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おやゆびひめ(北欧の児童文学) 私の住む船橋市は、アンデルセンの生まれたオーデンセと姉妹都市になっています。そのため、アンデルセン公園という、アンデルセンをモチーフにした大きな公園があります。園内はどの季節も花でいっぱいです。 今日は、娘がお腹にいるときママになるための教室で知り合ったお友達と、そのアンデルセン公園へ行ってきました。子どもたちは、お腹にいるときからの仲良しさんということになります。 公園内は、メルヘンの丘、ワンパク王国、子ども美術館の3つのゾーンに分かれています。 メルヘンの丘は、真ん中に公園のシンボルとも言える大きな風車が立つアンデルセンの世界。童話館にはアンデルセンの部屋を再現したギャラリーがあります。アンデルセン童話の絵本が揃っていて、おはなし会も開かれます。 私たちはまず、子ども美術館のワークショップで、プールバッグを制作しました。子ども美術館には、版画、陶芸、木工、染色、織物、お菓子作りなどのアトリエがあり、好きなプログラムに参加することができます。 その中で、いつも気になっているものの、まだ参加したことのないプログラムがあります。子どもたちが「おやゆびひめ」の劇を演じるアンデルセンスタジオです。それぞれが役をもらい、衣装をつけ、せりふや振りを練習してから、本格的なセットと照明の中で劇を演じる面白いプログラムです。 午後は、ワンパク王国でアスレチックをしたり水遊びをしたりして、ヘトヘトになるまで遊びました。 もっと自宅の近くにあったら、年間パスポートを購入して、毎日でも通いたくなるような素晴らしい公園です。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★北欧の児童文学へ
2010.07.30
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わたしのおうち(絵本)本の小部屋に使用済みのダンボールがたまってきました。私がダンナさんに、まとめて縛ってくれるように頼んでいると、娘が「ダンボールで遊びたい!」と言い出しました。娘がダンボールで遊び始めると、居間がまったく片付かなくなるので、「あー、もうたたんであるし、人が入れるような大きいのはないよ」なんて言って、娘の創造力の芽を摘んでしまっているダメな母です。娘がダンボールで遊びたがるのは、大好きな絵本「わたしのおうち」の影響です。「くまの子ウーフ」の神沢利子さんの物語に、「ぐりとぐら」の山脇百合子さんが挿絵を描いた、見るからに楽しそうな絵本です。大きな大きなダンボールで、女の子が自分のおうちを作ります。中でお菓子を食べたり、絵本を見たり、お昼寝もできるおうちです。女の子がおうちを作っていると、弟が手伝いたがって、テープをペタペタはったり落書きしたり…。女の子はおうちをかついで、野原に逃げ出します。大人もそうですが、子どもだって、一人になれる自分だけのスペースがほしいものなんですよね。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2010.07.29
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点子ちゃんとアントン(ドイツの児童文学)昨日書いた「ふたりのロッテ」の他に、小部屋の本棚に移したケストナーの作品が「点子ちゃんとアントン」です。ケストナー作品の主人公は、やっぱり魅力的です。お金持ちのご令嬢点子ちゃんは、機知に富みユーモアにあふれる友達思いの女の子。アントンは、病気のお母さんを助け、料理をしたりお金を稼いだりするしっかりした男の子。ケンカも強く、点子ちゃんをいじめる上級の男の子をやっつけてくれます。この本のあとがきには、ケストナー作品の主人公がこんなにも素晴らしい子どもたちである理由が、はっきりと書かれています。「皆さんもこの少年たちのようになる決心をしてくれますかしら?この少年たちが好きだったら、このお手本のように、勤勉に、立派に、勇敢に、誠実になってくれるでしょうね?そしたら、それは私にとって何よりもいい報いになるでしょう。なぜなら、エーミール(ケストナー作「エーミールと探偵たち」)やアントンやまたこの二人に似ているような人たちは、将来いつか非常に役に立つ大人になるでしょうから。私たちの必要とするような人になるでしょうから。」芸術の中に、あからさまな道徳教育をもりこむことを邪道と考える人たちもいます。でも私は、ケストナーの作品が芸術でないとは思えません。彼の作品からは、子どもたちへの並々ならぬ愛情が感じられます。このような本を読むことは、子どもたちの心に栄養になると信じています。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★ドイツの児童文学へ
2010.07.28
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ふたりのロッテ(ドイツの児童文学)今日は、教会学校の子どもたちが、二泊三日の夏期学校から帰って来ました。教会の夏期学校なら危険なことはしないし、たくさんの経験ができるよい機会です。だから娘にも行ってほしかったのですが、「お母さんが行かないなら行かない」と、はっきり拒否されてしまいました。この一年でなんとか自立心を育んで、来年は参加してくれるといいんですが…。エーリヒ・ケストナーの「ふたりのロッテ」は、両親の離婚で別々に育てられたふたごが、夏の林間学校で偶然に出会うところから始まります。一人が持っていた母親の写真から、自分たちはふたごだと悟った二人。休暇が終わると、二人は入れ替わってお互いの家に帰ります。一人は、会ったことのない自分のお父さんに会いたくて…。もう一人は、会ったことのない自分のお母さんに会いたくて…。ケストナーの描く子どもたちは、勇気と希望にあふれ、自らの運命を切り開いてゆく強さを持っています。ですから、私はケストナーの物語を読むといつも、「どんなことにも負けず、何でもやってみよう」という気持ちになるのです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★ドイツの児童文学へ
2010.07.27
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アンジェリーナはじめてのステージ(絵本)娘のヘルパンギーナをもらい、私も高熱を出してしまいました。娘と同じく、年に一度か二度しか体調を崩さない、基本的に元気な私…。病気慣れしていないせいか、「熱ってこんなに体がキツくなるものなのか」と驚きました。昨日は娘のお友達がバレエの発表会だったので、見学に行って来ました。けれど、そのお友達も高熱を出してしまい、初めての発表会に出ることができませんでした。ヘルパンギーナだろう…ということでした。流行っています!お友達は、楽屋には入ったのです。でも、39度まで熱が上がってしまい、お母さんが帰る決断をしました。その子は、悲しくて悔しくて、泣いたそうです。舞台は素晴らしいものでした。プロのダンサーをたくさんお招きしての本格的な舞台でした。演目は小品集と「くるみ割り人形(全幕)」発表会へ行く前に、娘と「アンジェリーナはじめてのステージ」(キャサリン・ホラバード 文/ヘレン・クレイグ 絵)を読みました。アンジェリーナは、バレエが大好きなねずみの女の子。有名な先生から招待されて、妖精の役で公演に出ることになりました。世界中で愛されている「アンジェリーナはバレリーナ」シリーズの2作目です。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2010.07.26
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なつのいけ(絵本)夏休みに入ったのと同時に、暑さで目を覚ます日々の到来。朝の爽やかな空気を胸いっぱいに吸い込むイメージのラジオ体操ですが、6時半でもすでに空気はむっとしていました。夏休み。入道雲と青い青い空…。学校のプールや朝顔の世話…。おばあちゃんち、夏祭り、花火、絵日記…。今も、私の子どもの頃も、夏休みの風景はあまり変わっていないようです。娘が夏休み用に学校から借りてきた本の中に「なつのいけ」(文 塩野米松/絵 村上康成)がありました。真っ青な空とソフトクリームのような入道雲を映した池の水面を、オニヤンマが飛んでいます。こんがりと日焼けした男の子と女の子が、網とバケツを持ちやってきました…。こんな表紙の絵を見ていると、「暑くてもやっぱり夏休みっていいな」と思えてきます。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2010.07.21
