蘇芳色(SUOUIRO)~耽美な時間~

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2005/09/02
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カテゴリ: 韓流ドラマ&映画
しいなさんにクリック&ドラッグの仕方を教えていただきました。(笑)
やってみますね~。(いまさら、だけど)



『葉子さん、愛しています。貴女は僕と別れるというけれど、僕にはあなたを忘れることなどできない。この気持ち、受け止めてもらえませんか?』
ソンジェは葉子の耳元に唇を寄せた。
「私たち、もう会えないんですか?」
葉子がかすかに震えている。
「会うの、いけないですか」
苦しい想いを吐き出すように、ソンジェは葉子の耳元で囁く。
「お別れしないと、ダメですか」

葉子がゆっくりとソンジェの方を向く。
ソンジェの瞳を射抜くような、強い視線を葉子は返してきた。
『葉子さん、貴女が欲しい。どうしても』
ソンジェは葉子の首に手を回し、そっと自分に引き寄せた。
ゆっくりと唇を重ねる。
雨に濡れたからか、葉子の唇は冷たかった。
ソンジェは葉子の冷えた唇を温めるかのように、ゆっくりと自らの唇で包み込む。
愛する人との、初めての口づけ。
ソンジェの脳裏には、初めて葉子を見かけたときのことや公園で偶然に会ったこと、雨の日に傘を貸したことなどが、鮮やかに映し出されていた。

長い長い口づけの後、ソンジェは再び葉子の目を見つめた。
葉子の手をとり、握りしめる。
まるでこれからの行為に対しての許しを得るように。
そして彼女のブラウスのボタンに手をかけた。
葉子はただだまってソンジェの手を見つめている。
震える手で、ソンジェはブラウスのボタンを1つ1つ、ゆっくりとはずしていく。
葉子の白い肌が、少しずつ現れてきた。

すると葉子は、ソンジェの手を止めた。
ソンジェは驚いて葉子の目を見る。
葉子もソンジェの目を見つめ、何かを決心したような表情をした。
彼女はソンジェから視線を落とし、自分でボタンをはずしていく。
ブラウスを脱ぎ、下着の肩ひももはずした。
葉子の鎖骨があらわになった。
ソンジェはまぶしい思いで、葉子の白い肌を見つめる。
外でとどろく雷に呼応するかのように、ソンジェの鼓動も激しくなっていった。
まるで体中が心臓になった気分だ。
ドクンドクンという鼓動が、ボートハウスの中でこだましているのではないかと思った。
そっと葉子を抱きしめる。
彼女のなめらかな背中に、腕をまわした。
葉子はやはり震えている。
『葉子さん、怖いの?何を恐れているの?僕が貴女を抱いたとしても、貴女には罪はない。悪いのはすべて僕なんだよ』
葉子のうなじに唇を近づけ、彼女の甘い香りを感じる。小さな花びらが集まったような、かわいらしい甘い香り。
ソンジェは再び葉子に口づけた。
彼女の唇は熱くなっていた。
その唇を味わい、ソンジェは唇を葉子の首筋にすべらせる。
葉子の白い肌が、すっと紅を帯びる。
ソンジェは葉子をそっとソファの上に横たえた。
葉子の顔を見つめる。
『いとおしい人。僕は貴女のものになりたい。そして貴女のすべてが欲しい。葉子さん・・・』
手の甲で、葉子の頬をなでる。
葉子の甘えるような瞳に、再び口づけをした。

ソンジェが葉子の全身に口づけていると、ますます彼女の白い肌は紅に染まり、熱を帯びてきた。
甘い花の香りが、芳醇な香りに変化する。
葉子の唇から漏れる、艶めいた吐息に、ソンジェは頭の芯がしびれていくのを感じていた。
『葉子さん、愛しているよ。もうどうしようもないくらい、貴女のことが好きだ』
ソンジェは自分の気持ちのありったけをこめて、葉子の体に刻印をつけた。
葉子はソンジェの全てを受け止めた瞬間、体を大きくしならせ、「ソンジェ!」と甘く叫んだ。

あれほど激しかった雷雨が止んだようだ。
窓から夕日が差し込んでいる。
ソンジェは葉子を抱きしめながら、どうしようもない気持ちをもてあましていた。
『僕との愛の行為も、貴女の気持ちを引き止めることは出来なかったの?』

激しい時間を過ごしたあと、葉子がぽつりと言ったのだ。
「ソンジェ、貴方を愛しているわ。でも今日でお別れなの。私には家族がいる。とても大切な家族なの。だから、わかって・・・」








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最終更新日  2005/09/03 11:43:38 PM
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