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2013年、開けましておめでとうございます。新年の干支ワイン習慣はもういいやw。オーストラリアのジンダリー・カベルネを飲みたかったが、用意出来なかった。さあ、一年を振り返って、記憶に残るワインが何本有ったのやら。今年は国産ワインやピノノワールワインが豊作。価格が同じである前提なら、日本のワインも充分世界と闘える。1月(10本)★ミュゼ・ドゥ・ヴァン・松本平・ブラッククイーン2009★★イタリア ロンケドーネ・ヴィノ・ロッソ2009 カ・ディ・フラティ★なかなかブ厚い飲み応えだった。価格がハッキリと分からないが、結構高価めらしい。2月(8本)★カナダ オソユーズ・ラローズ・レ・グラン・ヴァン2005 オソユーズ・ラローズ★真っ当に熟成する長熟型ボルドータイプのワイン。★長野県 ミュゼ・ドゥ・ヴァン・善光寺・竜眼2006 株式会社アルプス★甲州種のワインよりも美味い。3月(13本)特に無し。4月(7本)★プロヴァンス ドメーヌ・デ・トゥール・ヴォークリューズ・ブラン2004《2本目》 エマニュエル・レイノー★最近は手に入らないなぁ★コート・ド・ブール シャトー・マルティナ2005《2本目》 マルソー・ドンズ★コート・ド・ブールの傑作ワイン。右岸ボルドー好きなら納得の出来。5月(11本)★ドイツ ヴェーレナー・ゾンネンウーア・リースリング・シュペートレーゼ2005 ヘリベルト・ケルペン★味も香りも綺麗なバランス。6月(12本+ワイン会14本)★山梨県 ルバイヤート・ルージュ2006 丸藤葡萄酒工業株式会社★綺麗で滑らかな口通り、それでいて熟成ローヌ的な独特のボリューム感も有る。★オーストラリア イーグルホーク・リースリング2008 ウルフ・ブラス社★同価格のドイツと比べても、何ら遜色無いリースリングらしさ。熟成も有る程度する。★南アフリカ アーニストン・ベイ・ザ・ショア・ロゼNV アーニストン・ベイ・ワインズ★ガブ飲みロゼとしてはかなり良い出来。7月(11本)★ドイツ ニアシュタイナー・パターベルク・ミュラートゥルガウ・カビネット2009 ゲオルグ・アルブレヒト・シュナイダー★香りは大人しかったが、味はクリアーで万人向け。★ドイツ ヴェーレナー・ゾンネンウーア・リースリング・カビネット2004 ミューレンホフ★手堅い味のモーゼルワイン。8月(10本)★イタリア チェルヴィオーロ・ビアンコ2003 サン・ファビアーノ・カルチナイア★樽感ガッチリの白ワイン。およそ熟成しきってた感じ。★ラングドック アヴァリュス・シャルドネ・バレル・ファルメンテッド2009 ル・セリエ・シャルルマーニュ★樽感ガッチリの白ワイン、その2。まだ熟成の伸び代を残す。9月(11本)★ローヌ アルデッシュ・シャルドネ2009 ルイ・ラトゥール社★傑作。ルイ・ラトゥールの実力がこの安さと美味さを可能にした。★オーメドック ル・オー・メドック・ド・ジスクール1998 シャトー・ジスクール★2000円オーメドックの傑作。すぐ飲んで良し、10年後に飲んでも良し、良年なら20年後もイケる。10月(10本)★オーストリア グリューナーフェルトリーナー・クラシック2011 フーグル・ヴィンマー★重さと軽さの両立が面白い。フランスのシャルドネには無い魅力。11月(15本)★アルゼンチン アラモス・ピノノワール2011 ボデガ・カテナ・サパータ★チリピノより美味い。ソフトな渋味と香り★チュニジア レヌ・ディドン・ピノノワール2010 ピエール・デグルート★チリピノよりも美味い、その2。★オーストラリア マウント・マクラウド・ピノノワール2009 カレドニア・オーストラリス・ヴィンヤード★完成度の高いオージーピノ。★ロワール ロゼ・ダンジュー・レ・クレールコント2010 ドナシャン・バユオー★ワンランク上のガブ飲みロゼ。酸が強過ぎないのが良かった。12月(8本)★イタリア マルケーゼ・レオポルド・ピノネロ2008 マルケージ・インチーザ・デッラ・ロケッタ★コスパに優れ、同価格のブルゴーニュとも遜色無し。将来性が見え辛いのが難点か。★日本 ジャパン・プレミアム・津軽・ピノノワール2010 サントリー・ワインインターナショナル★同価格のブルゴーニュに匹敵する実力。手に入りにくいのが残念。来年はイタリア系を攻めて行こうと思う。