全24件 (24件中 1-24件目)
1

聞き惚れてしまう、聖歌(グレゴリア聖歌)とダンスビートがこれほど相性のいいものなのだろうか、ファンタジーとミステリーの幽玄の美的空間、サウンドイフェクトが加わりさらに不可思議な世界が展開する。癒し系の音楽、ヒーリングミュージックと位置づけてしまうには、あまりに深い音響空間。言葉も理屈もいらない。唯ひとつひとつきらめく音の宝石に、耳を体を預けよう。時間が止まる、その空間こそ究極の癒し。悩みも痛みも煩悩も消失するVOICE OF ENIGMA。音楽の素晴らしさを体感させてくれる。それがENIGMAの『サッドネス』http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=910996補足(ENIGMAとはスペインのイビサ島に住む音楽プロデューサー、マイケル・クレトゥ氏のプロジェクトである。セカンドアルバムの『CROSS OF CHANGES』では夫人である女性ヴォーカルSandraの声が聴くことができます。この人は何とあの「ハロー・ミスター・モンキー」のヒットで有名な【アラベスク】のメンバーであったというから驚きです。)……………………………………………………………………………………………《壮行試合快勝!男女オリンピックサッカー代表》女子3-0カナダ代表男子4-0ベネズエラA代表今日のような爽快な試合を期待しつつ、アテネオリンピック健闘を祈りましょう!
2004.07.30
コメント(2)
毎日暑いのに連日サッカーです。中国でも日本でも。。。アジアカップまずは決勝トーナメント1位通過めでたしめでたし。今日は国立競技場でレアル・マドリードとジェフ市原戦。ロベカルとベッカム、ラウル、フィーゴが見られたから満足です。ジェフも頑張ってました。1点取ったし……明日は女子オリンピック代表がカナダ女子と対戦。そしてあさってはアジアカップトーナメント初戦。。。明々後日はレアルVSヴェルディ。。。どひゃ(-_-;しかし毎日暑くてバテてるけど、サッカー選手のほうがもっときついでしょうね。暑い暑いと言うのはやめよう。でも暑い。(笑)(^^;)(=_=;(^。^;)
2004.07.29
コメント(0)

《チープ・トリック健在なり!》このアルバムを聴いた最初の感想がこれ。『SPECIAL ONE』は前作から6年ぶりに2003年に発表された。1977年のデヴュー以来彼らは何枚アルバムを出していたか知っていますか?答えは22枚です。(このアルバムまでの数)調べたわけではなくて、このアルバムのケースからCDを取り出すとプラスチックケースの裏にあたる部分が見えますが、ここに彼らの過去のアルバムがCDケースの円周にそって並べられていて確認することができます。物凄い数ですね。当然バンドとしての絶頂期、停滞期はあるのでしょうが驚きです。チープ・トリックはご存じの通り、アメリカよりも日本で初めに人気がでたバンドで、某音楽評論家が大プッシュしていたのが強烈に印象に残っています。サードアルバムあたりまで日本での人気が爆発、アメリカでも注目され武道館での熱狂ぶりが収められたライブアルバムからアメリカでも売れ始めました。ロビン・サンダーとトム・ピーターソンの2枚目キャラとリック・ニールセンとカーロスの3枚目キャラが対照的で漫画チックなところが日本人にとって入りやすかったのではないだろうか。【キッス】あたりと似たような感覚で……キャラだけ面白いというのではだめなわけで、肝心のロックが心とらわれるものでなければ、その点チープ・トリックはハードなギターサウンドが中心ながらポップなメロディーが際だっていました。そして気分が高揚するテンションの高いハードなビートこれがチープ・トリックの素晴らしさ。『SPECIAL ONE』の中にもポップチューンの「TOO MUCH」なんか切なくて最高の曲です。アルバムタイトル曲の中近東風メロディー「SPECIAL ONE」は日本のファン向けにボーナストラックとして日本語で歌われています。今持って日本のファンを大事にしているなんて嬉しいではありませんか。他にもベテランバンドにありがちな鈍さがなくてハードで切れ味するどいロックナンバーが揃っています。「MY OBSESSION」も口ずさみたくなるような極上ポップナンバーです。《MY OBSESSION》♪ふたりの思い出 残されたのは一枚の写真だけ 大切だったことすべてが うたかたと消える 君は心の中にいる 君を忘れることはない 君の愛は僕をほっとさせてくれる 君のことが頭から離れない とりつかれているようで 君のことが頭から離れない♪ラブソングですね。《君のことが頭から離れない》この気持ちはとても大事です。生きるエネルギーの全てです、これは。これがなくなったら後は老け込むだけでしょ!?さてチープ・トリック、もしも最近のは聴いていないよという人がいましたら是非この『SPECIAL ONE』を聴いてみましょう。全盛時を思い出すとまではいかなくても期待は裏切らないはずです。きっと………。
2004.07.28
コメント(8)

ロック・オデッセイ2004でのフーの来日公演どうだったんでしょうね、私は行きませんでしたが……ポール・ウェラーはいいのだけど、後一組好みのバンドがセットされていれば行く気になったのですが今回は見送りました。ところで、フーのアルバムはデヴュー40年にもなるというのに、日本では今が一番売れているそうです。これはとてもおかしな事、フーの偉大さを知っているベテランのファンだったら納得がいかないところですが、実際の所、こと70年代に関してはフーは日本では無視されていました。これは事実です。推測も含めて当時を振り返って分析してみると、こんな事があげられます。1.60年代後半から70年代にかけてニューロックムーヴメントが盛り上がっていた時期(あくまで一部のロック通)に、ロックオペラ等の大作主義に走った。『トミー』は三重苦の少年トミーの苦悩でありロック世代のテーマに絞り込んだ作品であったのですが、言葉の問題で理解しずらかった。それから、日本の若者文化は4畳半フォーク全盛の時代であってロックはまだ文化として根付いていなかった。音楽的には【ピーター・ポール&マリー】などのポップでメロディーに優れたものが好まれていて、フーのようなビートバンドは日本人に馴染まなかった。あの日本のロックの先駆けと言われている【はっぴいえんど】でさえ影響を受けたのはアメリカのフォークロック系の【バッファロー・スプリング・フィールド】である。2.フーは1971年に名作の『フーズ・ネクスト』を1973年に再び大作の『四重人格』を発表している。この時期ロック雑誌のグラビアを飾っていたのはご存じ【TREX】【デヴィッド・ボウイ】等のグラムロックか【レッド・ツェッペリン】【ディープ・パープル】等のヘヴィ・メタ系のハードロック。派手なコスチュームのグラムロックに音響効果が刺激的だった派手なハードロックが人気がありました。言葉やコンセプトよりも視覚聴覚に訴えるロックが支持されていたため、フーはけして目立たなかった。3. 日本人の好きな構成美、構築美としてロックの対象にあったのが、全盛であったプログレッシヴ・ロック【イエス】【EL&P】等でありそちらに関心が向かっていた。おもに上の3点ですが、実際ハードロック好きヘヴィメタ好きの人が「フーはつまらない」と言っていたのを聴いたことがあります。若者の文化的なものよりも、サウンドによるフラストレーションの発散やカタルシスに向かっていたのでしょう。日本のロック好きの大半は。私も「フーが好きだ」と言ったら「珍しい」と言い返されたしね。実際フーの日本での評価はそんなものだったのです。フーの来日が今まで実現しなかったのは、日本のロック好きが来日を熱望していなかったからです。それに関連して高いギャラが払えなかったという主催者(音楽事務所)の事情もあったのかもしれません。最近はフーのディスクガイド本もいくつか発売されていて、私も『トミー』以前は整理されていなかったのですが、それらを読んでみてフーの全貌が分かってきました。つまり、どれが英国オリジナル盤なのか米国オリジナル盤なのかが分かっていなかったのでした。デヴュー作の『マイ・ジェネレーション』は英国オリジナル盤がドラム管を横に上を見上げている4人のポートレート写真で、米国オリジナル盤がビッグ・ベンを背景にしたポートレート写真です。収録曲も若干違っています。セカンドアルバムはもっと分かりにくくて、ジャケットは英国盤も米国盤も一緒、違うのはアルバムタイトルだけ。英盤は『A QUICK ONE』で米国盤は『HAPPY JACK』のロゴです。収録曲も一部差し替えられています。そんなわけで、私が実際所持しているのは編集物のベスト盤や『四重人格』『オッズ&ソッズ』で初期のアルバムは持っていませんでした。整理つかないうちに買ってしまうと曲がダブったり英国オリジナルのつもりが米国盤を買ってしまったなんて事にもなりますからね。『マイ・ジェネレーション』もボーナストラックが17曲も入っているのが売っているようですが手に入れたいです。日本盤は4200円もしますが、これはちょっと高いですね。『the singles』はシングル盤の中から代表的なものを16曲集められたベスト盤です。私が持っているベスト盤はこれ。最近発売された『ゼン・アンド・ナウ』には「キッズ・アー・オールライト」「アイ・キャント・エクスプレイン」「シー・ミー・フィール・ミー」が入っていますが、こちらにはなく「リリーのおもかげ」「ジョイン・トゥゲザー」「レッツ・シー・アクション」がセレクトされています。新曲も入っている『ゼン・アンド・ナウ』の方が価値はあるかもしれない。通して聴くと、フーのロックにはブルース臭さ、R&B臭さカントリー臭さトラッド臭さが薄いのが分かります。これも日本で受けなかった理由、退屈なロックバンドという意味で。ニューロック以降のハードロックバンドと比べるとかなり異質ですがこのあたりがパンク以後のギターバンドに受けいられた要因かなとも思います。(より性急なロックが必然だったという意味で)
2004.07.27
コメント(4)

