カベルネボトルの方が良い意味で安オーストラリアっぽいイメージがもっと強い。食中酒として気軽に飲めるワインとしては、箱ワインよりはペットボトルワインの方がいいのかもしれない。まあ、2日目も値段相応。メルローのボトルよりも日を越えての味の差が少なく、値段なりの美味さと飲み易さは保ったまま。相応でも 知らずに飲んでれば、マグナムで1200円位でも何となく納得した気がする。★楽天検索 シャンブスタン★楽天扱い2件 ビッグボスで950円 ワイン紀行で1280円1000円を下回る価格ならイイ感じ。熟成や保管を考えない早飲み前提でならペットボトルも悪くないのかも。
2012/09/30
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スペイン レ・オー・ド・シャンブスタン・メルロー2011 Les Hauts de Chamboustin Merlot マルキ・ド・シャンブスタン Marquis de Chamboustin スペイン産メルロー100% フランスで醸造、ペットボトルに瓶詰め アルコール分13% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:980円(1500ml)色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、インク、カシス、キャンディー、ブルーベリー、シナモン、ナツメグ、プラム?味は渋味と甘味を伴う苦味。余韻に苦味と甘味。あら、意外と悪くないかも。香りはベリー系満載で、スパイスのニュアンスが乗る。味も甘味が出易くて、渋味も突出しない万人向け。むしろ香りのベリー香がうるさく感じる位。甘味の出方といい、とにかくフルーティーさを追求した感じ。食中のグラスワインとしては、飲み手も料理も選ばない高汎用の雰囲気。ただ、良くも悪くも甘味が目立つな。この甘味とそれによるフルーティーさが特徴であり、万人向けの雰囲気を出す部分なので 難癖同然だが、渋味との釣り合いが難しく、苦味のセーブも少々頼りない。 開栓15分弱で甘味が段々強くなってきた。 開栓直後は苦味がいくらか牽制してくれてたが、香りや余韻の甘味にも押されたのか、 オーストラリアのワインに近い、甘味とスパイス感がさらに伸びてくる。とりあえず、高汎用のガブ飲みワインとしては佳作。時間経過で甘味が強まり バランスが乱れるが、このワインの長所を損なう様な変化ではない。飲み易いし、料理にも使い易いし、値段も張らないし、ワイングラスで飲んでもコップに氷入れて飲んでもアリ。裏の日本語ラベルには「バーベキュー、ローストビーフ、豚の生姜焼き、トマトソースのピザ・パスタによく合います」とあるが、まさにそのためのワインって感じ。豚の生姜焼き や トマトソースのピザならバッチリだと思う。バーベキューやローストビーフよりも甘味が活かされるはず。値段相応。マグナムボトルだから500円弱のワイン2本分と考えれば、相応でも充分上出来の部類。750mlボトルでなら600円台後半狙えるレベルの味と香り。800ml前後残しで冷蔵庫保管し、次の日(開栓19時間経過)。結露がしなくなる程度まで温度が上がってから注ぐ初日のベリー香は少し大人しくなった。味は大差無いが、香りが収まった分だけ苦味が盛り返した感じ。普通と言えば普通だが、甘ったるさは控えめになり、バランスは取られてきた。2日目は初日ほど万人向けのフルーティーさは無いな。でも赤ワインとしては2日目の味の方がしっかりしてて、自分には好感触。スペインとラングドックの中間のイメージ。2日目も値段相応。相応だが初日と比べると 割と毛色の違いを楽しめたし、これはこれで面白かった。マグナムで1000円しないのなら、普段飲みには悪くない。レ・オー・ド・シャンブスタン メルロー 1500ml【マグナム】【スペインワイン】【ペットボトル】価格:950円(税込、送料別)楽天ではメルローはビッグボスのみ1000円しないのなら、気が向いたら買ってみてもいいかもしれない。飲み残しても料理に使えるし、半端な箱ワインよりはまだワインらしさを楽しめる。
2012/09/28
