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「呉越同舟」(評価 ★★★★☆ 四つ星) 奇しくも先月、ソマリア海賊を描いたデンマーク映画を観たばかりだけれども、今日観た映画も同様の題材。本作では、アメリカの貨物船がやはりソマリアの海賊に乗っ取られ、船長自身が人質になってしまう。 実話を基にしているらしい。アカデミー賞候補作品。トムハンクス主演。<感想> かなり見応えがある。素晴らしすぎ。よって満点五つ星としたいとこだけれども、心臓の弱い方には薦められないという勝手な理由で四つ星どまり。ぼく自身もう一度観ようとは思わないし、間違いなく寿命が縮まった。自分までもが銃を突き付けられてる人質気分になって、とにかく観てて辛い。 死と隣り合わせでも気丈に振る舞うフィリップス船長。でも、そんな彼もついに最後のほうで冷静さを失う。動転しまくり、涙をボロボロ流す。普段から乗員に冷酷に接してて、決して人間味のあるキャラとしては描かれてなかっただけに、この場面がぐっと活きる。 ハンクスさんの映画はこれまでに何本も観たけれども、本作は特にお見事。さすが。 海賊を演じたソマリア人役者さんも皆さん迫真のご演技。主犯役のお方がオスカー助演男優賞の候補に選ばれた模様。
Jan 25, 2014
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「地元に帰ろう」(評価:★★★★★ 満点五つ星) リラクタント・ファンダメンタリスト(消極的な原理主義者?)という映画の感想を。日本ではたぶん未公開。<あらすじ> 18歳で渡米したパキスタンの青年。名門大学を卒業後、NYウォール街で就職、米国人の白人美女と交際し、何事も順調と思われていた矢先、9/11テロが起こる。突然、周囲からの差別や嫌がらせにあい、帰国を余儀なくされる。 テロから十年たち、滞米時代とは一転、パキスタン人、イスラム教徒として自我を強めるあまり、米国から敵視される存在となっていた。<感想> この映画に出会って良かったと思ふ。どこまで実話を基にしているのかわからないけれども、現実味がある。 米国が敵なのか味方なのかわからなくなってくる主人公。淡々と演じてて好演。好きで渡米したはずなのに、そして実力で富や名声や美女も手にしたはずなのに、しょせん自分はこてこてのガイジンでしかない。米国社会の矛盾が静かに描かれる。 ぼくもだけれども、在米の非米国人たちは誰もが同様の悩みを抱えているはず。つまり、自分としては米国社会にきちんと溶け込んでるつもりでも、実はそれは思い上がりに過ぎない。友好的な国民ばかりだし、普段の生活には不自由はないけど、何かの拍子に彼らのガイジン差別はすぐに表面化するわけで。 おカタい映画だけれど、パキスタンやトルコの風景も美しく撮影されてて、多少は救われる。
Jan 19, 2014
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