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ラングドック ヴァン・ド・ペイ・ドック レ・ジャメル・ヴィオニエ2010 Les Jamelles Viognir レ・ジャメル Les Jamelles ヴィオニエ100% ステンレスタンク発酵 シュール・リーで樽熟成数ヶ月 アルコール分13% 輸入:東亜商事株式会社 購入価格:936円色は薄い金色。香りはライム、オレンジ、沈丁花、桃、シロップ、カサブランカ?白餡?味は薄い苦味と甘味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。味も香りも大分軽薄。軽薄なりに水の様に飲み易く、ガブ飲み向けとしては悪くない。薄い味を、香りの柑橘や花の香りでささやかに補強。軽さを活かした、スッキリ系の味。飲んでてクセが無く、味に突出部分も無い万人向け。所々に苦味が目立つが、果実味アクセントの範囲内。でも、流石にちょっと薄味に過ぎるかな~!?まぁイタリアのソアーヴェ程 水っぽくもないし、香りの花のニュアンスはそれなりに。ただ、ワインとしてのヴィオニエっぽさはチリの方が上。 抜栓30分程(ほぼ温度上昇)で、苦味の出方に粘りを感じられてきて、 スッキリした飲み口に重みが出てくる。 これ位は飲み応えの内だが、当初のスッキリは削れてくる。ラングドックのガブ飲みワインとしては、まあまあ納得。シャルドネに飽きた人が変化を付けるために飲むのなら、これはこれでアリ。安シャルドネワインに慣れてる人なら、意外と面白さが見られるかも。そんな訳で、特にヴィオニエのワインに興味が無い人なら、これを飲む意味は無いだろう。料理は油と塩のシンプルな味に向いてる。ペペロンチーノやマルゲリータピッツァ等の、簡易なイタリア料理に向いてるイメージ。今回ブロッコリーの茎のペーストにマヨネーズを混ぜて塩胡椒を振ったものをクラッカーに付けたが、マヨネーズの甘味と酸味がワインの苦味と噛み合わず。アーモンドやピーナッツ齧ってるだけの方が薄い酸味を引き立てられてた感じかな。値段相応。相応だけど、もう少し安く880円辺りでもいい。少なくとも、980円以上したらチリかイタリアの安ワインを買った方が役割やコスパは上かと思う。VdP ヴィオニエ[2010] レ・ジャメル価格:1,239円(税込、送料別)楽天ではリカーMORISAWAのみ売り切れ中あー、これで1200円はないわー。ヴィオニエのワインを楽しむのなら、コノスルのヴィオニエ・ヴァラエタルの方がオススメ。フランスの安ヴィオニエでないといけない理由が無いのなら、このワインを買う意味が見えない。
2012/11/27
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ボルドー オーメドック・クリュ・ブルジョワ シャトー・ペイル・ルバート2008 Chateau Peyre-Lebade ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット) Domaine Barons de Rothschild (Lafite) メルロー65~75%、カベルネソーヴィニヨン15~25%、カベルネフラン10% 樽熟成12~16ヶ月 アルコール分12.5% 輸入:株式会社ファインズ 購入価格:1990円(アウトレット品)色はやや透き通った紫。香りは杉、ブラックベリー、インク、鉛筆、黒糖、油粘土?カラメル?味は渋味と酸味。余韻に甘味を伴う苦味と苦味を伴う酸味。香りは およそボルドーのド直球正統派。でも意外と(?)果実系の香りが伸びない。味も基本に忠実だが、伸びが浅い感じ。渋味基調で枠を構えながら、(果実味とは別の流れで)酸と甘味を噛ませていく。メドックらしいカベルネ系ワインの香りと 柔らかな渋味が、勢いを保ちつつ特長を見せる。ただ、ペイル・ルバートはもっと渋味も果実味も分厚いイメージが有ったが、このボトルは妙に伸び悩む。2008年ボルドーといえば大分標準的な出来のヴィンテージだと思ってるが、良年のイメージ(2003年、2005年、2006年)が強過ぎるのか、自分には妙に違和感が有る。何か、渋い割に薄い。通常で意味も無くデキャンティングした後の様な味わい。 抜栓60分で渋味の出方がソフトになるが、苦味も強まってくる。 香りもインクや炭の様なものが混じってくる。 味は飲み易さが増したものの、それでワインとして美味くなったとは思わない。通常、良年なら10年は待ちたくなるガッシリした出来になるはずだが、このボトルは違うな。リリース4年弱で もう良くも悪くも解けまくってて、良く言えば飲み易い出来。飲み易いが何も印象に残らない味で、悪い意味で標準的2008年ボルドーの典型。2007年ヴィンテージがもう少し(香りや味の張りの分)、マシになった程度に感じる。値段相応。このワインのファンとしては、現状 2008年ボトルにはイマイチ発展性が見られない。2000円以上が当然と思ってたこのワインだが、今回のボトルに関して言えば相応レベル。とりあえず値段なりの美味さは有ったが、いまいち素直に良さを評価出来ない。300ml残しで次の日(抜栓21時間経過)香りはインク、ブラックベリー、プルーン、杉?