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やりました! 福原愛、アジア大会卓球団体戦で福原愛が世界No2の中国のテイネイを破りました。今まだ決勝戦の最中で後に続く平野、石川の戦いぶりによりますが、今まで一度も勝ったことがないテイネイに福原が勝ったことは日本チームに大きな弾みになると思います。泣き虫イメージの福原愛は国民的人気はありましたが先のロンドンオリッピック以外は殆どここぞという試合には負けていました。泣けばいいというものではありません。本気で戦う気力が欠けていたのだと思います。しかし今日は違っていました。泣き虫福原ではなく、あまり大きくない目をしっかり見開いて相手を倒す気力が満ちていました。今大会の決勝戦までにまだ1セットも取られたことがないテイネイを破ったのですから福原愛アッパレです。泣き虫返上だと思います。彼女の心のどこかに泣けばいいという心があったのだと思います。泣いたって駄目です。勝たなくてはいくら泣いてもどうすることもできません。今回テイネイに勝ったのを機に涙を封印してもらいたいと思います。アジア大会40何年ぶりの決勝進出とのことですが、この調子で優勝してもらいたいと願っています。
2014.09.30
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大相撲秋場所が終わった。遠藤は2勝12敗1不戦勝だった。13勝2敗の逸ノ城に完全に追い越されてしまった。立ち合いの型ができていないし、土俵際の粘りもなかった。勉強したり努力しなければならない課題が沢山見えてきた。でも一杯努力しているのにこのような敗戦を繰り返している人は大勢いる。その人達は必死で頑張っているので遠藤にも頑張ってもらいたい。負けてばかりの人達を励ます意味でも、黒星ばかりの人生を逆転してもらいたい。私はきっと遠藤はやってくれると信じている。逸ノ城より先に横綱になってくれよと願っている。
2014.09.29
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農家の方や自営業などは日曜日も仕事しているが、一般的には日曜日は休日で仕事が休みの人が多い。私も昨夜は勤務だったが、今日は日曜日なので午後2時から英会話レッスンに行くことにしていた。金曜日に大腸ポリープを切除した人から昨日排便時に出血があると連絡があった。病院に来てもらって止血剤点滴と内服薬を処方して様子を見ることにした。内視鏡的ポリープ切除術を担当した医師は月に2回当院に来てくれている外部の医師である。保存的方法で止血できそうに思ったが、一応その担当医に電話した。その医師は当院の常勤医ではないが本日の日曜日に当院に来て、内視鏡的止血術をしてくれるとのことだった。当院の内視鏡担当の看護師に対しても自ら電話でお願いして本日午後から内視鏡的止血術を行う手筈をしてくれた。自分の仕事に責任を持つのは当然なので「それは当たり前のことだよ」と思われる方も多いかもしれないが、日曜日は恐らく何らかの私的な予定が入っていただろうに、はるばる来てくれることになり、当院の看護師にも自ら電話してくれたとはその責任感に強く感銘を受けた。今朝その出血患者さんに来院してもらい、入院して午後内視鏡的止血術を行う予定を立てた。しかし、今朝の最終の便には血液が混ざっていなかったとのことで、止血したと判断し、その医師には病院に来てくれなくて良いと断り、看護師にも来てくれなくてよいとお断りした。お二人とも本当に責任感の強い方々だと思った。翻って私がその立場だったら、「日曜日ですから自分には予定が入っているし、自分は常勤医師ではないので、常勤医師で何とか対応してください」と答えていたかもしれない。昨夜の午前3時以後に来院した患者さんに対する私の対応や、仕事に対する責任感などで上述の医師にはとてもかなわないと思った。自分は偉そうなことを言ったり、書いたりする割に、現実にはあまり立派でない態度が多いように思う。上述の内視鏡医師を見習わなくてはと強く思った。
2014.09.28
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今日は当直なので午前の外来が終わった後夜間救急当番までの間は少し暇があるかも知れないと思ってパソコンを持ってきたが昼間の内から救急車がすでに二台来てそれ以外で自分で受診する人もいて、パソコンを出して開く時間はなかった。でも時間と言うものは細切れでもなんでも使った方が勝ちだと思って、今すぐ、先ほど撮ったレントゲンを見に行かなくてはならず時間があるわけではないが、パソコンを開けた。今はとりあえずパソコンを開けた所までで、続きはまた医局に帰って来れてからにする。上に書いた時から10人以上の患者さんが来てずっと診療に当たっていて、医局に帰れる余裕はなく、今やっと、夜の10時になって一段落した。しかし実際はこれからである夜間救急当番なのでこれから眠気と闘いながらの夜間診が始まる。今まで来た患者さんは様々である。血圧が200以上になってずっと下がらない人、ソフトボールが当たって上唇を切った人、めまいがして吐き気が続いている人、下血している人、熱が38.8度以上ある人、様々だ。その方々に一人で対応しなければならないないのでいくら覚悟していても結構厳しい。これから当直の時はいつも食べるカップラーメンを食べようと思う。そうして厳しい夜を乗り越えようと思う。
