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山行2日目、この日は下山するだけです。昼までに扇沢に降りればいいので、途中の休憩もゆったり取ることにします。西に、東に縦走する登山者を見送って、新越山荘を出発したのは6:10でした。 新越山荘から種池山荘までは爽快な稜線歩きになります。小さなピーク・岩小屋沢岳(2630m)を越えるだけで、ルートの大半は緩やかな起伏の草原を歩くことになります。昨年同時期に通った時と比べて、稜線上の残雪量はかなり多めですが、お花畑の開店を遅らせるほどではないようで、ハクサンチドリ(上画像)やキヌガサソウ(下画像)など、私好みの花々が最盛期を迎えていました。 3時間かけて種池山荘に到着。ここで30分ほど休憩して、9:35に柏原新道を経由して扇沢に向かいました。この沿道には特段のお花畑などは存在しないので、トップギアで歩きに専念しました。高度が下がることによる気温上昇と、太陽の上昇に伴う日射量の増加の挟み撃ちに合う形で、束の間忘れていた”暑さ”の感覚が、一気に現実に引き戻されながら、11:38に扇沢登山口に無事到着しました。”足つった!”事件というアクシデントはありましたが、それに対する有効な対処法を習得でき、私としては収穫の多い山行でした。 ≪前の記事
2012年07月31日
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夕方までに残り4km余り。先を急がなくてはいけません。スバリ岳から次の赤沢岳へは250mほど下った後、150mほど登ることになります。山頂付近の岩場にはチシマギキョウ(上画像)が咲いており、こうした花に癒されながら岩場のコースを下ります。・・・と、調子が良かったのはこの辺までで、この後大変な事態に襲われてしまいました。 持病・・といってもいいかもしれませんが、右の太腿がつり始めてしまいました。こうした事態を避けるために、この日もスポーツ飲料を飲み続けていたのですが、避け切れませんでした。発症直後は休み休みで少しずつ歩を進めていたのですが、30分も過ぎた頃にはとうとう足を伸ばすことも曲げることもできなくなってしまいました。このまま動けなかったら、今夜はここでビバーク、ということになります。この時点の標高は2600mほど、雨の心配はなさそうですが、悲惨な夜になりそうな予感です。5℃程度まで気温が下がっても耐えられる装備は常時携行していますが、今回初めてこのお世話になるのか・・・、などと覚悟は具体性を帯びて来ます。 太腿のマッサージやストレッチを行っても、一向に症状が改善しないまま1時間ほど経った頃、私と同年代の夫婦のパーティが通り掛り、一目見ただけで症状を見抜いたようで、処置の方法を教えてくれました。内容は、『つっている筋肉に繋がる筋(腱)を、痛みを感じるまで強く押し、パッと開放する。少しずつ位置をずらしながら、この処置を筋の端から端まで行う。5-6周すると症状は消える』というものです。この人も、他の山で苦しんでいて、他の人から教わったものだそうです。教わった通り、右の脛裏の腱にこの処置を行うと、何と何と速攻で痛みが消えたではありませんか。まるで予備の足に交換したような、奇跡の回復ぶりでした。教えて下さった方にお礼を言いつつ見送って、私も何事もなかったかのように歩き始めることができました。NHKの番組で紹介していた処置(ストレッチ)より、遥かに有効な方法なので、各位もこうした症状に襲われた時には、是非お試しください。 さて、残り4kmの間には赤沢岳(2678m)、鳴沢岳(2641m)のピーク越えがあります。詳細は省きますが歩行は順調に進み、宿泊予定の新越山荘(下画像=翌朝撮影)には5:40に到着できました。既に小屋の夕食は終っており、代わりにラーメンを用意して貰って、腹を満たしました。10年ほど山野徘徊を続けて来て、今回初めて遭難寸前の危機に瀕してしまいました。「足がつる」という悩みを持つ人は少なくないようで、小屋でこの話をすると大勢の人に喜ばれました。≪前の記事 次の記事≫
2012年07月30日