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もらいもの ボルドー オーメドック ル・オー・メドック・ド・ジスクール1998 Le Haut-Medoc de Giscours シャトー・ジスクール Chateau Giscours カベルネソーヴィニヨン50% メルロー50% バリック樽熟成12ヶ月 アルコール度13% 輸入:エノテカ株式会社 参考価格:2600円前後色は透き通った赤紫。上澄みが微妙に褐変しかけ。香りはアンズ、杉、ブラックベリー、革、湿った土、鉛筆、インク、カカオ? 抜栓90分でブラックベリー、革、コーヒー(東南アジア系)、杉、カラメル?味は薄い渋味と薄く苦味を伴う酸味。余韻に渋味と渋味を伴う甘味。うわぁ美味いw。味も香りもド直球のボルドー赤。渋味は落ち着きつつも主張、香りはガッと拡がり、余韻まで味のコクが伸びる。アンズの様なベリーの甘酸っぱさ、杉系の青臭さ、革類の香ばしさ、湿った土のコーヒー的な軸の深さ、ボルドー赤の香りの特徴と魅力を惜しみなく放ってる。味も渋味基調だが 突出する味覚は無く、年相応に熟成した 大人しい出方。綺麗に熟成してるので、味の勢いは控えめ。むしろ余韻の渋味の方が伸びを感じる位。カベルネやメルローの渋味が好きな人なら、何も不満は出ない佇まい。言い換えれば、そこに心得が無い人にとっては、まだ渋味を強く感じるかもしれない。 抜栓30分で、渋味が急に薄れて水っぽくなってきた気がする。 香りも弱って土要素が目立ち始めるが、こちらはまだ微々たるもの。 抜栓直後のコクが好きだったので、これだと自分には少々物足りなさが出る。 渋味が苦手な人ならこっちの方が好みそうが、美味いと感じるかは分からない。 抜栓約90分で、香りの各要素が研がれてきた。 ベリー香は後退し、革やコーヒーの様な香りがメインに出てくる。 味は30分後と大差無いが、余韻の苦味と甘味は伸び易くなったみたい。拡がる香りに落ち着いた渋味、理想的熟成ボルドー。ここが一つのピークとは思うが、時間で変化もするし まだ2~3年は熟成の余地を残してる様に感じる。多分マルゴーの本家ジスクールなら、もっと香り出力が強く、余韻も もっとジワジワと深く長く伸びるはず。正直、料理らしい料理いらないかも。単独でも結構飲めちゃう。チーズ2~3種にクラッカーとナッツ2~3粒あればいい感じ。薄切りのローストビーフ位なら有っても良いと思う。値段相応。相応だが、2000円弱のオーメドックワインが10年以上経って約2600円なら極めて良心的。3000円位でも納得出来る。状態は最良だったし、時間経過前の香りと味のコクは楽しめたので充分満足。変化後の味もあれはあれで悪くはないし、時間をかけて飲んで、徐々に変化していく様をじっくり楽しめる。★楽天検索 メドック ジスクール 98]★楽天扱い6件 2180円~3129円 全店売り切れこのワインは名作。すぐに飲んで良いし、リリース10~15年後に飲んでも良い。優良年なら20年待つのも不可能ではない。シャトー・ラネッサン、シャトー・ラローズ・トラントドンと並ぶ2000円オーメドックの代表格。
2012/09/25
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チリ DOリマリヴァレー Limari Valley タバリ・レゼルヴァ・シャルドネ2011 Tabali Reserva Chardonnay ヴィニャ・タバリ Vina Tabali シャルドネ100% フレンチオーク樽発酵 ステンレスタンク熟成 (PDF) アルコール分13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円色は黄緑がかった薄い黄色。香りはパイナップル、レモン、シロップ、ピーナッツ、マンゴー、オレンジオイル?沈丁花?味は苦味と酸味。余韻に苦味と甘味。柑橘よりもトロピカルな雰囲気の香りが強い。味は結構クリアーで澄んだ印象。突出した要素は感じられず、余韻の甘味が綺麗に着地。苦味を適度に出しつつ 後からすぐに果実感が追う、万人向けのシンプルな味構成で分かり易い。余韻は浅いが、そこはクリアーな飲み口と飲み易さ追求故の理解できる部分。口当たりからシャープな苦味が上手く果実感を底上げし、全体のバランスを整える。酸味の出力が頼りないからか、苦味のキレがイマイチな時がある。温度上昇も原因として大きいだろうが、この苦味が余韻の甘味も乱して、いかにもチリの安シャルドネみたいなモタついた味にさせる。ガッチリ冷えてる状態ならこの欠点は出ないので、注いですぐ飲むか 冷温キープを推奨。総合的には万人向けのシャルドネワイン。良くも悪くも目立った特徴が無く、飲み手や料理を選ばない高汎用な味わいは感心出来る。じっくり飲んでも良いし、氷入れてガブ飲みしても悪くない。温度が上がると苦味がダレた多少野暮ったい味になるが、美味さと値段を考えれば、その程度の欠点しかないのは称賛の域。料理と一緒に飲む事を考えるなら、充分上出来。サラダや、ピッツァとかのカジュアルなイタリア料理に合わせるのなら十二分な味。酸味控えめで苦味が大人しい、トレビアーノ・ダブルッツォかソアーヴェに近い存在感と役割。あえて値段相応。1200円位でも納得しそうになったが、温度上昇時の欠点の出方や、香りの頼りなさの点を考えると、伸び悩む部分が小さからず有る。万人向け故の伸び悩み点とも言えるので、個人の好みの点は大きいが、そこは経験や予備知識でカバー出来る。同価格で、"白ワイン" を飲みたいのなら、先日のルイ・ラトゥールのアルデッシュ・シャルドネ、しかし、"料理と一緒" に飲みたいのならこのタバリ・レセルヴァ・シャルドネ。これはホントに好みと目的で評価が変わってくるワインだと思う。
2012/09/23
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スコッチ ハットフィールド Hattfield 作り手不明 モルト(グレン・マレイのモルト?)、グレーン 樽熟成最低3年以上 瓶詰めはパリ? アルコール度40% 輸入:巴ワイン・アンド・スピリッツ株式会社 購入価格:880円(700ml)シナモン、ヘーゼルナッツ、レモン、シロップ、アーモンド、黒糖?勢いは無いものの、なかなか幅を感じる香り。【ストレート】ちょい薄い口当たりだが、味の出方は大人しく、甘味と苦味がジワジワと同時進行。流石に値段なりに厚みやコクは無いが、香りは悪くない。味も大人しいなりに、綺麗に感じられる。 【ロック】香りは有る程度軽やかさが増して【ストレート】時よりも拡がっていく。味は冷えて味が締まり過ぎたのか、甘味の感覚が弱り、バランスが乱れ気味。これだとこのウィスキーの良さ、らしさが出ないと思う。【水割り】 ・酒1:水0.1香りが少々弱体化。味は苦味が強まり、ピリピリと刺激も強まり、【ストレート】時の綺麗さが落ちる。あまり意味が無い。 ・酒1:水1お、悪くない。ナッツ感は弱るが、香りにカラメルやキウイの様な香りが出てきて軽やかな雰囲気に。味も苦味は残るけど、軽さとあっさりした飲み口は好感触。 ・酒1:水3~4香りはさらに弱体化。でも味は甘い水みたいで、飲み易さは大いに増す。こうなると万人向けに化ける感じ。オススメは【ストレート】か【水割り(酒1:水1~4)】。スコッチ好きならまずは【ストレート】で飲むのをオススメ。最初は【ストレート】で飲んで、途中気分次第で【ロック】で香りだけ楽しみ、最後は【水割り】で締める流れが無難。 総合的には上出来の安スコッチ。880円で結構頑張ってる美味さ。香りはそこそこで、味も軽やかで甘く、スコッチ好きなら感心できる出来。【ロック】での味がイマイチだったけど、この辺は好みや経験の部分も有る。値段以上。充分1000円以上レベルの美味さ。水割りでガブ飲みするならコスパは上々。ほぼ同価格の、ホワイト・アンド・マッカイの0.5ランク下に位置付けられる。★楽天検索 ハットフィールド★楽天扱い2件 ECHIGOYAで980円 リカープラザ大越酒店で1000円1000円以下なら まあまあ。水割りの美味さが光るスコッチだった。
2012/09/20
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コート・デュ・ローヌ ヴァンド・ペイ・デ・コトー・ド・ラルデッシュ Vin de Pays des Coteaux de L'Ardeche アルデッシュ(アルディッシュ)・シャルドネ2009 Ardech Chardonnay ルイ・ラトゥール社 Maison Louis Latour シャルドネ100% ステンレスタンク発酵 ステンレスヴァット熟成 アルコール分13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円色はやや薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、蜂蜜、パイナップル、ローレル、ビスケット?バター? 抜栓20分強で、蜂蜜、カリン、杏露酒(シンルウチュウ)、チャービル、シロップ、胡桃、硬水?味は苦味と酸味。余韻に強い甘味と薄い苦味。香りは柑橘から入り、甘い要素が後から溢れる。味は苦味基調のスッキリ系かと思ったら、余韻に甘味がドバーッと押し寄せ、厚みを主張。