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ゴルフコンペというのは日頃の練習の成果を競う大会で、私は結構練習するのだが、大体最下位かブービーといってびりから2番目である。練習場ではまともに当たって真すぐ飛んでも本番の最初のショットでまともに真すぐ飛んだためしはない。今回こそは優勝してやると大会に臨むが結果は上記のとおりである。最初のうちはこれは遊びだから成績のいい人ほど本分である仕事をおろそかにしてこのような遊びにうつつをぬかしているからで、成績が悪いのは仕事に打ち込んでいる証拠で、かえって誇るべきことであると思っていたが、最近ではこれも仕事の一つととらえ、仕事と同様に真剣に対処しているが順位は変わらない。運動神経が鈍い上に、本番になると緊張する癖がこのような結果をもたらしているのだと思うが、我ながらよく止めないと思う。身の回りに数人、成績が悪くてみっともないからとゴルフをやめた人がいる。その観点からだと何10回もびりになっている私はとっくに止めていてもいいのだがいまだに続けている。それが私の私たるゆえんだと思う。びりで恥ずかしいと思う。少しでも上に行きたいと思う。しかし結果は常に最下位。その時は落ち込むが次回こそ上位に入ってやると練習して出場するのである。いつもほとんどびりなので練習の効果は全くないのだが、それでも練習すれば少しは上手になると思って、練習場に行く。びりより上位、ありえないが優勝の方がよいに決まっている。でも誰かがびりにならなければ順位は決まらない。びりでもいいのである。人に優越感を持ちたくてやっているのではない。自分に挑戦しているのである。明日も優勝目指して出場する。びりでないことを願うがびりでも構わない。ベストを尽くしてこようと思う。
2014.05.31
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最近相次いで2例の進行食道がんと一例の進行胃がんを胃カメラで発見した。いずれも手遅れで手術すれば治るという段階ではなかった。胃がんの方は高度病院に紹介したが手術も抗がん剤治療もできないまま間もなくお亡くなりになられた。前慶応大学放射線科講師 近藤誠氏は、その著書で検診は無意味で、100害あって1利なしと書いている。また手術も抗がん剤も無意味で、がんで死ぬより抗がん剤や手術で死ぬ方が多い。何もしないほうがよいとも書いている。がんになったらすぐ手術、抗がん剤を選択するのではなく無治療も一つの選択であると述べており、がん治療に新たな視点を立ち上げ大きな関心を呼んだ。しかし氏は放射線科医として、がん治療に携わったかもしれないが、検診でがんを発見したり、がん患者さんを入院で受け持ってはこられなかったと思う。内外の文献はご勉強なされたかもしれないが、実際のがん症例にどれだけ触れてきたか疑問である。実際のがん患者さんと毎日触れ合ってきたらとてもあのような発言はできないと思う。今回私は3例の進行がんに遭遇し、いかに近藤氏がむちゃくちゃなことを言ってきたか骨身にしみた。3例のうち2例は検診を受けていれば救えたケースである。手術や抗がん剤、放射線治療などを悪者のように言っているが、その治療法を採用できる場合とできない場合があり、無治療を含め現在の病状からはこれとこれの治療法があるがどれにするか本人の意志を確認しながら決定するのが普通で、医師が学会発表するためとか、薬屋とつながっていて両者が儲かる治療法を選択する等はとても考えられない。患者さんのためにどの治療法がベストかを決めていくのであって、患者さんを治すのはそっちのけで医師個人の利益のために治療法を選択するなどとは身の回りを見回してもそのような医師は一人もいない。もしそのような人がいたら恐ろしさで体が震えてくる。近藤氏があのような本を書かれた背景には慶応大学病院にはそのような医師がいたのかもしれない。もしそうだとすれば恐ろしいことである。医師は手術、放射線、抗がん剤などあらゆる武器を使って最高の効果を上げるべく患者さんと相談しながら治療法を決めている。近藤氏の本は読み物としては面白いかもしれないが、本質を見ていないので振り回されないよういなさった方がよいと思う。
2014.05.30
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人が生きるのはそれぞれ目標があるから生きるのだと思う。その目標到達のために大なり小なり努力しているのが人生だと思う。ある人にとっては素晴らしい絵画を描くことが目標で、毎日毎日そのための努力を積み重ねている。ある人にとっては世界旅行が目標で次から次に世界を訪ねて見聞を広めている。私にも目標があり、その目標のために生きている。しかし目標はあくまで目標で現実ではない。その目標に向かって努力してもそれに到達できるとは限らず、かえって遠ざかってしまうこともある。私は現在水曜日を除く月曜から土曜日まで勤務している。水曜日は研究日として1日休んでよいことになっているが、胃カメラをする医師が足りなくて常勤している病院以外の所に胃カメラを頼まれて行っているので休めるのは日曜日だけである。私は月曜から土曜までの仕事で人さまのお役に立てるような人間になりたいと努力し、誠実をモットーに励んでいる。それと同じように夜とか日曜日に習い事にも精力を注いでいる。ピアノとか英会話とか歌唱とかゴルフである。仕事と同様真面目に取り組み、これも仕事なのだと思ってこつこつ努力しているが一向に上達しない。平均寿命まで後数年になってしまった。それまでに仕事や趣味で掲げた目標を達成して死にたいと思うがそれはほとんどかないそうにない。誰も目標をもつことは自由である。しかし能力の問題があり、誰でも一様に上達するものではない。しかも年齢の問題がある。