そういえば、ボルドーワインも随分と御無沙汰なので、そちらを飲む回数も増やしてみたい。ピノノワールはたまに飲めればそれでいい感じ。11月~12月期のピノノワールラッシュで、ピノは少々飲み飽きしてる。軽量級:1000円未満の部門。 安ワイン賞★南アフリカ アーニストン・ベイ・ザ・ショア・ロゼNV アーニストン・ベイ・ワインズ★ 敢闘賞★オーストラリア イーグルホーク・リースリング2008 ウルフ・ブラス社★ 優秀賞★ローヌ アルデッシュ・シャルドネ2009 ルイ・ラトゥール社★中軽量級:1500円前後以下の部門。 敢闘賞。★アルゼンチン アラモス・ピノノワール2011 ボデガ・カテナ・サパータ★★オーストリア グリューナーフェルトリーナー・クラシック2011 フーグル・ヴィンマー★ 優秀賞。★オーストラリア マウント・マクラウド・ピノノワール2009 カレドニア・オーストラリス・ヴィンヤード★ 中量級:2500円前後以下の部門。 敢闘賞★日本 ジャパン・プレミアム・津軽・ピノノワール2010 サントリー・ワインインターナショナル★ 優秀賞。★イタリア マルケーゼ・レオポルド・ピノネロ2008 マルケージ・インチーザ・デッラ・ロケッタ★重量級:5000円前後の部門該当作無し。エントリーも極少数だったし。無差別級:上下限無し部門 敢闘賞★オーメドック ル・オー・メドック・ド・ジスクール1998 シャトー・ジスクール★ 優秀賞★イタリア マルケーゼ・レオポルド・ピノネロ2008 マルケージ・インチーザ・デッラ・ロケッタ★いやぁ、やっぱり2000円台が一番面白いわw。この辺から熟成が前向きに期待できてくるから、1000円台とは瞬発力・爆発力が違う。ところがこれが3000円台中盤にまで食い込むと、今度は抜栓タイミングで伸び代の残り方が気になり始めるので、初っ端からエンジン全開で突っ走れるのはやはり2000円台ならでは。
2012/12/31
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一品持ち寄り忘年会にて飲ませてもらいました。 シャンパーニュ ティエノ・ブリュットNV Thienot Brut アラン・ティエノ Alain Thienot シャルドネ45% ピノノワール35% ピノムニエ20% アルコール分12.5% 輸入:株式会社グッドリヴ 参考価格:3500円前後色はやや薄い金色。香りはレモン、ビスケット、蜂蜜、グレープフルーツ、レタス?味は酸味と苦味を伴う甘味。余韻に酸味と甘味。細やかな泡でソフトなアタック。酸が必要以上に伸びがちだが、そこは炭酸で散らして落ち着けていく。香りは少々柑橘が強く出そうになるが、5~10分程でビスケットや蜂蜜の要素が出てくるとバランスが取れてくる。この酸味の粘り方や伸び方が気になる。嫌な感じはしないが、いまいちスッキリしてくれない。柑橘の香りの出方によって味の動きが単調になったり安っぽくなったりで、ちょっと安定感に欠けるかも。 30分程度の時間経過では香りの内容や味に変化は見られなかったので、 最初の乾杯用や、食前酒兼オードブル向けの泡としてはそこそこ使い易いかも。酸の流れの点に関しては 飲み応え演出の内でもあるので、この辺は慣れと経験かな。単なるスパークリングワインよりは確かな高級感を感じるので、こういう個性なんだろう。酸の粘りの感覚は、料理でどうにでも制御出来る程度。値段相応。相応だが、もう少し甘味や蜂蜜の香りが出ても良かった。個人の好みでブレる部分も有るが、モエ・エ・シャンドンよりもシャープさ控えめで、飲み易さはまずまず。★楽天検索 ティエノ ブリュット★楽天扱い約4件 3129円~6825円 平均4000円程度高島屋の6825円はいくらなんでもやり過ぎ。6800円も出したらエグリ・ウーリエが余裕で買えるだろうにw。まあ高価くても3800円~4000円がライン。3500円を下回れば、モエよりもオススメ。あくまでモエ・エ・シャンドンよりも、だけど。
2012/12/29
