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先日、文化庁が発表した「国語に関する世論調査」によると、名詞や英語などの一部に「る・する」を付けて動詞化する表現が、かなり浸透しているらしい。その一例として、「事故る」とか「パ二くる」という表現が挙げられていたが、それと同じように「ディスる」という言い方も紹介されていた。ただ私は恥ずかしながら、今までこの言葉の意味を全く履き違えていた。自分自身で使ったことが無く、ちょっと耳にしたことがあるという程度だったせいもあるが、英語の“discuss”に由来する「議論する」という意味の言葉だと思っていたのだった。正しくは、“disrespect”に由来する「けなす、拒否する」という意味らしい。でもねえ、そもそも“dis”というのが否定の意を表す接頭語なんだから、本来もっと広い意味にならないといけないんだよね。もっともこういう略語(流行語としての)というのは、早く行ったモン勝ちだから仕方ないけど。
2014年09月29日
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逸ノ城という新鋭力士が彗星のごとく登場したと思ったら、彼もモンゴル出身なのだな。もう誰がモンゴル出身だと聞かされても、ビックリしなくなった。もう何人ものモンゴル力士が日本にやってきて活躍しているが、彼の国での相撲事情は、あまりよく知られていないと思う。もちろん私も知らない。でももしモンゴル人たちが、俺たちはレベル的には日本と遜色ないのだから、ここらで双方のチャンピオン同士を戦わせて、真の相撲チャンピオンを決めようではないか、と言い出しでもしたら、たぶん日本人はせせら笑って取り合わないだろう。でももしかしたら、アメリカ人が日本プロ野球に対して抱いてる感情というのも、これと同じようなものなのかもしれないな。
2014年09月26日
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この歳になって私自身、異常な話し下手だということを痛感してきた。いや、元々話し好きというわけではなかったと思う。どちらかと言えば、長時間ひとりで居てもまったく苦にならない、そちらの方のタイプだ。それが今、いわゆる“跡取り”とはいえ、商売をやっているのだから皮肉なものだ。もっとも人からいろいろと問いかけられて、その中で言葉のキャッチボールを交わすのは平気だ。こちら側で主導権を握った状態で他人に話しかけるのが、どうもいけない。こんなこと言ったら失礼かな、とか、皮肉に聞こえないかな、とか、そんな風に気を回しすぎるのだろう、結局何も話さずに済んでいってしまう、ということが多い。もちろん商売人である以上、こちらから話しかけるべき立場だ、それが明確なだけにとても辛い。同業者を見ても話し上手なタイプの人が多いが、そういう人たちが羨ましくてならない。もしも自分がもっと話し上手だったら、今よりももっと業績を伸ばせたかもしれない、そんなことを思ったりもする。ところで話し下手はどうしても口数が少ないので、得てして「生真面目」とか「おとなしい」とか「堅物」というイメージで見られがちだ。実際に私も他人からそう評されることが多い。「オマエは固いんだよ!もっと柔らかくならなきゃ!」と、他人から何度言われたことか...。実際はそうでもないのだが、他人からそう見られてるのなら、何とか改善した方が良いか、ということで、以前は私も気にはしていた。とりあえず“汚名挽回”すべく、自らのテンションを意図的に上げて話しかけることも試みた。しかし残念ながら、それでいい結果は得られなかった。どうもこういうのは、“付け焼刃的”な状態ではどうにもならないものだ。開き直るわけではないが、やはり人には、それぞれに生まれ持った資質というものがあって、それをいたずらに無視してヘンにあがくよりは、『アナ雪』じゃないけど、「ありのままに」自分をさらけ出して、受け入れてもらえる人だけに受け入れてもらえば、それで充分なんじゃないか.....そんな風に思うようになってきた。
2014年09月24日
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ムスメの英語の勉強を時折見てやっているが、時にはこちらが勉強させられることもある。あるとき長文読解問題の中で“purpose”という単語を、ムスメが訳せなかったとき、私「ほら、“TPO”って言うじゃないか、その“P”!」娘「えっ?“TPO”の“P”は“place”じゃなかったけ!?」私「えっ.....!?」改めて調べてみた。“TPO”の“P”は“purpose=目的”ではなく、“place=場所”で間違いなかった。確かにそうだよなあ、例えば「TPOをわきまえた服装」などという時、それはやっぱり「時と場所」の方がしっくりくる。かくして私の長年にわたる勘違いは、あっさりと訂正された訳だが、それで終わりでは無かった。実は私は最後の“O”について、今までずっと“Opportunity”だと思っていたのだが、これもそうではなく、“Occasion”であることが分かったのだ。ただ私の名誉のために申し添えておくと、ウィキペディアで「TPO」を見てみると、「Occasion(場合。Opportunityと使われることもある)」という記述がなされていた。だからこれに関しては、直ちに間違い、というわけではないようだが、今にして思えばやっぱり“Occasion”の方がずっとふさわしい。
2014年09月20日
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深夜の時間帯はお客も少ないわりに、人件費がアップして割に合わないので、深夜の営業をやめさせてほしい、というコンビニオーナーは多いようだ。が、もちろん会社としては、はいそうですか、というわけにはいかない。そこにはブランドイメージの問題、配送効率の問題など、いろいろな要素がある。あと、これは運営会社の方で口にしてはないかとは思うが、ごく一般的なハナシとして、コンビニが深夜営業していることが、地域の治安につながっているということもある。もっとも逆に、深夜のコンビニが不良の溜まり場になり得る、という批判もあるにはあるが、それを割り引いても、深夜真っ暗な中で灯りのともるコンビニにホッとしたことのある人は少なくはないだろう。しかしそれがコンビニの「社会的使命」だとするなら、コンビニの深夜営業に対して、行政から何らかの補助があってもいいんじゃないだろうか?
