あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年06月23日
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職場を去っていくスタッフには、個人的になにか植物を贈る
それは、今までの労いや、餞別の意味もあるが、折角花屋に勤めたのだから、 緑ある生活を送ってほしい という願いも込めている
贈るのは、鉢物が多い
花束もいいが、切花はいずれ枯れてしまう
その点、鉢物ならば、きちんと管理さえしていれば、いつまでも生長してくれて、長く楽しめるからだ

今日辞める女性スタッフには、前もって何の植物が欲しいか訊いておいた
やはり、プレゼントするなら、本人が喜ぶものがいいだろうと思うからである
そうすれば、贈った植物を無下にすることもないだろう

「何か食べられるものを…」
と返答した
ハァ!?
今の時期なら、紫陽花やブーゲンビリア、観葉植物も色々と出回っているのに、 花より団子 ってわけか
ちょっと変わった子だったけれど、最後の最後までおかしな子やなぁ
まぁ本人がそう希望するんだから、用意するか

市場に行くと、お目当ての “何か食べられる” 鉢物を探した
今日は、鉢のセリ日ではないので、さほど種類はないが、ハーブ、ラベンダーやブラックベリー、苗木ならキウイや石榴などがある
そんななか、いいものを見つけたので、それを購入した
これは、きっと喜ぶ筈…
女性スタッフの喜ぶ顔が浮かんだ

葡萄“キャンベルス・アーリー”
葡萄 西瓜
もちろん、両方とも鉢物で、ふたつともすでにたわわと実が生っている
葡萄は、 “キャンベルス・アーリー” というもの
緑色をしていたので、てっきりマスカット系かと思いきや、赤い葡萄なんだとか

最近、葡萄の鉢植えを楽しむ方が増えているそうで、このキャンベルス・アーリーは 初心者でも作りやすい品種 なので人気があるそう

西瓜“金色のたまご”
西瓜って、地を這うようにして生っているから、こうして実がぶら下がって生っている鉢物って珍しいよね
行灯仕立てで、なかなかオシャレな鉢になっている
また、西瓜といえば、緑に黒の縞模様が一般的だが、これは目にも鮮やかな山吹色
その名も “金色のたまご” という品種
よほど珍しいのか、この鉢を見たスタッフたちは、
「グレープフルーツ?」

なんて各々口にしている
で、西瓜だということを明かすと、皆驚きを口にしていた
見た目のインパクト大の鉢物である
ところで、西瓜って結構な重みがあるから、折角結実した実が落果しないのかな?と思ったら、防止策として、ザルの上に西瓜を乗せて、まるでブランコのように吊るして紐で縛ってあった
これなら安心か

さてさて、何か食べられる鉢というリクエストに応えて仕入れてきた、葡萄と西瓜の鉢
贈るのは1鉢だから、どちらか1つだけ仕入れてくればよかったのだが、やはり選択肢があったほうが楽しみもあるというもの
女性スタッフはどっちを選ぶかなぁ?
仕事を終えたようなので、
「葡萄と西瓜、どっち?」
と訊ねると、スタッフは 「えっ!?」 と驚いた顔をした
それぞれの鉢の高さは70~80cmはある結構大きめの鉢なので、初めはありがた迷惑だったのかな?と思ったのだが、思っていたものより立派すぎての驚きだったようだ
そりゃあ、今まで頑張ってくれた労いと餞別だからねぇ
ちょっと奮発したよォ

葡萄と西瓜、それぞれを見比べているスタッフ
どっちにしようかかなり迷っているみたい
葡萄は手堅いけれど、もの珍しい西瓜にも惹かれている様子
選ばなかった鉢はどうするのか?と訊かれたので、自分が買って育てる旨を伝えると、
「先に選んでください」
と言ってきた
いやいや、 キミの為に用意したんだから、先に選びなって!
実はね、スタッフの為とかなんとか言って仕入れてきたけれど、内心では自分もいいなぁ…って思って仕入れてきたワケ
でも、自分は本当にどちらでも構わないんだよね
だって両方とも自分好みのチョイスなわけだから

それからというものの、葡萄と西瓜の育て方を調べたりして、 20分近くは悩んでいた だろうか
そんなに悩むことかなぁ?
まぁ、それだけ真剣に悩んでくれて、仕入れ甲斐があったけどね
結局、スタッフは散々迷いに迷って、ようやく葡萄を選択したのだった

秋になると、赤い実が連なるであろう葡萄の鉢
その粒を口にしたとき、彼女はここでの過ごした日々を思い出してくれるだろうか?
それはきっと格別な味がすることだろう







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最終更新日  2008年06月24日 17時51分46秒
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