2014.09.27
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今日木曜日朝八時からのラジオ、月尾嘉男さんの話題は遺伝子、つまりDNA解析についてであった。今この研究は世界中で急ピッチで進められており、今後、日本人も他の国の人もその恩恵を受けるかもしれないが、問題点もあると話していた。今や口の中の頬の粘膜を綿棒でこすって郵便で送れば自分の遺伝子を詳しく調べてくれてどのような病気にかかりやすいとかどのような才能があるかとか、詳しく調べてくれてそのDNA解析結果に合わせての生活習慣についてのアドバイスもしてくれる会社がいくつもある。昔は人の遺伝子を解析するとなれば何千万、何百万とかかったと思うが今は数万円で遺伝子診断をしてくれる時代になった。しかし月尾嘉男さんが言っていたが、遺伝子ですべては決まらない。遺伝よりも生活習慣で病気になることが多いので、遺伝子検査の結果は参考にする程度にして生活習慣を改善していくことの方が重要ではないかとのことだった。科学の進歩はとどまる所を知らない。次から次に新しい技術や診断法等が開発されてくると思う。しかしそれをどのように使い、生かすかは人間の知性にゆだねなれている。いかに正確な診断法があったとしてもその活用法を知らなければなんの役にも立たないし、その診断結果を妄信したり誤って解釈したりすれば却って健康を害したり、日常生活に不利になったりすることもある。いかなる時代になろうとも人間の判断力と知性は人間が生きる基本である。物珍しいので遺伝子検査を受ける人は増えていくと思うが、人生それがすべてではない。その結果については冷静に判断し賢明に対応していただきたいと願う。
2014.09.25
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プロ野球もいよいよ大詰めで、セリーグは巨人、パリーグはソフトバンクの優勝が濃厚だがあとしばらく熱戦が続くだろう。一方優勝の見込みやAクラスの見込みのない成績不振チームでは監督が辞任し、後任監督が取りざたされている。パリーグでは昨年日本一の楽天の星野監督が退任し、2軍監督の大久保博元氏(47歳)が次期監督の有力候補になっている。大久保氏は現役時代は西武、巨人で活躍し、長打力のある太った捕手として人気があった。現役引退後は西武の打撃コーチをしていたが菊池雄星投手への暴力行為などで退団させられたが、星野楽天から声がかかって楽天の二軍監督をしていた。今シーズン途中で星野監督が病気休養中は監督代行を務めた。大久保氏が有力と言われるのは、星野監督と同じような厳しさがあり、星野監督や三木谷オーナーに熱血星野の伝統を受け継いでくれるのではないかとの期待があるからだと思う。しかし同じ厳しさでも星野氏と大久保氏では全く違う。熱血指導の星野氏が暴力で選手を怪我させたという情報は知らない。厳しい口調でどなったり叱ったり机を叩いたり何かを蹴ったりすることはあるかもしれないが、人間を叩いたり蹴ったりはしないと思う。大久保氏は怒鳴るだけでなく叩くこともあるらしい。両者の決定的な違いは、選手に対する愛情だと思う。厳しいところが似ているから大久保氏ではというのは早計だと思う。もっと広く監督候補を探し検討した方がよいと思う。セリーグでは2年連続最下位のヤクルトの小川監督が辞めた。後任には昨年まで2軍監督をしていて今年からチーフ打撃コーチの真中満氏(43歳)がほぼ決まりらしい。ヤクルト選手として優勝経験もあり、昨年は2軍のイースタンで優勝し今年も最下位ながら打撃は十二球団一と言われる打率を残し、指導者としての能力があるとみなされたからだと思われる。監督候補としては以前からネームバリューのある桑田、工藤、荒木、野村氏等を望む声があったが、若き無名の真中氏が最有力というのは今までの手腕が高く評価されたからだと思う。所でいくら打撃が良くても野球は勝てない。投手陣がボロボロでは勝てない。荒木投手コーチを首にして高津投手コーチを迎えたがさらに悪くなった。高津コーチは指導者としての能力がなかったのだと思う。ヤクルトOBの尾花氏はベイスターズの監督としては完全に失格だったが、投手コーチとしては巨人のコーチなどで実証済みでピカ一である。真中氏を監督にするなら投手陣立て直しのために尾花氏を投手コーチに迎えるべきだと思う。楽天もヤクルトも監督はもちろん最重要だがコーチについても監督がやりやすいように最高の布陣を考えてやるべきだと思う。
2014.09.24
