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「ノッポさんがしゃべった日」 白黒しかも無声映画として製作されてることで話題のフランス映画を鑑賞。アカデミー賞最有力候補らしい。日本でも今春公開(http://artist.gaga.ne.jp/)。<あらすじ> 1920年代アメリカのハリウッド映画業界。有名男優と無名女優が出会い、恋に落ちる。 有声映画登場の波に乗り女優が成功していく一方で、無声専門の男優は人気に陰りが見え始める。しかも「世界恐慌」の時代だし。<感想> 物語としては決して派手な内容ではないのに、わざと白黒/無声映画として作られてるために、名作のように思えてくる。(てゆーか、実際に名作) 心が洗われる。1920年代当時の視聴者になった気分、観客同士にも妙な連帯感がうまれてたよーな。これ、慣れてくるとクセになるかも。 実際は完全な無声無音というわけではなく、背景に音楽が鳴ってて、昂揚感とか寂寥感が演出されてるのだけれども、その音楽もまた心憎し。よく考えて作られてる。 ぶっちゃけ、こうゆう無声映画って、役者さんたちのホンモノの声を聞きたくなってくる。いや、むしろ空想の世界にとどめておくべきなのだろうか。 チャップリンものとか「できるかな」とか「Mrビーン」とか、前世紀の無声作品の名作に想いを馳せながら映画を観終えた。(評価 ★★★★★ 満点五つ星)
Jan 26, 2012
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友人の出演するライブを聴きに、雪のなか音楽酒場に行ってきました。 ピアノとバイオリン、ドラムで、古今のアメリカ大衆音楽を中心に演奏。ときどきクラシックも加えてて、いい感じに構成されてました。 一流の方々のジャズをナマで聴くのは何ごとにも代えがたい。別に音源で聴いてもいいのだけど、その場の空気がたまらないわけで。 終演後の打ち上げにもちゃっかりついていきました。お遊びで一緒にジャムらせてもらったりも。 ってゆーか、会場には多くの人が乱入してて混沌としてました。盛り上がりすぎちゃってる人も多数。遠い国から密輸した度数の強烈な蒸留酒を呑んでツブれてるお方、麻薬をお吸いになってるお方。接吻またはそれ以上の行為でイチャイチャお楽しみの軍団もいらっしゃいました。 おクラシックの奏者の打ち上げとはなんか違うなー、と困惑しながらも、結局はぼくも朝まで呑みまくってしまったのでありました。
Jan 21, 2012
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「いきものがかり」 今日観た映画は、深刻なドラマに見せかけたドタバタ喜劇。映画館内は爆笑の渦だった。 日本では来月公開(http://www.otonanokenka.jp/)。 子どもどうしの喧嘩をめぐり、双方の両親らが対面。当初は穏やかに話し合いを進めていたものの、やがて激しい口論に発展する。 登場人物は基本的に四人のみ。特にジョディ・フォスターが大熱演。 子どもを溺愛するあまり暴走するモンスターペアレンツというのとも違う。ちょっとした弾みで爆発したり逆ギレしたりというのは現代人なら誰にでも起こりうること。 最初は夫婦と夫婦2対2で言い争いしてたのに、やがて1対3になったり3対1になったり。ペットとして飼ってるハムスターとか、携帯電話、チューリップなどの小道具も上手く使われてる。 三谷幸喜作品に通じるものがあるかも。伏線の敷きかたとかもそうだし、話がどんどん脱線して、本題と関係ないネタでせっせと盛り上がっちゃうとことか。 監督はロマン・ポランスキー(脚本も)。いわゆる「前科者」なので、人間としては決して尊敬できる人ではないわけだけれども、「芸術家は純粋に作品のみで客観的に評価されるべし」としたら、やっぱりこのお方は天才です。(評価 ★★★★☆ 星四つ)
Jan 15, 2012
