あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2007年06月10日
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日曜の早朝はニュース番組が放送されていないので、天気予報を知ることができない

それによると、今日の東京の天気は、 曇り時々雨
降水確率60%

あいにくの空模様のようである
タンクトップの上に、7分袖のシャツを着て家を出た

多摩川渡って
今日は外回りの仕事
いつも着ている撥水性のあるパーカーは洗濯中だった事に気づき、多少なら濡れても構わないかと、車に必要な花を積み込んで出発!
順調に仕事をこなしていくなか、時刻は10時を迎えようとしていた頃だった
突然、 激しい雨
ワイパーのスピードを速めても、降りしきる雨粒をフロントガラスから払い除けることができないほど
一過性のものかな?と思ったが、その雨脚は弱まるどころか、益々激しいものに
そうこうしているうちに、現場に到着したのだが、雨は バケツをひっくり返したようなひどい降り で、さらには遠くの空では雷が鳴っていた
まさか、こんな土砂降りになるとは思いもしなかった
そのまま車内で待機していても埒があかないので、意を決して車外に飛び出し、後ろの扉を開けた
その間、ほんの数秒に過ぎなかったのだが、すでに自分の身体はビショビショ
まるで風呂上りのような濡れた髪からは、大きな雨粒が垂れて、額から頬へと伝わった

いつもは空いている駐車スペースも、今日に限って路上駐車が多く、ここから建物の入口までだいぶ離れている
自分に残されたこの雨に対する防御策といえば、汗拭き用で車に積んだきもち大きめのハンドタオルのみ
そのタオルを頭の上に被せ、花を抱えて猛ダッシュ

鏡で見る自分は、まるで 湖底から出てきた半漁人 のよう
なんともみすぼらしく、哀れな姿がそこには映っていた
濡れたシャツは肌にまとわりつき、白色なので、肌が透けてみえてなんとも艶かしい

とりあえず体裁だけは取り繕い、ブルーな気分を取り直して仕事にとりかかった

建物の中が寒すぎる
雨に濡れた身体には、その寒さが一層堪えて、自分から体力とモチベーションを容赦なく奪っていく
仕事を終えた頃には、すっかり心も身体も冷え切って、風邪の兆候が見られた

外は依然として土砂降り
折角湿る程度にまでなっていたシャツも、再び車に戻る途中に雨に打たれて、びしょ濡れに
顔や頭を拭こうにも、ハンドタオルは既に絞れるほどに水分を含んでおり、本来の役を果たさない
少しでも濡れた身体と服を乾かそうと、エアコンの暖房を最大限にして、ハンドルを握る
次の現場は近いので、猶予はない
車道はすごいことになっていた
ここら辺一帯の土地柄なのだろうか?
冠水していたのである
タイヤから、水飛沫がほとばしるのが、窓から見てとれる
水位は人間の足首あたりまであるだろうか
茶色く濁った水のなかを、歩行者が歩いている
幸か不幸か、自分は今日ブーツを履いてきているので、足元が濡れる心配はない
これが、もしスニーカーを履いていたらと思うと、ゾッとした

結局、外を回っている間は、ずっと雨に祟られた
初っ端に、濡れた身体を寒さに晒したせいか、風邪もひいてしまった
踏んだり蹴ったりの日曜日…

午後になると、太陽が顔を覗かせた
まるで、午前中の荒れた天気が嘘のような清々しさである
そんな空の下、風邪をひき、雨と自分の汗とが入り混じった匂いのするシャツを着た自分
八つ当たりだとはわかっていても、空に向かって、
『バカヤロー!』
と、叫んでやりたい気分だった







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最終更新日  2007年06月12日 08時46分17秒
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