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卵から生まれたローズダンスを使ってプチットガールズを配合した。肝心なローズダンスの写真を撮り忘れてしまったが、スキルを見れば判るだろう。
2015.05.30

配合時にときどき出来る「○○の書」を利用して以下のようなオセアーノンを作ってみた。ちなみに元になったオセアーノン自体、スカウトしたものではなく配合(プチアーノン2匹×大王イカ2匹の4体配合)したものなので、なかなか手間がかかっている。
2015.05.30

モンスターの卵からレアなモンスターが生まれたのでご紹介を。おおみみず・ポンポコあにき・少年レオソードの3匹。スキルは転生の杖を使って適当につけた。
2015.05.29

勝ちぬきバトルで130連勝を達成した。51戦目からのやり直しで、パーティにはまだ余力があったが、プレイヤーである私が疲れてしまったのと、時間的にも厳しくなってしまったので、ここで断念した。パーティは、ギガントドラゴン・グレイトドラゴン(究極配合)・ブラックドラゴン・ワイトキング。そしてスタンバイは、公式ガイドブックを参考にして、サージタウスとオーシャンクロー(究極配合)にした。パーティはドラゴン系にこだわってみたが、ドラゴン系は最大MPが低く、攻撃・回復の呪文を使いこなせるヤツがいなかったので、やむなくワイトキングを入れた。コイツは素早いし、MP自動回復の特性があるので非常に使える。でもドラゴン系にこだわりたいので、攻守の呪文に長けたオーシャンクローをスタンバイとは別にもう1匹作ってスタメンパーティをドラゴン系で統一してみたいと考えている。ちなみに公式ガイドブックとして以下のものを使用している。一応今年42冊目にカウントしておこう。ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D最強データ+ガイドブック
2015.05.27
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「世界に嗤われる日本の原発戦略」(高嶋哲夫、PHP新書)を読む。小説家としての高嶋氏は好きだし、これまで書かれたノンフィクションも好きなのだが、こと本書に関してはキライと言わざるを得ない。福島であれだけの原発事故が起きていながら、そして脱原発モノの小説を書いていながら、原発推進のノンフィクションを書くとは、ちょっとありえないというのが第一の正直な感想。まぁ結局高嶋氏も元原子力の研究者だし、仕方ないのかもとは思うが…。福島の事故を受けて国民に「感情的」にならず「科学的」であれ、というのは無理なんじゃないかと思うし、もしそれが出来ないのなら全て専門家に任せなさいというのも、発言が二転三転する専門家たちを見てると無理って気がする。私は小説・ノンフィクションのいずれも、気に入ったところや気になったところのページの隅を折りながら読んで、あとでここで引用させてもらったりするのだが、本書は折った箇所が多過ぎるので、全てにいちいちコメントしないが、特に気になったところを以下に挙げよう(t-crossが原発に関してはかなり感情的になっていることがおわかり頂けると思う)。P.27。浜岡原発の停止を「愚かな行為」と言っているが、私は英断だと思う。P.31。加速度単位の「ガル」の説明が間違えている。P.40。一般の人に原子力や放射能の判断を求めるのは「酷」だとしているが、これは全く逆で、一般人の市井の感覚がなければ、これから原子力なんてやっていけない。P.42。「どうせ、原子力ムラの人が言うことだから」「でも福島では実際に事故が起きたでしょ」と返されると反論できません。 って、当たり前じゃん。P.48。第1章の終わりまで書いておいて、ここまで書いてきて、僕の結論は「やはりよく分からない」です。 