悪路王率いる反乱軍が胆沢城めがけ進んで来ています。その胆沢城では、武麿の言う 油水を掘り出す作業がすすめられています
。
反乱軍が攻めてきました。照日の王子、武麿がまだ出ないかとヤキモキしていると「出たー」という声と共に、油水が吹き出します。その油水を城外の反乱軍の方に向け矢を放つと火の海になります。しかし、守っていた城門が破られ赤鷲らが城内に入り込んできました。が、火を
点けた荷車の勢いに、城外へ逃げます。
照日の王子たちと武麿は馬で追いかけ
て斬り合い、また城内に戻ってきます
。
城壁に上って 武麿が放った矢が悪路王の胸を打ちます 。
武麿「小田の武麿、只今反軍の将、悪路王を討ち取ったー」
と雄叫びをあげると、照日の王子も「よくやった」と、皆も喜ぶのでした。
その隙を狙って、赤鷲が刀を振りかざし照日の王子に向かってきます。上から見ていた武麿は下におりると赤鷲に「一騎打ちだ」と剣を抜き、赤鷲は武麿に「命はもらった」と、ここから
二人の壮絶な戦い
が始まります。剣をはじかれた赤鷲が斧で
武麿の剣は折られ
、
素手で戦います。
赤鷲が下に落ちたところで民衆の助けもあり、武麿も剣を持つことが出来ます。赤鷲は見張りようの櫓を登っていきます。 赤鷲のふり回す斧が 武麿を追い詰めていきます 。
二人とも武器はなくなり、取っ組み合いになり、 武麿は首を絞められ苦しく不利な状態になります
が、 武麿の左手は、赤鷲の差している小刀に伸びていました
。「ウワッ―」と言う声がしたかと思うと、赤鷲は真っ逆さまに地面に落ちたのです。
狭霧と結婚した武麿は都に帰り、今日は晴れの日です。
「今日の晴れ姿を一目お母様に・・」という狭霧に
武麿「 お母さまは、二人の胸できっと見ていてくれますよ
」
「よくやってくれた。そなたの抜群の働きで、田村麿将軍も無事胆沢の砦に入場、残敵を討ち滅ぼして陸奥の国を全く平定することが出来たぞ」と右大臣神王から言葉があり、武麿と狭霧に 公より昇殿をさし許され、それぞれ御衣一重ねを許されます
。
武麿「 お母さま・・
」
天を仰ぎ、武麿は晴れ晴れとした表情で母に報告するのです。
(
橋蔵さまの冠位束帯、とてもいい感じ、似合いますね。朝廷ものの作品沢山見たかったですね )
( 完 )
炎の城・・・(11) 2024年08月05日
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