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The Jazz Messengers。Art BlakeyとHorace Silver。両巨匠がいた頃の作品。好きですね。【No.486】 ・The Jazz Messengers:The Jazz Messengers (1956)Art Blakey Quintet、Art Blakey & The Jazz Messengersの作品は、それぞれ「A Night At Birdland, Vol.1」【No.465】、「Free For All」【No.466】を紹介していますが、本作はHorace Silver在籍時のThe Jazz Messengersのアルバム。この作品の後、Horace SilverはJazz Messengersを離れ、Art Blakey率いるJazz MessengersとHorace Silverは別の道を歩みながら数々の傑作を残していきます。そういう点では、このアルバムはJazz Messengersの歴史上、重要な作品だと言えますね。アルバムはBlue NoteではなくColumbiaから出ています。メンバーは、Art Blakey(ds)、Horace Silver(p)、Hank Mobley(ts)、Donald Byrd(tp)、Doug Watkins(b)。当たり前ですがジャケやライナーの写真に写っている各メンバーは凄く若いです。Donald Byrdなんて無邪気な顔してますし、見ていて楽しいですね。内容はハードバップ。カッコいい「Infra-Rae」「Carol's Interlude」「Hank's Symphony」、軽快な「It's You Or No One」「The End Of Love Affair」、後に多くのカバーが生まれるHorace Silverの名曲「Nica's Dream」など聴き所は多いと思います。HMV等で全曲試聴可能。CDではAlternate Take1曲、未発表1曲を含む5曲のボーナストラックを収録していますが、未発表曲である「Deciphering The Message」がグルーヴィーで気に入っています。値段も安くジャズが好きならオススメなアルバム。50年以上も前の作品ですが、今聴いても新鮮でカッコいいですし、ジャケもシンプルで好きです。「Nica's Dream」は、Horace Silver Quintetの傑作「Horace-Scope」(1960)に収録されているヴァージョンが有名ですので、興味のある方は聴いてみて下さい。
2008.01.30

Shirley Brown。70'sレディソウル。イチオシ。【No.485】 ・Shirley Brown:Woman To Woman (1974)昨年、Aristaでの2ndアルバム「Shirley Brown」がUKのSoul Brotherからリイシューされ話題になった(?)Shirley Brown。メンフィス出身で、かのAlbert Kingに見出されてStax入りしたシンガー。本作に収録されているタイトル曲のヒットで知られています。本作は、1stアルバムで彼女の代表作の一つ。凄く才能のある人だと思うのですが、ソウルファンを除き知名度は高くない感じ。でも個人的にレディソウルでは外せないシンガーです。この作品は、CDがStaxからの再発だったので、同レーベルのアルバムと思っていましたが、実は傘下のTruthが原盤とのこと。まあ、そんな細かいことはどうでもいいですね。バックはAl Jackson(ds)、Donald "Duck" Dunn(b)、The Memphis HornsなどStaxではお馴染みのメンツが顔を揃えています。サザンソウルで渋い作品ですが、Shirley Brownの歌が非常に素晴らしく、好きな一枚です。有名な「Woman To Woman」はモチロン良いですが、イチオシは冒頭の「It Ain't No Fun」。これもヒットした曲ですが、凄くソウルフルな歌に引き込まれます。これら2曲はアルバムのハイライトですね。その他「Long As You Love Me」、「Stay With Me Baby」、「Passion」、「I Can't Give You Up」、「I Need You Tonight」あたりが気に入っています。やはりバラードが良い出来。アレサの影響を感じますが、伸びがあって躍動感のある声と抑揚のある歌いまわしが感動的です。ストリングスなどバックのサウンドやコーラスもイイ感じ。HMV等で全曲試聴できます。ソウルが好きならチェックしてみることをオススメします。良いですよ。
2008.01.28

Pharoah Sanders。80年代の名盤。イチオシ。これは愛聴盤です。【No.484】 ・Pharoah Sanders:Journey To The One (1980)昨日「Heart Is A Melody」【No.483】を紹介しましたので、80年代の作品群については、そちらを参照下さい。ということで、今日は短めに定番の本作を紹介しておきます。よく知られた作品ですが外せない一枚。レアグルーヴ・クラブジャズでも昔から注目されていた作品で、当時から若い世代にも人気がありました。カッコいいジャズだと思います。深みがありながら、メロディーは親しみやすく雰囲気は暖かい。穏やかですがテンションは高い。爽やかさもありますね。抽象的な表現ですが、アルバム全体が開放感に満ちている気がします。クロスオーバー色のあるバックのサウンドは、Pharoah SandersのSaxを際立たせているようにも聴こえますね。絶妙のバランスといったところ。メンバーは、Idrid Muhammad(ds)、John Hicks(p)、Ray Drummond(b)、Eddie Henderson(flgh)などです。Pharoah SandersのSaxは文句なしですが、John Hicksのピアノも素敵です。曲によって聴けるシタールや琴なんかも楽しく、ヴォーカル入りのナンバーもありますし、多彩な内容で聴き飽きません。特に「You've Got To Have Freedom」は有名な名曲。バックのコーラスもカッコいいです。冒頭の「Greetings To Idris」もメロディーが素晴らしい大好きな曲。他も好きな曲ばかりですね。HMVで全曲試聴可能。ジャズが苦手な人でもOKだと思いますので、是非聴いてみることをオススメします。
2008.01.26

Pharoah Sanders。80年代の傑作ライヴ。イチオシです。久々にジャズ。【No.483】 ・Pharoah Sanders:Heart Is A Melody (1982)Pharoah Sanders(ts)はジャズ界の大御所なんで詳細は省略。傑作とされるアルバムが60年代~80年代にかけて多いのですが、時代やアルバムによっては敷居の高い作品もあり、抵抗を感じる人も少なくないかもしれません。入り口とタイミングが大事な感じがします(経験上)。私も全てのアルバムを聴いたわけでもないので偉そうなことは言えませんが、80年代の作品群:「Journey To The One」(1980)や「Rejoice」(1981)といったスタジオ盤、「Live」(1982)や本作「Heart Is A Melody」(1982)といったライヴ盤が入りやすいのではないかと思いますね。これら4作品はどれも素晴らしい出来で大好きなアルバム。特に名盤「Journey To The One」や「Rejoice」は昔からクラブジャズでも有名ですし、「Live」もこの時期を代表する名盤です。とはいえ先の3枚はチョットスルーして今回は「Heart Is A Melody」を紹介。あくまで主観ですが、4枚の中では比較的知名度が低そうな気がしたのと、ジャケのB級臭さ(?)で損をしている気がしたんで。本作はサンフランシスコでのライヴ。Pharoah Sanders以外のメンバーはIdris Muhammad(ds)、William Henderson(p)、John Heard(b)。相変わらずPharoah Sandersの演奏は多彩な音色含め素晴らしいもの。William Hendersonのピアノもいいですね。冒頭からいきなりJohn Coltraneの「Ole」が22分ですが、時間は全く問題ではありません。アップテンポでスリリングな演奏が凄くカッコいいです。軽快なスウィングが心地よい「On A Misty Night 」、美しいメロディーとバックコーラスが印象的な傑作「Heart Is A Melody Of Time (Hiroko's Song)」、Pharoah Sandersの歌とSaxで盛り上がりをみせる楽しい「Goin' To Africa (Highlife) 」とオリジナルアルバムに収録された4曲はどれも素晴らしい内容。「Heart Is A Melody Of Time」にはAndy Bay(Vo)も参加。熱いアルバムでオススメです。HMVで全曲試聴可能。現在のCDではボーナストラックが2曲追加されてます。特にColtraneの「Naima」は好きな曲ですので、個人的には嬉しいですね。他の作品についても紹介する予定です。
2008.01.25

Kentのソウルコンピ。Hotlanta Soulシリーズ。オススメです。【No.482】 ・V.A.:Full Time Groovers Hotlanta Soul Vol 2 (2000)Kentから出ているMoonsong、Clintone、Hotlantaレーベル等を含む70年代サザンソウルコンピシリーズ。コンピの名前だけは最近何回か出してますので、憶えている方もいるかもしれません。このシリーズはKentのコンピでも好きなものの一つで、過去紹介したBill Brandon【No.467】、Rozetta Johnson【No.476】、Sam Dees【No.478】といったシンガーを収録。現在Vol.3まで出ています。未発表曲も多いですね。どれも好きなんですが、今回はVol.2を紹介。正直タイトルで決めましたが内容も多彩だと思います。サブタイトルの「Full Time Groovers」はBill Brandonの曲「Let Me Be Your Full Time Groover」からとったもの。ちなみにMoonsong、Clintoneというのは、Clintone Moonが設立したレーベルで、彼の名前そのまんまとなってます。Georgia州のAtlanta、Alabama州のBirminghamで録音されたソウルを23曲収録。70年代前半から中頃の音源。先の3人をはじめ他にも実力者が収録されてますし、ポテンシャルの高い曲が多く、良い出来です。昨年Soulscapeから出たBill BrandonとRozetta JohnsonのCDとのダブりは、Bill Brandonが4曲、Rozetta Johnsonが2曲と少なくはなく、Vol.1、3でも結構ダブってますので、他のシンガー含めて色々聴きたい方はコチラのコンピを3作揃える方がイイかもしれません。地域的にはサザンなんですが渋い曲ばかりではなく、エレピやストリングス等によるメロウなサウンドを持った曲や、キャッチーなモダンソウルも多く、楽しめます。ソウルが好きなら聴いてみることをオススメしますね。Amazonで一部試聴できます。Sam DeesのM1からカッコいいです。残りのアルバムも気が向いたら紹介するかもしれません。
2008.01.22

Little Sonny。Staxのレアグルーヴ定番。昔よく聴いたアルバムです。【No.481】 ・Little Sonny:Black & Blue (1971)Staxのブルースでレアグルーヴとしても知られるLittle Sonnyのアルバムを紹介。昔雑誌でも紹介されることの多かった作品です。Little Sonnyはブルースハープ奏者として知られており、この作品はレアグルーヴとか関係なしに傑作だと思います。先に紹介したAlbert Kingの作品【No.427】と同様にドラムはWillie Hall(ex. Bar-Kays)で、ホーンにもBar-Kaysが参加。特に「Hung Up」、「You Got A Good Thing」、「Memphis B-K」がグルーヴィーでオススメですね。「A Woman Named Trouble」、「Honest I Do」、「Wade In The Water」、「Paying Through The Noise」、「I Found Love」、「They Want Money」も良い出来。全体にタイトでボトムの効いたWillie Hallのドラムが相変わらずカッコいいです。Little Sonyの歌も好きですし、バックのサウンドも決まっていて、お気に入りのアルバムです。たしか「Memphis B-K」はサンプリングネタにもなっていたと思いますね。HMV等で全曲試聴可能。ディープなブルースが好きな人には物足りないかもしれませんが、ロックやファンクが好きな人にもオススメできるアルバムです。
2008.01.21

Bobby Womack。ソウル。傑作アルバム。オススメです。【No.480】 ・Bobby Womack: Understanding (1972)Bobby Womackと言えば、Pam Grier主演の映画「Jackie Brown」のテーマ曲として使用された「Across 110th Street」(邦題:110番街交差点)を収録している同タイトルのサントラも有名ですが、やはり彼のリーダー作は外せないところ。Sam Cookeの影響下にあるソウルシンガーで弟子とも言われますが、声質こそ違うものの曲によっては歌い回しが凄く似ています。この人のリーダー作は数多い(しかも傑作が多い)ので、どれを買ったらいいのかという感じですが、特に70年代前半の本作や「Communication」、「The Facts of Life」などのアルバムが好きですね。どれも甲乙つけがたい出来ですが、今回は「Understanding」のみ紹介。本作は、先のサントラとほぼ同時期にリリースされた代表作の一つ。サザンソウルがベースですが、70年代ニューソウル的なサウンド、Bobby Womackの歌共にカッコいいです。ファンキーな曲もあって幅広い層に受け入れられる内容だと思いますね。HMV等で試聴可能。「I Can Understand It」、「Woman's Gotta Have It」、「Ruby Dean」、「Things Called Love」、「Sweet Caroline」など好きな曲は多いですが、個人的には「Harry Hippie」がベストトラックですね。ちなみに現在は「Understanding」と「Communication」の2in1がStatesideから2004年にCD化されていますので、買うなら絶対そちらをオススメします。両作とも傑作ですからジャケを気にしなければ大変お得なCDです。関係ないですが、Pam Grierが出演している映画のサントラでは、Willie Hutchが手掛けた「Foxy Brown」のテーマ「Theme Of Foxy Brown」が好きな曲です。その他Roy Ayersの手掛けたサントラ「Coffy」もレアグルーヴの定番ですね(こちらはオススメしませんが・・・)。
2008.01.20

Jerry Butler。60年代後半のフィリーソウル。イチオシです。お気に入り。【No.479】 ・Jerry Butler:The Philadelphia Sessions (2001, Rec.1968,1969)元ImpressionsのJerry Butler。本作はフィリーソウルの最盛期である70年代を支えたKenny Gamble、Leon Huff(ギャンブル=ハフ) の下で作り上げられた2枚のアルバム「The Ice Man Cometh」(1968)と「Ice On Ice」(1969)にボーナストラック3曲を加えた編集盤。25曲収録。日本で人気の高いフィリーソウルは一般的には70年代の作品群だと思いますが、60年代後半(後のフィリーサウンドを確立しつつあった時期)も凄く好きです。この2枚もそういった作品で、60年代ソウルの熱さとフィリーの流麗なサウンドが絶妙にミックスされた傑作だと思います。ギャンブル&ハフの初期のヒット曲「Hey, Western Union Man」「Only The Strong Survive」等を収録していますが、流石にどの曲も良い出来です。バックのストリングス・女性コーラス等といったアレンジも程よい感じ。でも一番の聴き所はJerry Butlerの歌でしょうね。上手いのはモチロンですが、声質が素晴らしい。ゆったりとした雰囲気があって、アルバムを聴いていると穏やかな気分になりますね。HMV等で試聴可能。リズムセクションもタイトで良いです。Jerry Butlerはベスト盤も出てますが、この2作品からの曲は少ないでしょうし、ソウルが好きな人はアルバムで聴くことをオススメします。
2008.01.19