って、散々何書いてきたのって感じ。P.98。あとは未来の人が未来の科学技術を駆使して解決していけばいいのです。 って、無責任すぎ。例えばフロンによるオゾン層破壊の問題についても、科学者はそんな態度ではなかったのでは? 原子力については、将来世代に負の遺産を積極的に残しても構わないという姿勢は許されるのだろうか?P.109。ガラス「固化体」をガラス「固体化」と書いている箇所が1箇所。タイプミスとしても、これは校正担当者が直さないとダメ。P.180。原発稼働中の40年間に大地震が起きなければいいので、「耐震設計審査指針」で活断層の定義が「13~12万年前までの活動しており、将来も活動する可能性のある断層」となっているのは厳しいとしているが、これは地震学を学んだものとしておかしいと思う。そもそも活断層の定義は13~12万年前ではなくて200万年前程度とするのが地震学の常識だし、地質学者と地震学者に40年以内に動く可能性があるうかどうか議論してもらう なんてことは出来ない。活断層は今日この瞬間に動くかもしれないし、200万年経っても動かないかもしれない。それを見極めることは残念ながら今の地震学では不可能。ましてやそれを原発という実応用に適用するなんてとんでもない。あとは「です・ます」調と「だ・である」調の混在も気になったし、この手の科学ノンフィクションで一人称が「僕」なのも私はキライである。なんか正直「高嶋観」が変わってしまった1冊。まぁ彼も元は原子力の研究者だから原子力に毒されているのは仕方ないのかなと思うが。まぁそんなこんなで、今年41冊目読了。世界に嗤われる日本の原発戦略/高嶋哲夫
2015.05.26
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「オーダーメイド殺人クラブ」(辻村深月、集英社文庫)を読む。タイトルを見ただけで辻村は何て素敵で素晴らしい作品を書くのだろうと思った。このタイトルだけからいろいろ想像して、それから読み始めた。クラスで「リア充」グループに属する中学生・小林アンは、死や猟奇的なものに対する興味を隠し、友人・恋人(付き合う・別れる)・親子といった、些細なことで激変する人間関係に悩む日々を送っている。親は全く自分のことを理解していないし、友人や恋人もいつ手のひらを返したように仲間内からアンを外してしまうか判らない。そんな状況に絶望感を抱いたアンは、クラスメートの男子・徳川に自分の殺害を依頼する。二人はこれまで「少年A」や「少女A」が行ったことのないような方法での殺害事件を計画することとなるのだが…。中学校のクラスカーストやヒエラルキー、中二病特有の人間関係(友人・恋人・親子)などといった現代社会が抱える教育現場における問題を背景というか通奏低音に置きながら進んでいくストーリー。話の立ち上がりが遅く、100ページ目くらいでやっと「殺害計画」の話が出てくる。それまでは上記の「通奏低音」の話が軸であった。まぁ話の立ち上がりの遅さはキングで慣れているし、読者を作品世界に呼び込むためのひとつの技法でもあるので、私はほとんど気にならなかった。結末に関しては、ちょっと甘いんじゃないかと私は思った。巻末解説の大槻ケンヂによると、その優しさが辻村作品の魅力なんだとか。まぁどっちと感じるかは読者次第ということで。ちなみに本作には辻村の別作品「スロウハイツの神様」(感想はコチラ)の登場人物、チヨダ・コーキらしき人物の名前がチラッと出てくる。こういうところも、辻村とキングは似ている。これで今年40冊目読了。オーダーメイド殺人クラブ/辻村深月
2015.05.22

