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「心」を落とすモンスターの心を全て手に入れた。モンスターパークで狙いのモンスターをリーダーにした石板を作り、移民の町の台座に置いてその世界へ行って、通常戦闘やボス戦で「心」をドロップさせるという戦略。特に苦労したのは、ギャオース・コスモファントム・ヘルバトラー・エビルエスターク・まじんブドゥといった辺り。モンスタースタンプのコンプが配信を利用しないと出来ないので、これをもって3DS版DQ7、一応の幕引き。あっ、でもカジノの神経衰弱みたいなヤツ、まだ一度もやってないなぁ。
2015.11.29
まずは基本情報から。会場 :すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)日時 :2015年11月28日(土)・14:00~作曲・お話:すぎやまこういち指揮 :梅田俊明コンマス :西江辰郎管弦集 :新日本フィルハーモニー交響楽団プログラム:交響組曲「ドラゴンクエスト5」天空の花嫁というわけで、上記のDQ5のコンサートに行って来た。DQのフルオーケストラのコンサートは初参加で、しかも私の好きな天空篇の作品である「5」が聴けるとあって、楽しみにしていたのだ。DQのコンサートはいつもチケットが取れなくて悔しい思いをしていたのもあって、今回は堪能するぞ、という意気込みで行った。バッグにもDQ5の主人公のマスコットをぶらさげて…。それにしても、チケットを買った段階で不思議だったのは何故「新日本フィル」なのかということ。というか、DQのCD数多ある中で「新日本フィル」が演奏したものはないはずなのだ。そう思っていたらすぎやま先生が後記のMCの中で、「新日本フィル」がDQの曲を演奏するのは今日が初めてだと仰っていた。それで納得した(実は個人的にはCDも出してる「都響」をちょっと期待していたのだが…)。さて、内容は2部構成で、第1部は2曲おきに(「序曲」だけは1曲)すぎやま先生のMCが入り、第2部はMCなしのぶっ通しの演奏だった。何よりもまず「序曲」である。DQファンならば誰もが反応してしまうこのイントロ、この曲。生オケで聴くのはいつもCDで聴いているのとは大違い!ここですでにハイテンションになってしまう私。以降落ち着いて聴けばいいのに、気付けば体が前のめりになっている始末。DQ5のBGMの中で私のお気に入りは「愛の旋律」「哀愁物語」「結婚ワルツ」の3曲なのだが、第1部ではこのうち「愛の旋律」が演奏された。この曲はゲーム内では「眠れぬ結婚前夜」だけに使われている曲なのだが、芸術性が高く(←偉そうなことを言っているが…)、オリジナル版のDQ5の時からずっと気に入っているので、生で聴けて感動した。あと、第1部で特に印象的だったのが、最後に演奏された「空飛ぶ絨毯~大海原へ」だ。特に両者の出だしが凄く印象的で、「あっ、これから空飛ぶんだ!(or出港するんだ!)」という雰囲気が凄く良く出ていた。第2部で演奏された「哀愁物語」は確かリメイク版で追加された曲で、パパスとマーサの魂が出会い、主人公とその子供たちに世界の未来を託すという重要かつ印象的な場面で流れる。そんなわけで、この曲を聴くとそのシーンを思い出して、思わずウルッと来てしまうのである。これも生で聴けて良かった。「結婚ワルツ」については、ここでとやかく言う必要のない曲だと思う。ゲームのストーリー内で主人公が結婚するのはDQシリーズの中では「5」だけだし、まさにそのシーン(とエンディング)で使われている曲なのだから。まぁ敢えて言うとすれば、結婚の予定もなければそんな相手もいなくて、仮に結婚するとしても結婚式だって不要だと思っている私でさえ、自分が結婚するときには何らかの形でこの「結婚ワルツ」を使いたいと思っていることくらいか…。第2部で最も印象的だったのはやはり戦闘シーンの曲「戦火を交えて~不死身の敵に挑む」だろう。シーンが戦闘なので曲調も激しく、重層的な音の連鎖が圧倒的なパワーで襲ってくるという感じ。まさに臨場感たっぷりというヤツである。