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1週間前に開花した重弁ヤマシャクヤクが、花弁を散らして少々もの悲しい景観になってしまいました。まさに”宴の後”という雰囲気です。 つい2週間前までは名称の頭に”白花”という文言を付けて呼んでいたのですが、いざ咲いてみると押しも押されもしないピンク花だったので、この固体については短縮形で呼ぶことにしました。特に受粉操作はしなかったのですが、種子が膨らみ始めていることから、自然に受粉が行われたようです。仮にこのまま完熟しても種蒔きはやめることにしました。なにしろ開花まで7年もかかる相手では、最後まで付き合えるかどうか確信が持てないもので ・・・
2012年04月30日
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夏草のシーズンの幕開けです。先頭を切って開花したのはクロユリ(黒百合)でした。球根は今年に入って購入したものですが、図体はかなり大振りでした。その球根から3芽の花茎が立ち上がり、合わせて8個のツボミを付けました。2-3日で全数開花に漕ぎ着けると思いますが、ちょっと豪華な花見ができそうです。 経験則で言うと、1個の球根から複数の花芽が立ち上がると、多くの場合共に小柄な体格になってしまい、花も少数・貧弱なものになりがちです。この品種が芽出しを始めた時、そうしたことが頭をよぎったものですが、今回のクロユリに関しては要らぬ心配だったようです。もう一つ、球根から剥がれ落ちた鱗片が発芽したと思われる、小さな1枚葉が3芽ほど顔を出しています。これがそのまま一人前に成長するとは考え難いところですが、少しでもその方向に近付けるよう、全力でバックアップしてみるつもりです。
2012年04月30日
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カキラン(柿蘭)の芽出しが始まりました。一昨年購入した時には1芽だけでしたが、昨年は2芽に増えていました。そして今年は何と5芽に増えています。全部が花を付けるかどうかは分りませんが、株立ちが増えるのは喜ばしい限りです。我が家では夏の猛暑の影響もあって、多くの蘭の仲間が良くて現状維持、悪ければ枯死の道を歩む中で、このカキランだけが一人気を吐いています。余談ですがオレンジ色の名札の前に立っているヒョロっとしたものは、このポットに寄生したカラスビシャク(烏柄杓)です。
2012年04月29日
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春の山野草の最終走者(多分・・・)になりそうな白花オダマキ(オダマキ)が開花しました。1株だけ残った露地モノで、頭上をヤマシャクヤクやサラシナショウマなど臥体の大きな草に覆われているため、白の萼片や花弁が甚だしく色かぶりしてしまいました。最大限補正したのですが、これで一杯一杯です。 一時期はこの品種も総量規制を考えるほどに繁茂していたのですが、粗雑な待遇が祟ったのか次々に枯れてしまい、今はこの1株だけしか残っていません。駆除検討から一転して保護対象に地位が入れ替わってしまった特異な例です。常時2-3株は保有しないと、山野徘徊などで留守にしている間に回復不可能な事態を招くこともあり油断はできません。
2012年04月29日
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かなりケバケバしい、というか、毒々しい風貌ですが、ユキノシタ(雪ノ下)の花芽が立ち上がって来ました。この風貌が清楚な白い花に化けるというのは、ちょっとしたマジックを見せられるような不思議な感覚です。 花芽だけでなく、葉っぱもかなり強烈です。表はご覧の通りの迷彩色(?)ですが、裏側はこれまた真っ赤ないでたちで、ちょっと引いてしまいます。表、裏、外周にビッシリと長毛が生えています。触っても痛いというほどのことはなく、くすぐったい・・・という程度の硬さです。漢方薬や年中採れる山菜として利用されるらしいのですが、試したことはありません。 成長速度は驚異的で、画像の個体は1年前に赤い糸状に伸びた匍匐(ほふく)枝の先に芽吹いたもので、梅雨の頃には1円硬貨で全身が隠れるようなサイズでしたが、今では25cmほどまで葉を広げています。これもそろそろ総量規制の対象にしなくてはいけません。
2012年04月28日
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我が家の春の山野草は、あと1-2点を残して一巡してしまいました。この先は夏の山野草が開店するまで暫くネタ切れ状態が続くことになります。そんな訳で、暫く準備段階やメンテナンスのネタでつなぐことも多くなろうかと思いますが、どうかお目こぼしを・・・ ということで、早速持ち出したのがシモツケソウ(下野草)です。現在草丈30cmほどで、大繁茂の兆しを見せています。そうした草むらから花芽が形を現し始めました。昨年は5月末に開花したので、前年並みのペースが維持されるならあと1ヶ月、まあまあの発育ぶりと言えそうです。昨年は花壇の改造工事にかまけて、この草の株分けを伴う植え替えを見送ったため、昨年とチョボチョボの開花風景になりそうです。
