あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2009年08月22日
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カテゴリ:
埼玉県の戸田市で舞台を観終えると、急いで電車に乗って、渋谷に移動した
今日は、これから夜も舞台を観るのである
一日に2作品観るのは正直疲れるのだが、観たい舞台が重なっていたので、こんなスケジュールになってしまった

怪談
シス・カンパニー公演 『怪談 牡丹燈籠』
げに恐ろしきは怪談話か、おぞましき人の業か…
絡み合う愛憎と因果が生む恐怖を、妖しく灯る“牡丹燈籠”が照らし出す


「四谷怪談」「番町皿屋敷」に並んで、 有名な怪談話の『牡丹燈籠』
基は明治時代に人気を博した 初代・三遊亭円朝による創作落語
今回上演するのは、その落語を劇作家・大西信行氏が、文学座・杉村春子氏に請われて戯曲化した作品
1974年に文学座で初演されて以降、歌舞伎など芝居のジャンルを問わずして繰り返し上演されている演目である

去年、花組芝居で上演された『怪談 牡丹燈籠』を観劇して、それがなかなか面白かったので、演目に惹かれて観劇しようと思った
有名な怪談話とはいえ、その内容を詳しく知らない自分としては、花組芝居で観たものを想像していた

基本的なエピソードは変わらないのだが、花組芝居版では、お露の父である飯島平左衛門に仕える草履取りの孝助という人物が話の主軸になっているところ、今回の舞台では、伴蔵・お峰夫婦に焦点が置かれていた
題材一つにしても、アレンジすることによって、こうも印象が変わるのか…と、興味深く観た

伴蔵・お峰夫婦を演ずるのは、段田安則氏と伊藤蘭氏
気の弱い亭主と気の強い女房の夫婦像を巧みに演じていた
丁々発止の台詞の応酬にただただ圧倒される
己の欲の皮を突っ張らせて、ひょんなことから大金を得た夫婦
貧しい暮らしからようやく脱却し、夢にまで見た豊かな暮らしを送るものの、なぜか心は満たされない
懐は温かくなれども、心は寂しくなるばかり
幸せとは何なのか…
考えさせられる

他人を踏み台にしてまで掴んだ幸福

欲望に駆られるがままに生き抜いたところで、結局は誰一人として幸福を手にすることはできなかった
ラスト、人間の浅はかさが鮮やかに浮き彫りになる
本当に恐ろしくて醜いのは、幽霊なんかじゃない
生身の人間なのだ

怪談にというよりも、人間の強欲さに薄ら寒さを覚えるのであった


シス・カンパニー公演
『怪談 牡丹燈籠』
Bunkamura シアターコクーン

出演/伴蔵…段田安則/お峰…伊藤蘭/お国…秋山菜津子/宮野辺源次郎…千葉哲也/萩原新三郎…瑛太/お露…柴本幸/乳母お米・お六…梅沢昌代/三遊亭円朝…森本健介 ほか








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最終更新日  2009年09月19日 10時01分30秒
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