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だれも知らない小さな国(日本の児童文学)先日、「借りぐらしのアリエッティ」の原作である「床下の小人たち」を読み終えて、ふと日本にも小人の物語があったことを思い出しました。佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」です。子どもの頃から気になってはいたのですが、ちゃんと読んだことはありませんでした。読み始めると、もう止まらなくなって、一気に読んでしまいました。面白かった!「床下の小人たち」は優れたファンタジーだと思いました。でも、「だれも知らない小さな国」は、ファンタジーだと思えないのです。まるで、本当にあったことのように、リアリティがある…。子どもの頃からの夢を叶えるために、黙々と努力する主人公の姿にも心を打たれました。この本は、小部屋の本棚に加えようと決めました。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★日本の児童文学へ
2010.07.20
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ふたりはきょうも(北米の児童文学)ときどきやってくる、やる気のでない日。ちょっと動いては、すぐ横になりたくなってしまう。そういう時は、ゆっくりでもできることを、一つずつこなしていくしかありません。私の大好きながまくんとかえるくんシリーズ3作目、「ふたりはきょうも」(アーノルド・ローベル作)の中に、「あした するよ」というエピソードがあります。朝、目を覚ましたがまくんは、家の中が散らかっているのを見て、頭からすっぽり布団をかぶってしまいます。かえるくんが、家に入ってきて言います。「きみの ズボンと うわぎ ゆかに おちてるよ。」「あした かたづけるよ。」とがまくん。「だいどころの ながし よごれた おさらで いっぱいだよ。」「あした するよ。」「きみの いす ほこりだらけだ。」「あした するよ。」「きみの まど みがかなくちゃあ。」「うえきには みずを あげなくちゃあ。」「あした するってば!」がまくんは、明日することを思って、ゆううつになってしまいました。「でもね かえるくん。もし いま すぐ ぼくがだよ、ズボンと うわぎを ひろいあげたら、あしたは もう ひろわないで いいんだろ?」「そうとも。」かえるくんは言いました。がまくんは、ズボンと上着を拾い上げて、たんすにしまいました。こうしてふたりは、このやりとりを繰り返しながら、やるべきことを全部やってしまうのです。今、目の前にある仕事に集中していれば、その仕事もあっという間に終わってしまいます。そうして一つ、また一つと仕事をこなしていくうちに、やる気のなかった一日でも、ずいぶん仕事がはかどっているものです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★北米の児童文学へ
2010.07.19
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ごんぎつね(日本の児童文学)今日は、劇団角笛の影絵劇を見に行くはずだったんです。それなのに、娘が朝から39度の熱を出してしまいました。年に1回か2回しか熱を出さない娘が!どうやら、今流行中のヘルパンギーナのようです。涙をのんで、チケットはお友達にお譲りしました。布団に入っている娘に、今日の演目だった新美南吉の「ごんぎつね」を読んであげました。何度読んでも、ラストは必ず泣いてしまいます。娘の目を見たら、少し潤んでいるようでした。熱のせいかな…。もう一つの演目は、ヤーノシュの「おばけリンゴ」。これも読んであげました。昔、ワルターという貧乏な男の人がいました。ワルターはリンゴの木を一本持っていましたが、一つも実がなったことがありません。花さえ咲いたことがないのです。ワルターは「一つでいいからリンゴがなりますように」と、心を込めて祈りました。そして、願いは叶えられました。春には白い花が一つ咲き、夏には小さな実になりました。秋が来て、採り入れの時期になってもワルターはリンゴをとろうとはしませんでした。そうしてリンゴはぐんぐん大きくなっていき…。夕方、チケットをあげたお友達から「よかった!」のメールが届きました。そして、玄関前に今日の公演のプログラム、絵ハガキ、ゼリーのおみやげが置かれていました。私も、いつもより心を込めて「ごんぎつね」と「おばけリンゴ」を読んであげることができたし、お友達の母子も喜んでくれたし、これでよかったのですね、神様。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★日本の児童文学へ
2010.07.18