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「鉄子の部屋」 友だちに誘われるまま映画鑑賞。てゆーか、公開初日にロードショー映画観るの、何年ぶりだろう。 サッチャー元英国首相の半生を描いた映画(メリル・ストリープ演)。本日より全米公開、日本では三月に公開予定。http://ironlady.gaga.ne.jp/ 激動の1980年代を闘い抜く逞しい肉食女子サッちゃん、が描かれるのかと思いきや、かなり静かな演出。認知症を患う老女としての現在のサッチャー氏を前面に出してて、若い頃の場面とうまく対照させていた。死んだ旦那(の幻影)と寝室で語り合ってる場面とか、ますます孤独感あふれてたし。 英国の話なんだし、なにもわざわざ米国人役者を起用せんでもいいのに、と思いながら映画を観始めたけれども、ストリープ様ってば演技上手すぎ。いろんな映画賞の主演女優賞を獲りまくると思われ。 IRAなど国内事情のみならず、外交手腕を問われる場面も出てくる(フォークランド紛争)。 映画には当然のようにレーガン役が出てきたけれども、中曽根さんは登場せず。(評価 ★★★★★ 満点五つ星)
Jan 13, 2012
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「ウルトラC」 (評価 ★★★★☆ 星四つ) ずーっと前に買ったDVD、やっとのことで観る機会ができた。公式サイトは、おそらくここ。 どうやら日本でも上映済みらしい。 オペラ歌手のオーディションを取材したドキュメンタリー。最終選考に残った十数人の男女が、重圧と闘いながら稽古を受け、一週間後に選考演奏会を迎える。 こうゆうオーディションもの映画って、よっぽど下手な編集でもしないかぎり、受験者らの悲喜こもごもが伝わってきて感動できるものなのだけれど、この映画は期待以上だった。 他の音楽家と異なり、オペラ歌手の場合、音楽力のみならず、演技力、そして客ウケする美しく華やかな外見も求められる。何より体調管理のできない人には無理なおシゴト。 最終選考に残った受験者はいろいろ。緊張で夜も眠れずクスリに頼る人、既に30代なので最後の挑戦と意気込む人、収入のない貧しい暮らしをしている人。あまりに痩せすぎていて肺活量が他の歌手に劣ることを気にする人もいたし、テノール歌手にとっては高音のド(high C)を安定して出せるかが死活問題。 そしていよいよ選考演奏会の場面。彼らは、オケを従え、4000人の客の前で歌合戦。圧巻。 しかし映画はここで終わらず、決戦終了から一年経った後の彼らの様子もサクッと紹介される。なかには全く予想外の人生を歩む人もいて、衝撃的な事実に言葉を失いながら映画を観終えた。
Jan 10, 2012
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「別れても好きな人」 ナニゲに借りたDVD。こんないい映画を公開当時に見逃していた自分が恥ずかしい。<あらすじ> カトリック教徒の多いメキシコで、ユダヤ教を信じる老婦ノラがいきなり自殺する。元夫ホゼが死体を発見。ホゼや家政婦はカトリック流の葬儀の準備を始めるが、息子らはユダヤ教の形式で執り行おうとし、対立する。 奇しくも、ユダヤ教の祭日が目前に迫っており、遺族は、ノラが自殺前に既に食事の準備を整え、客を招待していたことを知る。 ノラの自殺を知らずに、次から次へと客がやってくる。宗教の異なる者どうしが、同じ食卓を共に囲むこととなり、何年もばらばらになっていた親族らは図らずも打ち解けていく。 ホゼは、元妻の自殺の理由は、実は一同を和解させるためではなかったかと考える。<感想> 映像がきれいだし、音楽も良い。進行がちょっとまったりしてたのは個人的には苦手ではあるけれど、名作であることには違いない。 ぼくの周りにもユダヤ教の信者はいっぱいいるけれど、まだまだ未知の世界。こうゆう映画を通じて、世界にいろいろな宗教、文化が存在することを知るのはやっぱり楽しいわけで。(評価 ★★★☆☆ 星三つ)
Jan 7, 2012
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