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2007.02.26
XML
カテゴリ: ダイエット
50.jpg



ここから大きく三段階の運命が待ち受けています。

まず段階一として我々が食べた食物は、
まずは、毎日生活する上で最低限必要な運動や
代謝プロセスに費やされるためのエネルギーになります。

二段階目では「脂肪の生成」が行われます。
これは、食物を脂肪に変えて
、いざと言うときのために体内に蓄積させておく、
といういわゆる「餓え」から身を守る保護手段です。


今や、スーパーという貯蔵庫からいくらでも食べ物を調達できることを、
我々の身体は未だ認識していないのです)。

そして三つ目が「消費サイクル」の活性化です。
このプロセスにおいて、体内のカロリーは、筋肉や肝臓、
または特殊な脂肪組織「褐色脂肪」によって焼去されます。

「褐色脂肪」は、他の脂肪組織のはたらきと異なり、
カロリーを消費する、という特殊な役割を持っています。

すなわち、褐色脂肪組織はエネルギー貯蔵庫ではなく、
むしろエネルギーの消費器官であり、
体内の余分なエネルギーを燃やして
エネルギー生産を行う器官なのです。


少し異なります。


Birth of the Overweight Blues(肥満の元凶)

「体内の余分なカロリー」これこそが、肥満の生みの親です。

一日の終わりに体内で消化されずに、
残ってしまった食物カロリーは、
「脂肪細胞」として体内に蓄積されます。


常に脂肪を体内に蓄積させておく習性を持っています。
(さもないと、一食でも抜いた日には倒れこんでしまいますから)。

人が生きていく上で最低限必要なエネルギーのことを
基礎代謝量と言いますが、
単位時間(たとえば1時間あるいは1分)あたりの
基礎代謝量を基礎代謝率(basal metabolic rate:BMR)
とよびます。

身体は、常にエネルギーの摂取量と消費量を調節し、
緊急事態に備えてのエネルギーの蓄積も行っています。


Losing Weight via Thermogenesis(産熱効果で体重を減らす)

褐色脂肪組織は体内の様々な部分にあるため、
通常、過剰カロリーは解剖学的には身体のどこからでも
この組織内に吸収されます。

褐色脂肪内に含まれる特殊なたんぱく質(uncoupling protein)の
はたらきによって過剰カロリーは直ちに燃焼されるため、
そこから「熱」が生まれます。

この一連のプロセスを「熱発生」(thermogenesis)と呼びます。

まとめると、効果的に体重を減らすには、熱発生を促し、
過剰なエネルギーを消費することが最善策と言えます。

剰カロリーの消化のために最もダイレクトな方法として
「食事を減らし、運動量を増やす」という概念が一般的ですが、
これには限界があります。

代わって「熱発生能力を高める」ことが、
体内の脂肪調整をする上で効果的なアプローチであると言えます。

51.jpg


ストレッチ続けていますか??

今回は 大腿部後面、太ももの後ろ側です。
太もも(大腿部後面)
1、両脚を肩幅に開いて立つ。

2、腕や首の力を抜き上体を前に曲げる。

ひざを伸ばしておしりは上げる気持ちで。

太ももの裏側に意識を集中させて。10回やりましょう

太ももの内側もやっておきましょう
太もも(内側)
1、足を広めに開いて立つ。両手はひざに。

2、両ひざに手をついたまま ゆっくり腰を 落とし10秒静止。

前かがみにならないように注意して。10回やりましょう。

48.jpg


Losing Weight by Dieting (ダイエットで体重を落とすとどうなるか)

食事を制限すること(ダイエット)は、
体内が必要とするよりも少し少なめのカロリーを摂ることで、
蓄積された余分な脂肪を燃焼し、
脂肪組織を取り除くことを目標としています。


ダイエットの利点

体重を短い期間で落とすことが出来る。

ダイエットの問題点

失われた体重は大抵ほとんどが水分であったり
筋肉であったりするため、
その場合、脂肪はほとんど失われていない。

食事をあまり摂らないと、身体の基礎代謝率が下がるため、
余分なカロリーは溜まり続けて行く。

身体に必要な栄養分が得られない。

ダイエットを止めたとき、基礎代謝率がすっかり下がっているため、
当然カロリー消化率も下がっています。

そこにいきなり食事を多めに摂り始めると、
ダイエット前より更に多くの脂肪分が燃焼されず
体内に余ってしまうことになります。

代謝率が元に戻るまで脂肪分は
体内に蓄積されつづけることになるのです。

リバウンド後は、以前より筋肉が減り脂肪だけが増えていき、
しかも脂肪分が分解されにくい状態になっています。

この減量とリバウンドというサイクルを幾度も繰り返すことを
「ヨーヨー現象」と言っています。

回数を重ねる毎に体重を落とすことが難しくなり、
より肥満体になってしまう悪循環を生むのです。

ダイエットをすることで、身体の代謝が狂い、
褐色脂肪組織の生成や活動が止められ、
体内での自然な熱生産プロセスが破壊されてしまう恐れがあります。


Exercising for Weight (減量のためには運動を)

ヒトの身体を動かすにはやはり燃料が必要です。

運動は、身体の基礎代謝率を向上し、
体内に入ったカロリーよりもより多くのカロリーを必要とするため、
結果として、体内に蓄積されていた脂肪分を取り出して使います。

適切な運動をすることで、体内の余分な脂肪分を
きれいに取り去ることが出来ますが、
こううまく成功する例はなかなかお目にかかれません。

このように運動イコール減量の成功と、
必ずお約束できるわけではないのですが、
運動をすることの他の利点として、心臓の健康を保ち、筋肉を鍛え、
基礎代謝率を上げ、免疫組織を向上させるという効果もあります。

大変だから、面倒くさいからといって
運動を投げ出さないでください。


運動がもたらす効果

ゆっくりと、しかし安定した減量効果が見られる。

減量後の体重を維持する。

筋肉が鍛えられ、心臓血管が強くなることから、
身体全般的に健康になる。


運動がもたらす逆効果

基礎代謝率が上がることから、空腹感が強まり、
食事を多く摂ってしまう。
よって、カロリーが体内に蓄積されてしまう。

一生をかけて行うような運動プログラムに
固執してしまうようになる。

怪我や他の問題から、
急に運動を止めざるを得なくなる。

運動がすべての肥満解決に良いわけではない。

49.jpg


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Last updated  2007.04.17 08:27:45
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