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「哲学原理」「精神指導の規則」(デカルト、岩波文庫)を読む。久しぶりの岩波文庫。相変わらず格調高くて難しい。特にデカルトともなれば尚更である。「哲学原理」は哲学と銘打っているが対象は形而上学にとどまらず物体の運動法則をも対象とした、デカルトの広義の哲学体系を系統的に叙述している。「精神指導の規則」は、デカルトの「方法」の詳しい規定を述べたもので、これまた形而上学のみならず、数学、自然学をも含んでいる。そもそもデカルトを知ったのは高校時代に「方法序説」を読んだからである(詳細はココ)。今回この2冊は初めて読んだが、やはり一筋縄ではいかなかった。実際「方法序説」も何度か読み返してやっとそこそこの理解に到達したレベルだし。この2冊だと後者の方が読みやすい感じだった。「精神指導の規則」というタイトルからも何となく示されているのだが、これって学生が卒論なんかを書くときの心構えとして読むのにいいかも知れない。それでもけっこう難しいが。そのうちデカルトに関しては一般向けの解説書でも改めて読んでみようかなと思う。とりあえず今年27・28冊目読了。哲学原理/デカルト精神指導の規則/デカルト
2015.04.29

10日ほど前に深夜眠れず、何となくDS版DQ4のリプレイを始めた。冒険の書が3つとも塞がっており、おまけにそのうち2つは全キャラLv99まで上げたセーブデータだったので、残りのひとつを消して冒険を開始。その冒険も昨日終わった。今回も全キャラLv99まで上げた。勇者のステータスは以下のような感じ。以前のデータ(ココ)と比べるとやはり若干の数値のズレがある。今回も前回も種・木の実は一切使っていないので、これまた純粋に乱数による違いであると思われる。各段階での戦歴は以下のような感じ。今回はうっかり「逃げる」を選んでしまったことがあったので、5章終了時点では「不死身の勇者」(全滅なし)だった。ちなみにこの戦歴は初めて。そしてLv99の冒険の書が3つ並んだスタート画面が以下。どうやら今回は前回・前々回より短時間でLv99まで来れたみたいだ。これでDQ4は当分やらないだろうな。先日3DSとモンスターズシリーズを2本買ったので、今日からはそっちにとりかかるつもり。それにしてもDQ4、面白い!
2015.04.27
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「代替医療解剖」(サイモン・シン&エツァート・エルンスト、新潮文庫)を読む。主に鍼・ホメオパシー・カイロプラクティック・ハーブ療法を例として、代替医療が本当に病気の治療に効果があるのかどうかを、臨床試験や<科学的根拠にもとづく治療>といった現代(西洋)医学の観点から論じた1冊。結論から言ってしまえば、本書で取り上げられている代替医療はほとんど科学的根拠がないか、治療上の効果がないか、あってもごくわずかであり通常の医療のほうがより効果的であるかであり、代替医療については概ね否定的な見解が述べられている。しかしそれは科学的見地からのものであるので、不当に代替医療を貶めるものではないし、医療といったものは当然科学的に理解しなければならないので、賢い患者であるためには本書のような論評に触れることは重要なことであろう。それにしても容易に想像されることだが、本書の訳者文庫版あとがきによると、本書の出版を巡り著者のひとりシンは英国カイロプラクティック協会により法廷に訴えられたとのことである。結局勝訴に終わったとのことで一安心であるが、本書を科学的・客観的に読むことができず感情的に読んでしまう人(特に代替医療のセラピストやその患者)にはなかなか受け入れられないこともあろう。しかし、それではいけないし、そうではないのである!代替医療もきちんと臨床試験を経れば通常医療として認められるというのが著者や他の多くの医師・医学研究者の意見なのであるから。さて、以下面白いと思ったエピソードをピックアップしてみよう。まずは、鍼と言えば中国発祥と思っている人が多いが、実はこの治療法の最古の証拠は中部ヨーロッパで見つかったものだとのことだ。