味の流れは大差無し。初日よりも香りが落ち着いてきた。味に大きな差は無いが、苦味は少し弱まったかも。苦味が弱まった分、渋味の出力も落ち着き、飲み易さは増した。2日目の方がこなれた感覚が有って、悪くない。厚みに乏しかった分、香りも味出力も落とした事で逆にバランス感が生まれてきた。初日は出力が空回りしてたが、2日目は地に足が着いた流れ。2日目の方が香りに無駄が無く 味もクリアーで、こっちの方が個人的に好き。良い意味でコーヒーっぽい雰囲気もある。2日目も値段相応。相応だが、2日目の方が良好なコスパに感じられる。赤ワインの、渋味の落ちた“こなれた味”を楽しめた。★楽天検索 シャトー ペイル★楽天扱い30件前後 1995円~2814円 平均2400円前後2200円以下なら、2000円オーメドックの中でも結構名作の部類と思う。早飲みするには向かないタイプのワインと思うが、栓抜いて次の日になると、なかなか飲み易い味に。2000円未満で買えるなら3~4本位はストックしたい位。
2012/11/25
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見た目に箱が豪華だったので衝動買い。 アルゼンチン メンドーサ州 トゥプンガト地区 アラモス・スパークリング・エクストラ・ブリュットNV Alamos Sparkling Extra Brut ボデガ・カテナ・サパータ Bodegas Catena Zapata シャルドネ50% ピノノワール50%(シャルドネ70% ピノノワール30%?) 瓶内二次発酵 アルコール分12.5% 輸入:株式会社ファインズ 購入価格:1300円色は薄く金色がかった黄色。香りはレモン、小麦粉、サツマイモ、オリーブオイル、シロップ?味は薄い苦味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。香りは結構頑張ってる。味はほんのり苦味を出しつつ、すぐに薄い果実感が追う。炭酸の当たりは程々で、大分ソフトな飲み口。柑橘と酵母系に準ずる甘い香りが高級感を出しつつ、味は大人しい出方。酸味や炭酸の強さに走ったスペインカヴァよりも、明確に上品さが有る。余韻は薄いし伸びもそれなりだが、そこは値段なりだろうと納得出来る。でも炭酸の持続力はかなり弱く、5分もしない内に微炭酸以下のアタックに。瓶内ではそこそこ生き残る様だが、グラスに注いでからが思った以上に早い。酵母系の香りの抜けも同様に早いな。炭酸が弱ると、その分苦味や酸味がデローンっと間延びして品が無い。同価格のスペインカヴァと比べたら、出しゃばる部分が無くて自分好み。もしシャルドネ100%なら、以前飲んだブリュット・ダルジャンにも近い感じかもしれない。まあまあ万人向けの味で、香りの寿命は短いが素早く飲み切れれば問題無いだろう。スペインの強い味のスパークリングが苦手な人なら気に入ると思う。料理は苦味との共通点を図り、肉野菜炒めなんか合うと思う。酸や泡の勢いは弱めなので、変に油っこいものよりも、さっぱりした物に向いてる。味と伸びの弱さを思うと、辛い系の料理とは合いそうで合わないと思う。値段相応。好みの問題込みだが、相応でも同価格のカヴァと比べたら かなり飲み易い部類。ボトルもブ厚く、箱入りで高級感有ったし、1300円ならまずまず。★楽天検索 アラモス エクストラ ブリュット★楽天扱い約19件 1260円~1764円 平均1480円前後まあまあ標準的。1200円台なら半端なスペインカヴァを上回る部分が有る。
2012/11/23
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ロワール ロゼ・ダンジュー・レ・クレールコント(クレールコンテ)2010 Rose d'Anjou Les Claircomtes ドナシャン・バユオー Donatien Bahuaud グロロ、ガメイ、カベルネフラン 割合不明 (PDF) アルコール分11% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:948円色はややピンクがかった朱色。香りは粉砂糖、ニッキ、アンズ、アセロラ、ごま油?味は薄い甘味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。何か・・・悪くない。ボルドーとか他国のロゼと比べて酸が大人しく、フルーティーで飲み易い。苦味も控えめだし、良い意味でのガブ飲みワイン。香りが少々粉っぽい 不思議な感じだが、飲み易さは確かで あっさりしてる。余韻の苦味が甘味をちょいちょい強調してくれてる様で、長所を強調。 抜栓20分(温度上昇?)で苦味が強まってくる。 ガブ飲みワインとしては何でもないが、当初のフルーティーさが少々衰える。総合的には、シンプルな分かり易いロゼワイン。渋味ではなく、甘味と酸味を素直に活かした白ワインテイストの「極薄赤ワイン」。白ワインの延長線上にある赤ワインの味。万人向けで料理も選ばず。中華料理との相性は結構イケるはず。胡麻油やオイスターソースとの組み合わせが上手くハマる。値段相応。約1000円のガブ飲みロゼとしては充分に及第点。むしろ変に酸っぱ苦いだけのロゼよりも はるかに完成度の高さを感じられる。★楽天検索 ロゼ バユオー★楽天扱い4件 1084円~1323円 平均1150円前後まあ、こんなもんか。それでも1000円台ならいい感じ。1200円を超えてくると他に埋もれ始めてくるな。