2012年04月28日
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不気味3兄弟の最終走者、ユキモチソウ(雪餅草)が開花(正=仏炎包の展開)しました。葉っぱの方はまだ展開し切っていませんが、それを待っていると仏炎包が草臥れることがあるので、ここで見切り発車することにしました。仏炎包の開口部から顔を出した構造体は一見マシュマロのようですが、実際に摘んでみるとしっかりした硬さがあります。 3兄弟のうち先行して開花したマムシグサとムサシアブミは、仏炎包の上部が開口部を覆うように前に倒れ込んでいますが、このユキモチソウは真っ直ぐに上に伸びています。そのため、全体像を撮ろうとすると細部が表現できず、アップで撮ると仏炎包のタテジマが切れてしまいます。何とも扱い難い相手ではあります。
2012年04月27日
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日本サクラソウの「鞍馬」が開花しました。この品種、正面から見ると白系なのですが、後から見ると濃いピンクです。もう一つ、花弁の外周全面に深い切れ込みが入っていて、この2点がこの花の表情を決定しています。ワタシの好みは、表情の豊かな正面側ですが、ま、これは人それぞれかもしれません。 日本サクラソウに関しては、この「鞍馬」の他に2品種を保有しているのですが、残りは今年花を付けるかどうか微妙です。作落ちしそうな状況を招いた原因は、昨年の休眠中(夏場)の自動散水の不具合のようです。この品種は夏の休眠中も活発に地中の根は活動しているようですが、この時期に水切れ寸前の状況に陥り、株の地力がジリ貧になってしまいました。今年は自動散水の方式を大改造すると共に、これらジリ貧株のリハビリに努めることにします。
2012年04月26日
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苦節7年、種子から育てた白花重弁ヤマシャクヤクがやっと花を咲かせました。などと書き出すと「こら!チョット待ったらんかい。どこが白花やねん」 などと、猛烈なツッコミが入りそうです。おっしゃる通り。通販カタログには明瞭に白花の画像が掲示されていたし、学名「Paeonia suffruticosa ssp.rockii」をWebで検索すると、大抵は白い花(例えばこれ)が出て来ます。そんな訳で、ほんの1週間前までは白い花が咲くものと信じて疑いもしませんでした。 そんな訳で、7年がかりでやっと咲いたことの嬉しさをレベル10として、花の色が違っていたことの落胆の度合いもレベル10ぐらい・・・という状態で、ただ今ワタクシの心理は浮き沈みが拮抗して宙ぶらりんの放心状態にあります(ンな大袈裟な・・・)。とは言え、今年も花を付けるに至らなかったものがまだ5株残っています。せめてこの中から1株でも白花のものが出れば、長い時間を費やして来た甲斐があった・・・というものなのですが、果たしてどんな結果が待っていることやら・・・。 おっと、折角咲いた愛娘・花子を前に、とんだ愚痴をこぼしてしまいました ^^;
2012年04月25日
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ミヤマオダマキ(深山苧環)が開花しました。草丈は20cmそこそこで、大人と言える体型ではありませんが、ツボミはたくさん付きました。この個体も他の花のポットに寄生した株ですが、主が枯死したことでいつの間にか乗っ取りに成功してしまいました。招かれざる客の扱いで潅水など特にしなかったのですが、自然の雨水と風向きによって珠に吹き寄せられる自動散水の飛沫だけで生き抜き、露地物に先んじてこうして花を咲かせるに至りました。いやはや何とも見上げた生命力です。 先般取り上げたカナダオダマキと同様に、我が家では総量規制の対象になっており、この先、花が終ると同時に摘心されて一切種子を結ぶことは許されていません。気の毒といえば気の毒ですが、坪庭の秩序を維持する上で避けられない処置です。
2012年04月24日
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イカリソウ(錨草)の「楊貴妃」が開花しました。ピンクの萼弁とイカリのようにスラリと伸びる距のコントラストが実に鮮やかです。前日に発表された予報では、かなり強い風が吹くとのお告げで、花やツボミが吹き千切られはしないかと心配していたのですが、風の方は予想外に弱くて事なきを得ました。 個人的な好みの問題ではありますが、ワタクシ的にはこの花を背後(萼弁側)から見た時の形や色の構成が気に入っています。2枚目の画像に写り込んでいるように、萼弁はツボミの頃には濃い赤ですが、弁が開くに連れて少しずつ濃度が薄れて来ます。この辺の変化もこの品種の魅力の一つかもしれません。今年はこのような花茎が5本立ち上がっており、しばし豪華な花見が楽しめそうです。
2012年04月23日
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凍死も懸念されたサギソウ(鷺草)が芽出しを始めました。品種はごく一般的な「銀河」です。このポットには6個の球根(バルブ)が植わっているのですが、昨日の時点で3芽が確認できました。 今年の冬の冷え込みはすざまじいものがありました。例年だと相当な冷え込みでも、ベランダの屋根の下に置いたポットの用土が凍ったり、霜が付くことはありませんでした。ところが今年に限っては、場所に関係なく凍結してしまい、殆どのポットで用土がドーム状に盛り上がるようなことが二回ほどありました。屋根のない屋外では、凍結回数は軽く片手を越えました。こうしたアクシデントで、芽出しが始まっていた草花のうち2点が凍死してしまいました。水分を多く含むミズゴケを培地にしたサギソウやトキソウは、危険ラインを超えたのではないかと気にしていたのですが、何とか凌ぎ抜いたようです。後は、残り全部が芽を出すかどうか・・という点が、当面の関心事です。
2012年04月22日
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不気味3兄弟の2番手、ムサシアブミ(武蔵鐙)の開花(正:仏炎包の展開)です。葉っぱはまだ巻いたままですが、1日か2日できれいに展開し、本来の姿に漕ぎ着けます。 開花直前に植え替えるという暴挙に見舞われましたが、本来開花期のスタミナは地下の芋から供給されるので、この時期に植え替えのダメージを判別することは困難かもしれません。この個体と同時に、露地に転居させられた他の兄弟たちもほぼ同じ展開ぶりで、何か障害が現れるとすれば花が終った後・・・ということになりそうです。
2012年04月21日
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今年我が家で咲いた山野草を、スライドショーにしてみました。現在、早春から春までの画像12点を掲載しており、この先も都度増強して行きます。製作途上で恐縮ですが、山野草に興味をお持ちの方は、一度お立ち寄りください。 コチラからどうぞ。因みに上の画像はマムシグサで、昨日取り上げたカナダオダマキは、この草の足元で宴会中です。
2012年04月20日
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カナダオダマキ(苧環)が開花しました。開花したのはマムシグサの住いに寄生した個体です。余程住み心地がいいのか、あっちこっちに根を降ろした多数のカナダオダマキの中で真っ先に開花してしまいました。しかも株立ちは一番立派で、ツボミの量も今の時点では最多です。 我が家では、このカナダオダマキとミヤマオダマキが最大派閥を競い合っていて、ポットやプランタへの寄生、猫のヒタイ仕様の庭に所構わず根を降ろして増え続けています。これまでは栽培する品種も少なくて、隙間を埋める意味で放置していたのですが、そろそろ総量規制に入らなくてはならない情況になって来ました。今年も花が終ったあと直ちに摘心を行い、種子の成熟を許さない、という冷酷な処置を継続するつもりです。
2012年04月19日
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白花・四季咲コマクサ(駒草)が開花しました。花茎も葉っぱも成長途上での開花なので、花の大きさと草丈が甚だアンバランスですが、まぁ1番花というのは往々にしてこんなものです。この辺りは2番花、3番花までには少しは改善するのではないかと期待することにします。ついでに欲を言えば、花弁がもっと大きく反り返ればベストコンディション!なのですが、この個体はそうならない家系のようで、改善は期待薄です。 白花のコマクサといえば、後立山連峰南部の針ノ木岳の近くで、白花コマクサが10数株まとまって咲いているところに遭遇したことがありましたが、現場は急斜面の砂礫地で、足を踏み入れるとズルズルと地面が崩れてしまい近付けない場所でした。今年は三脚と長玉レンズ、またはザイルを持って再挑戦してみるつもりです。
2012年04月18日