筋力や記憶力が落ち、判断力やスピードが遅くなる。それは理解していても一向に進歩や上達が感じられないと落ち込む。時間がない。どんどん月日は経っていき、何も達成できないで死んでいくのはむなしいと思う。今週の日曜日あるところで「健康と心の持ち方」と題して講演させていただく機会があった。医師は患者さんの病気が治るように祈る。患者さんは自分の病気が治るように祈る。お互い祈っていてもその願いが一向にかなわないこともある。その場合祈りはまったく無意味なのか?そうではない。心の状態は肉体に何らかの影響をもたらす。目には見えないが必ず肉体に何らかの影響を与えているはずだ。目に見えることだけでなく目に見えない効果を確信すべきであるというようなお話をした。その論でいくと、目に見えた上達がなくても目に見えないところできっと少しずつ上達しているのだと確信すべきなのかもしれない。いつ死ぬか分からないのだから死期が迫っていると焦るのもよくない。生きるのは目標があるからでそれに向かって努力するのが人生なのだ。結果にこだわってはいけない。
2014.05.29
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先日家内が庭でタヌキを見つけて携帯で写真を撮った。我が家は山梨大学のすぐ北で甲府市でも北の方で近くに武田神社や積水寺温泉等もあり林があるので野生動物がいてもおかしくないが、それにしても甲府市に狸が現れたとは信じられず、猫かも知れないとの思いがあってブログに載せるのを躊躇していた。でも今日来たお客さんが「これは狸だよ、猫ではないよ」と言ってくれたので思い切ってブログに載せることにした。近所でだれもタヌキをみたなんてことを言った人は今も昔もいないので家内が見たのはきわめて珍しいことだと思う。縁起がいいのか悪いのか分からない。あるいは家内を仲間とでも思って訪ねて来たのかもしれない。家内のほうを見ている姿からもその可能性があるかもしれないと思った。家内は老人や子供によく好かれる。動物も寄って来るらしいが、猫が花壇に糞をするのを嫌がって猫がくるとシッシと追い払っている。家内は旦那からはそれほどではないが近所の人や老人や子供、動物たちから人並み以上に好かれる珍しい人だと思う。
2014.05.27
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大河ドラマ黒田官兵衛をみた。織田から毛利に寝返った荒木村重に土牢に入れれられている官兵衛の息子で人質の松寿丸は官兵衛が村重側に寝返ったと思い込んだ信長によって殺されることになった。竹中半兵衛の命を懸けた機転で松寿丸は助かるが、信長の猜疑心、思い込み、残忍な仕打ちはいくら戦国時代とはいえ、到底許すことはできない。人間として欠陥のあった人物だがその強烈な個性と信念から天下を取るのはこの人物しかいないと思われ、羽柴秀吉や黒田官兵衛、明智光秀、柴田勝家など優秀な武将が集まり、暴君の無理難題に従ってきた。しかし天下統一を目前にして配下である明智光秀に討たれてその生涯を終えたが、稀代の戦術家で信念も強く戦争上手で、天下を取るのはこの人しかいないとみなされていた人物だが、猜疑心や冷酷さはいくら時代性を考えて斟酌しても許すことはできず、天下人にはふさわしくない人物だったと思う。明智光秀は謀反人としてずっと長い間社会から非難されてきたが、新しい日本社会建設のために大きな業績を残した人物で偉大だったと思う。本能寺の変は人を大事にしない人は自らも大事にされなくて滅びていくという教訓を与えてくれた事件だと思う。
2014.05.25
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家の前のバラバラの花は美しいと思う。庭に白、ピンク、赤と様々な色で咲いている花は実に美しく香しい。しかしその棘には苦しめられる。窓ふきの時、服の裾をひっかけて破いてしまうし、気をつけていても皮膚に刺さったり引っ掻かれたりする。ほとほと嫌な樹だなと思う。切り倒してしまいたいと思うが花の時期になると切り倒さなくてよかったと思う。バラの花は綺麗だが棘があるので綺麗な人にたとえられ、綺麗な人には人を刺す高慢ちきとかいじわるとか差別視とか何らかの怖いところがあるので綺麗な人には用心した方がいいとの喩で「綺麗な花には棘がある」が使われることが多い。しかし私が今まで経験してきた中では綺麗な人には棘はなく、本当に美しくて心も綺麗だ。人は心も含めて全体の印象で見られるので心が汚くて意地悪なら美人とはみなされない。もし美形の女性がいたとしても、棘だらけの心ならだれも美人とはみなさないと思う。綺麗なバラには棘があるが美人には棘はないと感じている。バラと人間では違うのである。
2014.05.25
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ハクチョウソウ今朝の新聞に「過労死防止法案成立へ」という記事が載っていた。過労死防止推進法案が超党派の議員立法で衆院厚生労働委員会に出されて全会一致で可決し、今月中に本会議にかけられ今国会で成立する見込みになった。過労死家族の会代表の寺西笑子さん(65)の夫はチェーン店の飲食店店長だったが、厳しいノルマと長時間労働を強いられて過労自殺した。夫のように過労死する人をなくして欲しいという願いが国会議員に受け入れらたということで傍聴席を埋めた遺族たちは両手を上げて喜んだとのことである。人間を金を稼ぐ機械と考え、使えるだけ使い切ろうと考えるのは人間に対する冒涜である。ノルマを決めてそれを達成できない場合は解雇もしくは減給処置にされるのはたまらない。ノルマを達成しようとして、力尽きて病死したり自殺したりすることのないように、しっかりと法整備をしてもらいたいと思う。