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私が勤めている病院の院長は水平目線が信条である。職員の集会でも話すし、医大の1年生が看護業務などの実習に来た時も必ず話している。目線には見下げ目線、見上げ目線、水平目線がある。自分を偉いと思っている人や金持ちの人などは、ろくでもない人や貧乏人を見下してみる。自分を貧乏と思い、教養がないと思っている人は金持ちや教養がある人を見上げてみる。水平目線とは金持ち、貧乏人どこに違いがあるのだ。教養があるなしと言ったって人間に違いがある訳はない。見上げたり見下げたりしないで、どんな立場の人も全く同格であり、お互いが最高の誠意を尽くして付き合っていくことが大切と思って人を見る視線である。これは常識ある人なら殆どの人が頭ではわかっている目線だと思うがともすれば上にずれたり、下にずれたりする。病院などでは患者さんは弱い立場である。医療関係者などは弱い立場の患者さんに対して見下げ視線になりやすいことを危惧して院長は繰り返し水平目線と言っているのだと思う。大学病院の病院長も歴任してきた方で経歴からみると偉い人だが、水平目線で生活しているので外からみたらちっとも偉くない。白衣を脱いで歩いていたら小使いさんと間違われるかもしれない。患者さんに対しても職員に対しても全く同じ姿勢である。医局医師の中にはプライドの高い人もいるかもしれないが、院長がそのような姿勢なので多くの職員は水平目線を心がけている。今日は秋分の日で休日なので岡島に買い物に行きその近くの食事処"司"で昼食を食べて帰ってきた。デパートでも食事処でも、店の人の対応がよくて気持ちよかった。この人たちも水平目線を教え込まれているのだなと思った。金持ちらしいとか教養がありそうだとか、貧乏たらしい、よぼよぼで汚らしい老人だ等には一切関わりなく笑顔で全ての人に対応していたのは素晴らしいと思った。私も頭ではそのことはわかっているつもりだが、現実生活でいつもそれが実行されているかと言えば自信がない。しかし常に水平目線を保つように努力していこうと思っている。
2014.09.23
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このたび古河電池と凸版印刷が共同で開発した化学電池が話題になっている。災害時に水または海水を注ぐだけで電気を発生して5日間電灯をつけたり携帯電話やスマートフォンを充電してくれる便利なものである。これはマグネシュウムに食塩水を加えると発電する性質を利用して発電させるものだが、災害時だけでなく普段でも家庭や工場の電力をまかなえないものかと考えた。一般的に電力は水力、火力、原子力、等に代表される方法、つまり水または水蒸気の力でタービンを回して発電板を磁界の中で回転させて発電する方法が一般的で風力も風でタービンを回転させる点では同じである。しかしこれらは蒸気を造るために大量の石油を燃やさなければならなかったり、核分裂を起こさせなければならないので公害の原因になったり災害の原因になったりする。そこで考えられたのが太陽光発電である。太陽光をある金属に充てると直接電気が生じる性質を利用した装置である。これなら石炭や石油を燃やさなくてもいいし、ウランなど核燃料を核分裂させなくてもよいので環境にやさしい発電方法と言える。それ以外に燃料電池と言うのもある。水の中に電極を入れて電気を流すと水を酸素と水素に分解することができる(水の電気分解)。これを逆にした装置、つまり酸素と水素を化合させて水を作る過程で電気が生ずることを利用して発電する方法がそれである。上記のマグネシュウムと塩水を化合させて電気を生ずる方法も燃料電池の一種とみてよいと思う。タービンを回すには、火力にしろ、原子力にしろ莫大な金と装置が必要でしかも炭酸ガスなどの燃えカスは地球温暖化の原因にもなっている。上記マグネシュウム電池は規模は小さいがそれをいくつも重ねれば大きな電力になる可能性もある。研究を進めて火力や原子力に変わる新しいメジャーの電力になってくれることを期待している。
2014.09.22
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Albert Schweitzer(1875~1965)アルベルト・シュバイツアー、90歳没、ノーベル平和賞受賞者シュバイツアーは子供の時に、貧乏な家の子と豊かな家の子がいることに気づかされ、不幸な人がいるのに自分はこんなに恵まれた生活をしていていいのかと悩む。学校では小学校、中学校とも音楽以外は成績が悪く、高校の時は退学を勧告された。しかし却ってそれで発奮し、大学に入ってからは勉強して哲学博士、神学博士になる。牧師になって宣教して歩く中で「どういう人が幸せかというと、どうしたら人類に奉仕できるかを模索し、遂にそれを発見する人である」と気づき、30歳になったら医学を学び、アフリカに行って病気で苦しむ人達を救うのだと決意する。その決意通り30歳で医学部に入学し、6年間学んだ後、38歳の時エレーナ夫人(看護師)と共にアフリカのランバネラに行き鳥小屋を改築した診療所で診療を開始した。アフリカで診療活動をしている中で「生命への畏敬」の想念が湧いてきた。自分の生命を敬うことはもちろんだが他者(人間だけでなく他のすべての生命あるもの)の生命も自分の生命の中にあるものだと感じて敬うことが、自分つまり人間が生きると言うことだと自覚した。人間に害を与える蚊その他の生物についてもその生命を敬うことが重要と考え、徹底して生きとし生きるものを大切にして生きてきた。それがノーベル賞につながったのだと思う。彼の生き方と「生命への畏敬」の想念は、世界中の若者たちに大きな影響を与え、人類に奉仕する方法を模索する人達が数多く出現した。私も大学は理学部に入学していたが、彼の本を読んで、自分も同じように医師になってアフリカに行きたいと決意して大学を中退して医学部に入るべく勉強して医師になった。シュバイツアーと私では能力や決意の度合いや生命への畏敬の度合い等が異なると思うし、使命も異なると思う。しかし、なぜ医師になったのかの原点を忘れず、人類への奉仕の方策を模索し続けて行こうと思う。