前作1977年発表の『噂』の大ヒットで余裕が出来たのか、この『TUSK』はアナログ時代では2枚組のアルバムとして発表、色々な曲があってマックの魅力が詰まったアルバムとも言えます。私はむしろこちらの方が好きです。ちょうどビートルズで言えばサージェント・ペパーの後のホワイト・アルバムのような位置づけのアルバムです。リンジー・バッキンガム、クリスチン・マクビー、スティーブ・ニックスそれぞれがリードを取る曲が偏ることなく散りばめられています。落ち着いたフォーク色の強い楽曲群も多いです。フリートウッド・マックのロックは、ジャンル分けするのがとても難しくクラシックロックには違いがないのだけど、汗くささも泥臭さもなくコンセプト色もない。お洒落で良質なポップ感覚を持つファンタスティックなロックです。このバンドの歴史は長く60年代はピーター・グリーンという人が中心のブルースバンドでした。その頃のフリートウッド・マックは実は私も聴いてはいません。リンジー・バッキンガム、スティーブ・ニックスの二人が加入したのが『噂』の前の『ファンタスティック・マック』というアルバムで1975年に発表されたアルバムです。ここから現在のマックサウンドが確立しました。この二人はアメリカ人であり、オリジナルメンバーのミック・フリートウッド、ジョン・マクヴィーの二人はイギリス人。英米混成バンドは当時は珍しい存在でした。マックサウンドを魅了するのが3人のヴォーカリストの声とハーモニー。スティーブ・ニックスは女性でありながら喉の奥から絞り出すようなハスキーな歌い方、容姿もこのころは可憐さも残っていて細身で美形です。今では恐そうな魔性の女のイメージですが……もう一人の女性ヴォーカリスト、クリスチン・マクビーも女性にしては低くしっとりした歌い方だけど滑らかな歌い方です。リンジー・バッキンガムは男性、ハイトーンヴォイスの持ち主です。この3人がキラキラギターサウンドに乗っかってファンタスティックなコーラスを奏でる。これが最大のフリートウッド・マックの魅力。実はフリートウッド・マックについては苦い思い出がありまして、初来日公演の時、武道館へいく予定だったのですが、前日から風邪をひきまして高熱出して行けなかったのです。チケット代パーになりました。フリートウッド・マックは昨年『SAY YOU WILL』を出して復活。格好良かったリンジー・バッキンガムも髪の毛は後退、良いオジサンになっていました。スティーブ・ニックスは若干太めになったようですが美貌は健在、曲のキレは若干鈍くなった感じでしたがキラキラメロディーは健在でした。フリートウッド・マックのファンタスティック・サウンドはロックの素晴らしさを再認識させてくれる。けして忘れられないし重要なバンドのひとつです。
2004.07.26
コメント(4)
アジアカップのグループリーグ、日本はDグループ。初戦のオマーン戦は1-0のかろうじて辛勝。暑さのせいで動きが鈍かった。オマーンに押されっぱなしの試合展開でした。逆にオマーンは元気一杯、決定力のなさに救われました。それでも日本のディフェンス陣のねばり強さ特にキーパーの川口のファイン・セーブが目立ちました。川口は海外のクラブではほとんど出番がなかったようでしたが、久々の日本代表での試合だったけれど動きは良かったです。この人はポカもやるけど、乗り出すと手をつけられない人だから今大会は良い方向に出ているのかも知れない。1点は中村俊輔の左足での右ポスト脇の芸術的なシュートでした。ディフェンダーの僅か隙間を抜いたシュートで惚れ惚れしました。そして2戦目が25日に行われたタイ戦。この試合の前に同グループの試合が行われました。強豪のイランとオマーンの試合です。オマーンが2点先取したもののイランが追い上げ引き分けになりました。その結果既に勝ち点3の日本はタイに勝利すれば勝ち点6で予選リーグ突破です。先取点は前半戦にタイが、ゴール前守備陣の数が少なくなったところへミドル・シュートを決められてしまいました。明らかに油断と思われました。しかし、その後中村のフリーキックも決まり前半同点で折り返す。後半日本はFW玉田とDF田中を下げ本山と小笠原をピッチに。勝負に出るジーコ監督。これは気温35度の中スタミナ消耗による運動量低下を防ぐ狙い、これが見事にはまる。ディフェンスの中澤がゴール前で強烈なシュートで2点目。3点目はコーナーキックから福西のヘディングシュートで3点目。4点目は再び中澤がヘディングシュートを決めました。中澤は長身の選手、昔FWをやっていた人です。キックも強烈です。後半はさすがのタイもスタミナが切れたせいもあって、前線と中盤へのプレスも弱まり追いかけなくなりほとんど引いて守っていました。カウンター戦法しか手が無くなっていました。背の低い選手が多かったせいもあり、ゴール前の高さで日本に負けていました。試合は4対1で日本の勝利。決勝トーナメント進出を決めました。残りの1試合イラン戦は決勝トーナメントを見据えて、サブのメンバー主体で行くのではないでしょうか。しかし35度でサッカーというのも信じられません。ハードなスポーツですね。…………………………………………………………………………………………………《色んなブログ見てみたけれど………》今流行っている、ブロバイダなどによるブログサービス。いろいろと見て回ったけれど、似たり寄ったりでイマイチ良いと思う物はないなぁ。レイアウトが型にはまっているのが嫌、後細かすぎるのも嫌、目が疲れます。かといって楽天ブログも規制だらけで不満なんだけど、ページ一覧がツリー上に使えるのが良いかな。楽天訪問もめっきり減ってしまっています。1年8か月も続けていれば仕方がないかな。周囲にも日記更新が滞っていたり閉鎖したり、他のブログに移ったりする人も見受けられますし……。新着日記書くと相変わらず、すぐアクセスしてくるのはアフィリエイト系のサイトと訳の分かんない新しい人ばかり。ゲストさんのほうが趣味趣向で来てくれているようにも思えます。ぶつぶつ言っても仕方ないのですが、周囲の動向には惑わされずこれからも自分の書きたい事を書いていくだけ。ずっとこのままの展開でいくという事ではないけど……色んな人がいるし、素晴らしい人もいる。それでよしと。(笑)
2004.07.25
コメント(4)