私は今土曜日の当直をしている。朝から外来患者さんが大勢来て午後からは当直帯に移ったが救急車が2台続けて来て医師は一人しかいないのでてんてこ舞いだ。しかもこれから夜中にかけて救急車や急患がくる。殆ど寝ることはできない。厳しい仕事なので、途中で死んだら過労死と言われるかもしれないが、家族には「たとえ死んでも過労死ではないからな」と言ってある。過労死と私のような人間が死ぬのとでは違う。過労死は強制的に働かされて体調を崩したり自殺したりするのだが、私の場合は強制されたわけではなく好きでしているのだからそれで死んでも過労死にはならない。同じ仕事でも自分から進んでするのと、人から強制されてするのでは疲れ方も精神に対するダメージも全く違う。もし私が同じ量の仕事を強制されてしたとするならとっくに過労死していたと思う。法の整備は必要だが、個人的にも厳しい仕事の場合はやらされていると考えないで自分からしていると考えてもらいたい。そうでなければ尊い命を落とすことになるので精神的防御法も身につけてもらいたいと願う。
2014.05.24
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シャクヤクラジオの「日本全国8時です」の木曜日のゲスト月尾嘉男さんの話題をいつも楽しみに聞いている。昨日の話は国が消滅するかもしれないという話だった。先ごろ、人口、なかんずく出産可能年齢の女性が減ってしまって市町村が半数近くなくなってしまう危機があるという発表があったが、月尾嘉男さんはそれを受けて人口が減ったために滅びた国の例をあげ、日本もこのペースで減って行くと国がなくなってしまうかも知れないという話をしていた。なぜ人口が減ってしまうのであろうか?国の構成割合で高齢者が圧倒的に多くなり、子供を産む若い世代がどんどん減っていることが原因だが、なぜ 減ってしまったのであろうか?文明がすすむにつれて避妊法が発明された。後進国では人口が増えているが先進国で減っているのは避妊法が普及したためである。子供を産む産まないは、人間の意志で自由に調整できるようになったからである。日本では戦時中「産めよ増やせよ」の政策があり、国策として出生を増加させた時代があった。今は自由である。個人が結婚するしないも自由だし子供を何人産むかも自由である。そうなるとどうなるか?低いほうに水は流れる。楽な方に楽な方にと世の中は流れる。子供を産んだり育てたりするのは大変である。その直接な当事者である女性が次第にそれを敬遠しつつあるというのが先進国での出生率減少の真因である。このまま黙って成り行きに任せ、市町村がなくなったり国がなくなってもいいのだろうか?今は個人主義の時代である。国や市町村はどうでもいい、自分が幸せに生きられればいいと考えている人たちが多い時代である。そして女性の方が勝ってきている時代である。女性の意思が世の中を支配しつつある時代である。男性が結婚相手を選ぶ時代から女性が相手を選ぶ時代になり、子供の数も女性が決める時代になった。少子化対策として育児手当や出産手当、その他さまざまな手当てが考えられているが、それらは全くの的外れではないとしてもほとんど効果を上げていない。本質は女性の意識の変革である。自分は一生のうち子供3人以上産むというように意識変革する必要がある。今では一人か二人でいいと思っている女性が多い。一人も生まなくてもいいと思っている女性もいる。これでは人口はどんどん減るばかりである。女性の意識改革こそ人口減少に歯止めをかける本質的な対策である。
2014.05.23
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カーネーション本日リホームのお金を払うために銀行にお金をおろしに行った。簡単におろせると思ったら、少し待って下さいと言われ、警察官が来るまで待たされた。警察官は私の生年月日、住所氏名、家族構成、勤務先を聞きだし、本所に連絡して本所から自宅の家内に電話して、金をおろしに来た目的が正しいか確認していた。さらに支払う業者に電話して請求額などについて詳しく聞き、やっと金をおろしてよいと許可が出た。その間約1時間、大変な時代になったものだと思った。振り込め詐欺の被害者を出さないための対策だと思うが、悪いことをする人がいると、何時間も調査を受けなければ金をおろすことができなくなってしまったのだ。インターネットのウイルスを作る悪人たちがいるおかげでパソコン使用者は常にウイルス対策で莫大なお金と時間を費やしストレスで悩まされる。人を殺したり盗みをしたりする悪い人もいる。人を差別したり自分だけ儲かればいいと思う人等もいる。何故このような悪い人たちが生じて来たのであろうか。 小学校、中学校で義務教育がある。そこでは悪い人間になってはいけないことを教えてくれてるはずである。家でも両親が悪い人間になってはいけないと教えているはずである。それなのに、悪いことをする人達がかなりの数いる。なぜ彼らは悪くなってしまったのだろうか。あるいは悪いことをしても平気になってしまっただろうか?と思う。どこでどうして悪い人間になってしまったのだろうか?やくざになって幹部から悪事を教えてもらったのだろうか?悪くなる遺伝的要素を持っていたのだろうか。普通ならお金をだまし取ったら相手の人が困ると考える。しかし悪人はその感覚がマヒしてしまっている。お金がなくて生活できないので悪いことをするのであろうか?悪人を生む原因は色々考えられる。その原因を一つ一つ検討して対策を立てることが必要だと思う。やくざは悪人を育てる温床ともいわれる。やくざ組織を次第に解体して行くことも必要だ。中学卒業時、高校卒業時に、悪い人間にならないように特別授業をすることも必要だと思う。大学を卒業してから悪いことをする人もいる。大学卒業時にも悪い人間になってはいけない教育をしっかりやってもらいたいと思う。悪いことをする人間がいなければこの世はかなり住みやすくなる。国を挙げてその対策を立ててもらいたいと思う。