2014.09.21
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庭に咲いた彼岸花、日本全国では曼殊沙華、はこぼれ、幽霊花、死人花など地方によって様々に呼ばれており、約千個の呼び名があると言われている秋のお彼岸の時に咲く花である。大相撲はこのところ連日満員御礼が続いている。懸賞の本数も増えた。一時閑古鳥が鳴いていた大相撲に人気が戻ってきた。その原因は遠藤である。遠藤見たさに本場所に駆けつけたりテレビをつけたりする。人気力士と言えば高見盛がいたが、彼は人気はあったが弱かった。遠藤は違う。スケールが大きく素質が違う。きっと久しく出現していない日本人横綱になってくれるだろうと期待された。そして今まではその可能性を醸し出しつつある程度の成績をあげていた。しかし今場所は横綱、大関に当たる位置とはいえ初日から7連敗、それも惜しい負けではなくころりと転がされる完敗ばかりである。実力の違いはありありである。このまま遠藤は消えていくのであろうか?そしてまた相撲人気はがくんとなくなり斜陽化していくのであろうか?遠藤がいなくなったら相撲人気がなくなるのは目に見えている。遠藤がいるから勝った人の実力が目立ち、相撲人気を盛り上げている。遠藤を負かすのだからと尊敬の目で見られたりする。それだけ貴重で相撲界の宝である遠藤はこれからどうなるのであろうか?民衆は何もないものには魅力を感じないものだ。遠藤には何かがあるのだ。今は負け続けているがきっといつか再起して横綱大関を倒す存在になり優勝してくれると信じているのである。私も今7連敗しているが少しも心配していない。彼ならきっと立ち直ってそのうちに堂々たる相撲が取れるようになると信じている。今は白鵬には全く歯が立たず子供のように扱われているが、1-2年の内には白鵬に勝つようになると信じている。不撓不屈の精神で頑張ってもらいたいと切に願っている。
2014.09.20
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二月に買った富士通のLIFEBOOK AH56/M がスイッチを押しても立ち上がらなくなり、9月10日に購入した量販店に持参して修理を依頼し、昨日修理完了したとの連絡を頂いて本日もらってきた。メインボード(基盤)の交換をしてくれたとのことである。簡単に壊れるものだなと思った。基盤とは最も基本になるものでパソコンの命だと思う。故障がどこにあるかわからないのでとりあえず基盤を替えてみたということかもしれない。機能が一杯ついているのでちょっとしたことでも故障してしまうのかも知れない。シンプルで丈夫で滅多に壊れないパソコンがいいのだが、多機能、多機能でどんどん壊れやすいものになっているのだと思う。いずれにしても直ってよかった。今帰ってきたパソコンでブログを書いているが、それまでは食堂にある家内のパソコンを借りてブログなどを書いていたのでかなり不便していた。やっと自分の部屋にパソコンが戻ってきてほっとしている。パソコンがなかったのでここ数日早寝だったがパソコンが戻って来てまた寝るのが遅くなりそうだ。パソコンがあってもなくてもできるだけ早くねるようにしようと思う。
2014.09.19
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日経メディカルの9月号特集は「患者の最期どう向き合う」だった。超高齢化時代を迎え、患者の望む最期はどうあるべきが真剣に論じあう時代になってきた。特集の冒頭に交通事故で頭を打ち、2週間経過しても意識がなく、人工呼吸器と点滴で治療を受けている場合、その治療の継続を望みますか?との質問に対する職業別別回答数が出ていた。国民全体では68.2%が望まないと答え、医師は65.8%、看護師は73.2%、介護職員は70.3%が望まないと答えていた。現場でまじかに見ている看護師や介護職員がいずれも70%以上望まないと答えているが、医師は65.8%と最も低く、34.2%は治療を望むと考えていることが分かった。私は先月、バイクで17歳の時交通事故で意識がなくなりその後少し回復してリハビリしている今40歳の男性を2週間受け持たせて頂いた。事故後4か月は全く意識がなかったがその後少しずつ意識が出てきたケースで、極めて稀ではあるが、このようなケースもあるので医師は万が一の可能性に賭けてみたい気持ちがあり、治療を続けてもらいたい割合が最も多かったのかも知れない。