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「巴里は燃えているっ!」(評価 ★★★★★ 満点五つ星) どうせいろんな賞を獲りまくるだろうし、ここでいちいち絶賛はしないけれど、なにより役者の皆さん、ご熱演。 後半は登場人物が一気に増え、脇の方々の熱演に押され、主役ジャンバルジャン(ヒュージャックマン演)がかすんでしまうほど。ま、それはそれでこの作品の奥深さを物語っており。 てゆーか、この作品で最も難しい役は、ずばりジャベール警部かと(ラッセルクロウ演)。強引に例えるなら、「ルパン三世」で言うところの銭形警部の役どころ。←強引すぎ どの歌もかなり高音で歌うように書かれているもよう。歌いやすくするために編曲してキーを下げるのは業界的には邪道なのかもしれないけれど、場面によっては役者さん、辛そうに見えた。 ぼく自身、原作もブロードウェイ版もあんまし詳しく知らなかったので、別に過度には期待してなかったけれど、やはりすんごい大河ドラマだと思う。19世紀前半フランスの歴史に関する知識があったほうがもっと楽しめたか。18世紀のフランス革命や20世紀のレジスタンスと混同してはいけない。
Dec 30, 2012
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「Director's cut」 (評価 ★★★★☆ 四つ星) www.hitchcockthemovie.com 「サイコ」を制作してる頃のヒッチコック監督を描いた作品を観た。日本では来年春公開?<感想> 作品自体はそんなに大絶賛するほどではないかも。もっと割り切っちゃって、娯楽作品寄りに振ってしまったほうが万人受けしたであろうに。 でも、1950年代ごろの服装とか髪型とかハリウッドの風俗がかっこよいし、役者が皆さんいい味出してた。主演アンソニー・ホプキンスが名演なのは想定の範囲内としても、妻を演じたヘレン・ミレン様、素晴らしすぎ。惚れ直してしまった。 「サイコ」の例の有名なシャワーの場面(=湯けむり美女殺人事件)、監督自身がナイフを振り回して斬りつけを演技指導するとこなんて、激しくサイコ。
Dec 26, 2012
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今日は挙式でカルテットを弾きました。 Vn1 セリーナ、Vn2 スージー、Va ぼく、Vc クリス。実は彼らとは今日が初対面。本番15分前に顔合わせ、軽く自己紹介してそのまま本番。 花嫁入場はパッヘルベルのカノン。新郎新婦退場は主よ人の望みの喜びよ。 フィリピン系カトリック教徒の方の挙式でした。カトリックの式って本格的な礼拝を兼ねてることが多く、時間的にも長い。 なんとか無事に終わりました。 ***** 今年もいろんな奏者といろんな本番に乗りました。今日の演奏をもって全て終了。今月は前半だけで六本の本番があったし、人前で演奏する機会の多い一年でした。 演奏する機会を与えてくださった方々、聴いてくださった方々、そして一緒に弾いてくれた共演者の方々みんなに感謝します。
Dec 15, 2012
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今日は某音楽院の発表会に客演に招かれ、ピアノ五重奏でビオラを弾きました。てゆーか、音楽を学ぶ少年少女たちを前に、「熟男熟女による模範演奏」という位置づけだったので、なおさら緊張しまくり。 クリスマス音楽を中心に、チャイコ「胡桃割り」とかコレルリ「クリスマス協」とか、いろんな編曲ものをいろんな編成で。 共演ピアニストのスコット氏も、どさくさに紛れて、独奏としてジョージ・ウィンストンとか弾いちゃってました。
Dec 14, 2012
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カルテットを弾きました。Vn1 クリス、Vn2 ステファニー、Va ぼく、Vc アギー。 披露宴で皆さんが食事している間の背景音楽。なんと三時間半。二回ほど休憩させていただきましたが、それでもかなりの体力勝負となりました。クラシックではなくむしろポップス系を弾きまくり。持ちネタほとんど演奏し切ったかも。 ご夫妻は、どうやら再婚だか再々婚。招待客の年齢も高め。よって、あんまし最近の音楽(レディガガとかアデルとか)よりかは、20世紀後半音楽のほうが好まれたようです。熱心に聴いてくださってる方も多くて、曲を終えるごとに拍手もいただけました。 個人的な感想ですが、再婚・再々婚の披露宴って、初婚の方々のそれとは雰囲気が全然違う。会場は熟男/熟女が多いし、皆さん余裕。ご本人やご親族が感動して号泣、みたいな場面はまずないし、酔っ払って踊る人もいない。なんか企業の晩餐会に招かれてるような大人な雰囲気を感じます。 しかも今日のように平日に結婚式挙げるのは珍しい。この日が選ばれたのは日付が12/12/12だからということらしく。 三時間以上演奏し、激しく疲れましたが、終了後、なんと招待客向けのものと全く同じ豪勢な料理がぼくら奏者にも振る舞われました。巨大エビだのステーキだの。
Dec 12, 2012