2014.05.21
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シラン自信を持ちなさいと言われても実力がなければ自信は持てない。自信がないので不安に駆られて生活し、失敗が重なって自暴自棄になることもある。実力がないから自分は自信が持てないのだ。それなら実力をつければと努力してみるが、何事もそう簡単に実力がつくものはない。必死で努力してみたが、何も得ることができずにさらに自信を無くす。実力もないのに空威張りしても困るが、そこそこの実力がありながら、いつも自分はだめだとマイナス思考でも困る。いつも努力しているのに少しも上達しなくて自信を無くして打ちひしがれて生活する人、せめて一つでも自信がもてることがあれば救われるがそういうものが一つもないから打ちひしがれているのである。自信が持てなくて一生おどおどしながら生活する人に捧げる言葉はないだろうか?自信は実力がないと湧かないという方程式に問題があるのだと思う。実力があってもなくても先に自信を持ったらどうだろうか?実力をつけてからではいつそれが得られるかわからないし、おっかなびっくりの生活では実力がつくわけがない。先に自信をもてば実力もついてくる。自信を持ちたかったらまず努力しなさいというのは間違いだと思う。最初に自分はできる人間だと思ってしまう方がよい。そう思って物事に挑戦して行く方が数倍効果があがるからである。「人間だ!!、生きている!!できないわけがない。自信をもってあらゆることに挑戦して行こうではないか?!」この言葉をささげたいと思う。
2014.05.20
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東京駅今日は日曜日だったので日帰りの東京旅行に行ってきた。コースはスカイツリー→築地場外市場→東京駅丸の内駅舎だった。スカイツリーではガイドさんが展望デッキ350mと450mでは展望の様子はあまり変わらないと言っていたが、最上階の展望デッキにも行ってきた。東京が一望できて素晴らしかった。団体でなかったら望遠鏡でもう少し詳しく見てみたいと思った。築地場外市場ではすしざんまい本陣でお寿司をたべ買い物をした。すしざんまいは3年連続で大間マグロを最高値で落札したところとして有名な寿司屋さんとのことでさすがにおいしかった。東京駅はすごかった。写真は天皇陛下のみが入る中央口である。一般人が通る中央口はすぐ隣にあった。南口には原敬首相が若い暴漢に刺されて死亡したところが示されていた。原内閣の強引な政治に反対して凶行に及んだとのことが書いてあった。ガイドさんの話だと地震があっても直撃を受けないように浮いているようになっているとのことだった。現場で説明してくれて土台と本体の間にローラーが入っていて地震がきても本体には影響がないように造ってあるとのことだった。よく見るとレンガや土台のコンクリートはつぎはぎだらけだったのでガイドさんに聞いたら、元の古いレンガや土台はできるだけそのまま使ってあるとのことだった。歴史的な古いものをできるだけ使って超最新鋭の建物を造った日本の建築技術は相当なもので、さすがだなと思った。
2014.05.18
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ナルコラン75歳の女性が昨日入院した。食事が全然食べられない、それでも水分をとらないといけないと思ってジュースを飲んだら噴水のように吐いてしまった。ふらふらして直ぐ倒れる。倒れてあちこちぶっつけて内出血がいっぱいある。全身の骨が痛い。等々やせ細った体で息も絶え絶えに訴えた。どうして私は次から次にこんなに苦しめられるのでしょうかねともおっしゃった。何回も入退院を繰り返している方だが、体調はもちろん悪いがそれ以上に自分の具合の悪い状態を健康な状態と比べてどうして自分はこんなに具合が悪いのかと思いすぎている面がある。前の入院の時も回診の度に、便がでない、便に血が混じった、足首が痛い、食欲がない、おなかが痛い、のどが痛い、目の調子が悪いなど必ず何かを訴えてきた。その訴え全てにそれなりに対応してきたが、なんでも訴えればいいというものではない。ある程度の年齢になれば、食欲がなくなったり、足が弱くなったり、足首が痛くなったりする、便秘したり、下痢したりすることもある。こんなことになったのはおかしい、病気だと考える前に、年齢とともにそのようなことは起こってくるのは必然で、あきらめの気持ちも大切だ。いつもそのように具合の悪いところばかりあげつらっていたら、益々病気になってしまう。ある程度のことは仕方ないと思うようにしたほうがいいですよと昨日の夕方お話した。今朝の回診時には昨夜は点滴してもらったこともあってか初めてぐっすり眠れましたと表情が明るかった。今まではあれこれ具合の悪いことを訴えるだけで具合がよかったですと言ってもらえることは殆どなかったので、昨日の私の話が少し効果があったかなと思った。もともといろいろな病気をもっており、体調はよくないが、それ以上に自分で病気を作り出してその作った病気に苦しめられていた状態だったと思う。それに気づいて下さったなら、きっともっと健康になると思う。色々訴えるので面倒だと思わないで、その訴えを聞いた上で、自分で自分の病気を重くしないように「年取ったので仕方ない」の気持ちも大事ですよというお話をしていこうと思っている。昨日とは打って変わった今朝の元気な表情からは、かなり期待が持てるので引き続き努力して行こうと思っている。
2014.05.17