この余韻の蜜感が口当たりの苦味をバッキバキに破壊!これ余韻の甘味が半端じゃない。言い方は大袈裟だが、冷やしたフレンチトーストに蜂蜜をかけて食べた様な後味になる。ワインの味自体は酸も控えめでライトな傾向のはずだが、この余韻のおかげで強烈な印象を残す。決して甘口ではないのに、それでも甘く感じてしまう。まあ、この余韻の甘味が最大の長所にして短所。口内に甘味が粘っこく残り過ぎる。素人からファンまで万人向けではあるが、味の突出部分は好みの部分も大きい。この軽さと甘味の存在感の両立は凄いけど、人や特に料理を選ぶ要素が目立つのは、シャルドネワインとしては短所にもなってしまう部分。 20分の時間経過(ほぼ温度上昇)で、苦味の出方に鈍さが出てきた。 でも香りは甘い要素にハーヴが絡み、オイリーな印象も伴う。 経過後の香りの方がブルゴーニュのイメージに近い雰囲気を自然に出せてる。もう少し、薄いなりにも苦味感が明確に出てくれてれば、脅威的なバランスの良さだった。現状、苦味の張りがややユルめだが、取っつき易さを優先したと思えば理解も出来る。ローヌでもブルゴーニュでもない"シャルドネ" の、そして "ルイ・ラトゥール" の実力を見られたワイン。ルイ・ラトゥールの名前に期待して買ってみたが、980円の価格で これは期待以上だった。料理はもう生魚じゃ難しい。繊細な味のツマミとは相性が悪い。海老、ホタテ、イカとか、粘りを感じるレベルの食感や甘味が無いと、ワインに潰されかねない。鶏肉の煮込みとか、中華のあんかけとかならムリ無く対抗出来る。完全に値段以上。下手な1680円クラスのスッキリ系シャルドネを明確に上回る部分を持っている。ルイ・ラトゥールの名は伊達じゃなかった。2000円台中盤で、樽を使ったグラン・アルデッシュというグレードも存在するが、980円ならこの普通のアルデッシュで充分な気もしてくる。それ位、樽無しシャルドネとして完成度が高かった。★楽天検索 アルデッシュ シャルドネ ラトゥール★楽天扱い12件 1140円~1659円 平均1450円前後まずまずの価格。1400円台以下ならコスパの高さを感じられる。1200円台以下で買えれば安い。
2012/09/19
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兵庫県 西宮市 黒松白鹿・灘の生一本・生原酒・純米吟醸 KuromatsuHakushika NadanoKiIppon NamaGenshu JunmaiGinjou 辰馬本家酒造株式会社 Tatsuumahonke Shuzou 国産米(精米歩合60%) 国産米麹 日本酒度 -1 酸度 1.7 アルコール分 18 購入価格:1480円(720ml)香りはライム、砂糖、餅、木?フルーティーな印象は有るが、日本酒的な米らしい雰囲気も有り、存在感が有る。日本酒度はマイナスだが、-1程度なら明確に甘口って事もなく、割とニュートラルなポジション。甘味や苦味に何のしつこさも無く、スッキリ感すら感じる。そこを原酒ならではの高アルコールの勢いが重さを底上げし、存在感をアピール。悪く言えば、吟醸酒のスッキリ感と原酒特有の重さが、良さを殺し合ってる部分も無くはない。これに関しては、個人の日本酒に求める部分の違いの問題だと思う。濃厚な日本酒が好みの人には悪くないが、軽めの味が好みの人には重い・しつこい・でも押しが控えめ、なハッキリしない酒に感じるかも。総合的には、吟醸酒でありながら スッキリしつつ飲み応えも残す、高汎用の面白い日本酒。良い意味で万人向けで、甘味の出方やボリューム感には個性も感じる。綺麗な純米吟醸であり、パワフルな原酒でもある、両方の特徴を適度に感じ取れる。料理は豚しゃぶに胡麻ダレ(ねぎ塩ダレ)、または生の小海老のヅケとか。ある程度粘りを感じる食感か、調理後も甘味の残る食材に向いてる。または、金山寺味噌や、厚揚げや柔らかい野菜のスライスとか。酢よりも出汁や醤油の味と相性が良い。値段相応。4合瓶で1500円前後だから、そのレベルにふさわしいコクと味わい。喉越しや口通りに高アルコール特有の勢いを感じるが、一定の澄んだ印象も持ち合わせる。黒松白鹿 春夏特別限定酒 2012年7月 灘の生一本 純米吟醸 生原酒 720ml価格:1,575円(税込、送料別)楽天では鎌仁商店のみ。既に販売終了。本来は限られた店で春頃に予約しなければ購入できないものらしい。自分が近所の店で普通に買えたのは珍しい事なのか?