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3日前に取り上げた、鮨詰め状態のムサシアブミですが、1日遅れで植え替えてしまいました。間もなく開花しようかという草花を植え替えるなど、栽培経験者から見れば救いようのない暴挙として呆れ果てることかもしれません。その辺の事情は承知の上で、実施した後の様子が上の画像です。 このポットには先般の画像に写ったものの他に、地中に潜んでいたものが2芽確認できました。このポットには2株だけ残したのですが、実は足元にはこの秋分球しそうな新芽が2芽潜んでいます。この他は全て露地に転居させました。転居先は腐葉土、発酵牛糞などの有機質栄養分を大量に鋤き込んだ場所なので、これまで以上に繁茂するかもしれません。問題は夏場の酷暑で、この点が唯一の新居の難点になりそうで、一部は時機を見てもう少しいい環境の林野に返してやろうと目論んでいます。
2012年04月17日
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ウチョウラン(羽蝶蘭)の芽出しが始まりました。通常の開花は6月上旬なので、ちょっと早いかな、と思わないでもないのですが、この冬何回か用土が氷結するというアクシデントがあったことを考え合わせると、何とか第1関門をクリアしたと考えてよさそうです。次なる関心事は?・・・というと、このポットには6個の球根(バルブ)が植付けているのですが、全員揃って芽が出るかどうか、という点になります。 それはそれとして、このポットは昨年12月の植え替えで、用土は全面的に新しいものに入れ替えたばかりですが、早くもコケ(9分9厘ゼニゴケ)に侵食されています。開花の時期までに、表土だけでも入れ替えしないと、見栄えも悪いし、夏には一面コケまるけ・・・などという悲惨なことになり兼ねません。
2012年04月16日
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カタクリ(片栗)とニリンソウ(二輪草)が開花しました。この内カタクリの方は花に重大な障害があって、誰かにご覧戴くような出来栄えではなく、後に続く2番花、3番花に期待したいと思います。 という訳で、ここではニリンソウに登場して貰うことにしました。こちらの1番花は、名前の通り1本の花茎に2つの花が用意されていて、その片方が先行して開花したものです。背景に写り込んだ葉っぱはかなりのボリュームです。この舞台構成なら花の方も豊作を期待したいところですが、さてどうなりますか・・・ ところでツボミの段階で取り上げた際、軒先を貸したオダマキに母屋が乗っ取られ掛けている旨紹介しました。あと1月余りでニリンソウの方は休眠に入ってしまいますが、その段階で思い切って植替えをすることにします。その際、両者ともに露地に移植してしまうつもりです。
2012年04月15日
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ムサシアブミ(武蔵鐙)が大変なことになっていました。この7号ポットには大小合わせて8芽が顔を出してしまいました。このまま花(仏炎包)の時期が過ぎ、葉っぱが展開するようになると”事件”が起きかねない状態です。さあて、どうしたものか・・・ さぞかし地中では球根、じゃなくて芋(サトイモの仲間なもんで・・)がごった返していいるに違いありません。地中だけでなく、大きなものではCDほどもある葉っぱが1芽に6枚出揃うことを思うと、このままでは喧嘩が始まりそうです。典型的なドロナワになりますが、思い切って葉っぱが出始める前に植え替えてしまった方がいいかもしれません。明日中に処理を済ませてしまおうと思います。
2012年04月14日
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不気味3兄弟の先頭を切って、マムシグサ(蝮草)が開花(といっては、ちと語弊がありますが・・)しました。いつものことですが、暗紫色の縦縞が鮮やかで、この点が捨てがたい魅力です。冒頭にも書いた通り、サトイモ科のこの草の仲間は、主に自生する場所も日陰の山地で、いかにもマムシなど蛇類が出そうな雰囲気を漂わせています。これを自宅で栽培するなどという物好きは、そうそう多くはないかもしれません。 冒頭で開花・・と言ってしまいましたが、実際の花は縦縞模様の仏炎包に大事に包まれて隠れています。小さなトウモロコシノのような格好をしており、花は多分今頃は固いツボミの状態だろうと思います。この花の方は特段きれいでもなく、仏炎包が萎れるとスタミナ温存のため摘心の憂き目を見ることになります。
2012年04月13日