今私は98歳の肺がんと脳梗塞のある男性と90歳の認知症の患者さんを受け持っている。二人とも自分で食べることが出来ないので鼻管から栄養を入れて命をつないでいる。98歳の男性は少し意識があるので、家に帰りたいとか早く死にたい、死に方を忘れてしまったなどと言っており辛いだろうなと思う。90歳の方は「お早う」と言えばうなずいてくれるが他の事は全く分からず、自分からの発言はない。恐らく辛いとか苦しいとかの感情はないと思う。家に帰りたい98歳の人は家に帰してやりたいが、家の人に受け入れるだけの能力はなく、総合的に考えて本人にとっても家族にとっても病院に置いてもらうのがベストだと思う。病院では入浴してもらったり、体が硬直しないようにリハビリしてもらっている。医師の役割は感染予防や電解質バランスを管理してむくみなどを起さないよう心がけることだが、時々自分が治療を受ける側の立場だったらどうかと考える。早く死なせて貰いたいと思うこともあるかも知れないが、生死は自分で決められるものではない。神の思し召しでその時期は決められているのだと思う。自分がその立場でもその時が来るまで諦めて辛抱して生きなければならないと思う。それなら痛い思いをすることはあまりしてもらいたくない。入浴やリハビリはいいが、苦痛はなるべく与えないよう対応していこうと思っている。
2014.09.18
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日本医師会雑誌の9月号の特集は出生前診断に関する基礎的方法論と、ダウン症などの障害がある児は排除されるかもしれないという倫理的問題が論じられている。日本で出生前診断を受ける割合は約6%で、欧米では50%以上の妊婦が受けている。この違いは欧米では原則的に妊娠初期胎児スクリーニング検査を受けるが、受けない権利も認められている。日本では原則的にその検査を受けないが受ける権利も認めるという姿勢の違いによるものだろうと述べられている。出生前検査で異常ありと診断された場合、中絶するかしないかの決断をしなければならない。そんな辛い思いをする位なら最初からそのような検査を受けない方がよいと考える日本人が多いのだと思う。私も日本人だからかそのような考え方の日本人が多いことに安心した。特集記事は69ページに及び、読み応えがあり、全てを紹介することは出来ないが、印象に残った不妊治療や習慣性流産に関する出生前診断に関する論文を紹介しようと思う。着床前診断という技術があり、それは体外受精して体外で受精卵の割球を生検して、異常がないと診断された受精卵を子宮に戻す技術だが、その技術が用いられるようになって15年経つが、その技術で治療を受けた人と受けない人では、健康な子供が生まれる出生率も、流産率も差がないことが明らかになっている。それなのにそれを広く広報しないで、非常に高額なそのような治療法が今も行われていることに関し、生殖医療にかかわる者のモラルが守られないのであれば法整備が必要であると述べていた名古屋市立大学 杉浦真弓教授の論文に感銘を受けた。最新技術は素晴らしいとか、料金が高い技術は効果があると思う心理が働き易いが、上記でみてきたように、出生前診断を受ければ却って悩みを持つことになるし、非常に高額な着床前診断を受ければ流産しなくなくなるわけではないことを考えれば、受診者も医師も生殖医療に関しては新しい技術に軽はずみに飛びつかない方がよいと思った。
2014.09.16
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朝日新聞記者等がまんまと騙され、日韓関係は勿論、国際的にも日本を窮地に落とし込んだ吉田清治という男はどんな男なのであろうか?1913年(大正2年)10月15日生まれ2000年(平成12年)7月30日没86歳、福岡県出身何故、様々な嘘をつき韓国にも行き、アメリカにも行って創作した日本の悪事を宣伝し続けたのであろうか?1996年(平成8年)5月29日付週刊誌(週刊新潮)のインタビューに答えて「真実を書いて何の利益があるか、真実を隠して自分の主張をまぜて書くなんていうのは新聞だってやるじゃないか」と答えている。「部下、十人か十五人が朝鮮半島に出張する。総督府の五十人あるいは警官といっしょになって村を包囲し、女性を道路に追い出す。木剣を振るって若い女性を殴り蹴り、 トラックに詰め込む。一つの村から三人、十人と連行して予定の百人二百人になれば下関に運ぶ」「吉田清治氏は、慰安婦には人妻が多く、しがみつく子供を引きはがして連行、政府は資料を隠していると語った」など見た来たようなことを書いたり喋ったりしている。それが韓国世論を沸騰させ、国連を動かした。自分の言動で世界が回るのをみて痛快だったと思う。先生、先生と呼ばれ、アメリカや韓国に行く時はスポンサーがついて超豪華旅行、講演も頼まれ有名人になった。軍国主義の悪さを徹底的に暴きたい気持ちと名誉とお金を得たいとの気持ちが彼をして想像の世界での慰安婦事情を構築してそれを世界に吹聴してきたのだと思う。彼にとっては日本がどうなろうと構った事ではなかったのである。それにしても何故全くの作り話に朝日新聞始め世界中の人がだまされしまったのであろうか。済州島の郷土誌家や地元の新聞はそのような事実はないと書いていたが、韓国人は日本の大新聞が認めているのだから、本当に違いないと信じてしまった。風貌をみると詐欺師のようにみえなくて真面目な学者のように見える。その風貌で多くの人が騙されてしまったのかもしれない。新聞社の皆さまにはセンセーショナルな話題提供に対しては、必ず裏を取ってから報道する基本姿勢を再確認して頂きたいと思う。