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としょかんライオン(絵本)市の中央図書館に行ってきました。私は、図書館の静けさが好きです。本に囲まれて、静かに座っていると、耳をすませば物語のささやきが聞こえてくるような気がしてきます。ミシェル・ヌードセン「としょかんライオン」のライオンも、図書館のそんな雰囲気が好きだったんでしょうね。ある日、図書館に大きなライオンがやって来ます。子どもたちと一緒に、うれしそうにおはなしを聞いています。館長のメリウェザーさんは、図書館のきまりを守ることを条件に、ライオンを受け入れます。ライオンは図書館の仕事を手伝い、みんなの人気者になっていきます。音をたてずに歩く、あのやわらかい足の裏…。子どもたちは、ライオンのふさふさした毛に身をうずめて絵本を楽しむ…。この絵本を読んだ後には、なぜ図書館にライオンがいないのだろうと不思議に思ってしまいます。昔、《一家に一台》という言葉があったみたいですけど、《一図書館に一ライオン》、欲しいです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2010.07.17
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床下の小人たち(イギリスの児童文学) メアリー・ノートン作「床下の小人たち」を読み終えました。スタジオジブリ最新作「借りぐらしのアリエッティ」が公開されるので、原作を大急ぎで読んだのです。カーネギー賞を受賞したこの名作を、恥ずかしながら、私は読んだことがありませんでした。 読んでみると、予想していたのとはまったく違った雰囲気の物語でした。ずいぶん地味というか…。全体的に薄暗いイメージというか…。 だからこそ私たちは、アリエッティが今の生活から抜け出そうともがく気持ちがよく理解できるのでしょう。 メアリー・ノートンの物語構成は素晴らしいと思いました。そして、なぜか新しい感じがしました。 小人シリーズは5冊あります。「床下の小人たち」はほんの序章でしかありません。ジブリの「借りぐらしのアリエッティ」で描かれるのは、1作目の「床下の小人たち」だけなのでしょうか。私はもう、アリエッティたちがこの後どうなったのか、知らずにはとてもとてもいられません。 「野に出た小人たち」「川をくだる小人たち」「空をとぶ小人たち」「小人たちの新しい家」 小人たちの冒険はこれからです。まだまだアリエッティたちとお別れしなくていいのだということを、心からうれしく思います。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★イギリスの児童文学へ
2010.07.15
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ばばばあちゃんのアイスパーティ(絵本)学校おはなし会の当番でした。今日のプログラムは、1.「エパミナンダス」(おはなし)2.「したきりすずめ」(おはなし)3.五味太郎「がいこつさん」(絵本)4.さとうわきこ「ばばばあちゃんのアイスパーティ」(絵本)5.香川豊「ねこざかな」(紙芝居)私は素ばなしの「エパミナンダス」と絵本「ばばばあちゃんのアイスパーティ」を担当しました。1年生は、反応がとっても素直で、演者である私たちも励まされます。「エパミナンダス」のおとぼけぶりを、子どもたちは大いに楽しんでくれました。「ばばばあちゃんのアイスパーティ」は科学絵本です。《今日はこの夏いちばんの暑さ》という天気予報を聞いて、ばばばあちゃんはアイスパーティを思いつきます。子どもたちは、それぞれ好きなものを持って来て、凍らせてみます。サイダー、ジュース、ゼリー、キャンディー、果物…。ミニカーやお人形を凍らせている子もいます。ばばばあちゃんは紅茶や緑茶、ようかんや梅干しを凍らせました。お花を凍らせて、きれいで涼しげなテーブルの飾りも作りました。おはなし会が終わって家に着くと、どっと疲れが出ます。精根尽き果てたという感じです。1クラス40分の3回公演。40分中、自分の担当は15分くらいですが、その15分に全力を傾けるからでしょうか。まさに疲労困憊です。それでも子どもたちに喜んでもらいたくて、また次回も頑張ろうと思うのです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2010.07.14