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安倍首相が集団的自衛権行使を検討する考えを表明した。安保法制懇の報告書に基づき憲法解釈の変更でそれを可能にしたいとの考えを述べた。集団的自衛権の行使とは同盟を結ぶ他国を守るために武力を用いて戦争できるようにすることだが、以前はアメリカなどからそれが行使できるようにして自分たちと一緒に戦ってもらいたいとの要請があったが、今はアメリカはむしろ慎重になっている。いまここで日本の戦争放棄というタガを外したら、日本がどのような方向に行くかわからない。アメリカに対する強大な敵対国になるかもしれない。と考える人が増えてきている。強い日本の再建は安倍首相の念願なのでまずその突破口を開きたい考えだが歴史的背景や諸外国との関係、国民の意志などを考えると独り相撲をとっているとしか考えられない。しかし歴史の歯車はそんなことには絶対ならないと思っていたことでも思わぬ展開でそのような道に入ってしまうことがある。知恵ある人は安倍首相をいさめてもらいたいし、国民もはっきり意思表示すべきだと思う。
2014.05.16
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カルミヤ先日胃カメラで進行胃がんが見つかり、組織型は未分化がんだった。予後が悪く、どのような治療もあまり効果が期待できず、放置しても予後はほとんど変わらない進行の早いがんである。ショックだった。何もしてやれることができない。医師とは何かと思った。多くの医師は病気で苦しんでいる人を救いたいという気持ちで医師になったと思う。しかし医師になってみると実際に救えることは少なくむしろ何もしてやれないことが多く苦悩することが多い。例えばがんについていえば早期のものは治癒が期待できるが進行してあちこちに転移しているようなケースではどうすることもできない。そのようなケースに遭遇すると医師として自信を無くし、無力感に襲われる。昨夜は健康食品を話題にしたが、健康食品は病気予防とかがん予防を銘打っているものが多い。医学の無力さに打ちのめされると、健康食品でがんや脳卒中、心臓病などが本当に予防できたらどんなに素晴らしいかと思う。従来の医学は、病気をどのように治療するかが中心であったが、これからの医学は病気にならないようにするにはどうしたらよいかを追及して行くことが重要になる。それを真剣に学び、後世に残していこうと思っっている。
2014.05.14
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イキシア今夜のクローズアップ現代で安倍内閣が健康食品の効能効果表記を解禁しようとしていることを取り上げていた。健康食品は健康になりたいという人間心理を利用しており、経済という面からは極めて優良企業で不況知らずでどんどん儲かる商売である。ある政党の代表が健康食品の会長から8億円融通してもらっていたことが表ざたになり代表を退いたが、健康食品会社から政党や政治家に渡っている金は、8億円どころかその何倍ものお金で、多くの政治家に渡っていることが考えられる。それらの政治家は健康食品会社がもっと儲かるように政策立案する。今までは健康食品は効能効果を表示することはできなかったが今度は「骨を強くする」「がんにかからないようにする」「コレステロール値を下げる」「血圧を下げる」などの効能効果を書いてもいいようにしようという政策である。今でさえ多くの人が購入している健康食品にそのような効能書きが加わったらさらに売れることになり、健康食品会社は大儲けし、政治献金は多くなり、経済効果が上がるというのが財界や政治家の考えだと思う。アメリカでは数年前にその法律ができて売り上げは倍増したが、効能効果が書いてあるのにその効果がないとして訴訟が起こっている。効能効果を謳うには動物実験やきちんとした人体実験でそれが実証されなければならない。薬品の場合は効果と副作用研究ために何十、何百億円の金が使われるが、健康食品ではそのための研究が殆どなされていなかったとのことで、今後次から次に訴訟が起こってくることが考えられる。アメリカのその先例を知りながら日本の政治家がその方向に舵をきろうとしているのは、効果も副作用もどうでもいいからなんでも儲かればいいという極めて低次元な考えで、国民の幸せや健康を考えてくれているとはとうてい思えず、警鐘を鳴らして自覚を促したい。
2014.05.13
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私は家の中や近所で挨拶はほどほどにはできるがよくできる人間ではない。しかし職場ではきちんとする。すれ違った人全てにしている。患者さんでも出入り業者でも、看護師でも掃除のおばさんでも全ての人に挨拶している。皆さん気持ちよく挨拶を返してくれるので気持ちよく仕事ができる。この挨拶こそ仕事のうちで最も重要だと思っている。患者さんも、同僚職員もそれによって元気になり、病院全体がイキイキする。病院の評判にも影響する。ところが職員で一人挨拶しても返さない人がいる。その人とすれ違うとずっと気分が悪くなる。私に対して悪い感情を持っているのだろうか?私を馬鹿にしているのだろうか?などと思う。私はいつも風のように早足で歩いているので挨拶しても気づかれないのだろうか?あるいはその人は廊下を歩いていても仕事のことを考えていて、対側から歩いてくる人に気づかないのだろうか?などと思ってみる。何度挨拶しても挨拶を返さないので、どうせろくでもない人間だろうから無視すればいいのかとも思ってみた。でも挨拶してもそれに応えてもらえないのはつらい。ラブラブ思考を実践しようとしている人間として、無視されてもいいからいつかは挨拶が返ってくることを信じてこちらの姿勢は変えないで挨拶を続けようと思っている。