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針ノ木小屋で少し長めの休憩をとりつつ、軽く腹ごしらえを済ませました。小屋から針ノ木岳までは、高度差300m近くの急勾配を辿ることになります。足腰は雪渓歩きで少々ヘタレ始めていますが、まだ6kmの深いアップダウン込みの歩きが残っています。標高2700mを越した辺りから、登山路の脇にポツリポツリとコマクサ(上画像)が目に付くようになりますが、荒地の岩場が続くこともあって、他にはめぼしい花には逢えませんでした。針ノ木岳(2821m)にはコースタイムをかなり上回って12:11に到着しました。 次のスバリ岳へは一旦150mほど下って、その後100mほど上り返すことになります。針ノ木からの下りは、かなり急勾配のガレ場が続きます。うっかり浮き石や玉石を踏もうものなら、滑落事故に繋がりかねないところなので油断はできません。これを何とか無事に通過して、続いて100mの岩場を登ります。 スバリ岳(2752m)に向けての登りコースは特段危険な箇所はなく、何とかコースタイム通りの1時間でこなして、13:15山頂に着きました。ここまで来ると眼下に黒部ダム湖のほぼ全体像が目に入るようになります(下画像)。ただ上空は厚い雲に覆われていて、正面に対峙している筈の立山連峰は頭を雲の中に隠していました。 この日午後に差し掛かって歩いた辺りが、今回の縦走の本題・白花コマクサの群落地だったのですが、情けないことにその場所の特定に失敗し、再会することができずに通過してしまいました。痛恨のチョンボです。さて、コースはまだ4km以上残っているので戻って再確認する訳にもいかず、5分ほどの小休止の後、次に向かうことにしました。≪前の記事 次の記事≫
2012年07月29日
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山行1日目。扇沢の市営駐車場(無料)に車を置いて入山口へ。ここで入山届けを投函して、5:35に歩き始めました。この日のコースと目標は、針ノ木雪渓、針ノ木小屋を経由して、針ノ木岳(2821m)、スバリ岳(2752m)、赤沢岳(2678m)、鳴沢岳(2641m)を縦走し、新越山荘に宿泊するという計画です。結論をいうと、上の画像がこの日歩いた軌跡です。画像をクリックすれば、2倍サイズで別ウインドーが開きます。谷間の区間は軌跡が大きく暴れていますが、これは両側の山塊に遮られて必要数の衛星が捉えられず、測定誤差が出たものです。 入山口から大沢小屋までは、沢沿いの短縮コースを歩きます。元は砂防ダム工事で使われた林道だと思いますが、山道と違って歩き易さは格別です。1時間ほどで大沢小屋に到着しました。ここからが本格的な山道で、勾配は急にきつくなります。雪渓の入口に到着したのは、時刻をメモしてなかったのですが、トラックログデータによると7:30頃でした。下の画像が雪渓入口から上を仰ぎ見たところです。この時点で7名の先行者が歩いていましたが、画像では判別できません。白馬雪渓だと、この時期アリの行列のように登山者が並んで歩いていますが、こちらはかなり閑散としています。 雪渓の雪は予想していたより固く締まっていて、歩を進める毎に足元がグズグズ崩れることはありませんでした。但し、一旦スリップ転倒などすると、下まで止まらないので、安全のため軽アイゼンを付けて歩きました。雪渓歩きは約1kmですが、勾配はかなり急で通過には1時間ほどかかりました。雪渓上端から上にも、雪は稜線まで残っていますが、ここから先は勾配がきつ過ぎて危険なことと、雪解けの進んだ山の凸部の夏道が歩き易いので、アイゼンはここで脱ぎました。この先、登山路の勾配は更にきつくなり、尺取虫のような休み休みの歩行になってしまい、針ノ木小屋に着いたのは10:30になっていました。≪前の記事 次の記事≫
2012年07月28日
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行って来ました。後立山連峰南端への花見登山。昨年は1日違いで同じコースを逆に周回したのですが、その時と比べて今年はかなり残雪が多目でした。登りは三大雪渓の一つ、針ノ木大雪渓(他2つは白馬大雪渓、剱沢大雪渓)を登ったのですが、節電で不自由を強いられている関西人としては、破格のご馳走ともいえる涼しさ(寒さ・・かな?)を満喫して来ました。 画像は針ノ木岳(2821m)の山頂直下で出会ったライチョウのヒナですが、登山路を挟んで兄弟たちが6羽、バラバラに散らばって高山植物の葉っぱや花を啄ばんでいました。左手にいた母鳥が「全員集合!」の声を掛けたらしく、一斉に母鳥の元に向かって走り始めたのですが、画像の個体は最短距離で走り出し、ワタシの足元から僅かに70-80cmの位地を通って行きました。まだ人間の怖さを知らないのかもしれません。 さて、本題の花見の方は・・・というと、空振りでスゴスゴと戻って来ました。特に本命だった、白花のコマクサ群落は、場所の特定に失敗して再会できないままに終ってしまいました。昨年の画像の撮影時刻とGPSのトラックログから緯度・経度を割り出して、次のシーズンにリトライしようと思います。尚、山の様子は、次回以降逐次紹介して行きます。 次の記事≫