Sam Dees。ディープ&メロウなソウル。ソウルが好きな人はチェックしてみては。【No.478】 ・Sam Dees:Heritage Of A Black Man (1998)Sam Deesはソウルシンガー・ライターとして主に60~80年代に活躍した人物で、ソウルが好きな人はご存知かと思います。日本でも人気が高いですね。ライターとして提供した曲は数知れず(過去紹介したところではBill Brandon【No.467】、Rozetta Johnson【No.476】に曲をかいてます)。んで歌の方はどうかというと、これがまた素晴らしく、ディープソウルからメロウなナンバーまで何でもこなせて味わい深い・・・。曲作りにおいても、従来のサザンソウルとは一味違う曲作りの才能を持っているように思います。洗練さやモダンなテイストが感じられますね。本作はKentからリリースされた編集盤。このCD以外では、同レーベルの「Second To None」(1997)やコンピ「Hotlanta Soul」シリーズ、現在廃盤ですがP-Vineの「Cry To Me」(Atlanticからの唯一のLP「The Show Must Go On」を中心としたもの)、Pen Padから出ているリーダー作「Secret Admirer」などで彼の歌を聴くことができます(全部は持ってません)。本作は全て未発表曲で構成されたもので先のLPは含んでませんが、未発表曲といえど他のシンガーが歌っている曲もあり内容は非常に良いです。22曲収録。Amazonで一部試聴できます。特にピアノをバックにSam Deesが歌う「Mess On Your Hands」は心打たれるナンバー。中にはサウンド的に好みでないものもありますが、曲の良さと歌の上手さは流石。メロウな曲も多く、今カバーされたとしても全然違和感のない曲も多いと思います。飽きのこないアルバムで気に入っている一枚。Sam Dees関連のCDは発売から随分たってますし、色んなコンピに離散している曲も含めて新たに編集盤を出して欲しいところ(しつこい)。
2008.01.18

Kellee Patterson。Black Jazzレーベルの定番。レアグルーヴ。イチオシです。【No.477】 ・Kellee Patterson:Maiden Voyage (1973)Black JazzレーベルのCDは過去「Best Of Black Jazz Records」【No.125】、Chester Thompson「Powerhouse」【No.34】、Rudolph Johnson「The Second Coming」【No.302】、Roland Haynes「2nd Wave」【No.400】と、かなり多く紹介していますので、レーベルの詳細は省略。このアルバムはBlack JazzのヴォーカルものとしてはDoug Carnの作品群と共に有名なアルバムで、レアグルーヴの定番でした。97年に日本盤でCD化。私が持っているのも当時のもの。しばらく廃盤だったようですが、05年に再販され、06年には輸入盤も出ています。アルバム全体に漂う浮遊感と深みのある雰囲気、独特のKellee Pattersonのヴォーカルが魅力的。特にU.F.O.がカバーした「Magic Wand Of Love」、Hancockカバー「Maiden Voyage」、Flip Numez【No.19】のカバー「See You Later」の3曲は有名。「See You Later」はMPSレーベルのJoanne Grauerのヴァージョンも有名ですが、オリジナルはFlip Numez。Flip Numezのオリジナルは素晴らしいので、聴いてみることをオススメします。「Magic Wand Of Lave」は文句なし。大好きな曲ですね。「Maiden Voyage」も傑作カバー。ドラムもカッコいいです。個人的にファンキーなソウルナンバー「Soul Daddy」はまずまずだと思いますが、「Look At The Child」、「Don't Misunderstand」、「You」、「Be All Your Own」といったミドルテンポの聴かせるタイプの曲はどれも良い出来でKellee Pattersonの良さが出ていると思います。全体的にエレピも凄くイイ感じ。カバー含め良い曲が詰まってますね。レアグルーヴとか関係なしにオススメできるアルバムです。Towerで全曲試聴可能。入手できるうちにチェックしておくことをオススメします。
2008.01.17

Rozetta Johnson。ソウル。Soulscapeの編集盤。オススメです。【No.476】 ・Rozetta Johnson:Personal Woman (2007)Bill Brandon【No.467】、Tony Borders【No.391】と同じくUK Soulscapeから昨年リイシューされたもの。Rozetta Johnsonはアラバマ州出身のレディソウルシンガー。Rozetta JohnsonもKentのコンピ「Hotlanta Soul」シリーズや過去紹介した「Dave Godin's Deep Soul Treasures Vol.3」【No.332】で一部聴くことができましたが、Rozetta Johnson名義のCDはこれが初めてのリリース。未発表曲も2曲収録されてます。16曲収録。Bill Brandonの編集盤でもありましたが、本作の収録曲はSam Deesがプロデューサー・ライターとして関わっているものが大半を占めています。Clintoneレーベルでの1970年から75年の録音。この時代、Sam DeesはClintone、Moonsongレーベルに多くの曲を残しています。Sam Deesの曲にRozetta Johnsonのディープな歌がのるわけですから、悪いわけがなく個人的に凄く好きな感じ。Rozetta Johnsonの歌はカッコいいですし声質も好みです。Bill Brandonと同じくディープ・サザンソウル系だけでなくモダンな楽曲も良い出来で、幅広いソウルファンにアピールしそうな内容。HMVで全曲試聴できますので、曲毎の詳細は省略。ジャケがイマイチですが(当時の写真使えばいいのに・・・)、内容は良いのでソウルが好きなら要チェックでしょう。ソウルファンを除き一般的にはメジャーではないですが、こういう実力のあるシンガーをリイシューしてくれるGrapevine(傘下のSoulscape含む)やKentなどUKのレーベルは頼もしいですね。ここまでくれば次はSam Deesを出して欲しい。
2008.01.15