2014.05.12
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ツボサンゴNASAが地球に似た惑星を発見した。地球から500光年離れた所にあり、地球より10%程大きく、表面に液体状の水が溜まっている部分があるとのことである。生命の誕生から生存に水は不可欠である。その水があるということは生命体がいるかもしれないという期待がもたれる。今地球上では大気ガス汚染や温暖化、地震や竜巻、豪雨等に見舞われている。人間同士では戦争や、少女達の誘拐事件などが起こっている。日本について言えば人口が激減して20040年には若年女性の減少で896の市町村が消滅の危機状況になっているとのことである。日本の人口減少は大きな問題だが、世界的に見ると後進国を中心に人口は増えている。人口問題や大気汚染問題、戦争等の問題を抱えながら地球は何とか生きながらえているが、すっと生存し続けるかどうかは分からない。今度地球に似た星が見つかったとのことだが、今の年齢がどれくらいで寿命がどれくらいかは分からない。もし生物がいて人間に似た知力をもった生物がいたらどんなことになるだろうか?交信できるだろうか?衛星を使って行き来できるようになるであろうか?SF漫画などでは星同士で戦争をする設定が多いが戦争をする必然性は全くない。戦争設定がなされるということは地球上で未知のもの同士が初めて出会うと領土や指導権を得たいと戦争してきた歴史があり、星同士が出会ったら戦争になるのではないかと想像した結果だと思うが、浅はかな想像だと思う。お互いの星を住みよいものにするために協力しあうこともある。わたしはそうなって欲しいと願っている。
2014.05.11
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ジャーマンアイリス先日急に血圧が60くらいに下がって外来に来た人がいたが、検査の結果心筋梗塞で医大に送った。それより1-2年前やはり血圧が60くらいに下がってしまった83歳くらいの女性がいた。原因はよくわからなかったが、点滴したら元気になって入院しないで済んだ。本日医師向けの雑誌を読んでいたら、血圧の薬のなかでカルシウム拮抗剤をグレープフルーツと一緒に服用すると小腸での吸収がいつもより7倍も上昇してしまい、降圧薬の血中濃度が高くなり、血圧が下がりすぎて、失神、心拍数増加、顔が赤くなる等の副作用が出ると書いてあった。血圧の薬を飲むときはグレープフルーツを食べたりジュースを飲まないで下さいと薬局では指導してくれていると思うが、実際にどれだけの人が守ってくれているか分からない。血圧の薬と言ってもARB,ACE阻害薬、Ca拮抗薬、ベータブロッカーなど実に沢山の種類がある。そのうちグレープフルーツがいけないのはCa拮抗薬でそのうちニソルジピン(商品名バイミカード等)が最も強く反応するとのことだった。このことを知らない医者が多いのだと思う。時々血圧が下がって救急車で運ばれてくる人たちがいる。一回グレープフルーツを食べたりジュースを飲んだりすると、3日は影響があるので3日間は血圧の薬を飲んではいけない。逆に言えば、血圧の薬を毎日服用している人はグレープフルーツやジュースを食べたり飲んだりしてはいけないのだ。それにしても血圧の薬は何十もあるのに、低血圧、失神、頻脈、等の副作用を起こすバイミカードを使う医師の勉強不足を憂う。患者さんはそんなことになるとは知らないのだから、そのような副作用をきたすことがあるバイミカードを使わないで他の薬を使えばグループフルーツを食べてもいいわけで、医者は配慮してやるべきだと思った。
2014.05.09
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アーチに絡まって咲いているナニワイバラナイジェリアはアフリカ西部の連邦共和制国家でアフリカ最大の人口を有しており(1億7千万人)、サッカーの強豪国としても有名だが、先月から相次いでイスラム武装勢力「ボコ・ハラム」によってナイジェリア北部で女生徒がさらわれており、その数300人に近づいている。ボコ・ハラムの指導者が「神が娘たちを売り飛ばせと言っている。人身売買の市場がある」などととんでもない声明を発表した。ボコ・ハラムは西洋の教育は罪と主張しており、誘拐した彼女たちに西洋教育をやめさせてイスラム教育を施そうとしているのかもしれない。世界各地でイスラム原理主義者達によってテロ活動が行われているが、今度の事件はそれに勝るとも劣らない、下劣な行動で、それが神の名で行われたことがショックだ。殆どの宗教は信仰の中心に神を置き、その神の命ずるままに行動すれば幸せになれると説いている。テロや女生徒の誘拐も神の心に沿った行動だとすれば、宗教ほど恐ろしいものはない。誘拐された彼女たちの居場所や安否は全く分かっていない。アメリカのオバマ大統領は軍や情報機関からなる専門チームを派遣して救出に動き出したが現在のところまだ消息はつかめていない。宗教は人々を幸せにするもの。命を最も大事にするもの、と言われているがテロや誘拐事件をみると、それに当てはまらない宗教もあり、世界に争いと混迷をもたらしていると思えた。宗教指導者達による正しい本当の宗教についての指導をこぴっと行って頂きたいと切に願うものである。
2014.05.08