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チリ カッシェロ・デル・ディアブロ・ピノノワール2011 Casillero del Diablo PinotNoir コンチャ・イ・トロ Concha Y Toro Casillero del Diablo ピノノワール100%(カサブランカヴァレー産とラペルヴァレー産) ステンレスタンク発酵 フレンチオーク樽熟成8か月(PDF) アルコール分14% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1179円色は透き通ったやや濃い紫。香りはカシス、イチゴ、灰、土、アンズ、小麦粉?駄菓子屋の粉ジュース?味は渋味と薄い酸味。余韻に苦味と薄く甘味を伴う薄い酸味。香りは粗いが、チリのピノならよくある内容。一口飲んで分かるのは、厚みの無さ。“薄い”のではなく、“厚み”が無い。これはこれで飲み易さの内ではあるが、香りの粗さと相まって安っぽさが強く出てくる。渋味を出しつつ、後から細い果実感を追わせる、まあまあ分かり易いつくり。渋味や酸味の突出は無く、バランスは悪くない。余韻の苦味も大人しく、味の飲み易さだけなら確か。 開栓90分程で、味と香りに落ち着きが出始めてくる。 香りのケミカルな粉っぽさはなりを潜め、 口通りに滑らかさとクリアーさが伴い始める。 おのおの内容自体は変わらないものの、向上した要素は感じられた。でもまあ、良くも悪くもチリの普通のピノノワール。香りの粗さ と 味の平坦さはどうにも拭えない。粗い香りも厚みの無い浅い味なのも 値段の壁が有るにしても、もう少し良い特徴を出せなかっただろうか?個人的にはコノスルのピノの方がコスパも高く、個性を感じる。必要なものだけを用意して それとなく組み上げました、という感じの味。じっくり飲める程特徴が有るわけでなく、ガブ飲みワインと言う程分かり易いものでもない、中途半端なライン。香りが洗練されておらず 泥臭い部分が有るのは仕方ないとして、味もブツ切りで浅いのは惜しい。だが変に複雑なものでもないので、それなりには万人向け。値段相応。相応だが、味と香りのレベルは1000円未満。1000円を超えた部分はコンチャ・イ・トロの技術・設備代とブランド代。300ml強残しで次の日。(開栓約20時間経過)味も香りも大差無し。向上も劣化も無し。安定感は流石。だが、コスパに関しては特に高くも無い、普通のチリピノ。個人的な好みも有るのだろうが、やはりコノスルのピノの方が一歩以上 上を行ってると思う。★楽天検索 カッシェロ ディアブロ ピノ★楽天扱い約14件 1179円~1480円 平均1280円前後まあ、こんなところか。この価格では買う気はないし、また買いたいとも思わない。ラングドックのピノと価格も質も大きな違いは無いんじゃないか!?各国のピノノワールを飲んでいった結果、分かった事。1:やはり自分はまだボルドーをはじめとする、カベルネやメルロー系が好みだという再確認。2:チリワインが味覚に合いにくくなりつつある事。3:アルゼンチン や チュニジアのピノが予想を大きく超えて美味かった事。4:イタリアのピノネロが味もコスパも非常に良好だった事。5:ラングドックのピノは、ありゃダメだ。自分の好みにカスりもしない。また再び、樽の効いたカベルネ系赤ワイン、時々クリュ・ボジョレー、ピノノワールは気が向いたら、の流れに戻っていこう。
2012/12/27
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日本 ジャパン・プレミアム・津軽・ピノノワール2010 Japan Premium Tugaru PinotNoir サントリー・ワインインターナショナル Suntory ピノノワール100%(青森県津軽弘前市産75%、山梨県甲斐市登美の丘産25%) フレンチオーク樽熟成8か月(新樽率100%) アルコール分12% 購入価格:2499円色は澄んだ薄めの朱色。香りはアンズ、チェリー、カカオ、黒糖、インク、カラメル、ローズヒップ?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に甘味を伴う薄い酸味と薄い苦味。見た目通りの薄味系。ベリーA並みの色合いの薄さ。だが甘い香りが薄味の底を支え、薄いだけではない クリアーな味わいを作れている。余韻の酸と苦味が、薄いながらにも しっかりと主張し、全体に良好な口当たりとバランスを構築。味は薄くとも存在感が有り、余韻の苦味の出方が綺麗。樽が見事にキマッたのか、香りの黒糖やカラメルのニュアンスが甘味を引き立たせ、不思議な勢いが。矛盾するようだが 薄いのに薄くない、薄いだけで終わらない、薄さの中にも厚みを感じられる。薄味系ピノに心得が無いと、単にスッキリした赤ワインとしか感じないかも。それはそれで美味いと思うだろうが、香りの質や余韻の出方も味の美味さに相当貢献してるので、この辺は有る程度飲み手の経験が必要になると思う。 抜栓100分程で、酸にしつこさが出始めてきた感じ。 香りも出力が衰え始め、当初の繊細さを維持しきれなくなってくる。 それでも100分持ったのなら充分だと思うが、こうなると明確に弱体化。 意外と余韻は生き残り、しつこいなりに当初の美味さを保とうとはしてくれる。総合的には、綺麗で美味しい薄味系ピノノワール。言われなきゃ、まず日本のピノノワールとは分からない。大人しい味で万人向けだが、薄味好きなら かなり好感を持てる味だと思う。料理は特に要らないんじゃないかな!?単独でじっくり飲める。精々バターロール1~2個で充分。なんだったら、何かローストした肉に岩塩とかで良いと思う。値段相応。相応だが、同価格の凡百のブルピノよりも明確に美味さと高級感が有った。時間経過後はやや格を落としたが、でも国産ピノノワールがフランスと遜色無い実力を示せたのを思えば御愛嬌の範囲。★楽天検索 津軽 ピノ★楽天扱い3件 フィッチで1890円 うきうきワインで2499円 いいもんで2665円 現在全店で売り切れ。これが2000円切れるのなら、フランスにも十二分に対抗できる高級感と実力だと思う。
2012/12/24
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高知県 土佐牡丹酒・純米酒 TosaBotanZake Junmaishu 司牡丹酒造株式会社 山田錦(精米歩合65~70%) 米麹(松山三井、アキツホ) 2011年12月瓶詰め 日本酒度 +5 酸度 1.3 アミノ酸度 1.2 アルコール度 14 購入価格:1584円(1800ml)(1980円の商品入れ替え20%off)香りは砂糖水、梅干し?純米酒としては普通の香り。香りの甘味の割には、酒本体の甘味は意外とあっさりで控えめ。1年経って瑞々しさが削がれてきたのかもしれないが、結構大人しい味かも。これはこれで、変に突出するものも無く 飲み易い。余韻の苦味が少々目立ち易くもなるかな。しつこいものではないので、まあまあアクセントの内だが、大人しい味の中で口内に残り易い。新しいボトルのなら、この辺は味の勢いで押し流せる部分だろう。 ★ぬる燗(風呂の温度位)にしてみた(片手鍋に熱湯を張り、徳利を浸けて弱火で4分)★ なかなか勢いのある味になってきた。 冷やの時よりももっと旨味の感覚が強まってる。 甘味が控えめだったから、この味の方が個性が有って美味さが分かり易い。可も無く不可も無くの、普通の日本酒だな。普通なりに、飲み手もツマミも選ばない高汎用純米酒。余韻の苦味はツマミの力でどうにでも出来る。冷や状態の時に、もう少し旨味が明確に感じられればワンランク上の存在感だった。冷やの味が気に入らなければ燗酒にするのをオススメ。料理は何でもイケると思うが、野菜系と相性が良いかもしれない。味自体にクセが無く、それでいて控えめの甘味と苦味が合わさるとなれば、生野菜や豆腐が味が引き立つ。今回カツオの刺身と生ピーマンをツマミにしたが、醤油の味よりもピーマンの味の方がストレートに伝わってきた。値段相応。この味で1升瓶で1980円なら正直なレベル。普段飲みの食中酒として何も嘘が無い。★楽天検索 土佐牡丹酒★楽天扱い約10件 720mlが999円~1155円 1800mlが1880円~2205円4合瓶1000円、1升瓶2000円の標準的な設定。高知県の日本酒に興味が有る人になら、入門酒として安心してススメられるところ。
2012/12/22