あと、1996年にコロラド在住のエミリー・ローザという女性が、9歳にして、人間の<エネルギー場>を検出できるというセラピストたちの主張を科学的実験により否定し、2年後に論文にまとめたのが、査読付き医学論文執筆の最年少の事例であるという。これは凄い!それから、本書は英国チャールズ皇太子に捧げられているが、彼は代替医療の唱道者のひとりであり、科学的見地によらない代替医療を通常医療と同様に推進することが患者のためになるという誤った信念を持っているという。そして、単に生まれが良かったという理由だけで、代替医療界に大きな影響を及ぼしているという。これはまさかと思った。今後チャールズを見る目が変わるな、と。最後に例によって引用を幾つか。「科学と意見という、二つのものがある。前者は知識を生み、後者は無知を生む」(ヒポクラテス)「逸話の複数形はデータではない」本書には、誰にとっても大切なことであるにもかかわらず、たいていの人にとっては学ぶ機会のなかった、医療に関する基本的な考え方や最新の情報が盛り込まれている。ジェイムズ・リンドと臨床試験、ナイチンゲールと統計学など、医療の歴史を彩るさまざまなエピソードを楽しみつつ、現代人に必要な医療リテラシーを身に付けるための一助としていただけるなら、訳者としてこれにまさる喜びはない。(訳者あとがきより)これで今年26冊目読了。代替医療解剖/サイモン・シン&エツァート・エルンスト
2015.04.24
「ボトルネック」(米澤穂信、新潮文庫)を読む。亡くなった恋人を追悼するために東尋坊を訪れたリョウは断崖から墜落…しかし気がつくとそこは見慣れた金沢の街。自宅へ戻ったリョウを待ち受けていたのは、自分にはいるはずのない「姉」サキ。もしやリョウは自分が生まれなかった並行世界へ来てしまったのか、という設定の話。設定は面白いのにちょっと期待外れだったなぁという感じ。まぁとにかく今年25冊目読了。
2015.04.16
「トミーノッカーズ(上・下)」(スティーヴン・キング、文春文庫)を再読。他に未読本もある中で敢えて本作を再読用に選んだのだが、キング作品の例に漏れずというか本作は特にというか冗長な描写が多くてなかなかストーリーを進められない始末。おまけに途中で体調不良に陥って読み進められなかったり、酔っぱらった状態で読んでしまい後からもう1回遡って読んだりと、いろいろ苦戦しながらではあるが再読し終わった。舞台はメイン州ヘイヴン。女流ウェスタン作家のボビ・アンダーソンがある日森で地面から突き出ていた「あるもの」に偶然つまづいた。そして好奇心からそれを掘り起こし始めたのだが…かつての恋人でもあり反原発論者のしがない酔いどれ詩人ジム・ガードナーとボビが協力して掘り起こしたそれはどうやら宇宙船のようであった。そしてそれがヘイヴンの街の人々に謎の「進化」をもたらすとともに街に異変を引き起こしていく。SFとホラーが渾然一体となったキング・ワールド。どうもヘイヴンで何かが起こっているらしいことは判るのだが、具体的にそれが何なのかがイマイチ判然としないまま進んでいくストーリーにやきもきさせられる感じの展開で、ちょっとスッキリしないなぁというのが正直なところ。でも結末の一部はハッピーエンドなのは良かった。さて、本作も例によって他のキング作品との結びつきが深い。私の気づいたところで列挙してみると…「ダーク・タワー」の<カ>が言葉だけだが登場したり、「デッド・ゾーン」も言葉だけ登場したかと思えばその後ではジョン・スミスの名前や経歴もちゃんと登場していたり。あとは、「ファイアスターター」の<店(ショップ)>も登場するし、アンソロジーのタイトルにもなっているレベッカ・ポールソンが主要人物のひとりとして登場。「ペット・セマタリー」のミクマク族に「IT」のピエロ、「シャイニング」のタイトル、「グリーン・マイル」を思わせる描写までも登場と枚挙に暇がない。そんなわけで今年23・24冊目読了。
2015.04.13
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