Bill Mays。ピアノトリオ作品。オススメです。【No.475】 ・Bill Mays Trio:Summer Sketches (2001)Bill Maysはジャズファンを除くと知名度が低いと思いますが、60年代から活動しているベテランピアニスト。数々の大物ジャズミュージシャンとも共演していたようですが、リーダー作を出すようになったのは遅かったようです。本作はピアノトリオ作品で、アルバムタイトルどおりテーマは夏。曲のタイトルの殆どにSummer(曲によってはAugust)が付けられてますし、アルバムトップの「Summer Night」の冒頭では虫が鳴いています。季節外れな紹介ですが、CD自体は年中聴ける感じなのでいいかと・・・。これもピアノトリオというのとジャケで買ったもの。こういった絵に紙ジャケ仕様というのは凄く合っていますね。ブルーとイエローの淡い色使いがイイです。内容も色んな夏を感じさせてくれるもの。初夏であったり晩夏であったり、昼であったり夜であったり・・・。Bill MaysはSarah VaughanやAl Jarreauとも一緒にやっていたようですが、歌伴を経た人のピアノって、この人に限らず歌心があって曲の聴かせ所をおさえている人が多い気がします(なんとなくですけども)。メロディアスで美しいピアノが印象的。HMVで全曲試聴可能。曲としては、「Summer Night」、「Estate」、「Indian Summer」、「Summer Sketch」、「Early August」、「The Things We Did Last Summer」、「Summer Serenade」、「Once Upon A Summertime」が好き。殆ど全てですね。全体に爽やかな雰囲気ですが、時に哀愁を感じさせてくれる点やチョットした遊び心があるのもいいです。輸入盤。
2008.01.14

Isley Brothersの名盤。大好きです。おさえておくべき一枚。イチオシ。【No.474】 ・The Isley Brothers:3+3 (1973)以前に少しマイナーな「The Brothers:Isley」【No.471】を紹介したので、今回はIsley Brothersの代表作で、名盤として有名な「3+3」を紹介。個人的に最も好きな作品です。私がIsley Brothersが好きになったキッカケは、本作に収録されている「That Lady」。もう随分前ですけどね。ファンキーで跳ねるようなグルーヴ感、イントロのギターリフがカッコよくて、よく聴きました。前作まで3人(Ronald, Rudolph, O'Kelly)のグループであったIsley Brothersですが、本作は以前からアルバムに参加していた若い3人(Ernie, Marvin, Chiris Jasper)を正式メンバーに加え再出発をはかった作品。ですので、タイトルが「3+3」になってます。ベスト盤を持っている方も多いと思いますが(私も持ってますが)、これは一家に一枚といえるアルバム。やはりアルバムとベスト盤では流れが違いますし、内容もベスト盤かと思うほどレベルの高い楽曲が揃っています。ヒット曲となった「That Lady」「What It Comes Down To」「Summer Breeze」、フリーソウルの人気曲としても知られる「If You Were There」、「Don't Let Me Be Lonely Tonight」、「You Walk Your Way」、「Listen To The Music」、「The Highways Of My Life」など素晴らしい曲ばかり。HMV等で全曲試聴できますので曲毎の紹介は省略。現在のCDには「That Lady」のライヴがボーナストラックで収録されていますね。グルーヴ・メロディー・サウンドの良さ、全てが揃っているアルバム。
2008.01.12

Johnny Bristol。MGMでの2作目。良いです。【No.473】 ・Johnny Bristol:Feeling The Magic (1975)Johnny Bristolは、MGMからの1stソロ「Hang On In There Baby」【No.329】、Atlanticからの3rd「Bristol's Creme」【No.137】を過去紹介済みですので詳細は省略。これは「Hang On In There Baby」に続く2ndソロアルバム。アルバムとしては、やはり「Bristol's Creme」が名盤であると思いますし、曲としては1st収録の「Hang On In There Baby」が非常に有名ですが、本作も充実した内容の一枚でJohnny Bristol節が堪能できるアルバムです。フリー・ソウルで有名なCoke Escovedo「I Wouldn't Change A Thing」のオリジナルを収録していることでも知られていますね。アップテンポのCokeのヴァージョンに比べて、ミドルテンポのオリジナルが好きな人も多いかもしれません。どちらも良いんですけど。「Love Takes Tears」も良い曲で、後にカバーされています。同タイプの「Feeling The Magic」や、バラード「Go On A Dream」も好きな曲。本作にも先の2作品と同様に、David T. Walker(g)が参加しており、冒頭の「Leave My World」等で流石のバッキングプレイを聴くことが出来ます。この頃のJohnny Bristolは、曲・アレンジの良さ、タイトなグルーヴが強調されがちですが、その声も非常に魅力的。HMVで全曲試聴可能。HMVの点数は驚くほど低いですが、何をこのアルバムに求めるかで点数なんて変わるもの。好きなアルバムです。
2008.01.11