2014.09.15
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子宮頸がんワクチン接種後に激しい痛みなどの症状を訴えた約2500人の症例を西岡久寿樹医師らの研究班が調べた結果が9月13日報告された。3分の1は中枢神経にかかわる症状とみられ、脳内に異変が起きている可能性があるとしている。ワクチン推進派の医師達に配慮してかワクチンとの因果関係は不明としているが、ワクチンを打ってからそのような症状が起きていることよりそれが原因と考えてよいと考える。先日テレビを見ていたら13歳の少女が記憶力が落ちて認知症のような症状になり、学校にも行けなくなったと報じていた。多くの症例ではMR検査で異常が指摘されているとのことだった。ワクチンを打たなければそのような症状にならなかったのに大変なことである。ワクチンを打てば子宮頸がんにならないかのように宣伝してワクチンを推進した医師や自治体は責任を取るべきだと思う。一部のウイルスにしか効果なく、しかも重大な副作用のあるワクチンは即時中止すべきだと思う。
2014.09.14
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平山郁夫氏が書いた「ぶれない」を読了した。氏は画家だが絵のことだけ勉強したのでは次から次にアイデアをわかせていくことはできない。文学や歴史、古典、科学、スポーツなど幅広い勉強が必要で教養を身につけることが大切だと繰り返し述べている。教養を身につけることはその人に人間としての幅を産み、その幅が大きければ大きいほど何があっても「ぶれない自分」を形つくることができる。なぜなら自分に降りかかる様々なことをこの幅が吸収してくれるからだと述べている。またどうしたら日本人が世界から尊敬されるようになるかというと、競争原理型の価値観を考え直し、日本人の誇るべき特徴である、人間的優しさ、豊かな感受性、物を大事にするといった「失われた美徳」を見直すべきで、そのためにも広く外国に出かけて学んだり、多くの本を読んだりして教養を身につけていることが必要だとしている。氏が何を描けばよいかさっぱり分からず不安と焦燥の生き地獄の中にいたとき、病気になり、死を覚悟しなければならなかった時、「自分が生きた証を残したい」の思いがつのり、それが氏の最大の夢になり目標になり、それまでの迷いがなくなったと書いており、夢を持つことがぶれない生き方のエッセンスで夢や目標があれば人生に張りが出てそれがその人を大きくすると結んでいる。画家が書いた本だが人生全てに通じることが書いてあったと思った。
2014.09.12
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平山郁夫シルクロード美術館から上記の「ぶれないー骨太に自分を耕す方法」を買ってきて今夢中で読んでいる。一流の画家になるまでの努力と心構えが克明に描かれている。素晴らしい絵を完成させるにはぶれない確固たる自分を確立する必要があり、絵は自分自身であると述べている。修業時代も、有名になってからも自分の中に甘えがあった。絶えず一流のものに接し、言い訳や、誰かが助けてくれるだろう、何とかなるだろうといった心の奥底に潜む甘えを断ち切って、ぶれない生き方の基準をもつことで、人生はもっと豊かに、思い通りに生きられるはずだと述べている。絵画に限らず人生全てに言えることで、私は親に甘やかされて育ったこともあり、心の中に甘えた気持ちを一杯持っていることを改めて自覚した。甘えを排してぶれない独立したしっかりした人間にならなくてはとの気持ちを新たにした。
2014.09.09
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昨日の日曜日山梨県北杜市にある平山郁夫シルクロード美術館に行ってきた。シルクロード付近の国々に関係する数々の絵画と、アフガニスタンなどからの仏像を観てきた。仏教の心がにじみ出た幻想的な絵画に感銘を受けたが、それと同時に、文化財赤十字構想に基づき、紛争地帯の文化財を政府に働きかけて、緊急避難的に日本に持ち込み、保存に努めていることにも感銘した。特にアフガニスタンではタリバンによって殆どの文化遺産が破壊されてしまったが、その中で救い出されたいくつかの貴重な石造や仏像等が展示されていた。政情が安定したならば、祖国にお返しするとのことだった。それにしてもタリバンなど原理主義宗教のひどさ下劣さに怒りを覚えた。現在もイスラム国等が敵対する勢力に対して残酷な戦争や殺人を行っているが、文化遺産に対しても片端から破壊した原理主義の悪さ、低劣さ、救いのなさに胸が苦しくなった。宗教に名を借りた殺人組織は、相手が巨大なだけに簡単に悔い改めさせたり、全員を逮捕したりすることはできない。この平和に対する大敵、文化財に対する大敵との対決勝利が現在の大きな課題だと思う。
