たからくんが大人になるまで生きていたい日記

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太田とねり

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2008.05.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類




病気持ちの私の人生に、結婚なんてありえないと思っていた20歳代。

 夫と出会って結婚することにはなったけど、子どもが産めるだけの管理は私にはできないから、私の人生に子どもが居る暮らしはありえないと思っていた30歳代。

2004年1月からのブログを振り返っても、分かるように、
私は
この先生に守り抜いて貰って我が子を授かり、今の幸せな日々への道を付けて貰いました。
この先生に巡り会えていなければ、私は決して子どもを産めていなかったし、
夫と宝良くんと3人の、ささやかでも幸せな今の日々もなかったと言い切れます。


主治医がこの病院へ赴任して1年目くらいに私の担当医になり、もう10年以上。

私たちにとっては、心の底からあったかい、本当の意味で優しい主治医です。

2型DMは1型DMと違い、
「不可抗力ではないのに、意志の弱いダメ人間だから自業自得で、医療保険制度上の存在悪」とされる中、
誰もがその人なりに幸福に生きるべきなんだから、いいんだよ、と
最大限の援助をいつも差し伸べてくれる先生です。

先生はこの秋、とうとうこの総合病院を退職し、独立開業することになっていて、もちろん私もそちらの病院へ移るのですが、
通院専門のクリニックで入院設備は作らない予定なので、大きな手術を伴う入院が必要になったときは、紹介でまたこの今までの総合病院へ入ることになります。

でも、今回、
目指した第3段階(かなり余裕のある安全地帯状態)まで改善しないまま退院を決めたとき、
「仕方ない、うちの病院に泊まるときは、院長室を明け渡そう。そのかわり、自炊してよ。(笑)」と。
(^L^)


「子ども、まだ大丈夫?」 「宝良くんの様子はどう?」と気に掛けてくれていて…、
幸せに生きるために協力してくれているのだから、
病気だけを見てるんじゃなくて、
「家族との在り方も含めた私という人」が今どうするのが一番ベターか、という視点で判断してくれるんです。


先生がこの病院に赴任してきた頃、

先生は、
なるべくそんな風にQOLが辛くならずに生涯が全うできるように、
そうでなくても、少しでも先送りにできるように、と
そのために、
要所要所で先手を打って、私と私の家族の将来を守って、私を入院させてきました。

今回もそう。
私と、私の家族の将来のQOLを守って、幸せであるために、
合併症の程度が厳しくなった未来になってから入院するのではなく、
子どもは小さくて、まだ理屈で事訳が理解できる歳ではなく、母から離したらとても辛いだろう今だけど、
それでも、今のタイミングで入院して、引き戻しておこう、と。


週末の外泊から病院へ戻り、少し息子の気持ちが持ち直したかなといった時期のとき、
回診でまた
「宝良くん大丈夫そう?」ときいてくれて、
「週末ベッタリいっしょに居たので、先日よりちょっとマシみたい」と答えると、
「ヨシッ、じゃぁもうちょっと宝良くんに頑張って貰おう。
宝良くんがもう少し大きくなって色々分かる小学生くらいになったら、
『小さいとき、君に寂しい思いをさせたのはおじちゃんなんだ、ごめんな』って僕が謝っておくよ」と言う先生。

多分、実際に宝良くんが小学生になったときには、先生はこの会話は忘れているんだろうけど(笑)と思いながら、
本当にいい先生だな、
ありがたいな、と、
カサカサの気持ちに、太陽やお水が満ちてきた気がしました。





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Last updated  2008.05.29 18:09:03
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