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紅バラ、家内が挿し木で育てたものです。正式の名前は知りません。八重のシロモッコウバラ3日休ませて頂いたゴールデンウイークも今日で終わってしまった。午前中家内を手伝って家の片づけをした。午後はウインドウズXPのメインテナンス終了とのことで、ハードオフにパソコンを売りに行った。300円とのことだがセキュリティ対策がなくなってしまうとのことなのでやむおえないと思った。その前には6000円位で買ったプリンターの未使用の6色インクが300円だったので今回のほうが少し良かったと思った。プリンターの機種を変えて使えなくなったので2000~3000円では売れるかと思って持って行ったが300円とはがっかりした。今日はPCが300円で売れたのでそこで売っていた定価3980円のハムレットのDVD(108円)と同じく3980円の「嵐が丘」(108円)を合計で216円で買って300円出してお釣りがきて得した気がした。その後家内がジャムを作るイチゴを買いたいとのことで小瀬スポーツセンターの近くにイチゴを買いに行った。今年は大雪の被害で生産が少なく例年よりかなり高かった。家内はかたずけでかなり疲れているのに何十個のイチゴの舌を一つ一つとって、砂糖を加えて煮てつい先ほど(9時40分頃)出来上がったと言っていた。人にやるために作るという。毎年相手が喜んでくれて待っているからと5-6人分作っている。今年は不作なので何人分作れるか分からない。それにしても本当に喜んでくれているのか分からないのによく夜を徹して作るものだと思う。男性ではとても考えられないことだと思う。連休中一緒にいることが多かったので男と女の違いを痛感することが多かった。女は庭をきれいにするとか家をきれいにすることに気を使う。男はそんなことはどうでもいいので手伝わされると嫌がる。女はパソコンや家具が調子悪いと自分で直そうとしないで必ず私に言ってくる。私がしてやると自分で直さないくせにあれこれ注文を言って文句をつけたりする。パソコンや機械の不調を自分で何とか直してみようという気は全くないみたいだ。一方彼女のほうから男を見ると、料理をつくってみようという気は全くないし、服をぬいたらぬきっぱなしだし、家の中を片付けようという気が殆どない。言わなければ花に水もやってくれない。などと思っているのだと思う。男と女の感性とか興味は全く違うなと思った。私がアフリカ等に行って医療をしたいと言いだした時真っ向から反対されたが、なぜそんなに反対されるのか分からなかったが、彼女からしてみればなぜそんなことを言い出すのかさっぱり分からなかったのではなかろうか?男と女は願望や好み、得意不得手、考え方などで真反対のことが多いので、お互いをよく理解して付き合っていかなくてはならないと思った。
2014.05.06
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庭に咲いている椿、同じ木に赤花とピンクと白のまだらの花をつけているが、このピンクと白のまだら花の方が珍しかったので写真を撮った。渡辺淳一さんが前立腺がんで亡くなった。80歳とのことだった。医療本や恋愛本、老人本など多くの本を読ませていただき、数か月前にも元気なお姿でテレビに出ていたので、突然の報に驚いてしまった。最近は前立腺がんが増えており、前立腺がんで亡くなる人も多い。医師だったということもあり、親しみのあった作家で、つい最近までお元気だっただけに残念だ。渡辺さんの本を読み返してみようと思っている。
2014.05.05
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三重県の友人が枝で送ってくれてそれを挿し木で育てたチロリアンランプである。10年以上毎年咲いている。昨日から6日まで3連休である。本を読んだり、勉強したり、DVDで映画を観たり、ものを書いたりと楽しいことを想像する。しかし実際には殆ど家の片づけなどの手伝いである。本を読んでいても廊下にスリッパの音がすると気が落ち着かなくなる。休みですからこれをしてください、あれをしてくださいと頼まれる。嫌とは言えないので以前はしぶしぶしていたが、最近ではかなり心を入れ替えて、あまり嫌なそぶりをみせないでやるようにはしているが、まだ喜んでしているという境地ではない。二人で生活しているのだから休日には自分の好きなことばかりしているわけにはいかないが、たまには家事に煩わされない日を送りたいと思うこともある。多くの人にとっては休日は楽園かもしれないが小生にとってはまだ苦痛の方が大きい。それは、させられると思っているからで自分から積極的に行っていけば楽園になることは分かっているので、少しづつ意識革命していこうと思う。
2014.05.05
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テッセン今夜もしびれる展開で平野、石川、石垣の活躍で香港を3対1で破って決勝に進出した。昨日と同様最後は石川選手が粘りぬいて勝利をものにした。ハラハラがずっと続いたが平野、石川が落ち着いて勝利をもぎ取ってくれて3勝することができた。石垣も含めて素晴らしい技術と精神力に感嘆するばかりである。いよいよ中国との決勝戦、持てる力を存分に発揮して勝ち抜いてくれることを願っている。男子は残念ながらドイツに敗れて銅メダルに終わったが、よく戦ったと思う。今後の更なる飛躍を願うものである。
2014.05.04