2004年の注目の新人としてこの【キーン】と【フランツ・フェルディナンド】はイギリスでトップの位置にいるようです。両方とも日本でも売れている見たいですね。フランツ・フェルディナンドの方は、まだ分かっていないところもあるのですが、キーンの方はたまたまFM放送で流れてきた曲「SOMEWHERE ONLY WE KNOW」を聴いて即気に入ってしまいました。【コールド・プレイ】と比較されるようですが、私は【トラヴィス】にも近いと思います。コールド・プレイに似通っているのはピアノが楽曲の中心であることと、スローテンポでスケールの大きい曲において。曲で言えば「YOUR EYES OPEN」あたりがこれに当たる。一方トラヴィスに似通っているのは、ピアノによる弾き語り調の楽曲、ちょっぴり湿った感じで沈んだ感じの曲です。曲で言えば「WE MIGHT AS WELL BE STRANGERS」「EVEREBADY’S CHANGING」がこれに当たります。ともかくこのキーンというバンドはメロディーが素晴らしい。ギターを使っていないからよけいに際だつのでしょうね。改めてピアノの音の深みに驚かされました。メンバーのクレジットではピアノとドラムスしか使用していないようですが、エレクトロニクスや効果音は聞こえてきます。最近の電子ピアノはサンプリング音とか入ってますからね……本当に3人で創り上げた音なのかもしれません。まぁ、それほど探りたくなるくらいの深みのある音空間を聴くことができます。ヴォーカルはトム・チャップリンという人、丸顔でポチャとした顔立ち、昔のグレグ・レイクみたいな……丸くて聴きやすい声です。コールドプレイよりも自然に耳に入ってきて聴きやすくポップ、トラヴィスよりも軽くストレート、より広く一般の音楽好きに指示されそうです。《ON A DAY LIKE TODAY》♪今日みたいな、こんな日に 君を見つめたら 何かが起こりつつあるのがわかった 君は空を睨んでた愛想を尽かしたんだね 僕が間違ったことばかりしてるから 僕の気持ちをわかってもらいたいけど 何とか君に伝えたいけど 今日みたいな日は、他に何を言っても仕方がないだろう 言うべき言葉が、何故だか見つからないんだ♪詩もいいですね。なんだか最近詩の内容にピッタリはまるような出来事もあって、よけいにしんみりしてしまいました。日本盤の『HOPES AND FEARS』にはボーナストラックとビデオクリップ付、さらにパソコンに取り込める壁紙付です。さっそく壁紙に設定してしまいました。これが爽やかな紅葉の模様の壁紙で、素敵です。2作目も楽しみだな。
2004.07.23
コメント(2)

忙しさにかまけていたら、音信不通だった好きなあの人からの絶縁状。時は一日一日ゆっくり進むかも知れないけど、二人にとってはとても長い時間。かつて二人の心は急激に燃えあがり、そしていつの日か猜疑心に変わっていく。心をつなぎ留める鎖(言葉)も、気がついた時にはもう手遅れ。《人魚になりたい》♪目を閉じて 寄りそってステップしても もう遠い二人ほどく指先が 夢であって欲しいの踊りましょう いつだってうまくならないうち 曲が終わった今日もレコードは 外の雨音になり 回るきのうから吹く風の中へ熱く燃えてた腕の中へターンしたいの もう一度♪あの人はどこにも行きはしないし、行けないだろうけど私の心の行き場だって何処にもありゃしない。ただ呆然と眺めているだけ。♪踊りましょう きかないわあなたの愛はどこへ旅立つのか涙つたうのを 肩ごしの鏡だけが知ってるきのうから吹く風の中へ熱く燃えてた腕の中へ二人 ラストのナンバーへ素直に泣ける雨の中で冷たいフィズの泡の中で人魚になってしまいたいもう二度と踊れない♪悲しみも苦しみも想い出も洗い流して、このまま人魚になってしまいたい。
2004.07.22
コメント(0)
元プロボクサーでタレント及び俳優であるガッツ石松さんの本が売れているようです。私も買ったのですが、別に売れているから興味本位で買ったのではなくて、元々ガッツさんのキャラが好きだったので買ったまでです。7月10日に初版が発行されたのに7月25日で既に3刷です。売れてますねぇ。この本の内容はガッツ石松さんの天然ボケの名言(迷言)集です。4、5紹介しておきます。笑えますよ。1.長い間、『相模女子大学』を女相撲の養成所だと思っていた。これは、私も昔相模をスモーと呼んでいた覚えがあります。確かにパッと見て似ています。本になるくらいだから相撲部はないのでしょう。(笑)2.ワタシはねー、ボクシングに出会ってから、人生観が380度変わったんです。180度が正解なんでしょうか?360度だったら元に戻ってしまうから、さらに20度プラスしてあるのが謎です。算数の成績1だったのかなぁ(笑)3.土木作業員のコトを「土曜日と木曜日しか働かない人」だと、思っているフシがある。土木を『どぼく』ではなく『どもく』と発音し、また一つガッツ伝説を作った。マジ????4.「今日、歯が痛いので休ませてください」と言って、歯医者をサボったことがある。それを言われた、歯医者の受付のお姉さんは何と答えたのだろう??推測「えっ?…………ハ、ハイ………」かな。。。謎。謎。謎。5.パスポートの申請のとき、「性別(SEX)」と書いてある欄に、「週1」と書いた。これは申請のとき出くわした経験があるような。でも普通は回数書くわけはないと、考えますけどね。笑いをとるのだったら「好き」と書くのも良いかもしれない。(笑)ざっとこんな感じですが、こういった本が売れるのもジョークが通じにくい世の中なんだろうし、ミスを許さない完璧なシステムに翻弄されている現代の人間社会の裏返しでしょう。都市部では人間の多さが更にストレスを助長しているような気がします。そういえば、私の勤めている会社も、社員クラブは閉鎖になったし、職場旅行だって以前は年3回はあったのに今は行くのさえ未定。仕事だけになっています。世知辛くなってますねぇ。長い目で見れば、ガッツさんのような自由な発想力がないとユニークで優れた企画も文化も生まれてこないと思いますけどね……。
2004.07.21
コメント(6)