ジュヒョウの国のボスをやっつけた。パーティは、魔王の使い、グレイトドラゴン、スライムベホマズン、バッファロン。最初の2体がアタッカー、スラベホがヒーラーで、バッファロンがサポーターという役回り。もちろんそれぞれ専門ではなく、バッファロンはアタッカーとしてもなかなかのものだった。さて、まだまだ冒険は続くから頑張らないとね。
2015.05.21
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「あなたの本」(誉田哲也、中公文庫)を読む。7篇の短篇からなる短篇集。正直、最初の2篇が面白くなかったので、こんな調子が続くのかとやや暗澹とした気持ちになりながら読み進めたが、その後は面白い作品が多かった。3作目の「天使のレシート」が私は一番気に入った。コンビニの女性店員に恋心を抱く受験生の話なのだが実はSFという話。それから4作目の表題作「あなたの本」、これは自分の人生で起きた(そして、これから起きる)出来事が全て書かれた本に遭遇した男の話なのだが、最後のオチが凄い。せっかくなので「天使のレシート」から気に入ったところを2箇所、以下に引用しよう。なんか困ったら、天に向かって祈ったりしちゃってんじゃないの? やめた方がいいわよ無駄だから。神は、人間が困ろうと野垂れ死にしようと知ったこっちゃないんだから。そんなちっぽけなことにかかずらわってなんていられないし、基本的に興味もないから。宇宙を認識しようとする驕り高ぶった人間。そのくせ、神を都合のいいように崇める愚かな人間。ああ、でも誉田哲也はやっぱり「姫川シリーズ」とかの刑事モノの長篇の方が好きだわ。まぁとにかく、今年39冊目読了。あなたの本/誉田哲也
2015.05.20

ココに書いた小さなメダルの収集法を改良してみた。具体的には、パーティを、ブラウニー3匹とスライムベホマズンで組み、スラベホがスクルト、ホイミ、ベホマラーなどでブラウニーを援護しながら「オーガー狩り」を行うという方法である。ブラウニーの攻撃力が高すぎるとダメな方法なので、レベルを低く抑えなければならず、すなわち最大HPが少なくなるという問題をこれによって解消できた。メダル収集の効率は以前の手法と大きく変わらず、約2時間で100個弱を集めることができた。これを「メダルスライム」に卵と交換してもらったのが下の写真である。卵はひとつ祭壇に捧げたので、メダル収集効率は「92個/2時間」となった。
2015.05.19

ココに書いた「阪神灯台タイガー」を実戦配備できるよう、スキルを修正してみた。MPが少ない打撃攻撃型のモンスターなので、攻撃用に「剣豪SP」、MP自動回復といざというときのベホイミなどを考慮して「水芸」、そして攻撃力を上げるために「攻撃力アップSP」をつけた。これでかなり実戦で使える感じになった。しかし、水芸をつけたことによって「ヘロヘロ」の特性がついてしまい、「強者の余裕」と合わせて何もできないターンが結構あるというのが難点…。
2015.05.19

私は阪神タイガースのファンなので、名付けて「獣王神タイガー」という灯台タイガーを配合してみた。全系統の最強呪文を覚える「グランスペルSP」をつけてみた。実戦配備するにはMPを自動回復させる特性なりスキルなりをつけたほうがいいだろう。もちろん「攻撃力アップ2」も更に「3」に上げるなどの必要があると思う。まぁこれはお遊びだけど。
2015.05.18
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「さよなら妖精」(米澤穂信、創元推理文庫)を読む。ある日、雨宿りをする一人のユーゴスラヴィア人少女マーヤと地元の高校生たちが出会う。マーヤは2か月で国に帰らなければならかったが、日本の友人たちと遊び、有意義な時間を過ごす。マーヤは日本の文化のあれこれや日本語に非常に興味を示し、友人たちもマーヤをあるときは楽しませようと、またある時は誤解させないようにしようと、いろいろと話すうちに彼らは親密になっていく。やがて彼女は帰国。その後、友人たちの間である大きな謎解きが始まる。詳しくはネタバレになるので書けないが、ユーゴスラヴィアは今は存在していなく、6つの独立国家になっているのがキーである。米澤作品なのでミステリ・謎解きを期待してしまうが、終盤まではほとんどミステリらしくなく、マーヤと友人たちの日常を描いただけの話が大半を占める。もちろん謎への伏線はあるが。そして最後の謎解きは、やはり全く予期せぬものだった。ちなみに本書は2つの意味で中高生時代に読みたかったなと思う(つまり、今の中高生に読んで欲しいということ)。ひとつは、日本人とユーゴ人との異文化交流が見事に描かれているからである。もうひとつは、ユーゴの歴史・社会・文化そして消滅の経緯などについて、世界史の教科書でも扱わないようなことが書かれているからである。ところどころ、ユーゴの言葉がそのまま登場するのも特徴的。カタカナの箇所もあるが、原語の綴りそのままのところもあり(カタカナでルビはあるが)、正直ちょっと面喰った。こういうミステリってのもアリなんだなと思わせる1作。これまで読んだミステリとは一線を画す作品なのではないかと思った。今年38冊目読了。さよなら妖精/米澤穂信
2015.05.16

とりあえずミレーユを助けてその後をプレイ中なのだが、脱線して小さなメダル集めを行っている。このサイトのココを参考に、私のやり方を紹介しよう。まず、「ブラウニー」を4匹用意する。これは、「おおきづち」と「もみじこぞう」が同時に出る扉があるので簡単。で、大体以下のレベルまで成長させる。ここで、ブラウニーがいいのは、「バウンティハンター」のスキルの一番最初で「ぬすっと斬り」を覚えるからである。あとは前掲のサイトにあるように、真実の扉の最初の画面のオーガーにぬすっと斬りをしまくるだけでOK。特薬草を用意しておけば、戦闘中にHP回復もできる(オーガーの攻撃力はこのレベルのブラウニーにはなかなかきつい。テンションもあげてくるので)。賢者の聖水もあれば、ぬすっと斬りで減ったMPの回復のためにタイジュに戻らなくて済む。そんな準備をして「オーガー狩り」を行った結果、私は2時間ほどで約100枚の小さなメダルを入手できた。
2015.05.16
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「犬はどこだ」(米澤穂信、創元推理文庫)を読む。病気からの社会復帰に調査事務所<紺屋S&R>を立ち上げた主人公の紺屋が想定した業務は、失踪した犬探し。ところがいきなり舞い込んだ仕事は失踪人探しと古文書の調査。調査の過程で両者の間のリンクが明らかになっていき、全体像が明らかになるというストーリー。最後の最後の事件の真相が明らかになるところで大どんでん返しが待っている。これが米澤作品の特徴なのだろうか。私は好きな作風である。なので最近米澤作品にはまっているのである。ところで本作には私の近しい人間と同姓同名(漢字が一文字だけ違う)が登場する。まぁよくある姓名だし、ストーリー上そういう名前の人物が必要なのだが、これにはちょっと驚いた。そういえば以前読んだ別の作家の作品で、私自身と同じ姓の登場人物がいた。私の姓はそんなに多くはないので、これにも驚いたが、同姓同名とはホントに吃驚した。これで今年37冊目読了。犬はどこだ/米澤穂信
2015.05.14

最近ようやく3DSを買ってテリーのワンダーランド3Dをプレイしている。DQM-J2とJ2Pのプレイが参考となり、まだミレーユを助けていないのに、パーティランクが「Professional」になった。パーティは、バベルボブル、魔王の使い、虹くじゃく、悪魔神官。ミレーユを助けた後も長いストーリーがあるみたいなので楽しみ。よーし、どんどんモンスターを強化していくぞ!
2015.05.14
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「本日は大安なり」(辻村深月、角川文庫)を読む。ある11月の日、とある結婚式場で行われることになっていた4組の結婚式に携わることになったウェディングプランナー。クレーマーがいたり、大事なものがなくなったり、怪しい男が式場をうろついていたり、美人姉妹が何やらたくらみを秘めていたりするようで、一筋縄ではいかない1日を描いた作品。ミステリのタッチも含んでおり、4組のカップルそれぞれについて思わぬ結末が待ち受けている作品。それにしても、やはり結婚式というのは新婦が主役なのだなぁとつくづく思わされた。これで今年36冊目。本日は大安なり/辻村深月
2015.05.12
「秋期限定栗きんとん事件(上・下)」(米澤穂信、創元推理文庫)を読む。「小市民シリーズ」の3作目にして初の長篇、しかも上下2巻組。2作目で互恵関係を解消した小鳩と小佐内がそれぞれ別の人と付き合い始めるところから始まる。そして彼らの住む街で連続放火事件が発生。彼らの高校の新聞部(部長は小鳩の友人・堂島で、その後輩・瓜野が小佐内の「新・彼氏」という関係)も学外のことながら事件について取り上げ始める。それにとどまらず、瓜野は連続放火事件の関連性を突き止め、犯人を捕まえようと画策する。果たして事件の真相は? そして小鳩と小佐内、それぞれの恋愛の展開は?上下2巻組だがタッチがライトな小市民シリーズだけのことはあって読みやすく、連続放火事件の真相も気になるのでどんどん読み進めてしまう。そして結末の意外性もいかにも小市民シリーズらしい。内容とは関係ないが、この本はたしかBOOK OFFかAmazonかで購入した古書なのだが、下巻に熊のプーさんの可愛らしい栞が挟まっていた。もちろんありがたく頂戴する。ちょっと得した気分。これで今年34・35冊目読了。
2015.05.09
「夏期限定トロピカルパフェ事件」(米澤穂信、創元推理文庫)を読む。「小市民」を目指すがそうはなれない高校生・小鳩常悟朗と小佐内ゆきを主人公にした「小市民シリーズ」第二作。序章と終章を入れて6篇の連作短篇からなる。第一章では推理好きの小鳩が「犯人」となり小佐内によって逆に謎を解かれてしまう。第二章では小鳩の友人・堂島健吾が残した謎の暗号「半」の謎を2人で解く。第三章は第四章への布石であり、その第四章ではタイトル「おいで、キャンディーをあげる」から判るように小佐内が誘拐され、小鳩と堂島が事件解決に乗り出す。そして終章では、小佐内誘拐事件の裏の裏のそのまた裏の真相が明らかになるとともに、小鳩と小佐内の関係が…という展開。1つの長篇ミステリ作品としても充分に楽しめる。正直この小市民シリーズの第一作を読んだときはちょっと期待外れな感じもしたが、本作は見事な出来だった。既に手許にある第三作を読むのが早くも楽しみである。これで今年33冊目読了。
2015.05.06
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「暗号解読(上・下)」(サイモン・シン、新潮文庫)を読む。古今東西の暗号の歴史・科学・技術とその背景にある人間・社会の問題について、非常に広範で専門的でありながら判り易く解説している作品。スコットランド女王メアリーの暗号に始まり、バベッジの解析機関、第二次世界大戦時にドイツ軍が使用したエニグマ暗号、エジプトのヒエログリフやギリシアの線文字Bといった古代文字の解読、近年の情報化社会で用いられるようになったDES暗号やRSA暗号、暗号の保護論者と規制論者の政治的論争、そして現在から未来に向けての新しい科学・技術である量子コンピュータ、量子暗号に至るまで、記述の対象は幅広い。そして例えばアラン・チューリングがエニグマ暗号を解読した時のエピソードなど、暗号とその解読を巡る人間・社会のドラマも活き活きと描かれている(もちろん私は戦争を賛美するつもりは毛頭ないが)。個人的には、IT業界にいる人間としてちょっと情けないかも知れないが、DES暗号やRSA暗号が二進数レベルや数学レベルでどういう理論を基礎としていて、どういう挙動をするものなのかを始めてちゃんと知ることができたのも大きな収穫のひとつだ。そして秀逸なのは、底本の末尾に付けられていた読者への挑戦状ともいえる暗号解読の問題と解答および解答に至るプロセスが示されていることである。