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ショウジョウバカマ(猩々袴)が満開です。この個体は10日前に紹介したものの親に当る古株なのですが、それと比べても今年の花は異常に色が薄くなってしまいました。といっても、決して不都合な変化ではなく、むしろこの淡色系の方がワタシの好みに近い、というのが正直なところです。花の量は画像に写っているもので、全体の約半分です。7.5号(22cm径)のプラ鉢に溢れ返るような繁茂ぶりです。加えてこのショウジョウバカマばかりでなく、ユキノシタも同居しているために、混雑ぶりはすざまじいものです。幸いなことに両者の相性はいいようで、互いに食い合うような現象は見られません。 ショウジョウバカマの花期が終って暫くすると、このプラ鉢でユキノシタの花期が始まります。すこぶる効率的といえなくもないのですが、ユキノシタの花が終った時点で、株分けを主目的に植替えを行うつもりです。
2012年04月12日
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カナダオダマキも開店に向けて歩みを加速して来ました。画像はマムシグサのポットに寄生したもので、現在では主客は逆転しています。この秋の手入れでは、マムシグサの植え替えが必要な時期に差し掛かっていますが、その際、半数は露地に転居させようと思っています。 寄生したカナダオダマキの方は・・・というと、今では露地やポットのいたるところで溢れ返っています。昨年は花が終ったところで、種子が成熟する前に全て摘果してしまいました。可愛そうですが、今年も同じ措置で増殖にブレーキを掛けざるを得ません。
2012年04月11日
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1ヶ月前に発芽が始まったセリバオウレン(芹葉黄連)は、今も新たな発芽が続いています。そんな中で、初期に発芽したものは本葉が出揃い、成長の早いものは二枚葉より立派な枝振りになって来ました。いやはや、何とも頼もしい眺めです。 花を付けるまでには2年程度は覚悟する必要がありそうですが、これまでの成長ペースを見ていて、良からぬ計画が首をもたげて来ました。もう少し大きくなるのを待って、成長の早いもの数株を選別して定植し、この夏の間中濃厚な施肥で生育を加速してみることにしました。普通に育てたものと比べて、初花を見るまでの期間に差がでるかどうか、ちょっとした実験です。
2012年04月10日
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ニリンソウ(二輪草)のツボミが膨らみを増して来ました。開店まで後1週間ほどでしょうか(あまり当てにはなりませんが・・・)。 それはそれとして、この子たちの住居(15×30cmプランタ)には、流れ者のカナダオダマキが住み着き、勢力は拮抗するまでになってしまいました。5月にはニリンソウは休眠に入るため、主の寝ている隙にカナダオダマキが我がもの顔でのさばっている有様です。この秋の手入れの際には、思い切って露地に植え替えてやろうと思います。 カナダオダマキの方は・・・・ 駆除だナ...
2012年04月09日
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イカリソウ(錨草)の園芸種「桃里」が開花しました。3日前に紹介した野生種と比べて花はやや小型で、直径は2cmほどしかありません。ツボミの段階の色調は、野生種のそれと大差なかったのですが、開花した時点では大きな差がついてしまいました。コレクションの多彩化という点で、この違いは有意義なことといえます。 難点を上げれば、草丈が貧弱なことです。先日の野生種も同じ傾向ですが、花茎部分の丈は10cmほどしかありません。山野草店に並んでいるものの多くは20cmから50cmにも達しているのに、我が子の生育の悪さは心配になります。
2012年04月09日
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何とも痛ましい姿です。9分通り、今年の開花は見送りだろうと思っていた雪割草の千重咲き品「桃仙」が、急に思い出したかのように花を付けました。とは言っても、本来はハスの花のように弁が重なる豪華な容姿で、花の直径は2cmほどなのですが、画像の花は花弁は貧弱で径も1cmそこそこしかありません。 この個体は昨年の夏越しに失敗して、危篤状態に陥らせてしまいました。三途の川を渡りかけていたところを、何とか手当てして引き戻したもので、秋の時点で葉っぱは皆無でした。再起できるかどうか自信はありませんでしたが、暖かくなって葉っぱが出て来たところで、何とかリカバリーできそうな見通しが立ちました。今年1年はリハビリ期間と考えて、株の地力の回復に専念することにします。
2012年04月08日