また、この曲に続く「高貴なるレクイエム~聖(ひじり)」とのコントラストも印象に残った。そして「結婚ワルツ」が終わったあとにエンドレスの拍手が起こり、アンコールへ。曲は「3」のラーミア・「8」のレティス(正確には、神鳥の魂)のシーンに使われている「おおぞらをとぶ」。この曲は最近アクア(車)のTVCMにも使われている曲で、DQシリーズのBGMの中でもかなりの人気曲なのではないかと思う。私ももちろん好きな曲だし、「5」のコンサートで聴けるとは思っていなかったので、めちゃ嬉しかった。そして更に拍手止み鳴らぬ中、タクトが梅田さんからすぎやま先生の手へと渡された。会場大盛り上がり。で、1曲演奏されたのだが、最初何の曲か判らなかった。ひょっとしたら「10」の曲かな~と思っていたら、それはイントロ部分を大幅にアレンジした「序曲」だったのである(多分「10」版の序曲ではないかと推測する)。最後の最後にDQのテーマ曲がもう一度聴けて本当に感激した。で、話は戻って、すぎやま先生のMCの話。2つの名言を頂いた。曰く、「音楽は心の貯金箱」「音楽は心のタイムマシン」敢えて意味を書くのは止めておこう。あとMCで印象的だったのは、すぎやま先生が会場に向かって「少しでもDQをプレイしたことがある人?」と訊いたところ、ほぼ全員が手を挙げた。ここまでは当たり前。次に壇上(楽団員)に向かって同じ質問をしたところ、私見ではあるが約3割の人が手を挙げていた。こんなところにもDQ人気が垣間見れて良かった。それと同時に、音楽をはじめ芸術全般にまったくセンスがない私としては、自分の好きなゲームの曲を自分で演奏できる(しかも人前で)というのは凄く羨ましかった。ちなみに同じ質問を指揮者の梅田さんにしたところ、プレイしたことはないという答えだったのだが、それを受けてのすぎやま先生のフォローがまた素晴らしかった。曰く、梅田さんはバレエの「白鳥の湖」とか「クルミ割り人形」の指揮はやるでしょ? でも実際にバレエを踊ることはないでしょ? それと同じように、ゲームとしての「ドラゴンクエスト」と「交響組曲ドラゴンクエスト」は独立したものなのだ。実際、上記のように車のTVCMにDQの曲は使われている(ちなみにアクアだけで、「3」の「冒険の旅」「おおぞらをとぶ」「そして伝説へ…」の3バージョンが今まで流れている)。他にもTV番組のBGMや効果音として、ゲームとしてのDQとは全く関係ないところで、DQの曲はけっこう使われている。そういうのに気付くと私のようなファンは嬉しくなってしまうのである。最後に私自身にとって大事なこと。会場で配布されたパンフの中に、来年3月31日(木)19:00から、今回と同じ新日本フィルが「4」のコンサートを行うことが決まっているとのこと。「4」は私が初めてクリアしたDQ作品であり、FC版(オリジナル)だけでなくPS版、DS版とリメイクされるたびに何度も何度もよく飽きないなぁと思われるほどプレイしている思い入れの非常に強い作品なのだ。それが近々生で聴けるチャンスがあるとは…。チケット発売日をちゃんとチェックしておかないと…。そんなわけで、本日のDQ5コンサートレポートは以上。追伸:3DS版DQ8、持って行って正解だった。30~40人とすれ違い通信が出来た。すれ違ったみなさまに感謝。
2015.11.28
「ラットマン」(道尾秀介、光文社文庫)を読む。高校時代に結成し14年になるロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。スタジオのスタッフである女性が密室で遺体となって発見されたのである。初めは事故死だと思われていたが、徐々に殺人事件の様相を呈してくる。いったい誰が何故どうやって密室殺人を行ったのか? それと並行するように、姫川は23年前の子供時代に経験した姉の事故死を思い出す。当時は子供だから判らなかったが、現在進行中の密室殺人と妙に符合するものがある。さて、こっちの事件の真相は?謎が謎を呼ぶストーリー展開。そして、全ての謎が解けたと思いきや、実はその推理には穴があったり新たに別の事実が明らかになったりして、今度は謎解きが謎解きを呼んでいく。最終的に明らかになった密室殺人の真相も23年前の事故の真相も、私には全く予想もつかないものだった。読後感は、心地よい「騙された感」という感じ。是非一度ご賞味あれ。今年72冊目読了。
2015.11.27

メンバー全員Lv99まで上げた。その上で神様と再戦し、8ターンまで短くすることが出来た。神様の一発ギャグやステテコダンスが決まらなければ、もう1ターンくらいは短縮できるかも。それにしても、一発ギャグやステテコダンスを使うって、かなりふざけた神だなと思う。そういえばメルビンもかつて神と共に巨悪を封じた伝説の英雄でありながら、デフォルトでステテコダンス使えるんだよな。これはひょっとして神様直伝なのだろうか(笑)。
2015.11.27
「Cによる探索プログラミング-基礎から遺伝的アルゴリズムまで-」(伊庭斉志、Ohmsha)を読む。C言語の基礎で初学者が間違いやすい配列・構造体・ポインタなどの復習から、遺伝的アルゴリズム(GA)の実装や遺伝的プログラミング(GP)の例の紹介までを1冊でやってのけた良書。慣れてない者にはなかなか判りにくい乱数を使用したシミュレーションに第3章をまるまる割いているのもgood。また、焼きなまし法(SA)についてもちょっとだけ解説してあったりと、かなり丁寧に書かれていて初学者にとって判りやすい1冊だと思う。初学者でなくCにある程度慣れてる者ならば、第3章(ランダム関数とシミュレーション)・第8章(最適値の探索)・第9章(GAを作る)の3つの章を読むだけで、簡単にGAを実装できるレベルに到達できると思う。あと面白いと思ったのは、GPを使った作曲支援システムがあるという話。「進化論的手法は最適化のみならず芸術やデザインなどの感性情報を扱うべき問題にも応用され」ているそうである。最後に細かいことを2点。その1.GAの実装として掲載されているコードでは、「集団中の個体は適合度の良いものから線形リストでつながれて」いるとしているが、これは必ずしもこうである必要はないと思う(あくまで私見)。線形リストよりも配列を使った方が簡単だし、適合度順のソートも必ずしもやらなくていいと思う。まぁこの本の流れとして、構造体・ポインタとくれば自己参照構造体で線形リストを実装、って話にしたかったというのは判るけど。その2.こっちは褒めておきたいこと。表中にさらっと書かれていたのだが、突然変異発生率は遺伝子のコード長の逆数程度がよいとのこと。私も過去の経験を振り返ってみると、そういうケースもあるし、そうでないケースもある。そうでないケースでは実は計算がうまくいくまでに時間がかかってしまったのだが、その時はかなり長い遺伝子コード長の問題を解いており、突然変異発生率が低すぎたのではないか、ということに今になって思い至った。繰り返しになるが、Cの基礎からGA・GPの話までを1冊に判り易くまとめた本はあまりないので、これからGAをやる人にはオススメしたい。今年71冊目。
2015.11.25

モンスターパークに全種のモンスターを集めることに成功した。これはオリジナル版でも出来なかったことなので、非常に嬉しい。もっともてこずったのは「メタルスライムS」という、合体してメタルキングになってしまうモンスター。公式ガイドブックを参考に、メンバー(主人公・アイラ・メルビン・ガボ)に星降る腕輪を付け、更にメルビンはレベルを上げて、全員の素早さを255以上にした。攻撃力270以上という条件は既に満たされていたので、これは問題なし。具体的なやり方は、メタルスライムSが出現したらメルビンを除く3人(メルビンより素早さが高い)が超霜降り肉を使い、最後にメルビンがへんてこ斬りで一掃するというもの。メルビンの素早さは上げたとはいえ、メタルスライムSとさほど変わらないので、1回目はへんてこ斬りが間に合わず、あえなくメタルキングに変身されてしまったが、2回目で無事成功した。これでモンスターパークが完成し、「チビィのかたみ」を手に入れた。