2012/09/17
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ボルドー グラーヴ地区 シャトー・ド・シャントグリーヴ・ブラン2010 Chateau de Chantegrive Blanc ヴィニョーブル・レヴェック Vignobles Leveque セミヨン50% ソーヴィニヨンブラン50% ステンレスタンク発酵 シュール・リーで樽熟成18ヶ月(新樽率33%?) アルコール分14% 輸入:株式会社グッドリヴ 参考価格:1800円前後色は薄い黄色。香りはレモン、蜂蜜、青草、火打石、塩水、杉、パセリ、グレープフルーツの皮?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。かなりミネラル感の効いた味。香りも青草や生木の様な青臭さが目立ち、ソーヴィニヨンブランの感覚が全面に展開。樽的な重みはあまり無く、スッキリ飲める感じの白ワイン。口当たりから余韻まで、真っ直ぐ通り抜ける苦味感。通った苦味の脇を薄く酸や甘味が追う。この苦味が味全体の厚みを生み出し、飲み応えを出す。 30分の時間経過(ほぼ温度上昇)でシャープな苦味が和らぎ、果実感を感じ易くなる。 だが、こうなってもソーブラ特有の青臭さや酸の突っ張りまではそのまま。 ロワールとも対抗できる雰囲気で、勢いの有るミネラルと香りのボルドー白。この目立つ苦味や青臭い香りは、慣れか好みか、人を選ぶ部分も有る。セミヨンの雰囲気はあまり感じず、ソーヴィニヨンブラン100%と言われても信じる。セミヨン50%にしては蜜感や果実感が控えめっぽい雰囲気。良くも悪くも結構な辛口白ワインで、単独だと苦味に染まったシンプル過ぎるワインに感じるかもしれない。この強めのミネラル感を考えると、多少は熟成のポテンシャルを持ってるとは思えるので、強引に納得もいく。ボルドーの白に興味や心得が有る人なら悪くないと思うが、そうでなければややクセが強いワインかもしれない。料理はいくらか酸味の乗った、なま物系に向いてる。白身魚のカルパッチョやマリネ等なら、苦味に対抗しつつ控えめな酸や甘味を補填出来るはず。サバや豆アジの南蛮漬け や カツオの味醂醤油漬けも、ワインの味に幅を持たせてくれると思う。値段相応。相応だが、食中酒適性、グラーヴの土地代、賞味期限、新樽代と諸々込みと考えての相応。今飲む分には、感覚的には1000円台中盤以下のロワールとも果たせる役割は同等かも。★楽天検索 シャントグリーヴ★楽天扱い約20件 1680円~2625円 平均1800円前後「グラーヴ」の白ワインにこだわらないのであれば、このワインじゃなくてもいいのかな。1800円を超えてくると、標準的なコスパに。2000円オーバーの購入の場合、寝かせる前提でないと納得いき辛い。
2012/09/16
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もらいもの そういえば最近ボルドー飲んでなかったなぁ。 ボルドー カスティヨン・コート・ド・ボルドー シャトー・ラ・ピエリエール2009 Chateau La Pierriere オリヴィエ・ド・マルシヤック Olivier de Marcillac メルロー60% カベルネソーヴィニヨン20% カベルネフラン20% アルコール分14% 輸入:株式会社グッドリヴ 参考価格:1400円前後色はやや透き通った紫。香りはインク、ブラックベリー、革、土、鉛筆、ピーマン、餡?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と渋味。ストレートな、正統派右岸ボルドー。渋味を基礎に苦味混じりの酸を乗せる。渋味基調のワインにしては飲み易さが有り、苦味の中にあって酸が起伏を作ってくれる。コクと軽さを上手く両立している様で、カスティヨンらしい万人向けの分かり易さ。苦味が目立つが、土地の特徴の範囲内とも言えるし、しつこい出方でもない。果実感こそ乏しいが、飲み頃を過ぎたメドックワインよりも個性と存在感が見られる。飲んでて、苦味が思ったより強く出てる気がする。多分インク、土、鉛筆の香り要素が苦味の印象を強めているのだと思う。