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プルサチラ・ブルガリスが開花秒読み段階に入りました。と言うか、既に開花と言ってもいいかもしれません。そんな末節なことはさて置いて、花(萼弁)を見てガッカリしてしまいました。 そもそもこの個体を購入した目的は、我が家の同品種の保有品では、萼弁の枚数が7枚だったり、8枚だったりという具合で安定せず、本来の6枚のものを手に入れたい・・・という点にありました。このほど枚数が数えられるところまで開花が進んだのを見て、早速カウントしてみると、何と何と9枚もあるではあ~りませんか。現有品よりひどい乱れ様には、思わず脱力してしまいました。あ~ア・・・・
2012年04月07日
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芽出しが始まって間もない白花四季咲コマクサに、葉っぱの後を追っかけるように花芽が顔を出しました。もう少し葉っぱが充実してからの方が、花が咲いた時の見栄えはいいのですが、贅沢は言えません。この品種の特性として、次々に花芽が芽吹き、長期間咲き続けるので、後続の花芽ではこちらの望む形が実現するよう期待することにします。 ところで昨年の株立ちは1芽だけでしたが、画像の通り今年は2芽に増えています。アクシデントがなければ、概ね昨年の2倍程度のボリューム感で花が楽しめる筈・・・などと、「捕らぬタヌキ」的な話になりますが期待を寄せています。
2012年04月06日
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昨日紹介したイカリソウが早々と開花しました。萼弁、花弁とも濃いピンクで、花弁から伸びる距は先端に向かって次第に淡い色合いになります。撮影した時点(正午ごろ)には、花の大きさ(径)は2cmほどでしたが、夕方暗くなるころには萼弁はフルオープンになり、3cmに達していました。画像には収まっていませんが、隣に置いてあるハルリンドウは夕方には花弁をきれいに閉じて、元のツボミの状態に戻ってしまいますが、この花は夜間も開いたままで過ごしています。 昨日も書き込みましたが、イカリの形に似たこの花がすっかり気に入ってしまいました。この先、種子と株分けで増殖を図ると共に、白系統の品種を補充するなどして、コレクションを拡充してみようと思っています。
2012年04月06日
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ヒメサユリ(姫小百合)がやっと目覚めました。上手く育てば6年ぶりに生のヒメサユリに対面できそうです。この花は一度栽培したことがありますが、何分にも古い話なので、今ごろ芽出しが始まるのが早いのか遅いのか、比較できる資料も記憶も残っていません。いやはや・・・ 自生のものは平地なら5月末から6月初めが花期になります。山岳地では1ヶ月ほど遅れて咲くようで、この4年間通っている6月中旬の飯豊山系では、固いツボミの状態でしかお目にかかっていません。長いご無沙汰が解消する(かも知れない・・・)のも、あと少しです。
2012年04月05日
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一昨日の爆弾低気圧の置き土産:強風は、今日もまだ残りそうな予報です。そんな中で、草丈が低いことが幸いして殆ど被害がなかった、実生3年目のイカリソウ(錨草)のツボミがこんなに膨らんで来ました。大きさは小豆粒ぐらい・・・といったところです。一両日中には開花するのではないかと、さしたる根拠もなく期待を寄せています。親の顔(花)を見た訳ではないので、これまでどんな花色なのか分らないままでしたが、ここに来てやっと赤系統らしいことが明らかになりました。 ワタシの興味を引く草花の多くは、種子を播いて開花するまで5年から7年も待たなくてはならないものが多い中で、この子は僅か2年余りで結果を出してくれそうです。臥体(草丈)がコンパクトなことと合わせて、実に親孝行な品種といえます。種子が取れたら、是非とも増やして行きたいものの1つです。
2012年04月05日
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昨日暴れ回った爆弾低気圧は、我が家の小庭にも少なからぬ災害を残して去りましたが、強風は今も残っています。被害その1・・福寿草の希少種「秩父紅」の種を蒔いたポットをひっくり返されてしまい、この春発芽する筈(?)だった期待の星は、敢えなく露と消え去りました。被害その2・・開花したばかりのオキナグサは、強風にもみくちゃにされ、ほぼ半数の花茎が折れてしまいました。もはやリカバリーは期待できません。 昨年同じような強風で甚大な被害を蒙ったカタクリは、今回の強風の被害はありませんでした。その理由は、皮肉な話ですが昨年の被害の後遺症で、株が未熟化してしまったことにあるようです。昨年は芽出ししたものの半数近くが開花可能株でしたが、今年は10%そこそこに留まりそうです。これは昨年は強風で早々と葉っぱを失ったため、球根へのでん粉充足ができず、そのしわ寄せが今年の株に及んだと考えられます。そんな訳で今年は平均的に葉っぱの面積が小さく、風圧が小さなレベルで済んだようです。因みに、画像中段の左が開花可能株、右は開花不能株です。今年は最大でも、開花は3株に留まりそうです。