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2月の大雪の下敷きになりなが見事に咲いた牡丹の花昨夜の世界卓球選手権の女子準々決勝を観た。勝てば3位以上、負ければそのまま敗退の重要な試合でそれまで負け知らずできた日本チームはオランダと対戦した。5人が戦って3勝した方が勝ちになるがそれまでは日本チームは全てストレート勝ちで3勝、3勝、3勝で勝ち上がってきて準々決勝でオランダと対戦したがこの試合では大苦戦し、2勝2敗で5ゲーム目を迎えた。5ゲームに石川が登場し、世界ランク100位の相手に大苦戦、2勝2敗で最終セットにもつれ込んだ。文字通りこのセットでの勝敗で勝負がつくので2人とも必死だった。この最終ゲームで石川は2セットを先取しながら追いつかれて2勝2負にされてしまい、心は大きく動揺していたと思う。顔面蒼白だった。相手は集中と興奮で顔面真っ赤だった。観ている方もハラハラドキドキで、自分ならどうすることもできずに緊張で体や手が動かなくなり、あっさり負けてしまうと思った。石川は勢いに乗った相手に追い上げられ、負けては困るという責任感がかぶさり、緊迫した空気の中で絶体絶命の状態だったと思う。どちらが勝つかは全く分からない状況だったが、精神的には石川が追い詰められており、石川が負けるような気がしていた。だが最後に相手の球がオ-バーして石川が勝ちを拾った。よく勝ったと思う。世界ランクからみても実力的にも日本の方が上だったと思うが、昨日の試合ではオランダの方が勢いがあり、流れに乗っていた。あの流れの中ではズルズルと敗戦してしまうのではないかと多くの人が思ったと思うが、石川は心を落ち着けてよくぞ踏ん張った。日常生活でも頭が混乱してどうしてよいか分からなくなってしまう危機状態になることがある。私も色々な場面、例えばパソコンや携帯の設定が思うようにいかなくて頭がこんがらがり、どうしていいか分からなくなってしまうことがある。破れかぶれになって色々なボタンを押して、なおさらこんがらがってしまう。石川選手の場合に比べれば次元が低く、社会的影響も少ないが、困惑で頭の働きがストップしてしまう状況は似ていると思う。石川選手は泥沼のようなカオスから技術力と冷静さで浮き上がってきたが、私の場合はイライラしてパソコンや携帯やipodを壊してしまいたくなるほど狂ってしまって破滅する。説明書などを落ち着いてじっくり読めば解決策が得られるかもしれないが、冷静さを失ってでたらめなことをして自暴自棄になってしまうところに敗因がある。奇跡を起こした石川選手を見習い、混乱の深みに入って焦りまくる状態になる自分の思考態度を改め、まず落ち着いて今自分は何をしたらいいか冷静に考える習慣を身につけようと思う。
2014.05.04
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庭の芝桜、後方でこんもり丸くて少し花をつけているのはサツキ昨日は胃がんの方、一昨日は食道がんの方に内視鏡所見や病理組織結果を見せながら今の病状と今後の治療法について説明した。私は医師になって約40年になるが、前半の20年ではがんなどの病名を告げることは考えられなかったが、その後の20年で徐々に告げるようになり、今では殆どのケースではっきり病名を伝えている。昔はがんなどの場合、いかにその病名を隠すかで、医師の技量が問われ、患者さんから「私はがんではないですか?」と聞かれてもいかにそれをはぐらかし、上手に嘘がつけるかで名医か否かが決まると言われてきた。アメリカなどでは本当の病名を告げるとのことだが、日本ではそういうことには絶対ならないだろうと思われていた。ところが今ではアメリカ同様殆ど全て本当の病名を告げている。昔のことを思えばあまりの変化に夢のような気がする。今ではありのままの画像をお見せし、病理組織検査結果も全て包み隠さずお話しすることが多い。今の時代テレビでがんを含む様々な病気について競って各局でかなり専門的なことまで放映している。インターネットの検索でもかなり詳しい情報を得ることができる。嘘を言ったりごまかしたりすることはできない。患者さんとその家族にありのままの現状を説明し、治療法を選んでもらうことになる。どこの病院で治療するかも選んでもらうことが多い。「そんなことを言われても我々は素人ですから先生にお任せします」と言われることもある。しかし今の時代は、たとえ患者さんは適切な病院や治療法について知らなくても知人や友人、親戚などが調べてくれることもあり、病院の選択や治療法は患者さん側で選んでもらうことを原則にしている。もちろん医師も自らの学識や知識で助言はするが、強制的に病院を決めたり治療法を決めたりはしない。結局、医師、患者さんとその家族で充分話し合って治療方針を決め、それに沿って治療を進めていくことになる。この三者は三位一体であり、三者とも責任者であるとの自覚を持ち、お互いに協力していくことが大切だと思う。
2014.05.03
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すずらんの花、庭木の下にいっそりと咲いています。庭から車を出すときに地面に這うように小さな白い花が咲いているのが目に入り車から降りて携帯で撮りました。すずらんの名前を知らない人はいないと思いますが実際にその花を見た人は少ないと思います。非常に小さな草花でよく見ないと見逃す位です。テレビや写真で見ると大きく写されており、錯覚している人も多いと思いますが実際は米粒を少し大きくした位できわめて小さな花です。毎年この時期になると誰にも注目されないように庭木の下にひっそりと小さな花を咲かせますがよく見ると小さいながら可憐で清潔で凜とした感じのする花です。少しも背伸びをしないでひっそりと咲くすずらん。それに対して自分はどうか?背伸びばかりしています。そして打ち砕かれ萎れてばかりです。いつか花を咲かすつもりで背伸びして生きていますが、中々花は咲きそうにありません。生物には寿命があります。植物なら黄色くなり枯れて行きます。花を咲かせて枯れて行きたいと思っていますが黄昏がどんどん近づいている今それはかないそうもありません。それに引きかえ、すずらんは小さいながら青々と凜としています。どうしたらすずらんのように凜としていられるのか今考えています。
2014.05.01
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