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空輸ヌーヴォーが値下げ処分の時期になり始めたので衝動買い。 ブルゴーニュ ボジョレー地区 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2012 Beaujolais Villages Nouveau セヴェンヌ(?) Cevenne ガメイ100% アルコール度12% 輸入:グローバルコンセプト株式会社 購入価格:568円(1136円→568円) 色は鮮やかな紫。香りはブルーベリー、カシス、キャンディー、赤紫蘇?味は薄い酸味と薄い苦味。余韻に薄い甘味と苦味を伴う薄い酸味。薄っ、軽っ、でもこれが意外と悪くない。薄い葡萄をそのまま薄く出して、フルーティーさだけを活かしてる何と言うか、無理してない感じ。香りもベリーとキャンディーの甘い感じに集中して、果実感を引き立てる。軽薄ではあるが、その軽薄さが長所を活かす形で働いてるので、飲んでて何も違和感が無い。余計な渋味も無いし、ガブ飲みワインとしては、かなり完成されてる印象。まあ、良くも悪くもジュースっぽい。渋味無いし、甘い香りにちょい甘の味。ガブ飲みワインとしてはそれで何も問題無く、これはこれで分かってて飲めれば充分美味しい。ペットボトルヌーヴォーが約500円。それでこの飲み易さと果実感を楽しめるなら、立派。渋いワインが苦手な人なら結構気に入るかもしれない。料理は甘い印象に対比させて、塩系の味と相性良い。キノコとニンニクの塩バター炒めとか、アンチョビのピザとかよく合う。568円なら値段以上。この価格なら、2ヶ月以内の普段飲みにもう3~4本買い足してみたくなる。700円台レベルの満足度を感じた。正規の1100円台は、安いなりにヌーヴォーお祭り特価だな。(解禁直後に買ったら買ったで納得はしただろうけど)
2012/12/20
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イタリア ピエモンテ州 DOCモンフェッラート DOC Monferrato マルケーゼ・レオポルド・ピノネロ2008 Marchese Leopold PinotNero マルケージ・インチーザ・デッラ・ロケッタ Marchesi Incisa della Rochetta ピノネロ(ピノノワール)100% ステンレスタンク発酵 フレンチオークバリック樽熟成10ヶ月(新樽:1回使用樽:2回使用樽の比率1:1:1) アルコール分13% 輸入:株式会社 飯田 購入価格:2079円色はやや透き通った濃いめの朱色。香りはアンズ、チェリー、リキュール、枯葉、カラメル、カカオ、紅茶、インク?チューリップ?味は薄く酸味を伴う甘味と薄い苦味。余韻に甘味と苦味。うおっ、美味いな!フルーティーな香りに明快な果実感。香りの拡がり方も華やかで、勢いが有る。甘味が際立ちつつもクリアーで、すごく飲み易い。渋味はほとんど無く、苦味も出しゃばらない。味に余計なものが無い。苦味感が甘味の伸びや拡がりを底上げし、余韻までの流れでダレそうになるポイントで切ってくれる。味も香りも万人向けで、ガブ飲みでもじっくり飲んでもイケる。熟成ワインに近い雰囲気で、渋味や酸味は結構控えめ。人によっては、飲み口に物足りなさを感じる事もあるかも。甘味のクリアー感を楽しめれば、この点はむしろ長所。 抜栓50分弱で、香りの出力が弱まり、味も苦味が強まってくる。 でもこれ位はむしろ甘味強調の度合いが増した位で、何もマイナスになっていない。 抜栓90分程で、苦味にしつこさが出たり出なかったり。 この出方は当初の飲み易さとバランスを崩す安っぽい流れなので、 90分までに飲み切るのを推奨というところか。 1600円位のニュージーランド・ピノみたいな感じに。 これはもう飲み頃なんだろうな。現状でほぼ完成されてる。ソフトな味の流れの中で甘味が綺麗に伸び、香りはベリー、紅茶、カラメルが拡がる。同年・同価格の半端なフランスのブルゴーニュ・ピノノワールに完全に勝ってる。抜栓90分までなら右肩上がりで安定。良い意味で、イタリアワインらしくない。料理は是非、鶏肉か鴨肉のソテーやローストに合わせたい。ワインの甘味を活かしつつ、肉と脂の甘味を引き立たせ、香りも味方に出来る料理が望ましい。イタリア料理よりも明らかにフランス料理向き。完全に値段以上。2600円台を余裕で狙えるエレガントさと完成度。これでさらに熟成の将来性まで見えてたら、3000円前後もありえた。★楽天検索 マルケージ レオ★楽天扱い約8件 2000円~2580円 平均約2050円この価格なら優秀。是非、また買いたい。2500円で平凡なブルゴーニュのピノ買うより、2000円でこのイタリアのピノネロ。
2012/12/18
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オーストリア ブルゲンラント burgenland エスターハージー・ピノノワール・クラシック2010 Esterhazy PinotNoir Classic エスターハージー醸造所 Esterhazy Weingut ピノノワール100% 樽熟成6か月 アルコール分13% 輸入:有限会社エイ・ダヴリュー・エイ 購入価格:2289円色は透き通った紫。香りはブラックベリー、アンズ、スミレ、クレヨン、甘草、枯葉?紅茶(アッサム、アールグレイ)?味は渋味と薄い苦味。余韻に苦味と非常に薄い酸味。ベリー系果実に、ややインクに近いニュアンス と ほんのりハーブっぽい香り。味は程々の渋味を起点に、苦味でソフトに起伏を生み出していく。あまり果実味の方向には走らず、突出しない程度に渋味と苦味を組み合わせて、独特の飲み応えを作っていく。余韻の苦味が意外と(?)しつこさを出さない様に主張出来てるおかげで、全体のバランス感を支えられてる。出来は決して悪くないんだけど、ピノノワールワインとしては結構普通かも。香りが華やかって事も無く、味がクリアーで滑らかって事も無い。飲み易さと飲み応えの両立はそれなりに出来てるが、それ以上の魅力を感じられない。一応、90分以上の時間経過でも変化無く安定。ちょい渋ちょい苦の味に、余韻の薄い酸がジワリと奥行きを与え、口内を静かに去ってゆく。良くも悪くも普通のピノノワールワイン。料理は、タレ焼き鶏か、カリカリに焼いたタコ焼きに合わせたい。ワインに足りない甘味や酸味を追加できるツマミが望ましい。少々厳しく評価して、値段以下。2000円前後のピノならこんなもんか、といったところだが、どうにも個性に難が有る。「オーストリア」のある程度「質の安定」した「ピノノワール」という3つの点を全て重視するなら納得。ただ、これより美味いのや高コスパのなら、1980円以下でブルゴーニュや特にオーストラリアに弾が揃ってる。★楽天検索 エスターハージー ピノ★楽天扱い約4件 2289円~2499円 平均2380円この価格になってくると、そこそこ名の通ったブルゴーニュの作り手の下位ランクボトルが買えてしまう。「オーストリアの赤ワイン」という点に興味が無ければ、このワインである理由は多分無い。同じオーストリアでも、白のグリューナーフェルトリーナーのワインの方が楽しめると思う。
2012/12/14
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ドイツ バーテン地方 Baden オルテノウ地区 Ortenau ドゥルバッハ村 Durbach シュロス・シュタウフェンベルク・シュペートブルグンダー・トロッケン2010 Schloss Staufenberg Spatburgunder Trocken マルクグラフ・フォン・バーデン醸造所 Weingut Markgraf Von Baden シュペートブルグンダー(ピノノワール)100% 樽熟成18ヶ月 アルコール分12.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1764円色は透き通った薄い紫。香りはイチゴ、アンズ、生肉、セロリ、カラメル、プラム?味は苦味を伴う酸味と薄い甘味。余韻に苦味と甘味。まあまあかな。フルーティーな香りは有るし、少々青臭い雰囲気だがハーブ系の香りも有る。渋味は無く、滑らかな口通りで飲み易い。酸を基軸に軽い苦味や甘味を追わせる、いかにもピノノワールらしいピノノワール。意外と(?)苦味感が明確に出て、滑らかさの中に厚みや飲み応えを演出。香りが半端にフルーティーな方向に行かせなかったのも、この厚みを生み出すためだろうか?飲み口は軽いけど、薄くはない。ただ、飲み易さと引き換えの部分なのかもしれないが、飲んでて味や香りの拡がりを感じにくい。感覚的な話だが、何だか全体的に弱い。「繊細」とか「閉じてる」んではなくて。品種の特徴や個人の好みと言えばそうなんだろうけど、不味くはないのに飲んでて物足りなさが付きまとう。 15℃設定のセラーから取り出し、気温21℃、湿度42%(エアコン暖房は23℃設定) の室内での抜栓だが、抜栓10分程で酸味にしつこさが出てきたっぽい。 この位なら飲み応え演出の内だが、当初の滑らかさ、軽やかさは大分薄れる。良くも悪くもガブ飲みワインの範疇だな。抜栓直後なら酸は結構綺麗で、真っ直ぐな分かり易い味。ラングドックのピノよりは上品だが、ブルゴーニュのピノノワールが好きな人には飽き易い単調な味。香りの存在感が乏しいのが残念だが、流石にそこは値段なりの部分だろう。あまり油っこくない、素朴でシンプルな料理でないと合わないと思う。水抜きした豆腐のステーキとか、鶏ハムとか。イタリア料理のタリアータにならハーブの香りとバルサミコ酢の酸味とで相性良い感じ。値段相応。ドイツのシュペートブルグンダーで、この味わいで1000円台後半、まあこんなもんか と納得はいく。でもコスパを考えると、そんなに 魅かれるものが有るわけでもないな。結構普通。★楽天検索 マルク グラフ シュペートブルグンダー★楽天扱い約6件 1764円~2415円 平均1980円前後この価格なら特に魅力は感じないな。値段なりに不味い事はないんだけど、普通の枠内。「ドイツ」の「シュペートブルグンダー」に興味が無い限り、買う事は無いだろう。
2012/12/12
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「インカニャン」というペルーのミュージシャンが我が家へライブにやってきた。埼玉での3公演の後、次の日が茨城でのライブという事で、母親の知人のツテとコネで移動がてら おまけでホテルにチェックイン前に立ち寄ってもらえる事に。半分チャリティーに近い様な小規模な活動だからか、結構草の根的に自由が利く。近所で急遽聴きに来れる人を15人程度集めて、4曲30分程度の即席ライブ。基本的にアンプやスピーカーを使わない主義のバンドなので、いつでもどこでもライブできるのが強み。それにしてもメタラー好みの長髪だw。左端にいる白髪の男性がプロモーターの社長さん。アンデスの風という会社の方。ペルーの僻地に学校を建設して教育体制を整えるのがライフワークで、現在4校目の建設を計画中。1校建てられれば満足するつもりだったが、勢い余って現在までに3校建ててしまったらしいw。将来的には病院の建設も視野に入れてる様だ。一番左のペペさんとペルシさんが持ってる、管を横一列に並べたのがサンポーニャという笛なんだが、これ吹くのがすごい難しい。音自体は出せるんだが、大きい音を出そうとしたら息が続かなくてメロディどころじゃなくなる。高山生活者ならではの肺活量が演奏を可能にする楽器だな。ライブ終わって、マネージャーと中央のハビエルさんが誕生日という事でプチ誕生パーティー。自分もワインを7本用意。メンバー5人と社長とマネージャーと母と母知人と自分の計10人(社長は運転手なので炭酸水で乾杯)。大人数だとグラスが足りなくなるね。用意したワインは フランス カヴァリエ・ブラン・ド・ブラン・ブリュットNV 2本 ローヌ ルイ・ラトゥール・アルデッシュ・シャルドネ2009 オーメドック シャトー・ペイル・ルバート2008 チリ カッシェロ・デル・ディアブロ・シラー2010 日本 シャトー・メルシャン・アンサンブル・藍茜2009 乾杯用に用意したカヴァリエは結構全員に好評。ルイ・ラトゥールのシャルドネは母の知人に好評。メンバー以外は最初のスパークリングと白ワイン少量で満足したみたいで、ここから赤ワイン、いやヴィノ・ティントwタイム。で、最初に注いだペイル・ルバートが結構普通だった様で淡々と飲んでた。温度が低い事は無かったし、渋味を削るのにデキャンタしたけどそれがそれが良くなかったか!?すんなり飲みきったから、そんなに悪い印象も無かったようだけど。次にカッシェロ・デル・ディアブロなんだが、ハビエルさんが目に見えて顔をしかめるw。ken 「これ、そんなに美味しくない?」と聞くと(簡単な単語なら日本語の会話可能)Javier「アー、大丈夫デス。・・美味シイデス。」と返答。いや、すごい口に合ってないっぽいんだけど・・・w。正直、自分も飲んでてあまり美味しい様には感じなかったけどねw。香りがピーマンや土の青臭さばかりで、果実香やスパイス香が出にくい。味も渋味や酸が薄っぺらくてエグい感じが目立つ、熱劣化ワインに近い出方。この後時間経過でこの状態は大体解消されたが、安っぽさは最後まで抜けきらなかった。このチリはハズレだったか・・・。これではイカンと、とっておきのVino Japon、シャトー・メルシャン・アンサンブル・藍茜2009。熟成用に取って置いた3本の内の1本だったが、まあいいや。安ワインは早飲みが正義。結果これが大好評!。右から2番目のリカルドさんも気に入ったみたい。