2012年04月04日
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4日ほど前のこと、白花シラネアオイの種を蒔いたプランタで、画像にように用土から種子が浮き上がっているのが見つかりました。2月にも同じように何個かの種子が浮き上がって来たことがありましたが、この時は厳しい冷え込みにより霜柱ができ、その過程で用土と一緒に種子も持ち上げられたものでした。この時は当然のことですが、種子には何の変化も起きておらず、急いで元通り埋め戻してしまいました。 今回は氷結とは縁のない暖かさの元での出来事なので、もしや・・・ということで種子の足元の用土を少し掘ってみました。今度は種子の端から根が出ています。発芽の始まりです。一昨日になって、別の種子が殻を脱ぎ捨てて顔を出すのが確認できました。 昨日は強烈な風雨に見舞われましたが、このプランタで10芽の発芽が確認できました。2月に氷結で浮き上がった”事件”の影響がどうなるかは、もう少し様子を見なくては判定できません。何とかリカバリーできていればいいのですが・・・
2012年04月04日
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オキナグサ(翁草)が開花しました。花茎やエリマキトカゲの襟巻きのように花の直下に並んだ茎葉、花弁のように見える赤紫の萼弁の外側まで、殆ど全身が白い産毛で覆われています。花茎はいつもはほぼ真っ直ぐに伸びるのですが、どういう訳か今年はクネクネと曲がってしまいました。今のうちなら、指で摘んで何度か矯正すればきれいに伸ばせるのですが、この花の場合産毛が取れたりして見苦しくなるので、敢えて何もせずに放置しました。現在画像の個体を含めて8輪が開花、もしくは開花準備中ですが、半分はこんな状態です。自然に真っ直ぐに伸びて貰うにはどうしたらいいか、新たな宿題を突きつけられたようです。
2012年04月03日
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1週間前に取り上げたショウジョウバカマ(猩々袴)も開花しました。と言っても花茎が3cmほどしかないため、首を半分引っ込めたカメのようで、スマートさは全くありません。1週間もすると首は倍ほどに伸びて、この花の本来の容姿を取り戻します。 それはそれとして、今年もやっちゃいました。画像下半分の赤茶けた葉っぱ。これは別に枯れている訳ではなく、夏の強烈な日差しを浴びて葉焼けを起こしたものです。奥側の葉っぱには比較的害が及んでいないのは、半身が何かの物陰になっていたためだろうと思います。今年の夏は、こうした葉焼け障害を根絶しようということで、遮光ネットを張る準備を始めたのですが、今度はネットを強風(ビル風)から守る手立てが必要になりそうで、頭痛のタネは尽きません。
2012年04月02日
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動きのなかったスズラン(ドイツ鈴蘭)が、やっと目を覚ましたようです。画像の黒褐色の部分は、冬の間も地上に顔を出していた越冬芽で、寒さの厳しかったこの冬は何度か用土が氷結してドーム状に盛り上がるような、生き物としてはかなり辛い環境を乗り越えて来ました。その影響があったかどうかは分りませんが、他の高山系草花が次々と始動する中で、ひたすらダンマリを続けていました。 ここに来てやっと先端が割れて、緑の新芽が顔を見せ始めました。この先は比較的春らしい陽気が続くらしいので、何とか順調な成長が期待できそうです。問題は花を付けるところまで漕ぎ着けられるかどうかですが、この点には不安がないでもありません。園芸店に並んでいるものと比べて、少々越冬芽が小さいような気がします。暫くは「咲くか、咲かないか」で悩ましい日々が続きそうです。
2012年04月01日
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シュンラン(春蘭)が開花しました。この個体、あまり働き者とは言いがたく、休み休みでしか花を付けません。昨年は途中でやる気をなくしたのか、開花を目前に花芽は腐ってしまいました。今年は当り年・・ということになり、雨の中で4芽が一斉に開花しました。過去の開花実績に照らしても、4芽というのは例のない豊作です。できるものなら半分ずつでもいいから、毎年花を付けてくれれば、保護者としては嬉しいのですが、そんなに都合よくコトは運んでくれません。
2012年04月01日
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