2014.09.08
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「大往生したけりゃ医療とかかわるなー自然死のすすめ」という本があった。もう先が分かっているような場合にはいたずらに医療に関わって、点滴、胃ろう、手足を縛られるなど苦しい思いをするより医療に関わらないほうが幸せな最期を迎えることができるという内容だが、実際にはそう簡単なものではない。国も在宅医療を推し進め、訪問診療等を推進する政策を打ち出しているが、現状の認識が不足していると考える。昨日、日曜日の朝、83歳の男性をおみとりした。食道がんが再発して末期の状態で食事も食べられないし、声も出ない。リンパ節への転移などで胃ろうを作ることができないので、外から栄養を入れることができず、首の所から点滴で栄養補助を行っていた。最初大病院にいたが本人の強い希望で退院してきて在宅で数日訪問診療を受けていたが、点滴漏れなどのトラブルで当院に緊急入院した。当院入院後はあまり退院のことを言わなくなり、当院での療養約1か月でお亡くなりになられた。ご家族の方から家ではとてもこのようにできなかったと大変感謝された。在宅医療が奨励されているが、口で言うほど在宅は簡単ではない。毎日看護師に訪問看護してもらうことも可能だが、看護師が帰った後や、夜間などの家族の心労は並大抵ではない。痰が絡まることもあるし、急に脈が速くなったり遅くなったり、血圧が下がったりすることもある。家族はどうしたらいいかわからなくて困ってしまうこともあり、外出もできない。病院にいると点滴されたり、鼻管を入れられたり、時々痰取りのためにいやなチューブを鼻から入れられて苦しいこともあるが、本人も家族も安心して最期の数日間を送ることができる。医療スタッフの対応の仕方にもよるが、少なくともこのケースでは、亡くなる前の日までこちらで声をかけると笑顔で答えてくれていたし、家族も毎日見舞いに来ており、本人家族とも幸せだったと考える。政府は医療費削減政策として末期の患者さんは、入院させないで自宅で診てもらうようにしなさいと盛んに奨励しているが、人生の最終章は、どうせ亡くなるのだから安くてもいいというものではなく、必要な医療はすべきであると改めて認識してもらいたい。
2014.09.08
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今日の「花子とアン」は昭和16年12月8日の大本営発表の臨時ニュース場面を放映した。「帝国陸海軍は本8日未明、西太平洋において、アメリカ、イギリス軍と戦争状態に入れり」という歴史的な放送である。その日から世界を巻き込んだ無謀で悲惨な戦いは3年8か月続いた。米英に対する開戦の前には中国戦線を有利に展開していたが、同じく中国を狙っていた米英が石油やガソリンの供給その他の経済制裁を強化し、日本に様々な圧力をかけていたので、大多数の人々は開戦と聞いて鬱憤が晴れたと喜んだ。しかしその一方で蓮子やその旦那のようにいかなる戦争にも反対する人達がいた。彼らは憲兵隊に連れて行かれたり非国民、国賊と罵られる状況であった。日本軍は開戦当初は破竹の勢いだったが、次第に物量差や無線やレーダーなどの情報力の差によって追い詰められて敗戦に至ったが、この戦争の意味はあまり語られたり、研究されたりしてこなかった。あまりに痛ましい戦争だったので語ったり、研究したりするエネルギーも湧いてこなかったのかも知れない。私はドラマとは言え「花子とアン」を観ていて、今では、開戦はとんでもない選択だったと言われているがあの流れの中では已むおえない選択だったのではないかと思った。軍国主義の勃興につれて、朝鮮を併合し、中国の一部をも占領し、破竹の勢いで勝利していた日本軍はかなり思い上がっていたと思う。その日本に対して「米英が意地悪をしてくるのはけしからん。やっつけるべきだ」と言う声がマスコミ等を通じて盛り上がっており、よくやった!!という声が圧倒的に多かったと思う。しかし少数意見とは言え、口に出せないながらも戦争に反対の人々もいたが、その人たちの気持ちや意見は高圧的に閉じ込められて迫害された。人間には様々な考えがあるのは当然で、それをある方向に強制的に向けようとするのは誤りだと現在に生きる人達はわかっているが、それがある動きの中で「花子とアン」の時代のような現象が起こってくることがあるのは恐ろしいことだと思った。当時の日本人をそのような方向にもって行った政界、マスコミ、教育、世界情勢があったのだと思う。今日本は平和で殆どの日本人はどのような戦争もすべきではないと思っている。しかしひとたび何らかの流れが起きるとどのような方向に日本人が流されるかわからない。一人一人が正しい心を持っていれば大丈夫というわけにはいかない。政治、教育、マスコミ、世界情勢を注視しながら日本が間違った方向に行かないように一人一人がしっかりした意見を言っていくべきだと思う。