Bill Evans/Jim Hallの名盤。【No.472】 ・Bill Evans/Jim Hall:Undercurrent (1962)ジャズ名盤・・・という企画があると、よく入っているアルバム。Bill EvansとJim Hallという大御所のデュオアルバムで、印象的なジャケと抜群の内容で知られています。本作に関しては他のブログやショップのレビュー等で沢山書かれてますから、私があまり書くこともないのですが本ブログのアルバム紹介には入れておきたかった一枚。Bill Evans(p)とJim Hall(g)は共に好きなアーティストですし、曲・演奏も良いので、このアルバムを好きにならない理由が見当たらないですね。美しい作品で、凄くインプロヴィゼーションが冴えてますし、二人の相性もピッタリ。HMV等で全曲試聴できます。現在のCDには4曲追加(うちAlternate Takeが2曲)収録されています。オリジナルアルバムに収録された6曲は、どれも好きな曲。特に、ドラムレスですが凄くグルーヴィーな「My Funny Valentine」の演奏は流石に名演と言われるだけのことはありますし、「Romain」も素晴らしいですよね。「Skating In Central Park」も好きだなあ。オリジナル6曲のみで発売されている日本盤がありますが、買うなら10曲収録の輸入盤をオススメします。6曲でも十分な内容ですが、本作録音時のセッションでアルバム未収録だった「Stairway To The Stars」、「I'm Getting Sentimental Over You」も悪くないですし、Alternate Takeの「My Funny Valentine」「Romain」を本編と聴き比べるのも楽しいかも。
2008.01.10

Isley Brothers。T-Neck時代の2nd。Isleyは70年代だけではないということで。【No.471】 ・The Isley Brothers:The Brothers: Isley (1969)60年代から70年代に数々のヒットをはなったIsley Brothers。一般には60年代の「Twist And Shout」、「This Old Heart Of Mine」や70年代のメロウなヒット曲「Between The Sheets」が有名。70年代では他にも「That Lady」、「Work To Do」、「If You Were There」、「Harvest For The World」など人気の高い曲が非常に多いですね。良いアルバムがベスト盤含め色々ありますが、今回は少しマイナーな作品を紹介(ひねくれてます・・・)。この作品はT-Neckレーベル(彼等がMotownを去った後に設立)から「It's Your Thing」に続いて発表された2作目。個人的なIsley Brothersの最高傑作は「3+3」(1973)。全てにおいてバランスのとれた名盤です。とはいえ、最もブラックパワー溢れる作品として外せないのが本作かなと思ってます。過渡的な作品ではありますが、Isley Brothersのダイナミックで骨太なファンクが聴ける作品として知られています。冒頭の「I Turned You On」や「Was It Good To You?」で聴けるファンクネスは素晴らしいですね。特に「Was It Good To You?」は私の大好きなファンク。懐の深いグルーヴが凄くカッコいいです。ソウルフルでパワフルな歌とラフなサウンドも70年代のIsley Brothersとは違う魅力で、全体に60年代ソウルとファンクが上手くミックスされたサウンド。重厚な「Vacuum Cleaner」「The Blacker The Berrie」や、傑作バラード「I Got To Get Myself Together」、ホーンがイイ感じの2曲:キャッチーな「My Little Girl」と軽快なグルーヴが心地よい「Holding On」も良い出来。現在は日本盤、輸入盤共に廃盤だと思いますが、ファンクが好きならチェックしてみて下さい。Amazonで一部試聴出来るようです。定番の「3+3」もそのうち紹介します。
2008.01.09

Thin Lizzyのライヴアルバム。今聴いても素晴らしい名盤。外せないですね。【No.470】 ・Thin Lizzy:Live And Dangerous (1978)60年代後半から70年代のブリティッシュロックは大好きです。これを聴いていたのは、もう随分と前なので懐かしい気持ちになりますが、今でも時々聴いていますし色あせない作品ですね。選曲・演奏・サウンドが完璧。文句のつけようがない作品です。Gary Mooreが参加した「Black Rose」を最高作にあげる人もいますが、やはり本作が最高傑作。ライヴアルバムというのが反則ではありますが、Thin Lizzyというグループを最もよく捉えていると思いますからね。今でこそギターでツインリードというのは当たり前ですが、その礎を作ったのは、Wishbone Ash【No.52】とThin Lizzyでしょう。Scott GorhamとBrian Robertsonのツインリードによる温かいメロディーが素晴らしいですし、Phil Lynott(Vo, b) のヴォーカルが最高です。やはりこの人の個性は強力。ポピュラーミュージック広しといえど同じタイプのヴォーカリストが見当たらない(私の知っている範囲では)。Brian Downey(dr)もグルーヴィーで好きですね。ロックグループが持つバンドサウンドの魅力と人間味溢れる音楽。その辺が長年イギリスはモチロン、日本でも愛され続けてきた理由の一つかもしれません。好きな曲ばかりなんで曲毎の紹介は省略。HMV等で全曲試聴可能。Zepもそうですが、Thin Lizzyもボーダーレスなロックグループだと思いますね。
2008.01.08

