若さま「英明院」と呟く
やくざ風の男達を外へ出し、若さまも行こうとしたとき、お蝶が若さまに、「あいつら金が欲しいんですよ、いくらか包みゃ帰りますから」というと、
若さま「いやあ、 包まなくても
帰る
」
お蝶とお澄の心配をよそに、笑って外へ出て行きます。
若さまが外へ出ると、待ちかまえていた男達がかかってきます。若さまは 小気味よいテンポで
かかって来る 男達を痛めつけて行きます
。途中見ている娘達が「すてき」というとそちらを見たりと、
また、お若い矢の娘達が喜ぶと、 手をあげて答えたり
と、 楽しく暴れます
。敵わないと 逃げ帰るのを見て大笑い。
佐々島と小吉がやってきました。奥の部屋を借り、極秘の話というのを聞きます。
若さま「町奉行や鈴木采女が、御用商人を取り調べられないことぐらい、子供だっ
て知ってる。老中に届けろというのだ。 老中は堀田一人ではないぞ
」
それに対し、佐々島がこう言ってきます。
佐々島「いえ、それがそのう、奉行のいいますところでは、堀田様がいる限り手も
足もでないっつうんですな」
若さま「 堀田がいる限り?
」
ある夜、堀田の乗った駕籠行列が屋敷から出て行くのを見て、 あとをつけて行く
と、入って行った屋敷を見て・・・ そこは
・・・
若さま「 英明院
」
と呟きます。
続きます
。
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若さま侍捕物帖・・・(1)
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若さま侍捕物帖・・・(10) 2024年10月27日
若さま侍捕物帖・・・(9) 2024年10月19日
若さま侍捕物帖・・・(8) 2024年10月13日
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