2014.09.05
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池上さんが月に1回書いていた「新聞ななめ読み」のコラムで池上さんは「従軍慰安婦問題で朝日は謝罪すべきだ」の文章を含む原稿を朝日に送った所、朝日からこれでは掲載できないと言われ、池上さんはそれなら今後の連載辞めさせて頂きますとのやり取りがあった。そして遂に朝日が折れて明日の朝刊にそのコラムが載ることになった。よいことだと思う。朝日が池上さんのコラムの掲載を断ったニュースが世界中に流れると、国内の朝日の記者や世界の支局員達が自由の言論を封ずる行いだとの声をあげ、ツイッターやブログで朝日上層部の判断を批判していた。朝日内部から正論が湧き上がってきたことで上層部も防ぎきれないと判断して明日掲載することになったのだと思う。池上さんだけでなく国民すべてが謝罪してもらいたいと思っている。謝罪されても一連の記事によって日韓両国が受けた莫大な損害を元通りにすることはできない。しかし人と人、企業と人、マスコミと人との関係で誤りを犯した時には損害賠償はともかく、人情の常として謝るのは当然のことだと思う。
2014.09.03
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文字盤の手前の4角のすりガラス状の部分である。マウスを使わない時に指で触ってカーソルを動かす装置である。以前使っていたパソコンにもそれはあったがもう少し小さくて位置も中央にあり、文字を打つ時注意していればそれほど触ることはなかった。ところが今度買ったパソコンはそれが大きくなり、しかも左側に寄っており、触る頻度が多くなった。文字を書いている途中で知らない間にそこに触りカーソルが動いてしまって行が変ってしまったり、せっかく書いた文字が消えてしまうことがしばしばあった。パソコンは頭のいい人が考えるのだと思うが、なぜ字が途中で消えたり、行が変ってしまう装置をパソコンの一番重要な所につけておくのか理解に苦しむ。中にはそれを利用している人もいるかもしれないが多くの人はマウスや画面で操作している。もしこれをマウスの代わりに使っている人がいたとしても字を書く時には大変邪魔になることには変りない。お盆に滋賀県から帰省した息子にその話をしたら、かなりの時間をかけて設定を変えてその機能を取り除いてくれた。おかげで、今では知らぬ間に触っても今まで書いてきた文章も消えないし、勝手に改行することもなくなった。息子に感謝している。しかしそれにしても使用者が苦しむこと、わずらわしいこと、文章が消えるなどの重大な損害を与える機能をパソコン生産者は何故につけているのであろうか?もしお分かりの方がおられましたらお教え頂ければ幸甚である。1台10万円以上ものお金を取ってこのような大損害を与えるばかばかしい装置をそのままつけている業者の方には、消費者を何と思っているのか聞きたい。
2014.09.02
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糖尿病は我が国だけでなくアジアの発展地上国でも増加しており、世界的な対応が迫られている疾患である。糖尿病は糖代謝に関係するインスリンというホルモンの作用不足によって起こる病気で、インスリンが膵臓から十分量分泌されない状態、又は体内でのインスリンの作用不足(インスリン抵抗性)の二つの面がある。インスリン作用不足には内臓脂肪型肥満が関係し、おなかの中に溜まった脂肪から産生される物質がインスリンの働きを妨害してインスリン抵抗性を引き起こすと言われており、最近の糖尿病の増加にはこの内臓脂肪型肥満が関与している。1960年代以後の日本人の栄養摂取率を調べると炭水化物摂取率が減少し、脂肪摂取率が増加している。このことは糖尿病は甘いもの(炭水化物)の取りすぎではなく、脂肪の取りすぎが原因で増加していると考えられる。糖尿病治療の基本は食事療法である。それは摂取総カロリーを減らしてインスリンが働きやすくしてやることであり内臓脂肪をためないようにすることである。最近テレビで炭水化物さえ制限すれば他は何を食べてもよいとする番組があり、炭水化物制限を実行している人は多い。その食事療法で効果があったとするデーターがあるが、炭水化物制限食は結果的には総カロリーが減じており、そのための効果と考えることもできる。食事は我々に楽しみを与えてくれるものの一つである。炭水化物を食べないようにしようといつも気を使っていると食事が楽しくなくなる。それより何でも食べてもいいが総カロリーを減らすように心がけることが重要である。糖尿病が増えたのはでんぷん質(炭水化物)の食べすぎではなく、むしろその逆で炭水化物の摂取量が減って脂肪の摂取量が多くなったためである。脂肪の多い欧米食への変移を是正して、日本人が今まで培ってきた日本食への回帰が糖尿病の予防や治療に有効である。
2014.09.01
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