ノーザンソウルのコンピ紹介。第26弾。ニューオリンズ。Grapevineのコンピ。マニア向けですが良いコンピです。昨年もノーザンコンピが沢山出てますが、聴けてないものが多いなあ。【No.469】 ・V.A.:Northern Soul Of New Orleans Volume 1(2003)本ブログでやたら紹介の多いGrapevineレーベルの初期コンピ(GVCD3004)です。本作はタイトルどおりニューオリンズもの。同レーベルのカタログで、ニューオリンズのノーザン系コンピとしては「Crescent City Soul Patrol」(GVCD3032)がありますが、今まで紹介したGrapevineコンピとのダブりが凄く多いので今回はコチラ。ニューオリンズがアメリカのどこにあるか知っている方や、ニューオリンズのソウルやファンクを少し聴いたことのある人は、なぜニューオリンズがノーザン?と思う人も多いかもしれません。まあタイトルはUKノーザンソウルのノーザンの意味でしょうから範囲が広いですし、ニューオリンズのソウル自体が多彩な面を持っていたという事でしょう。アップテンポのナンバーも多く、ノーザンテイストの楽しいソウルを18曲収録。Eldridge Holmes、Betty Harris、Willie Tee、Maurice Williams等を収録していますが内容はマニアックです。Eldridge Holmesは前に紹介した「Deep Southern Soul」【No.123】にも収録されている「Without A Word」、Betty HarrisはAIMから出ているベスト盤「The Lost Soul Queen」に収録されている「Mean Man」が入っています。曲としてはMaurice Williams「Being Without You」、Pat Brown「The Good Got To Suffer For The Bad」、Senator Jones「Do You Love Me」、Curly Moore「Don't Pity Me」、Ray Algere「In My Corner」、The Barons「As Sure As You're Born」、The Jades「Lucky Fellow」、Willie Tee「Please Don't Go」あたりが好きなナンバー。他から出ているノーザンコンピとのダブりは少ないと思います。よい雰囲気で何気によく聴く作品。個人的には知らない曲が多くて楽しめましたけど、音は良くありませんしノーザンソウルに関心がない人にはオススメしません。関係ないですが、Betty Harrisのベスト盤に収録されている「Break In The Road」は強力ファンクチューンです。
2008.01.07

Dag Arnesen Trio。ピアノトリオ。オススメです。【No.468】 ・Dag Arnesen Trio:Movin' (1994)Dag Arnesenはノルウェーのジャズピアニスト。本作は、輸入盤で発売されていたのですが、以前に紹介したEnrico Pieranunzi Trio「The Chant Of Time」【No.374】と同じくSarahレーベルからジャケが変更されて国内発売されたものです。レコード会社の思惑どおりジャケ買いしてしまった一枚。それまでDag Arnesenを全く知らなかったのですが、これは当たりでした。輸入盤で出た際に、既にピアノファンの間では評価が高かったらしいですが、それも納得の内容。9曲中6曲がオリジナルなのも嬉しいですね。Dag Arnesenのピアノは透明感と哀愁があって北欧のイメージどおりです。繊細で美しいピアノですが、旋律には力強さを感じますし、ベテランらしい余裕もあり凄く良いです。個人的には、Terje Gewelt(b)のベースも印象に残りました。カッコいいですね。オリジナルも良い出来で上品なアルバムです。曲では「Body And Soul」や「Movin'」、派手ではないですが「Skating The Club」がお気に入り。全体に聴きやすく、爽やかで心地よい雰囲気がありますので、昼夜や季節を問わずフィットする気がします。大手のショップでは試聴できないかもしれませんが、ジャズピアノが好きな人は私のようにジャケ買いしてもOKかもしれません。Dag Arnesenはノルウェーのトラッドやクラシックの作曲家Grieg(ノルウェー)をとりあげた「Norwegian Song」を昨年発表しており、現在も精力的に活動しているようですね。
2008.01.06