ちなみにリカルドさんは実家がワイン葡萄農家の多い土地で、本人もワイン好き。Javier「コレ、美味シイデス!日本ノデスカ!?」Richard「日本ノオイシイネ。」OK。予想通りの結果だが、やはりアンサンブル藍茜はほぼ同価格のチリワインよりも美味い。ペルー人が飲んでも同じ感想であった。先程のディアブロとは真逆の喰い付き方w。ペルシさんのグラスに注ぐペペさん。ペペさんはそんなにお酒飲まない人のようだ。藍茜を1本飲み切った処で、ハビエルさんが「Kenサン、コレ、モウ一本アル?」と追加注文。ガチで気に入ったようだw。御希望に添い、2009年ボトルをもう一本抜栓。ハビエルさんとリカルドさんは結構な酒飲みw。一番右端のアンヘルさんは終始マイペース。ノッてきた様で、飲みながら楽器を演奏し始めた。日本で有名なスペイン語の歌といえば、ジプシー・キングスの「ボラーレ」や「ジョビ・ジョバ」があるよと伝えたら「ボラーレ」は知ってたみたいで歌ってくれた。リカルドさんは河島英五の「酒と泪と男と女」を日本語で熱唱。チョイスも面白かったが、演奏も上手かった。やはり日本でライブ演奏やるなら、日本の有名曲は当然研究するよね。午前1時を回ったところでお開き。自分も楽しかったし、メンバーも楽しんでくれたみたいで良かった。木曜、金曜、土曜で茨城東京千葉をライブで回り、日曜日の飛行機でペルーに帰国予定らしい。また来て頂戴。ワイン並べて歓迎するよ。
2012/12/06
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ボルドー アントゥル・ドゥ・メール シャトー・グラン・ジャン・ブラン2009 Chateau Grand Jean Blanc デュロン家 Vignoble Dulon ソーヴィニヨンブラン60% セミヨン40% 澱上でステンレスタンク(?)3ヶ月熟成 アルコール度12% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:1024円 色は黄色がかった金色。香りはミカン、ステビア、グレープフルーツ、粉砂糖、桃?味は薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。3年の瓶熟で、意外と熟成したのかも。2010年5月に2007年ヴィンテージを飲んでるが、もっと酸味を分かり易く打ち出した味の記憶だった。今回の2009年ボトルは割と薄味の大人しい味と香りの出方で、悪い気はしない。薄味が香りのミカンや甘草の香りで補強され、バランスは取れてる。ソーヴィニヨンブランの比率が多いらしい、2009年ボトルの方が酸が控えめなのが不思議。余韻もしつこくなく、クリアーにフェイドアウト。まあ悪く言えば水っぽい、ちょい苦の軽薄白ワイン。もう少し香りの出力が頑張ってくれれば、薄いなりにも美味さと存在感を感じられたが、流石に価格の壁だろう。このレベルのボルドー白ワインとしては、充分健闘した方。 抜栓30分(温度上昇)で、味に苦味が強まってくる。 トマトジュースの余韻の様な、ちょっと粗い苦味で、薄味の雰囲気が弱くなる。 でも何かツマミ一つで無視出来る程度。酸も香りも控えめで、1000円ボルドーの白にしては少々薄味な珍しい(?)味。イタリアの白ワインが好きな人ならそこそこ気に入るかもしれない。薄いなりにガブ飲みも出来るし、そういう意味では万人向けか。下手に突出した味やらで特徴作られるよりは、こっちの方が好感触。料理は酢牡蠣とか鶏煮込みに合うと思う。ワイン自体が薄味なので、酸や甘味が明快な味の料理が良い。日本の甲州ワインに近いイメージで、和食との相性も上々。意外とシャブリに向く様な、ワインに強めの酸やミネラル感が要求される料理には合いそうで合わないと思う。値段相応。約1000円なら問題無く納得。香りが弱い点は惜しいが、そこが気にならない人なら大した欠点にはなってない。★楽天検索 シャトー グラン ジャン ブラン★楽天扱い約17件 924円~1347円 平均1130円前後今回のは瓶差も大きめに出たと思うが、上手くいけば1200円レベルに迫れる実力は見られた。1000円シャブリとの住み分けも出来てるし、食中のグラスワインには充分な出来。
2012/12/02
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