カシス、アンズ、バニラといった、甘味を連想する香りも出てくれれば、足りない甘味感を補填してもっとバランスが取れたはず。総評としては、比較的飲み易い右岸ボルドー。渋味や苦味が苦手な人には向かないが、右岸ボルドーとしてはどこまでも正統派で、ボルドーファンなら素直に受け止められる。90分以上の時間経過でも変化は無く、安定感は なかなか。 抜栓150分程で、渋味が大分ユルくほどけてきた。 香りもカカオやカラメルの様な、粉っぽさを出しつつも甘い雰囲気が出てきて、 高級感が大いに増してくる。 最初から この味と香りならかなり感心するところだが、思い通りにはいかんな。意外と料理には合わなそう。単なる牛肉料理とかでは、ワインの美味さにも料理の美味さにも貢献しないと思う。シンプルに、スパイシーな焼き鳥とか、チーズになら悪くない感じ。ギリギリ値段相応。最初は1280円位と言われても納得出来そうなものだが、150分経過後は1680円レベル以上の働きを見せてくれた。分かり易さと時間経過の安定~向上の分だけゲタが伸びた。★楽天検索 ピエリエール★楽天扱い約3件 Wine-netで1290円 ボンルパ1330円 ドリンク屋で1890円(売り切れ)カスティヨンは右岸ボルドーの中でも安ウマワインがひしめいてるので、コスパを考えると少々分が悪い。1000円以下なら立派なところだが、1300円超えたら標準以下。自分なら、セニョール・デギュイユ か シャトー・ド・クロットを買う。
2012/09/13
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茨城県 取手市 君萬代・純米酒 Kimibandai Junmaishu 株式会社 田中酒造店 取手市産日本晴100%(精米歩合70%) 2011年5月製造 アルコール分15 購入価格:1050円(720ml)香りは蒸し米、スイカの皮、灰、レモン?なんか妙に野暮ったい香り。香りはイマイチだが、味はそんなに悪くないな。甘味の出方が少々粘っこいが、意外とクリアーな飲み口。甘味の粘りはともかく、この粘りが雑な苦味も引っ張り込んでるのが気になる。でも吟醸酒でなければ、こんなもんか。ツマミ一つで無視できるレベルだから、食中酒としては何も問題無い。まぁ、良くも悪くも普通の日本酒だな。普通なりに飲み易さは有り、和食との相性も上々。日本酒らしい日本酒、という点ではわりと納得のいく出来。今回はやってないが、ぬる燗にしても悪くないだろう。漬け物、酢の物、鍋物、焼き物、ナマ物、割と何でもイケる感じ。正月のおせち料理に上手く合いそうな雰囲気。塩だけのシンプルな味付けの炒め物にだけ、合いそうにないかも。酢や油や味噌の味がない、塩だけだと 酒の甘味を乱し、苦味にも対抗し辛いと思う。値段相応。4合瓶で約1000円の食事向け高汎用日本酒。普通だが真っ直ぐ正統派。だが個人的には、もう少し安くて味が綺麗な 福光屋の福正宗・特別純米の方が好みだな。
2012/09/12
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オーストラリア サウス・イースタン ウィローバンク・セミヨン・シャルドネ2010 Willowbank Semillon Chardonnay デ・ボルトリ社 De Bortoli セミヨン シャルドネ 割合不明 アルコール分12.5% 輸入:ファームストン株式会社 購入価格:638円色はやや黄緑がかった黄色。香りはパイナップル、レモン、バナナ、粉砂糖、塩水、火打石?セージ?味は苦味と酸味。余韻に苦味と酸味を伴う甘味。トロピカルな雰囲気満載の香り。味は思ったよりも苦味が伸びてくるな。余韻の甘味の出方は素直で、これのおかげで苦味が気にならない。甘い香りは強いものの、味にはそれほど甘味の感覚は多くなく、意外と苦味感がしっかり出る。むしろこの苦味が後に続く果実感を明確にさせ、飲み応えを生んでる感じ。余韻の果実感もシンプルな味わいに、厚みと複雑さを与える役割を果たせてる。正直、味自体は割と普通の白ワインかなと思う。香りのトロピカルな感じに かなり助けられてる。それほど濃いワインではないが、香り抜きでガブ飲みすると中途半端な白ワインに感じると思う。