Bill Brandon。ディープソウル。Soulscapeの編集盤。イチオシです。【No.467】 ・Bill Brandon:On The Rainbow Road (2007)以前紹介したTony Borders【No.391】と共に、Grapevine傘下のSoulscapeから昨年リイシューされた編集盤。Bill Brandonは、ソウルファンの間では有名なシンガーで、過去に77年のPreludeでのアルバムが日本盤で発売されてますし、UK Kentのコンピ「Hotlanta Soul」シリーズ(これもオススメなコンピです)等でも聴くことができたのですが、ここまでまとまった形でCD化されたのは初めてだと思います。67年から76年の音源を24曲収録しており(77年の唯一のアルバムは収録されていません)、South Camp、Tower、Quinvy、Moonsongなどに残されたシングル曲を集め、未発表曲も追加という凄い一枚。マスル・ショールズ録音、Sam Dees絡みのMoonsong時代を含んでいます。Sam Deesは、特に60年代後半から70年代にシンガー・ライターとして活躍した重要人物。本作でもSam Deesの曲の良さは光っていますね。Moonsongの音源に関しては、先の「Hotlanta Soul」とダブりがありますけど、一度に聴けるのは嬉しいですし、他のレーベルも含めた徹底ぶりは流石Grapevineと思わされます。この人も歌が上手いですよね~。Tony Bordersと共に昨年のソウル系リイシューでは印象に残っているCDの一つ。HMVで全曲試聴可能なので詳細は省略しますが、サザン・ディープソウル系の曲以外にも、キャッチーな「Whatever I Am, I'm Yours」やCD後半で聴けるモダンテイストな曲も魅力的で、多彩なソウルが楽しめる内容になってます。音質がもう少し良ければと思ったりしますけど、それは贅沢か・・・。
2008.01.04

Art Blakey And The Jazz Messengersの名盤。これもカッコいい一枚です。イチオシ。定番が続いてますが、この辺はおさえておいて損はありません。【No.466】 ・Art Blakey & The Jazz Messengers:Free For All (1964)先に紹介した「A Night At Birdland」から10年後に録音され、Blue Noteから発表された作品。Art BlakeyはHorace Silver(p)とJazz Messengersを結成したものの、Horace Silver等が離れ、この時代のJazz Messengersはメンバーが大きく異なっています。3管時代とも言われていて、Wayne Shorter(ts)、Freddie Hubbard(tp)、Curtis Fuller(tb)を擁していました。ピアノはCedar Walton、ベースはReggie Workman。Jazz Messengersとしては、個人的にこの頃が最強だったのではないかと思っています。50年代と60年代の間には、ハードバップからモーダル(モード)ジャズへの流れがあり、本作のスタイルも結成当初のファンキーなハードバップ路線と異なり、モーダルジャズへと変化しています。「Free For All」はJazz Messengersの代表作の一つで、特に今にフィットしている感じがしますので(勝手に決めつけ)、紹介することにしました。収録されているのは、全4曲(つまり1曲は長い)ですが、あっという間に時間が過ぎ去っていくアルバム。テンションも高く、曲・演奏とも素晴らしいです。演奏の密度やグルーヴ感、パワフルさに圧倒される「Free For All」や「The Core」、ボッサテイストのオシャレで軽快な「Pensativa」など全て好きですね。HMV等で全曲試聴できますので、チェックしてみることをオススメします。特にWayne ShorterとArt Blakeyの演奏が際立っている感じ。名盤です。
2008.01.03

Art Blakey Quintetのライヴ。Blue Noteの名盤。愛聴盤です。【No.465】 ・Art Blakey Quintet:A Night At Birdland, Vol.1 (1954)新年一発目ということで、アーティストもタイトルもAから始まり、しかもVol.1という本作を選びました(なんとなく気持ち的に)。もちろん内容も素晴らしいですからね。ジャズファンの方は私なんかより余程詳しいでしょうから流してください。Art Blakeyは有名なジャズドラマーで、Jazz Messengersを率いていた頃の作品も有名ですが、このQuintetでのライヴアルバムはハードバップの記念碑的作品として知られています。本作はHorace Silver(p)と一緒に演っていた頃のもの。他のQuintetメンバーも、Clifford Brown(tp)、Lou Donaldson(alto sax)、Curly Russell(b)という凄いメンツ。Pee Wee Marquetteのアナウンスから始まり、疾走感のある「Split Kick」で幕を開ける所なんか何回聴いてもカッコいいですし、「Quicksilver」もアップテンポのナンバーで大好きですね。後のJazz Messengersのアルバムでも演奏されている「A Night In Tunisia」も収録。「Mayreh」も楽しい演奏で気に入っています。スウィング感に満ちていて、これをグルーヴィーと言わずにどうするって感じ。メンバーのソロパートもカッコいいですし、テンションの高いライヴアルバムです。HMV等で全曲試聴可能。ジャズってカッコいい・楽しいと素直に思えるアルバムで、ファンキーでドライヴ感のある曲が多いですし、若い人にもオススメできます。Vol.2もありますので、気に入った方は、そちらも要チェック。現在のCDはボーナストラックが2曲追加されて、計8曲収録されてます。50年以上も前の録音かつライヴですが音は良いと思いますので、抵抗なく聴けると思いますよ。
2008.01.01
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