2012年07月27日
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今頃お山は花畑が最盛期を迎えていることだろうと思います。画像は昨年のこの時期、後立山連峰の南端付近で出会ったコマクサ(駒草)の群落の様子です。白花が異様に多いことにお気付きかと思います。 登山ルートから10mほど下ったところで、足場が悪くて近付くことができず、遠くからズームで引けるだけ引いて写したのですが、イマイチ臨場感に欠ける画像になってしまいました。この群落にもう一度会いたい、ということで、現地の天候が好転するのを待っていたのですが、明日辺りが今年最後のチャンスになりそうです。何とかもっと接近して撮影したい・・との一念で、今回はザイルなども用意しました。仮眠を含めて2泊3日の花見ツアーになるかと思いますが、今日午後には出発するつもりです。
2012年07月24日
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まだ収穫・・という訳にはいきませんが、グリーンカーテンとして植えた山芋にムカゴが付き始めました。今の大きさはパチンコの玉ぐらい、と言いながら、実は最後にパチンコの玉に触ってから20年以上経っているので、多少感違いがあるかもしれません。兎に角、グリンピースよりは大きいし、小梅より小さいことは確かです。 現段階で確認できる量は、小豆粒より大きいものだけで軽く100個は越えそうです。秋に葉を落す頃までは太り続けるので、トータルでは4桁に近付きそうです。一部は翌年の種芋に利用するとして、相当数がビールのお供に回ることになります。地下と地上の両方で収穫物を得る・・という野望(?)は、取り敢えず順調に進捗しつつある、と言ってもよさそうです ^^。
2012年07月23日
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10日前、臨終・・としてこの場で紹介した中国東北地方系のアツモリソウ(敦盛草)のポットを、いつまでもこのまま宙ぶらりんで置いておく訳にもいきません。で、このまま維持すべきか、それとも早めに廃棄して空き家にすべきか判定するために、用土を掘り返してみました。すると・・・ 何となんと深さ1cmほどのところに、来年春に向けた新しいバルブがキチンと用意されているではありませんか。いやー、感激しました。10日前には、地中は地上部より悲惨なことになっているだろうと覚悟して、半ば諦めていたのですが、何とか次のシーズンに希望が繋がりました。高い買い物というほどのものではありませんが、枯死・・・という最悪のシナリオからは開放されて安堵しました ^^;。
2012年07月22日
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昨日は曇り、時々強雨(豪雨ほどでもない^^)・・というような不安定な天候でした。そんな中、雨のやみ間に外に出てみるとレンゲショウマ(蓮華升麻)が1輪開花していました。今年の1番花です。 どんよりとした曇天下での撮影なので、画像のメリハリは欠けていますが、白地に淡い紫を散らした容姿は見るものを惹きつける妖しさを持っています。とは言いながらこの1番花、間もなく開花・・という段になって一番外側の萼弁を虫に食われてしまいました。そのため、白い花弁が日焼けしたように茶色く変色した上に、食われた側の成長が止まってしまい、花の形は少々歪です。出来栄えとしては30点ぐらいしか付けられませんが、後に続くツボミたちには満点を目指して貰いたいものです。
2012年07月21日
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リコリスのプランタNo.2から掘り上げた、球根の定植の途中の様子です。塊になっていた球根を、多少強引に引き離してバラバラにしたら、何と27個になってしまいました。元は6個だったので、3年で4.5倍に増えたことになります。最も高率で増えたのは「真夏のクリスマス」という白花品で、元々の2個が17個に分裂してしまいました。画像の右4列がそれです。「白花はよく増える」という話を聞いたか読んだ記憶がありますが、この話は本当だったようです。これに対して黄花の品種、「山の根ゴールド」は変化なしで、2個のままでした。それでも次の芽出しの際は分裂しそうな切れ込みが確認できます。 この後、球根の首が少し見えるくらいまで用土を被せて、作業を終了しました。さて、花の方はどうなりそうか・・・という点については、あまり多くは期待できそうにありません。黄花、ピンク花は何とか開花しそうですが、白花については度を越した(?)分球で、殆どが未熟な小玉になってしまいました。こちらは来年以降に期待することにします。