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今日は教会で演奏しました。アドベントの二回めの日曜のミサ?だかを兼ねた演奏会。バロックを中心に。 弦楽四重奏団の一員としてビオラを弾きました(Vn1 クリス、Vn2 アネリー、Vc アギー)。ときどき管楽器や鍵盤(ピアノとチェンバロ)や合唱団も加わって、短い曲をあれこれと。ヘンデル「メサイア」とかコレルリ「クリスマス協奏曲」とか。 てゆーか、独唱者とは本番直前に軽く通しただけで、充分な練習はできず。よって、本番ではヒヤッとする場面もいくつかあり心臓が止まりかけました。ま、ぶっちゃけ、クリスマス期って信者の皆さんも浮かれてて、寛容だったのかもしれません。あんましバレてなかったみたい。
Dec 9, 2012
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昨日今日と二夜同一演目でオケの本番。ビオラ最後尾第6プルト裏にて。 今回のお題はおチャイコ様。てゆーか、「胡桃割り」と「悲愴」って、太陽と月みたいな関係だし、一緒にやるのはなかなか辛かった。 でもこればかりは仕方ない。実は「悲愴」は先月の定期でやるはずだったのに、ハリケーン「サンディ」のせいで演奏会自体が中止。今月の定期は、もともと「胡桃割り」と「ピーターと狼」をやる予定だったのを急遽変更。胡桃割りと悲愴を強引に両方やっちゃうことになったわけで。ピーターさんたちにはご遠慮いただいた。 眠る美女のワルツ、胡桃割りの花のワルツ、悲愴の5拍子楽章と、ヘミオラ/変拍子大会みたいな演奏会になってしまった。チャチャチャな演目に観客はどうお感じになつたであらうか。 ぼくは悲愴をビオラで弾くのは初めて。なかなかおいしい。オケとしても名曲、名演だったと思う。ケツプルだったし、プルト組んだプロの賛助奏者(レベッカさん)と共に楽しくガン弾き。 この曲って、三楽章で盛り上がったあと、ふつう客席から思いっきり拍手が来てしまうものなのだけれど、二夜とも拍手はなかった。おぉー。 唯一の心残りと言えば、先月演奏するはずだったウォルトンのビオラ協奏曲。ハリケーンで中止になってしまって結局お蔵入り。チョー有名な奏者を独奏にお迎えして共演する予定だったのに。
Dec 8, 2012
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「Here comes the son」(評:★★★★★ 満点五つ星) こないだの東京国際映画祭で最高賞を獲ったそうで。http://2012.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=21<あらすじ> 18年前の同じ日に産まれた赤ん坊ふたりが、産院の手違いで別の両親のもとへ引き渡されていたことが判明。イスラエルのユダヤ人家族とパレスチナのアラブ人家族、双方の家族が対面する。<感想> この映画、ぼくは気に入ったけど、一緒に鑑賞した方々にとっては物足りなかったらしい。なにしろ、起承転結な構成ではなく、激しく地味。いきなり「転」んで、あとはじわじわと。 自分たちが実の親子ではないことを知って狼狽する前半は面白いのだけれども、後半は渋くて重い。そのへんの機微をどこまで味わえるか。 登場人物間の意思疎通は、ヘブライ語、アラビア語、フランス語、英語の四ヶ国語で行なわれる。それって、おそらくこの映画の最も大切な演出どころかと。 テルアビブ側で育った青年が、パレスチナ側の実の家族とともにアラビア語で唄う場面とか。
Dec 8, 2012
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「わたしが一番、あんたは二番」(評:★★★☆☆ 三つ星) こちら米国の音楽愛好家のあいだでは一年も前から密かに話題になってた映画がやっと公開。日本公開は未定。http://www.alatequartet.com/ 結成25年を迎える弦楽四重奏団がじわじわと崩壊していくさまを描く。 題名のA Late Quartetというのは、「(ベートーベンの)後期の四重奏曲」作品131を指してるのだけれど、老舗の四重奏団の末期というのもほのめかしており。 第二バイオリン男とビオラ女が夫婦。男が不倫し、夫婦間に亀裂。 そして、彼らの一人娘(音楽家の卵)が第一バイオリン氏と禁断の恋に落ちる。夫妻は発狂。 一方、チェロ奏者は病気により今季での引退を決意。 さらには、どさくさに紛れて、第二バイオリン奏者が「これからはオレにファースト弾かせろ」と言い出す。←カルテット継続させるためには絶対に言っちゃいけない一言なのに(笑)<感想> 楽器の弾ける役者を起用してるわけではなく、よって弾き真似の場面とかは見てて辛かったものの、音楽的なことはブレンターノ四重奏団が監修したらしく、サントラで流れる音楽は完ペキ。 なるほど、お題の作品131は確かにネタとしては見事な選曲。全七楽章アタッカで弾きっぱなしの曲なので、調弦しなおす暇はなく、終盤では弦が狂ったまま弾かざるを得ない。これは、長いあいだ四人で活動してきた彼らの現状を表す上手い伏線となっている。しかも、ただでさえ難曲なのに「暗譜で弾こう」とかいう案まで出るし。 話の展開とか、突如飛び出す非現実的な台詞とか、いろいろケチつけたくなるとこはあったけれども、ニューヨークを舞台にプロの弦楽四重奏団の不協和音を題材にした映画なんて、それだけで親近感持てる。感謝。追記: 小ネタとしては、映画内で投影される字句、あるいは公式ウェブ内の文章が、格調高い書体を使ってるのが気に入った。これって、ドイツの高級出版社ヘンレ版の譜面を髣髴とさせる。日本語でいうところの教科書体?
Dec 2, 2012
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