DVDでロビー・ウイリアムス・ショーを見ました。どこかのテレビ局を借り切ってのスタジオ・ライブ作。円形の小さなステージの周りを観客が埋める。300人程度かもしれない。でもアットホームな雰囲気の中でファンとロビーの交流が間近に深められていて楽しめます。観客は20代30代の女性を中心に意外と男性のファンもいますね。「Rock DJ」からロビーのステージ・パフォーマンスが大爆発。乗りの良い曲でスタート。このライブはアルバム『エスカポロジー』発表の後、1年ぶりのステージらしいです。曲間のマイク・パフォーマンスが凄く面白くて、笑っちゃいました。ロビー「ステージに立つのは1年ぶり登場前は最低、気分がいまいちで、だから一人でやってたカーテンの奥でね」(何を?かなりスケベなロビーです。)「次の曲は僕にとって悲しい曲だ。僕のおばあちゃんが好きだった曲なんだ。まだ死んで無いけど……」(一同爆笑、笑いの壷)額に汗しての熱唱、お約束の汗ふいたハンカチをしっかりファンに返すサービスぶり。母親と娘とで見に来ていた観客に、落とした指輪を拾ってくれたお礼をジョーク交えてお相手。ロビー「発売前の新曲を歌う時は、観客の反応を見る。歌っている人がいたらダウンロードした証拠だ。………君歌ってただろ?どうして歌詞をしってたんだ?見たよ。」といって踊りながら歌っている真似をする。(再び一同爆笑、笑いの壷)等々。ステージ中盤あたりまではジョークを交えたショーぶり。60年代ジャズ風の雰囲気たっぷりの曲もあって楽しいです。後半からはじっくり聴かせるようになり引き込まれました。ロビー・ウイリアムスの魅力が満載のこのスタジオ・ライブ、歌の旨さにユーモア、エンターテイナーですね、まだ若いし、人気があるわけだ。同性から見ても惚れますよ。あーあ溜息(笑)次はネブワース・パークでのコンサートライブも見てみよっと。………………………………………………………………………………………………………………………《ロビー【テイク・ザット】解散の真相語る!?》このライブでロビーはテイク・ザットについて語っています。「脱退後彼らの悪口を言ったりして、ひどいことをした。彼らに謝りたい。僕は心から反省している、許してほしい。」と言っています。テイク・ザットはゲイリー・バーロウが中心のグループだったようで、再結成には乗り気なようですが、ロビーは否定しているようです。実際二人は仲が悪いらしいし二人の個性を活かすのは難しいのかも知れません。ロビーがボーイズ・グループに嫌気がさしていたということのようですが、詳しい真相は知りません。テイク・ザットの中では一番年下だったロビー・ウイリアムス。可愛い男の子を演じるより大人のロックをやりたかったという事なのでしょうか?このライブを見る限りでは、テイク・ザットでもう一度やるとは考えられません。もう充分大人の魅力ぷんぷんのロビーです。
2004.07.20
コメント(2)

《12 REASONS WHY I LOVE HER》♪1.彼女は昼より夜が好き(うん僕も) 2.くだくだと面倒なことは言わない(とっても爽やか) 3.金曜の夜になると箱根方面へドライブに行きたがる(いいかもしれない) 4.指をくわえる仕草(うーん、可愛らしい) 5.間一髪の駆け込み乗車(慌てんぼうめ) 6.二人の名前を刻んだ公園の古いベンチ(相合い傘で?) 7.でも、僕がだらけているとこう言うのさ。「死ぬきでやりなさい」(頼もしい)これが彼女を愛する7つの理由 8.ぷりぷりしたお尻と男をたてるリップサービス(見え見えでも可愛い奴) 9.SEXは一日置きで(ちょうどいい) 10.あくまで優雅に 11.パイは残して野菜を食べる(知的な感じ) 12. でも、僕がだらけているとこう言うのさ。「死ぬきでやりなさい」(頼もしい)これが彼女を愛する12の理由 これを書いた12の理由 思いつくままに書き留めた 愛のショッピング・リスト 彼女の崇高さを忘れないための 愛の覚え書き Yeah♪ゴ・ゴ・ゴージャス!、【マイ・ライフ・ストーリー】の曲は大袈裟でドラマチックなオーケストラが鳴り響く。 リーダーでヴォーカリストのジェイク・シリングフォードは、バンドを組むときにクラシックのアカデミーに忍び込んで、校内の掲示板に「クラシック音楽だけでは満足できない君、ポップス界で活躍してみないか」という募集の張り紙をしたというエピソードがあります。デヴューは1993年なのに1990年以前からクラブでイベェントの企画等の仕事をしていたという。彼のセンスで選んだバンド達に【ストーン・ローゼス】【ハッピー・マンデーズ】などがいたらしいのです。そんな彼が自分のバンドを組もうとしたとき、よりダイナミックでショーアップされた男女混合の大所帯グループをやりたいと思っていた。そこで結成されたのがマイ・ライフ・ストーリーです。アルバムカバーを見る限りでは11人編成の大所帯。そのせいか、楽曲はスケールが大きくて大袈裟と思われるようなアレンジ、電子音に頼らず生の弦楽器やピアノをフューチャーした曲ばかりです。このセカンドアルバムからは数曲のヒットが生まれました。ただし日本ではそれほど知られていないかもしれません。言葉のハンデがあったのかもしれません。風刺の利いた歌詞を理解した上でメロディーとサウンドを聴くとより良さが分かる感じです。《DUCHESS》♪長屋の女公爵は遺産が自慢 ヘンリー王の娘なんだと 家系は全部頭に入っている 男が欲しいなんて めっそうもない 空き家みたいに虚ろな響き じっとして動かない ネズミよりもひっそりと たたずんでいる 長屋の女公爵は成長しない その方が幸せだ 長屋住まいに身をやつした女相続人で 昔はそれは 鮮やかだったんだと♪英国らしい高貴なポップスが聴きたくなったら、My Life Storyなんかいかがかな?ジェイク・シリングフォードのロマンティシズムに酔えるかもしれませんよ。
2004.07.18
コメント(0)

オーストラリアのバンドというと、大らかでパワー・ポップ系ハード系のバンドが多いという記憶があるのですがこの新進の【ヴァインズ】は違いました。デヴュー作の『Highly Evolved』では《ニルヴァーナ・ミーツ・ビートルズ》などと称されていました。セカンドの今作『WINNING DAYS』ではよりバンドの個性が出てきました。ニルヴァーナばりのガレージ・ロックもあるのですが、60年代サイケ風の空気間漂う曲があったり、ヴォーカルのシャウトがジョン・レノンぽいのもあったりします。その混ざり具合が絶妙でして、しかも緊迫感漂う楽曲ばかりです。すっかり気に入ってしまいました。1曲目の「RIDE」シングルにもなったこの曲はエモーショナルなロックナンバー、ギターのリズムが心地よいです。2曲目の「ANIMAL MACHINE」はガレージロックだけどビートルズの「ツイスト&シャウト」風のリフがあったりしてニヤリです。3曲目の「TV PRO」は大好き。サイケ風の漂う静かなヴォーカルから始まって30秒過ぎにハードロックに転調、その繰り返しがスリリング。胸が煮えたぎるような熱いナンバーです。4曲目の「AUTUMN SHADE 2」は緩やかなアコースティック・ギターが美しい。やはりサイケ風のヴォーカルに効果音もふんだんに使っています。5曲目の「EVIL TOWN」も熱い疾走ロックですね。6曲目はアルバムタイトルにもなった「WINNING DAYS」アコースティックナンバー、ハーモニーも絶品です。7曲目の「SHE’S GOT SOMETHING」は60年代ホリーズ風のメロディーとハーモニー8曲目の「RAINFALL」はキャッチーなポップなナンバー、ギターはメロディアスな曲とポップなヴォーカルに邪魔にならないように控えめです。9曲目の「AMNESIA」も雰囲気たっぷりなヴォーカルとコーラス、広い空間再現性・スケール感がたまりません。10曲目は「SUN CHILD」ギターポップ風、ゆったりした歌メロディーにシンセサイザーもさり気なく流れています。11曲目の「F.T.W」ガレージロック最後の締めはハードに決めてます。このアルバムについては、メンバーのグレッグが「ダークな楽曲とメロディアスな楽曲の組み合わせこそが今回のアルバムの狙い」と語っているようです。まったくもってその通りでよく構成されています。この夏《ロックの部屋》大推薦アルバムです。どこかで見かけたら是非試聴してみてくださいね。
2004.07.17
コメント(4)