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エルマーのぼうけん(北米の児童文学)今日は、娘の通っていた幼稚園の年長さんたちが、冒険旅行へ出かけました。《どうぶつ島》へ竜を助けに行ったのです。幼稚園では、毎年一つの物語が選ばれて、子どもたちはその物語を一年かけて少しずつ読んでもらいます。そしてその一年、物語の世界に浸って生活します。今年の物語は、R・S・ガネットの「エルマーのぼうけん」です。ある日、エルマーは近所の町角で年をとった野良猫に出会います。エルマーは、大きくなったら飛行機を持って好きな所に飛んでいきたいという夢を、猫に話しました。すると猫は、大きくなってからでなくても飛ぶ方法があると言います。それは、どうぶつ島のどうぶつたちに捕まっている竜の子どもを助けることでした。エルマーは猫に教えられたとおり、持っていくものを準備し、船にしのびこんで、冒険へ旅立ちます。娘が幼稚園のときに、大の仲良しだった年長さんの女の子は、ちゃんと竜を助けられるか不安で、今朝泣きながらママと別れたそうです。今頃、佐倉の草ぶえの丘で、大冒険をしていることでしょう。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★北米の児童文学へ
2010.07.13
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今週で給食が終わり、夏休みが始まってしまいます。娘と24時間いつも一緒。一人になれる時間は、9月までおあずけです。娘の質問攻撃も始まります。娘の「なぜ?」に対し、夢のない科学的な答えを返したり、面倒になって「どうしても!」と終わらせてしまったりする私…。素敵じゃありません。赤毛のアンシリーズの「炉辺荘のアン」にこんな一節があります。大西洋から風が悲しげな歌をうたいながら吹きつけるにもかかわらず、炉辺荘は炉火と笑いで花が咲いたようだった。「どうして風は楽しくないの、母さん?」と、ある夜、ウォルターがきいた。「それはね、風はこの世界がはじまって以来のあらゆる悲しみを思い出しているからなのよ」と、アンは答えた。長男ウォルターの質問に対し、とっても詩的に答えるアン…。さすがです!この「炉辺荘のアン」では、アンは6人の子を持つ母親になっています。日々の生活の忙しさと、無神経で文句ばかり言う同居人(ダンナさんであるギルバートのおば)の存在に、かなり疲れちゃっています。そんなアンと今の自分を重ね合わせたりして…。子どもの頃は、グリーンゲイブルスのアンに憧れた私ですが、今の私は「炉辺荘のアン」に親近感を持ってしまうのです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★北米の児童文学へ
2010.07.12
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今日の3時のおやつは、昨日のバザーで買った手作りカステラでした。ふわふわでやさしい甘さの、とってもおいしいカステラでした。カステラで一番に思い浮かぶのは、大きな大きな卵を見つけて、大きな大きなカステラを焼いた「ぐりとぐら」です。そして、3時のおやつと言えば、私の大好きな絵本「おちゃのじかんにきたとら」(ジュディス・カー)が、まっ先に思い浮かびます。ソフィーとお母さんが、台所でお茶の時間にしようとしていると、玄関のベルがなりました。ドアをあけると、そこには大きなとらがいました。「ごめんください。ぼく とても おなかが すいているんです。おちゃのじかんに、ごいっしょさせて いただけませんか?」とらはテーブルにつくと、サンドイッチもパンもビスケットもケーキも全部たいらげてしまいます。それから、ミルクポットの牛乳もティーポットのお茶も全部飲み干しました。それでもまだ足りなくて、作りかけの夕ごはんも冷蔵庫の中のものも、戸棚のものも全部食べてしまったのです。そうしてとらは、「すてきな おちゃのじかんを ありがとう」と言って、帰っていきます。とらが家中のものを食べている間、ソフィーはとらに優しく寄り添ったり、ほおづえをついて見守ったり、しっぽに顔をすり寄せたり…。お母さんも優しく手をふって、とらを見送ります。その大らかさが、私は大好きなのです。仕事から帰って来たお父さんが、夕ごはんがなくなった訳を聞いてとった行動も素敵です。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2010.07.11
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今日は、マンション敷地内の公園で開かれる、かしの木文庫のバザーでした。梅雨まっただ中で、お天気が心配でしたが、誰が晴れ女なのか、ピッカピッカに晴れました。私が担当したカレー屋さんの他に、手作り焼き菓子や手作り品のコーナー、喫茶コーナー、古本コーナーがあって、フリマも出ていました。「ようせいねずみ」などのねずみシリーズで人気がある、ミッチェル・カートリッジの作品に「こぐま学校のバザー」という絵本があります。こぐまの姉と弟は、学校からバザーのお知らせをもらってきます。その日から、ふたりはお母さんに手伝ってもらいながら、バザーの準備を始めます。庭で集めた形のいい石にポスターカラーで絵をつけたペーパーウェイト、卵のからに顔を描いてカイワレ大根の種をまいたたまごマン(芽が出ると髪の毛のようになります)、くるくる動かす紙芝居、モビールなどなど。前日にはクッキーも焼きました。バザーは大成功で、その夜ふたりは興奮してなかなか眠れません。「またバザーをやりたいな」娘は、かしの木文庫のバザーを、毎年とても楽しみにしています。かしの木文庫の活動を支えるバザーを、子どもたちが楽しみにし、そして地域の人たちの交流の場になっていることは、とても素敵なことだと思います。これからも、頑張ってお手伝いしなければ!来年は、娘と一緒に作品を出そうかな…。娘も違った気持ちで、バザーを楽しめることでしょう。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2010.07.10
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明日は、かしの木文庫のバザーがあります。それで今日、カレーライスの仕込みをしました。おしゃべりに花を咲かせながら、大量の野菜を切って(玉ねぎの量が多かったので、流した涙の量もかなりのものでした)、大きな大きなお鍋で炒めて、煮て、あくを取って、ルーを溶かして、また煮込む…。大変な作業も、みんなでやると楽しいものです。角野栄子さんの「カレーライスはこわいぞ」は、小さなおばけシリーズの一冊です。おばけのアッチは、私が子どもの頃から人気者でした。佐々木洋子さんの絵はとても親しみやすく、字の大きさやおはなしの長さも、字が読めるようになった子どもたちが自分で読むのにピッタリです。アッチは、自分では怖いおばけだと思い込んでいます。それなのに、隣に引っ越してきた子ねずみにはいたずらされてばかり。仲良しのエッちゃんと野良猫のボンに、「ぼく、こわい おばけに みえる?」と聞くと、「こわくない。とっても かわいいよ。」という答えが返ってきました。アッチは泣き出してしまいます。辛いカレーを食べている人が、みんな怖い顔をしているのを見て、アッチは毎食辛い辛いカレーを食べ続けます。娘の本棚にある小さなおばけシリーズは、昨年の今頃、かしの木文庫の先輩が、「孫たちはもう読まないから」と言って譲ってくれたものです。なんと、作者である角野栄子さんご本人からいただいたものだそうです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★日本の児童文学へ
2010.07.09
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今日は久しぶりの快晴。さわやかな風も吹いています。お洗濯日和です。週間天気予報では、明日からまた雨マークが毎日ついています。今日やらなくちゃ!普段の洗濯物を干し終えると、家族の布団を干しました。それから、残っていた冬物、のれんを2枚、まくらカバーを洗いました。青空のもと、風にはためく洗濯物を見ていると、気持ちい~い!いわむらかずおさんの「14ひきのせんたく」も、ちょうどこんな日のお話です。降り続いた雨がやんで、森に夏の太陽が差しこんだ日。「シャツも パンツも シーツも パジャマも、みんな まとめて せんたくしましょ」と、お母さんが言います。そして、家族みんなで谷川へお洗濯に行くのです。14ひきシリーズの魅力は、いわむらさんの描く透明感のある風景画、守っていきたい日本の伝統的で素朴な暮らし方、14ひきのねずみ一家がいつも仲良く力を合わせて生きる姿にあると思います。うちは、たったの3人家族…。ちょっと、さびしいです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2010.07.08
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私が娘のために作ろうと計画している本の小部屋は…、依然として倉庫状態です。娘のための本棚は、着実に本も増えていき、棚二つ分になって、きれいに整とんしてあります。でも、床の上が…。まるで引っ越し直後のように、ダンボールがたくさん積んであるし、燃えないゴミなんかもそのまま置いてあります。燃えないゴミって、たまったら捨てようと思っているうちにたまり過ぎ、月1回しか出せないものだから、出し忘れるともう1ケ月放置ということになるんです。ああ!一度ハリスおばさんに来てもらって、何とかしてもらいたい!ポール・ギャリコのハリスおばさんシリーズは、ずっと前に図書館で借りて、その魅力のとりこになりました。是非、自分もそろえたいと思っていた本ですが、残念なことに絶版になっていたのです。それが、数年前に復刊ドットコムから復刊されていました。やっぱり、みんなに愛されていたんですね!挿絵が変わってしまったのが、とてもさみしかったですけど…。シリーズの1作目は「ハリスおばさんパリへ行く」です。ハリスおばさんは、時間決めでそうじと片付けをするお手伝いさんです。「ハリスおばさんが、日ごろから活躍している仕事場は、ごったがえしと、よごれ水と、ちらかしほうだいの世界だった。(中略)ハリスおばさんは、このような、ひっくりかえった家の中をかたづける。この仕事は、おばさんの身も心もはりきらせ、また生活のかてにもなっていた。これはおばさんが神さまからいただいたお仕事だった。ただ、よごれた場所を清潔にするだけではなかった。ほかのおてつだいさんもそうだが、とくにハリスおばさんは、じぶんのかたづけた家を、いつもほこらしく思った。それに、これはものをつくりだすのににたりっぱな仕事だし、むねをはってまんぞくをあじわうことができた。」今度こそ、ハリスおばさんシリーズをそろえたい!それが(経済的に)ムリなら、せめて「ハリスおばさんパリへ行く」だけでも、小部屋の本棚に置きたいです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪ ★北米の児童文学へ
2010.07.07
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私は、本当は忙しいのが苦手なんです。どの瞬間も瞑想するように味わい、常に心にゆとりを持っていたい。そう願っているんですが…。実際は、あれやこれやと用事が入り、バタバタしているうちに一日が終わるような毎日です。娘と一緒に、ゆっくりじっくり何かに取り組むような時間を、なかなか作ってあげることができません。ジョアンナ・ハリスン作「ようせいの三つのねがい」は、娘の大好きな絵本の一冊です。 主人公のルルは、妖精の衣装を作りたいと思いました。でも、ルルはまだ針仕事ができません。「ママ、てつだって」ママにたのみました。「今はだめ。いそがしいの。あとにしてちょうだい」「もういーい?」「まだよ」お母さんは弟のお世話で手一杯です。「ねえ、今は?」「もうねる時間でしょ!」(何だか、私と娘の会話のよう…。)その夜、ルルのベッドの下で、飼いネコが何かに飛びかかろうとしていました。ルルはネコを部屋の外へ出し、ベッドの下をのぞくと、そこには本物の妖精が!妖精は、助けてくれたお礼に、三つの願いを叶えてくれると言います。「あたし、ようせいになりたい」ルルは妖精になって、庭を飛び回ったり、屋根の上でダンスしたり、おもちゃのあひるに乗って水遊びしたりしました。けれども、ネコに追いかけられて思わず、「もとにもどりたい!」と、叫びます。するともう朝で、ルルは元の姿でベッドに座っていました。ルルはママに、昨夜の出来事を一生懸命に話しますが、ママは弟に朝ごはんを食べさせたり、洗い物をしたりして忙しく働いています。「ねえ、ママ…ねえ、きいてる?ママったら、そんなにいっつもいそがしくなけりゃいいのに!」「いそがしい! わたしがいそがしいですって? いいえ!」突然ママは洗い物をやめ、棚からビスケットの缶をおろしました。ビスケットを食べながら、ママはルルの話を熱心に聞き、その後できれいな妖精のドレスを縫ってくれました。娘がなぜこの本を好きなのかを考えると、反省しなくてはいけない私です。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2010.07.06