2012/11/21
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薄味系の作り手のヌーヴォーは飲んだ。薄さを欠点として出さなければ美味い味。では次は濃い系の作り手のヌーヴォーだ。予想では薄いヴィンテージの特徴とバランスを取って美味くなるだが。ブルゴーニュ ボジョレー地区ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2012 Beaujolais Villages Nouveauドミニク・ローラン Dominique Laurentガメイ100%アルコール度12%輸入:合同酒精株式会社 購入価格:2604円色は濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、プラム、プルーン、インク、ライム、カカオ、黒蜜?タバコ?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄く甘味を伴う渋味。うわぁ、スゴい肉厚な香り。味も渋味をしっかり乗せて酸を追わせる、良年ヌーヴォーとも遜色無いボリューム。濃い味の作り手は、2012年でもお構いなしで重量感乗せてきた。渋味基調で果実感を苦味で底上げし、しかし余韻は緑茶の様なあっさりした雰囲気。先のボジョレー・ヌーヴォーとの比較とはいえ、2012年でよくここまでボリュームを出してきた。150分以上の時間経過でも変化無し。悪く言えば、ドミニク・ローランがここまでやって やっと良年の標準レベル。やっぱり2012年ボジョレーはかなりヤバい。ボジョレー・ヌーヴォーにこだわりや思い入れが無い人に、2012年ヌーヴォーはどこまで買う意味が有るだろうか!?自分はある意味自然派ボジョレーの作り手に対するお布施wみたいな感覚が有るが、非ワインファンは特にオススメは出来ない。今回ドミニク・ローランのヌーヴォーを初めて飲んだが、この濃厚さは良年ではどういう事になるんだろうか。肉厚な香りにガッシリした味構成、初めて納得出来る2012年ボジョレー・ヌーヴォーを飲めた。値段相応。味も香りもしっかりしてて、1年~1年半位なら熟成も充分期待出来る。ヌーヴォーの枠を超えた存在感が有った。良年は薄味系向きでも、良年は濃厚系の作り手が向いてるのか!?バランスとは自然に取られるもんだなぁ。最後まで注いだら澱キテタよー!そりゃエキス濃かったよー!ラピエールにもパカレにも無かった2012年ヌーヴォーで澱だよー!凄く美味かった2010年のマルセル・ラピエールのヌーヴォーにも澱が出てたし。澱が出るボジョレー・ヌーヴォーは名作w
2012/11/18
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安めのペットボトルヌーヴォーとM.ラピエールの2本を飲んだが、2012年のヌーヴォーは薄いのが特徴で、飲んでて物足りなさを感じる部分が多い。では元々薄いのがウリの作り手が作ったらどうなるのだろうか? ブルゴーニュ ボジョレー地区 ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール2012 Beaujolais Vin de Primeur フィリップ・パカレ Philippe Pacalet ガメイ100%(ビオロジック栽培) アルコール度11.5% 輸入:テラヴェール株式会社 購入価格:3255円色は透き通った紫。香りはイチゴ、ブルーベリー、カシス、アンズ、クリーム?粉砂糖?味は薄い甘味と薄い酸味。余韻に薄い苦味。流石にパカレは薄いなりにも果実の形を整えてきてるな。香りの甘いイメージを活かして、酸と甘味の果実感を支えられてる。余韻は単純だが、ある意味そのおかげで薄い味を殺さずに済んでる部分が有る。パカレは今年も平常運転のようだ。基本的には、パカレの例年通りのヌーヴォーのイメージそのまま。良年ほどの瑞々しさや香りの気品は無いものの、良い意味で水の様な綺麗な味に仕上がってる。 30分程度の時間経過(ほぼ温度上昇)で苦味が強まってきた感じ。 14℃設定のセラーから出して、暖房のついた気温22℃ 湿度50%の部屋での時間経過。 こうなっても、元の薄味の長所は崩れない。なるべく冷温キープ推奨。 90分の経過で強まった苦味が収まってきた。 当初よりも甘味が明確に。 良い意味での水っぽさがさらに上手く活かされてる。薄味派の作り手は、あまり大きな影響は受けなかったのかもしれない。収量は減ってるだろうから影響無いわけじゃないのだろうが、それでも薄味なりの良さはそれなりに発揮。でもまあ、あくまで“それなり”の出来。美味いんだけどね。2012年という年が思った以上に特殊。値段相応。でもやはりパカレといえども、3000円オーバーの魅力は出てないな。難しい年でも まあまあ例年通りの味だったという点で、あえて相応評価。パカレか自然派ボジョレーのファンじゃなかったら、大したワインとは思われないだろう。
