あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2009年09月05日
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カテゴリ:
なんだかここのところ、週末は舞台ばかり観ている気がする
興味があったり観たい舞台がそれだけあるってことか
今日も昼と夜とで2つ観劇
まずは、下北沢の本多劇場にて公演中の舞台 『骨唄』

骨唄

母ちゃん死ぬやろ
父ちゃん死ぬやろ
そのうち自分も死ぬやろ
骨残るやろ
土に還るやろ
そしたら骨の奴、唄いよるんじゃ
今度はまともな肉つけてくれっち
笑いながら唄うんじゃ
仕方ねえな、骨は肉選べけんな


福岡県千坊村
その村には奇妙な風習があった
亡骸を海の見える山に埋め、風車を海の方向にさす
死人の骨を再び掘り起こすと、その骨に彫刻をして持ち続ける

母の死と妹のある事故をきっかけに、姉と妹は父のもとを離れ、お互いバラバラに暮らすことに…

妹が行方不明だと知らされた姉は、再び故郷に足を踏み入れた
そこから新たな親子三人の運命が動き出す…
(公演チラシより)

客席につくと、舞台いっぱいに飾られた風車に目がいった
その風車は風を受けて、カサカサ…と物悲しい音を立てて回っている
トム・プロジェクトプロデュースの作品を観るのは、これが2度目
前回は、同じ下北沢にあるザ・スズナリという小さな劇場で『鬼灯町鬼灯通り三丁目』という舞台を観た
そのときの公演は、舞台いっぱいに鬼灯(ほおずき)が飾られていたことを思い出した
その作品がとても面白かったので、今回の作品も観劇しようと思ったのである
なので、風車の乾いた音を聞きながら、自分のなかでは否応なしに期待は高まるのであった

物心ついた頃から、身勝手すぎる父に嫌悪感を抱いていた長女の薫

それから18年の月日が流れ…
二度と故郷に戻ってくるつもりはなかったのに、妹の栞が行方不明という報せを親戚から受け、薫は再び生まれ故郷の地を踏む
久しぶりの再会ではあったが、昔とちっとも変わっていない頑固一徹な父とは衝突を繰り返すばかり
故郷に戻ってきていた妹をなんとか連れ戻そうとする薫だが、妹は頑なに拒否し、父の跡を継いで骨の彫物師になると言い張る
断固反対する薫だが、妹の意志は固い

そのことに対して、父の源吾は口を噤むばかりで、何かを隠している様子
一体、妹の身に何が起きているのか?
その衝撃の真実が明かされたとき、親子三人はどのようにして現実と向き合い、家族再生の道を辿るのか

いや~凄い!
期待どおり、いや期待以上の面白さだった

作品独特の世界観もさることながら、 3人の役者の方々の演技が実に見事
高橋長英氏の無骨ながらも情愛を滲ませる父親、富樫真氏の緩急自在の演技、新妻聖子氏の美声、そして正気と狂気の迫真の演技…
それぞれが実に魅力的で、ぐいぐいと作品の中に引きずり込まれた

ようやく家族の絆を取り戻せたかと思った矢先に待ち構えていたのは、あまりにも切なくて悲しい結末
風車が一斉に周り、紙吹雪が舞台一面に舞う
神々しいまでの衝撃のラストシーン を迎えたとき、自分の身体のなかに熱いものが全身を駆け巡り、 目からは止めどなく大粒の涙が零れ落ちた
悲しいというか、感動というか、 なんとも一言では言い表すことのできない感情が流させた涙 だった

たとえいがみ合っていても、離れ離れになっていても、 親と子、兄弟は見えない固い絆で結ばれている
家族の絆、家族の在り方というものについて、深く深く考えさせれた舞台だった


トム・プロジェクト プロデュース
『骨唄』
本多劇場
9月3日(木)~9月6日(日)まで
出演/村野源吾…高橋長英/村野栞…新妻聖子/村野薫…富樫真







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最終更新日  2009年09月19日 10時03分54秒
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