まぁここまで来るまでには、素早さの条件がメルビンより良いマリベルを使ったが攻撃力の条件が満たされなくなるので失敗に終わるなど、けっこう苦戦したというのが実際のところである。それからこれはおまけだが、主人公以外を海賊に転職させてブラックサンタにぬすっと斬りを使って「闇の衣」を手に入れた。これはガボの鎧としては守備力最強のもので、ブラックサンタ以外からは手に入らない代物なのである。こちらも嬉しい。あとは、全員Lv99は最低でも達成したい。モンスター職は正直転職するメリットがないと思うのでそこをコンプする気はないが、モンスターの心を全種入手してみたい。あとはモンスタースタンプのコンプも狙ってみたい。3DS版DQ7、まだまだやるべきことは多い。そして楽しみも多い。
2015.11.25
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「あなたが愛した記憶」(誉田哲也、集英社文庫)を読む。いろいろな情報が隠された中で話が始まってゆき、読んでいていつ何が明らかになるのだろうということがとても気になる展開の作品。冒頭から、赤ん坊殺しの男・自殺直前の男・女を監禁して殺してしまう男、という具合に場面が転々とする。話が落ち着き始めるのは、興信所を営む曽根崎栄治の前に女子高生・民代が姿を現す辺りから。民代曰く、自分は栄治の娘で、その母親は19年前に突然姿を消した栄治の恋人・真弓である。そんな民代は栄治に2人の人探しを依頼する。やがて民代は、そのうちの1人が、世間を騒がせている連続女性監禁殺人事件の犯人であると言い始める。一体、この民代という女子高生、何者なのか? そして連続殺人の犯人は誰なのか? そしてさらに、それらの人物は一体どういう関係にあるのか? 様々な「?」が読者をひきつけるミステリである。これ以上のことを書いてしまうとネタバレになってしまうので、なかなかどう書けばいいかが難しいが、本作は単なるミステリではなく、ホラーや恋愛モノといった色彩がかなり濃い。ホラーという表現が悪ければ、ある意味SFともいえるし、単なるオカルトと思ってしまう人もいるかも知れない。でも、私としてはホラー・ミステリ・SFといった好きなジャンルが複数含まれている作品という意味で作品世界に非常に心引きつけられるものがあったし、ストーリー展開そのものももちろん面白かった。正直、この作品の謎解きのキーになっているものは、超自然的なものであり、そこは好みが分かれるかも知れないが、スティーヴン・キングが好きな私としては、本作のような作品は好きなタイプの作品であることは間違いない。後味が良いのか悪いのか判らない(決して良くはない?)ところもキング的だと思う。ここまで書いてみたものの、何とも上手く作品の感想を書けてはいないのは自分でも判る。この拙文を読んでどんな作品なのか興味を持った方は、是非読んで自分の目でこの作品が如何なるものであるかを確かめてみて欲しい(正直私には「読めば判る」としか言いようがない)。区切りの今年70冊目。あなたが愛した記憶/誉田哲也
2015.11.24

メンバーの職業や装備品を考えて神様に再挑戦。4回戦って石板3つと夢のキャミソールを入手した。職業は、主人公(勇者)、アイラ(ゴッドハンド)、メルビン(ゴッドハンド)、ガボ(勇者)。ガボに風のアミュレットを装備させて素早さを増強してターンの先頭で回復を行えるようにした。ガボは最大MPが低いので、それを補うために不思議な帽子も装備させた。戦術としては、ゴッドハンドの2人がアルテマソードで攻撃、ガボはスクルト・フバーハ・ベホマ・ベホマズンを中心に余裕があれば攻撃、そして主人公もガボ同様とした。ただ、実際にはベホマズンを連発できるので、凍てつく波動を喰らったら無理してスクルト・フバーハをかけなおすことはしなかった。主人公の攻撃はギガスラッシュよりも大ダメージを与えられる剣の舞を使用。ガボは主人公より攻撃力が低いのでギガスラッシュを素直に使った。以上の戦術で4戦まで行い、4回目で最短の10ターンを達成。そして、お留守番マリベルに夢のキャミソールを装備させたが、これがイマイチ可愛くない。何でアイラは装備できないんだろう?