特にこのプロセスの一部では訳者の青木薫氏らがチームを組んで実際に暗号を解読した様子やその時の気持ちが記されており、暗号解読とはこういうものなのかと実感できる。以下少し気に入ったところを引用。オリジナルな研究をやるということは、愚か者になるということなのです。諦めずにやり続けるのは愚か者だけですからね。(マーティン・ヘルマン)犯罪者が悪用するかもしれないからといって、特定のテクノロジーをすべての人に対して禁止するなどというのは実にお寒い政策だ。強盗は指紋を残さないように手袋をはめるかもしれないが、合衆国市民は自由に手袋を買うことができる。手袋が手を保護するテクノロジーであるように、暗号はデータを保護するテクノロジーなのだ。これで今年31・32冊目読了。暗号解読(上)/サイモン・シン暗号解読(下)サイモン・シン
2015.05.05
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「儚い羊たちの祝宴」(米澤穂信、新潮文庫)を読む。夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」のメンバーの周りで起きる5つの邪悪な事件を5篇の連作中篇で綴った1冊。どの作品も召使を抱えるような名家を舞台としており、私にとっては非日常の世界だった。そして、読書サークルを扱っているということで作中には古今東西の文学やミステリ、ホラーの作家名や作品名、引用などがちりばめられている。私にとってはいずれも読んだことのない作品ばかりであるのみか、初見の作家名などがほとんどで、それによって作品においそれと読者を寄せ付けない独特な世界観を作り上げている。そして起きる事件はいずれも「華麗で無邪気で非常な人形劇」(巻末解説より引用)の様相を呈している。事件の結末が気になるのでつい読み進めてしまうというミステリとしてのパワーを持っているが、それでいてなかなか理解するのが難しい1冊だった。ただひとつ言えるのは、こういうホラー・ミステリ、私は好きだということだ。いずれにしても、これで区切りの今年30冊目読了。儚い羊たちの祝宴/米澤穂信
2015.05.02
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「ランチタイムは死神と」(柴田よしき、徳間文庫)を読む。「死神」は「アンクー」と読む。アンクー(Ankou)については冒頭に以下のような説明がある。フランス・ブルターニュ地方に伝わる死神。アンクーを見ると、自分または自分の愛する人が死ぬ、とされている。ストーリーは、そんな死神が見えてしまった女性を主人公にした2篇の連作中篇と、同じく死神が見える子供を主人公にした3篇の幕間劇からなる。一話目の中篇の主人公・多美は同僚男性に片思いをしているが彼にはフィアンセがおり、そのフィアンセの死を思い描いてしまう。そんな話を会社の同僚の窓際族・島野に打ち明けると、彼は自分は死神だと多美に告げる。果たして死ぬ運命にあるのは誰か…という話。二話目の中篇の主人公・麦穂は玉の輿に乗ることだけを目標に生きてきたが今は愛人という立場に甘んじていて、応募している小説新人賞でも落選続きで焦っている。そんな中、とある新人賞を受賞したのが会社の同僚の冴えない女性だと判る。そんなとき、会社に特別プロジェクトのために移ってきた「死神」島野と出会う。果たして今回死すべき運命にあるのは誰か…。死神の設定はよくあるものだが、特に二話目の中篇は人生の幸せとは何かということを考えさせられる作品となっている。それに比べると一話目がちょっと甘いかなという気がしないでもないが、全体としてはまぁまぁ面白い作品だった。以下ちょっと引用を。母親なんだから、子供のために不自由するのは当たり前、と、なんとなく思っていた。あたしは、何もわかってなかったんだ。人の心はね、心の中は、聖域なんだよ。誰にも土足で踏み込んで踏み荒らす権利なんてない。この不況下でいったいどれだけ足を棒にすれば、まともな会社に雇ってもらえるのか。途方もない枚数を書かなくてはならないだろう履歴書と、不愉快な思いを堪えに堪える面接の日々を思うと、げっそりとして来る。これで今年29冊目。ランチタイムは死神と/柴田よしき
2015.05.01
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