2014年09月16日
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先月の盆休みに、関東の妻の実家に帰省した際には、高速道路をクルマで往復した。ここ最近、ずっとそうしている。その帰省の時以外で、東京方面に用事(そうそうあるわけではないが)で行くときには、夜行バスを使うことも多い。寝ている間に移動ができる、という時間の有効利用と、旅費の節約という二つの観点からだ。そうなると東京まで新幹線で行く、ということが滅多に無くなる。今や私にとって東京とは、5~6時間かけていく所、という感覚になってしまっている。そんな私から見ると、名古屋から東京まで新幹線で1時間40分というのは、十分に速い。いや、ムチャクチャ速いんじゃないか!いやいや、速すぎるくらいだ!1時間40分でも不満があるという人って、どれほどいるんだろうか?このままで充分じゃないか!?それでも今、それ以上の速さで移動するリニア新幹線の計画が、着々と進行しつつある。突き詰めていけば、人間の欲望なんて、キリが無いものだ。そして科学技術の進歩は、現状よりも少しでも先んじることが大命題になっている。それに加え、日本という国の威信、関係自治体の思惑、あらゆる企業のソロバン勘定...。これらが一体となれば、もう誰もリニア新幹線に異を唱えるものなど居ないのが現実だろう。でもあえて、私は言う。「リニア新幹線なんて、ホントに必要?」
2014年09月12日
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前回のブログで、高校生のムスメの英語を見てやっているということを書いたが、彼女の辞書の引き方を見ていて、ひとつ気が付いたことがあった。多分面倒臭がってのことだろうが、ひとつの言葉のいくつかある意味の中で、一番上に来ている候補をそのまま無条件で採用してしまっているのだ。もちろんそれでは不十分で、本来ならその単語に関わる全ての意味に目を通した上で、その単語がどんなニュアンスを表しているのかをイメージで捉え、その文章の中で最適と思える訳語を採用する必要がある。これは私が高校の時に、さる先生から教わったことだ。思えばその先生には、今にして思えば多大なる影響を受けた。自慢ではないが高校時代、私は他の教科に比べて、英語にはそれなりに自信があった。当時洋楽に入れ込んでいて、英語コンプレックスには無縁でいられたということもあるが、この先生の影響も無視できないと思う。その先生に勧められて高校当時使っていた研究社の英和辞典を、久々に引っ張り出してきたが、その使い込んだ質感には、いまだに懐かしさと達成感が詰まっている。今の時代は電子辞書が幅を利かせていて、私の子供たちも、最初の頃は平易な辞書を使うものの、学年が進んでくると電子辞書になってしまう。電子辞書を否定するつもりはないが、先ほど書いたような、「ひとつの単語の複数の意味を俯瞰する」という点では、紙の辞書には遠く及ばない。この先、紙媒体としての辞書がどのような道をたどるのか、私は一抹の不安を覚える。
2014年09月08日
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高校生のムスメの英語の成績が伸び悩んでいるので、私がちょっと見てやることになった。そういうわけで何十年か振りに、模試の英語の問題に対峙した。長文読解など、かなり単語も忘れていたりするので、辞書を片時も手放せない。ただ最初は面倒に感じていたのが、やっているうちに不思議と快感に変わってくる気がした。受験生時代へのノスタルジーもしれないが、解らない単語をひとつひとつ潰していくにつれて、最初はワケの解らない言葉の羅列だったものが、ある一定の意味を帯びているのが分かってきて、それが無性に楽しくなってきたのだ。『花子とアン』の主人公の気持ちがよく分かる瞬間だ。
2014年09月05日
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大学生の長男が、約20日間のホームステイ&スタディツアーで、昨日アメリカに向けて旅立った。親元にいるときには独りでは何もできなくて、私達の目から見てもホントに頼りなかった奴が、大学進学を機に独り暮らしを始めてから、見違えるように大人になっていった。今回、日本語が全く通じない異文化の環境に放り込まれることによって、多分相当苦労することになるのは想像がつくが、この経験を経て、彼の中で何が起こるのか、どんな変化を見せるのか、とても楽しみにしている。
2014年09月02日
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