2015.11.21
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「セーラー服と黙示録」(古野まほろ、角川文庫)を読む。日本帝国・三河湾に浮かぶ孤島にあるカトリックのミッション・スクールである探偵養成学校・聖アリスガワ女学院を舞台にした学園ミステリ。まずもってこの設定が凄い。女子高生が探偵学を学ぶのである。その本格さがいかなるものか、学園で出題された宿題をいきなりではあるが引用させてもらおう。設問 犯罪組織Oは、日曜日、警察へのスパイ行為を行った裏切者Bの処刑を決定し、この日、Bに処刑予告を届けた。その内容は、次のとおりである。予告内容1 殺人者Aによる処刑は、次の月曜日から金曜日までの、いずれかの日に執行される。予告内容2 いずれの日に処刑を行うかは、当日にならなければ解らない。この場合において、処刑は何曜日に行われるかを論ぜよ。ただし、O、B、Aはいずれも論理的思考をするものとする。しかもこの学園、日本の領土ではなくヴァチカンが直轄しているというのだからまた凄い。そして事件はこんな風に起きる。この学園で3年生の期末試験が行われ、これまで一度も主席を譲ったことのない生徒が次席に、代わりにこれまでずっと次席だった生徒が主席になる。学園はこの2人に対して特別試験を行う。問題は「大鐘楼に設置された密室において、24時間以内に主に最も近づけ」つまりは「奇蹟を起こせ」という難解なものである。そして2人の女生徒が密室に入る。ところが翌朝2人は鐘楼尖端の十字架に磔にされて発見される。そこで、この2人の後輩である2年生の女生徒3人が探偵役に選ばれ、事件の謎の解明に挑むのだ。学園モノもミステリも私の好きな小説のジャンルで、「学園ミステリ」となると相乗効果で好きな度合いが更に高まるのだが、本作は更にはるかその上をいくものであった。孤島という隔絶された環境にある女子校という舞台設定、カトリックのミッション・スクールゆえに頻繁に登場するキリスト教関係のワード(聖書の引用などはエヴァンゲリオンを彷彿とさせる)、そしてそこで学ばれる学問の幅広さ(神学・哲学・心理学・論理学・修辞学・ラテン語・第二外国語・探偵学・刑事法学…)など、世界観が圧倒的であり、こんな学校が実在したら面白いだろうなぁと思わされる。そしてミステリとしてのレベルも高いし、ミステリの質が他の多くの推理モノとは大きく異なっていて独特な感じがする。最終的には、なぜ主席と次席の2人に特別試験が行われたのか、その背景には何があるのか、そもそもこの学園の存在意義とは…という深いところまで描かれていて、読んでいて作品世界に強く惹きつけられた。おまけに、会話のところどころに登場する「スライムつむり」や「ラプソーン」「ルイーダの酒場」なんてワードにも私のセンサは反応してしまった。最後に1箇所だけ、面白い会話を引用しよう。「私性格悪いから……」「知っているわ」「話続いてるから!!」まったくみずきは。「性格悪いから、実用性ゼロのものって、好きなの」今年69冊目。セーラー服と黙示録/古野まほろ
2015.11.20

DQ8をあらかたプレイし終わってから、実はまだプレイしたことのなかった3DS版のDQ7をプレイしている。あの悪名高い最初の神殿の謎解きや、面倒な石板収集システムがかなり改善されて、プレイしやすくなっている。物語の進行としては、既にオルゴ・デミーラを倒している。神様とも1戦交えているが、ターン数がかかりすぎてしまっている(ちなみに33ターン。これは、離脱していたマリベルを戦士の状態でパーティに戻していたからという理由がある)。上級職の呪文・特技の扱いがオリジナル版と異なっていて、最終的に誰をどの職業にするかが考えどころだが、一応神様対策として、主人公とメルビンを勇者、アイラとガボをゴッドハンドにしている。ちなみに、エンディング時の主人公のステータスはこんな感じ(↓)。公式ガイドブックはこちらを使用。今年68冊目。ドラゴンクエスト7・エデンの戦士たち 公式ガイドブック
2015.11.19