イーグルスの来日公演が10月に決定し、明日からいよいよチケットが発売だそうな。そこで来日に先取りして、一足早く『EAGLES LIVE』でも聴いて来日気分でも味わうことにしました。しかし、それにしてもS席9800円て高いですね。今はこれが標準なのでしょうか?私がコンサート通いしていた70年代80年代は5000円を超えることはなかったと思うけど……ベテランバンドが新譜を出さないのに再結成してライブをやるというのは金儲けが見え見えなような気がするんですが……サイモン&ガーファンクルなんかもさ。ま、いっか(笑)イーグルスは初期の3枚目あたりまでは中堅バンドにしか過ぎなかったと記憶していますが、4作目の『呪われた夜』あたりから曲がずっとタイトになってきて売れてきましたね。「テイク・イット・イージー」や「テキーラ・サンライズ」あたりはラジオからよく流れていました。カントリー臭さがそれほど好きではありませんでした。私は【ドゥービー・ブラザーズ】の方が良かったです。疾走感とかスピード感とかキレの良いリズムとかでも。『EAGLES LIVE』はイーグルスの初の公式ライブアルバムです。1980年ですから絶長期といってもいいのでしょうね。このライブアルバムは録音が変わっていて、通常は客席からの音源を拾うような方式が常だと思うのですが、ステージ上から音を拾っているような印象を受けます。観客の歓声はオフ気味で、遠くの方から聞こえます。ホールの間接音ではなく直接音が強いです。そのかわりスタジオ録音かと思われるような鮮明な音がします。観客の歓声も曲間はデシベルを上げて曲が始まると絞っているようです。そういった作為的なミキシングをしているようです。好みが別れるところだと思うけど、ライブの臨場感というてんではイマイチな気もします。選曲もまずまずだと思うけど「呪われた夜」がないのが不満。1曲目から「ホテル・カリフォルニア」ですが、今度の来日公演でもいきなり「ホテル・カリフォルニア」からかな。最初から懐かしさでウルウルきてしまいそうです。「WASTED TIME」も名曲ですよね。ストリングスとピアノが美しいです。「TAKE IT TO THE LIMIT」も大好きな曲です。♪夕暮れにただひとり昼間の光も今は薄青く夜を迎えようとしている僕のことを好きだったかもしれないあの娘のことを考えるあの時はそうとは分からなかったそうさ、僕はいつも夢追い人ずっと追い求めている今さら変わりはしない。落ち着くなんてとても無理なこと。しかし、最近見る夢は同じことに燃え上がり、同じことを消し去りただ繰り返すだけ君が自由を探し求めていてもきっと誰も気にとめないだろうそして結局出口はどこにも見つからない信じるものが何もなくなったらまた僕のところへ帰ってきてくれるかい♪「ホテル・カリフォルニア」はカリフォルニア幻想を歌った曲ですがドラマ仕立てなストーリィがとてもミステリアス。部屋へ案内される途中にホテルの一室から「ようこそ、ホテル・カリフォルニアへ」「ここは素敵なところ素敵な人たち」「ホテル・カリフォルニアは、お部屋がいっぱい」「年中無休、大歓迎」と言った呻き声が聞こえてきたり、ボーイに「ワインを持ってきてくれ」と頼むと「ベトナム戦争以来、アルコールは一切置いておりません」と断られたり、真夜中に目を覚ましたら「みんなホテル・カリフォルニアでは気ままな生活を送っているよ」「思いがけない贈り物ともっともらしい言い訳をもたらしてくれる」と呻き声が聞こえてきたり……《思いがけない贈り物》とは麻薬の事か?そして歌の主人公がホテル・カリフォルニアを出ようとすると、警備員に引き留められ「私たちはお客様を歓迎接待するようにプログラムされている」「あなたは、いつでもチェックアウトできるが、もうここから離れられない」と言われる。麻薬づけになった主人公はもうホテル・カリフォルニアから抜け出すことはできなくなってしまう。「ホテル・カリフォルニア」は70年代3本の指に入るような名曲かもしれない。ドン・ヘンリーの粘っこいヴォーカルに間奏のジョー・ウォルシュのギターソロは泣けますね。きっと来日公演は40代50代のオジサン、オバサン達も大挙押し寄せるのでしょうが、恐い光景でもあります。私は行きませんよ、そんなのに紛れ込みたくありません。金がないだけですが……(笑)
2004.07.16
コメント(0)
私がクラシックのレコードをよく買って聴いていたのは、1979年前後。今持っているアルバム(LP)のほとんどはこの時期に集中しています。初めて自分のお金で買ったクラシックのレコードはカラヤン指揮ウイーン・フィル交響楽団のドボルザークの「イギリス」という交響曲でした。名演奏でした。牧歌的な味わいがある曲で、静と動のダイナミズムにもやられました。初めての出会いが良かったせいか、それ以来クラシック音楽にもはまってしまいました。もともと音にはうるさいオーディオマニアでもあったので、良いクラシック音楽を心地よく鳴らせるオーディオシステムの探求にいそしむ毎日でした。クラシックでも特に室内楽等の弦楽器が心地よくクリアーな響きを再生できるシステム、当然安っぽいシステムでは駄目なわけで、アンプはセパレートで30万円近くする物を使っていました。スピーカーはヤマハのスタジオモニターNS-1000M。これは定価で23万近くしました。このスピーカーは今もバリバリに鳴らしている現役機種です。クラシックからジャズ、ロックまでオールマイティに破綻無く鳴る名器です。プレイヤーはラックスマンでトーンアーム別売りタイプ。カートリッジは音が飛躍的に変わるので、取っ替えひっかえして楽しんでいました。ヤマハ製のカートリッジはピアノが美しく鳴ります、ピアノメーカーだけの事はあります。フュージョンにはアントレー、オールマイティにはデンオンという具合に。ロックはシュアーとかね。ドボルザークの後に聴いたのはヴィヴァルディの『四季』あたりだったと思う。その次が確かモーツァルト。優しさ、柔軟さ、繊細さ、暖かさに満ちあふれたモーツァルトの楽曲との出会いは、感動でした。最初に買ったアルバムはフルートのオーレル・ニコレとアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団との共演で「フルート協奏曲第1番ト長調K.313」「フルート協奏曲第2番ニ長調K.314」でした。といってもイメージが湧かないと思いますが、私もト長調とニ長調の違いが何なのかは知りませんし聞き分けられません。まぁ、曲が楽しめればそれでいいのです。協奏曲というのはソロパートとオーケストラパートが別れていて、それぞれがお互いのパートを引き立てて盛り上げる役目があります。その整合感とハーモニーがとても美しいのです。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は協奏曲ではなく弦楽曲。小編成で演奏されます。弦楽五重奏ですね。5人の弦楽器が同時進行でハーモニーを奏でます。第1楽章のアレグロはテレビのCM等で使われることが多い名曲。モーツァルトの時代には社交音楽としてウイーンでは特に人気がありました。他にモーツァルトのアルバムは7・8枚あるかな。癒し系ですね。胎教にもいいですよ。昔からロックに飽きるとクラシックを聴くことが多かった私です。ロックの話題も少し飽きてきたので、クラシックの話題をこれからボチボチ書くかもしれません。サイト名も【クラシックの部屋】に変更しようかしら。(笑)
2004.07.14
コメント(4)
今日の試合も面白かったですね。立ち上がりから両チーム攻撃的で激しい試合ぶりで、ボールの奪い合いでゴールを脅かす。セルビア・モンテネグロは日本に似てコンパクトなパスが多く、当たりが強くFWの鈴木選手も何度も倒されたりファールを受けていました。攻撃のイマジネーション・バリエーションではやや日本が上回っていたようで、得点シーンは後半3分ボランチの福西の縦パスを鈴木がダイレクトに後ろに流し走り込んできた遠藤がペナルティエリア内でキーパーをフェイントでかわしてシュート。試合終了までディフェンス陣の集中は切れず、1点を守り抜きました。キーパーの川口も今日は安定していました。あと目立ったのは遠藤、三都主。中村も前半は良かった。セルビア・モンテネグロは旧ユーゴスラビアで各ヨーロッパのクラブチームに数10人も選手を送り出している優秀な選手が数多く出ている国です。フィジカルの強さとテクニカルなプレーはヨーロッパでも一流だと思います。そんなチームに勝った日本も今絶好調、選手層の厚さを感じさせます。ジーコJAPAN初タイトル獲得、次は7月17日から始まるアジアカップです。アジア版ユーロでアジアNO1を決める大会です。その前にU23(オリンピック代表)の親善試合があります。チュニジア戦、明日でした。しばらくサッカーネタ続くかもしれませんがお付き合いよろしくお願いします。(笑)(ああ、そうだ。サッカーの前に野球のオリンピック代表もキューバと試合していました。こちらは引き分けでした。昔は振り回していたキューバのバッターもバットが金属から木製になって打げきもコンパクトになったみたいです。全員プロだからオリンピックでは負けられないですね。監督は中畑さんがやっていたけど、長島さんはオリンピックに間に合うのでしょうか?)
2004.07.13
コメント(2)

【ZZトップ】は70年代から活躍していた著名なアメリカン・バンドだったのですが、何故か初めてアルバムを買って聴いたのがこの1985発表の『AFTERBURNER』でした。かすかな記憶ではMTVで良くかかっていたので聴く機会に触れて気に入ってしまったのだと思う。今改めて聴いてみても、スケールの大きいロックンロールには驚くばかりです。ハードブギーなんですが、ビートにこの時代の流行のテクノを取り入れているところがブレイクした理由だと思う。聴きやすくて乗りやすいです。音圧(音厚)が凄まじい。切れ味はそんなにないのですが、パワーとスピードで押しまくるロックンロール。でも「ROUGH BOY」なんてホロリとくるバラードナンバーもあったりするから角に置けないのです。メンバーは3人、テキサス州出身。初期はブルースバンドのようでした。ギターにベース、ドラムスのオーソドックススタイル。黒のサングラスに顎ヒゲ伸ばし放題で、カウボーイハットや野球帽を被っているスタイル、何だかとてもコミカルで漫画になりやすそうなキャラです。けったいなおっさんバンドみたいです。もしボブ・サップがロックやるんだったらZZトップ見たいな感じになるのではなかろうか。小技はないけど、豪快でユーモラスで、理屈抜きに楽しめる縦乗りロックンロール。ドライブのお供に、グランド・キャニオン近辺のアメリカ大陸横断なんかしているときにこのアルバムの曲が流れていたら気持ちよさそうです。もやもや気分解消にも、鬱気分解消にも『AFTERBURNER』は効果ありそうです。聴いてミソ、スッキリしますよ。(笑)(ちなみに前作の『ELIMINATOR』もかなり良いです。お奨め♪)試聴はこちらhttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=30300
2004.07.12
コメント(0)

90年代のアメリカのクランジ、オルタナロックシーンを駆け抜けた【スマッシング・パンプキンズ】。発表されたアルバムはどれも密度の濃いものばかりだった。91年のデビュー・アルバム『ギッシュ』93年のセカンド『サイアミーズ・ドリーム』95年2枚組の大作『メランコリーそして終わりのない悲しみ』そして98年の『アドア』と……『ROTTEN APPLES』は彼らの総集編のようなベスト集。しかも、レアトラック集が1枚付いて、全34曲凄いヴォリュームのアルバムです。そういえば、『メランコリーそして終わりのない悲しみ』も28曲入りですんごいアルバムだったけど……。出し惜しみ無しです。ビリー・コーガンの呻きというか囁きというか掠れた声のヴォーカルは鬼気迫るものがあります。ちょっぴりミック・ジャガーと声質が似ています。日系3世のジェームス・イハとビリー・コーガンのギターの音も凄くてブンブン波打ってます。もっと驚いたのはジミー・チェンバリンという人の叩くドラムス、とても回転が速くて機関銃のようなタイトなドラミング、鈍さが無くて超気持ちが良いのです。ドラマーで強く印象づけられる事は少ないのですが、私はロックの歴史の中でも5本の指に入る凄腕ドラマーだと思う。スマッシング・パンプキンズの楽曲というのは、静と動の変化が激しくそこが聴き手の感情の高ぶりを導いてくれて魅力になっています。構成力もあってストリングスも入っている曲もあって、ハードロックの壷をしっかり押さえている感じです。「シヴァ」「ライノセラス」「天使のロック」「バレット・ウイズ・バタフライ・ウイングス」気に入ってます。「武装解除」の鐘の音色とストリングスにゾクゾク、たまらんです。ビリー・コーガンはスマッシング・パンプキンズ解散後【ズワン】というバンドを結成、これも聴いてみましたが悪くはなかったものの、スマッシング・パンプキンズ程気持ちは良くはなれませんでした。やっぱりスマッシング・パンプキンズのぶんぶんギターノイズとタイトなドラムスのほうが数10倍気持ちよかです。(笑)90年代の最重要バンドの一つですね、スマッシング・パンプキンズは。糞暑い夏はスマパンでも聴いて汗かきかきして乗り越えましょうね。(笑)
2004.07.10
コメント(0)
曽我ひとみさんの一家がインドネシアで今日午後7時過ぎ再会しました。まずは再会出来た事に関係者の努力に対して評価。でも、元米兵で脱走兵であるジェンキンス氏に対してアメリカは訴追する方針で長期滞在になる模様。日本で暮らしたい曽我ひとみさんと北朝鮮に帰ってきてほしい二女との話合いが長引きそうな状況です。加えてジェンキンス氏の訴追問題が絡んでくる。解決のパターンとしては、1.曽我ひとみさんの日本での暮らしぶりに不安が払拭して二女が日本に帰国する。しかし、ジェンキンス氏の不安は払拭されずジェンキンス氏だけ北朝鮮に戻る。2. 二女は日本への理解は示せたものの、ジェンキンス氏だけ北朝鮮に置いていくことは出来ず三人は再び北朝鮮へもどり、曽我ひとみさんも一時日本へ帰国。ジェンキンス氏に対してのアメリカ政府の対応が恩赦になる確信が見えた時点で再度再会をする。3. 日本行きを決断はするが三人はジェンキンス氏に対しての米国政府の対応が恩赦になる確信が見えるまでインドネシアで長期滞在。4. 日本政府の説得と努力に期待し、ジェンキンス氏日本行きを決断する。訴追免除を含め「特別の配慮」(軍法会議で有罪判決が下されても執行猶予付)の可能性に賭ける。この4つのうちどれかだとは思うのだけど、日本政府の努力と誠意しだいでどれにも転びそうな気はする。米国政府の法律とメンツとかもあるだろうから無条件恩赦は考えにくい。ただし日本との友好関係、イラク戦争への協力関係からいって米国政府の強行な訴追も考えにくい。従って形式的な裁判と執行猶予付判決で日本で暮らす事はできるのではないかというのが私の希望的観測です。ただし、ジェンキンス氏の年齢からいって日本社会へ適応できるかが疑問、なのでジェンキンス氏は日本行きを拒否する可能性も強い気もする。けれど、北朝鮮も三人が戻ってくるつもりでも日本に帰すつもりで送り出したのではないとすると(つまり北朝鮮のイメージアップのためのプロパガンダ)三人は行き場がなくなり、インドネシアでの長期滞在の可能性も。先はまだ見えません。それにしても空港のタラップ下での再会シーンはグッときますね。平和的な解決を期待し、願いましょう。…………………………………………………………………………………………………………今夜のキリンカップサッカー日本対スロバキア戦は3-1で日本の勝利。快勝でした。今日の試合は日本の動きの良さ、機敏さが目につきました。中田も小野も久保も稲本もいないのに、モチベーションの高さは気持ちが良かった。FWの玉田のスピード、中村俊輔のスルーパス・ミドルパスに再び惚れ惚れしました。レギュラーを奪われつつある柳沢のキーパーへのチャージも必死さが出ていました。これで日本代表は4連勝かな、いい調子です。ヨーロッパ遠征ではチェコに勝ったり、イングランドには引き分けたりで先が楽しみです。
2004.07.09
コメント(4)

今思えば、ソロ作品のフィル・コリンズはどうしてこれほどまでにアメリカ被れになってしまったんだろうと思う。ジェネシスでのフィル・コリンズはイギリスらしい繊細なフィルなのにソロ作では大味です。まぁ、ジェネシスとソロアルバムと2度美味しかったという事でそれで良かったんですけどね。音的に捉えれば、フィル・コリンズのソロアルバムはチープなリズムボックス(リズム・マシーン)をポップソングに多様して成功した人でもあって画期的でもあるのです。フィル・コリンズが初めてリード・ヴォーカルをとったのがジェネシス時代のアルバム『月影の騎士』からでした。それも2曲程度しか歌っていません。ピーター・ガブリエルと比べると声量感はなかったし、か細く、歌うと言うよりは語りかける感じの歌い方でした。それがピーター・ガブリエル脱退の後、新しいヴォーカリストを迎えるはずが適当な人が見つからず、フィル・コリンズがリード・ヴォーカリストになってしまったという訳。でも予想に反して以後のジェネシスでのフィルのヴォーカルもピーターに劣らず素晴らしかったです。ポップ度が増したところなんか。ピーター・ガブリエル在籍時代は脇役だったフィル・コリンズも表舞台に出てからは、持ち前のひょうきんさと人柄の良さを発揮することになります。そしてソロアルバムの発表。この人のアルバムの共通点、それはアルバムジャケットに自らの顔を堂々と出してしまう事。髪の毛の薄さも気に掛けず……例外はこの『SERIOUS HITS。。。LIVE!』だけ。これはステージセットに浮かび上がるメリーゴーランドを採用していました。フィル・コリンズの数多いソロ作品の中では、ライブの臨場感たっぷりでベスト曲集であるこのアルバムあたりがお奨め作になるのではないでしょうか。バラードナンバーがやはりいいですね。「One More Night」「Against All Odds」そして「Separate Lives」「Groovy Kind Of Love」は何度聴いてもうっとりします。先に大味と書いてしまいましたが、それはファンキーな曲においてであってバラードナンバーではデリケートさ繊細さも持ち合わせていますね。実は私、初来日公演見に行ってます。80年代だったと思うけど日本武道館へ、この『SERIOUS HITS。。。LIVE!』を聴くとやはり思い出します。曲もほとんど一緒だと思いました。後半の「You Can’t Hurry Love」からのジワジワ盛り上がる様と臨場感は当時のライブの会場にいるかのような気分になります。ラスト1曲前では「Easy Lover」を熱唱、ビデオクリップでのフィリップ・ベイリーとのデュエット想いだすなぁ。そして「Take Me Home」でお終い。余韻に浸りながら、家路に着くというわけです。最近のフィル・コリンズはこの当時の勢いはないようですが、また素敵なラブ・バラードを聴きたいですね。
2004.07.08
コメント(2)

シャーラタンズの新作『Up At The Lake』、HMVで試聴してみたけど凄く良かったです。その時は買わなかったけど、次回の購入候補の上位です。でシャーラタンズですが、聴くたびに思いますがアルバムごとに音が変化しています。1997年の『TELLIN’STORIES』あたりは、ブリット・ポップそのもののガッツあるロックだったけど『Up At The Lake』はもっと繊細で拡がり感のある音をしていました。デヴュー作の『some friendly』に至っては、60年代のサイケ風の空間にハモンドオルガンがとてもグルーヴィ。オルガンの音が印象的なバンドというと【キャラヴァン】や【ドアーズ】なんか代表だけどシャーラタンズも負けてはいません。ヴォーカルも甘くて爽やかで若々しいです。シャーラタンズは80年代末のマンチェスター・ブームの中から出てきたバンドですが、【ストーン・ローゼス】や【インスパイラル・カーベッツ】を真似た没個性的なサウンドと言われてたらしいのですが、私はそうは思いません。ストーン・ローゼスには、これほどの美しいオルガンは聴けなかったですから……キーボード奏者のロブ・コリンズのハモンド・オルガンは特上、どの曲も完成度が高く浮遊感たっぷりです。しかし、この人は『TELLIN’STORIES』完成前後に交通事故で死亡。他のメンバーも初期には鬱病やアルコール依存症で入院とか不安定な時期があったようです。今となってはロブのオルガンが聴けないのは残念ですが、オルガンの魅力の一杯詰まった『some friendly』は家宝物です。オルガンとのアンサンブル、ファンキーなベースラインとタイトでキレの良いリズム、これがマンチェスター・サウンドなんでしょうな。カッコイイです。中期にはブリット・ポップにも乗って成功、ブームが去っても安定した人気があるシャーラタンズ。したたかです。TOPを走るバンドには、プレッシャーみたいなものもあって、潰れてしまうバンドも多い中でシャーラタンズのような4・5番手を走るバンドが一番やりたいロックが出来るのかも。………………………………………………………………………………………………………《ロック兄さん(6293)仕事で汗流すの巻。》今日は久しぶりに、現場歩きました。事務所勤務から久しぶりに現場歩けると浮き浮きしていたのに、この猛暑。汗たらたらになりました。現場調査もはやいとこ切り上げて、3時過ぎには田園都市線のAZ駅の某所で涼んでました。早く会社戻ったって中途はんぱですからね。こういうときいつも思うのは、駅から5分ぐらいの所に自宅があればいいのにと思います。自宅で時間つぶして終業時間の頃に会社戻るように時間調整する。家で冷たいアイスでも食べながらね……(笑〉お金はかからないし。でも帰ってこないはずの旦那が突然家に来て迷惑なのは奥さんかしらん。まずいもの見たりしてね。(苦笑)明日も暑いようです。日射病にならないように皆様気を付けてください。
2004.07.07
コメント(8)

普段ロックのロの字の言葉も出さない会社のTKさんが、これまた同僚のTNさんに向かって「ねぇ、TNさんエイス・オブ・ベイスのCD貸してよ」などとやり取りしていたのを、私は横で聞いていました。そんなに、【エイス・オブ・ベイス】は人気があるのかなぁなどと思ったりしたもんです。少なくともエイス・オブ・ベイスは私の会社では3人は聴いていたことになります。(もう一人は勿論私)エイス・オブ・ベイスは93年のデビュー・シングル「オール・ザット・シー・ウォンツ」が全米チャートで2位を記録、翌年発表されたファースト・アルバム『THE SIGN』も全米1位。日本でも大ヒットしたみたいなんですね。この頃の私は(今も)ヒットチャートには無関心だったので、ただ気に入った物を聴いていただけなのですが、エイス・オブ・ベイスの『THE SIGN』はレゲエのリズムを基調にしていたダンスポップだったので意外な気もしていました。スウェーデン出身のエイス・オブ・ベイスは90年代のアバとも言われていました。さてエイス・オブ・ベイス『THE SIGN』の魅力とサウンドについて迫ってみると、1.軽めだけれども正真正銘なレゲエのリズムが心地よい。2.レゲエのリズムに乗って、口笛を思わせるホイッスル系やフルート、オーボエ系の音が心地よい。(たぶん生楽器ではなくてサンプリング音)3.感情を押さえ気味にした、少しメランコリックな二人の女性ヴォーカルのハーモニーが渋めで良い。4.8曲目以降のリミックス曲「WAITING FOR MAGIC」やアップビートの「VOULEZ-VOUS DANSER」もとても活かしてます。アバとはだいぶ音は違うけど、これもまた驚きのダンスポップでしたね。レゲエをダンスビートに乗せるというのもアイデアものです。ポリスのロックのビートに乗せたアイデアも斬新だったけど………セカンドアルバムの『the bridge』ではレゲエのリズムはほとんど消えてしまい、メロディー主体のポップナンバーが増えてしまいました。なんなに悪くはないけど、月並みなポップアルバムになってしまいました。『THE SIGN』ほど売れなかったみたい。私も『THE SIGN』のほうがずっと好きです。エイス・オブ・ベイスへの興味は『the bridge』以降なくなってしまいましたが、この後現在まで2枚オリジナルアルバム出しているようです。リリースペースは遅いですね。この2枚は聴いてないですけど、レヴューとか読んでみると悪くはなさそうです。ブックオフで安く売ってたら買ってみますか。(笑)
2004.07.06
コメント(4)
この一戦のために早起きしたわけではないけど、目が覚めてTVつけたら偶然ユーロ2004の決勝戦生中継中。後半の得点シーンは見られなかったけど、ヘディングによる1点を守り抜いたギリシャが優勝しました。守りの堅さが目に付きました。後半はポルトガルが攻めまくっていたけど、ゴールをこじ開けることは出来なかった。予選リーグの開幕試合でも対戦していたんですね、この2チーム。その時もギリシャが勝っていたみたい。予選リーグではロシアに負けたものの、フランスに勝利したり、実力差は紙一重なんでしょう。最近は国際試合でも目が肥えてきたのか、驚く事は少なくなった。それだけ日本も強くなったということか。世界的なスター選手がいないチームが優勝出来るスポーツの世界。チームのバランスの重要性とコンディションの持っていきかたが勝敗の鍵を握っていると思われます。ギリシャの勝利は、それを再確認しました。…………………………………………………………………………………………………………最近見つけたサイトで良く見ているのがこのABC振興会という、アメリカの芸能ネタ社会ネタを日本語にして紹介しているプログです。英語力のない身としては、こういうのは助かります。管理人さんは米国在住の日本人のようです。最近の記事ではスッピン画像集が面白かった。メラニー・グリフィスさんなんかスッピン顔は犯罪としか思えませんね。結婚した旦那もきっとギョッとしたのに違いない。(笑)ブリトニーのサインつき下着オークションなんてのもあるのですね。ブリトニーが着用した下着でシミまでついているとか……どーだかね。そういえば、昔○○本の広告ページに「私の恥ずかしい写真売ります」とかいうのに申し込んでお金送ったら、送られてきたのはお婆ちゃんが入れ歯を外して洗っている写真だったとか。(^^; いえいえ聞いた話で私は買ってません。イギリスの芸能ネタ音楽ネタでこんなABC振興会のようなプログないかな。誰か知らない?http://abcdane.net/TOPページの右下のお気に入り一覧からも行けます。
2004.07.05
コメント(6)

リアルタイムで聴いていました【ギャング・オブ・フォー】。当時(1979年)今まで聴いたこともないようなソリッドで、ギターのカッティングが強烈なサウンドでした。パンクバンドの中では後発だったと記憶しているけど、無駄な音が一切なく無感情なエッジが利いた切れ味鋭い音。そこがまた、パンクの一つの方法論を示したと言うことで、後々のオルタナ系のバンド達に多大な影響を及ぼした。このアルバムもさすがに今ではターンテーブルに乗ることは少なくなりましたが、その過激さゆえ、レコードラックから弾かれることなく今もさんさんと輝いている。強烈さが忘れられず売り飛ばすこともなく生き残りました。(ちなみに、セックス・ピストルズのファーストは売ってしまいました。)ジャケットも真っ赤でいっそう過激さを象徴しています。今改めて聴いてみると、ちっとも古くさくはないです。オルタナの原点にして、基本形。80年代の【ピクシーズ】や【ソニック・ユース】に受けつがれていったと実感できます。バンド名のギャング・オブ・フォーは中国の4人組からつけられている。結成は1977年イギリスはリーズ。イギリスらしさを感じるのはヴォーカル、なまりの強い英語は【ブラー】と同じくらいに強いです。差し迫ってくる感じのヴォーカルです。ギター奏者はアンディ・ギルという人。ベース音が明瞭で明確で骨格が見える。ギターとベースの掛け合いが見事、これがファンクっていうやつですかね。メロディーなし曖昧さなし、空間再現性なしの12曲、一気に聴き終えます。(CD化されて15曲になったようですが……)以前に書いた、【フライング・リザーズ】のアルバムも1979年の作品で、この二つのバンドのアルバムがこの年は強烈でありました。
2004.07.03
コメント(2)

イギリスでは、歌って踊れるアイドル系のダンス・ポップ・グループは、需要が根強くあるようです。【アバ】の『ゴールド』アルバムもヒットチャートの上位に長らく居座っていたようですし……そんな国だから、アバに似た英国産のダンス・ポップ・グループが存在していてもおかしくありません。【ステップス】なんかもそうだろうし、その後に出てきたこの【スクーチ】もそうですね。スクーチは男性二人、女性二人のグループ、構成もアバと一緒です。日本でのデヴュー・シングルは2000年1月にリリースされた「愛してモア・モア」という曲でした。私も深夜TV放送されていたビートUKという番組の中のクリップを見て、一目惚れしてしまいました。イギリスでも大ヒットしています。ヴォーカルは女性のナタリーとキャロライン、声に張りがあって伸びやか、残りの男性二人のダンスもとても上手だった記憶があります。アルバムも発売されたと同時に買ってしまったのは言うまでもありません。ダンスナンバーばかりではなく、ホロリとするバラードがあることなどもアバと共通点があります。「バード・イン・フライト」なんかがそう。《バード・イン・フライト》♪信じられないわ 不思議でたまらない あなたの愛がなくて今まで生きてこられたなんて あなたを愛することが 十分にできないところに 未来なんて ありえないのよ あなたのおかげで私の心は 愛ひとつない空を羽ばたいていったの 愛は解き放たれるのを待っている あなたは私の手に世界を託し 車輪を動かし始めたのよ 私を愛しているって言ったときに♪いいなぁ、こういう健気な愛の世界は。憧れてしまうし、こうありたいといつも願っています。(笑)個人の愛から普遍の愛へ、世界の平和の原点はここにありと思いたいです。スクーチは確か今現在ナタリーの妊娠を契機に、解散してしまったようですがアバ好きだったら間違いなくこのファーストアルバム『WELCOME TO THE PLANET POP』は気に入って頂けると思います。
2004.07.02
コメント(4)
全24件 (24件中 1-24件目)
1