2012年07月20日
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昨日掘り上げたリコリス16個口は、画像のようなプランタに落ち着きました。従来は30cm径の円形でしたが新居は35×45cmで、面積はほぼ2倍になりました。球根数も2倍になっているので、密度は同じ・・・ということになるのですが、ラッキョウ大の小玉は、当面密度が高くてもいいので、開花適齢球は推奨値である球根サイズの2倍の間隔が確保できています。2-3年もすると過密状態が再現してしまいますが、それまでに花色の分別を行った上で、里子に出すことも考えなくてはいけません。 ところでもう1つのプランタの方も昨日掘り起こしてしまいました。コチラではピンク花の「さつま美人」が3倍に、白花の「アルビフローラ」も同じく3倍に増えていました。合わせて20球を超える大所帯になるので、画像と同じプランタだけでは収容し切れないかもしれません。
2012年07月19日
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「これ、タマネギ?」 いえ、違います!。リコリス(彼岸花の仲間)の球根です(食べたらお腹を壊しますので、悪しからず・・)。30cmのプランタ1個分ですが、かなり窮屈になって来たので、植え替えのため掘り上げたところです。昨年秋、葉っぱが出始めた時点で、かなり分球して増えていることは把握していました。ただ、植え替えの適期を過ぎていたため、花の時期を前に葉が消えるこの時期を待っていたものです。 画像で下段の左3球は多分今年花を付けると思うのですが、右の2球はちょっと微妙です。それに対して、上段のものは殆ど花は期待できそうにありません。左端は2球に別れて、両者とも未熟球のままです。中央の2点は画像からは分り難いのですが、いずれも4球に分球しかけています。ということで、都合16球に増えてしまいました。3年前、某大手種苗会社から見計いセット商品として購入した時には8球だったので、ちょうど倍増したことになります。同じサイズのプランタがもう1個あるので、本日朝の涼しいうちにこれも彫り上げることにしました。これらの球根がゆったり収まるプランタを、午後にも探しに行くつもりです。
2012年07月18日
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久し振りに(1年ぶり・・かな?)但馬高原の「千年桂の湧水」に水汲みに行って来ました。上の画像がその現場で、水源は画像中心の桂の巨木の後方20mほどのところですが、バリケードが設置されていて近付くことはできません。その代わりに、2人の人物が立っている位置まで、古風な竹の樋で水が引かれているので、ほぼ純生状態での採水が可能です。湧水の一部は用水路を経て下流で利用されている以外は、桂の巨木のお股をくぐって流れています。 採水終了後、近くの植物園に立ち寄って、夏の山野草を見物して来ました。時期的にオオバギボウシやオカトラノオ、ミズチドリなどが盛期を迎えていました。下の画像はその内のオカトラノオ(丘虎ノ尾)ですが、6年前岩木山で出会ったものと比べると少し小振りなような印象です。そろそろ山のお花畑が開店する時期です。梅雨も明けそうな雰囲気が漂い出したことだし、ぼちぼち山行の準備にかからなくてはいけません。
2012年07月17日
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シュンラン(春蘭)の新子の時期が終わり、今年の増員数(?)が確定しました。画像はごく一般的な在来種ですが、この鉢では2芽が増えました(株元の●印、葉の短いもの)。この春、この鉢では4点の花芽が育ち、久し振りに賑わいを見せてくれました。9月になれば、早いものは来春の花芽が顔を見せ始めます。次の春も同程度の賑わいになれば嬉しいのですが、さてどうなりますやら・・・ この他に、花色の異なる園芸種1種が2鉢ありますが、これらも示し合わせたように(・・んな訳ないか^^)2芽ずつ増えました。こちらは我が家にやって来て既に3年経ちましたが、未だに花を見ていません。新子も出揃い、体制も整ったことだし、次の春には・・・と期待は膨らむ一方なのですが、あと2ヶ月ほどでそれに対する回答が示されます。
2012年07月16日
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我が家の小庭の芝生では、山野草棚で日陰になって芝が育たないエリアにはゼニゴケが蔓延して、時期が来ると胞子を撒き散らして、花鉢、花壇をとわず次第にテリトリーを拡大しつつあります。 そんな中で、最近新タイプの苔がコロニーを作り始めました。上の画像がそれで、横幅10cm、奥行20cmほどの小さな塊です。画面上部の少し明るい部分はゼニゴケですが、他では生息域をどんどん拡大しているのですが、両者が接する付近では拡大が止まっています。いっその事、この新タイプに置き換わってくれたら、見た目にもきれいだし、根も浅そうで花鉢にに飛んでも被害は軽微で済みそうです。ということで、この先ゼニゴケをチクリチクリと虐めながら、少しずつテリトリーの置き換えを進めていくことにしました。尚、当の新タイプの苔の正体については、今のところ「スナゴケ」かな?、という段階で、確定的なことは分っていません。
2012年07月15日
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春先に植え付けたばかりのトキソウ(朱鷺草)のポットが、半年も経たないうちにゼニゴケと雑草に占拠されそうになりました。このまま放置すると、どっちが主人か区別が付かなくなりそうなので、雨の止んだ間に駆除作業を行うことにしました。雑草の名前は分かりませんが、この春風に乗って飛んできたものと思われます。根元を摘んで引っ張ると、意外に素直に抜けて来ました。 もう一つのゼニゴケはかなり手を焼きました。これだけを選択的に除去するのは不可能なので、ミズゴケを表層1~2cm、ごっそり剥ぎ取ることになります。このため新しく芽出しを始めたばかりの若芽を少しむしり取ってしまいました(悔し)。減った分のミズゴケを新しいもので補って作業を終えましたが、多分秋の手入れの時期には、同じくらい侵食されていると思います。
2012年07月14日
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他の山野草苗を購入した際、そのポットに寄生していた小さな草の芽が大きく育って、このほど花を付けました。前夜の強烈な雨と風に揉まれたようで、雄シベの先の花粉塊は全て剥ぎ取られているし、6枚の花弁のうち2枚はポッキリ折れてしまっています。画像右に控えている2番花に期待することにします。 昨年の夏頃にはユリの仲間であることは判明していましたが、品種はもちろん、どんな色や形の花なのかも見当が付きませんでした。今回初花が開花して、黄色の花であることが始めて分りました。ならば名称は何ぞや・・ということで、いつもの方法で調べてみました。その結果、オウゴンオニユリ(黄金鬼百合)らしい、ということが分りました。鬼百合の突然変異種で、対馬にのみ分布していたものが園芸用として広まったようです。我が家のユリのストックには、黄色のものは存在しないので、当面保護品種として残すことにしました。
2012年07月13日
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中国東北地方系のアツモリソウが、とうとうダメになってしまいました(泣)。葉っぱは9割方黄変してしまい、ここまで来ると回復は期待できません。恐らく根の方はもっと深刻なことになっているのでしょうが、今はまだ確認する気になれません。 2月にホームセンターの園芸コーナーに並んだのを見て、衝動買いしてしまったものですが、この春には結局花を付けることはありませんでした。3号ほどの塩ビポットに、堀り上げ株を押し込むために、かなり根を切り詰めており、定着するかどうか懸念は持っていいましたが結局は残念な結末に行き着いてしまいました。この次は正規(?)の山野草店で夏越ししたものを調達して、リベンジしようと思います(・・懲りないヤツ・・)。
2012年07月12日
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イワカガミ(岩鏡)が何とか一命を取り止めたようです。常緑のこの個体で、昨年の葉っぱが黄変した後、この春の芽吹きの時期になっても一向に動き始める様子が見られず、枯れてしまったったか・・と、諦めかけていました。それがここに来て急に息を吹き返したように、葉っぱが伸びて来ました。何とか危機的な状況は脱出できたようです。とは言うものの、この様子では秋までに花芽を作るだけのスタミナを回復するのは難しそうで、花が見られるのは2年後の春になりそうです。 同時期に調達したイワウチワ(岩団扇)の方は、懸命の手当て(・・といえるほどのことはしなかった・・かな?)も空しく、臨終の時を迎えたようで、今は木質の茎の残骸にダンゴムシがまとわり付いて餌食にしています。南無・・・
2012年07月11日
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2ショット繋がりでもう一品。1週間ほど前にもこの場でも取り上げたネジバナです。開花のタイミング不一致や草丈の違いなどもあって、これまで2ショットで撮ったことはありませんでしたが、今回初めてトライしてみました。昨日の画像は同一花茎での色違いでしたが、今回のものは全く別の株です。
2012年07月10日
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昨日紹介した内容の続きです。1本の花茎に、紫花と白花が隣合って咲きました。両者タイミングよく咲いたお陰で、並べて写し込むことができました。ツボミの半分が咲き進んでしまったので、今年はこの先、このような2ショットは見られないかもしれません。短ければ1日、長くても2日しか持たない短命なところが少々残念です。
2012年07月09日
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絞り咲きアポイギキョウに、白花と紫花を足して”2”で割ったようなのが咲きました。これまでにいろいろな変化を見せてくれた中で、最も”半々”に近い咲き分けです。開店準備中のツボミの中には、紫の絞り模様が2筋のものや、白花と紫花が1本の花茎で隣合って咲きそうなものなど、いろいろなパターンで成長しつつあります。次なる願望は紫花に白い絞りが入るものの出現ですが、これは度を越す我が儘かもしれません。 実生で育て始めて、初花の開花から2年ほどは白花ばかりしか咲かず、がっかりさせられたものでした。3年目ぐらいで紫花が見られるようになり、5年以上経過した現在は多様な変化が楽しめるようになりました。何よりすばらしい特長は、草丈が最大でも40から50cmどまりで、強烈なビル風への対抗に適している点です。
2012年07月08日
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今は梅雨の最盛期、まだ夏山徘徊も始まっていないというのに、野辺の草むらでは秋の七草・ハギが咲き始めました。画像は人家の生垣で見掛けたものですが、高速道路の盛土ののり面などでも同程度に開花は進んでいます。流石に高速道路上に車を止めて、写真を撮るほどの度胸というか、厚かましさは持ち合わせていません。 この花やススキを見ると、妙に残り時間の減少を意識してしまいます。昔、趣味の鮎釣りに熱を上げていた頃、これらを見掛けるようになると、釣りのシーズンも終盤が近いことを体感的に刷り込んでしまったためかもしれません。現在の居住地に転居して、鮎釣りからは遠ざかってしまいましたが、意識の底に沁み付いた習性はなかなか抜けません。
2012年07月07日
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この場で何度か「気温が上がる時期の花は長持ちしない」という主旨の発言をして来ましたが、例外がありました。それが画像のウチョウラン(羽蝶蘭)で、この品種は開花から既に3週間近くが経過します。流石に先頭を切って開花した花は残っていませんが、全体としては9分通り咲き進んで、ボリューム感は今が最高潮・・といった眺めです。 このポット(写ってませんけど ^^)には6株を植付けています。全て同じ品種だと思っていたのですが、画像の花の塊の中で、右下の2株は花の色が違っています。拡大して比較してみると、唇弁が白地かピンク地かの違いで、見た目は大きな差になっています。この業界では、この差を品種として分けるのか、あるいは同一と見做すのか、その辺の事情は分りませんが、ワタクシには”儲けもの”といえそうです。
2012年07月06日