ツイッターには既にだいぶ前にあげたのだが、3DS版DQ8の裏の裏のボス・エスタークを3ターンで仕留めた。公式ガイドブックやwebによると、2ターンまで縮められるとのことだが、討伐後のエスタークの台詞が2ターンと3ターンで同じなので、一応見るべきものは全て見たかなという感じで、今は3DS版DQ8から離れている。エスターク初戦が65ターンだったことを考えると、3ターンとは凄い進歩である。それにしても、一撃で1000ポイントを超える攻撃をしてくるエスターク、最初はマジで倒せるのか? とすら思ったが、ラリホーマやテンションといった定石に従えば難敵ではないということが判った。もちろん、Lv99プラス種・木の実での強化が必要なのだが…。そんなわけで、3DS版DQ8は非常に堪能できた。
2015.11.18
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「リケジョ!」(伊与原新、角川文庫)を読む。主人公の律は物理学を専攻する大学院生(リケジョ=理系女子)で、コペンハーゲンへの留学費用を稼ぐために、成金令嬢・理緒の家庭教師をすることになる。だが理緒は今時珍しい「リケジョ」志望の小学生。そんな2人が奇妙な事件の数々を科学的に解いていく連作短篇5篇からなる理系ミステリ。発生する事件としては、幽霊・盗聴・連続猫殺傷、そして第四短篇では殺人までもが発生する。ここまでだったらまぁ普通に面白い連続短篇だなというイメージしか持たなかっただろう。しかし、第五短篇「四○二号室のプロフェスール」では、律と理緒の意外過ぎる関係が明らかになる。ミステリとしても面白く、人間ドラマとしても高い完成度の作品で、連作短篇の最後を飾るにふさわしい短篇だった。個人的には第二短篇「恋するマクスウェル」に自分と同じ名字の人物が登場していたこともちょっと嬉しい。この人物が天文学専攻の大学院生だという点にも何となくシンパシーを感じてしまったが、実は…あとは読んでのお楽しみ。さて、最後に面白かったところの引用を。五分など遅刻のうちに入らないと思っている人間と付き合うことほど、ストレスを感じることはない。「量子力学は難解で、その帰結が示すのは不思議なことだらけ。大学で何年も勉強しないとさっぱり分からない。でも、世界はそうなっているんだから、とにかく信じていればいい。そんな風に言われたら、宗教とかオカルトと一緒だもの。それじゃやっぱり、困る」(以上「投げ出し墓のバンディット」より)「ジョン・キーツっていう詩人がいてさ」カメラを下ろし、恵人は誰にともなく言った。「キーツはニュートンが大嫌いだった。ニュートンは味気ない物理学で虹を解体して、虹の美しさを台無しにしたって非難したんだって」(「虹のソノリティ」より)今年67冊目。リケジョ!/伊与原新
2015.11.17
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「お台場アイランドベイビー」(伊与原新、角川文庫)を読む。近未来の東京・お台場の直下で大地震が発生してから4年、元刑事の巽が不思議な少年・丈太と出会う。彼の知られざる出自は、近年起こっている「震災ストリートチルドレン」の失踪と関連しているらしい。元上司の鴻池と協力し、子供たちの行方を追っていると、震災がきっかけで完全封鎖されたお台場に手がかりがあることが判る。さて、巽と鴻池は子供の失踪の謎を解けるのか、という近未来SFアクション小説である。大震災という突発的な自然現象による危機だけでなく、「コロニー」と呼ばれる居住区(スラムみたいなもの)が都市の中に形成されていたり、強権的で独裁的な都知事が登場したりと、現在の社会の延長線上にありうる近未来の東京都心の姿もリアルに印象的に描かれている。勿論、巽と丈太の人間関係の発展、謎に包まれた丈太の出自、封鎖されたお台場の真実など謎解き要素も多くちりばめられていて、近未来SFとしてだけでなくミステリとしての完成度もかなりのものだと思う。個人的には、作中に登場する地震学者の名前が「和達」であることにニンマリしてしまった。伊与原は地震学が専門ではないが東大・地惑のドクターを出ているので、ひょっとしたら「和達」の名前はわざとなのかも知れない。