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2008/10/15
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カテゴリ: 仕事・経済
いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


企業にとって安くていつでも増減できる派遣社員はなくてはならない
貴重な存在で、大企業の生産現場は同じようなものだと思います。

私は、人生の3大不安である健康、貧乏、孤独を解消する支援活動を
ライフワークとしており、お役に立てています。
お互いに顔晴(がんば)りましょう。


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自動車工場の派遣工員 消えぬ解雇への不安

正社員に比べて厳しい条件で働く派遣社員が増え続け、ワーキングプア(働く貧困層)増加の原因にもなっている。わが国の経済を支える自動車業界も例外ではない。西日本のある自動車工場で派遣工員として勤務する四十歳代の男性Aさんに密着取材した。「いつ首になって生活が成り立たなくなるか分からない」という派遣社員らの不安心理が鮮明に浮かび上がった。 

今年六月に東京・秋葉原で無差別殺傷事件を起こした加藤智大容疑者(26)は、直前まで静岡県内の自動車工場で派遣工員として勤務。リストラされるのではという不安を抱え込んでいたとされる。Aさんは「容疑者の事件前の勤務状況は自分と似ている」と話す。

Aさんは東京都内で運送会社のアルバイトをしていたが、盗難に遭って生活が困窮。今年一月に派遣会社B社に登録し、同月下旬に自動車メーカーC社の西日本の工場に派遣された。派遣期間は約半年だった。

休みは月に六日のペースで与えられた。労働時間は八時間だが、五十秒に一台ずつ造りかけの車が回ってくる製造ラインで、ひざを曲げたままの作業に従事。筋肉痛の薬を常用していた。

時給は、加藤容疑者が千三百円だったと伝えられているが、Aさんは千百円。B社が借り上げる賃貸住宅に住んでC社の工場に通う一般的なパターンだと、家賃や光熱費などを差し引かれる手取り月収は十五万円ぐらいだという。「こうした状況の中でさらに首になる不安にさいなまれるのだから、精神的にもきつい」とAさんは訴える。

Aさんの勤め方は登録型派遣と呼ばれる。派遣会社に登録。派遣会社が派遣先の会社を確保して、労働者が同意すれば、実際に派遣される。派遣労働者は派遣会社に雇用されて派遣会社から給料をもらうが、勤務の現場では派遣先会社の指揮命令に従う。

派遣先会社から契約解除されると、派遣会社との雇用関係もなくなる。給料をもらえるのは派遣先の会社で働いている間だけ。雇用期間中でも立場が安定しているわけではないことに注意が必要だ。

AさんはC社の工場で無遅刻無欠勤で勤務し、七月に契約が更新されて派遣期間は来年一月までになったとB社から伝えられた。ところが、約十日後にB社の現場管理担当者から「八月下旬でC社との契約は解除される」と通告された。Aさんの部署で働いていたB社の他の派遣工員らも同様の通告を受けた。

Aさんは「契約解除される理由がないし、そんなに重要なことを文書でなく口頭で伝えられることにも納得できない」と怒り、労働基準監督署に相談するなどし抵抗した。結局、Aさんは工場内の配置転換という形に落ち着いたが、通告された派遣工員の大半は工場を去っていった。 

景気は世界的に陰りが見えており、自動車業界では生産調整の動きが広がり始めている。今年夏には数百人規模の派遣工員の契約を解除した大手メーカーもある。Aさんや派遣工員仲間は「首にしやすい派遣工員から人員カットする動きが自動車工場で広がるのではないか」と憂えている。

厚生労働省の労働政策審議会は先月二十四日、労働者派遣制度の見直しに関する建議をまとめた。それに基づいて同省は同制度の見直し作業を進める。

建議は、日雇い派遣や期間三十日以内の短期派遣の原則禁止を打ち出した。しかし、それ以外の登録型派遣については、労働者保護につながる規制強化策をほとんど示さなかった。この点について野党や労組、日本弁護士連合会などが強く反発している。派遣制度をどこまで見直すか、衆院選の与野党の争点の一つにもなりそうな情勢だ。 

(出典:東京新聞)


自動車工場の派遣工員 低賃金 過酷な生活 体調不良も

自動車業界では派遣工員が増えているが、待遇は劣悪で、日本弁護士連合会などは問題視している。西日本の自動車工場で働く四十歳代のAさんの話をもとに、前回は派遣工員のいつ首になるか分からない不安を取り上げたが、今回は過酷な生活実態をリポートする。

