全5件 (5件中 1-5件目)
1
![]()
「原発を終わらせる」(石橋克彦 編、岩波新書)を読む。昨年7月に出た本。編者の石橋氏は東海地震説を唱え、日本の原発に以前から警鐘を鳴らしていた人である。そんな編者がまとめた本書は、科学的・技術的・法的・社会的・政治的そして住民感情の観点から、「原発を終わらせる」ことを論じている。原発に関する技術的なことや、法律・社会的なことには難しい点もあるが、ごく僅かな部分を見ても、原発は絶対終わらさなくてはいけないということがわかる。例えば、原発で事故や異常が発生する割合は1日1件であるとか、イタリアでは太陽光発電が既に従来の電気料金より安くなっている、とか。本書で述べられている通り、今回の福島原発の事故をきっかけに自然エネルギーへの転換が行われ、クリーンでグリーンなエネルギーが使える時代をつくっていかなければならないのである。
2012.01.31

はぐりん、キングス、マリリンが最高レベルに到達。
2012.01.29

アップがすっかり遅れてしまったが、ホイミンがLv99に到達。
2012.01.28
![]()
「黒体と量子猫2 ワンダフルな物理史[現代篇]」(ジェニファー・ウーレット、ハヤカワ文庫NF)を読む。「1」の続きの時代である現代物理学の話。現代物理学といえば量子力学と相対性理論が2つの大きな柱なのだが、本書もプランクとアインシュタインの話から始まる。そして、本書のタイトルにもなっているシュレーディンガーの猫の話や、ニュートリノ、ひも理論といった、人間の日常の感覚からはかけ離れた世界の話が展開される。それだけでなく、物理学者が何故そんな一見奇異にも映る世界のことを研究しているかということも丁寧に語られている。そして他方では、コピー、ホイップクリームなどの泡、マジックテープなど、われわれの日常に役立っているいろいろな科学・技術研究の成果についても語られており、話題は小難しい物理の世界の話だけに限定されているわけではない(とはいっても、相対論や量子電磁力学なんかの話は理系の私にとっても少々というよりかなり難しいが…)。それから「1」でも語られていたことだが、科学者についての様々な面白い逸話が読めるのもいいところだ。あの有名なファインマンが実は女たらしの遊び人だったとか、水爆の開発に関わったにも関わらず全く良心の呵責を感じていないどころかそれを誇りに思ってるテラーとか(後者については非常に腹立たしいものがある)。
2012.01.27
![]()
「黒体と量子猫1 ワンダフルな物理史[古典篇]」(ジェニファー・ウーレット、ハヤカワ文庫NF)を読む。タイトルの通り、古典物理学の時代の物理の歴史を書いた1冊である。レオナルド・ダ・ヴィンチの黄金比の話や、いわゆる「コペルニクス革命」の話など、有名な物理の逸話から、アメリカ初のジェットコースターの話など、普通の物理史では扱わないような話も載っていて、そのどれもが面白い。実際読み進めてみると、話は物理史だけでなく、幅広い科学史、技術史、美術史、文学史などの内容もふくまれていることがわかる。また、ふつうは理性的で冷静という印象を持たれることの多い科学者や発明家が時に示す人間的な側面や、科学を取り巻く人間ドラマがよく描かれている。例えば、発明王トーマス・エジソンは実は研究上のライバルをけなすのが凄く得意だった、とか。2巻目に期待の出来る1冊。
2012.01.26
全5件 (5件中 1-5件目)
1

![]()