総評としては、飲み易い万人向けの白ワイン。味よりも香りの個性が強いが、その香りが味を大いに支えてる所が有って結構面白い。温度変化にも強く、抜栓60分以上経っても大きな変化は無し。安いなりには、特徴も工夫も見られる良いワイン。去年11月のKimdokuさんの日記を見ると、もっと味も香りもトロピカルで甘酸っぱく、時間で雰囲気が変わるらしいので、個人の味覚や感性を考慮しても 経年で印象が変化し易い部分も大きいのだろう。料理は香りや甘い雰囲気に対抗出来るものが望ましい。煮込み系ならホワイトクリームのロールキャベツ、なま物ならホタテ や ボタンエビ等の甘味に粘りのある魚介系。味自体は普通だからといって、全体で見ると何でもアリってわけには意外といかなそう。トーストにバターを塗ったものをツマミにしたら、割といくらでも飲めそうではある。値段以上。800円台も不可能じゃない。これで600円台なら、ハイボール や チリの半端なガブ飲み向けのシャルドネ とかよりもずっと上出来。★楽天検索 ウィローバンク セミ★楽天扱い2件 リカー楽天市場店 と 酒類楽天市場店 で共に822円まあ800円台だよな。でもホントに800円台だと、コスパは標準。個人的に同程度の価格なら、同じデ・ボルトリのdb・セミヨン・シャルドネの方がコスパはワンランク上と思う。4年前に飲んだワインの美味さをいまだに覚えてる。
2012/09/09
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スペイン DOヴァルデペーニャス セパ・イネオ・ブランコNV Cepa Ineo Blanco 作り手不明 (ボデガス・フェルナンド・カストロ?) アイレン100% アルコール分11.5% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:298円色はやや薄い黄色。香りはインク、ミント、砂糖、ビニール、オレンジの皮?味は苦味と酸味。余韻に苦味と酸味を伴う甘味。苦味も酸味も突出せず、余韻も浅いが落ち着きが有る。水代わりに飲む様な軽薄な白。飲み易さ重視のガブ飲みワイン。味は薄いが、しつこさも無く、余韻の ほのかな甘味がソフトに着地。安いなりに飲める工夫を感じられる。香りに果実感というか、柑橘感が無いのは弱点だな。油性インク等の溶剤的な不自然な香りも目立ち、味の美味さを削ぐ。 温度上昇で生臭さと苦味が強く出てくる。 ガッチリ冷温キープ推奨。分かり易い、ガブ飲み向けの安白ワイン。元が薄いから、氷入れて飲んでもそれなりに美味しく飲めるはず。香りがイマイチ美味しそうじゃなかったが、そこは値段なりだろう。料理はエビやイカや冷凍牡蠣等の、生臭い感じの食材を推奨。このワイン自体に生臭さのニュアンスが有ったが、それが逆に食材の質の幅を拡げてる部分が有る。安ワインならではの、独特の立ち位置が見られたのが興味深い。298円なら値段以上。450円は取れる。安かったので当初は料理用のつもりで購入したが、飲んでみると結構ワインとして頑張ってる味だった。★楽天検索 セパ イネオ★楽天扱い4件 398円~980円 平均500円前後まあ、ワンコインが適正かつ上限価格だろうなあ。ドラジェの980円は、1本で送料込とかの特典が無いのなら論外。
2012/09/06
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ラングドック・ルーション IGPシテ・デ・カルカッソンヌ ドメーヌ・ガレティス・ヴィオニエ2009 Domaine Galetis Viognier ドメーヌ・ガレティス ヴィオニエ100% アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:680円色はやや薄い黄色。香りはレモン、ライチ、赤紫蘇、塩水、ミカン、バニラ? 抜栓10分でレモン、砂糖水、バニラ、ミカン、レタス、味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味。 抜栓10分で薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。