2012/11/16
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ブルゴーニュ ボジョレー地区 ボジョレー・ヌーヴォー2012 Beaujolais Nouveau M(マチュー、マリー、マルセル). ラピエール シャトー・カンボン M. Lapierre Chateau Cambon ガメイ100%(ビオロジック栽培) アルコール度12% 輸入:テラヴェール株式会社 購入価格:2709円色はやや薄い透き通った紫。香りはアンズ、プラム、粉砂糖、梅干し、チューリップ?味は甘味を伴う薄い苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。薄いな。香りも大人しい。薄いけど透明感のあるクリアーな薄さで、飲み易さはまずまず。ヌーヴォー的なフレッシュ感が有る様な無い様な・・・。もしかしたら、薄味好きには意外と受け入れ易い味なのかもしれない。これはこれで余計な(?)味がせず、滑らかな口通りで飲んでて悪い気はしない。香りも弱いが、わざとらしいキャンディー香やジャム香出される位ならこれで良いと思う。渋味は無く、酸も出にくい、とりあえず苦味で程々に厚みは作れてるが、それでも薄いと感じる。濃い系好きや、薄味ワインに心得の無い人には物足りなさを感じるだろうなと思う。やはり天候不順というのは、ワインの出来に大いに作用するんだなぁというのがよく分かった。良くも悪くも“薄い”。新酒ならではの瑞々しさとかフルーティーさがどうしても弱くなる。2012年はその“薄さ”とワインの美味さとの折り合いをどう付けるのか?という、作り手のタイプ次第でかなり難しい年になりそう。値段相応。相応だが、良年と比べるとやはり「勢い」や「厚み」や「明快な果実感」が弱く、これはこれでと美味しく飲むには ある程度の経験が必要。良年の2300円位のレベルか・・。3000円オーバーの魅力は出ない。マチューさんも継いで2年目にいきなりの試練だな。
2012/11/15
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西友のペットボトルヌーヴォーの0時販売品 ブルゴーニュ ボジョレー地区 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2012 Beaujolais Villages Nouveau フランソワ・フッシェ Francois Fouche ガメイ100% アルコール度12% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:780円色は鮮やかな紫。香りはカシス、ブルーベリー、巨峰の皮、キャンディー、セージ?味は薄い渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い渋味と薄い苦味。少し薄いな。あまり酸が出てこない印象で、余韻も惰性で伸びてる感じ。香りは結構甘いイメージが有るんだが。変に渋味や酸味を突出させて個性を作るよりは、こっちの方がバランス感覚が有って悪くない。余韻も雰囲気だけで無理に引っ張らないから、しつこくなくスルスルと飲める。この位の薄さなら、香りの甘い要素だけで上手く全体を運べると思うので、思ったより好感触。良くも悪くもちょっと苦いジュースっぽい。新酒にジュースの雰囲気が有って悪い事は無いんだが、ワイン(むしろ葡萄)の厚みが頼りない感じ。それはそれで このヌーヴォーの特徴がそうなんだろうけど、同じ作り手の例年よりも明確に薄い気がする。収量が減りつつ それでも生産量を確保しようとしたら、・・・推して知るべしか。酸は弱いけど香りはまずまずで、ガブ飲み用には まあまあの美味さのボジョレー・ヌーヴォー。ペットボトルのヴィラージュ規格で700円台だし、多少薄いのは想定内。ただ、ワイン好きがヌーヴォーを楽しむつもりで飲まないと、普通の人は納得しないかもね。良く言えば万人向けだが、まあやっぱり薄味のガブ飲みワインだな。値段相応。飲み易さは有ったし、60分程度の時間経過でも変化無しで安定。このジュースっぽさを良い方向に捉えられれば、割と好意的に飲める。ワインファンも非ワインファンもガブ飲みしよう。薄いは薄いけど、しつこいよりはマシ。
2012/11/14
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日本人経営のニュージーランドワイナリーという事で衝動買い。 ニュージーランド ホークス・ベイ サスタナブル(サスティナブル)・ドッツ・ピノノワール2010 Sustainable Dots PinotNoir 大沢ワインズ Osawa Wines ピノノワール100% アルコール度14% 輸入:大沢ホールディングス株式会社 購入価格:1904円色は透き通った紫。香りはアンズ、チェリー、ラムネ、ブラックベリー、ミント、セージ、インク、青草?カカオ?味は苦味と酸味。余韻に薄い酸味と薄い苦味。・・・・・何か、大した事ないな。香りはベリーとハーブがメインで目を見張る部分は特に無く、味も少々苦味が目立つ。ニュージーランドという事でソーヴィニヨンブランのイメージを引きずってるのか、青草やハーブ系の香りが顔を出すみたいで、苦味のニュアンスもそのせいか!?一応渋味は無く、苦味の後にすぐに酸を伸ばし、万人向けの飲み易さは感じられる。目立つ苦味も しつこい物ではなくサッと流れてくれるので、言う程悪い点ではない。口通りや喉越しは滑らかで、どちらかといえば綺麗な部類の味のワイン。 開栓20分位で苦味の感覚が落ち着き、甘い雰囲気も感じられるようになってきた。 ハーブやスパイス的な香りも静まってきて、より万人向けな方向に進んだが、 ある意味、さらに無個性なピノノワールワインになってきた気もする。良くも悪くも普通だな。ハーブっぽい香りの絡み方にニュージーランドの個性が表れてる部分もあるのかもしれないが、それでワインの味が美味くなってるかといえば、そうでもない。苦味の出方が落ち着いてくれれば、それなりに上品な雰囲気にもなるが、全体的にまだ完成度が低い感じ。美味くなる要素は持ってるが、それら全ては活かしきれず、平凡なところで留まってるみたい。それはそれで気軽に飲めるシンプルな良さは有るが、特にこれを飲みたいっていう魅力には欠ける。料理はタレ焼き鳥なんかいいな。ワインに足りない甘味を補填しつつ、苦味と酸味を殺さない味の料理なりツマミ。鶏唐揚げに塩レモンとかでも合う。1900円台では これはちょっと、値段以下。自分がニュージーランドのピノに慣れてないにしても、いいとこ1700円前後が相応だろう。1000円台後半~2000円未満のレンジのピノは隣のオーストラリアが結構粒揃いなので、どうしても見劣りする。約400ml残しで次の日(開栓20時間経過)香りはチェリー、灰、インク、冷めたインスタントコーヒー?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に渋味と苦味。香りは弱体化し味には渋味が出てくるが、苦味も強まり、少々エグい感じに。グラスに注いで数分で苦味が落ち着くが、初日と違ってそこから甘味の雰囲気は出にくい。何だかチリのピノノワールに近い感じ。2日目で“普通さ”が伸びきった印象。普通なりに飲み易さは残してあるが、ワインの格はさらに下降。不味くはないけど、1100円程度のチリピノレベル。二日目も値段以下。やっぱりまだ完成度が低いな。2008年がファーストヴィンテージの新興ワイナリーらしいので、まあ今後に期待するとしよう。サスティナブル・ドッツ ピノノワール [2010] 【750ML】価格:1,780円(税込、送料別)楽天ではノムリエ・ザ・ネットのみまあ標準的な価格。気が向いたらどうぞ、のレベル。
2012/11/13
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オーストラリア ヴィクトリア州 ギップスランド地区 マウント・マクラウド・ピノノワール2009 Mount Macleod Pinot Noir カレドニア・オーストラリス・ヴィンヤード Caledonia Australis Vineyard ピノノワール100% ステンレスタンク発酵 フレンチバリック樽熟成15ヶ月(新樽不使用) アルコール分13.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1554円色は透き通ったやや濃い朱色。香りはアンズ、プラム、チェリー、枯葉、紅茶(ダージリン?)、スミレ? 開栓10分程でアンズ、粉砂糖、チェリー、カラメル、梅干し、ブランデー?味は酸味と苦味を伴う甘味。余韻に酸味と薄い苦味。なかなかフルーティーな味。最初はリキュールっぽい香りが強かったが 1~2分で収まり、徐々に色の濃いベリー系果実と枯葉等の土っぽいニュアンスが出てくる。渋味はほぼ無く、結構スッキリした口通り。ソフトな味出力と起伏で、飲み易さはそこそこに落ち着いてる。良い意味でジュースっぽい印象も有りつつ、余韻の苦味の一押しがスッキリした味の最後にアクセントをキメてくれる。 開栓10分位でカラメルの様な甘い香りが漂いはじめ、 味の果実感が香りによって押し上げられる。 余韻の苦味の出方がもう少しスムーズになれば、かなりエレガントな雰囲気を感じる。思ってたより香りの出方が安定せず、甘い感じだったり塩っぽい感じだったりインクっぽい感じも出たりする。甘い香りが出てる時は綺麗な味だが、苦い香りが出てくると、味も妙に苦い方向に持っていかれる。味の流れを見極めないと、場合によってはしつこい印象も出てくるな。意外と不安定な面倒臭いワインなのかも。全体的には、美味しいピノノワール。味が香りの出方に左右され易い点は惜しいが、それでもクリアーな飲み口なのは感じられ、飲み易さ自体は動かず。ボーヌ系のブルピノにも通じる、滑らかさ と 厚みを両立した高級感も見られる。味や香りは短時間で揺らぎ易いが、分かっていれば ゆっくり流れを探りながら飲むのは可能。料理が何だか、玉子焼きやオムレツに合いそうなんだよなぁ。甘味と塩気が上手く組み合わさった料理に向いてる感じ。アボガドペーストにマヨネーズと塩胡椒とレモン汁を混ぜてクラッカーに乗せたものをツマミにしたが、良い感じに合ってくれた。香りを殺さず、それでいて甘味を活かしつつ苦味を牽制出来るものに向いているんだろう。値段以上。オーストラリアのピノノワールで1600円前後の味がこれなら充分及第点。あと数年程度なら 経年熟成で香りや味の洗練も期待出来る。1800円台でも何となく納得したかも。★楽天検索 マウント マクラウド ピノ★楽天扱い約18件 1260円~2310円 平均1800円前後大体1500円台で買えるから、これはかなりお買い得だな。オーストラリアのピノはこの辺の価格帯が強い。ブルゴーニュに埋められない隙間を埋めるポジションを担ってるかの様w。
2012/11/11
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先日のレヌ・ディドンと同じプロデューサー。2008年に2006年ヴィンテージを飲んだ事があるが、今ならどんなものだろうか!? ルーマニア AOCデアル・マーレ クロ・ビュザオ・ピノノワール2009 Clos Buzao PinotNoir ピエール・デグルート Pierre Degroote ピノノワール100% アルコール分12.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:970円色は透き通った濃い紫。香りはブラックベリー、プラム、アンズ、胡椒、インク、革、粉砂糖、灰?味は薄い渋味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。ピノノワールというより、カリニャンとグルナッシュを混ぜた安めのラングドックの雰囲気に近い。味は結構飲み易く、薄い渋味に滑らかな果実味が追いかける。余韻の苦味は薄いなりにも、ちょっとしつこく残りがち。良くも悪くもラングドックのガブ飲みワインのテイスト。ベリー香はともかく、胡椒やインクや灰のニュアンスはピノノワールに求める要素とはちょいとズレてるかも。でも味には余計な渋味が無く 意外と万人向けで、滑らかな口通りは悪くない。先日のレヌ・ディドンもスパイス香が乗り易い雰囲気が有ったが、あちらはもう少し高級感が有り、味とのバランスが綺麗だった。今回のクロ・ビュザオは、インクや灰っぽい香りが余韻の苦味を強調するかの様で、悪い方向に崩れ易い。味自体はそんなに悪くないので、香りを気にしない人になら、飲む分には特に文句も無いはず。やっぱりこれは、普通の「赤ワイン」だな。でも渋いワインが苦手な人でも美味しく飲める点は素直に高評価。このソフトな味傾向は作り手の特徴だろうか!?90分以上の時間経過にも変化は軽微で、普通なりに安定してる。料理には大して合わないだろうなぁ。トマト系パスタや、鶏の唐揚げみたいなシンプルなものになら、香りを気にせずワインの酸味を活かせると思うが。ガブ飲み向けの赤ワインとしては、それで何も間違ってない。値段相応。約1000円のガブ飲みワインとしてはそこそこの出来。以前飲んだ2006年ボトルと大差無し。★楽天検索 クロ ビュザオ ピノ★楽天扱い約11件 970円~1780円(送料込) 平均1100円前後1051円以上したら、買わなくてもいいんじゃないかろうか!?「ルーマニアワイン」というレア感を乗せても、900円台が適切なところでしょう。同じ作り手で、ほぼ同価格のワインならレヌ・ディドンの方がオススメ。
2012/11/09
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チュニジア AOCモルナグ(グラン・クリュ?) レヌ・ディドン・ピノノワール2010 Reine Didon PinotNoir ピエール・デグルート Pierre Degroote ピノノワール100% アルコール分12.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:970円色は透き通ったやや濃い紫。香りはチェリー、黒糖、クローヴ、シナモン、ブラックベリー、杉?インク? 抜栓20分でブラックベリー、生肉、インク、ナツメグ、グレープフルーツの皮?味は渋味を伴う甘味と薄い酸味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。結構イケる。意外と渋味控えめで、甘味がしっかりしてる。スパイス的な香りがローヌの熟成グルナッシュワインのイメージを感じさせる。果実感がしっかりしてるが、口通りは滑らかで飲み易く、万人向けの雰囲気。甘い香りに果実の甘味が上手く組み合わさり、バランスと厚みとが綺麗に落ち着く。ラングドックのピノノワールよりもずっと上品で育ちの良さを実感w。たまに杉やインクの要素の香りが混じり、甘い雰囲気を邪魔する時がある。それらが余韻の苦味と組み合わさると、妙に青臭い安っぽいワインになってしまう。香りと味のコンビネーションでバランスが完成されてるので、香りが崩れると味もその影響を大きく受け易い。 抜栓20~30分程度で、当初の甘いスパイス香が粗方抜けてしまい、 未熟な青臭さが目立つ、よくある安ワインになってしまう。 渋味も強まり、半端にしつこい印象も出てくる。 単なるガブ飲みワインと考えれば、これはこれで悪くもないんだが、 この変化の早さと仕方は流石に値段なりの部分か。総合的には完成度の高い「赤ワイン」。