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公民館の七夕まつりに行ってきました。工作、ゲーム、人形劇、バルーンアート…。娘は、地域ボランティアのおじさんに、バルーンアートの帽子を作ってもらいました。でも、割れるのを怖がって、かぶりませんでした。人形劇は、《人形劇団どんぶりこ》による「しっぽをなくしたきつね」でした。どんぶりこの4人は全員、私の所属するかしの木文庫のメンバーです。あっちからもこっちからもお呼びがかかり、いろんな所で公演している本当にすごい先輩たちです。ときには海外に出て行かれることも…。もちろん、短冊に願いごとを書いて、笹につるすコーナーもありました。昨日、娘が借りてきた本「ひ・み・つ」(たばたせいいち作)は、七夕の願いごとのお話でした。7月7日で80歳になる《しんばあちゃん》に、孫のゆうきが手紙を出します。「プレゼントに いちばんほしいもの なんですか。おしえてね!」おばあちゃんからのお返事には、「おばあちゃん ほしいものが ひとつだけあるの。ひ・み・つ だよ!あのね おばあちゃん なくなった おじいちゃんと もう 40ねんも あってないの。もういちどあいたい!あって いっしょに ダンスがしたい。」と、書かれていました。さあ、それからゆうきは、おばあちゃんの願いを叶えるために大奮闘します。たばたせいいちさんの水彩は、とても深い味わいです。ゆうきと仲間2人が開く七夕の星まつりのシーンも、おばあちゃんとおじいちゃんのダンスシーンもみごとです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2010.07.04
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かしの木文庫のおはなし会で、おはなし(素ばなし)の当番でした。読み聞かせと違って、おはなしというのは心底緊張します。ちょっとでも気が散るようなことがあると、もう頭が真っ白になってしまうのです。なにせ、まだまだ未熟者ですので…。毎月の定例会でおはなし当番に決まると、当日までの1ケ月の間は落ち着きません。ぼんやりしている自分に気付くと、「こんなことしていられない! 練習しなきゃ!」と慌てて練習したり…。ですから、おはなしの当番は、かなり荷が重いのです。でも、何度も何度も繰り返し練習することによって、そのおはなしの言葉の一つ一つが、自分の血となり肉となるような充実感はあります。今日のおはなしは、「エパミナンダス」でした。東京子ども図書館が編さんしている「おはなしのろうそく(1)愛蔵版」に収められています。プログラムは、1.エパミナンダス(おはなし)2.おおきなかしの木(絵本)3.たまごのあかちゃん(絵本)みんなで七夕の笹飾りもつくりました。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2010.07.03
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今日は、ダンナさんとレストランでランチしました。有機野菜をたっぷりとれる、ちょっと素敵なレストランです。ダンナさんは野菜満載のカレーを、私はトマトソースのカルボナーラを注文しました。サラダバーとデザートとドリンクのついたセットです。レストランで食事している時って、幸せですよね。おいしいものを食べる幸せ。雰囲気を楽しむ幸せ。座っておしゃべりしている間に、お料理やお茶が運ばれてくる幸せ。「安房直子コレクション(2)」の中に、「海の館のひらめ」という童話があります。主人公の島田しまおは《レストランアカシア》で働いています。もう6年も住み込みで働いているのに、いつまでたっても下働きでした。料理学校を卒業していなかったし、馬鹿正直で融通がきかず、人の機嫌をとるのが下手だったせいでしょう。仲間たちからも悪口を言われたしまおは、つらくなってお店をやめようと考えました。その時、《海の館のひらめ》と呼ばれる伝説のひらめが、しまおの味方になってくれます。「わたしは、さっき、調理場の氷の上で、あなたの働きぶりを見ていましてね、すっかり気に入ったんです。正直で、まじめなところが、なによりです。そんな人間が、損ばかりしているのが、わたしには、がまんできませんでねえ…」そう言ってひらめは、しまおが自分のレストランを持てるように、導いてくれるのです。ひらめの指導の下、しまおの料理修行が始まりました。レストランの仕事というのは、とても大変な仕事だと思います。でもそれ以上に、お客さんに幸せな時間を提供する創造的な仕事だと思います。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★日本の児童文学へ
2010.07.02
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