まあ、こんなもんか。苦味基調で、後から徐々に酸味が追ってくる。安いなりに、香りはそこそこ幅を感じられる。苦味がしっかりしてるが突出はせず、酸は有るから これはこれで万人向け。イタリアの安白ワインに近い雰囲気。食中のガブ飲み向けのライトな白ワイン。流石に余韻は浅い。価格を考えれば特に腹も立たないが、水代わりのチョイ苦白ワインでしかない。甘味の要素が出てくれれば、目立つ苦味を牽制してバランスが綺麗に取れたと思う。 抜栓10分(ほぼ温度上昇)で香りに甘いニュアンスと少々の青臭さが出てくる。 甘味の感覚が出始めるが、水っぽさも増してしまうので、綺麗さはさほど伸びない。 苦味も出方は大人しくはなるけど、その分妙にしつこさが出てきてイマイチに。総合的には、やっぱり値段なりの安白ワイン。香りに関しては意外と頑張ってた部分も有ったが、味はガブ飲み向けレベル。フランスの底力か、軽薄傾向でも飲み易さ と 飲み応えはそれなりには見所を見出せる。正直、"合う料理"というのが上手く思い浮かばない。イタリアの安白 や 日本の甲州に近い雰囲気を持ちながら、パスタや和食に合う気があまりしない。ポトフ とか フリカッセとか、味がしっかりしつつも、あっさりしたものになら向く気がする。値段相応。良くも悪くも値段なりに普通。個人的には、ほぼ同価格ならコノスルのヴィオニエ・ヴァラエタルの方が味も香りもしっかりしてると思う。
2012/09/05
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日本 シャトー・メルシャン・ももいろ・メルロー2010 Chateau Mercian Momoiro Merlot シャトー・メルシャン Chateau Mercian 長野産メルロー84% 山梨産マスカットベリーA15% 山梨産ベリーアリカントA1% ステンレスタンク醸造 ステンレスタンク熟成2か月 アルコール分12.5% 購入価格:1440円色は朱色がかったピンク。香りはオレンジの皮、インク、粉砂糖、生肉、チョコレート?消毒用アルコール? 抜栓15分で、レモン水、鉛筆、キャンディー、カカオ?黒砂糖?味は甘味を伴う酸味と苦味。余韻に薄く渋味を伴う苦味と薄い甘味。香りはやや硬質的というか、苦いのと甘いのがゴチャゴチャしつつ、固まったまま。口当たりは苦いが、後からジワジワと甘味が膨らんでくる。味は最初は果実的な印象を出しつつも、後から苦味が余韻まで大きく伸びる。だが最後は大人しくソフトな甘味が静かに着地を決め、上手くバランスを取る。多分メルローだけのロゼだったら、こんな滑らかな余韻にならなかったはず。 抜栓15分(温度上昇)で香りがやや明確に出始める。 キャンディー的な甘い香りも出易くなり、ロゼワインらしい雰囲気に。 苦味の出方も和らぎ、飲み易さが増してきた。悪く言えば、「薄いだけの薄味赤ワイン」と「苦い水状態の白ワイン」の間のロゼ。人によっては苦味の強い、どっちつかずのワインに感じるかもしれない。まぁ、割と普通のロゼワインかな!?でも時間経過後は、澄んだ味わいと甘酸っぱい香りで、意外と高級感が出てきた。食事と一緒にガブ飲みも出来るけど、自分なら温度上昇を待って静かに飲むのをススメる。食事は苦味と合わせた野菜系 か 苦味を打ち消せる脂のノッた肉料理に向いてる。胡麻ダレ や マヨネーズをかけた温野菜か、豚バラ肉の炒め物とか。ロゼワインが春野菜のシンプル料理に合うと言われる理由が分かる気がする。なんとか、値段相応。最初は1200円前後レベルと感じたが、時間経過後は美味さが綺麗に整い、値段なりに持ち直した。正直コスパ考えると、自分には南アフリカのアーニストンベイ・ザ・ショア・ロゼを選ぶな。「メルシャンが好きな人」か「国産のロゼワインが飲みたい人」でなければ特に飲まなくても良いかも。★楽天検索 メルシャン ももいろ★楽天扱い約15件 1480円~1800円 平均1600円前後まあ、こんなもんかな、といった所。メルシャン好きな人なら、たまに飲むのも悪くない。
2012/09/04
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