派遣会社B社から派遣され、自動車メーカーC社の西日本の工場で働くAさんは、早朝出勤の早番と午後に出勤の遅番が交互にある。工場入り口横の派遣会社用テントで、出勤の際にB社の業務担当者から点呼を受ける。

多数の派遣工員が工場に機能的、効率的に送り込まれる。Aさんは「われわれは派遣会社が自動車会社に売る『商品』なんだ」と自嘲(じちょう)する。

工場周辺にはB社の派遣工員が住む寮が四十カ所以上ある。賃貸住宅の部屋をB社が借り上げて派遣工員らに住まわせる。B社は派遣工員の毎月の給料から寮費や電気代などを差し引く。Aさんは「ワンルームの寮費は四万二千円。このあたりの家賃相場より何千円か高い」と話す。寮に住まなければ、自分で敷金や礼金を負担して部屋を探さなければならず、ほとんどの工員は寮住まいだ。

寮の備品は布団、クーラー、冷蔵庫、洗濯機、テレビなど。C社の「契約解除リスト」に載った派遣工員は寮を出なければいけないが、次の住人になる派遣工員は備品がそろっているのですぐに出勤態勢に入れる。

工場の朝礼が一番早い午前六時の場合の一日は次のようになる。

寮から工場までの通勤の足はB社の無料送迎バス。工場から遠い人は午前五時前に乗る。

通勤時間は寮の場所によって五分から一時間とバラバラ。通勤のバス内では疲労蓄積で寝ている人が多いが、「○○の現場は残業がなくなった」「○○さんは辞めた」といった短い会話も交わされる。「刑務所か軍隊みたいなところだ」と愚痴を言う人もいる。

工場ではC社の指揮監督下で働く。二時間おきに十分間休憩。筋肉痛がこらえられなくても水を飲みたくなっても、五十秒に一台の割合で製造ラインに自動車が流れてくる。車に汗が付くと油脂として次の工程での処理が必要になるので、うかつに汗を垂らせない。昼食は四十五分の休憩があり、社員食堂で食べる工員が多い。

午後の作業は効率が落ちてくる。Aさんはひざを曲げて作業する部署。「足の裏、ひざ、腕、指の感覚がまひしてきて、意識ももうろうとする」と話す。

午後四時にチャイムが鳴って業務終了。任せられた作業をし損なったNG台数などを勤務日誌に記載。C社の指導員から「昨日は成績がよくない」などと注意を受ける。Aさんは「仕事の責任は正社員と同じなのに、給料や待遇は段違い」と説明する。

帰りのバスは一斉に派遣工員が乗り込むため座席に座りきれないほど込み合っているのが普通で、会話は弾まない。

バスを降りてからスーパーに寄りカップめんやあんパンなど買って午後五時半に帰宅。洗濯機を回しながら夕食を食べる。午後八時ぐらいに風呂に入る。翌朝四時の起床を考えると九時には眠りたいが、「それではテレビニュースも見られずつらい」とAさん。こうした状態なので、新聞を購読している仲間も、組合活動を考える仲間もいない。

寮費を差し引かれると手取りの月給は多い月で十五万円ほどで、同年代の正社員の半分にも満たない。派遣社員仲間の多くが独身だが、皆が「結婚はとても無理」と考えている。

「工場で働く正社員らは派遣工員を助けようとしていないのではないか」ともAさんは感じている。「ときどき派遣工員が労災事故でけがをするが、正社員の人たちは『大変だね』のひと言」

派遣工員らは欠勤が多いと、契約解除の理由になりやすい。Aさんは歯が悪く、手のひび割れもひどいが、治療に通っていない。

<派遣労働者> 厚生労働省の集計によると、二〇〇六年度に派遣労働者として働いた人は約三百二十一万人。派遣の対象職種が原則自由化された一九九九年度の約三倍にも上る。大半は、労働者が派遣会社に登録して仕事があるときに派遣先の会社を紹介してもらう「登録型派遣」で、〇六年度の登録者数は約二百三十四万人。Aさんも登録型派遣。

(出典:東京新聞)





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最終更新日  2008/10/15 07:24:39 AM
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