あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

PR

プロフィール

芍藥の歌

芍藥の歌

カレンダー

サイド自由欄

当ブログは
『人気ブログランキング』
『にほんブログ村』
にお世話になっております
今後ともご愛顧の程、
宜しくお頼み申し上げます

人気ブログランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ

天使とポピー

あゝ平凡なる
我が人生に幸あれ


◆次回予告◆

カテゴリ

カテゴリ未分類

(34)

(50)

(46)

(72)

(98)

(92)

(27)

(105)

(99)

(71)

(38)

(36)

(38)

(22)

(65)

(79)

(43)

(109)

(37)

(62)

(79)

(46)

(75)

(37)

(54)

(90)

(89)

フリーページ

山村美紗サスペンス


マラッカの海に消えた


京都・グアム島殺人旅行


伊勢志摩殺人事件


清少納言殺人事件


十条家の惨劇


京都花見小路殺人事件


水仙の花言葉は死


骨の証言


京都紅葉寺殺人事件


京料理殺人事件


その日、あなたは死亡し…


宵桜殺人事件


京都・沖縄殺人事件


愛人旅行殺人事件


針供養殺人事件


京都白梅寺殺人事件


流れ橋殺人事件


京都西陣殺人事件


花嫁衣裳殺人事件


死ぬ前に電話を!


赤い霊柩車


死の誕生パーティ


京都離婚旅行殺人事件


時代祭に人が死ぬ


愛のメッセージ


スターガザールの殺人


京都三船祭り殺人事件


恐怖の賀状


京都島原殺人事件


消えた配偶者


越前海岸殺人事件


福寿草の殺意


アメリカ人の遺書


黒百合の棺


芙蓉の花は血の色


三十三間堂の矢殺人事件


京都化野殺人事件


夏の密室殺人事件


京都堀川陣屋の殺人


呪われた密室


華やかな復讐


長崎殺人物語


二つの墓標


山茶花寺殺人事件


京都恋供養殺人事件


彼岸花が死を招く


故人の縊死により


聰明な殺意


竜の寺殺人事件


十二秒の誤算


京都詩仙堂殺人事件


愛の飛鳥路殺人事件


危険な遊び


雛祭り殺人事件


京都・神戸殺人事件


京都やすらい祭の殺人


双子の棺


冷泉家の羽子板


坂本龍馬殺人事件


京舞妓殺人事件


盗まれたエメラルド


孤独な証言


偽装の回路


京都不倫旅行殺人事件


京都花の艶殺人事件


毎月の脅迫者


くらやみ祭に人が死ぬ


京都顔見世殺人事件


恋の寺殺人事件


呪われたルビー


楊貴妃殺人事件


死化粧は菊の花


哲学の小径の少女


京都大原殺人事件


胡蝶蘭殺人事件


平家伝説殺人ツアー


人形寺殺人事件


京菓子殺人事件


死人が夜ピアノを弾く


京都鴨川殺人事件


ツタンカーメン王のえんどう豆


あゝ華麗なる観劇記録


愛しの1996年


華やかな1997年


絢爛たる1998年


2009年05月16日
XML
カテゴリ:
五月大歌舞伎
歌舞伎座さよなら公演 『五月大歌舞伎』

近松門左衛門作の『恋湊博多諷』、清元の舞踊『夕立』、心温まる佳品『神田ばやし』、華麗な舞踊劇『鴛鴦襖恋睦』
途中何度かの休憩を挟みながら、 終演まで5時間弱という、とてもボリュームのある構成 となっている

人生初の歌舞伎鑑賞の作品は『恋湊博多諷(こいみなと はかたのひとふし』
毛剃九右衛門が持ち主である船に乗り合わせた小松屋宗七
ふとしたきっかけから、毛剃たちが密貿易の悪行を働いていることを感づいてしまった宗七は、口封じのために海に突き落とされてしまう
ところは変わって、博多の郭
九死に一生を得た宗七は、恋仲の小女郎と再会を果たす
何としても宗七と一緒になりたい小女郎は、自分の馴染みの客に金策を頼むことにし、宗七とその馴染み客を引き合わせる

その男とは、自分を海に突き落とした毛剃だったのだ…
(公演チラシより引用抜粋)

さてさて、肝心の舞台だが…
?????
やはり セリフが独特の言葉なので、何を言っているのかさっぱり分からない
耳にすんなりと言葉は入ってくるのだが、それを現代風に訳す力を自分は持ち合わせていないのだ
だからといって、作品から置いてけぼりを喰っているわけではない
チラシや公演の粗筋を読んで、物語の内容はある程度頭に入っているし、近松門左衛門の作品はなかなか劇的な展開が繰り広げられて引き込まれるものがある
だから、 “こんなこと言ってるんだろうなぁ…”と、一人勝手に解釈
言葉が理解できなくとも、舞台を観ていれば、なんとなくは分かるものである
あくまでも、なんとな~くね