(あえて「ピノノワールワイン」とは言わない)ローヌワインの厚い雰囲気を持ちつつ、ピノノワール的な大人しいイメージもある面白いワイン。ガブ飲みはもちろん、じっくり飲んでもそこそこ楽しめる。多分リリース後4~5年位寝かせて余計な味や香り要素を削ぎ落とせれば、かなり化けるタイプのワインだと思う。料理は中華料理とか味に甘い雰囲気が有って、アブラの乗った料理がいいと思う。意外と(?)肉類全般に合わせ易い。グルナッシュ的なスパイスと甘味の雰囲気が、肉類に対する汎用性を高めている感じ。チュニジアワインだし、クスクスのミートソースがけとか、グリルチキンのカスレ添えとか合うはず。今回濃いめの味と思って、固めの薄い牛肉をニンニクとバターと塩胡椒と醤油で炒めた肉炒めと一緒に飲んだけど、ワインが肉の味にも香りにも負けてなかった。むしろワインのスパイシーな香りが肉の甘味を引き出す働きをしてた様。やや重めの肉料理と合わせたいが、渋いワインが苦手な人には向いてるワインだと思える。やや好意的に評価して、値段以上。あえて相応でもよかったが、約1000円のワインとしてはクリアーな味わいで出来はかなり良い。熟成やタイミングで、香りの出方や味の落ち着き方が適切に揃えば、1200円クラスは狙えるワイン。時間経過での変化は少々早かったが、ガブ飲みワインとしての価値は損なわれず。★楽天検索 レヌ ディドン ピノ★楽天扱い約8件 970円~1780円(送料込) 平均1000円前後このワインが1000円なら、先日のイル・ラ・フォルジュ・ピノノワールを間違いなく超えてる。というか、大半のラングドック・ピノより美味いと思う。
2012/11/07
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アルゼンチン メンドーサ アラモス・ピノノワール2011 Alamos PinotNoir ボデガ・カテナ・サパータ Bodega Catena Zapata ピノノワール100% フレンチオーク樽とアメリカンオーク樽で熟成5~7か月 アルコール分13.5% 輸入:株式会社ファインズ 購入価格:1239円色はやや薄い紫。香りはチェリー、紅茶、アンズ、チャービル、インク?カカオ?味は酸味と薄い甘味。余韻に薄い甘味と苦味を伴う薄い渋味。お、これはなかなか。軽やかながらも果実・紅茶・ハーブといった高級感を感じる香りに、繊細な果実感。バランス良く、余韻も控えめでソフトに着地。チリのピノノワールとは明らかに違い、味も香りも繊細な印象。渋味はかなり抑えられてて、甘味の乗り方は万人向けの雰囲気。突出する味は無く、口通りも滑らかで飲み易い。南米のワインとしては やや勢いに物足りなさも有るが、そこは万人向けの飲み易さと引換の部分か。ピノノワールファンなら充分納得できる、整った香りと落ち着いた味。 抜栓20分程で、香りのインクっぽさが強まってくる。 紅茶の様な香りも出涸らしの様な粗い出方になっていき、 それにつられてか、味も渋味や苦味が徐々にバランスを崩す方へ強まっていく。 抜栓直後の繊細さに魅かれた人には少々残念な変化。総合的には、充分上出来のピノノワールワイン。渋めの重いワインが苦手な人が大いに気に入る味だと思う。時間経過での崩れ方は惜しいが、20分までならかなり良い仕事をしてた。変化後も、これはこれで 飲み易さ自体は損なわれてはおらず、ガブ飲みワインとして大いに活躍可能。これなら、そこそこ繊細な味の料理にも合わせられる。テリーヌ系が良い感じ。柔らかい食感で、野菜と一緒に食べられるものに向いてる。豚しゃぶにはポン酢でも胡麻ダレでも ワインと かなり合うはず。酸味や甘味を補填するか、徐々に強まる苦味や渋味を適度に抑えられるか、が出来るものが好ましい。値段以上。抜栓直後なら、1700円前後のブルゴーニュとも対等以上に闘える雰囲気が有った。同価格なら、チリのピノノワールよりピノノワールらしいワイン。これで1200円台ならコノスル・レセルヴァ・ピノは確実に超えてる。★楽天検索 カテナ アラモス ピノ★楽天扱い約16件 1207円~1580円 平均1300円前後この価格は魅力的。アルゼンチンのメンドーサと言えばマルベックだったが、これからはピノノワールにも注目していってみよう。チリみたいに、味の濃さや強さに走ってないのが良かった。
2012/11/04
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ラングドック・ルーション リムー地区 IGPペイ・ドック イル・ラ・フォルジュ・ピノノワール2011 Ile La Forge PinotNoir ドメーヌ・ポール・マス ジャン・クロード・マス Domaine Paul Mas Jean Claude Mas ピノノワール95% シラー5% フレンチオーク樽熟成6ヶ月(新樽率50%) アルコール度13% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1134円色は透き通った紫。香りはチェリー、ブラックベリー、クレヨン、プルーンジャム、灰、胡椒?湿った土?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に渋味と薄く甘味を伴う苦味。粉っぽさも感じる、随分と荒っぽい香り。フルーティーさがある一方で、灰や土っぽい粗野な感覚も強い。味は意外と落ち着いてるかも。香りに関しては、良く言えばラングドックらしさを感じるワイルドな雰囲気。渋味を起点に薄く果実感を追わせ、苦味でフェイドアウト。軽めのニュアンスを出しながらも、(5%のシラーが効いてるのか)厚みの主張も忘れない。とはいえ、流石に苦味の絡み方が大分下品。もちろんブルゴーニュと比べての話なので難癖同然なのだが、ワインの渋味や甘味に強引に苦味が付いて回り、落ち着いてるはずの味があまり綺麗にならない。香りの土っぽさがこの傾向を助長してる感じ。香りを気にしない人なら、決して悪いワインではない。ブルゴーニュは別格にしても、味だけなら同価格のチリのピノノワールよりはちょっとだけクリアーな印象。所々苦味がうるさいが、その辺は料理でそれなりに制御可能な範囲。料理はあまり凝った方向に行かず、シンプルで濃いめの味付けの物が好ましい。香りの土臭さにも味の苦味にも負けない、炭火のタレ焼き鳥 や お好み焼きなんかに向いてる。今回、レーズンやバナナチップス等のドライフルーツが意外と合ってた。(粘る甘味がワインの苦味を牽制してくれたっぽい)値段相応。約1000円なら納得。1000円を超えた部分はポール・マスの名前代。ピノノワールファン向けではないが、ガブ飲み向けのワインとしてはそこそこの出来かもね。★楽天検索 マス フォルジュ ピノ★楽天扱い約4件 1134円~1575円 平均1380円前後この価格では特に買う事はないな。イル・ラ・フォルジュはシャルドネが一番良い。次に樽感を活かしたカベルネやメルロー。このピノノワールはイル・ラ・フォルジュのシリーズの特徴に向いてるとは思えない。
2012/11/02
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ブルゴーニュ ピノノワール2010 PinotNoir ニコラ・ポテル Nicolas Potel ピノノワール100% 樽発酵、樽熟成(1年使用樽60%、2年使用樽20%、3年使用樽20%)(テクニカルシートPDF) アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1780円色は透き通った薄めの赤紫。香りはチェリー、カシス、キャンディー、インク、プラム、革、アンズ、ローズヒップ、枯葉?トマト? 抜栓15分でカシス、インク、アンズ、革、生肉、花の茎、消しゴム、カラメル?味は酸味と苦味。余韻に苦味を伴う甘味と薄い苦味。香りは軽やかで幅も有り、赤ベリー要素満載。味に渋味は無く、軽めの果実感に苦味を絡めて枠を作る。バランスは良く、ブルピノらしい結構上品な味わい。酸で入って甘味を残す、要所は苦味で補強。余韻の苦味がしつこく残る時も有るが、この位はアクセントのうち。香りもまずまずで、ピノノワールの軽やかさや華やかさを真っ直ぐサポート。渋味がほぼ無いので、飲み応えという点では少々弱い。香りの質と出力を考えれば必要な要素ではないが、そこだけは人を選ぶ部分。それを上手く樽の感覚で底上げし、厚みや勢いを出してるのだろうが、何とも言えない程々のレベル。それでもブルゴーニュの赤が好きな人なら何も問題は無いが。 抜栓15分程で、急に甘酸っぱいベリー系の香りが落ち込んでしまった。 相対的にインクや革の苦い感じの香りが強まり、味とのバランスに 噛み合わない点が出てくる。 飲み手の好みによってはボリューム感の演出とも受け取れるだろうが、 抜栓直後の軽やかさが気に入った人には沈んだ様に感じられると思う。価格の割には香りに高級感と存在感が有り、味もそこそこ万人向けの雰囲気。時間経過のスタミナが乏しい点を除けば、上出来のACブルゴーニュ・ピノ。3~4人位で短時間で飲めれば大した欠点ではない。料理は鶏か、白身魚の南蛮漬けが良い感じ。あっさりしつつも酸味との共通点を取れ、それでいてワインの酸に負けない主張が出来る味付けの料理に向いてる。値段相応。相応だが、香りは結構良かったし「ニコラ・ポテル」の看板が乗ってACブルが1800円弱なら悪くない。ブルゴーニュ好きのデイリーには、まあまあ信頼のクオリティとコスパに思える。さあ今日からピノノワールワインを各国一通り飲んで行ってみようと思う。そのための基準としてのニコラ・ポテルだった。画像通りの順番ではないが、さしあたって下記の11本を集めた。アルザスとカリフォルニアのピノノワールが無いが、それはまた別の機会に。ラングドック イル・ラ・フォルジュ・ピノノワールチリ カッシェロ・デル・ディアブロ・ピノノワールアルゼンチン アラモス・ピノノワールチュニジア レヌ・ディドン・ピノノワールイタリア マルケーゼ・レオポルド・ピノネロルーマニア クロ・ビュザオ・ピノノワールドイツ シュロス・シュタウフェンベルク ・シュペートブルグンダー・トロッケンオーストリア エスターハージー・ピノノワールニュージーランド サスタナブル・ドッツ・ピノノワールオーストラリア マウント・マクラウド・ピノノワール日本 青森津軽・ピノノワール
2012/11/01
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