以下、面白かったところの引用。六本木ヒルズが華々しくオープンした当初、ここに会社を構えた投資ファンドや、企業買収で拡大を図ろうとしたIT企業などは、ヒルズ族と呼ばれて世間からもてはやされたそうだ。そんなヒルズ族も他人の血を吸って太ろうとする者の集まりだったという意味では、ここは初めから「吸血ヒルの巣窟」だった―みどりはふとそんなことを思った。「人道的兵器? そんな言葉には騙されへんど。矛盾する単語を二つくっつけとるやないか!」「地球とか星とか宇宙とか、そういうものを研究してやろうって人間には、大きく分けて二種類いる」「二種類?」「『ロマン派』と『数式派』です。昔、私が大学で教わった先生が、そう言ってました」「『ロマン派』はなんとなく分かりますけど、『数式派』っちゅうのは…?」「なんていうかなあ、自然を理屈とか数式で説明したいという欲求だけが、研究の原動力になってる人、でしょうか。物理とか数学を駆使して、定式化したりモデル化したりすることに、たまらない快感を覚えるという―」「そういう変態が、いてるんでっか?」巽は本気で驚いている。最後の引用箇所は特に印象的だった。今年66冊目。お台場アイランドベイビー/伊与原新
2015.11.13
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「工学部ヒラノ教授のアメリカ武者修行」(今野浩、新潮文庫)を読む。工学部ヒラノ教授シリーズの文庫化第3作。著者がアメリカ・パデュー大学で客員准教授として過ごした日々の模様がつづられている。アメリカの大学の持つ日本とはケタ違いの資金力、教師も学生も一流と二流以下にはっきりわかれる格差社会、そしてMBAに対する盲目的な信仰等々、アメリカの大学の様子がよく判る1冊。アメリカから日本に帰国する際に痔とぎっくり腰に悩まされたというエピソードは、アメリカの大学とは全く関係ない話だが、かなり笑えた。以下、気に入ったところの引用。しかし日本と違って、アメリカの経営者は従業員と一体ではない。一般従業員の100倍以上の報酬を得ている社長が、従業員に残業して下さいと頼んだところで、それに応じてくれるとは限らないのだ。政治家や官僚たちは、日米大学の資産格差を知っているはずである(知らなければ怠慢である)。それにも拘わらず政府は、大学に対する投資を減らしているのである。最も違和感を覚えたのは、本質的な部分をスキップして、テクニックだけを教える”落下傘教育”である。たとえば統計学の場合、基本を省略して統計パッケージの使い方だけを教えれば、実際上の問題を扱う際に大きな間違いを犯す危険性がある(このようなケースは枚挙にいとまがない)。今年65冊目。工学部ヒラノ教授のアメリカ武者修行/今野浩
2015.11.10
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「蝶が舞ったら、謎のち晴れ-気象予報士・蝶子の推理-」(伊与原新、新潮文庫nex)を読む。天気予報が嫌いな気象予報士・菜村蝶子と幼馴染の探偵・右田夏生がコンビを組んで謎解きをしていく5作の連作短篇からなる1冊。もちろん謎解きの鍵は全て気象に関連していて、中には非常に珍しい気象現象が謎解きのキーとなっていたりするものもあり、気象に詳しくない私でも興味をそそられた。ちなみに蝶子は筋金入りの流体力学マニアで、流体力学の難しい言葉を連発するシーンもしばしば。私も一応流体力学は学部の授業で習ったのだが、本作に出てきた用語の中で「コレ、憶えてる」と思ったのは、「カルマン渦」と「レイノルズ数」の2つだけ。あとは全然憶えてなかった。理系ミステリ、これは学園ミステリやミステリホラーなどと並んで、私の好きな要素が2つ入っているジャンル。しかもこれまでほとんど読んだことがないジャンル。故に嵌る予感がする。今年64冊目読了。蝶が舞ったら、謎のち晴れ/伊与原新
2015.11.06
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