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露地モノのホタルブクロが咲き始めました。と言っても、実はこれ2番花でして・・・1番花は?・・ というと、間もなく開花という時期に何者かに食い荒らされて、見るも無残な姿になってしまい、開花宣言は見送ってしまいました。という訳で、2日遅れの開花宣言ということになります。 品種としては、詳細な追跡はしていませんが、田畑の土手などにごく普通に生えているもので、白地に紫の細かい斑点を散らしたものです。運の悪いものは、開花前に他の雑草と一緒に草刈機の餌食になっているに違いありません。画像の個体の今年の草丈は20cmそこそこしかありませんが、来年は自生株並みの50cmを目指します。・・・などと大口を叩く前に、夏場に枯らさない様、面倒をみて行かなくてはいけません。間もなくそのハードな季節がやって来ます。
2012年07月05日
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一昨日連れ帰った白のネジバナが開花し始めました。現地で掘り起こした時にはまだ固いツボミでしたが、昨夕時点で花穂の下から1/3まで咲き進んでしまいました。連れ帰ったものは全部で8株でしたが、不覚にも内3株は白花と呼ぶにはちょっと赤みが強い代物でした。と言っても、通常の赤花と比べるとかなり薄い色合いなので、チョンボの等級としては幾分軽めに扱ってもよさそうです。 予定通り半数は芝生の片隅に植え付けました。こちらは余程のことがない限り、水切れによる生存上のリスクは余り考えなくてもいいのですが、逆にワタクシ目に踏まれたり、芝刈りのバリカンの餌食になるかもしれないというリスクがついて回ります。
2012年07月04日
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一昨日の1番花に続き、色変わりのアポイギキョウが続々咲き始めました。左は単純紫花ですが、同じ花茎に白花のツボミが成長中です。右は白と紫の中を取った形のもので、”絞り咲き”と呼ばれる状態の花です。1番花と同じ根茎から芽を出した隣の花茎で開花したもので、同じ株に咲いたものと言っても間違いではありません。この個体は、紫の絞りが現れるのは花弁の外側だけで、内側は純白でした。この先、内側だけに絞りが現れるものなど、多様なアレンジ(?)の花が出て来るようになります。 一昨日の1番花の紹介の中では、こうした色違い花が咲くのは”かなり先”と断言してしまいましたが、舌の根も乾かないうちに、このように咲いてしまいました。いやはや何ともお恥ずかしい限りで・・・
2012年07月03日
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昨日は法事があって、久々に実家に帰って来ました。いつもの調子で、体力まかせの弾丸ツアーです。法事についてはさて置いて、実家の少々荒れた庭ではネジバナの開花が始まるところでした。 数年前の最盛期に帰った時には、つぶさに勘定しても10数株だった白花が、昨日時点では30株を超える量に増えていました。画像はその一角ですが、1ショットの中に写った6株のうち4株が白花です。この他にもあちらこちらで数株ずつ固まっているところが散見されました。この現場のネジバナは種子による増殖より、株別れによって確実な増殖が達成されているように感じられました。前回持ち帰った個体は、ここ1-2年で水切れなどにより絶滅寸前まで衰退してしまいました。そんな訳で、今回も数株掘り起こして連れ帰りました。今回は半分はプランタ、残り半分は露地植えに・・・という風にリスクを分散するつもりです。
2012年07月02日
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アポイギキョウの1番花が開花しました。いつものことですが1番花は単純な白花でしたが、構成比の高さからいっても、これはやむを得ないことかもしれません。開花順番待ち(?)のツボミを調べてみると、2番花、3番花までは単純な白花になりそうで、紫花や白と紫の混ざるものはかなり先のことになりそうです。紫花・・といっても、色が変わるのは花の内側だけです。初期の段階のツボミは、殆ど白花の色合いと変わりがなく、開花1-2日前になって初めて内側の色が透けて見えるようになります。面白いのは、1本の茎に白花と紫花が混ざって咲くものも見られることです。
2012年07月01日
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