名優でもある市川團十郎氏や坂田藤十郎氏が要所要所でキメると、客席から、
「成田屋!」
「山城屋!」
という掛け声が威勢よく飛ぶ

それと、歌舞伎の舞台は実に独特で、裏方さんが堂々と舞台上に登場するのが面白い
全身を黒い衣裳に身を包んだ黒子さんや、小道具を渡したり早替えなどをサポートする介添の人
歩く音やミエを切るときの効果音を出すための“ツケ打ち”と呼ばれる人など、歌舞伎役者だけではなく、様々な人たちが舞台を彩る
作品を楽しむと言うよりも、歌舞伎の雰囲気を楽しんだ
だからこそか、退屈知らずで、あっと言う間に時間は過ぎていった

ぎんざ日乃出“あけぼの”
1つ目の演目が終わると、30分間の休憩

劇場に入る前に、隣の弁当屋で買ってきたのは、 ぎんざ日乃出 “あけぼの”
海老やサーモンといった小さな手まり寿司などが入った、可愛らしいお弁当である
食欲が旺盛ではない自分には、これぐらいの大きさが丁度いい
普段あまり口にしない煮物や山菜、鳥の照焼きなど、雰囲気に飲み込まれているせいか、美味しくいただいた
舞台観て、弁当食べて…
なんかね、 自分なりに歌舞伎鑑賞を満喫 しています

清元の舞踊『夕立』は、申し訳ないがところどころで眠気を誘われてしまった
『神田ばやし』は、無くなったお金の騒動のなか、疑われた優男をめぐっての心温まる作品
市川海老蔵氏がのらりくらりとしたハッキリしない男を演じているのだが、勇ましいイメージを抱いている自分としては、少々物足りなさを感じてしまった

3つ目の演目が終わると、ここで25分間の休憩が入った
さきほどの長い休憩のときは、お弁当を食べただけで終わってしまったので、この休憩時間を利用して、歌舞伎座を探索することにした
劇場内には、食堂はもちろんのこと、甘味処など、いくつかのお店が入っている
また、お土産も充実していて、舞台写真や手拭いなどといった歌舞伎に関連したものから、櫛などの和装小物、菓子に煎餅、和菓子、地方の名産品など、色々なものが取り揃っている
その数々のお土産目当てに、休憩時間ともなると、大勢の観客で賑わう
そんななかに揉まれていると、劇場の中に居ることを忘れてしまいそうになる
劇場の壁には、歴代の名優たちの写真が飾られていたり、歴史的建造物を見て回るだけでも興味深いものがあるが、お店など色々と見所は沢山あって、あっと言う間に休憩時間は経ってしまった
いやぁ…歌舞伎座って面白い!

初めて来たけれど、この空間好きだなぁ

さて、夜の部最後の演目は『鴛鴦襖恋睦(おしのふすま こいのむつごと)』
殺された鴛鴦が、その恨み重なる思いから化けて出る舞踊劇
市川海老蔵氏、尾上菊之助氏、尾上松緑氏の華も実力も備えた若手3人が演じる
長唄、常磐津と、独特のテンポのせいか、これまた、うつらうつらと眠気に誘われてしまう
が、後半になって目が覚めた
着物から、鴛鴦の羽を描いたような鮮やかな衣裳への早替わり
舞台上で繰り広げられた、見事なまでのその華麗な技は実に見事だった

歌舞伎座・3階B席からの眺め
こうして、初めての歌舞伎鑑賞は終わった
劇場を出たのは、21時過ぎ
正味5時間弱という時間ではあったが、まったくその長さを感じることは無かった
正直言って、歌舞伎の台詞は、何を言っているのかわからない
平坦な場面が続くと、 眠くもなる
やはり、 何の知識も持っていないと歌舞伎は難しい
しかしながら、決して退屈ではなかった
難しいし、眠くもなるのに、こんな感想を持つとは自分でも意外
きっと、見るものすべてが新鮮に映ったからだろう
初めて覗いた歌舞伎は、とっても興味深い世界 だった
歌舞伎に惹かれたのか?
いや、この 歌舞伎座という空間に漂う独特の雰囲気に惹かれた のだろう
機会があったら、是非また、この歌舞伎座で歌舞伎を観てみたいと思った


歌舞伎座さよなら公演
『五月大歌舞伎』
5月2日(土)~26日(火)まで
夜の部
演目…恋湊博多諷/夕立/神田ばやし/鴛鴦襖恋睦
出演/市川團十郎/尾上菊五郎/坂田藤十郎/坂東三津五郎/市川海老蔵/尾上菊之助/尾上松緑 ほか







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年09月19日 09時45分36秒
[舞] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: