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加藤和彦の名作三部作が最近リマスター、紙ジャケット化されていたのを今日、音楽関係のページをネット検索していて偶然知りました。いやー、このアルバムも当時良く聴いていました。1980年ですか、もう24年も経ってしまいました。いやんなっちゃいます。でも、色々とレヴューとか読んでみると何か様子が違います。リマスターと言っても音源がオリジナルの物でないばかりか、曲の一部がカットされていたり、佐藤奈々子さんのバックヴォーカルがカットされていたりでひどい物らしい。私が持っているのはオリジナル音源のアナログ盤ですが、今もアナログプレイヤーは現役で使用出来ているので、楽しめるのですがCD化によってオリジナルリマスター音源を期待していた人にとっては期待を裏切ったみたいですね。と言っても久しぶりに聴いてみたくなって聴いたのですが、良いです。このアルバムは当時デヴィッド・ボウイのベルリン三部作にも影響を受けて、ベルリンでレコーディングされたものです。けして上手くはない加藤和彦さんのヴォーカルですが、ちょっとビブラートがかった声が不思議な魅力です。サウンドはフランスあたりのヨーロッパ志向でとてもお洒落、このセンスは当時の日本のポップス・ロックシーンでは最先端のものでした。今聴いても不思議な魅力があります。バックのミュージシャンもYMOや矢野顕子等で固めています。改めて聴いてみて「ケスラー博士の忙しい週末」などでスカ・ビートを導入しているのには驚いた。前年の1979年に登場した【マッドネス】や【スペシャルズ】などのブリティッシュ・スカ・ビートをしっかりとサポートしていますね。《ケスラー博士の忙しい週末》♪葉巻をくゆらせて ラテン語の詩を読み やがて夜が来ると バラを胸にさして 女と踊る Moulin rouge 女と飲む Champpagne パイプを磨きながら ひとり言 つぶやき この世は 夢かうつつ その目を細めれば 女はまるで Chinese cat 女は飛ぶ Camel Doctor Kesseler’s Weekend 人生を語りつつ Every Saturday night♪「パリはもう誰も愛さない」や「ラジオ・キャバレー」「絹のシャツを着た女」などで聴こえるストリングスやトランペット、アコーディオンはクレジットを見る限りシンセサイザープログラミングによって作られた物のようだけど、これが本物そっくりの音、とてもシンセとは思えません。雰囲気バッチリです。佐藤奈々子さんの声が入っているのは4曲程あります。とてもいい色を出しているので、これがないと味気ないと想像できます。[うたかた]はかなく消えやすいもの、消えていく人。これは切ないオペラ。人生を語るにはこんな『うたかたのオペラ』もいいかもしれない。
2004.10.31
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正直ビリー・ジョエルのアルバムは『GLASS HOUSE』よりも、前の2作『ストレンジヤー』や『ニューヨーク52番街』の方が好きなのですが、これには特別な思い出があるので書いてます。私が公の雑誌に音楽レヴューを書いた事が一度だけあります。それがこの『GLASS HOUSE』なのです。きっかけは当時付き合っていた友人が某雑誌の編集者の一人だったからです。その友人からある日突然、自分の雑誌で音楽のページを入れることになったから、書いてみないかと言われたからです。私は即「良いよ」といったものの、次には図々しく「原稿料は貰えるのかな?」などと聞き返しました。「書いたレヴューのLPあげるよ」という返事でしたが、レヴューの10行20行程度の文章でたいした原稿料にはならないよなとは思っていたので納得しました。LP1枚買えば2000円にもなるから悪くはないんじゃないかなという事で。受け取ったアルバムは日本盤の『GLASS HOUSE』でしたが、ライナーノーツもあり通常のアルバムでした。違いといえば、レコードのレーベル面に[見本盤]と印刷されていたくらいです。つまりレコード会社は色んな雑誌にアルバム評を書いてもらうために発売前に配るものなのでした。このようなレコードがあるというのを、初めて知って音楽評論家とかは買わずにタダで貰って聴いているのだなと思ったしだいです。それから、次のレヴューは何を書くのかなと楽しみにしていたところ、ある日彼からこう言われました。「実は、レヴュー用のアルバムは手元に置いておきたいんだよ」つまり、レヴューは書いて欲しいけど、アルバムはあげられないということを言いたかったようでした。瞬間気分を悪くした私は、「じゃ、いいよ。もう書かないから」と言いました。そしたら彼はちょっと嫌な顔をしましたが……、それっきり公の雑誌に音楽レヴューを書いた事はありません。で、このアルバムも聴き飽きて中古レコード店に持っていったのですが、やはり買い取ってはくれませんでした。なので今も持っているのです。(笑)書いたレヴューの内容は忘れましたが、当たり障りのないように気をつかって書いた記憶があります。このアルバムは一言でいうと『ストレンジヤー』や『ニューヨーク52番街』でのビリー・ジョエルのピアノマンからの脱却をはかったアルバムと言えるでしょうか。プレスリーを意識したかのようなロックンロール色が強いです。美しいピアノバラードがなくなってしまっています。これには正直ガッカリしました。ピアノも控えめになってビートが強調されています。例外としてはフランス語で歌われる「愛の面影」やポール・マッカートニー風の「ロング・ナイト」が良いですね。その某雑誌ですが、書いたレヴューの号は見せて貰いましたが、雑誌は貰えませんでした。貰っても仕方がなかったかもしれません。だって、その雑誌は当時3本の指に入るホモセクシャアルな雑誌でしたから。最近『薔薇族』が廃刊になったというニュースもありましたね。そうです、その友人とはホモ達でした。(なわけない)落ちが付いたところでお終いにします。(笑)
2004.10.30
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このバンドも一時期売れていたけど、いつのまにか消えてしまいました。ヴォーカルが【ポリス】に似ているところを除けば、オーソドックスな正統派パワーポップである。イギリスのバンドでありながら、この手のバンドはイギリスよりもアメリカで受けが良い。アメリカにも同じようなバンドがいました。【カーズ】なんかと良く似通っています。「SAY IT ISN’T SO」「YOUR LOVE」といった曲はMTVでも良くかかっていたので知っている人が多いんではないでしょうか。このアルバムは1985年に発表された、ファーストアルバムです。時期としてはニューウェーブなんでしょうが、彼らがその範疇で語られる事はありません。イギリス内では居場所がなかったのかも知れません。音的に斬新なもの性急なものが無いですからね。【ボストン】や【トト】、【ジャーニー】といったアメリカのバンドのファンあたりに受けいられそうな、受けいられていたバンドだったでしょうか。聴きやすくて分かりやすい、口ずさみやすいポップなロックをやっていたバンド、楽しかったけど直ぐ飽きられてしまったかな?でも「YOUR LOVE」は良い曲ですよ。
2004.10.29
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今週はちょっとへばり気味です。何だか長い一週間に感じます。きっと先週末の箱根ハイキングの疲れが取れぬまま、突入してしまった感じです。ハイキングというよりは、登りっぱなしの登山だった。一般の人は強羅からケーブルカーやロープウェイを使う所を、徒歩ですもん。しかも大涌谷下山目前で、通行止めで降りられないハプニング付、元来た道を引き返したのでした。ガスの為だったけど、コース入り口にあった立て看板の注意書きに誰も気がつかない有様でした。夜の宴会では笑い話にはなったけど……今も体は痛いし、2.3日経ってから体が痛くなるのは歳のせいでしょうけど。帰ってくれば、東京地方も何度も地震発生。新潟で震度6の地震も東京地方では震度3程度だったけど、精神的にも不安定になってしまいました。昨日の午前中は会社だったけど会議中に地震に遭遇してしまいました。今では血圧で体が揺れているのか、微震で揺れているのか分からない状態があります。(苦笑)ニュースで見る震災地の様子を見ていて、日記なんか書いている場合じゃないななどとも思ってしまったし、恐怖と不安が伝染してしまったようでした。呑気に暮らそうと、いつも思っているけど、今週はそんな気にもなれない週でした。明日もう一日頑張ろう。
2004.10.28
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《ロックの部屋》の10月の推薦盤にしたミュージックの『WELCOME TO THE NORTH』です。ミュージックなんて大胆なバンド名ですね。音もクラシック・ロックで言えば【イエス】と【ディープ・パープル】の合体ワザ見たいなロックをやってます。どちらも脳みそズキンズキン、脊髄ビリビリのテンションの高さを持ち合わせていましたが………。ミュージックも正にそれ。聴いていて興奮してきます。血圧上がること間違いなしです。(笑)メンバーも20歳前後の若さ、エネルギーがほとばしってます。絶対30代40代には出来ないロック、グルーヴだ。1STアルバムに比べると、ハードロック色は強くなっているようです。本編の「Freedom Fighters」と、ボーナス・トラックにある「Freedom Fighters」を聞き比べると顕著です。ボーナス・トラックの方は打ち込み系のビートが健在。どちらも良いですが興奮度で本編、乗りでボーナス・トラックでしょうか。それからヴォーカリストのロブ・ハーヴェイの甲高い通る声が素敵です。背筋がゾクゾクきます。「Fight The Feeling」なんか特に良いのです。スケール感と雄大なギターとの洪水とに身を任せてみよう。《Fight The Feeling》♪俺はずっと待っていた たった一人で探し求めていた 星空の下 愛がある 終わりはない 俺たちはここで永遠に囚われの身 今にわかる 空は海を映し出す ダイヤモンドに過ぎない♪でも聴いた後に重苦しさはなく、霧が晴れたような爽快な気分になるのは何故?この一体感に感動してしまうのは何故?。。。。。カタルシス?それともエクスタシー?これが2004年最新のハードロックなんでしょうね。うーん、オジサンまた若返りました。(爆笑)あなたもTHE MUSIC聴いて跳んでみますか?
2004.10.26
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「BITTER SWEET SYMPHONY」イントロのストリングスの軽やかな調べを聴いた限りでは、これがロックの曲だとはとても思えない。メンデルスゾーンの交響曲か、はたまた何か洒落た映画音楽なのだろうかと思ってしまいます。【オアシス】のリアム・ギャラガーも30回連続してこの曲を聴いたというエピソードもあります。名曲には違いないけど、「どうしてこんな曲が出来てしまうの?」「どうやって作ったの?」と考えざるを得ません。唸ってしまうとはこの曲のためにあるような言葉だ。「やられてしまった」と感動と驚愕の思いに駆られたブリットポップのバンドは数多くいたに違いはありません。《BITTER SWEET SYMPHONY》♪苦しみと優しさの交響曲、それが人生 誰かを見つけようとしながら やがて君は死ぬ 変わらない 僕は変わることができる だけどこうして僕は自分の型にはまっている けれど僕は日が変わるたびに、百万回も違う人間になる 今まで祈りを捧げたことなんてなかったけど今夜僕はひざまずく 僕の苦しみを分かってくれる 音が聴きたいんだ セックスと暴力 そしてメロディと静けさを君に与えよう♪変わらない事の苦しみ、知らず知らずのうちに変わることが出来るのなら、どんなに楽だろう。ロックし続けるという事は、変わらない自分で居続ける事だ。あの人も彼も、立場が変わったら、自分を捨てた。ロックは正に苦しみと優しさの交響曲。ヴァーヴは1993年デヴュー、サイケ風のギターロックを特徴としています。60年代後半のストーンズを思い起こさせるところもあります。『URBAN HYMNS』は3作目のアルバムですが、全英チャート14週連続NO1という記録を持ちます。エモーショナルなロックよりもギターの渦に漂っていたい人向きでしょうか。癒し系ギターロックとして無くてはならない存在です。「SONNET」(ソネット)に泣けてしまう私です。《SONNET》♪ぼくは友だちと一緒に 彼女の記憶の赤い箱をのぞき込んでいる 確かにそれはもうぼやけてしまっているけれど 愛は今でも彼女の血管に染み込んでいるんだ 君が望むなら これが愛 ソネットみたいには聴こえないだろうけど This is love if you want it Don’t sound like no sonnet my love♪
2004.10.25
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24日の夜、NHK教育テレビで20時から放送予定だった『新日曜美術館』が新潟中越地震の安否情報に差し替えられたため放送中止になってしまいました。マティスの絵画と松任谷由実のコメントを楽しみにしていたのですが、……ちょっと残念だったけど安否情報の方が大事ですからね。それにしても大地震の後でいつも思うことは、予知が出来なかったのだろうかという事です。研究はしているのだろうけど、まだ分からないのでしょうか?予知が出来ていれば避難も早期にして被害は最小限に食い止められるのだろうに残念です。新幹線の脱線で怪我人が出なかったのも、奇跡に近いような気がします。時速200キロは出ていたようですし、……現地では水不足が深刻なようです。後トイレとかも困っているとか。何もすることは出来ませんが、せめて自宅の地震対策でも見直さなければいけないかなと思う。
2004.10.24
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バックストリート・ボーイズ大好きです。9月下旬から10月にかけて来日公演したようですが、その時に何か書こうとしたのですが、持っているCDが行方不明になってしまい、今日出てきたので書いてます。持っているのは『GREATEST HITS』と『Millennium』ですが、行方不明になっていたのは後者の方。『GREATEST HITS』の方は曲のタイプがばらけすぎていて散漫な印象であんまり良くないのですが、『Millennium』は音量も揃っていて統一感一体感があり凄く良いです。もう買ってから4年近く経っているけど、今でもたまに良く聴く愛聴盤の一つです。探しまくりました。捨て曲無しとはこのアルバムの事を言うのかなと思います。1曲目の「Larger Than Life」のテンションの高さに興奮してしまいます。この曲は日本のガールズグループもカバーしていました。(名前ど忘れ)コーラスの厚みにノックアウトされます。2曲目の「I Want It That Way」アコースティックギターで始まるバラードにもウットリさせられます。「Show Me The Meaning Of Being Lonely」もバラードですが、思い入れたっぷりに歌われるので、泣けてきます。ストリングスも美しいですね。今ではバックストリート・ボーイズは世界的な人気グループですが、デヴューした1995年当初は人気が出ず、初めはヨーロッパで人気に火が点きそれからアメリカでも人気が爆発したそうです。ヨーロッパではそれまで人気があったボーイズグループの【テイク・ザット】に変わるボーイズグループが待たれていたようでした。テイク・ザットとの比較でいくと、バックストリート・ボーイズのほうがストレートでダンス度が強いですかね。ナチュラルさときらびやかさでテイク・ザットかな。来日時の記者会見のインタヴューをBARKS( http://www.barks.jp/artist/?id=1001612)で見られますが、彼らも、もうそんなに若くはないようでした。20代後半から30代ではないでしょうか?容姿はアイドルという時期はとうに過ぎているかもしれません。でも、一旦曲を聴いてしまうと青春にプレイバックしてしまいます。「Shapes Of My Heart」のビデオクリップもとても良いです。「I Need You Tonight」「Don’t Wanna Lose You Now」「The Perfect Fan」「I’ll Be There For You」とバラードがほんとに素晴らしいですね。アイドル・グループと言われようが何と言われようが、良いものは良い。女子だけのものでもありません。誰にも文句は言わせません。(笑)
2004.10.23
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箱根にはまだ着いてません。(笑)アイスハウスは80年代に活躍したオーストラリアのバンドです。このバンドもオーストラリアに共通する大味なところがあります。(別な言い方をすればスケール感があるとも言う。)ちょっとゆったりとした【ジャーニー】【トト】といった趣もあり、エレクトロニックな面を取り除いてしまうと、パワー・ポップに近いので~エレクトロニック・ポップ度★というのは少々強引だったかもしれません。このアルバムにも入っている「CRAZY」という曲は1987年全米チャート4位になるヒットにもなりました。ヴォーカリストのアイヴァ・ディヴィスの歌唱力はなかなかのものです。全体的に音像は引っ込み気味で、アイヴァ・ディヴィスの声も空間に漂う感じです。コーラスもメロディアスでさり気なく好感が持てます。表題曲の「MAN OF COLOURS」はシンセサイザーが美しいロマンチックなバラード。アルバム中一番の聞き物です。…………………………………………………………………………………………………………レッド・ソックスに負けて今年の松井秀喜のヤンキースでの野球も終わってしまいましたね。ヤンキースが3連勝した時も、レッド・ソックスの圧力は感じられたので嫌な予感がなかったわけではありません。延長戦2連敗で勢いがレッド・ソックスに行ってしまった。移動日無しで、ニューヨークでの第6戦も痛かった。松井は安定していたけど、他に柱になるような選手がいなかったのが敗因だったかもしれない。大砲のジオンビーがいなかったのも大きかったのでは。おっといけね、日記なんか書いている場合ではなかった。箱根へ行くんだった。寝坊しないようにそろそろ寝ようかな(笑)
2004.10.22
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この秋の会社の旅行は箱根に決定!明日あさって、2日間出かけてきます。社内で二組に分かれるのだけどもう一組は北海道行き、去年家族で行ったのとスケジュールきつそうだったので箱根にしました。強羅に集合して、そこからハイキングで宿の『ホテルグリーンプラザ箱根』まで徒歩。台風の影響で山道がグチャグチャになっていたらハイキングは中止になるかもしれません。強羅からはロープウェイでしか芦ノ湖方面に行ったことしかないけど、汗流すのもいいですね。秋だし……(笑)そして夜は気持ちいい汗かいた後の宴会の酒に温泉です。ボーッとしてきます。(いつもボーッとしてるけど)(MD充電しなくては、強羅まで遠いもんね。小田急の車内で何を聴こうかな)ではまた。
2004.10.21
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ようこそ、モダン・ポップの世界へ。【はっぴいえんど】と共に日本語のロックの先駆者でもあった鈴木慶一率いる【ムーンライダース】、はっぴいえんどよりもマイナーな存在だったかもしれないけど、高品位なモダン・ポップは独特の世界感を持っていました。マイナーと言うよりも革新的すぎて理解されなかったといったほうがいいかもしれない。サウンドは至ってシンプルだと思う。言葉に引っ張られる感じ。摩訶不思議な歌詞。《無防備都市》♪おれが夢みてるすきに 影はシーツを滑り ヒールの見える窓から Making love in the shoes 影は饒舌すぎて おれの脳の半分を かって気ままな気分で Sold out midnight market 愛はSleeping time 暗くなるまで待っても 影は帰ってこない 内在する不安感 無防備なおれのからだ♪まるで二面性を持っている二重人格者、影は自分の分身。この曲はギターのリズムがニューウェーブ色強いナンバーだ。《スタジオ・ミュージシャン》♪扉の向こう側に 響く靴の音 いつものパイプ椅子に きざむ恋の唄 紙コップに置き忘れた 夢を知らない I’m Studio Musician いつからか外では 夏の雨が 流す思い出に 言葉にならぬ声で 別れ告げるだけ 肩はまだふるえている 君を抱けない I’m Studio Musician 今はもう 錆びついた 指先から 夜は明けてく I’m Studio Musician 今日からは♪これは切ないバラード。スダジオ・ミュージシャンの哀愁。スターを夢みたミュージシャンも今はもう地味なStudio Musician、愛した君も失ってしまったのか。ムーンライダースは【はちみつぱい】というバンドを母体にして1975年に結成されました。ジャンルにとらわれない音楽要素と日本語の拡がりを感じさせてくれた素晴らしい音楽を創造していました。聴いて熱くなるような音楽ではないけど、お洒落なロックだったなと思います。今も現役だと思いましたが……(「スタジオ・ミュージシャン」は『ゴールデン・ベスト』の中にはありません。)
2004.10.20
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16日付けの読売新聞の夕刊にも紹介されていた、シンコー・ミュージックから発行されているプログレッシヴ・ロック本の後編が発売されました。前編よりも私の趣味に近いアーティストのレヴューがたくさん掲載されていて楽しめます。PROGRESSIVE ROCKのプログレッシヴは進歩的という意味からきていますが、定着してしまった言葉なのですが、私的に言わせて頂ければ《芸術性の高いロック》と言った方がしっくりときます。《芸術性の高いロック》=アートロックなのかというと、これまた違ったジャンルになってしまいプログレッシヴ・ロック以前の60年代後期のオルガンが主体のサイケデリックなロックになってしまいます。とりわけドラッグの力を借りたロックの傾向が強いです。アートロックは。アートロックを代表するバンドは初期の【ピンク・フロイド】【ディープ・パープル】、【ヴァニラ・ファッジ】【アイアン・バタフライ】等プログレッシヴ・ロックの音楽的特徴、楽器はオルガンからシンセサイザーとメロトロンが主体になっていきます。楽曲は壮大なコンセプトに様式美、構成美が特徴です。代表するバンドは【イエス】【EL&P】等。ジャズロックというジャンルもあって、アートロックにサイケ色を取り除いたようなロック。シンセサイザーの使用は控えめになり、アコースティックな管楽器やピアノが使われたりもします。代表するバンドは【ソフト・マシーン】【コロシアム】等。フォークからプログレッシヴ・ロックに接近したバンドとして【ストローブス】、ブルースからプログレッシヴ・ロックに接近したバンドとして【ジェスロ・タル】などもいます。サイケ色の強いフォークデュオに【ティラノザウルス・レックス】(後のTレックス)後【イーノ】の存在は忘れてはいけないな。革新に満ちたロックの創造にはいつもこの人がいた。ポップとグラムロック、プログレッシヴ・ロックにサイケデリック、ニューヨークパンクへの接近、そして環境音楽とロックの可能性を追求していた人でした。この奥の深さと芸術性が熱心なプログレファンが多い理由でしょう。ネオアコ・ギターポップ専門の人もニュー・ウェーブやオルタナ以降ブリット・ポップしか知らない人も、追求してみると面白いですから、このガイドブックを参考に聴いてみてください。(笑)
2004.10.19
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この人達は一発屋だったのでしょうか。1984年「99LUFTBALLONS」邦題「ロックバルーンは99」が大ヒットしました。その後はヒットに恵まれずいつのまにかシーンから消えてしまい忘れ去られてしまったようです。ドイツはベルリン出身の5人組で、紅一点のヴォーカリスト、ネーナ・ケルナーからバンド名が付けられました。ネーナ・ケルナーがとてもチャーミングな女性で可愛いかったです。歌い方もしっとりしていて色気があるのです。曲もとてもキャッチーです。ゆったりとした曲が多くて聴きやすく親しみやすいです。アルバムもとても良いのですが、ネーナで印象に強く残っているのが、「99LUFTBALLONS」のビデオクリップです。ネーナ・ケルナーは可愛かったのですが、クリップの途中で画面から黒い物が目に入ってきた時にはびっくらこきました。ちょうどネーナが手をあげたときのシーンだと思いましたが、それはネーナのぼうぼうに伸びた脇毛だったのでした。ショックでした。というかあんな可愛い女性があんなグロテスクな脇毛を生やしているなんてそのギャップに妙に興奮してしまいました。(笑)ドイツの女性は脇毛は剃らずにみんな伸ばしているのかなぁなどと思ったりもしたのですが、ビデオクリップでは意図的に強調して見せていたようにもみえたので、実際は違うのかもしれません。夏場になると薄着になって、女性の方は気を使って大変なのだろうなと思います。お風呂場で毛抜きで1本1本抜いたりするんでしょうか。レーザーかなんかで光を当てて生えなくするなんていうのも聞いた事もありますが、やられている方がいるのでしょうか?一度バスの中で、座っていた時に目の前で立っていてつり革を掴んでいる女子高生の脇から、0.5ミリぐらい伸びた脇毛が見えてしまった事があります。少しは興奮もしますが見せられる方も恥ずかしいです。(笑)忘れず処理してほしいものです。小学生高学年から中学生にかけて、普通の人は大事な所に毛が生えてくると思いますが、必ずいるのが他人の確認作業をする人。「お前、生えてきたか?」と聞きまくる人間がいます。それから人の手を持ち上げて脇の下を確認する人もいましたです。きっと自分だけなのかどうなのか不安なのでしょう。小学校の修学旅行などで、入浴の時には、皆どこも隠さずスッポンポンでしたが中学になると、一斉にタオルで隠しますね。男の場合は下半身だけでいいのですが、女性の場合は温泉番組みたいに胸も一緒に隠すのでしょうか?謎です。どなたか教えてください。(笑)ドイツのバンドと言うと、70年代はプログレッシヴでカルトぽかったりヘヴィメタ系のバンドが多かったのですが80年代にネーナのようなポップなバンドが出てきた時は驚きでした。それ以上に脇毛のインパクトも大きかったなぁ。
2004.10.17
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昨年の今頃は『LET IT BE…NAKED』の発売のニュースで大いに盛り上がっていましたが、それに負けないビッグニュースです。アメリカのキャピトルレコードが独自編集で出していたビートルズのアルバムが発売されることになりました。イギリスのオリジナル盤が全てCD化された事に伴って1987年に一度廃盤になっていたものです。アナログ時代のキャピトルレコードの独自編集盤の魅力は、アルバムジャケットにあったと思います。私はこれらは一枚も持ってはいなかったのですが英オリジナル盤よりもジャケットが良いので魅せられていました。それと英盤との挿入曲の比較で、アルバムの音の違いをイメージしたりして、そんな変わった楽しみ方をしていました。で、今回発売されるのは4枚をBOXセットにしたものでバラ売りはしないようです。『MEET THE BEATLES』『THE BEATLES’ SECOND ALBUM』『SOMETHING NEW』『BEATLES ‘65』 の4つのアルバムです。イギリスのオリジナル盤で言うと、『プリーズ・プリーズ・ミー』から『ビートルズ・フォー・セイル』からの曲が大半をしめます。まぁ、これだけだと買うに値しないと思うのですが、なんとデジタルリマスター化されてステレオ・ヴァージョンとモノ・ヴァージョンの両方を収録するというではないですか。イギリスのオリジナル盤はまだリマスター化もステレオ化もされてないんですよね。初期のアルバムはモノーラルなのです。ステレオ化になったのは『ラバー・ソウル』からなのです。これは前記の1987年にCD化されるにあたってオリジナルに統一されたものだと思うのですが、実はアナログ時代には『HELP!』もステレオ・ヴァージョンが存在していました。(私が今現在持っているのがこれです。)『ビートルズがやって来るヤァ・ヤァ・ヤァ』も日本盤はジャケット違いでステレオ・ヴァージョンでした。特に私はステレオ・ヴァージョンの『ビートルズがやって来るヤァ・ヤァ・ヤァ』を聴いてビートルズにはまってしまったので、このアルバムへの想いは強いのです。しかしCDはモノーラルなので買う気にはなれませんでした。今回のBOXセットの中では『SOMETHING NEW』が『ビートルズがやって来るヤァ・ヤァ・ヤァ』からの曲が多いので一番の楽しみです。USA盤は11月16日発売で7790円(HMV、ネット価格)、日本盤は11月17日発売で10000円です。しかし、この価格差と日本盤はCCCD仕様であること。舐めているとしか思えないですね。買うのはもちろんUSA盤でしょう。こういった編集盤を欲しがるのはビートルマニアがほとんどでしょうから、日本語の解説書や訳詞はいりません。すでに歴史本とかビートルズ詩集とかは皆持っているでしょうから。でもってイギリスのオリジナル盤のリマスター化はいつなんだろうか?初期のアルバムのステレオ化はいつなのか?マニアにとっての終着駅は遠そうです。なんだか真打ちは最後に残しておいて、その前に色んなヴァージョンで持て遊ばれているようですが、それぞれ違った魅力があるので許しましょう。それだけビートルズの楽曲は優れているのですから。
2004.10.16
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今日の読売新聞の夕刊にこんな小さな記事が、《英国のロックギタリスト、エリック・クラプトンさんがフランス国内の高速道路で、愛車ポルシェで制限速度を86キロオーバーする時速216キロで走行、スピード違反で運転免許証を没収された。》おースゲー、216キロ運転。怖い物知らずだクラプトンは。車の運転は性格が出ると言われますからね、外見はおっとりしていて紳士のようですが、意外と車に乗ると爆発しちゃうんですかね。(ちなみに私も免許取り立ての頃、軽自動車で東名160キロ運転しましたが……メーター振り切れるところまで。もうこれが凄くて、車内はロードノイズとエンジン音で猛烈なうるささでした。ボディーがばらけるかと思いました。)笑。で、ご存じエリック・クラプトンは70年代に三大ギターリストの一人と言われていました。後二人はジェフ・ベックとレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジです。ギターテクニックではジェフ・ベック、センスと独創性でジミー・ペイジ。エリック・クラプトンと言えば何だったのか正直私には良くは分かりませんでした。そんなに好きではなかったのでどこに魅力があるのか分からなかったのだと思う。ブルースロックという奴があんまり好きではなかったので。「いとしのレイラ」という名曲もありますが、これとてジョージ・ハリスンの妻に対するラブソングでプライベートな内容の歌詞だったので、ロックと言うよりは演歌ぽさが鼻について好きではなかったです。『AUGUST』までに持っていたのは『461オーシャン・ブールヴァード』というアルバムだけでした。『AUGUST』は1986年のアルバムですが、これが実にいいのです。ブルース臭さはなくて、ポップでファンキーです。クラプトンのヴォーカルも滑らかです。これはプロデュースしたフィル・コリンズの力が大きい。フィル・コリンズもこの頃ファンキーでしたからね。ホーンのアレンジなんかフィル・コリンズのアルバムと似ているし、ドラムスはフィル・コリンズ自身が叩いております。軽い乗りは嫌みがないし、車の中で聴くのもいいかもしれません。「HOLY MOTHER」などの美しいバラードもあれば、何とYMOの「BEHIND THE MASK」も取り上げています。ちなみに私、男の渋さや哀愁という奴には無関心でありまして、男はキリッとした人が好きなんですよ。若干オカマぽい方が……(笑)三大ギターリストではジミー・ペイジが一番好きかな……(笑)
2004.10.15
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骨と皮だけのサウンド、無駄な贅肉は一切無し。一曲目から不協和音が鳴り響く。「ISOLATION」はかろうじて、エレクトロニックなビートであるけど、イアン・カーティスの醒めたヴォーカルが不気味。「PASSOVER」ノイジーなギターと単調なドラムにベース、沈んだイアンの声。黙示録のようだ。「COLONY」「A MEANS TO AN END」ガチャガチャペナペナしているが、鬼気迫るダンスビート。6曲目「HEART AND SOUL」イアンの声がオフ気味に録られている。ここは地下の暗闇の中の空間。ひとときの穏やかさと幸福感に満ちている。水を得た魚。「TWENTY FOUR HOURS」暗闇の中で、自らの運命を悟るかのような語り口調。嘆きと悲しみ。「THE ETERNAL」もう後戻りは出来ない。一歩一歩あの場所へ近づいていく。9曲目「DECADES」絶望と悲愴、世界の終焉。ストリングスが美しい。10曲目、23歳のイアン・カーティスは1980年5月18日実行する。首つりによる自殺であった。それは奇しくも本アルバム発表直前の出来事。(残されたジョイ・ディヴィジョンのメンバーはバンド名を【ニュー・オーダー】に変え再出発をした。悪夢を振り払うかのような無機質で享楽的なエレクトロニックダンスビートはイアン・カーティス抜きには語れない。)
2004.10.14
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久しぶりのような気がします、サッカー日記。今日勝つか引き分けで一次予選勝ち抜きが決まるので力が入ります。ホームで1-0で苦戦したので、ちょっぴり心配です。今日はアウエーなので。前半0-0で終了。なんだか随分攻め込まれていました。オマーンの攻撃陣のスピードを止められません。オマーンも最後で決定力がないので救われています。日本は形にこだわっている、もっとがむしゃらにいっても良いと思うのだけど……前半は飛ばし気味のオマーンに自嘲気味の日本でした。後半7分、中村のセンタリングから鈴木のヘディングシュートでゴール。正確な中村のパスはいつもながらさすがでした。鈴木のオマーンディフェンスの背後からの突っ込みも素晴らしかった。点が入ってからは、日本俄然動きが良くなる。後半20分興奮した通訳がラインを超えた事で退席になるハプニング。攻守の展開が速くなる。中澤の守備は絶好調今日も目立っている、高さでゴールエリア内のボールをはね返す。ロスタイムは4分、あぶなげなく乗りきって試合終了。終盤は安定していました。一次予選突破決定です。結果は1-0だったけど、後半の安定ぶりはチームの成長を感じました。
2004.10.13
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東京地方は今日も雨でした。8日から六日間連続です。雨と言えば当然必要なのは傘です。自分の傘は5・6本は持っていますが、朝会社に出勤する時には雨が降っていれば持っていくのですが、帰りがけに止んでいたりすると持ち帰るのも邪魔になったりするので会社に置いてきたりするものです。割と出かける時に雨が降っていて、帰りがけに止んでしまうというパターンが多くて家に傘がなくなったりしてしまいます。逆のパターンでは朝出かける時には降っていなくて、帰宅時に降っていたりすると会社に置いてある置き傘を使ったりします。でも一本しかなくて、その傘を家に持ち帰ったりしてしまうと、次に雨が降ったりしてしまうと「傘がない!」という事になります。でも、うまい具合に会社の傘置き場には大量の傘があるので、買いに行く必要もなくて、そこに有るものを拝借したりしています。きっと晴れてしまった時の置き傘として置いてあるんだと思う。誰の傘なのかは、名前も書いてないので分かりません。先日会社の業務会議の中で、最後に「その他」という議題があるのですが、その時に置き傘の話題が上がりました。内容はこんな感じです。「帰宅する時、傘置き場においといた自分の傘がなくなっていて、困った。人の傘を勝手に使うのは止めませんか」これについては、「傘に名前が付いていないのなら持って行かれても仕方がないのではないか、書いてあれば、わざわざそれを持っていく人はいないでしょう。」という意見。そして、こんな意見も「置き傘の数が多すぎるので、誰の物か整理したほうが良いのではないか」そういえば1年前にも、大量の置き傘があるので整理しようと話があって、一旦自分の傘をロッカーにしまい、残った傘は処分するという事になりました。その時に整理はついたのですが、また増えてしまったという事ですね。200円程度の安いビニール傘だったら皆忘れてしまうだろうし、異動者だっている。わざわざ転勤する時にビニール傘まで持っていかないでしょうし。そして、結論は「傘は乾いたら、傘置き場に置かず自分のロッカーにしまいましょう」「名前の書かれていない傘は持って行かれても仕方がない」でした。《傘を干す場所なんかないだろう》という突っ込みも入れたくなりましたが、たいした議題でもないのでここはサラッと流しましたが……でも、こういう議題で結論が出ても傘に名前を書きいれる人はいないだろうなぁという予測はできるなぁ。そんなマメな人はいないよね。ああ、私は一度だけだいぶ前だけど柄の部分にテプラを張っていた事があります。そんな高い傘は今は持っていないし使わないので、面倒なのでそれ以来ネームは入れてません。ロッカーにしまうのも、最初はやるかもしれないけど、そのうち忘れて傘置き場を置き傘にしてしまうかもしれない。だって仕事に夢中になっていれば、傘の事なんか忘れてしまうもんね。(笑)そして1年後また、誰かが「傘がない!誰だ俺の傘持っていったのは!」と大騒ぎになるのです。(笑)ちなみに、晴れると傘を置いていってしまうのは、持っているとかさ張るからです。落ちが付いたところで今日の日記はお終いでーす。(笑)…………………………………………………………………………………………………………《番外》電車内の忘れ物で一番多いのが傘ですが、私は良くコンビニとかで忘れます。当然雨が止んでいる時ですが、買い物をして店を出る頃には傘の事はすっかり忘れていたりします。300メートル位歩いた所で「あっ、傘忘れた!」などと思い出したりしますが、引き返すのも面倒なので「いいや」になってしまいます。それから店内に傘立てがあるお店なんかでは、引き返して「すみません、傘忘れました」と言うのも恥ずかしいので取り戻しに行きません。(笑)皆さんはどんな時に傘を忘れますか?(笑)
2004.10.12
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昨日ようやくDVDで購入した『School Of Rock』見ることができました。いやー、面白かったです。最初から最後まで、ニヤニヤ・ヘラヘラ笑いまくってました。端から見ていたら、かなり変なオジサンになっていた事でしょう。爆笑シーンばかりでなく、ラストのバンドバトルのシーンではホロリとするところもありました。解説書にも載っていたし、映画の中でも主演のジャック・ブラックが言ってましたが、「MTVに飼い慣らされ、虚勢されたロックは、もはやロックではない」という発言。ロックの核心を突いた鋭い発言ですが、これはロックがかつて持っていた純粋主義や反権力主義・理想主義が80年代ロックの商業主義に対しての批判やジレンマが現れた言葉です。70年代に広盛を極めたこれらのロック(例えばツェッペリンやピンク・フロイド)も巨大化と商業主義に対して何の解決策も見いだせぬまま第一線から退いてしまった。音楽的にも社会的にも評価されればされるほど、商業として確立していってしまう矛盾。いつしかこれらの偉大な70年代のロックは、新世代の若者たちの手元を離れてしまい、偶像化され作品化されていってしまう。自分たちの生活に密着した小市民のロックをというわけで、ニューロマンチックスや一部のニューウェーブと背中合わせに存在していたのがマイナー・レーベルやインディーズのネオアコです。80年代からのロックが面白いのは両者が共存していた事だ。今振り返ってみても、このパンク以前の70年代のロックシーンは、特異です。作品としては素晴らしい物が多いのですが、近づきがたく隙間がなく、かつ分かりやすい。重さはあるが軽さがない。(全てとは言いません)この70年代ロックの呪縛から逃れられない年配の人もいるようですね。「昔のロックは良かったよね」などと言う人達です。「今の若いもんは……」というのと似たようなものかもしれない。90年代以降になると、ますますロックも複雑になってきていますから。School Of Rockのジャック・ブラックもそうなのかというと、これもちょっと違う。ロックを説いてはいるものの、やっていることは【ACDC】のパロディ。バンドバトルに優勝して賞金を稼ごうという魂胆が矛盾しております。(笑)実はこのいい加減さがこの映画を面白くしています。ロックのスタイルもファッションになってしまうという典型です。ロックというのは、主義主張(コンセプト)と商業主義との綱引き。どちらに傾向きすぎていても面白くない。ぴったりバランスがとれていないと良くはないのです。と言うことで『School Of Rock』まだ見てない方は早めに見ましょう。ロック好き以外の方にもお奨め!!
2004.10.11
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今日は偶然にも日記500件目と60000アクセス突破が重なりました。毎回区切りには、記念の日記を書いてましたが、今日は何もありません。ロックでもないところが記念かな。記入率も78パーセントで全然下がらず良く書いているなとは思いますが、上には上がいて毎日欠かさず書いている人もいるので自慢にもなりません。アクセス数も開設当時は50前後だったのが今では一日150前後です。相互リンクとかは基本的にしていないのでこんなものかと思います。これも上には上がいて一日1000以上の人もたくさんいるので自慢にもなりません。冬ソナ関連のテーマ日記を書くと500付近まで上がりますが、流行に媚びて書くのもアホらしいですね。それはいいとして、楽天広場の音楽ジャンルに冬ソナサイト名をつけて割り込んでくるのはどういう事でしょう。邪魔です。映画・TVというジャンルがあるにもかかわらず。書きたい事があるから書く。それだけの事だし、これからもそうです。後は書く気になるかならないかだけ。人に期待してしまったり頼ってしまった段階でお終いです、私の場合は。だから、家庭内のゴタゴタとか、ストレスの発散の場で書くという事はしません。書く場合は面白、おかしくですね。2.3日前にNHKの番組でやっていた、インターネット上での掲示板での中傷書き込みについての放送。増えているようですね。心当たりがある人はたくさんいると思いますが、それによって閉鎖していく人も多くいるようですが神経質になればキリがないとも言えます。冷静になってプラス思考で考えるしかないと思う。HPやブログを持っている人は、継続する辛さ大変さが分かっているので無責任な人はいないでしょうが………楽天の訪問者が分かってしまう機能も煩わしいと感じていましたがセキュリティの面では有効だなと思ってます。以上、《あの日にかえりたい~東京キャンティ物語》を見ながらでした。
2004.10.10
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70年代には2・3枚持っていたディープ・パープルのアルバムも、パンクムーヴメントが派生しニューウェーブの時代には1枚も手持ちになかった。特にリッチー・ブラックモアが脱退してからのパープルには興味がなくなってしまい聴かなくなっていました。でもさ、たまにディープ・パープルの曲は無性に聞きたくなるんですよね。そこで、4年ぐらい前に買ったのがこの『The Very Best Of』です。オリジナル盤を揃えるのも大変なのでとりあえず便利なベスト集を買うことにしたのです。セールで1500円程度だったのもあったし、選曲がともかく凄い。これ以上はないというくらいのベスト集でしょ!?15曲もあってリマスターされていて音も良いし。ベスト盤は年代順に並べられているのと、ランダムなのとありますが、私は年代順に並べられているほうが好きです。バンドの歴史、音の変貌を知るのにも便利ですし。ここで私の好きなディープ・パープル、マイ・ベスト・ソング5曲の発表NO5 「BLACK NIGHT」NO4 「WOMAN FROM TOKYO」NO3 「HUSH」NO2 「HIGHWAY STAR」NO1 「BURN」「BLACK NIGHT」はオリジナルスタジオ作には入っていない、シングルで発売された曲じゃない?イアン・ギランのヴォーカル、リッチーのギター、イアン・ペイスのドラムスと全てのパートがカチンと決まっていてメリハリがあって素敵なナンバーです。リズムは言葉で表すとズンズンですね。「WOMAN FROM TOKYO」は静かな出だしですが、イアン・ギランの押さえ気味だけど力を溜め込みながら、クライマックスの♪WOMAN FROM TOKYO♪の箇所での力強さに惚れ惚れします。ジョン・ロードのピアノも良いです。リズムは言葉で表すとウンチャタタタですね。「HUSH」は第一期パープル。ヴォーカルはロッド・エバンスですがイアン・ギランと違ってシャウトするヴォーカリストではなく、古典的でオーソドックスな歌い方ですね。音はハードロックというよりアートロックそのもの。ジョン・ロードのオルガンが中心ですが、ユニゾンな弾き方がドラマチックでスリリングです。リズムは言葉で表すとカタカタカタカクカクカクですね。「HIGHWAY STAR」は言うまでもなくパープルと言えばまずはこの曲が思い浮かぶはず。ハードロック史上の大名曲、いやロック史に残る名曲ですね。第二期の黄金期の曲でもあります。イアン・ギランのシャウト、リッチー・ブラックモアのメロディアスだけど細切れ速弾きギター、ジョン・ロードのキーボードもリッチーのギターに絡み合ってハードロックしてます。構成も見事!!。リズムは言葉で表すとダダダダダドドドドドですね。(笑)「BURN」個人的に一番好きなのがこの曲です。これは第三期パープル。ヴォーカルがデヴィッド・カバーデイル。イアン・ギランが脱退した時はショックが大きかったです、というよりはギラン以外のヴォーカリストはパープルには考えられなかったです。やはり、ギランとの比較になってしまったものですが、声量感では物足りないなという思いが当時にはありました。でも何度も聴いているうちに、イアン・ギランの事は忘れてしまい、カバーデイルの声もディープ・パープルの声に染まったのです。つまりデヴィッド・カバーデイルはヴォーカリストとして相当なテクニシャンであり、ソウルフルな新しい面も持ち合わせていたのです。パープルのハードロックもブルージーでファンキーに変化していきました。間奏のジョン・ロードのキーボードが元気過ぎるし良すぎ、バッハ風であります。♪BURN♪の厚みのあるコーラスは今までパープルにはなかった魅力です。リズムは言葉で表すとズンチャズンチャですね。選には漏れましたが、「SMOKE ON THE WATER」も忘れてはいけない。ギター少年の手本のような曲ですな。さて、ここまで読んでディープ・パープルを改めて聴きたくなったあなたは偉い。私だって、ここ10年で最大の台風と言われていたのが通り過ぎてホッとして聴きたくなってしまったんですから。(笑)台風のリズムはヒューヒューザバーザバーでした。(たぶん、家に居たから良くは分からないッス)
2004.10.09
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グラスゴーの中堅ギター・バンド【コズミック・ラフ・ライダーズ】。ティーンエイジ・ファンクラブの弟分とも言ってもよいでしょうか。音もとても良く似ています。よりソフトでバーズ直系のアコースティックサウンドとハーモニーワークが聴き所でしょうか。ずば抜けた曲も無いかわりに、つまらない曲もありません。耳に優しい心地よい曲ばかりです。この人達の曲は聴けば聴くほど良さが分かってきます。《BECAUSE YOU》♪この言葉は君のためのもの君にいわなきゃならないことがあるんだだけどこのメッセージを ちゃんと告げられるかどうか自分でもわからないもし君に 分かってもらえなければこれから先 どうなるのかも分からないだって君は だって君は だって君は欲しいものを 手にいれることばかり 考えているからbecause you, because you, because youonly get what you want♪《KILL THE TIME》♪君に悲しませないないためにも君に言うんだ僕には君が必要なんだとたとえ君に僕の気持ちを伝えても 時間の無駄かもしれないだけど僕には決して 嘘をつこうなんて気はないんだ君のために すべてを独り占めしようなんて気は さらさらないしこれっぽっちも 君に隠し事をしようなんて気もない♪歌詞を読んでみても健気なラブソングばかりでした。もてる人は決してこんな詩を書かないだろうなと思います。事実彼らはそんなにルックスも良くないし、むしろダサイ方かもしれない。でも、素朴で優しそうな人達です。「BECAUSE YOU」も英シングルチャートで34位の中ヒットだったようです。このアルバムも2003年には英国では発売されていたようですが、自身のレーベルで出していたため、新たに契約を結ばなければならなかったので日本盤化が遅れていたようです。グラスゴーにはコズミック・ラフ・ライダーズのような素朴だけど好感が持てるバンドがたくさんいるのでしょうね。
2004.10.07
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お待たせしました。(待ってない?)【デュラン・デュラン】です。いよいよ、今月の20日にオリジナル・メンバーによるニュー・アルバムが発売されます。新作ビデオクリップ「リーチ・アップ・フォー・サンライズ」を見てみましたが、メロデイアスで良い曲でした。これは買いですね。オリジナル・メンバーでは何と、『SEVEN AND THE RAGGED TIGER』から21年ぶりだと言うことです。この後に出された『NOTORIOUS』も良いアルバムだったけど、確かに地味な出来ではありました。『SEVEN AND THE RAGGED TIGER』はデュラン・デュラン絶頂期に出された1983年のアルバムです。MTVが音楽市場に生み出したスーパースターと言えば間違いなくデュラン・デュランと【カルチャー・クラブ】でしょう。この二組が横綱だとすれば、大関クラスは【ピーター・ガブリエル】と【AHA】【JAPAN】あたりでしょうか。初期のMTVに不可欠だったヴィジュアル面でのアピール度で彼らは抜きんでていましたが、音楽的には軽視されていたところもあります。実の所私も食わず嫌いな所もあったのですが、その後の【パワー・ステーション】や【アーケイディア】でのサウンドの厚みにびっくりして、真剣にデュラン・デュランを聴くようになったほどですから。ロック・アーティストのメイクが初めて顔を現したのが70年代初期のグラム・ロックからですが、そのブームも去りパンクを通過した後に出てきたのがニュー・ロマンチックス。音的にはテクノポップの歌メロ展開と言えばいいと思います。ルックスの良さと美形でファースト・アルバムあたりはアイドル・バンドという印象が強かったと思いますが。このアルバムも音的に良く出来ています。「THE REFLEX」「NEW MOON ON MANDAY」「UNION OF THE SNAKE」等のヒット曲満載。メロディーの良さは言うまでもないですが、ベース音がどっしりしていて重厚です。ドッスンバッタン調のリズムですが聴き応えがあります。これに寝ぼけたヴォーカルだと、切れ味のないロックになるものですがサイモン・ルボンの声は張りがあって通る声だから救われています。デュラン・デュランのようなニュー・ロマンチックス系のアーティストは、実はイギリスでは受け継いだり発展させたりしたバンドはそういなく、90年代以降は、ほぼギター・バンドが主流かハウス寄りになったりで、影響力はあまりないようです。ニュー・アルバムに期待するものとしては、2000年代的スピード感と軽快感そして90年代のオルタナ的要素がどこまで反映されているかでしょうか。
2004.10.06
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今朝、自分のページを見てみたら、画像が消えていたので何事かと思ったけど、直ぐYahooのホームページサービスを見てメンテナンス中だった事が分かりました。何で楽天ページとYahoo!ジオシティーズが関係があるの?と思う方もいると思うので、簡単な説明。楽天広場の画像の倉庫は100枚制限がありますが、これを超えてしまうとどうするかという問題です。「しかたなく初期にアップした画像を削除する」なんて事はしなくても大丈夫です。Yahoo!ジオシティーズにホームページを創設して、そこに新しい画像をアップして、楽天日記をアップする時に、そこへ読みに行くタグを貼り付ければOKです。今日のメンテナンスは拡張版ジオシティーズ統合のためのページ更新だったようでした。で、今度のYahoo!ジオシティーズは、会員以外は12Mから50Mにアップ、会員は24Mから300Mにアップ。凄いです。私はYahoo BB会員なので無料で300Mまで使えるようになります。これだったら、この先10年(?)ぐらいは容量を心配せずに画像アップロード出来そうです。悩まなくてすみそうですね。会員以外の方も50Mまで無料で使えるようになりますので、お奨めしたいです。知っている方がほとんどだと思いますが………10月下旬から順次増量していくようですね。今日の午前中は従来のジオシティーズから新ジオシティーズへの移行手続きをしていました。最初ジオのIDを忘れてしまい戸惑ったけど無事終了しました。PMは車で行きつけのHAIR SALONへ行き髪を短くしてきました。雨で平日なせいか待ち時間無しですぐやってくれました。ポイントが貯まっていたので無料でした♪。通常3700円が無料は大きいです。でもポイント使い切ったので次からお店変えようかなとも思ってる。近頃は1000円カットのお店も多いしね、どうしようかな。(今日は日曜出勤の代休でした、マル。)
2004.10.05
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1980年代半ばのイギリスではブリテイッシュ・ソウルというムーヴメントが台頭していました。【ブロウ・モンキーズ】【スタイル・カウンシル】そして【シンプリー・レッド】といったバンド達です。中でもシンプリー・レッドは一番ソウル色が強かった。このアルバムを初めて聴いた時は正直面食らいました。イギリスのバンドである事が信じられなくて、そのギャップを埋めるのに1月はかかりました。ソウル風でもなくソウルのエッセンスでもなく、ソウルそのものの音だったからです。黒っぽい濃厚なソウル。ヴォーカルはミック・ハックネイルという人でバンド名のレッドは彼の髪が赤毛だったからとも言われています。同じブルー・アイド・ソウル系のバンド【WET WET WET】との比較になってしまいますが、シンプリー・レッドの方がよりゆったりと聴かせる歌に徹している。60年代モータウンサウンドにジャズ的な側面もあって、聴きやすさではこちらの方かなと思います。でも「MONEYS TOO TIGHT」なんかを改めて聴いてみると、バックの女性コーラスがソウルというよりレゲエぽいですね。このアルバムからのシングル「HOLDING BACK THE YEARS」は1986年に全米でNO1ヒットにもなりました。この曲の空気感と静寂感は独特のものです。軽く静かに流れるシンセサイザーの音が素敵です。ゆったり流れるサキソフォンの音色にも、ウットリさせられます。そしてハックネイルのソウル・フィーリング溢れるヴォーカルはテクニックなのか生まれついたものなのか分からないですが特上です。シンプリー・レッドはこの後、1000万枚以上売れた『STARS』というヒットアルバムを1991年に出していますが、私はこの頃はWET WET WETの方が好きだったので聴いていませんでした。『PICTURE BOOK』の頃もどちらかと言えば、【スタイル・カウンシル】の方が好きだったかな。ロックの乗りという面で少し物足りなかったのかもしれない。けれど『PICTURE BOOK』は80年代の忘れられない名盤であることには間違いありません。
2004.10.04
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★つまらない飲み会やデートを抜け出すための携帯電話サービスなんていうのがあるようです。これは、急に電話がかかってきたフリをしてつまらない会合や飲み会を抜け出すという人には重宝するかもしれないサービス。携帯電話会社にその最中に携帯電話を鳴らすように指定しておけば、場の雰囲気を壊すことなく中座できるというわけ。しかも相手に告げる言い訳まで用意してくれるそうです。飲み会なんかで、席に着くときは、隣に気が合いそうな人の隣を狙ってそれとなく着席したりするものですが、出遅れて嫌いな人の隣しか空いてなかった場合など、つらい飲み会になったりします。それからある程度場が盛り上がってきた所で、おっぱじまる喧嘩や、管理職のしつこいお説教もしくは自己正当化ウンチク。これも逃げ出したくなります。定年者の送別会などは、これに近いものがあります。よほど気の合った上司以外は出席しないことにしてますね、私は。特に何も言われないけど、何か言われれば「お小遣い少なくてお金がないので出席できません。」で済んじゃいます。鬼のような冷静さはロックで鍛えられました。(苦笑)でも実際高いのです。どこかのホテルで会費8000円近く払って大して美味しくもない料理です。でもこのサービス、初めから面白くないと予想出来る時には有効かもしれないけど、そうとは言えない時には意味ないですね。私なんか分かりきっている時は参加しないし。どうしても最初から欠席出来ない義理がある時や、後から予定が入ってどうしてもそちらへ行きたい時なんかはいいかもしれない。これは米国の携帯電話会社のサービスの一環として提供しているそうです。デートを抜け出すというのは経験ないので分かりません。というか、合わない人とは初めから会ってないでしょうから……こんなサービスが存在するというのも、意外と気を使うんですかね、アメリカの人も。★ 新世代パンクロッカーの意外とマメな集客手法イギリスのパンクバンド【THE OTHERS】はライブの数時間前に、自分たちのサイトに「地元のパブで会おう」と書き込むだけで、ファンが携帯メールで自発的に広めてくれるらしい。この手法でゲリラライブを何度も成功させているという。宣伝の為の経費節減にもなるという事。ふーん、良いところだ。ロンドンは。(笑)あくまで駆け出しでマイナーなバンドだから、有効な手法なんだろうか。メジャーなバンドでこんな事したら、当日券求めて街はファンで溢れ大混乱、警察のお世話になる事必死です。経費節減の必要もないのでしょうが……。
2004.10.03
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【ノー・ダウト】の10年の活動のひと区切りで出されたベスト集。もう半年ぐらい前に買ったアルバムですが、良く聴いています。彼らの音楽性の豊かさ、深さ、幅広さに飽きることがありません。ルーツがブリティッシュ・スカやニューウェーブにあったりする所と、ファンキーなところとか、グウェンのヴォーカル・スタイルがマドンナぽかったりする所とか、色んな味があって良いのです。「Hella Good」がご機嫌で最高。テクノ風味ですが、地に足がついたダンス・チューンです。「Underneath It All」がスカビートの代表曲、緩やかなリズムと甘いグウェンのヴォーカルが気持ちよいです。かと思えば、「RUNNING」なんて可愛いらしくて軽い打ち込み系のリズムで艶めかしくグウェンは歌います。《RUNNING》♪走るの走り続けるの 未来に向かって駆け足するの すぐ隣にはあなたがいるの 途中で転んでごめんなさい 起こしてちょうだい、もっと走ろうよ 私がこの恋を、転げ落ちないように 走るの、走るの思いきり速く 私の手を握っていてね ふたりが離れてしまわないように♪あの真っ赤な濃厚ルージュと金髪で、思い入れたっぷりに迫られたらたまらないですよ。そして、切ないバラードの「DON’T SPEAK」バンドのメンバーでもあるトニーとの別離を歌った曲と言われています。名曲です。このアルバムには新曲として唯一イギリスのテクノバンド【トークトーク】の「It’s My Life」をカヴァーしています。わりかしオーソドックスにこなしています。選曲のセンスもなかなかのものです。ノー・ダウトのようなお洒落なバンドがニューヨークではなくて、西海岸から出てきているというのが90年代的、クランジの成功がもたらした副産物かもしれないけど、確実に根を張っているなぁと思うわけです。
2004.10.02
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ジャズ・ヴォーカルという奴はあまり馴染みがないのですが、この【マンハッタン・トランスファー】は好きです。まぁ、人気のある曲「BOY FROM NEW YORK CITY」なんかは、ジャズよりもメリハリが効いたビートがロックぽいですね。男女2組の混成コーラスが素晴らしいです。いつも精密で精巧なアンサンブルに聴き惚れてしまいます。エレクトロニクスを採用した「TWILIGHT ZONE~TWILIGHT TONE」も大好き。イントロのチャララン、チャラランがミステリアスでゾクゾクきます。そういえば映画にも「トワイライト・ゾーン」というのがありましたが、これは短編のミステリー映画で面白かったです。シリーズ化されていましたが……この曲と映画とが関係があったかどうか忘れてしまいましたが、イメージに合う曲ではあります。(後でビデオ確認してみよっと)「BODY AND SOUL」「CANDY」はジャズ・ナンバーですね。うーん落ち着きます。ジャズ喫茶でアルテックのヴォイス・シアター・スピーカーからこんな曲が流れてきたらたまりません。ウイスキーでも飲みながら、まったりしたい時にピッタリな曲です。どちらかと言えば、聴かせる「GLORIA」もいいけど「TRICKLE TRICKLE」「OPERATOR」のようなリズミックでファンキーな曲の方が私の好みです。このアルバムは1981年のベスト盤です。23年も経っているのに古さは感じさせません。流行とは無縁な音楽だと改めて聴いてみて思いました。12曲入りでアナログ盤、CD化したいものの一つです。最新のベスト盤は曲数も増えているようなので、そのうち手に入れたいと思っているのです。…………………………………………………………………………………………………………昨日今日と、上期の決算とやらでバタバタしてました。久しぶりに忙しかったので、ちょと疲れ気味。以下独り言《世間には、生真面目でしつこくて、暇な人が多いなぁ。》ちょうど、送別会とかの酒の席で、長々と挨拶するタイプで、もっと呆れるのはインターネットで話す内容を調べてきて、得意げに話す人。「もう早く酒飲ませろよ、あんたの話なんか真剣に聴いてないよ」って言いたくなります。(言えないけど)私はこういうタイプが苦手なんです。行き当たりバッタリで、ハプニングOK、それも愛嬌みたいなのが好きなんです。(笑)
2004.10.01
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